夏になると顔や腕の紫外線対策はしっかり行う方でも、首まわりのケアは意外と見落とされがちです。しかし首は顔と同じように露出することが多く、紫外線によるダメージを受けやすい部位のひとつです。日焼けによる黒ずみやシミ、さらには皮膚の老化(光老化)を防ぐためには、首への丁寧な日焼け防止ケアが欠かせません。この記事では、首の日焼け防止に役立つ具体的な方法や、日焼け止めの正しい使い方、さらに日焼けしてしまった後のケアまで幅広くご紹介します。
目次
- 首が日焼けしやすい理由
- 首の日焼けがもたらす肌への影響
- 首の日焼け防止に効果的な方法
- 日焼け止めの選び方と正しい塗り方
- 首の日焼け防止に役立つアイテム
- ライフスタイル別・首の日焼け防止のポイント
- 日焼けしてしまったときの首のアフターケア
- 繰り返す日焼けが気になる方へ
- まとめ
この記事のポイント
首は日焼け止めが塗り忘れられやすく光老化・色素沈着が進行しやすい部位。SPF/PA高めの日焼け止めを首全体に塗り2〜3時間ごとに塗り直す習慣が基本。既存のシミにはアイシークリニックでのレーザーや光治療も有効。
🎯 首が日焼けしやすい理由
首は体の中でも特に日焼けしやすい部位として知られています。その理由はいくつかあります。
まず、首は顔と異なりスキンケアの対象として意識されにくいため、日焼け止めを塗り忘れたり、塗る量が不十分になったりしやすい傾向があります。顔には丁寧にファンデーションや日焼け止めを塗っていても、首には何も塗っていないというケースは非常に多く見られます。
次に、首は一年を通じて露出していることが多い部位です。夏はもちろんですが、春や秋でも首元が開いた服を着ることが多く、知らないうちに紫外線を浴び続けています。紫外線は曇りの日でも地表に届くため、快晴の日だけ気をつければよいというわけではありません。
また、首の皮膚は顔と比較して皮脂腺の数が少なく、乾燥しやすい特徴があります。皮膚のバリア機能が低下しやすいため、紫外線によるダメージを受けやすい状態になりやすいのです。さらに、歩行中や屋外での活動中に首は動き続けるため、日焼け止めが落ちやすいという側面もあります。
加えて、日差しだけでなく、コンクリートや水面、砂浜などからの照り返し(反射光)による紫外線も首に当たりやすいことも見逃せないポイントです。こうした複数の要因が重なり、首は気づかないうちにダメージを蓄積してしまうのです。
Q. 首が日焼けしやすい理由は何ですか?
首は日焼け止めを塗り忘れやすく、一年中露出することが多い部位です。また皮脂腺が少なくバリア機能が低下しやすいため紫外線ダメージを受けやすく、歩行などの動きで日焼け止めが落ちやすい点や、地面や水面からの照り返し光が当たりやすい点も日焼けしやすい要因です。
📋 首の日焼けがもたらす肌への影響
首の日焼けが繰り返されると、肌にはさまざまな悪影響が現れます。紫外線が肌に与えるダメージは大きく分けて二種類あります。ひとつはUV-B(紫外線B波)によるサンバーン(急性の日焼け)、もうひとつはUV-A(紫外線A波)による光老化です。
UV-Bは肌の表皮に作用し、炎症を引き起こします。肌が赤くなったり、ひどい場合には水ぶくれや強い痛みをともなうこともあります。この炎症反応の後、メラニン色素が産生されることで肌が黒くなる「サンタン」が起こります。これがいわゆる「日焼け」の状態です。
一方、UV-Aは肌の奥深くにある真皮層にまで到達し、コラーゲンやエラスチンを壊してしまいます。これにより、肌の弾力が失われてたるみやシワが生じるのが光老化です。光老化は長年にわたって少しずつ進行するため、気づいたときには取り返しのつかない状態になっていることも少なくありません。
首まわりに関して特に問題になりやすいのが、「首のシワ」や「黒ずみ」「色ムラ」です。首の横シワは加齢とともに誰でも現れるものですが、光老化が加わると若い年齢からでも深くなりやすくなります。また、紫外線による色素沈着が繰り返されると、首が顔より黒く見えてしまったり、シミが生じたりすることもあります。首と顔の肌色の差が目立つと、全体的な印象にも影響を与えることがあります。
さらに、日焼けによる肌ダメージは皮膚がん(特に扁平上皮がんや基底細胞がんなど)のリスク増加にも関係するとされています。美容的な観点だけでなく、健康の観点からも日焼け防止は重要なケアといえます。
💊 首の日焼け防止に効果的な方法
首の日焼け防止には、複数のアプローチを組み合わせることが効果的です。ここでは代表的な方法を詳しく解説します。

🦠 日焼け止めをこまめに塗る
首の日焼け防止における最も基本的かつ効果的な方法は、日焼け止めを正しく塗ることです。顔への塗布は習慣化している方でも、首への塗布は忘れがちです。朝のスキンケアの最後に、顔から首、デコルテにかけて日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。
日焼け止めは塗ってから2〜3時間ほどで効果が薄れてきます。特に汗をかいたり、摩擦で落ちてしまった場合はさらに早くなるため、外出中はこまめに塗り直すことが大切です。スプレータイプやスティックタイプのものを持ち歩くと、外出先でも手軽に塗り直しができます。
👴 物理的に紫外線を遮断する
日焼け止めと合わせて、衣類やアクセサリーで首を物理的に守ることも効果的です。ハイネックやタートルネックのトップスは首を広範囲にカバーできます。夏の薄着の季節には、UVカット機能のついたストールやスカーフを首に巻く方法が有効です。素材はシルク、コットン、化学繊維など様々ありますが、UVカット加工が施されたものを選ぶとより安心です。
また、帽子を着用することで首の後ろや横への日差しを軽減することができます。つば広の帽子は顔だけでなく、首の前側や横も影で覆いやすく、効果的です。
🔸 日差しの強い時間帯を避ける
紫外線量は一日の中で変化し、一般的に午前10時から午後2時頃が最も強くなります。この時間帯の外出をできるだけ避けるか、外出する際には特に念入りにケアすることが重要です。用事があって外出しなければならない場合は、日焼け止めの塗り直しや遮光アイテムの活用で対策を強化しましょう。
💧 日陰を活用する
屋外にいる際は、できるだけ日陰に入ることを意識しましょう。木陰やビルの影なども積極的に利用することで、受ける紫外線量を大幅に減らすことができます。ただし、日陰にいても散乱光(空や周囲からの反射光)による紫外線は存在するため、日焼け止めの使用は欠かせません。
✨ 日傘を使用する
日傘は顔だけでなく、首や肩まわりへの直射日光を防ぐのに大変効果的なアイテムです。UVカット率や遮光率が高いものを選ぶとより安心です。最近では男性向けの日傘も普及してきており、性別を問わず活用が広がっています。
Q. 首への日焼け止めの正しい塗り方を教えてください。
首に日焼け止めを塗る際は、量を惜しまず均一に伸ばすことが重要です。前面だけでなく後ろや横、耳の後ろまで首まわり全体をカバーし、デコルテまで広げましょう。手のひらに適量を取り前から後ろへ滑らせるように塗り、最後に軽く押さえて密着させると効果的です。
🏥 日焼け止めの選び方と正しい塗り方
首の日焼け防止において、日焼け止めの選び方と正しい使い方はとても重要です。正しく選び、正しく使うことで効果を最大限に発揮することができます。
📌 SPFとPAの意味を理解する
日焼け止めを選ぶ際に確認すべき指標がSPFとPAです。SPF(Sun Protection Factor)は主にUV-Bに対する防御力を示す数値です。数値が高いほど防御効果が高く、日常的な外出であればSPF30程度、長時間屋外にいる場合や強い日差しの下ではSPF50以上を目安に選ぶとよいでしょう。
PA(Protection grade of UV-A)はUV-Aに対する防御効果を示します。「+」の数が多いほど防御力が高く、PA++++が最も強い防御力を持ちます。光老化を防ぐにはUV-A対策も重要なため、PAの高い日焼け止めを選ぶことも大切です。
▶️ テクスチャーと使いやすさで選ぶ
日焼け止めには乳液タイプ、クリームタイプ、ジェルタイプ、スプレータイプ、スティックタイプなどさまざまな形状があります。首に塗る際は、広い範囲に均一に伸ばしやすい乳液タイプやジェルタイプが使いやすいとされています。
また、汗や水に強いウォータープルーフタイプのものは、スポーツ時やレジャー時に適しています。ただし、ウォータープルーフタイプは落ちにくい分、洗い落とす際にしっかりとクレンジングを行う必要があります。洗い残しは毛穴の詰まりや肌荒れの原因になるため注意が必要です。
🔹 首への正しい塗り方
日焼け止めは量が少ないと十分な効果が得られません。適切な使用量の目安は、顔全体で500円玉大といわれていますが、首にも同様にたっぷりと使うことが大切です。量を惜しまず、均一に塗ることで効果が発揮されます。
塗る範囲は首の前面だけでなく、後ろや横、耳の後ろまで含めた首まわり全体をカバーすることが重要です。特に後ろは塗り忘れやすいため、鏡を使いながら確認するか、入浴後や着替えのタイミングで意識的に塗るように習慣づけましょう。
塗り方としては、まず手のひらに適量を取り、首の前から後ろに向かって手を滑らせるようにしながら均一に広げます。その後、なじませるように軽く押さえて密着させると効果的です。こすりすぎると皮膚への刺激になるため、やさしく丁寧に塗るようにしましょう。
📍 塗り直しのタイミング
日焼け止めは一度塗れば一日中効果が続くわけではありません。汗や皮脂、摩擦などによって徐々に落ちてしまいます。外出中は2〜3時間を目安に塗り直すことが理想的です。特に屋外での活動が多い日や、プールや海に入る日は、ウォータープルーフタイプを使いながらも定期的な塗り直しを忘れないようにしましょう。
⚠️ 首の日焼け防止に役立つアイテム
日焼け止め以外にも、首の日焼けを防ぐためのさまざまなアイテムがあります。これらを上手に組み合わせることで、より効果的なUVケアが可能になります。
💫 UVカット付きストール・スカーフ
首まわりに巻くストールやスカーフは、ファッションアイテムとして楽しみながら日焼けを防ぐことができます。UVカット機能が付いたものを選べば、おしゃれをしながら実用的なケアができます。素材によってはUVカット効果が異なるため、購入前にUVカット率を確認するとよいでしょう。また、通気性のよい素材を選ぶと夏でも快適に着用できます。
🦠 UVカット機能付きウェア
アウトドアブランドやスポーツブランドから、UVカット機能を持つ衣類が多数販売されています。ハイネックやUVカットのアームカバー、ラッシュガードなど、活動シーンに合わせて選べます。特にスポーツや海水浴など、汗をかく場面では日焼け止めだけに頼るよりも、衣類による物理的な遮断を組み合わせることが効果的です。
👴 日傘
日傘は日常的な移動時の日焼け防止に大変有効です。遮光率や紫外線カット率が高い製品を選ぶと、首や顔、肩への日差しをしっかりと防ぐことができます。コンパクトに折り畳めるタイプは携帯しやすく、バッグに常備しておくと便利です。晴れの日だけでなく、曇りの日にも積極的に使用することをおすすめします。

🔸 帽子
つば広の帽子は首の日焼け対策としても有効です。特にロールアップできる全周つばの帽子は、首の横や後ろまで影を作ることができ、効果的に紫外線をカットできます。素材はUVカット加工が施されたものや、通気性の高いものを選ぶと夏の外出でも快適に過ごせます。
💧 スプレータイプの日焼け止め
外出先での塗り直しには、スプレータイプの日焼け止めが便利です。首の後ろや自分では塗りにくい部位にも、手を汚さずにさっと塗り直せます。ただし、スプレータイプは一方向からのみ噴射されるため、満遍なく塗るためには複数方向からスプレーするか、スプレー後に手で均一に広げることが効果的です。
Q. 日焼けしてしまった首のアフターケアの方法は?
日焼け直後は冷たいタオルで肌を冷やして炎症を鎮めることが最初のステップです。炎症が落ち着いたら、ヒアルロン酸やアロエベラ配合の低刺激な保湿剤でしっかり保湿します。香料やアルコール含有の製品は敏感になった肌を刺激するため、無香料・無添加のものを選ぶと安心です。水分補給も忘れずに行いましょう。
🔍 ライフスタイル別・首の日焼け防止のポイント
生活スタイルによって、首の日焼けリスクや適切な対策は異なります。自分の生活スタイルに合わせた対策を取り入れましょう。
✨ 通勤・通学している方
毎日の通勤・通学では、移動中に思った以上の紫外線を浴びています。特に自転車通勤や徒歩移動が多い場合は注意が必要です。朝のスキンケアに日焼け止めを必ず組み込み、首まで塗る習慣をつけることが基本です。スクールバッグや通勤バッグにスプレータイプの日焼け止めを入れておき、昼休みに塗り直すと効果的です。
📌 スポーツや屋外活動が多い方
ランニングやサイクリング、テニスなどの屋外スポーツを行う方は、汗をかくことで日焼け止めが落ちやすくなります。ウォータープルーフ・スウェットプルーフタイプの日焼け止めを選ぶとともに、活動前後・活動中も塗り直しを徹底しましょう。また、ラッシュガードやUVカット素材のスポーツウェアを活用することで、首や肌全体を守りながら快適に活動できます。
▶️ ガーデニングや農作業をする方
庭仕事や農作業では、腰をかがめる姿勢が多いため、首の後ろ(うなじ)が特に日差しにさらされやすくなります。作業前に首の後ろまでしっかりと日焼け止めを塗り、必要であれば作業中に定期的に塗り直しましょう。また、つば広の帽子や日除け付きの帽子を着用することで首の後ろを効果的に保護できます。
🔹 海やプールに行く方
水辺では紫外線の反射が強く、通常よりも多くの紫外線を浴びます。また、水中でも紫外線はある程度届くため、油断は禁物です。ウォータープルーフタイプの日焼け止めをたっぷりと塗り、水から出た後は必ず塗り直しましょう。ラッシュガードの着用もおすすめです。特に首の前後・横まで余すところなくカバーすることを意識してください。
📍 ドライブをよくする方
車に乗っているときも、窓ガラスを通して紫外線が届きます。特にUV-Aは通常のガラスを透過するため、窓側に向いている側の首や腕が日焼けしやすくなります。車内でも日焼け止めを塗っておくことが大切です。フロントガラスや運転席・助手席の窓にUVカットフィルムを貼ると、より効果的に紫外線をカットできます。
📝 日焼けしてしまったときの首のアフターケア
対策をしていても、日焼けしてしまうことはあります。日焼け後のケアを適切に行うことで、ダメージを最小限に抑えることができます。
💫 まず冷却する

日焼けをした直後は、肌に炎症が起きている状態です。まずは冷たい水でゆっくりと冷やすか、冷やしたタオルや保冷剤(直接当てず、タオルで包んで)を当てて、肌の熱を取ることが重要です。炎症を早めに鎮めることで、その後のダメージを軽減できます。
氷水や保冷剤を直接当てると凍傷になる可能性があるため注意が必要です。また、日焼けで肌がデリケートになっているため、強くこするのは厳禁です。
🦠 たっぷり保湿する
日焼け後の肌は水分が失われてひどく乾燥した状態になっています。炎症がある程度落ち着いたら、低刺激の保湿剤やアフターサンケア製品を使って肌をしっかりと保湿しましょう。保湿成分としては、ヒアルロン酸やセラミド、アロエベラエキスなどを含む製品が肌への負担が少なくおすすめです。
香料やアルコールが含まれる製品は、日焼けで敏感になっている肌を刺激する可能性があるため、できれば無香料・無添加のものを選ぶとよいでしょう。
👴 水分補給を忘れずに
日焼けは肌だけでなく、体全体にとっても負担のかかる状態です。体の内側からの水分補給も忘れずに行いましょう。日焼けをした日は普段より多めに水を飲むことを意識してください。
🔸 色素沈着(日焼け後の黒ずみ)への対応
日焼けによる赤みが引いた後に、肌が黒くなる「サンタン」が現れることがあります。これはメラニン色素が産生された結果です。メラニンの産生を抑えるビタミンCを積極的に摂取することは、サンタンの改善に役立つとされています。スキンケアとしては、ビタミンC誘導体を含む美容液やローションを使用することも効果的です。
ただし、日焼け後すぐに美容成分を使用すると刺激になることがあるため、まずは炎症が落ち着いてから使用を始めるようにしましょう。また、この時期は特に紫外線を避け、しっかりと日焼け止めを使うことで、さらなるメラニンの産生を防ぐことが大切です。
💧 ひどい日焼けの場合は医療機関へ
日焼けがひどく、水ぶくれができたり、強い痛みや発熱があったりする場合は、自己ケアだけでは対処しきれないことがあります。このような場合は皮膚科や医療機関を受診することをおすすめします。また、日焼けによる色素沈着やシミが気になる場合も、皮膚科への相談や美容医療クリニックへの受診を検討するとよいでしょう。
Q. 首のシミや色素沈着には医療でどんな治療がありますか?
アイシークリニックでは、首の日焼けによるシミや色素沈着に対してレーザー治療・光治療(IPL)・ケミカルピーリングなどの施術を提供しています。また医師の診断のもと、トラネキサム酸やビタミンCの内服薬、ハイドロキノン外用薬が処方されることもあります。これらの医療的アプローチと日常の日焼け防止ケアを組み合わせることが効果的です。
💡 繰り返す日焼けが気になる方へ
毎年夏になると首が黒くなってしまう、日焼け止めを塗っていてもシミが気になるようになってきた、という方は少なくありません。日々の防止ケアに加え、既に生じてしまった肌のダメージや色素沈着に対しては、より専門的なアプローチが効果的な場合があります。
✨ 美容医療でできる首のケア
美容皮膚科やクリニックでは、日焼けによるシミや色素沈着の改善を目的とした施術が行われています。代表的なものとしてはレーザー治療、光治療(IPL)、ケミカルピーリングなどがあります。
レーザー治療はメラニン色素に働きかけて、シミや色素沈着を改善する施術です。照射の種類や出力によって、ターゲットとするシミの種類や深さが異なります。複数回の施術が必要なケースもありますが、顕著な改善が期待できます。
光治療(IPL)は広い波長域の光を照射することで、シミや色ムラの改善、毛穴の引き締めなど複数の効果が期待できる施術です。ダウンタイムが比較的少なく、日常生活への影響が少ない点がメリットとして挙げられます。
ケミカルピーリングは酸性の薬剤を肌に塗布して古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促進する施術です。軽度の色素沈着や肌のくすみの改善に効果が期待できます。
📌 内服薬や外用薬による治療
医療機関では、シミや色素沈着に対して内服薬や外用薬が処方されることもあります。トラネキサム酸やビタミンCを含む内服薬はメラニンの産生を抑制する効果があり、日焼けによる色素沈着の予防・改善に活用されています。外用薬としてはハイドロキノンなどのメラニン産生を抑える成分が含まれた薬剤が使用されることがあります。
これらの治療はいずれも医師の診断のもとで行われるものです。独断での使用は避け、まず皮膚科や美容クリニックに相談することをおすすめします。
▶️ 日焼け防止ケアと医療を組み合わせる重要性
美容医療で一度シミや色素沈着を改善しても、日々の日焼け防止ケアをしなければ再び紫外線ダメージが蓄積してしまいます。医療的なアプローチと日常のUVケアを組み合わせることで、長期的に美しい肌を保つことができます。施術後は特に肌がデリケートになっていることが多いため、日焼け防止への意識をより高めることが重要です。
🔹 日焼け防止ケアは継続することが大切
紫外線対策は夏だけでなく、一年を通じて継続することが理想的です。紫外線量は季節によって異なりますが、冬でも紫外線は存在しています。また、室内でも窓越しに紫外線(特にUV-A)が届くため、在宅勤務や室内での生活が多い日でも基本的な日焼け止めの使用が推奨されます。
「毎日続けること」が日焼け防止の最大のポイントです。毎朝のスキンケアに首への日焼け止め塗布を加えるだけで、肌へのダメージを大きく減らすことができます。少しの習慣の変化が、長年にわたる肌の健康に大きな差をもたらします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、顔のシミやたるみを気にされて来院される患者様の中で、首の色素沈着や光老化が同時に進行しているケースも非常に多く見られます。首は皮脂腺が少なくバリア機能が低下しやすいうえに、ケアが手薄になりがちな部位であるため、気づいたときには顔よりもダメージが蓄積していることも珍しくありません。日焼け止めをデコルテまで丁寧に塗り広げる習慣を毎日続けることが何より大切ですが、すでに色素沈着やシミが気になり始めている方は、お気軽にご相談ください。」
✨ よくある質問
日焼け止めは汗や皮脂、摩擦によって徐々に落ちるため、外出中は2〜3時間を目安に塗り直すことが理想的です。特に屋外での活動が多い日やプール・海に入る場合は、ウォータープルーフタイプを使用しながらも、定期的な塗り直しを欠かさないようにしましょう。
首の前面だけでなく、後ろや横、耳の後ろまで含めた首まわり全体をカバーすることが重要です。特に後ろ側は塗り忘れやすいため、鏡で確認しながら塗る習慣をつけましょう。デコルテまで丁寧に塗り広げることも大切です。
まず冷たいタオルなどで肌を冷やして炎症を鎮めることが最初のステップです。炎症が落ち着いたら、ヒアルロン酸やアロエベラ配合の低刺激な保湿剤でしっかり保湿しましょう。香料やアルコール含有の製品は刺激になる場合があるため、無香料・無添加のものが安心です。
当院では、レーザー治療・光治療(IPL)・ケミカルピーリングなどの施術を行っています。また、医師の診断のもとトラネキサム酸やビタミンCの内服薬、ハイドロキノンなどの外用薬が処方されることもあります。気になる方はお気軽にご相談ください。
必要です。紫外線は曇りの日でも地表に届いており、UV-Aは窓ガラスも透過するため、室内や車内でも油断は禁物です。季節を問わず毎朝のスキンケアに首への日焼け止め塗布を取り入れ、一年を通じて継続することが長期的な肌の健康維持につながります。
📌 まとめ
首の日焼け防止は、美しい肌を保つためだけでなく、光老化や色素沈着を防ぎ、肌の健康を長く維持するうえでとても重要なケアです。顔には丁寧にケアをしている方でも、首まわりのケアは後回しになりがちです。ぜひこの機会に、首の日焼け防止を日常のスキンケアルーティンに加えてみてください。
日焼け止めはSPFとPAの高いものを選び、たっぷりと塗ること、そして外出中は2〜3時間おきに塗り直すことが基本です。日焼け止めに加えて、ストールや帽子、日傘などの物理的な遮断アイテムも積極的に活用しましょう。紫外線の強い時間帯を避けたり、日陰を利用したりする行動面での対策も有効です。
すでに日焼けによるシミや色素沈着が気になっている方は、日常のケアだけでなく、美容皮膚科や美容クリニックへの相談も選択肢のひとつです。専門的な施術と日々の日焼け防止ケアを組み合わせることで、より効果的に肌の状態を改善・維持していくことができます。
首の日焼け防止は今日から始められます。毎日のちょっとした意識の積み重ねが、将来の肌の状態を大きく左右します。自分の肌を大切にするためのケアとして、ぜひ首の日焼け防止を習慣化してみてください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 紫外線による皮膚への影響(UV-A・UV-Bの作用機序、光老化、色素沈着、皮膚がんリスク)に関する医学的根拠として参照
- 厚生労働省 – 紫外線対策・日焼け止めの適切な使用方法(SPF・PAの解説)および健康への影響に関する公的情報として参照
- WHO(世界保健機関) – 紫外線(UV-A・UV-B)の健康リスク、推奨される紫外線防護対策(日焼け止め・遮光アイテムの活用)に関する国際的根拠として参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務