🪞 鼻のニキビ、何度治しても繰り返していませんか?
実は、鼻は顔の中でも皮脂腺が特に密集しているゾーン。ホルモンバランスや毎日のスキンケアのクセが、知らないうちにニキビを悪化させている可能性があります。
この記事を読めば、「なぜ繰り返すのか」「何をすれば治るのか」がまるごとわかります。読まないまま間違ったケアを続けると、ニキビ跡・色素沈着に発展するリスクもあるので要注意です。
目次
- 鼻にニキビができやすい理由とは
- 鼻ニキビの種類と見た目の特徴
- 鼻ニキビの主な原因を詳しく解説
- 生活習慣と鼻ニキビの関係
- スキンケアの間違いが鼻ニキビを悪化させる
- 鼻ニキビを悪化させないための正しいケア方法
- 鼻ニキビを繰り返す場合に疑いたい内側からの原因
- 皮膚科・クリニックを受診すべきタイミング
- まとめ
📋 この記事のポイント
鼻は皮脂腺が密集しホルモンや生活習慣の影響を受けやすく、アクネ菌が繁殖しやすい構造のためニキビができやすい。正しい洗顔・保湿・食事・睡眠管理が基本対策で、改善しない場合はアイシークリニックへの受診が推奨される。
💡 鼻にニキビができやすい理由とは
まず知っておきたいのは、鼻という部位が持つ皮膚的な特性です。顔全体のなかでも鼻は、皮脂腺が特に密集しているエリアのひとつです。皮脂腺は皮脂を分泌する器官ですが、鼻の皮脂腺は顔の他の部位に比べて数が多く、さらにひとつひとつのサイズも大きい傾向があります。そのため、皮脂の分泌量が自然と多くなりやすく、毛穴がつまりやすい環境が整っているのです。
また、鼻は顔の中心部に位置しており、Tゾーン(額・鼻・あご)と呼ばれる皮脂分泌が多いエリアの一部を担っています。Tゾーンの皮脂分泌が活発になるのは、皮脂腺の密度が高いことに加えて、ホルモンバランスや自律神経の影響も受けやすいためです。こうした背景から、鼻はニキビが生じやすい「条件がそろった場所」といえます。
さらに、鼻の毛穴は物理的に目詰まりしやすい構造をしています。毛穴の開口部が広いことも多く、外部からの汚れや古い角質が混入しやすい点も見逃せません。毛穴に皮脂・汚れ・古い角質が蓄積することで、ニキビの原因菌であるアクネ菌(Cutibacterium acnes)が繁殖しやすい環境が生まれます。
Q. 鼻にニキビができやすい構造上の理由は?
鼻は顔の中で皮脂腺が特に密集しており、1つひとつの皮脂腺のサイズも大きいため、皮脂分泌量が多くなりやすい部位です。さらに毛穴が詰まりやすい構造で、酸素を嫌うアクネ菌が繁殖しやすい環境が整っているため、ニキビが繰り返し発生しやすくなります。
📌 鼻ニキビの種類と見た目の特徴
ニキビにはいくつかの段階があり、それぞれ見た目が異なります。鼻にできるニキビもこの段階に沿って変化していくため、自分のニキビがどの状態にあるのかを把握することが適切なケアの第一歩になります。
最初の段階は「白ニキビ」と「黒ニキビ」です。白ニキビは、毛穴の出口が皮膚で覆われたまま皮脂や角質が内部に溜まっている状態です。一方、黒ニキビは毛穴が開いた状態で皮脂が酸化し、黒く見えるものです。鼻の黒ずみとして悩む方が多いのは、この黒ニキビ(コメド)が原因となっていることが多いです。
次の段階が「赤ニキビ」です。コメドにアクネ菌が繁殖し、炎症が起きている状態です。鼻が赤く腫れていたり、触ると痛みを感じたりする場合はこの状態であることが多いです。さらに炎症が進むと「黄ニキビ」となり、膿をもつようになります。黄ニキビは無理に自分で潰してしまいがちですが、それが悪化・瘢痕化(跡が残ること)につながるリスクがあるため注意が必要です。
最終的に炎症が治まっていく過程で色素沈着が残ることがあり、これがいわゆる「ニキビ跡」です。鼻の皮膚は比較的薄く、炎症が深部に及ぶと凹凸が残るクレーター状になってしまうケースもあります。そのため、早期から適切なケアを行うことが重要です。
✨ 鼻ニキビの主な原因を詳しく解説
鼻にニキビができる理由は一つではありません。複数の要因が組み合わさって発症することがほとんどです。ここでは、主な原因をひとつずつ見ていきましょう。
✅ 皮脂の過剰分泌
先ほどもお伝えしたとおり、鼻は皮脂腺が密集しているエリアです。皮脂は本来、肌を乾燥や刺激から守るために必要なものですが、分泌量が過剰になると毛穴の中に詰まりやすくなります。皮脂の過剰分泌を引き起こす要因としては、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、食生活の偏り、睡眠不足などが挙げられます。特に思春期は男性ホルモン(アンドロゲン)の影響で皮脂腺が活発になるため、ニキビが急増しやすい時期といえます。
📝 毛穴のつまり・角質の異常
皮膚の表面では常に古い角質が剥がれ落ち、新しい肌が生まれる「ターンオーバー」が繰り返されています。しかし、ターンオーバーが乱れると古い角質が毛穴に残ってしまい、皮脂と混ざり合って毛穴を塞いでしまいます。これがコメド(面皰)形成の始まりであり、ニキビの第一歩です。乾燥、紫外線ダメージ、過度なスキンケアなどがターンオーバーを乱す原因になることがあります。
🔸 アクネ菌の繁殖
アクネ菌(Cutibacterium acnes)は皮膚の常在菌のひとつで、健康な肌にも存在しています。通常は共存関係にあり無害ですが、毛穴内の皮脂を栄養として過剰増殖すると、炎症を引き起こす物質を産生し、赤ニキビや黄ニキビへと発展させます。アクネ菌は嫌気性(酸素を嫌う)のため、毛穴が詰まって酸素が入りにくくなった環境で特に増殖しやすくなります。
⚡ 物理的な刺激
鼻を無意識に触る癖がある方は要注意です。手指には多くの雑菌が付着しており、鼻に触れることで皮膚に細菌が持ち込まれるリスクがあります。また、眼鏡のフレームが鼻に当たる部分や、マスクが鼻に密着する部分なども摩擦による刺激が加わりやすく、ニキビが生じやすいポイントです。特にマスク着用が日常化してから鼻や口周りのニキビが増えたという方が多く、これは「マスクニキビ」とも呼ばれています。
🌟 洗顔・スキンケアの不適切な方法
洗顔が不十分だと、毛穴に皮脂や汚れが残ってしまいます。しかし逆に、洗いすぎや強いすすぎでも肌に必要な皮脂まで落としてしまい、肌が乾燥してその反動で皮脂を余計に分泌するという悪循環に陥ることがあります。また、スキンケア製品のなかには毛穴をふさぎやすい成分(コメドジェニック成分)が含まれているものもあり、それが鼻ニキビを悪化させているケースもあります。
Q. 鼻ニキビの段階ごとの見た目の違いは?
鼻ニキビは段階によって見た目が異なります。毛穴が塞がれた「白ニキビ」、皮脂が酸化した「黒ニキビ」、炎症が起きた「赤ニキビ」、膿を持つ「黄ニキビ」の順に悪化します。黄ニキビを自己流で潰すと色素沈着やクレーター状の瘢痕が残るリスクがあるため、早期の適切なケアが重要です。
🔍 生活習慣と鼻ニキビの関係
スキンケアだけでなく、日々の生活習慣も鼻ニキビの発生や悪化に大きく影響しています。いくらスキンケアを丁寧に行っても、生活習慣が乱れていると皮膚の内側から悪化の原因が生じてしまいます。
💬 食生活の乱れ
糖質・脂質を過剰に摂取する食生活は、皮脂の分泌量を増やす原因になるといわれています。特に精製された糖質(白米、白パン、砂糖など)を多く含む食品は血糖値を急激に上げ、インスリンや男性ホルモンの分泌を促し、皮脂腺を刺激すると考えられています。また、乳製品についても一部の研究でニキビとの関連が指摘されています。一方で、ビタミンB群、ビタミンA、亜鉛などの栄養素は皮膚の健康を維持するのに役立ちます。野菜・魚・大豆食品などをバランスよく取り入れることが、鼻ニキビの予防にもつながります。
✅ 睡眠不足・睡眠の質の低下
睡眠中は成長ホルモンが分泌され、皮膚の修復・再生が行われます。睡眠が不足すると、この修復作業が十分に行われず、ターンオーバーが乱れやすくなります。また、睡眠不足はストレスホルモン(コルチゾール)の分泌量を増やし、皮脂分泌を促すことも知られています。毎日一定の時間に就寝・起床することで、体のリズムを整えることが大切です。
📝 ストレスの蓄積
精神的・身体的なストレスは、自律神経やホルモンバランスに影響を与えます。ストレスを受けると副腎からコルチゾールが分泌され、これが皮脂腺を刺激して皮脂分泌を増やします。また、ストレスによって免疫機能が低下すると、アクネ菌に対する抵抗力も弱まります。「試験前や仕事が忙しい時期にニキビが増える」という経験がある方は多いと思いますが、これにはこのような医学的な背景があります。
🔸 喫煙・飲酒
喫煙は皮膚の血行を悪化させ、ターンオーバーを乱す原因になります。また、ニコチンの影響で皮脂分泌が増えるとも指摘されています。飲酒については、アルコールが肝臓に負担をかけることで体内の解毒機能が低下し、肌荒れやニキビを引き起こしやすくなるといわれています。適度な飲酒にとどめ、禁煙を心がけることが皮膚の健康にもプラスに働きます。

💪 スキンケアの間違いが鼻ニキビを悪化させる
ニキビを何とかしようと熱心にスキンケアを行っている方ほど、かえって悪化させてしまうケースがあります。よくある間違いを以下にまとめます。
⚡ 過度な洗顔・ゴシゴシ洗い
ニキビがあると「しっかり洗わなければ」という気持ちから、洗顔の回数を増やしたり、強くこすったりしてしまう方がいます。しかし、皮膚のバリア機能を担っている角質層は非常にデリケートで、過度な刺激によって傷ついてしまいます。バリア機能が低下すると乾燥しやすくなり、肌を守ろうとして皮脂を過剰に分泌するようになります。これがニキビをさらに悪化させる悪循環を生みます。洗顔は1日2回(朝と夜)を目安に、やさしく泡で洗うことが基本です。
🌟 ニキビを潰す行為
鼻にニキビができると、つい指で潰したくなる衝動にかられる方も多いでしょう。しかし、自己流でニキビを潰すことは非常にリスクが高い行為です。無理に潰すと炎症がさらに深部に広がり、毛細血管や周囲の組織にダメージを与えます。その結果、ニキビ跡(色素沈着・瘢痕)が残りやすくなります。また、手の雑菌が傷口から入り込み、二次感染を起こすリスクもあります。ニキビを潰すことは避け、正しいケアを続けることが最善の方法です。
💬 保湿をしない・乾燥を放置する
「鼻がベタつくから保湿はしなくていい」と思っている方もいますが、これは誤解です。鼻のテカリは皮脂の過剰分泌によるものであり、肌が乾燥しているためにさらに皮脂を出して補おうとしているケースもあります。適切な保湿は肌のバリア機能を保つために必要不可欠であり、皮脂の過剰分泌を抑えることにもつながります。ただし、油分が多すぎる保湿剤は毛穴をふさぐ可能性があるため、ニキビ肌向けのノンコメドジェニックと表示されている製品を選ぶと安心です。
✅ 毛穴パックの使いすぎ
黒ニキビや毛穴の黒ずみが気になって、鼻に毛穴パック(剥がすタイプのパック)を頻繁に使用している方もいます。確かに一時的に毛穴の詰まりを取り除く効果はありますが、過度に使用すると毛穴を広げてしまったり、皮膚を傷つけてしまう可能性があります。毛穴パックで一時的に汚れを取り除いても、根本的な皮脂の過剰分泌が改善されなければ、すぐに毛穴が詰まり直してしまいます。使用する場合は頻度に注意し、週に1回程度にとどめることが推奨されます。
Q. 睡眠不足やストレスが鼻ニキビに与える影響は?
睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が減り、皮膚のターンオーバーが乱れます。また睡眠不足やストレスはコルチゾールの分泌を増やし、皮脂腺を刺激して皮脂分泌を促進します。試験や繁忙期にニキビが増える経験は医学的に裏付けられており、規則正しい睡眠とストレス管理が鼻ニキビの予防に有効です。
🎯 鼻ニキビを悪化させないための正しいケア方法
では、鼻ニキビに対して日常生活でできる正しいケアとはどのようなものでしょうか。いくつかのポイントを押さえて実践してみましょう。
📝 正しい洗顔方法を身につける
洗顔はニキビケアの基本中の基本です。まず洗顔料をしっかりと泡立て、泡で包み込むようにやさしく洗います。こすらず、泡を転がすようなイメージで洗うのがポイントです。洗顔後はぬるま湯でしっかりすすぎ、洗顔料が残らないようにします。タオルで顔を拭く際も、押し当てるようにして水分を吸収させるようにします。ゴシゴシ拭くのは刺激になるため避けましょう。
洗顔料は、ニキビ肌向けに設計されたもの(殺菌成分としてイソプロピルメチルフェノールやサリチル酸が含まれるものなど)を選ぶのもひとつの方法です。ただし、市販の薬用洗顔料が必ずしもすべての方に合うわけではないため、自分の肌質に合わせた選択が大切です。
🔸 保湿を適切に行う
洗顔後はすぐに保湿を行います。肌が乾燥すると皮脂の過剰分泌につながるため、保湿は欠かせないステップです。ニキビが気になる部分には、コメドジェニック性が低いとされる成分(ヒアルロン酸、グリセリン、セラミドなど)が含まれた保湿剤を使うことをおすすめします。乳液やクリームを選ぶ際も「ノンコメドジェニック」「オイルフリー」と表示されているものを選ぶと安心です。
⚡ 紫外線対策を怠らない
紫外線は皮膚にさまざまなダメージを与え、ターンオーバーを乱す原因になります。また、日焼けによって毛穴が引き締まり、皮脂が詰まりやすくなることもあります。日常的な日焼け止めの使用は、ニキビの予防にも役立ちます。ニキビ肌の方は、なるべく肌に負担の少ないノンコメドジェニックの日焼け止めを選びましょう。
🌟 マスクの清潔を保つ

布マスクを使用している場合は、毎日洗濯して清潔な状態を保つことが大切です。使い捨てのサージカルマスクも1日1枚を目安に交換するようにしましょう。また、マスクの内側に肌荒れ防止のためのガーゼを当てたり、摩擦を軽減できるインナーマスクを活用したりすることも効果的です。さらに、マスクの着用時間を可能な範囲で調整し、肌が「呼吸」できる時間を確保することも大切です。
💬 市販のニキビ治療薬を上手に活用する
市販の外用薬(OTC医薬品)のなかには、ニキビに対して一定の効果が期待できるものがあります。例えば、イブプロフェンピコノールやイソプロピルメチルフェノールを含む抗炎症・抗菌作用のある製品が代表的です。また、過酸化ベンゾイルはアクネ菌に対して高い殺菌効果を持ち、海外では一般的に使用されており、日本でも一部市販されています。ただし、これらの薬は医師の指導のもとで使用することがより安全であり、効果が出ない場合や症状が悪化する場合は皮膚科への受診を検討してください。
💡 鼻ニキビを繰り返す場合に疑いたい内側からの原因
スキンケアを正しく行い、生活習慣にも気を付けているにもかかわらず、鼻ニキビが繰り返しできてしまう場合は、体の内側からの原因を疑ってみることが大切です。
✅ ホルモンバランスの乱れ
月経周期に合わせてニキビが悪化するという女性は多くいます。生理前に黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増えると、皮脂腺が刺激されて皮脂分泌が増加し、ニキビができやすくなります。また、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や甲状腺機能の異常など、内分泌系の疾患が背景にある場合もあります。このような場合は、婦人科や内分泌科への受診が必要になることもあります。
📝 腸内環境の乱れ
近年、腸と皮膚の関係(腸皮膚軸)に注目した研究が増えています。腸内の細菌バランスが乱れると、炎症性サイトカインの産生が増え、皮膚にも炎症が起きやすくなる可能性が指摘されています。便秘が続くとニキビが悪化するという経験をお持ちの方もいるでしょう。食物繊維・発酵食品の積極的な摂取や、規則正しい食生活によって腸内環境を整えることが、ニキビ改善にもつながる場合があります。
🔸 栄養の偏りや欠乏
ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、亜鉛などの栄養素が不足すると、皮脂の調整機能が低下したり、皮膚の修復が遅れたりすることがあります。特にダイエットによる極端な食事制限や、偏食による栄養の偏りがある場合は、皮膚への影響が出やすくなります。食事の見直しとともに、必要に応じてサプリメントで補うことも選択肢のひとつです。ただし、過剰摂取にも注意が必要なため、医師や管理栄養士に相談しながら進めることをおすすめします。
⚡ 薬の副作用
一部の薬剤(ステロイド薬、抗てんかん薬、一部の向精神薬など)はニキビを誘発することが知られています。このような薬剤を服用している場合は、主治医に相談することが重要です。自己判断で服用をやめることは症状の悪化を招く可能性があるため、必ず医師と相談のうえで対処法を検討してください。
Q. 皮膚科ではどのような鼻ニキビ治療が受けられますか?
皮膚科では症状に応じ、アダパレン(ディフェリンゲル)や過酸化ベンゾイルなどの外用薬、抗生物質の内服薬が処方されます。アイシークリニックでは市販薬で改善しない方や跡が残ることが心配な方に向け、肌状態を丁寧に診察したうえで、一人ひとりに合った治療プランをご提案しています。
📌 皮膚科・クリニックを受診すべきタイミング
市販の薬やスキンケアの改善で対応できる鼻ニキビもありますが、以下のような状況が見られる場合は、皮膚科や美容皮膚科・クリニックへの受診を検討してください。
まず、ニキビが大きく腫れており、強い痛みや熱感がある場合です。このような状態は炎症が強く、適切な治療を受けないとニキビ跡が残るリスクが高まります。また、市販薬を1〜2週間使用しても改善がみられない場合も、医療機関を受診するサインです。さらに、ニキビが顔全体に多発していたり、繰り返し同じ場所にできてしまう場合も、専門家の診断が必要です。
皮膚科では、症状の程度に応じて以下のような治療が行われます。
外用薬の処方としては、レチノイド(アダパレン)、過酸化ベンゾイル、抗菌薬(クリンダマイシンなど)が代表的です。これらは市販薬よりも高い効果が期待できます。特にアダパレン(ディフェリンゲル)と過酸化ベンゾイルを含む配合外用薬(エピデュオ®など)は、コメドの形成を抑制し、アクネ菌に対する殺菌効果も持つため、ニキビ治療において広く使用されています。
内服薬としては、抗生物質(ドキシサイクリンなど)や、女性の場合はホルモンバランスを整えるための低用量ピルが処方されることもあります。重症の場合は、イソトレチノイン(ビタミンA誘導体)が使用されることもありますが、副作用の管理が重要なため、医師の厳密な管理下のもとで使用されます。
美容皮膚科・クリニックでは、これらの治療に加えてケミカルピーリング(サリチル酸・グリコール酸などによる角質ケア)、光治療(IPLやLED療法)、レーザー治療などが選択肢として挙げられます。ニキビの状態に応じた最適な治療方法を専門家に相談することが、根本的な解決への近道です。
アイシークリニック大宮院では、ニキビの状態を丁寧に診察し、患者さん一人ひとりに合った治療プランをご提案しています。市販薬でなかなか改善しない、跡が残ることが心配、繰り返すニキビに悩んでいるという方は、ぜひ一度ご相談ください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、鼻ニキビのご相談で来院される患者様の多くが、スキンケアを丁寧に行っているにもかかわらず改善しないとお悩みのケースが見受けられます。鼻は皮脂腺が密集した部位であるため、洗顔方法や保湿の見直しだけでなく、ホルモンバランスや生活習慣といった体の内側からのアプローチも並行して検討することが大切です。セルフケアで改善が見られない場合は、早めにご相談いただくことで、ニキビ跡が残るリスクを最小限に抑えながら、お一人おひとりの肌状態に合った治療をご提案できますので、どうぞお気軽にお越しください。」
✨ よくある質問
鼻は皮脂腺が顔の中でも特に密集しており、皮脂の分泌量が多くなりやすい部位です。また、Tゾーンの一部としてホルモンバランスや自律神経の影響を受けやすく、毛穴も詰まりやすい構造をしています。これらの要因が重なり、アクネ菌が繁殖しやすい環境が生まれるため、ニキビができやすくなります。
自己流でニキビを潰すことはおすすめできません。無理に潰すと炎症が深部に広がり、色素沈着やクレーター状のニキビ跡が残るリスクが高まります。また、手の雑菌が傷口から入り込み、二次感染を引き起こす可能性もあります。ニキビは正しいスキンケアで対処し、改善しない場合は皮膚科への受診をご検討ください。
必要です。鼻のテカリは皮脂の過剰分泌によるもので、肌が乾燥しているために皮脂を余分に分泌しているケースもあります。適切な保湿は肌のバリア機能を維持し、皮脂の過剰分泌を抑える効果が期待できます。ただし、毛穴を塞ぎにくい「ノンコメドジェニック」や「オイルフリー」と表示された製品を選ぶと安心です。
はい、大きく影響します。糖質・脂質の過剰摂取は皮脂分泌を促し、睡眠不足はターンオーバーの乱れや皮脂分泌増加につながります。またストレスによってコルチゾールが分泌されると皮脂腺が刺激されます。スキンケアだけでなく、バランスの良い食事・十分な睡眠・ストレス管理も鼻ニキビの予防に重要です。
以下のような場合は早めの受診をおすすめします。①ニキビが大きく腫れて強い痛みや熱感がある、②市販薬を1〜2週間使用しても改善しない、③同じ場所に繰り返しニキビができる、④顔全体に多発している場合です。アイシークリニックでは、患者さん一人ひとりの肌状態に合わせた治療プランをご提案していますので、お気軽にご相談ください。
🔍 まとめ
鼻にニキビができる理由は、皮脂腺の密度が高いという皮膚の構造的な特性だけでなく、皮脂の過剰分泌、毛穴のつまり、アクネ菌の繁殖、物理的刺激、スキンケアの方法の誤り、生活習慣の乱れなど、複数の要因が絡み合っています。また、ホルモンバランスの乱れや腸内環境の問題など、体の内側からの原因が関わっていることもあります。
鼻ニキビを改善・予防するためには、正しい洗顔・保湿を中心としたスキンケアを継続することが基本です。それに加えて、食生活の見直し、十分な睡眠、ストレスの管理といった生活習慣の改善も重要な役割を果たします。セルフケアで改善が見られない場合や、ニキビが重症化している場合は、早めに皮膚科・美容皮膚科を受診して専門的な治療を受けることをおすすめします。
鼻ニキビは正しい知識と適切なケアによって、十分に改善できる悩みです。今日から少しずつ生活習慣とスキンケアを見直し、鼻まわりの肌トラブルを根本から改善していきましょう。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – ニキビ(尋常性痤瘡)の診療ガイドラインに基づく、アクネ菌の病態・コメド形成・炎症性皮疹の段階的分類および外用薬(アダパレン・過酸化ベンゾイル)・内服薬(抗生物質・イソトレチノイン)の治療指針の参照
- 厚生労働省 – 市販のニキビ治療薬(OTC医薬品)に含まれるイソプロピルメチルフェノール・サリチル酸・過酸化ベンゾイル等の有効成分の承認情報および医薬品の適正使用に関する根拠情報の参照
- PubMed – 食生活(高糖質食・乳製品)とニキビ発症の関連、アンドロゲンによる皮脂腺刺激、腸皮膚軸(gut-skin axis)、睡眠・ストレスとコルチゾール分泌がニキビに与える影響に関する査読済み国際研究論文の参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務