💬 「肌がちょっとかゆいだけ…病院行くほどでもないかな」
そう思って放置していませんか?
実は、軽度のアトピーこそ、早めのケアが超重要!
何もしないでいると、慢性化・重症化するリスクがあります。
🚨 こんな症状、心当たりありませんか?
- 📌 肌がなんとなくかゆい・ザラザラする
- 📌 「アトピーかどうかわからない」と悩んでいる
- 📌 市販薬を使っても、なかなか治らない
この記事を読めば、軽度アトピーの症状・原因・正しいケア方法がすべてわかります。読まずに放置すると、気づかないうちに悪化するかもしれません。ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
- アトピー性皮膚炎とはどんな病気か
- アトピーの重症度分類とは?軽度の定義
- 軽度アトピーの主な症状と特徴
- 軽度アトピーが起こる原因とメカニズム
- 軽度アトピーを悪化させる要因
- 軽度アトピーのセルフケア(スキンケア編)
- 軽度アトピーのセルフケア(生活習慣編)
- 軽度アトピーの治療法
- 軽度でも病院を受診すべき理由とタイミング
- まとめ
💡 この記事のポイント
軽度のアトピー性皮膚炎は放置すると慢性化・重症化するリスクがあり、日常的な保湿・清潔ケアと医師による早期診断・ステロイド外用薬の適切な使用が症状コントロールの鍵となる。
💡 アトピー性皮膚炎とはどんな病気か
アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が慢性的に繰り返される皮膚の炎症性疾患です。皮膚のバリア機能の低下と免疫系の過剰反応が組み合わさることで発症すると考えられており、遺伝的な要因と環境的な要因の両方が関与しています。
「アトピー」という言葉はギリシャ語に由来し、「奇妙な」「場違いな」という意味を持ちます。アレルギー体質の方に多く見られ、気管支喘息・アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎といった他のアレルギー疾患を合併することも珍しくありません。こうした体質のことを「アトピー素因」と呼びます。
日本での有病率は、乳幼児から学童期にかけて10〜20%程度と報告されており、近年では成人になっても症状が続いたり、大人になってから初めて発症したりするケースも増えています。子どもだけの病気というイメージがありますが、年齢を問わず発症・再発する可能性のある皮膚疾患です。
アトピー性皮膚炎は根本的な完治が難しい慢性疾患ですが、適切な治療とスキンケアを継続することで、症状を抑えた状態(寛解)を長く保つことが十分に可能です。軽度の段階でしっかりとコントロールすることが、重症化の予防につながります。
Q. 軽度アトピーの症状はどんな特徴がありますか?
軽度アトピー性皮膚炎の主な症状は、皮膚の乾燥・かゆみ・軽い赤みや湿疹です。肘の内側や膝の裏など関節の屈曲部に好発し、入浴後や就寝前にかゆみが強まる傾向があります。赤みが出たり引いたりを繰り返す「再燃・寛解」のパターンが特徴的です。
📌 アトピーの重症度分類とは?軽度の定義
アトピー性皮膚炎には、症状の程度に応じた重症度分類があります。日本皮膚科学会のガイドラインでは、「軽症」「中等症」「重症」「最重症」の4段階に分類されています。
軽症(軽度)の定義については、「面積は小さいながら、軽微な炎症症状(乾燥や赤みなど)が見られる状態」とされています。具体的には、皮膚の乾燥や一部に赤みがある程度で、じくじくとした滲出液が出るような強い炎症は伴わない状態が目安となります。
評価には「EASI(Eczema Area and Severity Index)」や「IGA(Investigator Global Assessment)」などのスコアリング方法が使われますが、実際の診察では医師が皮膚の状態を見ながら総合的に判断します。患者さん自身が「かゆみがそれほどひどくない」「湿疹がたまに出る程度」と感じている場合でも、皮膚科で診察を受けると軽症〜中等症と判断されることがあります。
なお、重症度は固定されたものではなく、季節・生活環境・ストレスなどによって変動します。「今は軽度だから大丈夫」という安心感が過信につながらないよう、継続的な観察と適切なケアが欠かせません。
✨ 軽度アトピーの主な症状と特徴
軽度のアトピー性皮膚炎では、症状が比較的穏やかなため、「ただの乾燥肌」「ちょっとした湿疹」と見分けがつかないことがあります。以下に、軽度アトピーでよく見られる症状を詳しく説明します。
まず最も多く見られるのが、皮膚の乾燥(乾燥肌・ドライスキン)です。皮膚の表面から水分が逃げやすくなっているため、触るとざらざらした感触があったり、白い粉をふいたような状態になったりします。特に秋から冬にかけての乾燥した季節に悪化しやすい傾向があります。
次に、かゆみです。軽度の場合でも、かゆみは症状のなかで大きな割合を占めます。特に入浴後や就寝前に体が温まるとかゆみが強くなることがあり、睡眠の質に影響が出る方も少なくありません。かゆいからといって強くかいてしまうと、皮膚が傷ついて炎症がさらに広がるという悪循環に陥りやすくなります。
また、軽い赤みや湿疹も軽度アトピーの特徴です。肘の内側、膝の裏側、手首、首周りなど、皮膚が重なって蒸れやすい部位や、関節の屈曲部に好発します。赤みが出たり引いたりを繰り返す「再燃・寛解」のパターンをたどることが多く、「調子がいい時期」と「少し悪化する時期」が交互にくることも特徴の一つです。
さらに、皮膚が薄くなったり、かき傷のような痕が残りやすかったりすることもあります。軽度のうちはまだ目立つほどではありませんが、長期間繰り返すうちに皮膚が硬くなる「苔癬化(たいせんか)」につながることもあるため、早い段階でのケアが大切です。
子どもの場合は、頬や額、頭部といった顔面に症状が出やすく、成長とともに症状の出る場所が変わっていくことがあります。一方で大人のアトピーは、顔・首・デコルテ・手などに症状が集中するケースが多く見られます。
Q. アトピーが悪化しやすい生活習慣の要因は何ですか?
アトピー性皮膚炎を悪化させる主な生活習慣上の要因には、熱すぎる湯での入浴・ゴシゴシとした強い洗い方・香料入りスキンケア製品の使用などがあります。また、ダニや寝具の管理不足、精神的ストレス、睡眠不足、ウール・化学繊維など粗い素材の衣類着用も症状悪化につながります。
🔍 軽度アトピーが起こる原因とメカニズム
アトピー性皮膚炎が発症・持続する背景には、大きく分けて「皮膚バリア機能の異常」と「免疫系の異常」という2つの要因があります。
皮膚のバリア機能とは、外部からの刺激や異物(アレルゲン・細菌・化学物質など)の侵入を防ぎ、体内の水分を保持する役割のことです。アトピー性皮膚炎の患者さんでは、「フィラグリン」と呼ばれるタンパク質をコードする遺伝子に変異があることが多く、このフィラグリンは皮膚のバリア形成に不可欠な成分です。フィラグリンが不足すると、皮膚の保湿力が低下し、外部からの刺激を受けやすい状態になります。
バリア機能が低下した皮膚では、アレルゲンが皮膚から体内に侵入しやすくなります。これをきっかけに免疫系が過剰反応を起こし、炎症を引き起こすサイトカイン(特にIL-4、IL-13などのTh2型サイトカイン)が大量に分泌されます。この炎症がかゆみをもたらし、かくことでさらに皮膚が傷つき、バリア機能がさらに悪化するという悪循環が生じます。
遺伝的な素因に加えて、環境的な要因も大きく影響します。ダニ・ハウスダスト・花粉・カビなどの環境アレルゲン、汗・唾液などの刺激物質、衣類の摩擦、洗剤や化粧品などの化学物質、気温や湿度の変化、食物アレルギー(特に乳幼児期)などが挙げられます。また、精神的ストレスや睡眠不足も免疫系に影響し、症状の悪化につながることがわかっています。
軽度の状態であっても、こうした皮膚バリアの低下と免疫の過剰反応という根本的なメカニズムは変わりません。症状が軽いからこそ、悪化させないためのアプローチが重要になります。
💪 軽度アトピーを悪化させる要因
軽度のアトピーが悪化するきっかけは、日常生活のさまざまなところに潜んでいます。悪化要因を知っておくことは、症状のコントロールにおいて非常に重要です。
季節・気候の変化は大きな悪化要因の一つです。夏は汗による刺激や高温多湿によるカビ・ダニの増殖、冬は乾燥と低温による皮膚バリアの低下がそれぞれ症状悪化につながります。特に季節の変わり目は皮膚が環境の変化に追いつけず、症状が出やすくなることがあります。
ダニ・ハウスダストの増加も要注意です。布団や絨毯、ぬいぐるみなどにはダニが繁殖しやすく、アレルゲンが皮膚に接触することで症状が悪化することがあります。定期的な掃除や寝具の洗濯・乾燥が効果的です。
スキンケアの誤りも悪化につながります。熱すぎる湯での入浴、ゴシゴシとした強い洗い方、アルコールや香料を含む刺激の強いスキンケア製品の使用などは、皮膚のバリア機能をさらに低下させる可能性があります。
ストレスは免疫系に直接影響します。精神的なストレスがかかると、かゆみを引き起こす神経ペプチドが増加したり、炎症を促進するホルモンが分泌されたりして、皮膚症状が悪化しやすくなります。また、かゆくてよく眠れない→睡眠不足でストレスが増加→症状がさらに悪化、という負の連鎖に陥るケースも多く見られます。
食事については、乳幼児では食物アレルギーとの関連が指摘されていますが、成人のアトピーに対する食物の影響は個人差が大きく、必ずしも特定の食品を避ける必要はありません。ただし、アルコールの過剰摂取は血管を拡張させてかゆみを悪化させることがあるため、注意が必要です。
衣類の素材も見落としがちな要因です。ウールや化学繊維など、肌触りの粗い素材は皮膚への摩擦刺激になります。コットンなどの肌にやさしい素材を選ぶことで、日常的な刺激を減らすことができます。
Q. 軽度アトピーへのステロイド外用薬の使い方を教えてください。
軽度アトピー性皮膚炎には、弱〜中程度のランクのステロイド外用薬が使用されます。医師の指示に従って正しく使用すれば、塗り薬としての副作用リスクは限定的です。症状改善後は使用頻度を徐々に減らして保湿剤に切り替える「プロアクティブ療法」が標準的な治療の流れです。

🎯 軽度アトピーのセルフケア(スキンケア編)
軽度のアトピー性皮膚炎に対して、日常的なスキンケアは治療の根幹をなす部分です。薬物療法と並行して、適切なスキンケアを継続することが症状の安定につながります。
スキンケアの基本は「清潔」と「保湿」の2本柱です。
清潔を保つためには、入浴が効果的です。入浴によって皮膚に付着したアレルゲン・汚れ・細菌を洗い流すことができます。ただし、熱すぎるお湯はかゆみを悪化させるため、38〜40℃程度のぬるめのお湯が推奨されています。石鹸や洗浄剤は低刺激・無香料のものを選び、泡立ててから優しく丁寧に洗うことが大切です。タオルで拭く際も、ゴシゴシとこすらず、やさしく押さえるようにして水気をとるようにしましょう。
保湿については、入浴後5〜10分以内に保湿剤を塗布するのが効果的とされています。入浴直後の皮膚は水分を含んでいるため、このタイミングで保湿剤を塗ることで水分の蒸散を防ぐことができます。保湿剤の種類には、ローション・クリーム・軟膏などがありますが、軟膏やクリームタイプのほうが保湿力が高い傾向があります。
保湿剤の成分としては、ヘパリン類似物質(ヒルロイドなど)、セラミド配合のもの、白色ワセリンなどが広く使われています。市販品でも皮膚科での処方品でも、継続して使うことが重要です。「調子がよくなったからやめる」ということを繰り返すと、バリア機能の回復が追いつかず再燃しやすくなります。
また、顔のスキンケアにおいては、洗顔時に強くこすらないこと、日焼け止めを使用する際は低刺激のものを選ぶことが大切です。化粧品やスキンケア製品を新たに使用する際は、まず腕の内側などに少量試して、赤みやかゆみが出ないか確認してから使用するとよいでしょう。
冬場は室内の乾燥も皮膚のバリア機能低下につながるため、加湿器を使って室内湿度を50〜60%程度に保つことも効果的です。
💡 軽度アトピーのセルフケア(生活習慣編)
スキンケアと同様に、日常の生活習慣の見直しも軽度アトピーの管理において大切な要素です。
睡眠の質を確保することは、免疫機能の維持に直結します。睡眠中は体の修復・再生が行われており、皮膚のターンオーバーも活発になります。睡眠不足はストレスホルモンの増加にもつながり、炎症を悪化させる可能性があります。就寝前のスキンケアを習慣づけ、かゆくて眠れないときは医師に相談して適切な薬を使用することも重要です。
寝具・衣類の管理も重要なポイントです。布団や枕カバーはこまめに洗濯し、乾燥機や日光で十分に乾かすことでダニの繁殖を抑えることができます。ダニアレルギーがある方は、ダニ防止カバーを使用することも一つの方法です。衣類はできるだけ柔らかく通気性のよい素材(コットン・シルクなど)を選び、着用後は洗濯してアレルゲンを落とすようにしましょう。
住環境の整備も見逃せません。部屋のこまめな掃除(特に布製ソファや絨毯周辺)でダニやホコリを減らすことが、アレルゲンへの曝露を低減させます。空気清浄機の活用も有効です。また、ペットのフケや毛がアレルゲンになることもあるため、ペットを飼っている場合はペットを寝室に入れないなどの工夫が助けになります。
食事は基本的にバランスよく摂ることが重要です。アレルギー検査で食物アレルギーが確認された場合を除き、むやみに除去食を行うのは避けましょう。プロバイオティクス(乳酸菌・ビフィズス菌など)については、腸内環境を整えてアレルギー症状を緩和する可能性が示唆されていますが、効果には個人差があります。
運動については、適度な運動は免疫機能の調整やストレス解消に役立ちます。ただし、汗がアトピーを悪化させることがあるため、運動後はシャワーで汗をすぐに洗い流すことが大切です。プールなどの水泳は塩素による刺激が気になる場合もありますが、入水前後のシャワーとしっかりした保湿で対応できることも多いです。
ストレスマネジメントも欠かせません。ヨガ・瞑想・深呼吸などのリラクゼーション法を日常に取り入れたり、趣味の時間を大切にしたりすることで、精神的なストレスをコントロールしやすくなります。必要に応じて心理的なサポートを受けることも、アトピーの管理において有効な選択肢の一つです。
Q. 軽度アトピーで病院を受診すべきタイミングはいつですか?
市販の保湿剤や軟膏を使用しても2週間以上症状が改善しない場合や、夜間のかゆみで睡眠が妨げられる場合は受診を検討してください。皮膚がじくじくして滲出液が出たり化膿が疑われたりするときは早急な受診が必要です。軽度でも放置すると慢性化するリスクがあるため、早めの受診が大切です。
📌 軽度アトピーの治療法
軽度のアトピー性皮膚炎に対しては、スキンケアを基本としながら、必要に応じて薬物療法を組み合わせるのが一般的なアプローチです。
外用薬(塗り薬)の中心となるのが、ステロイド外用剤です。外用(塗り薬)として正しく使用した場合、副作用のリスクは限定的です。軽度のアトピーに対しては、弱いランクから中程度のランクのステロイド外用剤が使用されることが多く、医師の指示に従って使用することが大切です。症状が落ち着いてきたら少しずつ使用頻度を減らし(プロアクティブ療法)、保湿剤に切り替えていくのが標準的な治療の流れです。
ステロイド外用剤に代わる選択肢として、タクロリムス軟膏(プロトピック)やデルゴシチニブ軟膏(コレクチム)などの非ステロイド系外用薬もあります。これらはステロイドの皮膚萎縮などの副作用を避けたい場合や、顔・首などステロイドを使いにくい部位に使用することがあります。ただし、それぞれ適応や使用上の注意点があるため、医師と相談しながら使用することが重要です。
かゆみが強いときには、抗ヒスタミン薬(飲み薬)が補助的に処方されることがあります。かゆみを抑えることで掻破行為(かく行為)を減らし、皮膚への二次的なダメージを防ぐ目的で使用されます。眠気が出るタイプのものは、夜間のかゆみが強い場合に使用されることもあります。
近年では、アトピー性皮膚炎の治療薬として生物学的製剤(デュピルマブ・ネモリズマブなど)や経口のJAK阻害薬も承認されています。これらは主に中等症〜重症例を対象としていますが、治療の選択肢が広がっていることで、軽度のうちにしっかりコントロールしてより重い状態に進まないよう管理することの重要性が増しています。
また、アレルゲン免疫療法(減感作療法)は、ダニアレルギーが主因となっているアトピー性皮膚炎に対して一定の効果があることが報告されています。舌下免疫療法は通院頻度が少なく、自宅での継続が可能なため、アレルギー専門医に相談する価値があります。
いずれの治療法も、自己判断で使用を中断したり、用法・用量を変えたりすることは症状の悪化や再燃につながる可能性があります。治療中の疑問や不安は必ず担当医に伝えるようにしましょう。
✨ 軽度でも病院を受診すべき理由とタイミング

「軽い症状だから病院に行くのは大げさ」と思っていた方も、ここまで読んでいただければ、軽度のアトピーであっても適切なケアと医師の管理が大切であることがわかっていただけたと思います。ここでは、病院を受診すべき理由とタイミングについて改めて整理します。
まず、「本当にアトピー性皮膚炎なのかどうか」を確認することが重要です。乾燥肌・接触性皮膚炎・脂漏性皮膚炎・疥癬・乾癬など、アトピーに似た皮膚疾患は多数あります。自己判断で誤ったスキンケアや市販薬を使い続けると、症状が改善しないばかりか悪化させてしまう可能性があります。正確な診断を受けることで、適切な治療の第一歩を踏み出すことができます。
次に、軽度のうちに適切な治療を始めることで、中等症・重症への進行を防ぐことができます。アトピー性皮膚炎は放置すると皮膚の慢性変化(苔癬化)が起こり、治療抵抗性が高まることがあります。早い段階でコントロールすることが長期的な皮膚の健康を守ることにつながります。
以下のような症状や状況があれば、皮膚科への受診を検討してください。
市販の保湿剤や軟膏を使っても症状が2週間以上改善しない場合は、医師による適切な外用薬の処方が必要な可能性があります。かゆみが強く、夜間の睡眠が妨げられるほどの場合も、抗ヒスタミン薬などの処方が助けになることがあります。
皮膚が赤くなり、じくじくした滲出液が出てきた場合や、皮膚が化膿しているように見える場合は、二次感染(細菌・ウイルスなど)を起こしている可能性があり、早急な受診が必要です。アトピーの患者さんは皮膚バリアが低下しているため、黄色ブドウ球菌などに感染しやすい傾向があります。
また、顔や首に症状が出ている場合は見た目への影響から精神的なストレスになることも多いため、こうしたケースでも積極的に受診して専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。子どものアトピーについては、日常生活(遊び・学習・睡眠など)に影響が出ている場合は、小児科や皮膚科への受診を早めに検討してください。
アイシークリニック大宮院では、患者さん一人ひとりの症状や生活環境に合わせた丁寧な診察を行っています。「この程度の症状で受診していいのか」という心配は無用です。軽度のうちから正しいケアと治療を始めることが、アトピー性皮膚炎と上手につきあっていくための重要な第一歩です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「少しかゆいだけだから」と長期間様子を見てから受診される患者さんが多く、その頃にはすでに皮膚の慢性変化が進んでいるケースも少なくありません。軽度のアトピーは症状が目立ちにくいからこそ、早い段階での正しいスキンケアと適切な治療開始が、その後の経過を大きく左右します。「この程度で受診してもいいのか」とためらわずに、気になる症状があればぜひお気軽にご相談ください。」
🔍 よくある質問
軽度アトピーは単なる乾燥肌と症状が似ており、自己判断が難しいケースがあります。アトピーでは肘の内側・膝の裏などの関節屈曲部に赤みや湿疹が繰り返し出現し、かゆみを伴うことが特徴です。正確な鑑別には皮膚科での診察が必要です。
軽度であっても早めの受診をお勧めします。放置すると皮膚の慢性変化(苔癬化)が進み、治療が難しくなる場合があります。市販品で2週間以上改善しない・夜間のかゆみで眠れないなどの症状があれば、当院へお気軽にご相談ください。
入浴後5〜10分以内に塗布するのが最も効果的です。入浴直後の皮膚は水分を含んでいるため、このタイミングで保湿剤を塗ることで水分の蒸散を防げます。症状が落ち着いた後も継続して使用することが、再燃予防のために重要です。
医師の指示に従って正しく使用すれば、外用(塗り薬)としてのステロイドの副作用リスクは限定的です。軽度アトピーには弱〜中程度のランクが使用されることが多く、症状改善後は徐々に使用頻度を減らしていくプロアクティブ療法が標準的な方法です。
主なポイントは4つです。①38〜40℃のぬるめのお湯で優しく入浴し、直後に保湿する、②寝具をこまめに洗濯してダニを減らす、③コットン素材など肌への刺激が少ない衣類を選ぶ、④十分な睡眠とストレスマネジメントで免疫機能を整えることが大切です。
💪 まとめ
アトピー性皮膚炎の軽度の状態は、症状が穏やかであるがゆえに見過ごされやすく、適切なケアが後回しになりがちです。しかし、この記事でご説明してきたように、軽度であっても放置することで悪化・慢性化するリスクがあります。
軽度アトピーの主な症状は、皮膚の乾燥・かゆみ・軽い赤みや湿疹などで、肘の内側や膝の裏など関節の屈曲部に好発します。その原因の根底には、皮膚バリア機能の低下と免疫系の過剰反応があり、遺伝的要因と環境的要因が複雑に絡み合っています。
悪化を防ぐためには、日常的なスキンケア(清潔の維持・十分な保湿)を継続することが最も基本的かつ効果的なアプローチです。加えて、睡眠・生活環境・ストレス管理といった生活習慣の見直しも重要な役割を果たします。
治療においては、ステロイド外用薬を中心とした外用薬が軽度アトピーの標準的な治療として位置づけられており、医師の指示に従って正しく使用することが大切です。自己判断での中断は再燃の原因になりえます。
「軽度だから大丈夫」と過信せず、症状が続く・悪化する・睡眠に影響が出るなどの場合は、早めに皮膚科を受診することをお勧めします。正確な診断を受けて適切な治療を始めることが、アトピー性皮膚炎を上手にコントロールして快適な日常生活を取り戻すための近道です。気になる症状がある方は、ぜひアイシークリニック大宮院にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – アトピー性皮膚炎の重症度分類(軽症・中等症・重症・最重症)や治療ガイドライン、外用薬の使用方法(プロアクティブ療法を含む)に関する公式ガイドライン
- 厚生労働省 – アトピー性皮膚炎の有病率・原因・スキンケア・生活習慣に関する公式情報および患者向け啓発資料
- PubMed – 皮膚バリア機能(フィラグリン遺伝子変異)・Th2型サイトカイン(IL-4・IL-13)・生物学的製剤・JAK阻害薬など、アトピー性皮膚炎の病態メカニズムおよび治療に関する査読済み学術文献
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務