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彼女がヘルペスだったら?パートナーへの感染リスクと対処法

💬 「彼女がヘルペスだと告白された…自分はもう感染してる?」
そんな不安を抱えたまま、ネットで調べても怖い情報ばかり…

📌 この記事を読めば、感染リスクの正確な数字・今すぐできる対策・検査・治療まですべてわかります。
読まないまま放置すると、気づかぬうちに感染が広がるリスクがあります。

🗣️ こんな状況じゃないですか?

😰「告白されたけど、もう手遅れ…?」

😨「症状なければ感染してないよね?」

😟「これからもちゃんと付き合っていける?」

正しい知識があれば、二人の関係を続けながらリスクを大幅に下げることは十分可能です。まず落ち着いて、この記事を読んでください。


目次

  1. ヘルペスとはどんな病気か
  2. ヘルペスウイルスの種類と性器ヘルペスの特徴
  3. 彼女がヘルペスだった場合の感染リスク
  4. ヘルペスの症状——男性の場合
  5. 無症状でも感染している可能性がある?
  6. 自分が感染しているか調べる検査の方法
  7. ヘルペスの治療法について
  8. 二人でできる予防策と感染リスクを下げる方法
  9. ヘルペスと付き合いながら関係を続けるために大切なこと
  10. まとめ

💡 この記事のポイント

症状期の性行為回避・コンドーム使用・抑制療法の併用で感染リスクを大幅に低減できる。無症状でも感染している可能性があるため、泌尿器科や性感染症専門クリニックでの早期検査が重要

💡 ヘルペスとはどんな病気か

ヘルペスとは、単純ヘルペスウイルス(HSV:Herpes Simplex Virus)が引き起こす感染症です。このウイルスに感染すると、皮膚や粘膜に水ぶくれや潰瘍ができるのが特徴です。一般的に「ヘルペス」と呼ばれるときには、口唇ヘルペス(くちびるや口のまわりにできるもの)と性器ヘルペス(性器やそのまわりにできるもの)の二種類が知られています。

ヘルペスの最大の特徴は、一度感染すると体内のウイルスを完全に取り除くことができないという点にあります。初めて症状が出た後、ウイルスは神経節(神経の根元にある集合体)に潜伏し、免疫力が低下したときや疲労・ストレスがたまったときなどに再活性化して再び症状を引き起こします。これを「再発」と呼びます。ただし、再発を繰り返すうちに症状が軽くなるケースも多く、抗ウイルス薬を使えば再発の頻度や症状を大幅にコントロールできます。

ヘルペスは性感染症の中でも特に感染者数が多い疾患のひとつです。世界保健機関(WHO)の報告によると、HSV-1の感染者は世界人口の約67%、HSV-2の感染者は約11%にのぼるとされています。日本でも、性器ヘルペスは性感染症の届出数の上位に入る感染症であり、けっして「まれなこと」ではありません。感染しているからといって道徳的な問題があるわけでも、不潔であるわけでもなく、多くの人が気づかないうちに感染していることもあります。

Q. 性器ヘルペスの年間感染リスクはどのくらいか?

パートナーがHSV-2性器ヘルペスを持つ場合、予防措置なしでの年間感染リスクは女性から男性へで約5〜10%とされています。決して無視できない数値ですが、コンドームの正しい使用と抑制療法の併用により、このリスクを大幅に低減することが可能です。

📌 ヘルペスウイルスの種類と性器ヘルペスの特徴

単純ヘルペスウイルスには、大きくHSV-1とHSV-2の2種類があります。かつてはHSV-1が口唇ヘルペス、HSV-2が性器ヘルペスを引き起こすとされていましたが、現在ではオーラルセックスなどを通じてHSV-1が性器に感染するケースも増えており、どちらのタイプが性器ヘルペスを引き起こすかは必ずしも一致しません。

性器ヘルペスは、性的な接触(性器同士の接触、オーラルセックス、アナルセックスなど)によって感染します。ウイルスは皮膚や粘膜の微細な傷から体内に侵入するため、必ずしも目に見える傷がなくても感染が起こりえます。

HSV-1とHSV-2では、いくつかの点で違いがあります。HSV-2による性器ヘルペスは、HSV-1によるものよりも再発頻度が高いとされています。一方、HSV-1が性器に感染した場合、再発頻度は比較的低い傾向があります。ただし、どちらのタイプであっても治療法の基本は変わらず、抗ウイルス薬が有効です。

また、ヘルペスウイルスはコンドームを使用することである程度感染を予防できますが、コンドームで覆われていない部分(陰毛の生えている周辺の皮膚など)からも感染が起こりうるため、コンドームだけで完全に予防することは難しいという点も知っておく必要があります。

✨ 彼女がヘルペスだった場合の感染リスク

パートナーがヘルペスを持っている場合、自分への感染リスクはどのくらいあるのでしょうか。これはよくある疑問であり、正直に言えば「ゼロではないが、適切な対策をとれば大幅に下げられる」というのが答えです。

研究によると、パートナーがHSV-2の性器ヘルペスを持っている場合、コンドームなどの予防措置をとらなかった場合の年間感染リスクは男性から女性で約10〜20%、女性から男性への感染では約5〜10%とされています。つまり、一般的に女性からのほうが男性への感染リスクはやや低いとはいえ、決して無視できる数字ではありません。

感染リスクを高める要因としては以下のものが挙げられます。まず、彼女がヘルペスの症状が出ているとき(水ぶくれや潰瘍がある時期)は、ウイルスの排出量が最も多く、感染力が高まっています。症状があるときの性的接触はとくに感染リスクが高いため、この時期には性行為を控えることが強く推奨されます。

一方、症状がない時期にもウイルスが少量排出されることがあります。これを「無症候性ウイルス排出(アシンプトマティック・シェディング)」といい、性器ヘルペスにおいては感染の多くがこの時期に起こっているとされています。つまり、「症状がないから安全」とは言い切れない点が、ヘルペスの感染予防をむずかしくしている理由のひとつです。

ただし、彼女が抗ウイルス薬による抑制療法(毎日服用することでウイルスの排出を減らす治療法)を受けている場合、感染リスクはさらに低下します。また、コンドームの使用と抑制療法を組み合わせることで、感染リスクを最小限に抑えることができます。

Q. ヘルペスは症状がなくても感染を広げるのか?

症状がない時期でも「無症候性ウイルス排出」によってウイルスが放出されるため、感染リスクはゼロではありません。性器ヘルペスの感染の多くがこの無症状期に起きているとされており、「症状がないから安全」とは言い切れないため、継続的な予防策が不可欠です。

🔍 ヘルペスの症状——男性の場合

自分がすでに感染しているかどうかを考えるうえで、男性にどのような症状が現れるかを知っておくことは重要です。男性の性器ヘルペスでは、おもに以下のような症状が現れます。

感染してから最初に症状が現れるまでの潜伏期間は、通常2〜14日程度です。初感染の場合(初めてヘルペスウイルスに感染したとき)、症状は比較的強く出ることが多く、発熱、倦怠感、鼠径部(足の付け根)のリンパ節の腫れなどの全身症状を伴うこともあります。

局所的な症状としては、陰茎(ペニス)の亀頭、包皮、陰茎の幹の部分、あるいは肛門周囲などに、かゆみや灼熱感(ひりひり感)が現れます。その後、小さな水ぶくれ(水疱)が複数集まった形で出現します。水ぶくれはやがて破れて潰瘍(ただれ)になり、強い痛みを伴うことがあります。通常、初感染の場合は症状が出てから2〜4週間で自然に回復しますが、ウイルスは神経に潜伏します。

再発の場合は、初感染よりも症状が軽いことが多く、水ぶくれや潰瘍の数も少なく、痛みも比較的軽度です。再発の前触れとして、患部に「チクチク」「ひりひり」といった違和感や、かゆみを感じることがあります(これを「前駆症状」といいます)。また、再発の症状は1〜2週間程度で治まることが多いです。

ただし、男性の場合は女性に比べて症状が軽いか、あるいはほとんど症状が出ないケースも多く、自覚症状がなくても感染していることがあります。「痛くも痒くもないから大丈夫」と思っていても、実際にはすでに感染しているという可能性も否定できません。

💪 無症状でも感染している可能性がある?

ヘルペスの感染を考えるうえで非常に重要なのが、「無症状感染」の問題です。ヘルペスに感染していても、症状がまったく出ない(または非常に軽くて気づかない)人が実際にはかなりの割合で存在します。

研究によると、HSV-2に感染している人の中で、自覚症状がある人は全体の20〜30%程度にすぎないとも言われています。つまり、感染者の7〜8割は自分がヘルペスに感染しているとは気づいていない可能性があるのです。

無症状感染者であっても、先述した無症候性ウイルス排出によって性的パートナーにウイルスを伝播させてしまう可能性があります。このことは、ヘルペスが「感染者が自覚していないまま広がりやすい感染症」である理由のひとつです。

彼女がヘルペスだと判明した場合、もしかしたら自分がすでに感染源であった可能性もゼロではありません。あるいは、彼女から感染していてもまだ症状が出ていないという可能性もあります。いずれにせよ、症状の有無にかかわらず検査を受けることが、自分と相手の両方のために重要なステップとなります。

また、これまでに複数のパートナーがいた場合、今の彼女ではなく以前のパートナーからすでに感染していたという可能性も考えられます。ヘルペスウイルスは一度体内に入ると潜伏するため、感染から長い時間が経過してから初めて症状が現れることもあります。

Q. ヘルペスの抑制療法とはどのような治療法か?

抑制療法とは、症状の有無にかかわらず毎日抗ウイルス薬(バラシクロビルなど)を服用し続ける治療法です。再発頻度を減らすとともに、ウイルスの排出量を低下させ、パートナーへの感染リスクを約50%低減する効果が報告されています。コンドームとの併用でさらに高い予防効果が期待できます。

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🎯 自分が感染しているか調べる検査の方法

彼女がヘルペスと診断された、あるいは疑わしい状況であれば、自分自身も検査を受けることを検討してください。ヘルペスの検査にはいくつかの方法があります。

まず、症状がある場合の検査方法として、水ぶくれや潰瘍から直接ウイルスを採取してPCR検査(ポリメラーゼ連鎖反応法)や培養検査を行う方法があります。これが最も確実な検査方法であり、ウイルスが実際に存在するかどうかを直接確認できます。症状が出てから早いうちに(水ぶくれが破れる前に)検査を受けると、より正確な結果が得られます。

一方、症状がない時期や、これまでに症状がまったくなかった場合には、血液検査による抗体検査(血清学的検査)が行われます。この検査では、体内にHSV-1またはHSV-2に対する抗体があるかどうかを調べることで、過去に感染したことがあるかどうかを確認できます。ただし、感染直後(感染から12〜16週以内)には抗体がまだ十分に形成されていないため、検査を行うタイミングが重要です。

血液検査では、HSV-1とHSV-2を区別して検査できる「型特異的抗体検査」が特に有用です。HSV-1の抗体を持っている人は非常に多く(成人の半数以上)、これだけでは性器ヘルペスの感染を確定できません。HSV-2の抗体があれば、性器ヘルペスに感染している可能性が高いと判断されます。

検査を受けられる場所としては、泌尿器科、皮膚科、性病科(性感染症専門クリニック)などがあります。性感染症専門のクリニックでは、プライバシーへの配慮がなされており、相談しやすい環境が整っていることが多いです。「彼女がヘルペスだと分かった」という状況であれば、できるだけ早めに受診することをおすすめします。

なお、自分が感染していないことが検査で確認できた場合も、今後のリスク管理のために正しい知識と予防策を持っておくことが大切です。また、陰性の結果が出た場合でも、感染直後であれば偽陰性(実際には感染しているのに陰性と出る)の可能性があるため、最後の性的接触から3〜6か月後に再検査を受けることが推奨される場合もあります。

💡 ヘルペスの治療法について

ヘルペスに対して有効な治療薬として、抗ウイルス薬が使われます。代表的な薬としては、アシクロビル、バラシクロビル(バルトレックスなど)、ファムシクロビルなどがあります。これらの薬は、ヘルペスウイルスの増殖を抑えることで症状を和らげ、治癒を早める効果があります。ただし、これらの薬はウイルスを体内から完全に排除することはできず、潜伏しているウイルスには効果がありません。

ヘルペスの治療には大きく分けて二つのアプローチがあります。

一つ目は「発症時治療(エピソード治療)」です。これは症状が現れたときに抗ウイルス薬を服用する方法で、症状の期間を短縮し、痛みや不快感を軽減する効果があります。再発の前触れ(前駆症状)があると感じた段階で早めに服用を開始するほど効果的です。通常、5〜10日間服用します。

二つ目は「抑制療法(サプレッション療法)」です。これは症状の有無にかかわらず毎日抗ウイルス薬を服用し続けることで、再発の頻度を減らし、ウイルスの排出量を低下させる治療法です。再発が年3回以上ある場合や、パートナーへの感染リスクを下げたい場合などに有用とされています。研究では、抑制療法によってパートナーへの感染リスクを約50%低下させる効果があることが示されています。

彼女がすでにヘルペスと診断されている場合、もし抑制療法を受けていないのであれば、主治医に相談することを勧めるのもよいでしょう。二人のリスクを下げるために、抑制療法が選択肢のひとつになり得ます。

自分自身が検査で陽性と判明した場合は、症状の状況や再発頻度などをもとに、医師と相談しながら適切な治療方針を決めていくことになります。抗ウイルス薬は比較的安全性の高い薬であり、長期間服用しても大きな副作用が出ることは少ないとされています。

また、日常生活の中でヘルペスの再発を予防するためには、免疫力を低下させないことも大切です。十分な睡眠をとること、バランスのよい食事を心がけること、過度のストレスを避けること、過労を防ぐことなどが、再発防止につながります。

Q. ヘルペスの感染確認はどこで検査できるか?

性器ヘルペスの検査は、泌尿器科や性感染症専門クリニックで受けられます。症状がある場合はPCR検査、症状がない場合は血液による型特異的抗体検査が用いられます。アイシークリニックでもプライバシーに配慮した環境で検査・相談が可能です。感染直後は偽陰性の恐れがあるため、再検査が推奨される場合もあります。

📌 二人でできる予防策と感染リスクを下げる方法

彼女がヘルペスを持っていても、適切な予防策を二人でしっかり実践することで、感染リスクを大幅に下げることができます。以下に、具体的な予防策をまとめます。

まず、症状が出ているときの性行為を避けることが最も基本的かつ重要な予防策です。彼女の性器に水ぶくれや潰瘍などの症状が見られる場合、あるいは「ちくちくする」「かゆい」などの前駆症状がある場合は、性行為(オーラルセックスも含む)を完全に控えましょう。症状がある時期はウイルスの排出量が最も多く、感染リスクが格段に高まります。症状が完全に消えて、かさぶたも取れた状態になるまで待つことが大切です。

次に、コンドームを正しく使用することです。ラテックス製のコンドームは、ウイルスに対してバリア機能を持っており、感染リスクを一定程度低下させます。ただし、コンドームで覆われていない皮膚の部分(陰嚢や会陰部など)にウイルスが存在する場合は防ぎきれないため、コンドームだけを過信しないことも重要です。それでも、コンドームの使用は確実に感染リスクを下げる有効な手段のひとつです。

彼女が抑制療法(毎日の抗ウイルス薬服用)を行うことも非常に効果的です。前述のとおり、抑制療法によってウイルスの排出量を減らし、パートナーへの感染リスクを約50%低下させる効果が報告されています。コンドームと抑制療法を組み合わせることで、感染リスクをさらに下げることができます。

また、オーラルセックスを行う場合にも注意が必要です。口唇ヘルペス(HSV-1)がある場合、オーラルセックスを通じて相手の性器にHSV-1を感染させてしまう可能性があります。口まわりに症状がある場合はオーラルセックスも控えるべきです。

さらに、二人のコミュニケーションを大切にすることも予防の一環です。彼女が症状の前触れを感じたときにすぐに伝えられる関係性を築くことで、感染リスクを適切に管理することができます。ヘルペスについてオープンに話し合える環境を作ることが、長期的な関係において非常に重要です。

ワクチンについては、現時点(2024年時点)で性器ヘルペスに対して承認・普及しているワクチンは存在しません。研究は進められていますが、臨床での使用にはまだ至っていない段階です。

✨ ヘルペスと付き合いながら関係を続けるために大切なこと

「彼女がヘルペスだったら、関係を続けることはできるのか」という問いに対する答えは、「正しい知識と適切な対策を持てば、十分に関係を続けることができる」ということです。ヘルペスはコントロール可能な感染症であり、多くのカップルがヘルペスを抱えながらも充実した関係を築いています。

しかし、そのためにはいくつかの大切な姿勢が求められます。

まず、ヘルペスについて正しく理解することです。ヘルペスは不治の病でも、人生を台無しにするものでもありません。適切な治療と管理により、多くの人が普通の生活を送っています。「ヘルペス=汚い」「ヘルペス=不道徳」といった誤った偏見を持つことなく、医学的な事実に基づいて状況を理解することが重要です。

次に、二人でオープンにコミュニケーションをとることです。ヘルペスについて率直に話し合うことは、最初は難しく感じるかもしれません。しかし、彼女がヘルペスを告白してくれたことは、あなたとの関係を誠実に築こうとしている証でもあります。症状のこと、体調のこと、予防策のことなどを二人で話し合い、協力して取り組む姿勢がとても大切です。

また、定期的に性感染症の検査を受けることも推奨されます。ヘルペスだけでなく、他の性感染症(クラミジア、淋病、梅毒、HIVなど)についても、定期的な検査を受けることが性的健康を守るうえで非常に重要です。性感染症の多くは無症状で進行することがあり、気づかないうちにお互いに感染してしまうリスクがあります。

自分自身の免疫力を高く保つことも、感染してしまった場合の症状を軽くするうえで助けになります。バランスのよい食事、十分な睡眠、適度な運動、ストレス管理などの基本的な健康習慣を大切にしましょう。

万が一自分が感染したとしても、適切な治療を受ければ症状をコントロールできます。「感染したら終わり」ではなく、「感染しても医療の力を借りながらうまく付き合っていける」という前向きな視点を持つことが大切です。

精神的なサポートも重要です。ヘルペスの診断を受けた人は、社会的な偏見や自己嫌悪から精神的に落ち込むことがあります。彼女もそのような気持ちを経験していたかもしれません。パートナーとして、彼女の気持ちに寄り添い、精神的なサポートをすることが関係をより深いものにしてくれるでしょう。

専門家への相談も積極的に活用してください。ヘルペスの感染リスクや治療について不安がある場合、泌尿器科や性感染症専門クリニックの医師に相談することで、個々の状況に合った具体的なアドバイスを受けることができます。「こんな些細なことで受診していいのか」と遠慮する必要はありません。専門家に相談することで、不安が解消され、二人にとって最適な対策を見つけることができます。

特に、次のような場合は早めに医療機関を受診するようにしてください。性器や肛門まわりに水ぶくれ、潰瘍、ただれなどの症状が現れた場合、あるいは原因不明の痛みやかゆみが続く場合です。また、彼女がヘルペスと診断された後、自分が感染していないかどうか確認したい場合にも、積極的に受診して検査を受けることをおすすめします。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、パートナーからヘルペスの告白を受けて不安を抱えて来院される方が少なくなく、「自分は大丈夫なのか」というご不安の声を多くいただきます。性器ヘルペスは症状がなくても感染している可能性があるため、思い当たる状況があれば早めに検査を受けていただくことが、ご自身とパートナー双方の健康を守る第一歩です。抑制療法やコンドームの適切な使用など、二人で取り組める対策は確実に存在しますので、一人で悩まずにぜひお気軽にご相談ください。」

🔍 よくある質問

彼女がヘルペスでも、二人の関係を続けることはできますか?

はい、続けることは十分可能です。ヘルペスは抗ウイルス薬でコントロールできる感染症です。症状がある時期の性行為を避けること、コンドームを正しく使用すること、彼女が抑制療法を受けることを組み合わせることで、感染リスクを大幅に下げながら関係を維持できます。

症状がない時期でも、彼女からヘルペスに感染する可能性はありますか?

あります。症状がない時期でも「無症候性ウイルス排出」によってウイルスが放出されることがあり、この時期に感染するケースも多いとされています。そのため「症状がないから安全」とは言い切れず、コンドームの使用や抑制療法の活用など、継続的な予防策が重要です。

自分がすでに感染しているか調べるにはどうすればよいですか?

症状がある場合は水ぶくれや潰瘍からウイルスを採取するPCR検査、症状がない場合は血液による抗体検査で確認できます。当院を含む泌尿器科や性感染症専門クリニックで受診可能です。感染直後は抗体が形成されていないため、最後の性的接触から3〜6か月後の再検査が推奨される場合もあります。

彼女のヘルペス感染リスクを下げるために、最も効果的な方法は何ですか?

最も基本的かつ効果的な対策は、症状が出ている時期の性行為を完全に避けることです。加えて、彼女が毎日抗ウイルス薬を服用する抑制療法を行うことでパートナーへの感染リスクを約50%低下させる効果が報告されています。コンドームとの併用でさらにリスクを下げることができます。

男性がヘルペスに感染した場合、どのような症状が現れますか?

感染後2〜14日の潜伏期を経て、陰茎や肛門周囲にかゆみや灼熱感が現れ、その後小さな水ぶくれが複数出現します。初感染では発熱や倦怠感を伴うこともあります。ただし男性は症状が軽いか、まったく自覚症状が出ないケースも多いため、気になる場合は当院へご相談ください。

💪 まとめ

彼女がヘルペスだと分かったとき、不安や戸惑いを感じるのは自然なことです。しかし、ヘルペスは決して珍しい感染症ではなく、正しい知識と適切な対策を持てば、二人の関係を続けながら感染リスクを大幅に低下させることが可能です。

この記事でお伝えしたポイントを改めて整理します。ヘルペスは単純ヘルペスウイルス(HSV-1またはHSV-2)による感染症であり、一度感染すると体内に潜伏しますが、抗ウイルス薬でコントロールできます。感染リスクを下げるためには、症状がある時期の性行為を避けること、コンドームを正しく使用すること、彼女が抑制療法を受けることが有効です。自分自身が感染しているかどうかを調べるためには、泌尿器科や性感染症専門クリニックで検査を受けることをおすすめします。症状がなくても無症状感染の可能性があるため、検査は非常に重要なステップです。そして何より、二人でオープンにコミュニケーションをとり、協力して対策に取り組む姿勢が、長期的な関係において最も大切なことのひとつです。

ヘルペスに関して不安や疑問がある場合は、一人で悩まずに専門家に相談することを強くおすすめします。アイシークリニック大宮院では、性感染症に関するご相談を承っております。プライバシーに十分配慮した環境で、適切な検査・診断・治療を提供しています。些細なことでも気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。あなたと大切なパートナーの健康を守るために、専門的なサポートをいたします。

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📚 参考文献

  • 厚生労働省 – 性器ヘルペスを含む性感染症の感染経路・症状・予防法・治療法に関する公式情報。日本国内における性感染症の届出状況や患者数の統計データの参照元として使用。
  • 国立感染症研究所 – 単純ヘルペスウイルス(HSV-1・HSV-2)の疫学・感染経路・無症候性ウイルス排出・潜伏感染のメカニズムに関する専門的情報。日本国内の感染者動向データの参照元として使用。
  • WHO(世界保健機関) – HSV-1の世界人口比約67%・HSV-2の約11%という感染率データ、および性器ヘルペスの世界的な疫学情報の参照元として使用。抑制療法の感染リスク低減効果に関するエビデンスの裏付けにも活用。

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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