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汗拭きシート メンズ向け完全ガイド|選び方・使い方・多汗症との関係まで解説

夏場の通勤やスポーツ後、あるいはビジネスシーンでのちょっとした汗が気になるとき、汗拭きシートはとても便利なアイテムです。近年は男性向けの製品も多く登場し、成分・香り・サイズなどバリエーションが豊富になりました。しかし「どれを選べばいいかわからない」「使い方が正しいのか不安」という声も少なくありません。また、汗拭きシートを毎日大量に使っていても汗がなかなか収まらないという場合、それは多汗症のサインである可能性があります。この記事では、男性向け汗拭きシートの選び方・正しい使い方を医療的な観点から解説しつつ、汗の悩みを根本から解決するためのヒントもお伝えします。


目次

  1. 男性が汗拭きシートを使うメリット
  2. 汗拭きシートの主な種類と成分
  3. メンズ向け汗拭きシートの選び方
  4. 汗拭きシートの正しい使い方と注意点
  5. 汗拭きシートを使っても汗が止まらない場合は多汗症かもしれない
  6. 多汗症とはどんな病気か
  7. 多汗症の診断基準と症状
  8. 多汗症の医療的な治療法
  9. 日常生活でできる汗対策との組み合わせ方
  10. まとめ

この記事のポイント

男性向け汗拭きシートは肌質・目的に応じてアルコール系か無アルコール系を選ぶことが重要。使っても汗が止まらない場合は多汗症の可能性があり、ボツリヌストキシン注射やミラドライなど医療的治療が有効。アイシークリニック大宮院では専門的な診察と治療を提供している。

🎯 1. 男性が汗拭きシートを使うメリット

汗拭きシートは、手軽に汗や皮脂を拭き取れるウェットティッシュタイプのアイテムです。男性が日常的に使う場面は非常に多く、そのメリットは以下のような点に集約されます。

まず、即効性のある清潔感の維持という点があります。汗をかいたあと、そのまま放置していると皮脂や汗が酸化し、嫌なにおいの原因となります。汗拭きシートで素早く拭き取ることで、菌が繁殖する前に皮膚表面を清潔に保つことができます。特にワキの下や首筋、背中など、においが出やすい部位に効果的です。

次に、携帯性の高さが挙げられます。個包装タイプや小型パッケージを選べば、ビジネスバッグやポーチにすっぽり収まります。会議前のリフレッシュや、電車移動後の汗対策として活用している男性も増えています。

また、スキンケア効果を兼ね備えた製品も増えています。男性の皮膚は女性に比べて皮脂分泌が多く、毛穴が詰まりやすい傾向があります。ニキビや吹き出物に悩む男性にとって、皮脂をこまめに拭き取ることは肌荒れ予防につながることもあります。さらに、メントールや清涼成分が配合された製品を選べば、拭いた後の清涼感が得られ、暑い季節の体感温度を下げる効果も期待できます。

このように、汗拭きシートは単なる汗対策グッズにとどまらず、男性の日常的なセルフケアを支える重要なアイテムとなっています。

Q. 男性向け汗拭きシートのアルコール系と無アルコール系の違いは?

アルコール配合タイプは殺菌・消臭効果が高く、汗や皮脂をすっきり拭き取れる反面、敏感肌や顔への使用には刺激が強い場合がある。無アルコールタイプは肌への刺激が少なく保湿成分入りも多いが、消臭効果はやや劣る。肌質と使用目的に応じて選ぶことが重要。

📋 2. 汗拭きシートの主な種類と成分

汗拭きシートと一口に言っても、その種類は多岐にわたります。含まれる成分や素材によって、使用感や目的が大きく異なります。

まず、アルコール系と無アルコール系に大別されます。アルコール(エタノール)配合タイプは、殺菌・消臭効果が高く、汗や皮脂を素早くスッキリと拭き取ることができます。揮発性が高いため、べたつきが残りにくいのもメリットです。一方で、肌への刺激が強いため、敏感肌や乾燥肌の方には向かない場合があります。また、顔への使用は刺激になることがあるため注意が必要です。

無アルコールタイプは、肌への刺激が少なく、敏感肌の方や顔用として適しています。保湿成分が配合された製品も多く、拭いた後の肌の乾燥を防ぐ効果があります。ただし、殺菌・消臭効果はアルコール系に比べると劣ることが多いです。

次に、清涼成分の有無についてです。メントールやハッカ油などの清涼成分が含まれた製品は、拭いた後にひんやりとした清涼感が得られます。夏場や運動後に特に人気があります。清涼感の強さは製品によって異なり、クールタイプとマイルドタイプが存在します。

消臭・制汗成分入りの製品も注目されています。ミョウバンやカテキン、トリクロサンなどの消臭成分が含まれていることで、ただ汗を拭き取るだけでなく、においの発生そのものを抑制する効果が期待できます。ただし、皮膚への残留や刺激の問題もあるため、製品の成分表示を確認することが大切です。

素材面では、レーヨンや綿、ポリエステルなどが使われており、厚みや肌触りが異なります。厚手タイプはしっかりと汗を拭き取れる一方でコストが高く、薄手タイプは使いやすいが一枚での拭き取り量が少ないなど、一長一短あります。

💊 3. メンズ向け汗拭きシートの選び方

男性が汗拭きシートを選ぶ際に注目すべきポイントをまとめます。自分のライフスタイルや肌質に合ったものを選ぶことが、快適な使用感につながります。

使用目的で選ぶという視点が最も基本的です。スポーツ後や屋外作業後の全身の汗を拭き取りたいのか、ビジネスシーンでさりげなく使いたいのか、顔の皮脂をケアしたいのかによって、最適な製品は変わってきます。全身用には大判・厚手タイプが便利です。顔用は無アルコールで保湿成分入りのものを選ぶと良いでしょう。

肌質に合わせた成分選びも重要です。肌が丈夫でにおいが気になる方はアルコール配合タイプを選ぶとよいでしょう。ニキビができやすい方は、ノンコメドジェニックテスト済みの製品や、過剰な皮脂を抑えつつ保湿もできる製品が向いています。アトピーや敏感肌の場合は、防腐剤(パラベンなど)や香料が含まれていないシンプルな成分のものを選ぶことを推奨します。

香りについても確認しましょう。ビジネスシーンでは無香料や微香タイプが好まれます。あまり強い香りは、会議室などで周囲に気になられる場合があります。スポーツ後や自宅でのリフレッシュ用であれば、爽やかな香りのものでも問題ないでしょう。

携帯性とコストパフォーマンスも見逃せません。毎日の通勤などに持ち歩くなら個包装タイプが便利です。自宅や職場での使用がメインなら、大容量パッケージの方がコスト面で有利です。また、フタが乾きにくいタイプかどうかも長持ちのカギになります。

抗菌・消臭成分の有無も確認するとよいでしょう。ただ汗を拭き取るだけでなく、においの原因菌そのものにアプローチする製品を選ぶと、より効果的なにおい対策が期待できます。ただし、強力な抗菌成分は肌の常在菌バランスを崩す可能性もあるため、敏感肌の方には注意が必要です。

Q. 汗拭きシートを使う際に避けるべき行為は何ですか?

肌をゴシゴシと強く擦ることは避けるべきである。摩擦により肌のバリア機能が低下し、乾燥や肌荒れの原因となる。また使いすぎも肌の潤いを奪い、皮脂分泌の増加を招く悪循環につながる。使用後は必要に応じて保湿を行い、体用シートを顔に使うことも控えるべきだ。

🏥 4. 汗拭きシートの正しい使い方と注意点

汗拭きシートは正しく使わなければ、その効果が十分に発揮されないだけでなく、肌トラブルの原因にもなりかねません。以下の点を意識して使用しましょう。

まず、ゴシゴシと強く擦らないことが大切です。肌を強く擦ると、摩擦によって肌のバリア機能が低下し、乾燥や肌荒れを引き起こすことがあります。特にアルコール配合の製品は刺激が強いため、優しく押さえるようにして拭き取るのが基本です。

使用する順番にも気をつけましょう。汗をかいた直後は体温が高く、毛穴が開いた状態にあります。このタイミングで汗拭きシートを使うと、汚れや雑菌を効率よく除去できます。ただし、運動直後で体が熱いときに無理に拭き取ろうとすると、また次の汗が出てきてしまうことがあります。少し体が落ち着いてから使用するのが効果的です。

顔に使う場合は専用品を選びましょう。体用の汗拭きシート、特にアルコール濃度の高いものを顔に使うと、乾燥や赤みの原因になることがあります。顔専用のフェイシャルシートを別途用意することをおすすめします。

使用頻度にも注意が必要です。汗拭きシートは便利ですが、使いすぎると肌の潤いが奪われ、かえって皮脂分泌が増えてにおいが強くなるという悪循環に陥ることがあります。1日の使用回数は状況に応じて調整し、使用後は必要に応じて保湿を行うと良いでしょう。

保管方法も重要です。フタをしっかり閉めないと中のシートが乾燥して使えなくなります。直射日光や高温多湿の場所を避けて保管しましょう。また、開封後は早めに使い切ることが衛生的です。

なお、汗拭きシートはあくまで「汗を拭き取る」ためのアイテムであり、汗そのものを止める効果はありません。汗の量が多くて困っている場合は、制汗剤との併用や、後述する医療的なアプローチも検討しましょう。

⚠️ 5. 汗拭きシートを使っても汗が止まらない場合は多汗症かもしれない

汗拭きシートを何枚使っても追いつかないほど汗が出る、拭いてもすぐにまた汗が滲み出てくる、手や足の裏が常に湿っている……。こうした状況が続いている場合、それは通常の発汗反応を超えている可能性があります。

人間の体は体温を調節するために汗をかきます。暑いとき、緊張したとき、運動をしたときなどに汗をかくのは自然な生理現象です。しかし、気温が高くない状況や安静時でも大量の汗が出る、日常生活に支障をきたすほど汗の量が多いという場合は、「多汗症(たかんしょう)」という医学的な状態に当てはまる可能性があります。

多汗症は男性にも多く見られる疾患であり、日本においても人口の数パーセント程度が影響を受けていると言われています。しかし「体質だから仕方ない」「恥ずかしくて病院に行けない」と放置している男性が多いのも現状です。

汗拭きシートは日常的なケアアイテムとして非常に有用ですが、根本的な解決策にはなりません。多汗症の疑いがある場合は、適切な診断と治療を受けることが、生活の質を大きく改善する近道となります。

Q. 多汗症の原発性と続発性の違いを教えてください

原発性多汗症は特定の疾患や薬剤と無関係に交感神経が過剰に活動する状態で、手のひら・足裏・ワキなどに局所的に現れやすく遺伝的素因もある。続発性多汗症は甲状腺機能亢進症や糖尿病などの疾患・薬剤が原因で起こる全身性の発汗であり、まず原疾患の治療が優先される。

🔍 6. 多汗症とはどんな病気か

多汗症とは、体温調節に必要な量を超える過剰な発汗が起こる状態を指します。医学的には、生理的に必要な発汗量をはるかに超えた汗が特定の部位または全身に起こる状態として定義されています。

多汗症には大きく分けて「原発性多汗症」と「続発性多汗症」の2種類があります。

原発性多汗症は、特定の疾患や薬剤の影響なく、汗腺の機能亢進が起こるタイプです。原因はまだ完全には解明されていませんが、交感神経の過剰な活動が関与していると考えられています。遺伝的な素因もあると言われており、家族内で多汗症が見られるケースも少なくありません。原発性多汗症は主に手のひら、足の裏、ワキ(腋窩)、顔面などに多く見られます

続発性多汗症は、甲状腺機能亢進症、糖尿病、感染症、悪性腫瘍、特定の薬剤の副作用などが原因で生じる多汗症です。全身性の発汗が多く、原発性とは異なる特徴を持ちます。続発性多汗症の場合は、まず原因となっている疾患の治療が優先されます。

男性において特に多いのはワキ(腋窩多汗症)と手のひら(手掌多汗症)の多汗症です。ワキの汗が多いと、衣類に汗ジミができやすく、においの問題も起こりやすくなります。手のひらの汗が多いと、握手や書類への署名、スマートフォンの操作などで困難を感じることがあります。これらは社会的・精神的なストレスになりやすく、仕事や人間関係に影響を及ぼすことも少なくありません

また、多汗症は精神的なプレッシャーや緊張によって症状が悪化することがあります。「汗をかいていることを他人に気づかれたくない」という不安が、さらに緊張を高めて汗を促すという悪循環が生じることもあります。

📝 7. 多汗症の診断基準と症状

多汗症はどのような基準で診断されるのでしょうか。医療機関では、国際的に広く使用されているガイドラインに基づいた問診と評価が行われます。

原発性局所多汗症の診断基準として、「明らかな誘因がないにもかかわらず、局所的に過剰な発汗が6か月以上続いている」という条件があり、さらに以下の6項目のうち2つ以上を満たす場合に診断されます。

1つ目は、両側性かつ比較的対称的な発汗の部位(左右の手のひら、両方のワキなど)であること。2つ目は、週1回以上のエピソードがあること。3つ目は、22歳以下で発症していること(多くの場合、青年期に発症します)。4つ目は、家族歴があること。5つ目は、睡眠中には発汗が止まること(夜間には発汗が減少するのが特徴で、続発性多汗症との鑑別に重要です)。6つ目は、日常生活に支障をきたしていること。

また、発汗量を客観的に評価する方法として、ヨウ素デンプン反応を利用したMinor法(マイナー法)と呼ばれる検査があります。発汗部位にヨウ素液を塗布した後、デンプン粉末をかけると、汗が出た部位が紫色に変色します。これにより、発汗の分布や量を視覚的に確認することができます。

患者の主観的な汗の程度を評価する指標として、HDSS(Hyperhidrosis Disease Severity Scale:多汗症疾患重症度尺度)もよく使われます。1〜4段階のスコアで自分の汗の状態を評価するもので、スコア3以上(汗がほぼ常に我慢できない、日常生活に頻繁に支障をきたす)で治療の適応とされることが多いです。

多汗症の症状は個人差が大きく、軽度から重度まで幅広くあります。汗による不快感だけでなく、臭い、衣類の汚れ・傷み、皮膚トラブル(浸軟、湿疹、白癬などの二次感染)、社会的な困惑・精神的なストレスなど、多方面にわたる問題を引き起こします。

Q. 多汗症にはどのような医療的治療法がありますか?

多汗症の治療法には、塩化アルミニウム外用薬、手足を水に浸して電流を流すイオントフォレーシス、汗腺の神経伝達を抑えるボツリヌストキシン注射、マイクロ波で汗腺を破壊するミラドライなどがある。ボツリヌストキシン注射は原発性腋窩多汗症に保険適用があり、効果は4〜12か月持続する。

💡 8. 多汗症の医療的な治療法

多汗症は「体質だから仕方ない」という病気ではありません。医療機関では複数の治療法が確立されており、症状の程度や発汗部位に応じて適切な方法を選択することができます。

塩化アルミニウム外用薬は、多汗症の基本的な治療薬として広く用いられています。塩化アルミニウムが汗腺の開口部を物理的に塞ぐことで発汗を抑制します。市販の制汗剤にも含まれていますが、医療用は濃度が高く、より強い効果が期待できます。ワキや手のひら、足の裏などへの使用が一般的です。皮膚への刺激感が出ることがある点には注意が必要です。

イオントフォレーシスは、水に手足を浸した状態で弱い電流を流すことで、発汗を抑制する方法です。主に手掌・足底多汗症に対して用いられます。複数回の施術が必要ですが、副作用が少なく安全性の高い治療法です。

ボツリヌストキシン注射は、多汗症治療の中でも即効性と高い効果が期待できる治療法として近年注目されています。ボツリヌス菌が産生するタンパク質(トキシン)を、発汗が多い部位の皮内に注射します。これにより、汗腺を支配する神経からのアセチルコリンの放出が抑制され、発汗が抑えられます。効果の持続期間は個人差がありますが、一般的に数か月(4〜12か月程度)持続すると言われています。繰り返し施術を受けることで、継続的に発汗をコントロールすることができます。特にワキの多汗症(腋窩多汗症)への効果が高いとされており、日本でも保険適用の対象となっています(原発性腋窩多汗症に限る)

内服薬として、抗コリン薬が用いられることがあります。汗腺への神経伝達を遮断する作用があり、全身の発汗を抑えます。ただし、口の渇き、尿閉、視力異常などの副作用が出ることがあり、使用には医師の判断が必要です。

外科的な治療法として、胸腔鏡下交感神経切断術(ETS)があります。手術で交感神経を切断することにより、手掌多汗症に対して根治的な効果が期待できます。ただし、代償性発汗(胸部や腹部など別の部位に汗が増える)という副作用が起こることがあり、適応については慎重な検討が必要です。

ミラドライ(マイクロ波照射)は、マイクロ波を照射して汗腺そのものを破壊する方法で、ワキの多汗症・臭いに対して効果的です。機器によっては1〜2回の施術で長期的な効果が期待できます

アイシークリニック大宮院では、多汗症の専門的な診察と治療を行っています。「汗が多くて困っているが、どこに相談すればいいかわからない」という方も、まずは気軽にご相談ください。症状の程度や生活への影響を詳しくお伺いした上で、最適な治療法をご提案します。

✨ 9. 日常生活でできる汗対策との組み合わせ方

医療的な治療と並行して、日常生活での汗対策を取り入れることで、より快適な生活を送ることができます。汗拭きシートはその一つですが、ほかにも有効な方法がいくつかあります。

制汗剤・デオドラント剤との併用です。制汗剤は発汗を抑制する成分(塩化アルミニウムなど)を含み、デオドラント剤は主ににおいを防ぐ成分を含みます。両方の機能を持つ「制汗デオドラント」と呼ばれる製品も多く販売されています。汗拭きシートで汗を拭き取ってから制汗剤を使うと、より効果が高まります

衣類の選択も重要です。汗をかきやすい体質の男性は、通気性の高い素材(綿、麻、吸水速乾素材など)を選ぶことで快適さが増します。下着はしっかりと汗を吸収し、臭いの発生を防ぐ機能性素材を選ぶとよいでしょう。また、ワキに汗取りパッドを貼ることで、衣類の汗ジミを防ぐことができます。

食生活の見直しも汗対策に役立ちます。辛い食べ物やカフェイン、アルコールは発汗を促進する作用があります。過度な摂取を控えることで、食後や飲み会後の過剰な発汗を抑える効果が期待できます。また、ニンニクや玉ねぎなどの食品は体臭に影響することがあるため、においが気になる方は摂取量に注意するとよいでしょう。

ストレス管理も欠かせません。精神的な緊張や不安は、交感神経を刺激して発汗を増加させます。規則正しい生活、十分な睡眠、適度な運動、リラクゼーション法(深呼吸、瞑想など)を取り入れることで、自律神経のバランスを整え、精神的な発汗を減らす効果が期待できます。

入浴・シャワーによるケアも効果的です。汗拭きシートは一時的な対処法ですが、皮膚に残った汗や皮脂を完全に洗い流せるわけではありません。帰宅後はシャワーや入浴でしっかりと体を清潔にすることが基本です。特に汗をかきやすいワキや股間、足の裏などは丁寧に洗いましょう。ただし、強く擦りすぎると肌を傷めるため、適切な力加減で洗うことが大切です。

こうした日常ケアは多汗症の症状を軽減する効果があるものの、症状が重い場合は医療的な介入なしに改善が難しいことも多いです。日常ケアと医療的治療を上手に組み合わせることが、汗の悩みを総合的に改善するための最善の方法です。

また、汗拭きシートを使う際には、医療治療との相性も考慮しましょう。例えば、ボツリヌストキシン注射を受けた後は、施術部位を強く擦らないよう指示が出ることがあります。担当医の指示に従いながら、適切なタイミングで汗拭きシートを活用することが重要です。

汗の悩みは「誰にでもあること」と軽視されがちですが、日常生活や社会的な場面での影響は決して小さくありません。特に多汗症においては、精神的な負担が大きく、放置することで自己肯定感の低下や引きこもりにつながるケースも報告されています。汗の問題を早期に専門家に相談することで、生活の質を大幅に改善できる可能性があります。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、汗の多さを「体質だから」と長年悩みながらも受診をためらっていた男性患者様が多くいらっしゃいます。多汗症は適切な治療によって症状を大きく改善できる疾患であり、汗拭きシートなどの日常ケアと医療的アプローチを組み合わせることで、生活の質が格段に向上するケースを日々実感しています。汗の悩みを一人で抱え込まず、まずは気軽にご相談いただければと思います。」

📌 よくある質問

汗拭きシートはアルコール入りと無アルコールどちらがおすすめですか?

目的や肌質によって異なります。アルコール配合タイプは殺菌・消臭効果が高く、においが気になる方に向いています。一方、無アルコールタイプは肌への刺激が少なく、敏感肌の方や顔への使用に適しています。ご自身の肌質と使用シーンに合わせて選ぶことが大切です。

汗拭きシートを顔に使っても大丈夫ですか?

体用の汗拭きシート、特にアルコール濃度が高いものを顔に使うと、乾燥や赤みの原因になる場合があります。顔への使用には、無アルコールで保湿成分入りの顔専用フェイシャルシートを別途用意することをおすすめします。

汗拭きシートを何枚使っても汗が止まらないのはなぜですか?

汗拭きシートはあくまで汗を拭き取るアイテムであり、発汗そのものを止める効果はありません。また、気温が高くない状況や安静時でも大量に汗が出る場合は、多汗症という医学的な状態の可能性があります。症状が続く場合は、専門の医療機関への相談をおすすめします。

多汗症はどのような治療法がありますか?

多汗症の治療法には、塩化アルミニウム外用薬、イオントフォレーシス、ボツリヌストキシン注射、ミラドライ(マイクロ波照射)、抗コリン薬の内服などがあります。症状の部位や重症度に応じて最適な方法が選択されます。アイシークリニック大宮院では、専門的な診察のうえ適切な治療法をご提案しています。

汗拭きシートの使いすぎで肌荒れになることはありますか?

はい、使いすぎには注意が必要です。頻繁に使用すると肌の潤いが奪われ、乾燥や皮脂分泌の増加につながる悪循環が起こることがあります。また、強くこすると肌のバリア機能が低下し、肌荒れの原因にもなります。使用回数を適切に調整し、使用後は必要に応じて保湿を行いましょう。

🎯 まとめ

男性向け汗拭きシートは、成分・素材・サイズ・香りなど多くの種類があり、自分のライフスタイルや肌質に合わせて選ぶことが大切です。アルコール系は殺菌・消臭効果が高く、無アルコール系は敏感肌や顔用に向いています。清涼成分や消臭成分の有無も考慮しながら、目的に応じた製品を選びましょう。

使い方の面では、肌を強く擦らず優しく拭き取ること、顔には専用品を使うこと、使いすぎによる乾燥に注意することがポイントです。汗拭きシートは便利なケアアイテムである一方、あくまで一時的な汗対策に過ぎません。

汗の量が多くて困っている場合、それは多汗症という医学的な状態である可能性があります。多汗症には塩化アルミニウム外用薬、イオントフォレーシス、ボツリヌストキシン注射、ミラドライなどの有効な治療法があり、症状の程度に応じた対処が可能です。「汗が多いのは仕方ない」と諦めず、専門の医療機関へ相談することをおすすめします。

アイシークリニック大宮院では、多汗症をはじめとした汗の悩みについての相談を受け付けています。日常ケアと医療的アプローチを組み合わせることで、汗の悩みから解放されるための最善の方法をご提案します。まずはお気軽にご相談ください。

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📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 原発性局所多汗症の診断基準・治療ガイドライン(塩化アルミニウム外用・ボツリヌストキシン注射・イオントフォレーシス等の治療法の根拠)
  • 厚生労働省 – 医薬品・医薬部外品としての制汗剤・外用薬の承認・安全性情報、およびボツリヌストキシン製剤の保険適用に関する公的情報
  • PubMed – 多汗症の国際的診断基準(HDSS・Minor法)および各治療法の有効性・安全性に関する査読済み臨床研究論文

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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