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ドクターフィッシュで水虫はうつる?リスクと正しい対策を解説

温泉施設やアミューズメントパーク、美容サロンなどで体験できるドクターフィッシュ。小さな魚が足の古い角質をついばむ独特の感触が人気を集めており、一度は試してみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、「ドクターフィッシュで水虫がうつるのでは?」「すでに水虫があるけれど入っても大丈夫?」といった疑問や不安を感じている方も少なくありません。この記事では、ドクターフィッシュと水虫の関係について、感染の仕組みや実際のリスク、正しい予防策まで詳しく解説します。


目次

  1. ドクターフィッシュとは?その仕組みと人気の理由
  2. 水虫(白癬菌)とはどのような感染症か
  3. ドクターフィッシュで水虫はうつるのか?感染経路を考える
  4. ドクターフィッシュ体験で考えられる水虫感染のリスク
  5. 水虫がある人がドクターフィッシュに入ることの問題点
  6. ドクターフィッシュ体験後に水虫を予防するための対策
  7. 水虫かもしれないと感じたら?症状のセルフチェック
  8. 水虫の正しい治療方法と注意点
  9. ドクターフィッシュ以外で水虫がうつりやすい場所
  10. まとめ

この記事のポイント

ドクターフィッシュ体験による水虫感染リスクはゼロとは言えず、共有水槽や皮膚バリア低下が要因となる。水虫がある人は体験を控え、体験後は速やかに足を洗浄・乾燥させることが重要。症状がある場合は皮膚科を受診し、適切な抗真菌薬治療を継続することで完治できる。

🎯 ドクターフィッシュとは?その仕組みと人気の理由

ドクターフィッシュとは、トルコやイラン、イラク周辺の温泉地帯に生息する淡水魚「ガラ・ルファ(Garra rufa)」のことを指します。体長は5〜10センチメートル程度の小型魚で、歯を持たない口の構造が特徴的です。この魚は、水中に漬けた人間の足などに群がり、皮膚の表面にある古い角質や死んだ皮膚細胞を食べる習性があります。

ガラ・ルファは自然環境下では、川底の岩に付着した藻類や有機物を食べて生きていますが、食物が不足した環境では動物の皮膚の古い角質を食べるようになるとされています。この習性を利用して、足の角質ケアや皮膚の美容目的として、特にヨーロッパや東アジアで人気が広がりました。日本にはおよそ2000年代後半から普及し始め、温泉施設やアミューズメントパーク、フットケアサロンなどに導入されています。

ドクターフィッシュが皮膚をついばむ感覚は「くすぐったい」「ピリピリする」などと表現されることが多く、角質除去の効果に加えて、魚に触れるというユニークな体験が人気を集めています。ただし、実際のところ、医学的な治療効果については科学的根拠が十分に確立されているわけではなく、あくまでもレジャーや美容目的としての位置づけが一般的です。

また、ドクターフィッシュの体験施設では、複数の利用者が同じ水槽に足を入れることが通常のスタイルです。この「共有する」という点が、感染症、特に水虫(白癬)の感染リスクに関連して問題になることがあります。

Q. ドクターフィッシュとはどのような魚ですか?

ドクターフィッシュとは、トルコ・イラン周辺原産の淡水魚「ガラ・ルファ」のことです。歯を持たない口で皮膚の古い角質をついばむ習性があり、足の角質ケアや美容目的で温泉施設・サロンなどに導入されています。医学的治療効果の科学的根拠は十分ではなく、主にレジャー目的として位置づけられています。

📋 水虫(白癬菌)とはどのような感染症か

水虫は、皮膚糸状菌(白癬菌)と呼ばれるカビ(真菌)の一種が皮膚に感染することで起こる疾患です。医学的には「足白癬(あしはくせん)」と呼ばれ、非常に一般的な感染症の一つです。日本では、5人に1人が水虫に感染しているとも言われており、決して珍しい病気ではありません。

白癬菌が感染しやすい部位は主に足ですが、爪(爪白癬)、股部(股部白癬、いわゆる「たむし」)、体幹(体部白癬)、頭部(頭部白癬)など、全身のあらゆる部位に感染する可能性があります。特に足は、靴や靴下によって蒸れやすく、白癬菌が増殖しやすい高温多湿の環境が整いやすいため、感染が起こりやすい部位とされています。

水虫の主な症状としては、足の指の間の皮膚がジュクジュクして白くなる「趾間型(しかんがた)」、足の裏や側面に水疱(水ぶくれ)ができる「小水疱型(しょうすいほうがた)」、足の裏全体が厚く硬くなり白い粉をふく「角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)」の三つに大きく分類されます。かゆみが強い場合もあれば、ほとんど自覚症状がない場合もあるため、水虫に気づかないまま過ごしている方も少なくありません。

白癬菌は、感染した皮膚から剥がれ落ちた「鱗屑(りんせつ)」と呼ばれる皮膚片に含まれており、床やマット、スリッパなどを介して他の人に感染します。白癬菌は非常に生命力が強く、乾燥した環境でも数ヶ月間生存できるとされています。感染した皮膚から菌が足の表面に付着しても、すぐに感染が成立するわけではなく、皮膚表面に付着してから約24〜48時間以内に洗い流せば感染を防げる可能性があると言われています。

💊 ドクターフィッシュで水虫はうつるのか?感染経路を考える

ドクターフィッシュ体験と水虫感染の関連性について、具体的な感染経路を考えてみましょう。

まず、水虫の感染経路は主に「白癬菌を含む皮膚片(鱗屑)が別の人の皮膚に付着し、そこで菌が増殖すること」です。ドクターフィッシュ体験においては、水槽の中に複数人が足を入れることになるため、水虫を持つ利用者の足から剥がれ落ちた皮膚片が水槽の水中に混入する可能性があります

水虫の原因菌である白癬菌は、真菌(カビ)の一種であり、水中での生存能力については諸説あります。一般的に、真菌類は湿潤環境を好みますが、水中での拡散や感染力については、乾燥した床面での感染とは性質が異なると考えられています。水槽の水に白癬菌が混入したとしても、水中での希釈効果や水の流れによって菌の濃度が下がること、また利用後に足を洗い流すことなどから、感染リスクが極めて高いとは言えないという見方もあります。

しかし一方で、ドクターフィッシュが皮膚の角質をついばむ行為によって、皮膚のバリア機能が部分的に低下する可能性があります。皮膚のバリア機能が低下すると、白癬菌が皮膚内部に侵入しやすくなる可能性は否定できません。また、ドクターフィッシュが水虫のある人の足をついばんだ後、同じ水槽内の別の人の足にもついばみに行く場合、魚の口を介した間接的な感染経路も理論上は考えられます。

さらに、ドクターフィッシュ体験施設の衛生管理状況によっても感染リスクは大きく変わります。水槽の水が適切にろ過・消毒されているか、定期的に水交換が行われているか、利用者が事前に足を洗浄してから入るかどうかといった衛生管理の徹底が、感染リスクを左右する重要な要因となります。

現時点では、ドクターフィッシュ体験によって水虫に感染したという症例が大規模に報告されているわけではありませんが、感染リスクが「ゼロである」と断言できるほどの科学的根拠もありません。リスクを正しく理解したうえで、適切な予防策を講じることが重要です。

Q. ドクターフィッシュで水虫が感染するリスクはありますか?

ドクターフィッシュ体験による水虫感染リスクはゼロとは言えません。複数人が同じ水槽を共有することで白癬菌を含む皮膚片が水中に混入する可能性があり、ついばみによる皮膚バリアの低下も感染リスクを高めます。ただし、衛生管理が適切な施設の選択と体験後の速やかな足の洗浄・乾燥によってリスクを大幅に下げることは可能です。

🏥 ドクターフィッシュ体験で考えられる水虫感染のリスク

ドクターフィッシュ体験に伴う水虫感染のリスクについて、より具体的に整理してみます。

一つ目のリスク要因は、「共有水槽」という環境です。同じ水槽に多くの人が足を入れるため、水虫の方の足から剥がれ落ちた皮膚片(鱗屑)が水中に存在する可能性があります。白癬菌が水中でどの程度の感染力を保つかについては明確なデータが少ないものの、理論上は感染リスクがゼロとは言えません。

二つ目のリスク要因は、「皮膚バリアの低下」です。ドクターフィッシュが角質をついばむことで、皮膚表面の角質層が薄くなり、局所的にバリア機能が低下する可能性があります。角質層は皮膚の最外層にある重要な防御バリアであり、これが損なわれると外部からの病原体が侵入しやすくなります。白癬菌も例外ではなく、角質が薄くなった皮膚には感染しやすくなる可能性があります。

三つ目のリスク要因は、「微細な傷」の存在です。ドクターフィッシュのついばみによって皮膚に小さな傷が生じる場合があります。目に見えないほど小さな傷であっても、そこから菌が侵入しやすくなることは、医学的に考え得ることです。

四つ目のリスク要因は、「施設の衛生管理レベル」です。水槽の衛生管理が不十分な施設では、白癬菌だけでなく、他のさまざまな微生物が水中に存在するリスクがあります。特に、大勢の人が利用する施設で水の交換やろ過・消毒が適切に行われていない場合、感染リスクが高まることが考えられます。

五つ目のリスク要因として、「免疫力が低下している方」という個人的な要因も見逃せません。糖尿病、ステロイド剤の長期使用、免疫抑制剤の使用など、免疫機能が低下している状態では、白癬菌に感染しやすく、また感染後に重症化しやすい傾向があります。このような方は特に注意が必要です。

これらのリスク要因を総合的に考えると、ドクターフィッシュ体験が水虫感染の原因となる可能性は、完全には否定できないと言えます。特に衛生管理が不十分な施設での体験や、すでに皮膚トラブルを抱えている場合、免疫力が低下している場合は、慎重に判断することが望ましいでしょう。

⚠️ 水虫がある人がドクターフィッシュに入ることの問題点

もし自分が水虫(足白癬)にかかっている状態でドクターフィッシュ体験をする場合、どのような問題があるのでしょうか。

最大の問題は、他の利用者への感染リスクです。水虫のある足を水槽に入れることで、白癬菌を含む皮膚片が水中に放出され、同じ水槽を利用する他の方に感染する可能性があります。これは個人の健康問題であるだけでなく、公衆衛生上の問題でもあります。自分が水虫であることに気づいていない場合も多いため、この点は特に注意が必要です。

また、水虫のある足にドクターフィッシュがついばむことで、皮膚の炎症が悪化する可能性があります。水虫によって既に皮膚バリア機能が低下している部位をさらに刺激することは、症状の悪化を招きかねません。特に、水疱型水虫では水疱が破れやすく、そこから二次感染(他の細菌による感染)が起こるリスクも考えられます。

さらに、水虫の治療中に抗真菌薬を使用している場合、ドクターフィッシュのついばみによる刺激が皮膚に負担をかける可能性もあります。治療中の皮膚は特に敏感な状態にあるため、余計な刺激を与えることは治癒を妨げる可能性があります。

水虫の症状がある方、または水虫が疑われる方は、ドクターフィッシュ体験を避けることが望ましいです。また、施設側としても、利用者に水虫などの皮膚疾患がある場合は利用を控えるよう案内することが、衛生管理の観点から重要です。良識ある施設では入場前にそのような案内をしていますが、利用者自身がこうした点を認識しておくことも大切です。

Q. ドクターフィッシュ体験後の水虫予防法を教えてください。

体験後はできるだけ早く、石鹸を使って足指の間まで丁寧に洗浄することが最重要です。白癬菌は皮膚付着後24〜48時間以内に洗い流せば感染を防げる可能性があります。洗浄後はタオルで指の間の水分を丁寧に拭き取り、足をしっかり乾燥させましょう。体験前に衛生管理が適切な施設を選ぶことも重要な予防策です。

🔍 ドクターフィッシュ体験後に水虫を予防するための対策

ドクターフィッシュ体験を楽しみながらも水虫感染のリスクを最小限に抑えるためには、体験前後の適切なケアが重要です。いくつかの予防策を具体的に紹介します。

体験前の対策として、まず自分自身の足の状態を確認しておくことが大切です。足の指の間や足裏に皮むけ、かゆみ、水疱などがある場合は、水虫の可能性があるため体験を控えるべきです。また、体験前に足を丁寧に洗浄しておくことも、自分の足の清潔を保つためだけでなく、水槽の衛生を守るためにも重要です。多くの施設では入水前の足洗いが求められていますが、その機会に石鹸を使ってしっかり洗いましょう。

体験後の対策として最も重要なのは、速やかに足を洗浄することです。前述のとおり、白癬菌が皮膚に付着してから感染が成立するまでには数時間かかると言われています。体験後できるだけ早く、石鹸を使って足指の間も含めてしっかりと洗い流すことで、菌を洗い落とし感染を防ぐことができます。

洗浄後は、足をしっかりと乾燥させることも重要です。白癬菌は高温多湿の環境を好むため、足が濡れたままの状態を長時間続けることは避けましょう。特に足指の間は乾燥しにくいため、タオルで丁寧に水分を拭き取ることが大切です。

施設選びも感染予防の重要なポイントです。水槽の衛生管理が適切に行われている施設を選ぶことで、感染リスクを大幅に下げることができます。水が清澄で透明度が高いか、水槽内に鱗屑(白い浮遊物)が見られないか、施設スタッフが衛生管理について明確な説明ができるかといった点を確認するとよいでしょう。

個人的な健康状態としては、免疫力が低下している時期(体調不良の時、疲労が蓄積している時など)はドクターフィッシュ体験を控えることも一つの選択肢です。また、糖尿病などの基礎疾患がある方や、免疫抑制剤を服用している方は、主治医に相談したうえで判断することをお勧めします。

📝 水虫かもしれないと感じたら?症状のセルフチェック

ドクターフィッシュ体験後に足の異変に気づいた場合や、日常的に足の状態が気になる場合、水虫の可能性を念頭において症状を確認することが大切です。以下に、水虫の代表的な症状を紹介します。

足の指の間(特に第4・第5趾間)の皮膚が白くふやけてジュクジュクしている、あるいは皮がむけてひび割れている場合は、最も一般的な趾間型水虫の典型的な症状です。かゆみを伴うことが多いですが、かゆみがない場合もあります。

足の裏や側面に小さな水疱(水ぶくれ)が点在している場合は、小水疱型水虫が疑われます。水疱の中に液体が貯留していることが特徴で、破れると強いかゆみを感じることがあります。この型は特に夏に悪化しやすいとされています

足の裏全体が厚く硬くなり、白い粉のようなものをふいている場合は、角質増殖型水虫の可能性があります。この型はかゆみをほとんど感じないことが多く、水虫だと気づかずに長期間放置されることが珍しくありません。また、この型は外用薬(塗り薬)が浸透しにくいため、内服薬(飲み薬)による治療が必要になることがあります

爪の色が白っぽく、または黄褐色に変色し、爪が厚く硬くなっている場合は、爪白癬(爪水虫)の可能性があります。爪白癬は足白癬を長期間放置した結果として生じることが多く、治療に時間がかかります。また、爪白癬がある状態では、足白癬の再発の原因となることもあります。

ただし、これらの症状は水虫以外の皮膚疾患(汗疱、接触性皮膚炎、掌蹠膿疱症など)でも見られることがあります。自己判断で市販の水虫薬を使い続けることは、正確な診断が遅れることにもつながりかねません。症状が続く場合や悪化する場合は、皮膚科を受診して正確な診断を受けることが重要です。

Q. 水虫の治療期間と治療継続の注意点は何ですか?

水虫の外用薬治療では、かゆみや皮むけなどの症状は2〜4週間で改善することが多いですが、菌が完全に死滅するまでには一般的に2〜3ヶ月の継続治療が必要です。症状が改善しても自己判断で中断すると再発しやすいため、医師の指示に従い治療を続けることが大切です。爪白癬を合併している場合はさらに長期の治療が必要になります。

💡 水虫の正しい治療方法と注意点

水虫(足白癬)と診断された場合、適切な治療を行うことが大切です。水虫は自然には治りにくく、適切な治療を行わなければ症状が慢性化したり、家族や身近な人に感染を広げたりするリスクがあります。

水虫の標準的な治療は、抗真菌薬の使用です。外用薬(塗り薬)が基本となりますが、重症例や爪白癬を合併している場合、角質増殖型の場合などは内服薬(飲み薬)が選択されることもあります。

外用抗真菌薬には、イミダゾール系(ルリコナゾール、ビホナゾール、ラノコナゾールなど)やアリルアミン系(テルビナフィンなど)などの種類があります。主治医の指示に従い、適切な薬剤を選択してもらいましょう。市販薬でも同成分のものが販売されていますが、症状が軽度で水虫であることが明らかな場合に限って使用することが望ましく、自己判断に迷う場合は皮膚科を受診することをお勧めします。

外用薬を使用する際の重要なポイントは、「症状がなくなっても治療を続ける」ことです。水虫の症状(かゆみや皮むけなど)は治療開始後2〜4週間程度で改善することが多いですが、この時点で菌が完全に死滅しているわけではありません。外用薬による足白癬の治療期間は一般的に2〜3ヶ月程度が目安とされており、症状が改善した後も一定期間継続して使用することが再発防止に重要です。

内服薬(経口抗真菌薬)は、テルビナフィンやイトラコナゾールなどが使用されます。これらは肝臓で代謝されるため、定期的な血液検査による肝機能のチェックが必要となる場合があります。また、他の薬との相互作用にも注意が必要なため、必ず医師の処方のもとで使用してください。

治療と並行して、日常生活での感染拡大防止も重要です。自分のバスマットやスリッパは家族と共用しないこと、使用後は十分に乾燥させること、靴下は毎日交換すること、足を清潔に保ち十分に乾燥させることなどが基本的な対策となります。

また、爪白癬は放置すると足白癬の再発源となるため、足白癬と同時に治療することが大切です。爪白癬の治療には長期間(6〜12ヶ月以上)を要することがありますが、根気よく治療を続けることが完治への近道です。

✨ ドクターフィッシュ以外で水虫がうつりやすい場所

水虫の感染リスクという観点から見ると、ドクターフィッシュの水槽は感染リスクのある場所の一つに過ぎません。実際には、日常生活の中でもっと水虫がうつりやすい場所や状況が数多く存在します。水虫感染を効果的に予防するためには、こうした場所全体に対して注意を払うことが大切です。

最もリスクが高い場所の一つが、銭湯・温泉・スポーツジムなどの公共の洗い場です。多くの人が素足で利用する場所では、白癬菌を含む皮膚片が床に落ちており、素足で歩くことで感染するリスクが高まります。このような施設を利用した後は、足を丁寧に洗浄し、乾燥させることが重要です。

プールの更衣室や足拭きマットも感染リスクの高い場所です。多くの人が素足で歩くプールの更衣室や足拭きマットには白癬菌が存在している可能性があります。特に、湿った環境では菌が生存しやすいため注意が必要です。

ホテルや旅館のスリッパも、見落とされがちな感染源の一つです。多くの人が使い回すスリッパには、白癬菌が付着している可能性があります。気になる場合は自分のスリッパを持参するか、使い捨てソックスを活用するとよいでしょう。

家庭内での感染も非常に多いケースです。家族の一人が水虫に感染している場合、共用のバスマット、スリッパ、床などを介して他の家族に感染することがあります。家族に水虫の方がいる場合は、これらのアイテムの共有を避け、バスマットは定期的に洗濯・乾燥させることが大切です。

合皮やゴム製の蒸れやすい靴を長時間着用することも、水虫の発症や悪化につながります。足が蒸れた環境は白癬菌が増殖しやすい理想的な条件を作り出します。通気性の良い素材の靴を選んだり、靴を定期的に乾燥させたり、替えの靴を用意して同じ靴を毎日履き続けないようにしたりすることが有効な予防策となります。

また、長時間にわたって靴下や靴を着用した後は、足が高温多湿の状態になっているため、帰宅後は早めに足を洗い、十分に乾燥させることを習慣にすることが水虫予防の基本となります。


👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、ドクターフィッシュ体験後に足の皮むけやかゆみが気になって受診される患者様を一定数お見受けします。水虫は自覚症状が乏しい場合も多く、感染に気づかないまま悪化してしまうケースもありますので、足に少しでも気になる変化があれば早めにご相談いただくことが大切です。適切な診断と治療を継続することで完治できる疾患ですので、どうぞお気軽に受診してください。」

📌 よくある質問

ドクターフィッシュで水虫はうつりますか?

感染リスクがゼロとは言い切れません。複数人が同じ水槽を共有することで白癬菌が水中に混入する可能性があり、ドクターフィッシュのついばみで皮膚バリアが低下することも感染リスクを高める要因となります。ただし、適切な衛生管理が行われた施設の選択と、体験後の速やかな足の洗浄・乾燥により、リスクを大幅に下げることは可能です。

水虫がある状態でドクターフィッシュに入っても大丈夫ですか?

控えることを強くお勧めします。水虫のある足を水槽に入れると、他の利用者への感染リスクが生じます。また、既に皮膚バリアが低下している患部をさらに刺激することで、症状が悪化したり二次感染が起こったりする可能性もあります。水虫の症状がある方、または疑いがある方は体験を避けてください。

ドクターフィッシュ体験後、水虫を予防するには何をすればいいですか?

体験後はできるだけ早く、石鹸を使って足指の間まで丁寧に洗浄することが最も重要です。白癬菌は皮膚に付着してから約24〜48時間以内に洗い流すことで感染を防げる可能性があります。洗浄後は足をしっかり乾燥させ、特に指の間の水分をタオルで丁寧に拭き取ることも大切です。

ドクターフィッシュ体験後に足がかゆくなったら水虫ですか?

必ずしも水虫とは限りませんが、注意が必要です。足の指の間の皮むけ・ジュクジュク、足裏の水疱、足裏の角質の肥厚などの症状が見られる場合は水虫の可能性があります。ただし、似た症状を示す別の皮膚疾患もあるため、自己判断で市販薬を使い続けるより、皮膚科を受診して正確な診断を受けることをお勧めします。当院でもご相談を受け付けております。

水虫と診断されたら、どのくらいで治りますか?

外用薬(塗り薬)による治療の場合、かゆみや皮むけなどの症状は2〜4週間程度で改善することが多いですが、菌が完全に死滅するまでには一般的に2〜3ヶ月程度の継続治療が必要です。症状が改善しても自己判断で治療を中断すると再発しやすいため、医師の指示に従い治療を続けることが大切です。爪白癬を合併している場合はさらに長期間の治療が必要になります。

🎯 まとめ

ドクターフィッシュ体験と水虫の関係について、感染の仕組みからリスク、予防策まで詳しく解説してきました。重要なポイントをまとめると、以下のようになります。

ドクターフィッシュ体験による水虫感染のリスクについては、複数人が同じ水槽を使用するという環境や、皮膚バリアが部分的に低下する可能性から、感染リスクがゼロとは言えません。一方で、水中での白癬菌の感染力は乾燥した床面と比べると低いとも考えられており、適切な衛生管理と体験後のケアによってリスクを大幅に下げることは可能です。

水虫がある方は、他の利用者への感染リスクや自身の症状悪化の観点から、ドクターフィッシュ体験を控えることが望ましいです。体験をする場合は、衛生管理が適切な施設を選ぶこと、体験前に足を丁寧に洗浄すること、体験後もすぐに石鹸で足を洗い乾燥させることが重要な予防策となります。

もし足に気になる症状がある場合は、自己判断で対処するのではなく、皮膚科を受診して正確な診断と適切な治療を受けることをお勧めします。水虫は適切な治療を継続することで完治できる病気です。症状が気になる方、または水虫かどうか判断がつかない方は、お気軽に医療機関にご相談ください。アイシークリニック大宮院でも、皮膚のトラブルに関するご相談を受け付けております。足の異変に気づいたら、早めの受診を心がけましょう。

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📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 足白癬・爪白癬の診断基準および治療ガイドライン(白癬菌の感染経路、症状分類、抗真菌薬による治療方法の根拠として参照)
  • 国立感染症研究所 – 足白癬(水虫)の感染症情報(白癬菌の生存能力・感染成立メカニズム・公衆衛生上のリスクに関する記述の根拠として参照)
  • CDC(米国疾病予防管理センター) – 公共水槽・プール等における皮膚感染症リスクに関する情報(ドクターフィッシュ等の共有水槽における真菌感染リスクおよび予防策の根拠として参照)

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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