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日焼け止めを塗るタイミングはいつが正解?効果を最大限に引き出す正しい使い方

「日焼け止めはいつ塗ればいいの?」「メイクの前?後?」「外出の何分前に塗るのが正解?」——日焼け止めの使い方について、こうした疑問を持つ方は少なくありません。日焼け止めは紫外線から肌を守るための重要なスキンケアアイテムですが、塗るタイミングや順番を間違えると、期待した効果が得られないことがあります。このコラムでは、日焼け止めを塗る正しいタイミングから、効果的な塗り方、塗り直しの方法まで、アイシークリニック大宮院が詳しく解説します。正しい知識を身につけて、紫外線から肌をしっかり守りましょう。


目次

  1. 日焼け止めを塗るタイミングの基本——外出の何分前が正解?
  2. 紫外線の種類と日焼け止めが必要な理由
  3. スキンケアの順番——日焼け止めはどのステップで塗る?
  4. メイクをする場合の日焼け止めのタイミング
  5. 日焼け止めの正しい塗り方と量
  6. 塗り直しが必要な理由とタイミング
  7. シーン別・日焼け止めを塗るタイミングのポイント
  8. SPF・PAとは?数値の選び方
  9. 日焼け止めに関するよくある疑問
  10. まとめ

この記事のポイント

日焼け止めは外出15〜30分前にスキンケア最後のステップで塗り、顔全体にパール粒2個分を使用。曇りや冬も含め毎日継続し、2〜3時間ごとの塗り直しが光老化・シミ予防に不可欠とアイシークリニック大宮院が解説。

🎯 日焼け止めを塗るタイミングの基本——外出の何分前が正解?

日焼け止めを塗るタイミングについて、「外出直前でいい」と思っている方が多いかもしれませんが、実はこれは正確ではありません。日焼け止めには大きく分けて「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」の2種類の成分があり、それぞれ機能が異なります。

紫外線散乱剤は酸化亜鉛や酸化チタンなどを主成分とし、紫外線を物理的に反射・散乱させることで肌を守ります。塗った直後から効果を発揮するため、外出直前に塗っても問題ありません。敏感肌の方や子ども用の日焼け止めに多く使われています。

一方、紫外線吸収剤はオクチノキサートやオキシベンゾンなどを主成分とし、紫外線のエネルギーを化学反応によって熱などに変換して吸収します。この種類の日焼け止めは、塗布後に肌に定着するまでに時間が必要であるため、一般的に外出の15〜20分前に塗ることが推奨されています。

市販されている日焼け止め製品の多くは、これらの成分を組み合わせたハイブリッドタイプです。そのため、どのタイプの日焼け止めを使っていても、外出の15〜30分前には塗り終えておくことを習慣にするのが安心でしょう。

また、自宅で過ごす日も窓越しに紫外線(UVA)が入り込むため、「今日は外出しないから日焼け止めは不要」と考えるのは避けた方がよいでしょう。特に日当たりのよい部屋にいる場合は、室内でも日焼け止めを活用することをおすすめします。

Q. 日焼け止めはスキンケアのどのタイミングで塗るべきですか?

日焼け止めはスキンケアの最後のステップで塗ります。正しい順番は「化粧水→美容液→乳液・保湿クリーム→日焼け止め」です。保湿ケア後すぐではなく、1〜2分待って肌に馴染んでから塗ると均一に伸ばしやすく、紫外線防御効果も高まります。

📋 紫外線の種類と日焼け止めが必要な理由

日焼け止めの必要性を理解するためには、まず紫外線について知ることが大切です。太陽光に含まれる紫外線は、波長によっていくつかの種類に分類されます。肌に影響を与えるものとして代表的なのが「UVA(長波長紫外線)」と「UVB(中波長紫外線)」です。

UVAは波長が長く(315〜400nm)、雲や窓ガラスを透過して肌の奥深くまで届きます。即座に肌を黒くする作用があり、長期的にはコラーゲンやエラスチンを分解してシワやたるみを引き起こす原因となります。光老化と呼ばれる肌の老化現象の主な原因がこのUVAです。一年中安定して降り注いでいるため、季節を問わず対策が必要です。

UVBは波長がやや短く(280〜315nm)、肌の表面に作用します。日焼けによる赤みや炎症(サンバーン)を引き起こし、DNA損傷を通じて皮膚がんのリスクを高めることが知られています。夏や日差しの強い時間帯に特に強くなりますが、雲に遮られやすいという性質があります。

日焼け止めを正しいタイミングで継続的に使用することは、シミや色素沈着の予防、肌のハリや弾力の維持、皮膚がんのリスク低減など、多くの面で肌の健康を守ることにつながります。美容の観点からも医療の観点からも、日焼け止めは欠かせないスキンケアアイテムといえます。

💊 スキンケアの順番——日焼け止めはどのステップで塗る?

日焼け止めを正しいタイミングで効果的に使うためには、スキンケアの順番についても正しく理解しておく必要があります。一般的なスキンケアの流れの中で、日焼け止めはどのタイミングで塗るべきなのでしょうか。

基本的なスキンケアの順番は次のとおりです。

洗顔 → 化粧水 → 美容液 → 乳液または保湿クリーム → 日焼け止め

日焼け止めはスキンケアの最後のステップに位置し、保湿ケアが完了した後に塗ります。理由は、日焼け止めは肌の上に均一な膜を張ることで紫外線を遮断するものであり、その後に他のスキンケアアイテムを重ねると、均一な膜が崩れてしまい、防御効果が低下するからです。

ここで注意していただきたいのが、保湿ケアが終わった直後すぐに日焼け止めを塗るのではなく、少し間を置いてから塗ることをおすすめします。乳液や保湿クリームが肌に馴染む前に日焼け止めを塗ると、均一に伸ばしにくくなったり、保湿成分と混じって日焼け止めの効果が下がったりすることがあります。目安として、保湿ケアが終わってから1〜2分程度待ってから日焼け止めを塗るとよいでしょう。

なお、美容液や保湿クリームなどの後のスキンケアアイテムの上から日焼け止めを塗るのは問題ありませんが、基礎化粧品を塗る前に日焼け止めを使ってしまうと、保湿成分が肌に浸透しにくくなることがあります。日焼け止めはスキンケアの「最後」に塗るという順番を守ることが大切です。

Q. 日焼け止めは顔にどのくらいの量を塗れば効果的ですか?

顔全体への日焼け止めはパール粒2個分が目安です。日焼け止めの効果試験は1平方センチメートルあたり2mgの量で実施されており、量が不足すると表示のSPF・PA値の効果が十分に得られません。少し多めと感じる量をムラなく塗ることが正しい紫外線対策の基本です。

🏥 メイクをする場合の日焼け止めのタイミング

メイクをする方にとって、日焼け止めとベースメイクの順番は特に気になる問題です。一般的なメイクの順番と日焼け止めのタイミングについて整理します。

メイクをする場合の基本的な順番はこちらです。

洗顔 → 化粧水 → 美容液 → 乳液・保湿クリーム → 日焼け止め → 下地(プライマー) → ファンデーション → その他のメイク

日焼け止めはスキンケアとメイクの間のステップに位置します。日焼け止めを塗った後にメイク下地やファンデーションを重ねることで、日焼け止め効果を保ちながらメイクの完成度も高めることができます。

最近では「日焼け止め効果のある下地」や「SPF値がついたファンデーション」なども多く販売されています。こうした製品はスキンケアと日焼け止めを兼ねて使えるように見えますが、1つの製品だけで完全な紫外線対策をするのは難しい場合があります。適切な量を均一に塗ることが難しく、結果的に紫外線防御効果が不十分になりがちです。

スキンケア後に単独の日焼け止めを塗り、その上から紫外線カット効果のある下地やファンデーションを重ねることで、より確実な紫外線対策ができます。

また、メイクをしている状態で日焼け止めを塗り直す場合は、メイクの上からそのまま日焼け止めを重ねることができる「スプレータイプ」や「パウダータイプ」の日焼け止めが便利です。これらについては後述の「塗り直し」の項目で詳しく説明します。

⚠️ 日焼け止めの正しい塗り方と量

日焼け止めは「塗るタイミング」だけでなく、「塗る量」と「塗り方」も非常に重要です。どれだけ適切なタイミングで塗っても、量が少なかったり塗り方が不十分だったりすると、表示されているSPF・PA値の効果を得ることができません。

日焼け止めの試験は、皮膚1平方センチメートルあたり2mgという量で行われています。顔全体に塗る場合、一般的に必要な量はパール粒2個分程度と言われています。これは多くの人が普段使っている量よりも多い場合があります。「日焼け止めは少し厚めに塗るくらいがちょうどいい」という認識を持っておくとよいでしょう。

塗り方のポイントとしては、まず額・両頬・鼻・あごの5点に置いてから、顔全体に伸ばしていく方法が一般的です。こうすることで顔全体にムラなく塗ることができます。こめかみや目の周り、耳の周辺、首筋なども忘れずに塗るようにしましょう。特に耳の後ろや首の後ろは紫外線を受けやすいにもかかわらず塗り忘れがちな部位です。

肌の上で日焼け止めをこすりつけるように塗るのは避けましょう。優しくなじませるように塗ることで、均一な保護膜を作ることができます。

腕や脚など身体に塗る場合は、露出する部位全体にムラなく塗ることが大切です。腕の内側や脚の裏側も紫外線を受けることがあるため、忘れずに塗るようにしましょう。水着を着る場合は、服と肌の境界線部分も丁寧に塗ることをおすすめします。

リップ(唇)についても忘れがちですが、唇は皮膚が薄く紫外線の影響を受けやすい部位です。UVカット効果のあるリップクリームを活用しましょう。

Q. メイク中に日焼け止めを塗り直すにはどうすればよいですか?

メイク中の日焼け止め塗り直しには、スプレータイプまたはUVカット効果のあるパウダータイプが適しています。クリームタイプをそのまま重ねるとメイク崩れの原因になります。スプレータイプは目と口を閉じて顔全体に吹きかけ軽くなじませます。屋外活動中は2〜3時間ごとの塗り直しが推奨されます。

🔍 塗り直しが必要な理由とタイミング

日焼け止めは一度塗ったら一日中効果が続くものではありません。汗や皮脂、摩擦などによって徐々に落ちてしまうため、定期的な塗り直しが必要です。これは日焼け止めを正しく使う上で特に重要なポイントです。

塗り直しが必要なタイミングとしては、以下のような場面が挙げられます。

汗をかいた後:汗で日焼け止めが流れてしまうため、運動や暑い環境での活動後は塗り直しが必要です。ウォータープルーフタイプを使用していても、汗が多量にかかった場合は効果が低下することがあります。

水に濡れた後:海やプール、川遊びの後は必ず塗り直しましょう。耐水性(ウォータープルーフ)タイプの日焼け止めでも、水に濡れることで効果は徐々に落ちていきます。泳いだ後や、水で顔や体を洗った後は新たに塗り直すことが基本です。

タオルで拭いた後:タオルで皮膚を拭くと日焼け止めも一緒に落ちてしまいます。プールや海での活動中は特に頻繁な塗り直しが必要です。

一定時間が経過した後:汗をかいていなくても、皮脂や時間の経過によって日焼け止めの効果は低下します。長時間屋外にいる場合は、2〜3時間ごとに塗り直すことが推奨されています。

メイクをしている場合の塗り直しは少し工夫が必要です。クリームタイプやリキッドタイプの日焼け止めをそのまま上から重ねると、メイクが崩れてしまいます。この場合は、スプレータイプの日焼け止めを顔全体に吹きかける方法や、UVカット効果のあるパウダーを重ねる方法が効果的です。スプレータイプを使用する際は、目や口を閉じて顔全体にまんべんなく吹きかけ、その後軽くなじませるようにするとよいでしょう。

日焼け止めの塗り直しを習慣化することが、効果的な紫外線対策において最も重要な要素の一つといっても過言ではありません。

📝 シーン別・日焼け止めを塗るタイミングのポイント

日常生活のさまざまなシーンに合わせた、日焼け止めを塗るタイミングのポイントをご紹介します。

🦠 通勤・通学の場合

毎日の通勤や通学では、外出の15〜20分前を目安に日焼け止めを塗るとよいでしょう。朝のスキンケアルーティンの最後に日焼け止めを組み込む習慣をつけることが大切です。乗り物での移動が多い場合でも、窓越しに入るUVAの影響を受けるため、日焼け止めは欠かせません。特に電車の窓際に座ることが多い方は注意が必要です。

👴 屋外スポーツ・レジャーの場合

テニスやゴルフ、サイクリングなどの屋外スポーツや、ハイキング・キャンプなどのアウトドアレジャーでは、活動開始の20〜30分前に日焼け止めを塗ることをおすすめします。汗をかくことが予想される場合は、耐水性・耐汗性(ウォータープルーフ)タイプを選び、1〜2時間ごとに塗り直しましょう。高所や雪山では紫外線量が増加するため、より高いSPF・PA値の製品を選ぶことが重要です。

🔸 海水浴・プールの場合

海やプールでは紫外線の反射が強く、また水に濡れることで日焼け止めが流れやすいため、特に丁寧な対策が必要です。水に入る30分前を目安に日焼け止めを塗ることで、肌への密着度を高めることができます。水から上がるたびに塗り直すことが理想的ですが、少なくとも1〜2時間ごとの塗り直しを習慣にしましょう。背中など自分では塗りにくい部位は、同行者に手伝ってもらうとよいでしょう。

💧 曇りや雨の日の場合

「曇っているから日焼け止めはいらない」と思う方もいますが、これは誤解です。曇りの日でも紫外線の60〜80%程度が地表に届くとされています。雨の日でも散乱光として紫外線は届くため、完全に油断することはできません。天気にかかわらず日焼け止めを塗る習慣をつけることが重要です。

✨ 車の運転中の場合

車のフロントガラスはUVBを遮断しますが、サイドガラスはUVBもUVAも透過するタイプが多くあります。長距離ドライブや毎日通勤で車を使う方は、顔だけでなく腕にも日焼け止めを塗ることをおすすめします。特に左腕(運転席側)は日光を受けやすいため注意が必要です。

📌 冬の場合

冬は夏に比べて紫外線量が少なくなりますが、UVAは一年を通じてほぼ一定量降り注いでいます。冬だからといって日焼け止めを完全にやめてしまうと、肌の老化が進む原因になります。冬は肌が乾燥しやすい季節でもあるため、保湿効果のある日焼け止めを選ぶと一石二鳥です。

Q. 曇りや冬の日も日焼け止めは必要ですか?

曇りや冬の日も日焼け止めは必要です。曇天でも紫外線の60〜80%程度が地表に届き、UVAは季節を問わず一年中ほぼ一定量降り注ぎます。アイシークリニック大宮院では、UVAによる光老化が蓄積してからシミやたるみの相談に来院されるケースが多く、毎日の継続使用が肌の健康を守る最も重要な対策と考えています。

💡 SPF・PAとは?数値の選び方

日焼け止めを選ぶ際に必ず目にするSPFとPAという指標について、正しく理解しておくことが効果的な日焼け止め選びの第一歩です。

SPF(Sun Protection Factor)はUVBに対する防御効果を示す指標です。数値は「日焼けするまでの時間を何倍に伸ばせるか」を表しています。例えばSPF50の日焼け止めは、日焼け止めを塗らない状態と比べてUVBによる日焼けが起きるまでの時間を50倍に伸ばすことができるという意味です。SPFの最大値は50+と表記されます。

PA(Protection grade of UVA)はUVAに対する防御効果を示す指標で、日本独自の規格です。+の数で表され、PA+からPA++++までの4段階があります。+の数が多いほどUVAカット効果が高くなります。

どの数値を選べばよいかは、シーンや肌質によって異なります。

日常使い(通勤・通学・買い物程度)であれば、SPF20〜30、PA++〜PA+++程度の製品で十分な場合が多いです。高すぎるSPF・PA値の製品は肌への負担が増えることもあるため、日常使いでは適度な数値のものを選ぶことをおすすめします。

屋外での長時間活動や海水浴・マリンスポーツでは、SPF50+、PA++++の高機能な日焼け止めを選ぶとよいでしょう。また、ウォータープルーフ機能があるかどうかも確認してください。

敏感肌の方や子どもの場合は、紫外線散乱剤のみを使用したノンケミカル(化学的な紫外線吸収剤不使用)タイプを選ぶと肌への刺激が少なくて済みます。

重要なのは、SPFやPAの数値の高さだけでなく、「適切な量を塗れているかどうか」と「定期的に塗り直せているかどうか」です。高いSPFの製品を少量しか塗らないよりも、適切なSPFの製品を十分な量塗る方が効果的です。

✨ 日焼け止めに関するよくある疑問

▶️ 日焼け止めは毎日塗るべき?

はい、毎日塗ることを強くおすすめします。前述のとおり、UVAは一年中降り注いでおり、室内や曇りの日でも影響を受けます。シミや肌老化の予防という観点から、日焼け止めは毎日のスキンケアに組み込む習慣をつけることが最も重要です。

🔹 日焼け止めの使用期限はあるの?

日焼け止めにも使用期限があります。未開封の場合は製造から3年程度が目安とされていますが、開封後は1年以内に使い切ることを目指しましょう。高温多湿の場所に保管すると成分が変質することがあります。変色や分離、異臭がするものは使用を避けてください。

📍 日焼け止めは目の周りにも塗っていいの?

目の周りは皮膚が薄く敏感なため、刺激の少ない製品を選ぶことが大切です。特に「眼刺激性テスト済み」や「アレルギーテスト済み」と表記された製品を選ぶと安心です。目の際への塗布は避け、目に入らないよう注意しながら優しく塗りましょう。

💫 日焼け止めが肌荒れの原因になることはある?

日焼け止めに含まれる成分が肌に合わない場合、赤みやかゆみなどのトラブルが生じることがあります。特に紫外線吸収剤に含まれる化学成分は、肌が敏感な方にとって刺激になることがあります。肌荒れが続く場合は、紫外線散乱剤のみを使用したノンケミカルタイプや、低刺激性・アレルギーテスト済みの製品に切り替えてみましょう。それでも改善しない場合は皮膚科を受診することをおすすめします。

🦠 日焼け止めは落とすときどうすればいい?

日焼け止めのクレンジング・洗顔は、製品のタイプによって適切な方法が異なります。ウォータープルーフタイプや耐久性の高いタイプは、専用のクレンジングオイルやクレンジングミルクを使って丁寧に落とすことが重要です。「石けんで落とせる」と記載のある製品は、通常の洗顔料で落とすことができます。日焼け止めをきちんと落とさないままにしておくと、毛穴の詰まりや肌荒れの原因になることがあるため、夜のクレンジングはしっかり行うことが大切です。

👴 日焼け後のケアはどうすればいい?

日焼けをしてしまった場合は、まず冷やすことが大切です。冷たいタオルや保冷剤でほてりを冷ましましょう。その後、化粧水や保湿クリームで水分と保湿ケアをしっかり行います。アロエベラジェルなど炎症を鎮める成分が入った製品も有効です。日焼けによって皮膚が大きく損傷した場合(水ぶくれや強い痛みなど)は、医療機関を受診することをおすすめします。日焼けによるシミが気になる方は、美容皮膚科でのケアも検討してみてください。

🔸 子どもへの日焼け止めの使い方は?

子どもの肌は大人よりも薄くデリケートであるため、低刺激性の製品を選ぶことが大切です。紫外線散乱剤のみを使用したノンケミカルタイプが特に推奨されます。乳幼児への使用は生後6ヶ月以降を目安とする考え方が一般的ですが、具体的な使用時期については小児科医や皮膚科医に相談するとよいでしょう。日焼け止めだけでなく、帽子や日傘、UVカット素材の服などの物理的な紫外線対策と組み合わせることが効果的です。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、日焼け止めを「夏だけ」「外出時だけ」と限定的に使用されている方が多く、UVAによる光老化が蓄積してからシミやたるみのご相談に来院されるケースが少なくありません。日焼け止めは正しいタイミングで塗ることはもちろん、適切な量を毎日継続して使用することが何より重要であり、それが長期的な肌の健康を守る最もコストパフォーマンスの高いケアといえます。気になる紫外線ダメージや肌トラブルがございましたら、お気軽にご相談ください。」

📌 よくある質問

日焼け止めは外出の何分前に塗るのが正解ですか?

紫外線吸収剤を含む一般的な日焼け止めは、外出の15〜30分前に塗ることを推奨しています。紫外線吸収剤は肌に定着するまで時間が必要なためです。どのタイプを使用しているか分からない場合でも、15〜30分前に塗り終える習慣をつけると安心です。

スキンケアの中で日焼け止めはどのタイミングで塗りますか?

日焼け止めはスキンケアの最後のステップに塗ります。正しい順番は「化粧水→美容液→乳液・保湿クリーム→日焼け止め」です。保湿ケア直後ではなく、肌に馴染むまで1〜2分待ってから塗ると、均一に伸ばしやすく効果も高まります。メイクをする場合は、日焼け止めの後に下地・ファンデーションを重ねます。

日焼け止めはどれくらいの量を塗れば効果がありますか?

顔全体にはパール粒2個分程度が目安です。日焼け止めの効果試験は1平方センチメートルあたり2mgの量で行われており、量が少ないと表示されているSPF・PA値の効果が得られません。「少し多いかな」と感じるくらいの量をムラなく塗ることが、正しい紫外線対策の基本です。

メイク中に日焼け止めを塗り直す方法はありますか?

メイクの上からクリームタイプの日焼け止めを重ねるとメイク崩れの原因になります。塗り直しには「スプレータイプ」や「UVカット効果のあるパウダータイプ」が便利です。スプレータイプは目と口を閉じて顔全体に吹きかけ、軽くなじませるように使用してください。屋外での活動中は2〜3時間ごとの塗り直しを心がけましょう。

曇りや冬の日も日焼け止めは必要ですか?

必要です。曇りの日でも紫外線の60〜80%程度が地表に届き、UVAは季節を問わず一年中ほぼ一定量降り注いでいます。室内や車内でも窓越しにUVAの影響を受けます。シミやシワ・たるみなどの光老化予防のためにも、天気や季節にかかわらず毎日日焼け止めを塗る習慣をつけることが大切です。

🎯 まとめ

日焼け止めを塗る正しいタイミングと使い方について、詳しく解説してきました。最後に重要なポイントをまとめます。

まず、日焼け止めは外出の15〜20分前を目安に塗ることが基本です。紫外線吸収剤を含む製品は特に、肌に定着するための時間が必要です。スキンケアの順番としては、保湿ケア(化粧水→美容液→乳液・クリーム)の後、メイクの前に日焼け止めを塗ります。

塗る量はパール粒2個分程度を顔全体に使うことが目安です。少量では表示の効果が得られないため、惜しまずしっかりと塗ることが大切です。また、塗り直しは2〜3時間ごと、または汗や水に濡れた後に行うことが効果的な紫外線対策の鍵となります。

日焼け止めは夏だけでなく、一年を通じて毎日使用することをおすすめします。UVAは季節を問わず降り注いでおり、室内や車内でも影響を受けます。継続的な紫外線対策が、シミ・シワ・たるみなどの肌老化を予防し、長期的な肌の健康を守ることにつながります。

日焼け止めに関して何か気になることや、紫外線ダメージによる肌トラブルでお悩みの方は、ぜひアイシークリニック大宮院にご相談ください。専門のスタッフが肌の状態に合わせたアドバイスや治療のご提案をいたします。

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📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 紫外線とUVA・UVBの肌への影響、光老化、皮膚がんリスク、日焼け止めのSPF・PA指標に関する医学的根拠、および日焼け止めの適切な使用方法に関するガイドライン情報
  • 厚生労働省 – 日焼け止め製品(サンスクリーン剤)の成分・規格・承認基準に関する情報、紫外線吸収剤・散乱剤の成分分類および安全性に関する行政的見解
  • WHO(世界保健機関) – 紫外線(UVA・UVB)が人体に与える健康影響、皮膚がんリスク、日焼け止め使用を含む紫外線対策の国際的推奨事項に関する情報

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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