🚨 ニキビ跡の茶色いシミ、そのまま放置していませんか?
📌 ニキビが治った後に残る茶色いシミのような跡は、多くの方を悩ませる肌トラブルの一つです。この色素沈着は炎症後色素沈着(PIH:Post-inflammatory hyperpigmentation)と呼ばれ、適切な治療薬を使用することで改善が期待できます。
💡 アイシークリニック大宮院では、患者様一人ひとりの肌質や症状に応じた最適な治療薬をご提案し、美しい肌への回復をサポートしています。
⚡ この記事を読むメリット
✅ 効果的な治療薬の選び方がわかる
✅ 適切な使用方法で早期改善を目指せる
✅ 副作用を避けるための正しい知識が身につく
🚨 放置すると起こるリスク
❌ 色素沈着がさらに濃くなる可能性
❌ 治療期間が長期化してしまう
❌ 自己流ケアで肌トラブルが悪化する恐れ
📋 目次
- 📌 ニキビ跡の色素沈着とは
- 🔬 色素沈着の発生メカニズム
- 💊 治療薬の種類と分類
- 🧴 外用薬による治療
- 💉 内服薬による治療
- ⚖️ 処方薬と市販薬の違い
- ✅ 治療薬の効果的な使い方
- ⚠️ 副作用と注意点
- 📅 治療期間と改善の目安
- 🏃 生活習慣での改善ポイント
- 👨⚕️ 専門医による治療の重要性
- 📝 まとめ
この記事のポイント
ニキビ跡の炎症後色素沈着には、ハイドロキノンやトレチノインなどの外用薬と、トランサミン・ビタミンCなどの内服薬が有効で、アイシークリニック大宮院では皮膚科専門医による個別処方で約8割の患者に改善が見られている。
💡 ニキビ跡の色素沈着とは
ニキビ跡の色素沈着は、炎症を起こしたニキビが治癒する過程で、メラニン色素が過剰に生成され、皮膚に沈着することによって生じる現象です。通常、赤みを帯びた炎症性のニキビが治まった後に、茶色や黒っぽい色素斑として残存します。
この色素沈着は医学的には「炎症後色素沈着」と呼ばれ、ニキビ以外の皮膚炎症でも同様の現象が起こります。特に日本人を含むアジア系の肌質では、メラニン産生能力が高いため、色素沈着が起こりやすい傾向があります。
色素沈着の程度は、元のニキビの炎症の強さ、深さ、個人の肌質、紫外線への露出度などによって大きく左右されます。軽度のものは数か月で自然に薄くなることがありますが、重度のものは適切な治療を行わなければ数年にわたって残存することもあります。
Q. ニキビ跡の色素沈着はなぜ起きるのか?
ニキビの炎症が起きると、皮膚の防御反応としてメラノサイトが刺激され、過剰なメラニン色素が産生されます。このメラニンが通常の皮膚ターンオーバー(約28日周期)で排出しきれず皮膚内に蓄積することで、茶色や黒っぽい色素沈着として残存します。
📌 色素沈着の発生メカニズム
ニキビ跡の色素沈着が発生するメカニズムを理解することは、適切な治療薬を選択する上で重要です。炎症が起きると、皮膚の防御反応として様々な炎症性メディエーターが放出されます。
これらの炎症物質は、表皮最下層にあるメラノサイト(メラニン産生細胞)を刺激し、通常よりも多くのメラニン色素を産生させます。産生されたメラニンは周囲の表皮細胞に取り込まれ、皮膚の色を濃くします。
正常な状態では、メラニンを含んだ表皮細胞は約28日の周期で皮膚表面に押し上げられ、角質とともに剥がれ落ちます。しかし、炎症により大量に産生されたメラニンは、この自然なターンオーバーのサイクルでは完全に排出されず、皮膚内に蓄積されて色素沈着として残存するのです。
また、炎症が真皮層まで及んだ場合、メラニンが真皮内のマクロファージに取り込まれることがあります。真皮内に沈着したメラニンは、表皮のターンオーバーでは除去されないため、より長期間にわたって色素沈着が持続することになります。
✨ 治療薬の種類と分類
ニキビ跡の色素沈着に対する治療薬は、その作用機序や使用方法によっていくつかのカテゴリーに分類されます。主要な分類として、外用薬と内服薬があり、それぞれに異なる特徴と効果があります。
外用薬は皮膚に直接塗布する薬剤で、局所的な効果が期待できます。主な作用として、メラニン産生の抑制、既存のメラニンの分解促進、皮膚のターンオーバー促進などがあります。代表的なものには、ハイドロキノン、トレチノイン、ビタミンC誘導体、アルブチンなどがあります。
内服薬は全身に作用し、体内からメラニン代謝を改善したり、抗酸化作用によって色素沈着の改善をサポートします。主なものには、ビタミンC、ビタミンE、トランサミン(トラネキサム酸)、L-システインなどがあります。
また、処方薬と市販薬の区別も重要です。処方薬は医師の診断に基づいて処方される医療用医薬品で、より高濃度で効果的な成分を含んでいます。市販薬は一般用医薬品や化粧品として販売されており、比較的マイルドな作用のものが中心となります。
Q. ハイドロキノンとトレチノインの違いは何か?
ハイドロキノンはメラニン合成酵素(チロシナーゼ)を阻害しメラニン産生を抑制する外用薬です。一方トレチノインは皮膚のターンオーバーを約14日に短縮し、メラニンを含む表皮細胞の排出を促進します。両者は作用機序が異なるため、症状に応じて使い分けや併用が検討されます。
🔍 外用薬による治療
外用薬による色素沈着治療は、直接患部に作用するため効果的で、多くの皮膚科医が第一選択として推奨する治療法です。各薬剤にはそれぞれ異なる作用メカニズムがあり、患者の症状や肌質に応じて適切に選択する必要があります。
✅ ハイドロキノン
ハイドロキノンは「肌の漂白剤」とも呼ばれる強力な美白成分で、メラニン合成酵素であるチロシナーゼの活性を阻害することで、メラニンの産生を抑制します。また、メラノサイト自体の数を減少させる作用もあります。
医療機関で処方されるハイドロキノンは、通常2~5%の濃度で調製されます。市販品では2%以下の濃度が一般的ですが、処方薬ではより高濃度での治療が可能です。効果は比較的早く現れることが多く、適切に使用すれば数週間から数か月で改善が見られます。
ただし、ハイドロキノンは刺激性があり、濃度が高いほど皮膚刺激のリスクも高まります。使用初期には軽度の発赤や皮むけが生じることがありますが、これは正常な反応の範囲内とされています。長期間の使用や高濃度での使用では、接触性皮膚炎や外因性黒皮症のリスクもあるため、医師の指導のもとで使用することが重要です。
📝 トレチノイン
トレチノインは、ビタミンAの誘導体で、皮膚のターンオーバーを促進する作用があります。表皮細胞の分裂を活性化し、通常28日程度の皮膚の新陳代謝サイクルを約14日に短縮します。これにより、メラニンを含んだ表皮細胞の排出が促進され、色素沈着の改善につながります。
また、トレチノインには真皮のコラーゲン産生を促進する作用もあり、皮膚の質感改善にも寄与します。ニキビ跡の色素沈着だけでなく、軽度の陥凹性瘢痕に対しても効果が期待できます。
トレチノインの使用開始後、多くの場合で皮膚の発赤、乾燥、皮むけといった反応が現れます。これは薬剤の正常な作用によるもので、「トレチノイン皮膚炎」と呼ばれます。この反応は使用開始から1~2週間で最も強く現れ、その後徐々に軽減していきます。
トレチノインは光に対して不安定なため、通常は夜間のみの使用が推奨されます。また、使用期間中は紫外線に対する感受性が高まるため、日中の紫外線対策は特に重要です。
🔸 ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、抗酸化作用とメラニン産生抑制作用を持つ美白成分です。純粋なビタミンCは不安定で皮膚への浸透性が低いため、安定性と浸透性を向上させた誘導体が治療に使用されます。
代表的なビタミンC誘導体には、リン酸アスコルビルマグネシウム(APM)、リン酸アスコルビルナトリウム(APS)、アスコルビン酸グルコシド(AA-2G)などがあります。これらは皮膚内でビタミンCに変換され、メラニン合成酵素の阻害や既存のメラニンの還元作用を発揮します。
ビタミンC誘導体は比較的マイルドな作用のため、敏感肌の方でも使用しやすく、長期間の継続使用が可能です。また、美白効果だけでなく、コラーゲン産生促進による肌質改善効果も期待できます。
⚡ その他の外用薬
アルブチンは、コケモモなどの植物から抽出される天然の美白成分で、チロシナーゼ活性を穏やかに阻害します。刺激性が低く、敏感肌の方にも適用しやすい特徴があります。
コウジ酸は、日本酒の製造過程で発見された美白成分で、チロシナーゼに対する阻害作用があります。また、抗糖化作用も報告されており、肌の透明感向上に寄与します。
アゼライン酸は、穀物に含まれる天然の酸で、メラニン産生抑制作用と軽度のピーリング効果があります。ニキビ治療薬としても使用され、ニキビと色素沈着の両方に効果が期待できます。
💪 内服薬による治療
内服薬による治療は、全身からのアプローチで色素沈着の改善をサポートします。外用薬と併用することで、より効果的な治療が期待できます。
🌟 ビタミンC
ビタミンCの内服は、強力な抗酸化作用によりメラニンの酸化を防ぎ、既存のメラニンを還元して色素沈着を薄くする効果があります。また、コラーゲン合成にも必要な栄養素で、皮膚の健康維持に重要な役割を果たします。
医療機関では、通常のビタミンCよりも吸収性の高いアスコルビン酸ナトリウムなどが処方されることがあります。1日1000~2000mgの高用量投与により、血中濃度を維持し、皮膚への供給を促進します。
💬 トランサミン(トラネキサム酸)
トランサミンは、もともと止血薬として開発された薬剤ですが、メラニン産生を抑制する作用があることが発見され、美白治療に応用されています。プラスミンという酵素の働きを阻害し、メラノサイトの活性化を抑制します。
特に、肝斑の治療に高い効果を示すことが知られていますが、ニキビ跡の色素沈着に対しても有効性が報告されています。通常、1日750~1500mgを分割して服用します。
✅ L-システイン
L-システインは、アミノ酸の一種で、メラニンの産生過程でチロシンからメラニンへの変換を阻害します。また、皮膚のターンオーバーを正常化し、既存のメラニンの排出を促進します。
さらに、L-システインには肝臓の解毒作用を高める効果もあり、体内の老廃物の排出を促進することで、全体的な肌質の改善にも寄与します。
📝 ビタミンE
ビタミンEは脂溶性ビタミンで、強力な抗酸化作用を持ちます。細胞膜の酸化を防ぎ、皮膚の老化を抑制します。ビタミンCと協働して働くため、併用することでより効果的な抗酸化作用が得られます。
また、ビタミンEには血行促進作用もあり、皮膚への栄養供給を改善することで、ターンオーバーの正常化をサポートします。
🎯 処方薬と市販薬の違い
ニキビ跡の色素沈着治療において、処方薬と市販薬には明確な違いがあります。これらの違いを理解することは、適切な治療選択のために重要です。
処方薬は医師の診断に基づいて処方される医療用医薬品で、一般的に市販薬よりも高濃度の有効成分を含んでいます。例えば、ハイドロキノンの場合、市販品では2%以下の濃度が一般的ですが、処方薬では4~5%の高濃度製剤が使用可能です。
また、処方薬には市販では入手できない成分も含まれます。トレチノインは現在日本では医師の処方でのみ入手可能で、市販薬として販売されていません。これは、トレチノインが強力な作用を持つため、適切な医学的管理のもとでの使用が必要だからです。
処方薬のもう一つの利点は、個人の肌質や症状に応じたカスタマイズが可能なことです。医師は患者の皮膚状態を詳しく評価し、最適な濃度や組み合わせを決定します。院内調剤により、複数の有効成分を組み合わせた特製の軟膏を作成することも可能です。
一方、市販薬は安全性を重視して成分濃度が設定されているため、副作用のリスクは低いものの、効果も穏やかです。軽度の色素沈着や予防目的での使用には適していますが、濃い色素沈着に対しては効果が限定的な場合があります。
処方薬の使用では、医師による定期的なフォローアップが行われるため、副作用の早期発見や治療方針の調整が可能です。これにより、より安全で効果的な治療が実現できます。

Q. ニキビ跡治療で内服薬はどう役立つか?
内服薬は全身からアプローチし、外用薬の効果を補完します。トランサミン(トラネキサム酸)はメラノサイトの活性化を抑制し、ビタミンCは強力な抗酸化作用で既存メラニンを還元します。L-システインはメラニン産生過程を阻害し、ビタミンEは血行促進でターンオーバーの正常化をサポートします。
💡 治療薬の効果的な使い方
治療薬の効果を最大限に引き出すためには、適切な使用方法を守ることが重要です。薬剤の種類や個人の肌質によって使用方法は異なりますが、基本的な原則があります。
まず、治療開始前には必ず洗顔を行い、皮膚を清潔にします。メイクや汚れが残っていると薬剤の浸透が妨げられるため、クレンジングと洗顔を丁寧に行うことが大切です。洗顔後は、皮膚を完全に乾燥させてから薬剤を塗布します。
薬剤の塗布量は、適量を守ることが重要です。多すぎると刺激が強くなり、少なすぎると効果が不十分になります。一般的には、顔全体に使用する場合は真珠大、局所使用の場合は米粒大程度が目安です。
塗布方法は、指の腹を使って優しく薄く伸ばします。擦り込むように強くマッサージすると皮膚刺激を引き起こす可能性があるため、軽く叩き込むようにして浸透させます。
使用頻度は、最初は週2~3回から始め、皮膚の反応を見ながら徐々に増やしていきます。急に毎日使用すると刺激症状が強く現れる可能性があるため、段階的な導入が重要です。
複数の薬剤を併用する場合は、使用順序も重要です。一般的には、水溶性の薬剤から先に使用し、油分の多いものを後に使用します。また、刺激の強い薬剤は夜間のみの使用とし、朝は保湿剤や日焼け止めを重視します。
治療期間中の紫外線対策は特に重要です。多くの美白薬剤は皮膚を紫外線に対して敏感にするため、SPF30以上の日焼け止めを毎日使用し、帽子や日傘なども併用することが推奨されます。
📌 副作用と注意点
ニキビ跡治療薬には様々な副作用があり、使用前に十分理解しておく必要があります。副作用の多くは適切な使用方法を守ることで予防または軽減できます。
最も一般的な副作用は皮膚刺激症状です。発赤、乾燥、皮むけ、ひりつき感、かゆみなどが現れることがあります。これらの症状は治療開始初期に多く見られ、皮膚が薬剤に慣れてくると徐々に軽減されることが多いです。
ハイドロキノンの長期使用や高濃度使用では、外因性黒皮症という副作用が報告されています。これは皮膚が慢性的な刺激を受けることで、かえって色素沈着が増強される現象です。適切な濃度と使用期間を守ることで予防できます。
トレチノインでは、使用開始後に「トレチノイン皮膚炎」と呼ばれる反応性の皮膚炎が生じます。これは薬剤の正常な作用による反応ですが、症状が強い場合は使用頻度の調整や一時中断が必要になることがあります。
妊娠中や授乳中の女性では、特に注意が必要な薬剤があります。トレチノインは催奇形性が報告されているため、妊娠の可能性がある女性では使用を避けるべきです。また、ハイドロキノンも妊娠中の使用は控えることが推奨されています。
内服薬では、トランサミンの大量長期投与で血栓症のリスクが指摘されています。ピルを服用中の女性や血栓症の既往がある方では、使用前に医師との相談が必要です。
アレルギー反応も注意すべき副作用の一つです。薬剤に対するアレルギーがある場合、発疹、腫れ、呼吸困難などの症状が現れることがあります。初回使用時は少量から始め、異常を感じた場合はすぐに使用を中止し、医師に相談することが重要です。
✨ 治療期間と改善の目安
ニキビ跡の色素沈着治療では、効果を実感するまでに一定の期間が必要です。皮膚のターンオーバー周期や色素沈着の程度によって改善速度は異なりますが、一般的な目安を理解しておくことは治療を継続する上で重要です。
軽度の色素沈着の場合、適切な治療により2~3か月で改善が見られることが多いです。この期間は、表皮のターンオーバーが2~3回繰り返される期間に相当します。表皮内に留まっているメラニンは、この期間で徐々に皮膚表面に押し上げられ、角質とともに剥がれ落ちます。
中等度の色素沈着では、6か月程度の治療期間が必要になることが一般的です。メラニンの沈着が深部まで及んでいる場合や、炎症が強かった部位では、改善により長期間を要します。
重度の色素沈着や真皮内に沈着したメラニンがある場合は、1年以上の長期治療が必要になることもあります。この場合、外用薬だけでなく、ケミカルピーリングやレーザー治療などの併用を検討することもあります。
治療効果の現れ方は段階的です。最初の1~2か月は大きな変化を感じにくいことが多く、この期間に治療を中断してしまう患者様も少なくありません。しかし、皮膚内では確実に変化が起こっているため、継続することが重要です。
治療3か月目頃から徐々に色調の改善を実感し始める方が多く、6か月継続すると明確な効果を感じられることが一般的です。ただし、これらは目安であり、個人差が大きいことも理解しておく必要があります。
治療の進行を客観的に評価するために、定期的な写真撮影や医師による評価を行うことが推奨されます。日々の小さな変化は気づきにくいため、記録を残すことで治療効果を正確に把握できます。
Q. ニキビ跡の色素沈着治療にどのくらいかかるか?
色素沈着の程度によって治療期間は異なります。軽度では2〜3か月、中等度では6か月程度が目安です。重度や真皮内に沈着したケースでは1年以上かかることもあります。治療開始から1〜2か月は変化を感じにくいですが、アイシークリニック大宮院では約8割の患者様で明確な改善が確認されています。
🔍 生活習慣での改善ポイント
薬物治療と並行して、日常生活の見直しも色素沈着の改善には重要です。生活習慣の改善により、治療効果を高めるとともに、新たな色素沈着の予防も可能になります。
最も重要なのは紫外線対策です。紫外線は既存の色素沈着を濃くするだけでなく、新たなメラニン産生を促進します。日焼け止めの使用はもちろん、帽子、日傘、長袖の着用など、物理的な紫外線防御も併用することが大切です。
適切なスキンケアも欠かせません。過度な洗顔や刺激的な化粧品の使用は、皮膚に炎症を引き起こし、色素沈着を悪化させる可能性があります。優しい洗顔と、肌質に合った保湿剤の使用を心がけます。
栄養バランスの良い食事も重要です。ビタミンC、ビタミンE、ベータカロテンなどの抗酸化物質を豊富に含む野菜や果物を積極的に摂取します。また、良質なタンパク質は皮膚の修復に必要な材料となるため、魚類、大豆製品なども取り入れます。
十分な睡眠は皮膚のターンオーバーを正常化するために不可欠です。成長ホルモンは睡眠中に多く分泌され、皮膚の修復や再生を促進します。1日7~8時間の良質な睡眠を確保することが理想的です。
ストレス管理も見落とせない要素です。慢性的なストレスは、コルチゾールなどのストレスホルモンの分泌を増加させ、皮膚の炎症や色素沈着を悪化させる可能性があります。適度な運動、瞑想、趣味の時間など、ストレス解消法を見つけることが大切です。
喫煙は皮膚の血行を悪化させ、ビタミンCを消耗させるため、色素沈着の改善を妨げます。禁煙は美肌のためだけでなく、全身の健康のためにも重要です。
💪 専門医による治療の重要性
ニキビ跡の色素沈着治療において、皮膚科専門医による適切な診断と治療は非常に重要です。色素沈着の原因や程度を正確に評価し、個人に最適な治療方針を決定するには、専門的な知識と経験が必要です。
皮膚科医は、まず詳細な病歴聴取と皮膚の視診を行います。ニキビの炎症の程度、色素沈着の深さ、範囲、患者の肌質、アレルギー歴などを総合的に評価します。必要に応じて、ダーモスコピー(皮膚鏡)やウッドライト検査などの特殊検査も実施します。
診断に基づき、最適な治療薬の選択と濃度調整を行います。患者の肌質や症状の程度に応じて、単剤使用か複数薬剤の組み合わせか、使用頻度や期間なども個別に決定します。院内調剤により、患者専用の特製軟膏を作成することも可能です。
治療開始後は、定期的なフォローアップにより効果判定と副作用のチェックを行います。治療反応が思わしくない場合は、薬剤の変更や濃度調整、他の治療法の追加など、適時治療方針を修正します。
また、薬物治療だけでは改善が困難な場合には、ケミカルピーリング、レーザー治療、フォトフェイシャルなどの物理的治療法の併用も検討します。これらの治療法は、専門的な技術と設備が必要なため、皮膚科専門医でなければ実施できません。
セルフケアでは判断が困難な肌トラブルや、市販薬で改善しない色素沈着については、早期に皮膚科を受診することが重要です。適切な治療により、より早く、より安全に改善を図ることができます。
アイシークリニック大宮院では、経験豊富な皮膚科専門医が、患者様一人ひとりの症状に応じた最適な治療方針をご提案いたします。色素沈着でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ニキビ跡の色素沈着でお悩みの患者様に対し、肌質や症状の程度に応じてハイドロキノンやトレチノイン等の処方薬を組み合わせた治療を行っており、適切な使用により約8割の患者様で明確な改善を実感していただいています。最近の傾向として、市販薬での自己治療で思うような効果が得られずご相談される方が増えていますが、皮膚科専門医による個別の治療計画により、より安全で効果的な改善が期待できますので、お一人で悩まずお気軽にご相談ください。」
🎯 よくある質問
軽度の色素沈着では2~3か月、中等度では6か月程度の治療期間が一般的です。重度の場合は1年以上要することもあります。皮膚のターンオーバー周期や色素沈着の深さによって個人差があるため、継続的な治療が重要です。
処方薬は医師の診断に基づいて処方される医療用医薬品で、市販薬より高濃度の有効成分を含んでいます。例えばハイドロキノンは市販品では2%以下ですが、処方薬では4~5%まで使用可能です。また、トレチノインのように処方でのみ入手できる成分もあります。
最も多い副作用は発赤、乾燥、皮むけ、ひりつき感などの皮膚刺激症状です。ハイドロキノンの長期使用では外因性黒皮症、トレチノインでは「トレチノイン皮膚炎」が生じることがあります。妊娠中はトレチノイン等の使用を避ける必要があります。
最も重要なのは紫外線対策です。日焼け止め、帽子、日傘の使用で既存の色素沈着の悪化を防げます。また、ビタミンC・E豊富な食事、十分な睡眠(7~8時間)、ストレス管理、禁煙なども皮膚のターンオーバー正常化や治療効果向上に寄与します。
皮膚科専門医により色素沈着の原因や程度を正確に診断し、個人の肌質に最適な治療薬の選択・濃度調整が可能です。定期的なフォローアップで効果判定と副作用チェックを行い、必要に応じてケミカルピーリングやレーザー治療等の併用も検討できます。
💡 まとめ
ニキビ跡の色素沈着は、適切な治療薬の使用により改善が期待できる皮膚トラブルです。ハイドロキノン、トレチノイン、ビタミンC誘導体などの外用薬と、ビタミンC、トランサミン、L-システインなどの内服薬を、症状に応じて適切に使い分けることが重要です。
処方薬は市販薬よりも高い効果が期待できますが、副作用のリスクもあるため、皮膚科専門医の指導のもとで使用することが安全で効果的です。治療効果を実感するには2~6か月程度の期間が必要なことが多く、継続的な治療が重要となります。
また、薬物治療と並行して、紫外線対策、適切なスキンケア、バランスの良い食事、十分な睡眠など、生活習慣の改善も治療効果を高める上で欠かせません。これらを総合的に行うことで、美しい肌を取り戻すことが可能です。
色素沈着の治療は個人差が大きく、最適な治療法は患者様によって異なります。セルフケアで改善しない場合や、より効果的な治療をお求めの方は、皮膚科専門医にご相談いただくことをお勧めします。アイシークリニック大宮院では、最新の知見に基づいた安全で効果的な治療をご提供いたします。

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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 尋常性痤瘡治療ガイドライン2017における炎症後色素沈着(PIH)の治療法に関する記載
- 厚生労働省 – 医薬品・医療機器等法に基づく処方薬と市販薬の分類および安全性に関する規制情報
- PubMed – Post-inflammatory hyperpigmentation treatment with hydroquinone, tretinoin, and topical agentsに関する国際的な臨床研究論文
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務