💬 「クリンダマイシンって本当に効くの?」「副作用が心配…」そんな疑問、この記事がまるごと解決します!
📌 塗り薬なのに正しく使わないと耐性菌ができて効かなくなるって知ってましたか?
この記事を読めば、クリンダマイシンのしくみ・正しい使い方・最新の併用療法まで丸わかり。読まないまま使い続けると、気づかないうちに薬が効かない体質になってしまうリスクがあります。
目次
- ニキビとはどのような状態か
- クリンダマイシンとはどのような薬か
- クリンダマイシンがニキビに効くしくみ
- クリンダマイシンの剤形と種類
- クリンダマイシンの正しい使い方
- クリンダマイシンの副作用と注意点
- 耐性菌の問題とその対策
- クリンダマイシンと併用される治療薬・治療法
- クリンダマイシンが適しているニキビのタイプ
- クリンダマイシンを使っても改善しない場合の対処法
- クリニックでのニキビ治療について
- まとめ
⚡ この記事のポイント
クリンダマイシンは炎症性ニキビに有効な抗菌外用薬だが、耐性菌リスクから単独長期使用は避け、過酸化ベンゾイルやアダパレンとの併用が現在の標準治療。アイシークリニック大宮院でも併用療法を積極的に提案している。
💡 1. ニキビとはどのような状態か
ニキビは医学的に「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれ、毛穴の詰まりや皮脂の過剰分泌、細菌の増殖、炎症などが複合的に絡み合って生じる皮膚疾患です。思春期に多くみられますが、成人になってからも悩まされる方は珍しくなく、20代・30代以降に発症する「大人ニキビ」も近年増えています。
ニキビの発生には大きく4つのプロセスが関わっています。まず、皮脂腺から分泌される皮脂が多くなること。次に、毛穴の出口が角質でふさがれて詰まること。そして詰まった毛穴の中で「アクネ菌(Cutibacterium acnes)」が増殖すること。最後に、増殖したアクネ菌が引き起こす炎症です。
ニキビの種類としては、白いポツポツとした「白ニキビ(閉鎖面皰)」、毛穴が開いて黒く見える「黒ニキビ(開放面皰)」、赤みを帯びた「赤ニキビ(炎症性丘疹)」、膿を持った「黄ニキビ(膿疱)」、皮膚の深い部分に生じる「嚢腫(のうしゅ)」や「結節」などがあります。クリンダマイシンは特に炎症を伴うニキビに対して効果を発揮します。
Q. クリンダマイシンはニキビにどのように効くのか?
クリンダマイシンは細菌のリボソーム50Sサブユニットに結合し、タンパク質合成を阻害することでアクネ菌の増殖を抑制します。アクネ菌が減ることで炎症を誘発する物質の産生が抑えられ、赤みや腫れが和らぎます。さらに直接的な抗炎症作用も持つことが研究で示されています。
📌 2. クリンダマイシンとはどのような薬か
クリンダマイシン(clindamycin)は、リンコマイシン系に分類される抗菌薬(抗生物質)です。1960年代に開発された薬で、皮膚科領域を中心に長年使われてきた実績のある薬の一つです。全身への投与(内服薬や注射)と、皮膚への局所投与(塗り薬)の両方の形態がありますが、ニキビの治療に用いられるのは主に外用薬(塗り薬)です。
日本でニキビ治療に使われるクリンダマイシン外用薬としては、「ダラシンTゲル」「ダラシンTローション」などが知られています。これらは医療機関で処方される医薬品であり、市販薬としては販売されていません。そのため、クリンダマイシンを用いてニキビを治療するには、皮膚科や美容皮膚科などの医療機関を受診して処方を受ける必要があります。
クリンダマイシンはアクネ菌だけでなく、ブドウ球菌や連鎖球菌など、皮膚に関わるさまざまな細菌に対しても抗菌活性を持っています。ただし、グラム陰性菌への効果は限定的であり、ニキビの主な原因菌であるアクネ菌(グラム陽性菌)への効果が特に注目されています。
✨ 3. クリンダマイシンがニキビに効くしくみ
クリンダマイシンがニキビに効くしくみを理解するために、まずアクネ菌の役割を整理しましょう。アクネ菌は皮膚の常在菌の一つですが、毛穴が詰まって皮脂が蓄積すると、その皮脂を栄養として過剰に増殖します。増殖したアクネ菌は、リパーゼという酵素を分泌して皮脂の中のトリグリセリドを遊離脂肪酸に分解し、さらに炎症を誘発する物質(プロピオン酸など)を産生します。これが毛穴の周囲に炎症を引き起こし、赤ニキビや膿を持ったニキビへと進展させます。
クリンダマイシンはリボソームの50Sサブユニットに結合することで、細菌のタンパク質合成を阻害します。細菌はタンパク質を合成できなくなると増殖が抑制され、やがて死滅します。これが「静菌作用」および「殺菌作用」と呼ばれるクリンダマイシンの抗菌メカニズムです。
アクネ菌が減少することで、炎症を引き起こす物質の産生が抑えられ、赤みや腫れ、痛みといった炎症症状が和らいでいきます。また、クリンダマイシンは抗菌作用のほかに、直接的な抗炎症作用も持つことが研究で示されており、炎症性サイトカインの産生を抑制することで炎症を鎮める効果も期待されています。
皮膚に塗布したクリンダマイシンは、毛穴の中に浸透して局所的に高い濃度を保ちながら作用します。全身への吸収量は少なく、全身性の副作用が生じにくい点が外用薬としての大きなメリットです。
Q. クリンダマイシン外用薬の正しい塗り方と使用頻度は?
クリンダマイシン外用薬は一般的に1日2回(朝・夜)使用します。洗顔で肌を清潔にした後、薄く均一に広げるのが基本です。ニキビ部位だけでなく発生しやすいエリア全体に塗る「ゾーン塗布」が予防にも有効です。塗布後は低刺激の保湿剤で肌バリアを補うことが推奨されます。
🔍 4. クリンダマイシンの剤形と種類
日本でニキビ治療に処方されるクリンダマイシン外用薬には、主にゲル剤とローション剤の2種類があります。それぞれの特徴を知ることで、自分の肌質や使用部位に合ったものを選びやすくなります。
ゲル剤(ダラシンTゲルなど)は、半固形状のテクスチャーで、皮膚への密着性が高く、有効成分をしっかりと留めておく効果が期待できます。べたつき感が少なく、Tゾーン(額・鼻・顎周辺)などの皮脂が多い部位に使いやすいという特徴があります。乾燥しやすい肌質の方には少し刺激を感じることもあります。
ローション剤(ダラシンTローションなど)は、液状のテクスチャーで、広い範囲に薄くなじませることができます。塗り広げやすいため、背中や胸など広範囲にニキビができている場合にも使いやすいです。サラッとした使用感で、脂性肌の方にも向いています。
どちらの剤形を選ぶかは、患者さんの肌質、ニキビの部位や数、生活スタイルなどを考慮して医師が判断します。使用感に合わない場合は医師や薬剤師に相談すると、使いやすい製剤に変更してもらえることがあります。
なお、クリンダマイシンは後述するナジフロキサシンやベピオ(過酸化ベンゾイル)との配合剤として使用されることもあります。特にベピオとの配合剤は、耐性菌対策の観点から国際的なガイドラインでも推奨されており、日本でも「デュアック配合ゲル」として処方されることがあります。
💪 5. クリンダマイシンの正しい使い方
クリンダマイシン外用薬を正しく使うことは、治療効果を最大化し、副作用や耐性菌のリスクを減らすうえで非常に重要です。以下に、基本的な使い方のポイントをまとめます。
使用頻度は、一般的に1日2回(朝・夜)が基本です。ただし、医師の指示によって1日1回になることもありますので、処方内容を必ず確認してください。
塗布の前には、洗顔をして皮膚を清潔にすることが大切です。汚れや余分な皮脂が残った状態では薬の浸透が妨げられます。洗顔後は肌をやさしく拭き取り、少し乾燥させてから塗布します。
塗布量は、薄く均一に広げることを意識してください。厚く塗り重ねても効果が高まるわけではなく、むしろ刺激や副作用のリスクが増えることがあります。ニキビが気になる部位だけでなく、ニキビが生じやすいエリア全体に薄く塗り広げる「ゾーン塗布」を行うことで、新たなニキビの予防にもつながります。
塗布後は保湿ケアを行うことをおすすめします。クリンダマイシン外用薬には保湿成分が含まれていないため、乾燥しやすい方は薬を塗った後に低刺激の保湿剤(モイスチャライザー)を使うと、肌バリア機能を維持するうえで効果的です。
使用期間については、症状が軽快しても医師から指示された期間はしっかり使い続けることが重要です。自己判断で途中でやめてしまうと、菌が完全に減少しきれず、症状が再燃したり耐性菌が生じやすくなるリスクがあります。一方で、長期間使い続けることによる耐性菌の問題もあるため、経過を見ながら医師と相談しながら治療を進めることが大切です。
眼・鼻・口の粘膜部分には塗らないよう注意が必要です。これらの部位に入ると刺激が生じることがあります。また、傷や湿疹、日焼けのひどい部位への使用も避けてください。
🎯 6. クリンダマイシンの副作用と注意点
クリンダマイシン外用薬は全身吸収が少ないため、内服薬に比べると副作用は少ないとされています。しかし、使用にあたってはいくつかの注意点があります。
最も多く報告される副作用は皮膚への局所反応です。使用開始初期に赤み、かゆみ、乾燥、ピリピリした刺激感などを感じることがあります。多くの場合は軽度で、使い続けるうちに改善していきますが、症状が強い場合や悪化する場合は使用を中止して医師に相談してください。
まれにアレルギー反応が生じることがあります。接触性皮膚炎として、塗布部位に強い赤み・腫れ・水ぶくれなどが出ることがあります。このような症状が現れた場合はすぐに使用を中止し、皮膚科を受診してください。
外用薬ではあるものの、クリンダマイシンは経皮吸収されることがあります。ごくまれに消化器症状(下痢・腹痛・悪心)が生じることもあります。特に注意すべきなのは「偽膜性大腸炎」という重篤な副作用で、腸内細菌のバランスが崩れてクロストリジウム・ディフィシル菌が増殖することによって生じます。外用薬ではリスクは低いですが、激しい下痢や血便が続く場合はすぐに医療機関を受診してください。
妊娠中・授乳中の方は、使用前に必ず医師に相談してください。外用薬のため全身への影響は少ないと考えられていますが、安全性の確認が重要です。
リンコマイシン系の薬剤にアレルギーがある方は使用できません。過去にクリンダマイシンやリンコマイシンで副作用が出た経験がある場合は必ず医師に伝えてください。
Q. クリンダマイシンの長期使用で耐性菌が生じるリスクはあるか?
クリンダマイシンを長期間単独で使用すると、アクネ菌が耐性を獲得するリスクが高まります。日本皮膚科学会のガイドラインでは、耐性菌対策として過酸化ベンゾイル(ベピオ)との併用が推奨されています。アイシークリニック大宮院でも単独使用は避け、併用療法を積極的に提案しています。

💡 7. 耐性菌の問題とその対策
クリンダマイシンをはじめとする抗菌薬を使用する際に必ず考慮しなければならないのが「耐性菌」の問題です。耐性菌とは、抗菌薬に対して抵抗性を持つようになった細菌のことで、抗菌薬が効きにくくなる状態を指します。
アクネ菌のクリンダマイシン耐性は、世界的に増加傾向にあることが複数の研究で報告されています。クリンダマイシンを長期間単独で使用し続けることは、耐性菌が生じるリスクを高める主な原因の一つとされています。耐性菌が増えると薬が効かなくなり、治療効果が低下します。
この耐性菌問題への対策として、現在の皮膚科学会のガイドラインでは、クリンダマイシンを単独で長期使用することを避け、過酸化ベンゾイル(BPO)との併用が推奨されています。過酸化ベンゾイルは酸化作用によって細菌を直接死滅させる働きを持ち、耐性菌を生じにくい薬剤です。クリンダマイシンと過酸化ベンゾイルを組み合わせることで、耐性菌の発生を抑制しながら高い治療効果を維持できると考えられています。
日本でも「デュアック配合ゲル」(クリンダマイシン1%+過酸化ベンゾイル5%)という配合剤が使用可能になっており、耐性菌のリスクを考慮した治療として広く処方されています。また、アダパレン(ディフェリンゲル)との併用も効果的であることが知られており、医師が患者さんの状態に合わせて組み合わせを選択します。
治療を自己判断で中断したり、指示された以上に長期間使い続けたりすることは耐性菌リスクを高めます。必ず医師の指示に従って使用し、定期的に経過を診てもらうことが重要です。
📌 8. クリンダマイシンと併用される治療薬・治療法
ニキビ治療は、クリンダマイシン単独ではなく、複数の治療薬や治療法を組み合わせることで、より高い効果が得られることが多いです。ここでは代表的な併用治療をご紹介します。
アダパレン(ディフェリンゲル)は、レチノイド様作用を持つ外用薬で、毛穴の詰まり(面皰)を改善する効果があります。クリンダマイシンが炎症性のニキビに働くのに対し、アダパレンは毛穴の詰まりというニキビの根本的な原因に作用します。この2剤を組み合わせることで、炎症性・非炎症性どちらのニキビにも対応できます。「ベピオ・アダパレン」「クリンダマイシン・アダパレン」の3剤併用が行われることもあります。
過酸化ベンゾイル(ベピオゲル)は、耐性菌のリスクを下げながら抗菌・角質溶解・抗炎症作用を発揮します。クリンダマイシンとの配合剤(デュアック配合ゲル)として使うこともあれば、それぞれ別々に使用することもあります。
抗菌薬の内服薬(ミノサイクリン、ドキシサイクリン、レボフロキサシンなど)は、外用薬だけでは対応が難しい重症のニキビや、広範囲に炎症が及んでいる場合に用いられます。クリンダマイシン外用薬と内服抗菌薬を同系統のものを重複させることは避けるべきとされており、医師が適切な組み合わせを選択します。
女性のニキビに対しては、ホルモンバランスの乱れが関与していることが多いため、低用量ピル(経口避妊薬)の使用が選択肢に加わることがあります。皮脂の過剰分泌を抑える効果が期待でき、ホルモン性のニキビに有効です。
美容医療の分野では、ケミカルピーリング(グリコール酸やサリチル酸などを用いた角質除去)、光治療(IPLなど)、レーザー治療、ダーマペンなどがニキビ治療や跡の改善に用いられます。これらはクリンダマイシンなどの薬物療法と組み合わせることで、より総合的なニキビ治療が可能になります。
✨ 9. クリンダマイシンが適しているニキビのタイプ
クリンダマイシンはすべてのニキビに対して同等の効果を発揮するわけではありません。どのようなタイプのニキビに特に適しているのかを理解することで、適切な治療選択につながります。
クリンダマイシンが特に効果的なのは、赤みや腫れ、熱感などの炎症症状を伴う「炎症性ニキビ」です。赤ニキビ(丘疹)や膿を持った黄ニキビ(膿疱)は、アクネ菌の増殖が主な原因となっているため、抗菌薬であるクリンダマイシンが有効に働きます。
一方、白ニキビや黒ニキビのように炎症がなく、毛穴の詰まりが主体の「非炎症性ニキビ(面皰)」に対しては、クリンダマイシンだけでは効果が限定的です。こうした面皰性ニキビには、アダパレンや過酸化ベンゾイルなどの角質溶解・面皰溶解作用を持つ薬が適しています。
ただし、実際のニキビ治療では白ニキビ・黒ニキビと炎症性ニキビが混在していることが多く、クリンダマイシンを単独で用いるよりも、アダパレンや過酸化ベンゾイルと組み合わせた治療が標準的です。また、嚢腫や結節のような深くて大きなニキビに対しては、外用薬だけでは不十分なことが多く、内服薬や他の処置(ステロイドの局所注射など)が必要になることもあります。
軽度から中等度の炎症性ニキビが顔に散在している状態であれば、クリンダマイシン外用薬は第一選択薬の一つとして非常に有用です。背中や胸のニキビにも有効で、ローション剤を使うことで広い範囲をケアすることができます。
Q. クリンダマイシンを使っても改善しない場合の原因は何か?
改善しない主な原因として、すでに耐性菌が存在する場合、塗布量や頻度が不適切な場合、ホルモンバランスの乱れが主因である場合などが挙げられます。また、マラセチア毛包炎など別の皮膚疾患がニキビと見分けにくいケースもあります。自己判断での対応は避け、担当医に相談することが重要です。
🔍 10. クリンダマイシンを使っても改善しない場合の対処法

クリンダマイシンを使用しているにもかかわらず、思ったようにニキビが改善しない場合があります。そのような時はどのように対処すればよいのでしょうか。
まず考えられる理由の一つが「耐性菌の存在」です。すでにクリンダマイシン耐性のアクネ菌が増殖している場合、クリンダマイシンの抗菌効果が発揮されにくくなります。この場合は過酸化ベンゾイルへの切り替えや配合剤の使用、あるいは別系統の抗菌薬への変更が検討されます。
次に「使い方が適切でない」可能性もあります。塗布量が少なすぎる、使用頻度が守られていない、洗顔が不十分で薬が浸透しにくい状態になっている、などが原因で効果が出にくいことがあります。使用方法を見直してみることが大切です。
「ニキビの原因がアクネ菌だけでない」場合もあります。ホルモンバランスの乱れや過剰な皮脂分泌、毛穴の詰まりが主因であれば、抗菌薬だけではニキビが根本的には改善されません。アダパレンや過酸化ベンゾイルの追加、ホルモン治療の検討が必要になることがあります。
また、ニキビに見えていても実際には「ニキビダニ(デモデックス)による酒さ様皮膚炎」「マラセチア毛包炎(真菌性毛包炎)」「接触性皮膚炎」など、別の皮膚疾患である可能性もあります。これらはアクネ菌が原因ではないため、クリンダマイシンは効果を示しません。診断が正確でない場合、適切な治療を受けるためにも皮膚科専門医への受診が重要です。
生活習慣の見直しも重要な要素です。睡眠不足、食生活の偏り(糖質・脂質の過剰摂取)、ストレス、紫外線への過度な露出などはニキビを悪化させる要因になります。薬物治療と並行して、日常的なスキンケアと生活習慣の改善も取り組みましょう。
改善が見られない場合は自己判断で薬を増量したり、他の市販薬を組み合わせたりするのは避け、必ず担当医に相談してください。治療内容の見直しや他の選択肢の検討を一緒に行うことが大切です。
💪 11. クリニックでのニキビ治療について
ニキビはセルフケアや市販薬で対応できるものもありますが、炎症が強い場合や広範囲に及ぶ場合、跡が残ってしまっている場合などは、医療機関での専門的な治療が勧められます。アイシークリニック大宮院では、ニキビの状態や原因を丁寧に診察したうえで、一人ひとりに適した治療プランをご提案しています。
クリンダマイシンをはじめとする外用薬の処方のほか、症状に応じてアダパレン、過酸化ベンゾイル、内服抗菌薬などを組み合わせた薬物療法を行っています。また、ケミカルピーリングやレーザー治療、光治療といった美容医療的なアプローチも取り入れることで、現在のニキビの治療だけでなく、ニキビ跡の改善や予防まで総合的にサポートすることが可能です。
「市販薬を使ってみたが改善しない」「同じところにニキビを繰り返す」「ニキビが悪化して跡になってしまった」「スキンケアを見直したいが何から始めてよいかわからない」など、さまざまなお悩みに対応しています。ニキビに悩む方はぜひ一度ご相談ください。
ニキビは早期に適切な治療を受けることで、跡を残さずきれいに治せる可能性が高まります。症状が軽いうちに専門家に診てもらうことが、長期的な肌の状態を守るうえで非常に重要です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、クリンダマイシン外用薬を処方する際、耐性菌リスクを考慮して過酸化ベンゾイルやアダパレンとの併用を積極的にご提案しており、単独使用よりも高い改善効果が得られるケースが多く見られます。最近の傾向として、市販薬で長期間対応した後にご来院される方も多く、すでに耐性菌が関与していると考えられる場合には、治療薬の組み合わせを丁寧に見直すことで改善につながることがあります。ニキビは適切な診断と治療の継続が何より大切ですので、効果を感じにくい場合や副作用が気になる場合は、どうぞ遠慮なくご相談ください。」
🎯 よくある質問
クリンダマイシン外用薬(ダラシンTゲル・ローションなど)は医療機関でのみ処方される医薬品であり、市販薬としては販売されていません。使用するには皮膚科や美容皮膚科などを受診して処方を受ける必要があります。アイシークリニック大宮院でも処方に対応しています。
クリンダマイシンは、赤みや腫れを伴う「赤ニキビ(丘疹)」や膿を持った「黄ニキビ(膿疱)」などの炎症性ニキビに特に効果的です。一方、白ニキビや黒ニキビのような毛穴の詰まりが主体の非炎症性ニキビには効果が限定的で、アダパレンなどの併用が推奨されます。
長期間の単独使用は耐性菌が発生するリスクがあり、推奨されません。現在のガイドラインでは、耐性菌対策として過酸化ベンゾイル(ベピオ)やアダパレンとの併用が標準的とされています。使用期間や治療方針については、必ず担当医の指示に従って進めることが重要です。
最も多い副作用は、塗布部位の赤み・かゆみ・乾燥・ピリピリ感などの局所反応で、多くは軽度で使用継続とともに改善します。まれに接触性皮膚炎が生じることもあります。また、ごくまれに下痢などの消化器症状が現れる場合があり、症状が強い場合はすぐに医師へ相談してください。
改善しない原因として、耐性菌の存在・使い方の問題・ホルモンバランスの乱れ・ニキビ以外の皮膚疾患の可能性などが考えられます。自己判断で薬を増量したり市販薬を組み合わせたりせず、必ず担当医に相談してください。アイシークリニック大宮院では治療内容の見直しも丁寧に対応しています。
💡 まとめ
クリンダマイシンは、ニキビの主な原因菌であるアクネ菌の増殖を抑えることで炎症性ニキビに効果を発揮する抗菌薬です。ゲル剤やローション剤として皮膚に直接塗布して使用するため、全身への影響が少なく、使いやすい外用薬として多くのニキビ治療に取り入れられています。
一方で、長期単独使用による耐性菌の発生リスクがあることから、過酸化ベンゾイルやアダパレンとの併用が現在の標準的なアプローチとなっています。効果を最大限に引き出しながら耐性菌のリスクを抑えるためには、医師の指示に従って正しく使用し続けることが何より大切です。
クリンダマイシンを使用しても効果が感じられない場合や、副作用が気になる場合には、自己判断で対応するのではなく、医療機関に相談することをおすすめします。ニキビの状態や原因に合わせた適切な治療を受けることで、肌の状態を改善し、再発を防ぐことにつながります。
アイシークリニック大宮院では、クリンダマイシンをはじめとするニキビ治療薬の処方から、美容医療的なアプローチまで幅広い治療オプションをご用意しています。ニキビでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 尋常性痤瘡(ニキビ)の診療ガイドラインとして、クリンダマイシンの適応・使用方法・耐性菌対策・過酸化ベンゾイルとの併用推奨など、記事の核心的内容の根拠として参照
- PubMed – クリンダマイシンのニキビへの作用機序(リボソーム50Sサブユニット阻害)、アクネ菌耐性の世界的増加傾向、BPOとの併用効果に関する国際的臨床研究・エビデンスの参照
- 厚生労働省 – ダラシンTゲル・ローションなど処方医薬品としての承認情報、医薬品の適正使用・副作用(偽膜性大腸炎を含む)に関する安全性情報の参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務