強い日差しを浴びた後、肌がヒリヒリと熱を持ち、赤くなってしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。そんなとき「すぐにパックでケアしなければ」と思う方は多いですが、実は日焼け直後のパックは逆効果になる場合があります。日焼けによるダメージを受けた肌には、状態に合わせた適切なケアが必要です。この記事では、日焼け後にパックを使うタイミングや選び方、注意点などを詳しく解説します。正しいアフターケアの知識を身につけて、日焼けによるシミやくすみを最小限に抑えましょう。
目次
- 日焼け後の肌に何が起きているのか
- 日焼け直後にパックをしてはいけない理由
- 日焼け後にパックを使うべきタイミング
- 日焼け後に効果的なパックの種類と選び方
- 日焼け後のパックの正しい使い方・手順
- 日焼け後にやってはいけないNGケア
- パック以外に組み合わせたいアフターケア
- 日焼け後ケアを怠るとどうなるのか
- クリニックでできる日焼けダメージへのアプローチ
- まとめ
この記事のポイント
日焼け直後のパック使用は炎症悪化のリスクがあるため、赤みや熱感が落ち着く24〜48時間後から、保湿・鎮静成分配合のシンプルなものを選んで使用するのが正しいケア方法。自宅ケアで改善しないシミにはクリニックでの専門治療が有効。
🎯 日焼け後の肌に何が起きているのか
日焼けとは、太陽から放射される紫外線(UV)によって肌が損傷を受けた状態です。紫外線にはUVAとUVBの2種類があり、それぞれ肌に異なる影響を与えます。
UVBは肌の表皮層に作用し、日焼けによる赤みやヒリヒリ感(サンバーン)の主な原因となります。UVBによって表皮細胞がダメージを受けると、炎症反応が引き起こされ、血管が拡張して肌が赤くなります。この状態は軽度の火傷に近く、肌は熱を持ち、触れると痛みを感じることもあります。
一方、UVAは真皮層にまで到達し、コラーゲンやエラスチンにダメージを与えます。即座に黒化(即時型色素沈着)を引き起こすほか、長期的なシワやたるみの原因にもなります。また、メラニン生成を促進するため、シミや色素沈着の原因にもなります。
日焼け直後の肌は、炎症が起きている状態です。バリア機能が低下し、外部からの刺激に対して非常に敏感になっています。このような状態の肌に対して、何でもケアを施せばよいわけではありません。むしろ誤ったケアは炎症をさらに悪化させ、シミや色素沈着を深刻化させるリスクがあります。
また、日焼けによるダメージは肌の表面だけにとどまらず、DNAレベルの損傷も引き起こします。紫外線を浴び続けることは、皮膚がんのリスクを高めることも知られており、日焼けを単なる「肌のトラブル」として軽視しないことが重要です。
Q. 日焼け直後にパックを使うと肌に何が起きる?
日焼け直後の肌は炎症が起きており、バリア機能が著しく低下しています。この状態でパックを使用すると、含まれるアルコールや香料が刺激となり炎症を悪化させます。また密閉による体温上昇でメラニン生成が促進され、シミが濃くなるリスクもあります。
📋 日焼け直後にパックをしてはいけない理由
「日焼けしたらすぐにパックで保湿!」と思っている方は少なくありません。しかし、日焼け直後の炎症が起きている状態でパックを使用することは、状況によっては肌への負担を増やすことになります。その理由をいくつか見ていきましょう。
まず、炎症が起きている肌はバリア機能が著しく低下しています。通常の肌であれば問題のない成分でも、ダメージを受けた肌には刺激となる場合があります。パックに含まれる美容成分やアルコール、香料、防腐剤などが刺激として働き、炎症を悪化させることがあります。
次に、パックの物理的な刺激も問題です。シートマスクタイプのパックを貼り付けたり剥がしたりする動作そのものが、敏感になった肌への刺激になります。特に赤みが強く出ている状態では、シートを当てるだけで痛みを感じることもあります。
さらに、パックによって肌の温度が上がる可能性があります。日焼け直後の肌はすでに熱を持っていますが、密閉することでさらに温度が上がり、炎症が促進されるリスクがあります。炎症が続くほど、メラニンの生成は活発になり、シミが濃くなりやすくなります。
また、美白効果を期待してビタミンC誘導体などの有効成分が入ったパックを日焼け直後に使用しても、炎症が起きている肌には浸透しにくく、むしろ刺激になることがあります。美容成分を有効に活用するためにも、まず炎症を鎮めることが先決です。
💊 日焼け後にパックを使うべきタイミング
では、いつからパックを使ってもよいのでしょうか。目安となるのは、肌の赤みや熱感が落ち着いてからです。
日焼けの程度にもよりますが、軽度の日焼け(赤みが出る程度)であれば、通常24〜48時間ほどで急性炎症期を過ぎることが多いです。赤みが引き、熱感がなくなり、触れても痛みを感じなくなった段階が、パックを使用するひとつの目安となります。
重度の日焼け(水ぶくれができるほど)の場合は、医療機関を受診することを優先してください。水ぶくれがある状態でのセルフケアは、感染症リスクもあり危険です。
炎症が落ち着いた後は、パックを活用した集中ケアが効果的な時期に入ります。日焼け後の肌は乾燥しやすく、ターンオーバーが乱れてシミやくすみが現れやすい状態になっています。この時期に適切なパックで保湿・美白ケアを行うことで、ダメージの回復を促すことができます。
日焼けをした当日の夜については、パックよりも冷却と保湿を最優先にしましょう。冷やしたタオルや冷水で肌を冷やし、刺激の少ない保湿剤を薄く塗布することが基本的な対処法です。この段階でパックを使用するとしても、刺激成分を含まないシンプルなものを短時間使用する程度にとどめるのが望ましいです。
Q. 日焼け後にパックを使い始めるタイミングは?
日焼け後にパックを使い始める目安は、赤みや熱感が落ち着き、触れても痛みを感じなくなってからです。軽度の日焼けであれば24〜48時間ほどで急性炎症期を過ぎることが多いです。水ぶくれができるほどの重度の日焼けは、医療機関への受診を優先してください。
🏥 日焼け後に効果的なパックの種類と選び方
炎症が落ち着いた後に使用するパックは、目的や肌の状態に合わせて選ぶことが大切です。日焼け後の肌ケアに適したパックの種類と選び方を解説します。
🦠 シートマスクタイプ
シートマスクは、美容液をたっぷり含んだシートを顔に密着させるタイプのパックです。高い保湿効果が期待でき、日焼け後の乾燥した肌に潤いを補給するのに適しています。選ぶ際には、アルコールや香料、強い美容成分が含まれていないシンプルな処方のものを選ぶと安心です。
ヒアルロン酸やセラミド、アロエベラエキスなどの保湿・鎮静成分が配合されているものが日焼け後の肌に向いています。アロエベラは古くから日焼けケアに使われてきた成分で、抗炎症作用と保湿作用を持ちます。
👴 クリームタイプ・ジェルタイプのパック
クリームタイプやジェルタイプのパックは、洗い流すタイプと洗い流さないタイプがあります。日焼け後は洗い流す必要がない(またはティッシュオフするだけでよい)タイプが肌への刺激が少なく使いやすいです。保湿成分が豊富なものを選ぶと、乾燥しやすい日焼け後の肌に潤いを与えることができます。
🔸 美白成分配合のパック
日焼け後のシミ・くすみを予防・改善するために、美白成分が配合されたパックも選択肢のひとつです。ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、ナイアシンアミドなどの成分は、メラニンの生成を抑えたり、すでにできたメラニンを薄くする働きがあります。ただし、これらの成分も炎症が落ち着いた後に使用することが前提です。
💧 避けるべき成分・タイプ
日焼け後の肌には、アルコール(エタノール)が高濃度に含まれるもの、強い香料や精油が含まれるもの、ピーリング成分(AHA・BHA)が含まれるものは避けましょう。これらは炎症を悪化させたり、バリア機能の回復を妨げたりする可能性があります。また、剥がすタイプのパック(ピールオフパック)は、炎症が完全に落ち着くまで使用を控えることをおすすめします。
⚠️ 日焼け後のパックの正しい使い方・手順
日焼け後のデリケートな肌にパックを使用する際は、手順や使い方に注意することが大切です。以下の手順を参考にしてください。
✨ ステップ1:洗顔
日焼け後の肌は敏感になっているため、洗顔はできるだけ刺激を与えないよう行います。ぬるま湯(30〜32℃程度)で洗顔するか、敏感肌用のやさしい洗顔料を使用しましょう。強くこすったり、熱いお湯を使ったりすることは避けてください。熱いお湯は血管を拡張させ、炎症を悪化させる可能性があります。
📌 ステップ2:化粧水で整える
洗顔後、肌が乾燥する前に化粧水で水分を補給します。アルコールや香料が少ないシンプルな化粧水を、コットンで強く擦らずにやさしくなじませましょう。手のひらで包み込むようにプレスするのが理想的です。
▶️ ステップ3:パックを使用する
化粧水を浸透させた後にパックを使用します。シートマスクの場合、使用時間を守ることが重要です。「長くつけた方が効果的」と思いがちですが、シートが乾いてくると今度は肌の水分を逆に吸収してしまうことがあります。パッケージに記載された時間(一般的に10〜20分程度)を目安に使用しましょう。
使用中に痒みや刺激を感じた場合は、すぐに取り外して洗い流してください。
🔹 ステップ4:パック後の保湿
パックを外した後は、残った美容液成分をやさしくなじませます。その後、乳液やクリームで水分の蒸発を防ぐ保湿ケアを行いましょう。日焼け後の肌はバリア機能が低下しているため、保湿を丁寧に行うことが回復を促す上で重要です。
📍 パックの頻度
日焼け後の集中ケア期間中は、毎日シートマスクを使用することも選択肢のひとつです。ただし、毎日使用する場合は刺激の少ないシンプルな処方のものを選ぶことが大切です。美白成分が強いものや、刺激になりうる成分が含まれるものは、週2〜3回程度にとどめておくのが安心です。
Q. 日焼け後のパックに適した成分・避けるべき成分は?
日焼け後のパックは、ヒアルロン酸・セラミド・アロエベラエキスなど保湿・鎮静成分が配合されたものを選ぶのが基本です。一方、アルコール・香料・AHAやBHAなどのピーリング成分は炎症を悪化させる恐れがあるため避けましょう。美白成分入りは炎症が完全に落ち着いた後に使用するのが効果的です。
🔍 日焼け後にやってはいけないNGケア
日焼け後のケアで多くの方が無意識のうちにやってしまいがちなNG行為があります。これらは肌へのダメージを増やし、シミや色素沈着を悪化させる原因となります。
💫 熱いお風呂やサウナ
日焼け直後に熱いお風呂やサウナに入ることは避けましょう。熱によって血管がさらに拡張し、炎症が悪化します。日焼け後数日間は、ぬるめのシャワーで済ませるか、38℃以下のぬるいお湯のお風呂にする方が肌への負担が少なくなります。
🦠 摩擦を与えるケア
スクラブやピーリング剤を使ったケア、コットンでゴシゴシと拭き取る化粧水の使い方は、日焼け後の肌を傷つける可能性があります。バリア機能が低下した状態で摩擦を加えると、炎症が悪化したり、回復が遅れたりします。洗顔や保湿ケアを行う際は、できるだけ摩擦を避け、やさしいタッチで行うことを心がけましょう。
👴 日焼け後すぐのマッサージ
血行を促進しようとフェイスマッサージを行うことは、日焼け後には控えましょう。炎症が起きている状態でマッサージをすると、炎症をさらに広げたり悪化させたりする可能性があります。
🔸 アルコールが多く含まれた化粧品の使用
アルコール(エタノール)は揮発性が高く、肌の水分を奪う性質があります。日焼け後の乾燥しやすい状態の肌には特に負担が大きく、刺激にもなります。アルコールが高濃度に含まれる化粧水やトナーは、炎症が落ち着くまで使用を控えましょう。
💧 炎症中の美白ケアの過信
シミを早く消したいという焦りから、炎症が続いているうちに強い美白成分を大量に使用することは逆効果になることがあります。前述のように、まず炎症を鎮めることが先決です。美白成分は炎症が落ち着いた後に、適切な量と頻度で使用することで本来の効果が期待できます。
✨ 紫外線対策のおろそか
日焼けをした後も、紫外線対策は続けることが非常に重要です。ダメージを受けた肌はさらに紫外線の影響を受けやすく、追加のUV照射がシミの形成を加速させます。炎症が落ち着いた後は日焼け止めをしっかり使用し、帽子や日傘などで紫外線を遮断しましょう。
📝 パック以外に組み合わせたいアフターケア
日焼け後のケアはパックだけで完結するものではありません。パックと組み合わせることでより効果的なアフターケアができる方法を紹介します。
📌 冷却ケア(日焼け当日)
日焼け当日の最優先事項は、肌を冷やして炎症を鎮めることです。冷水や冷やしたタオルを使って患部を冷やしましょう。ただし、氷を直接肌に当てることは避けてください。氷は冷えすぎて肌を傷めることがあります。清潔なタオルやガーゼを冷水に浸し、絞ったものを患部に当てる方法が適しています。
▶️ 十分な保湿
日焼け後の肌は水分が失われやすいため、継続的な保湿が欠かせません。保湿力の高い化粧水、乳液、クリームを使って、肌の水分を逃がさないようにしましょう。セラミドやヒアルロン酸、グリセリンなどの保湿成分が豊富なアイテムを選ぶと効果的です。
🔹 水分・栄養補給
肌のケアは外側からだけでなく、内側からのアプローチも大切です。日焼け後は体内の水分も失われているため、こまめに水分を補給しましょう。また、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンE、肌の修復を助けるビタミンAなどを食事から摂取することも、肌の回復をサポートします。ビタミンCを多く含む食品(柑橘類、パプリカ、ブロッコリーなど)を積極的に取り入れましょう。
📍 日焼け止めの継続使用
日焼けした肌を追加のダメージから守るために、炎症が落ち着いたら日焼け止めの使用を再開しましょう。刺激が少ない敏感肌向けの日焼け止めや、ノンケミカル(紫外線散乱剤のみ使用)の日焼け止めを選ぶと、デリケートな肌への負担を軽減できます。
💫 十分な睡眠
肌の修復は睡眠中に行われます。成長ホルモンが分泌される深い睡眠の時間帯に、細胞の再生や修復が活発になります。日焼けをした後は特に、十分な睡眠をとることが回復を早めることにつながります。
Q. 自宅ケアで改善しない日焼けシミにはどんな治療がある?
自宅ケアで改善しない日焼けによるシミや色素沈着には、クリニックでの専門治療が有効です。アイシークリニックでは、ピコレーザー等のレーザー治療・IPL光治療・ケミカルピーリング・美白点滴など幅広い施術を提供しています。ただし、いずれも炎症が完全に落ち着いた後に行う必要があります。
💡 日焼け後ケアを怠るとどうなるのか

日焼け後のアフターケアを怠ったり、間違ったケアを続けたりすると、さまざまな肌トラブルが起こる可能性があります。
🦠 シミ・色素沈着
日焼けによって活性化したメラノサイトは、メラニン色素を大量に生成します。適切なケアをせずにいると、このメラニンが肌に蓄積され、シミや色素沈着として現れます。一度できたシミは自然に消えにくく、治療には時間と費用がかかることが多いため、予防ケアが重要です。
👴 くすみ・肌のトーンダウン
日焼けによってターンオーバーが乱れると、古い角質が肌表面に蓄積し、くすみの原因になります。また、メラニンが均一に分布せずにできてしまうと、肌全体のトーンが不均一になりやすくなります。
🔸 乾燥・肌荒れ
日焼けによってバリア機能が低下した肌は、水分が蒸発しやすくなっています。保湿ケアを怠ると、乾燥が進み、肌荒れや皮膚のはがれ(ターンオーバーの亢進による落屑)などが起こりやすくなります。
💧 光老化の促進
日焼けを繰り返すことで、UVAによる真皮へのダメージが蓄積されていきます。これが「光老化」と呼ばれる現象で、シワ、たるみ、毛細血管の拡張、肌のザラつきなどとして現れます。光老化は加齢による老化よりも速く進む場合があり、適切なUVケアとアフターケアによって進行を抑えることができます。
✨ 皮膚がんリスクの上昇
日焼けを繰り返すことで、紫外線によるDNA損傷が蓄積されます。このことが、長期的には皮膚がんのリスク上昇につながることが研究によって示されています。特に幼少期からの累積的な紫外線暴露は、将来的なリスクに影響するとされています。
✨ クリニックでできる日焼けダメージへのアプローチ
自宅でのアフターケアを丁寧に行っても、すでにできてしまったシミや色素沈着、光老化のサインが気になる場合は、クリニックでの専門的な治療を検討することも一つの選択肢です。アイシークリニック大宮院では、日焼けによる肌ダメージに対応するさまざまな施術を提供しています。
📌 レーザー治療
シミや色素沈着に対しては、レーザー治療が効果的です。メラニン色素に選択的に反応するレーザーを照射することで、シミを破壊して除去します。代表的なものにQスイッチレーザーやピコレーザーがあり、肌へのダメージを最小限に抑えながらシミにアプローチできます。
ただし、レーザー治療は炎症が完全に落ち着いた後に行う必要があります。日焼け直後のレーザー治療は、炎症を悪化させたり、新たな色素沈着(炎症後色素沈着)を引き起こしたりするリスクがあるため、時期を見極めることが重要です。
▶️ 光治療(IPL・フォトフェイシャル)
IPL(インテンス・パルスド・ライト)を使った光治療は、シミや赤みなど複数の肌トラブルに同時にアプローチできる施術です。特定の波長の光をあてることで、メラニン色素や血管に作用し、肌全体のトーンを改善します。レーザーよりもダウンタイムが短く、日常生活への影響が少ないのが特徴です。
🔹 ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、酸(グリコール酸、乳酸、サリチル酸など)を使って古い角質を除去し、肌のターンオーバーを促進する施術です。日焼けによってくすんだ肌や、蓄積したメラニンによるシミに効果が期待できます。炎症が落ち着いた後に行う必要があり、施術後は特に紫外線対策を徹底する必要があります。
📍 美白・抗酸化の点滴・内服薬
高濃度ビタミンCの点滴やトラネキサム酸の内服など、内側からアプローチする治療も日焼けダメージの回復に効果的です。メラニン生成を抑制し、すでにできたシミを薄くする効果が期待できます。継続的に取り組むことで、肌全体のトーンアップや抗酸化効果も期待できます。
💫 施術時期の重要性
クリニックでの治療を検討する際に重要なのは、施術の時期を適切に選ぶことです。日焼けした直後の炎症が続いている間は、多くの施術が適さない時期です。炎症が完全に落ち着いてから施術を受けることで、より安全に、より高い効果が期待できます。気になる症状がある場合は、まずクリニックに相談し、肌の状態を確認してもらうことをおすすめします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、日焼け後すぐにパックやスキンケアを重ね付けして来院される患者様が少なくなく、かえって炎症を悪化させてしまうケースを多く拝見しています。日焼け直後は「まず冷やして、落ち着かせる」ことが最優先であり、焦って美白ケアを行うよりも、炎症が鎮まるのを待ってからパックや美容成分を取り入れる方がシミや色素沈着の予防に確実につながります。自宅ケアで気になる症状が改善しない場合は、お気軽にご相談ください。肌の状態を丁寧に確認した上で、最適なケアプランをご提案いたします。」
📌 よくある質問
日焼け直後のパック使用は推奨されません。炎症が起きている肌はバリア機能が低下しており、パックに含まれるアルコールや香料などが刺激となり、炎症を悪化させるリスクがあります。まず冷却と保湿を優先し、赤みや熱感が落ち着いてからパックの使用を始めましょう。
赤みや熱感が落ち着いた段階が目安です。軽度の日焼けであれば、24〜48時間ほどで急性炎症期を過ぎることが多いです。触れても痛みを感じなくなったら使用を検討できます。水ぶくれができるほどの重度の日焼けの場合は、医療機関への受診を優先してください。
ヒアルロン酸・セラミド・アロエベラエキスなどの保湿・鎮静成分が配合されたものを選びましょう。アルコール・香料・ピーリング成分(AHA・BHAなど)が含まれるものは炎症を悪化させる恐れがあるため避けてください。美白成分入りのパックは、炎症が完全に落ち着いた後に使用するのが効果的です。
以下のケアは避けましょう。①熱いお風呂やサウナ(炎症が悪化します)②スクラブやピーリングなど摩擦を与えるケア③フェイスマッサージ④アルコールが高濃度に含まれる化粧品の使用⑤日焼け止めのケアをおろそかにすること。ダメージを受けた肌はさらに紫外線の影響を受けやすいため、紫外線対策は継続が重要です。
自宅ケアで対応が難しいシミや色素沈着には、クリニックでの専門的な治療が選択肢となります。アイシークリニックでは、ピコレーザーなどのレーザー治療・光治療(IPL)・ケミカルピーリング・美白点滴など幅広い施術を提供しています。ただし施術は炎症が完全に落ち着いた後に行う必要があるため、まずはご相談ください。
🎯 まとめ
日焼け後のパックについて、タイミングや選び方、正しい使い方などを詳しく解説してきました。改めて重要なポイントを整理します。
まず、日焼け直後の炎症が起きている段階では、パックよりも冷却と保湿を優先することが大切です。炎症が続いている状態でのパック使用は、刺激となる成分が肌ダメージを悪化させるリスクがあります。
パックを使い始めるタイミングは、赤みや熱感が落ち着いてからです。炎症が治まった後は、アルコールや香料が少なく、保湿・鎮静成分が配合されたシンプルなパックを選ぶことが基本です。美白成分入りのパックも、炎症後の段階では有効に働きます。
パックだけでなく、十分な保湿、紫外線対策の継続、水分・栄養補給、十分な睡眠など、総合的なアフターケアを行うことが日焼けダメージからの回復を促します。また、熱いお風呂やスクラブなどのNG行為は避けることが重要です。
自宅ケアで対応が難しいシミや色素沈着、光老化の進んだ肌については、クリニックでの専門的な治療を検討することも大切な選択肢です。アイシークリニック大宮院では、日焼けによる肌トラブルに対応したさまざまな施術を提供しています。肌の状態や悩みに合わせた最適なアプローチについて、専門医に相談されることをおすすめします。
夏だけでなく、年間を通じて紫外線は降り注いでいます。日焼けをしてしまった際は、正しいアフターケアで肌ダメージを最小限に抑え、健やかな肌を維持していきましょう。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 日焼け(サンバーン・UVA/UVBによる皮膚ダメージ)のメカニズム、炎症反応、シミ・色素沈着・光老化・皮膚がんリスクに関する医学的根拠として参照
- WHO(世界保健機関) – 紫外線(UV)が皮膚に与える影響、皮膚がんリスクとの関連、紫外線防護の重要性に関する国際的な医学的根拠として参照
- 厚生労働省 – 紫外線による皮膚障害リスク、日焼けダメージの健康影響および予防に関する国内公的機関の見解として参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務