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コロナ感染後に起こる蕁麻疹の原因・症状・対処法を詳しく解説

コロナ感染後・ワクチン接種後に突然じんましんが出た… そんな経験、ありませんか?

「これって放置してて大丈夫?」「何かの病気のサイン?」と不安になっている方へ。この記事を読まないまま放置すると、慢性化して長期間悩み続けることになるかもしれません。

🙋

こんな人にぜひ読んでほしい!

✅ コロナ感染後にじんましんが出た
✅ ワクチン接種後から皮膚に赤みが続いている
✅ かゆみがなかなか治まらない
✅ 病院に行くべきか迷っている

💬

この記事でわかること

🔸 コロナ後にじんましんが起きる免疫反応のメカニズム
🔸 慢性化するケースの見分け方
🔸 今すぐ受診すべき危険なサイン
🔸 日常生活でできる対処法・予防策

🚨

放置するとどうなる?

じんましんは6週間以上続くと「慢性蕁麻疹」に分類され、自然治癒が難しくなります。コロナ後遺症として免疫の乱れが続く場合、適切な治療なしには長期化するリスクがあります。


目次

  1. 蕁麻疹とはどのような疾患か
  2. コロナ感染後に蕁麻疹が起こるメカニズム
  3. コロナ後遺症としての蕁麻疹の特徴
  4. コロナワクチン接種後に起こる蕁麻疹
  5. コロナ関連の蕁麻疹の症状と見分け方
  6. 蕁麻疹が出たときに注意すべき危険なサイン
  7. コロナ後の蕁麻疹の診断と治療
  8. 日常生活でできる蕁麻疹の対処法と予防策
  9. 受診のタイミングとアイシークリニック大宮院について

この記事のポイント

コロナ感染後・ワクチン接種後の蕁麻疹は免疫系の過剰反応が主な原因で、後遺症として慢性化する場合もある。抗ヒスタミン薬が基本治療だが、重症例は専門医への早期受診が重要。

💡 蕁麻疹とはどのような疾患か

蕁麻疹は、皮膚の一部が突然赤く盛り上がり、強いかゆみを伴う皮膚疾患です。膨疹(ぼうしん)と呼ばれる膨らみが特徴で、数分から数時間以内に消えることが多く、同じ場所に繰り返し出たり、別の場所に移ったりすることもあります。一般的に「かゆい・赤い・膨れる」という三つの特徴がそろっている場合は蕁麻疹を疑うことができます。

蕁麻疹が起こる仕組みは、皮膚の中にある「肥満細胞(マスト細胞)」からヒスタミンなどの化学物質が放出されることによります。ヒスタミンが皮膚の毛細血管を拡張させ、血管から血漿成分が漏れ出すことで、あの特徴的な赤い膨らみとかゆみが生じます。

蕁麻疹の原因はさまざまで、食べ物(エビ・カニ・小麦など)、薬(解熱剤・抗菌薬など)、物理的刺激(寒さ・熱・圧迫)、感染症、ストレスなどが挙げられます。感染症が原因となる蕁麻疹は「感染症関連蕁麻疹」と分類され、ウイルスや細菌が体内に侵入することで免疫系が活性化し、蕁麻疹を引き起こすことが知られています。

また、蕁麻疹は発症期間によって急性と慢性に分けられます。6週間以内に治まるものを急性蕁麻疹、6週間以上繰り返すものを慢性蕁麻疹と呼びます。コロナウイルス感染後に生じる蕁麻疹は、感染の経過や個人の免疫反応によって急性にも慢性にも進行することがあります。

Q. コロナ感染後に蕁麻疹が起こるメカニズムは?

コロナ感染後の蕁麻疹は、主に免疫系の過剰反応が原因です。ウイルスへの免疫応答でサイトカインストームが起きると皮膚の肥満細胞が刺激され、ヒスタミンが放出されて赤い膨疹とかゆみが生じます。免疫複合体の皮膚血管への沈着や、発熱・ストレスも誘発因子となります。

📌 コロナ感染後に蕁麻疹が起こるメカニズム

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染すると、体はウイルスを排除するために強力な免疫反応を引き起こします。この免疫反応の過程で、蕁麻疹をはじめとするさまざまな皮膚症状が現れることが医学的に確認されています。

コロナ感染後に蕁麻疹が起こる主なメカニズムとして、まず「免疫系の過剰反応」が挙げられます。新型コロナウイルスが体内に侵入すると、免疫システムはウイルスを異物として認識し、抗体やサイトカイン(免疫細胞が出すタンパク質)を大量に放出します。このとき、免疫系が過剰に反応すると「サイトカインストーム」と呼ばれる状態になり、皮膚の肥満細胞が刺激されてヒスタミンが放出され、蕁麻疹が生じることがあります。

次に「免疫複合体の形成」というメカニズムも関与しています。ウイルスと免疫細胞が結合してできる免疫複合体が皮膚の血管に沈着し、炎症反応を引き起こすことで蕁麻疹を生じさせることがあります。

また、新型コロナウイルスは「ACE2受容体」を介して体内に侵入することが知られていますが、この受容体は皮膚の細胞にも存在します。ウイルスが直接皮膚細胞に影響を与える可能性も研究者の間で議論されています。

さらに、コロナ感染による発熱や体へのストレスも、蕁麻疹の誘発因子となります。発熱時には体温が上昇し、血管が拡張するため、もともと蕁麻疹になりやすい体質の方は特に発症しやすくなります。感染によって引き起こされる身体的・精神的なストレスも免疫系に影響し、蕁麻疹が起きやすい状態をつくることがあります。

研究によると、新型コロナウイルス感染者の皮膚症状は様々であり、蕁麻疹はその中でも比較的頻度が高い症状のひとつとして報告されています。感染初期から回復期にかけていつでも出現する可能性があり、なかには感染初期の症状として蕁麻疹が最初に現れるケースもあります。

✨ コロナ後遺症としての蕁麻疹の特徴

新型コロナウイルス感染症が「治った」後にも、さまざまな症状が長期間続く「コロナ後遺症(ロングCOVID)」が注目されています。蕁麻疹もコロナ後遺症の一つとして報告されており、感染から回復した後に新たに蕁麻疹が現れたり、感染中に出た蕁麻疹が長引いたりするケースがあります。

コロナ後遺症としての蕁麻疹の特徴として、まず「発症時期のばらつき」が挙げられます。感染中(急性期)に蕁麻疹が現れる場合もあれば、回復後数週間〜数ヶ月後に初めて出現する場合もあります。感染からある程度時間が経った後に蕁麻疹が出始めると、コロナとの関連性に気づかないこともあります。

後遺症として蕁麻疹が長引くメカニズムについては、「慢性的な免疫系の乱れ」が関与していると考えられています。新型コロナウイルスは免疫系に長期にわたる影響を与えることがあり、感染後もしばらくの間、免疫細胞の異常な活性化や自己抗体の産生が続く場合があります。このような免疫系の慢性的な乱れが、慢性蕁麻疹の発症・悪化につながることが示唆されています。

また、コロナ後遺症の蕁麻疹は「慢性特発性蕁麻疹(慢性自発性蕁麻疹)」の形をとることがあります。慢性特発性蕁麻疹は特定の原因を特定しにくい慢性蕁麻疹で、毎日のように症状が繰り返されるのが特徴です。コロナ感染が引き金となってこのタイプの蕁麻疹が慢性化するケースが報告されています。

世界的な研究データでは、コロナ後遺症として皮膚症状を訴える割合は数%から十数%程度とされており、その中に蕁麻疹も含まれています。オミクロン株など変異株の流行後も同様の傾向が見られており、コロナ後遺症による蕁麻疹は現在も医学的に重要な課題とされています。

コロナ後遺症の蕁麻疹は、通常の蕁麻疹よりも治療に時間がかかることがあります。免疫系の異常が根底にあるため、抗ヒスタミン薬だけでは十分にコントロールできない場合もあり、専門医による継続的な管理が重要です。

Q. コロナ後遺症として蕁麻疹が慢性化するのはなぜですか?

コロナ後遺症による蕁麻疹の慢性化は、感染後も続く免疫系の慢性的な乱れが原因と考えられています。免疫細胞の異常な活性化や自己抗体の産生が長期間継続することで、特定の原因が特定しにくい慢性特発性蕁麻疹へと進行するケースが報告されています。通常の蕁麻疹より治療に時間がかかる場合があります。

🔍 コロナワクチン接種後に起こる蕁麻疹

新型コロナウイルスワクチンの接種後に蕁麻疹が出たという報告も少なくありません。ワクチン後の蕁麻疹は、コロナウイルスへの感染後に起こる蕁麻疹とは発生メカニズムが異なる部分もありますが、どちらも免疫系の反応に関連しています。

ワクチン接種後の蕁麻疹には、主に二つのパターンがあります。一つ目は「即時型アレルギー反応」によるものです。ワクチンに含まれる成分(ポリエチレングリコールやポリソルベートなど)に対してIgE抗体が関与したアレルギー反応が起きることで、接種後数分から1時間以内に蕁麻疹が現れることがあります。このタイプは速やかに対処が必要で、場合によってはアナフィラキシーに発展することもあるため注意が必要です。

二つ目は「遅延型反応」によるものです。接種後数時間から数日後、場合によっては1〜2週間後に蕁麻疹が出現するケースです。これはワクチン接種後の免疫応答の過程で起こるもので、体が免疫記憶を形成する過程で免疫系が活性化し、皮膚に影響を与えることがあります。

mRNAワクチン(ファイザー・モデルナ)やウイルスベクターワクチン(アストラゼネカ)など、ワクチンの種類によって蕁麻疹の発生頻度や特徴が異なることも報告されています。いずれのワクチンでも蕁麻疹が起こりうることは認識されており、接種後の副反応のひとつとして位置づけられています。

ワクチン後の蕁麻疹は、多くの場合は自然に軽快することが多いですが、症状が強い場合や長期間続く場合は医療機関への受診が推奨されます。過去にワクチン成分に対するアレルギー歴がある方は、接種前に医師に相談することが重要です。

なお、ワクチン後の蕁麻疹が出たからといって、次回のワクチン接種を一律に禁止されるわけではありません。症状の程度や種類によって対応が異なるため、必ず専門医に相談の上で今後の接種方針を決めることが大切です。

💪 コロナ関連の蕁麻疹の症状と見分け方

コロナ感染後やワクチン接種後に生じる蕁麻疹には、一般的な蕁麻疹と同様の症状が現れますが、いくつかの特徴的な点があります。正しく症状を把握することで、適切な対処ができるようになります。

コロナ関連の蕁麻疹でよく見られる症状としては、皮膚の一部が突然赤く腫れ上がる膨疹、強いかゆみ、膨疹が数分〜数時間で消えて別の場所に移動する「遊走性」、体の広い範囲に出る傾向、などが挙げられます。一般的な蕁麻疹と症状が似ているため、コロナとの関連性を見極めるには発症の時期と経過が重要な手がかりになります。

コロナ関連蕁麻疹の特徴のひとつとして、通常の蕁麻疹よりも広範囲に出やすいという点があります。腹部・背部・四肢など全身に散らばって現れることが多く、かゆみも強い傾向があります。また、発熱や倦怠感、咳などのコロナの症状と同時期に出現することも、コロナ関連蕁麻疹の特徴です。

一般的な蕁麻疹との見分け方については、いくつかのポイントがあります。まず、コロナに感染した(あるいは感染した可能性がある)後、または新型コロナワクチンを接種した後に初めて蕁麻疹が出た場合は、コロナ関連の可能性が高くなります。また、食べ物や薬など、通常の蕁麻疹を引き起こしやすい要因が思い当たらない場合も、コロナとの関連を疑う根拠になります。

なお、コロナ感染中に見られる皮膚症状は蕁麻疹だけではなく、発疹(紅斑)、水疱、「COVID趾」と呼ばれる足趾の凍瘡様の変化、網状皮斑(皮膚が網の目状に赤くなる状態)なども報告されています。これらはそれぞれ異なるメカニズムで起こるものであり、蕁麻疹との区別が必要です。自己判断が難しい場合は、皮膚科専門医を受診して正確な診断を受けることをお勧めします。

Q. 蕁麻疹が出たとき救急受診が必要なサインは?

蕁麻疹と同時に「呼吸困難・息苦しさ」「声のかすれや飲み込みにくさ」「めまい・意識の低下・血圧低下」「強い腹痛・嘔吐・下痢」が現れた場合はアナフィラキシーの可能性があり、非常に危険です。これらの症状が見られたらためらわず直ちに119番に連絡するか、救急病院を受診してください。

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🎯 蕁麻疹が出たときに注意すべき危険なサイン

蕁麻疹は多くの場合、自然に治まるか抗ヒスタミン薬などで対処できますが、場合によっては命に関わる「アナフィラキシー」という重篤なアレルギー反応に発展することがあります。コロナ感染後やワクチン接種後に蕁麻疹が出た場合、以下のような症状が現れたときは速やかに救急対応が必要です。

まず、「呼吸困難・息苦しさ」です。蕁麻疹と同時に喉が締め付けられるような感覚や息切れが出てきた場合は、気道に浮腫が起きている可能性があり、非常に危険な状態です。すぐに119番に連絡するか、近くの救急病院を受診してください。

次に、「声のかすれや飲み込みにくさ」です。喉や口の中が腫れ始めているサインで、気道が閉塞するリスクがあります。

「血圧低下・めまい・意識の低下」も危険なサインです。アナフィラキシーショックでは血圧が急激に低下し、意識を失うこともあります。蕁麻疹と同時にぐらつき感や立ちくらみが強い場合は要注意です。

「腹痛・嘔吐・下痢」が蕁麻疹と同時に強く現れる場合も、全身性のアレルギー反応の可能性があります。

また、ワクチン接種後の場合は接種後30分程度は医療機関内または接種会場で様子を観察することが推奨されています。この時間内にこれらの症状が出た場合、すぐに医療スタッフに知らせてください。

アナフィラキシーまでは至らないものの、蕁麻疹が24時間以上消えない、あるいは繰り返し出てくる、眠れないほどかゆみが強い、という場合も早めに皮膚科か内科を受診することをお勧めします。蕁麻疹を放置して慢性化させてしまうと、治療が長期化することがあります。

💡 コロナ後の蕁麻疹の診断と治療

コロナ感染後やワクチン接種後に蕁麻疹が疑われる場合の診断と治療について説明します。医療機関では症状の聴取と問診を基本としながら、必要に応じてさまざまな検査を行います。

診断においては、まず「問診と視診」が中心となります。蕁麻疹が出た時期、コロナ感染やワクチン接種との時系列的な関係、症状の性状(膨疹の大きさ・広がり・持続時間)、かゆみの強さ、他の症状(発熱・倦怠感など)の有無などを詳しく確認します。コロナとの関連が疑われる場合は、PCR検査や抗体検査の結果、接種したワクチンの種類なども重要な情報になります。

血液検査では、アレルギーに関連するIgE抗体、血中好酸球数、炎症マーカー(CRP・白血球数)などを確認することがあります。慢性蕁麻疹の場合は、甲状腺自己抗体など自己免疫疾患の有無を確認する検査を行うこともあります。コロナ後遺症が疑われる場合は、炎症状態の評価や自己抗体の検査が診断の補助になります。

治療の中心は「抗ヒスタミン薬」です。抗ヒスタミン薬はヒスタミンの働きをブロックし、かゆみや膨疹を抑えます。眠気が少ない第2世代抗ヒスタミン薬(セチリジン・フェキソフェナジン・オロパタジンなど)が主に使用されます。症状が強い場合や第2世代の効果が不十分な場合は、複数の抗ヒスタミン薬を組み合わせたり、増量したりすることがあります。

慢性化した蕁麻疹や抗ヒスタミン薬だけでは十分にコントロールできない場合は、「オマリズマブ(抗IgE抗体製剤)」という生物学的製剤が使われることがあります。オマリズマブは慢性蕁麻疹に対して保険適用がある治療薬で、重症の慢性特発性蕁麻疹に対して高い効果が認められています。コロナ後遺症による慢性蕁麻疹にも有効性が期待されています。

短期間の強い症状に対しては「ステロイド薬(副腎皮質ホルモン)」を一時的に使用することもありますが、長期使用はさまざまな副作用があるため、慢性蕁麻疹の長期管理には適しません。

コロナ後遺症の蕁麻疹に対しては、上記の治療に加えて、後遺症全体のケアとして十分な休養、栄養管理、ストレスマネジメントなどが並行して行われます。後遺症クリニックや皮膚科・内科・アレルギー科などが連携して診療にあたることもあります。

Q. コロナ後の蕁麻疹の治療法にはどんなものがありますか?

コロナ感染後の蕁麻疹の基本治療は、眠気が少ない第2世代抗ヒスタミン薬(セチリジン・フェキソフェナジンなど)です。抗ヒスタミン薬で十分にコントロールできない慢性蕁麻疹には、生物学的製剤オマリズマブ(抗IgE抗体製剤)が保険適用で使用できます。アイシークリニック大宮院では症状に応じた治療方針を提案しています。

📌 日常生活でできる蕁麻疹の対処法と予防策

コロナ感染後・ワクチン接種後に蕁麻疹が出た場合、医療機関での治療と並行して、日常生活でも症状を悪化させないための工夫が大切です。

まず「かゆみへの対処」として、患部をかかないことが基本です。かくことで皮膚が傷つき、さらにヒスタミンの放出が促進されてしまいます。かゆみが強いときは患部を冷たいタオルや保冷剤(直接肌に当てず、タオルに包んで)で冷やすと一時的に楽になります。ただし、冷やしすぎは皮膚を傷つけることがあるので注意してください。

「体を温めすぎないこと」も重要です。入浴では熱いお湯に長時間浸かることを避け、ぬるめのシャワーや短時間の入浴を心がけてください。蕁麻疹は体温が上がると悪化しやすい傾向があります。就寝時も寝具や室温で体が過熱しないよう注意しましょう。

「衣服への気配り」も大切です。肌に直接触れる衣服は、肌触りのよい綿素材など、刺激の少ないものを選んでください。締め付けの強い下着やウエストのゴムなど、皮膚を圧迫するものも蕁麻疹を悪化させることがあります。

「食事の注意点」として、アルコールは血管を拡張させ蕁麻疹を悪化させやすいため、症状がある間は控えることが望ましいです。辛い食べ物や香辛料も血行を促進して症状を悪化させることがあります。また、個人差はありますが、ヒスタミンを多く含む食品(チーズ・赤ワイン・発酵食品・缶詰のイワシやサバなど)が蕁麻疹を誘発しやすい場合があります。

「ストレス管理」も見逃せないポイントです。コロナ感染後・後遺症の状態では精神的なストレスも大きくなりがちです。過度なストレスは免疫系に影響を与え、蕁麻疹の悪化要因になります。十分な睡眠を確保し、無理のない範囲でリラクゼーションを取り入れることが助けになります。

「日光・運動との付き合い方」についても触れておきます。コロナ後遺症の方の中には、運動後や日光を浴びた後に蕁麻疹が悪化する方もいます。直射日光に長時間当たることや、激しい運動は一時的に避け、症状の様子を見ながら少しずつ生活活動を増やしていくことが望ましいです。

保湿ケアも皮膚のバリア機能を守るうえで有効です。蕁麻疹の症状がある時は強くこすらず、低刺激の保湿剤を軽く塗布することで、乾燥による皮膚の刺激を軽減できます。

✨ 受診のタイミングとアイシークリニック大宮院について

コロナ感染後・ワクチン接種後に蕁麻疹が出た場合、どのタイミングで受診すればよいか迷う方も多いでしょう。基本的な目安をご紹介します。

次のような場合は早めに医療機関を受診してください。蕁麻疹が初めて出た場合、症状が24時間以上続いている場合、かゆみや膨疹が強く日常生活に支障がある場合、顔や喉に蕁麻疹が出ている場合、数日〜数週間の間に繰り返し蕁麻疹が出る場合、コロナ感染から2週間以上経ってから蕁麻疹が現れた場合、抗ヒスタミン薬を服用しても改善しない場合です。

一方、前述したような呼吸困難・血圧低下・意識低下などの症状がある場合は、すぐに救急車を呼ぶか救急病院を受診してください。自己判断で様子を見ることは危険です。

受診先としては、皮膚科・アレルギー科・内科が対応可能です。コロナ後遺症が疑われる場合は、後遺症外来を設置しているクリニックへの相談も有効です。

アイシークリニック大宮院では、コロナ感染後・ワクチン接種後の皮膚症状を含む様々な体の不調についてご相談いただけます。皮膚の状態を丁寧に診察し、蕁麻疹の原因を探りながら適切な治療方針をご提案いたします。コロナ後遺症に関連した症状は複雑なことが多く、一人で抱え込まずに専門家に相談することが早期改善への第一歩です。受診への不安がある方も、お気軽にお問い合わせください。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、コロナ感染後やワクチン接種後に蕁麻疹が現れてお困りの患者様からのご相談を多くいただいており、免疫系の乱れが関与しているケースでは抗ヒスタミン薬だけでは症状のコントロールが難しい場合もあることを実感しています。最近の傾向として、感染から数週間以上経過した後に蕁麻疹が初めて現れ、コロナとの関連にご自身では気づかないまま来院される方も少なくありません。蕁麻疹は放置すると慢性化することがあるため、「様子を見よう」と我慢されず、気になる症状があれば早めにご相談いただくことが、早期改善への大切な一歩です。」

🔍 よくある質問

コロナ感染後、どのくらいで蕁麻疹が出ることがありますか?

蕁麻疹が現れる時期は個人差があります。感染初期の症状として最初に出るケースもあれば、回復後数週間〜数ヶ月後に初めて現れるケースもあります。時間が経ってから出た場合、コロナとの関連に気づかないこともあるため、発症時期と経過を把握しておくことが重要です。

コロナ後の蕁麻疹は市販の薬で治りますか?

軽症であれば市販の抗ヒスタミン薬で症状が緩和されることもあります。ただし、コロナ後遺症が関与している場合は免疫系の乱れが原因となり、抗ヒスタミン薬だけでは十分にコントロールできないケースもあります。症状が24時間以上続く場合や繰り返す場合は、早めに医療機関を受診することをお勧めします。

ワクチン接種後の蕁麻疹が出たら、次回の接種はできませんか?

ワクチン接種後に蕁麻疹が出ても、一律に次回接種が禁止されるわけではありません。症状の程度や種類によって対応が異なります。次回接種の方針については、自己判断せず必ず専門医に相談の上で決めることが大切です。

蕁麻疹が出たとき、すぐに救急へ行くべき症状はどれですか?

蕁麻疹と同時に「呼吸困難・息苦しさ」「声のかすれや飲み込みにくさ」「めまいや意識の低下」「強い腹痛・嘔吐・下痢」が現れた場合は、アナフィラキシーの可能性があり非常に危険です。これらの症状が見られたら、ためらわず直ちに119番に連絡するか救急病院を受診してください。

アイシークリニック大宮院ではコロナ後の蕁麻疹も相談できますか?

はい、当院ではコロナ感染後・ワクチン接種後の皮膚症状を含む様々な体の不調についてご相談いただけます。蕁麻疹の原因を丁寧に診察し、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療方針をご提案しています。コロナ後遺症に関連した症状は複雑なケースも多いため、一人で抱え込まずお気軽にご相談ください。

💪 まとめ

コロナ感染後やワクチン接種後に蕁麻疹が起こることは、医学的にも広く認識されるようになっています。その背景には、免疫系の過剰反応やサイトカインの放出など複雑なメカニズムが関与しており、コロナ後遺症の一つとして慢性的に続くケースもあります。

蕁麻疹の症状自体は多くの場合は適切な治療で改善できますが、アナフィラキシーなどの重篤な反応に発展する可能性もあるため、危険なサインを見逃さないことが重要です。日常生活での体温管理・食事・ストレス対策なども症状のコントロールに役立ちます。

コロナ後の蕁麻疹でお悩みの方は、自己判断で放置せず、早めに皮膚科やアレルギー科などの専門医を受診することをお勧めします。アイシークリニック大宮院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた丁寧な診療を行っています。コロナ感染後の体の変化や皮膚症状についてお困りの際は、ぜひご相談ください。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 蕁麻疹の診断基準・分類(急性・慢性)、肥満細胞によるヒスタミン放出メカニズム、抗ヒスタミン薬やオマリズマブによる治療指針に関する根拠
  • 厚生労働省 – 新型コロナウイルス感染症およびワクチン接種後の副反応(蕁麻疹・アナフィラキシーを含む)に関する公式情報、コロナ後遺症の定義と症状に関する根拠
  • 国立感染症研究所 – SARS-CoV-2の感染メカニズム(ACE2受容体・サイトカインストーム)、感染後の皮膚症状の疫学データ、変異株(オミクロン株等)における後遺症の傾向に関する根拠

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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