「リップクリームを塗っても塗っても唇が乾燥する」「皮がむけて見た目が気になる」「ひび割れて痛い」——20代でこうした唇の悩みを抱えている方は少なくありません。若いうちは肌のターンオーバーも活発で、唇荒れなんて関係ないと思われがちですが、実は20代は唇が荒れやすい条件がそろいやすい年代でもあります。生活習慣の乱れ、スキンケア不足、栄養バランスの偏りなど、さまざまな要因が唇の状態に影響を与えています。この記事では、20代の唇荒れの原因から正しいケア方法、クリニックへの相談を検討すべきタイミングまでを詳しく解説します。
目次
- 唇の構造と荒れやすい理由
- 20代で唇が荒れる主な原因
- 唇荒れの種類と症状のチェック
- 日常的なセルフケアの方法
- リップケアアイテムの正しい選び方・使い方
- 食生活・生活習慣の見直しポイント
- やってはいけないNGケア
- 唇荒れが改善しないときはどうする?
- まとめ
この記事のポイント
20代の唇荒れは、乾燥・栄養不足・口呼吸・コスメ刺激などの複合要因が原因。リップクリームによる外側ケアとビタミンB群・亜鉛摂取などの内側ケアを並行することが重要で、改善しない場合はアイシークリニックへの相談が推奨される。
🎯 1. 唇の構造と荒れやすい理由
唇が荒れやすい背景を理解するには、まず唇の構造について知っておくことが大切です。唇の表面は「口唇粘膜」と呼ばれる組織で覆われており、顔の皮膚とは大きく異なります。通常の皮膚には皮脂腺が存在し、皮脂によってある程度の保湿バリアが維持されています。しかし唇には皮脂腺がほとんどなく、汗腺も存在しません。そのため、自力で水分を保持する能力が非常に低く、外部環境の変化に対してとても敏感な部位といえます。
また、唇の皮膚はほかの体の部位と比べて非常に薄く、血管が透けて見えるため赤みを帯びているのが特徴です。この薄さゆえに、乾燥・摩擦・紫外線・温度変化といった外的ストレスを受けやすく、少しの刺激でも荒れやひび割れが生じてしまいます。さらに、食事・会話・表情の変化など日常的な動作によって常に動かされる部位であるため、ダメージが蓄積しやすいという特性もあります。
加えて、唇の周囲は口や鼻に近いため、呼吸や食事の際に水分が蒸発しやすい環境に置かれています。特に口呼吸の習慣がある方は、唇が常に外気にさらされた状態になり、乾燥が進行しやすくなります。こうした構造的な特性を理解したうえで、適切なケアを行うことが大切です。
Q. 唇に皮脂腺がないと何が問題になる?
唇には皮脂腺と汗腺がほぼ存在しないため、皮膚と違って自力で皮脂膜を形成できず、水分を保持する力が非常に低い。加えて唇の皮膚は薄く、乾燥・摩擦・紫外線・温度変化などの外的ストレスを受けやすいため、わずかな刺激でも荒れやひび割れが生じやすい部位となっている。
📋 2. 20代で唇が荒れる主な原因
20代という年代に注目すると、唇荒れを引き起こしやすい生活環境や習慣がいくつか挙げられます。それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。
🦠 乾燥した環境
秋から冬にかけての空気の乾燥はもちろん、夏のエアコンの効いた室内でも乾燥は進みます。20代は仕事や学業で長時間室内にいることが多く、エアコンや暖房による乾燥した空気にさらされる機会が増えます。湿度が低い環境では唇の表面からどんどん水分が蒸発し、乾燥・皮むけを引き起こします。
👴 紫外線ダメージ
顔の日焼け止めケアには気を使っていても、唇のUVケアを忘れている方は多いです。唇の皮膚は非常に薄いため、紫外線の影響を受けやすく、日焼けによるダメージが乾燥や色素沈着、皮むけにつながります。20代はアウトドアやスポーツなど屋外での活動が多い方も多く、知らず知らずのうちに唇へのUVダメージが蓄積していることがあります。
🔸 栄養不足・偏食
20代は食生活が乱れやすい年代です。忙しさから食事を抜いたり、コンビニ食や外食が続いたりすることで、唇の健康に必要な栄養素が不足しがちになります。特にビタミンB2・B6、鉄分、亜鉛などの不足は粘膜の健康に直結し、口角炎や唇荒れを引き起こす原因になります。ダイエットによる極端な食事制限も、栄養バランスを崩し唇荒れを招く要因となります。
💧 睡眠不足・疲労・ストレス
社会人になりたての20代は、仕事の慣れない環境や人間関係のプレッシャーから、睡眠不足や慢性的な疲労、精神的なストレスを抱えやすい年代です。睡眠が不足すると身体の回復機能が低下し、肌や粘膜のターンオーバーが乱れます。また、ストレスは免疫機能を低下させ、口唇ヘルペスなどのウイルス感染を引き起こすリスクも高まります。
✨ 口紅・リップグロスなどのコスメの影響
20代はメイクを楽しむ機会が増える一方で、口紅やリップグロスに含まれる色素・香料・防腐剤などの成分が唇の刺激になることがあります。また、リップメイクを長時間したまま過ごすことや、クレンジングが不十分な場合も唇の状態を悪化させることがあります。特に敏感肌の方は、コスメの成分による接触皮膚炎(かぶれ)が起きやすく、慢性的な唇荒れにつながることがあります。
📌 口呼吸・舌なめずり・皮むきの癖
無意識のうちに行っている習慣が唇荒れを引き起こしていることもあります。口呼吸は唇が常に乾いた空気にさらされるため乾燥を促進します。また、唇が乾燥したときに舌で舐める行為は、一時的に潤いを与えるように感じますが、唾液に含まれる消化酵素が唇の皮膚を傷め、より乾燥を悪化させます。さらに、むけてきた皮をつい引っ張ってしまうと傷になり、炎症を起こして余計に荒れるという悪循環に陥ります。
▶️ 水分不足
日常的に水分を十分に摂取できていない場合、体全体が乾燥した状態になり、唇にもその影響が現れます。コーヒーやアルコールを頻繁に摂取する方は利尿作用によって水分が失われやすいため、意識的な水分補給が必要です。
💊 3. 唇荒れの種類と症状のチェック
一口に「唇が荒れる」といっても、その状態にはいくつかのパターンがあります。自分の症状がどのタイプに当てはまるかを確認することで、適切な対処法を選びやすくなります。
🔹 乾燥・皮むけ
最も多いのがシンプルな乾燥からくる皮むけです。唇の表面が白くパリパリになり、薄い皮がめくれてくる状態です。季節の変わり目や乾燥する時期に多く、適切なケアをすれば比較的改善しやすいタイプです。
📍 ひび割れ・出血
乾燥が重症化すると、唇にひび割れ(亀裂)が生じます。特に唇の縦方向に深い亀裂が入ることがあり、食事や大きく口を開けたときに痛みや出血を伴います。この状態になると日常生活への支障も大きくなるため、早めの対処が必要です。
💫 口角炎
唇の端(口角)が赤くただれたり、ひび割れたりする状態を口角炎と呼びます。栄養不足(特にビタミンB群の不足)やカンジダ菌・細菌の感染、免疫力の低下などが原因となります。口を大きく開けると痛みを感じ、食事や会話が困難になることもあります。
🦠 唇全体の赤みや腫れ(接触性口唇炎)
リップコスメや歯磨き粉、食べ物などに含まれる成分に対するアレルギー反応や刺激によって、唇全体が赤くなったり腫れたりすることがあります。かゆみや灼熱感を伴うこともあり、単純な乾燥とは異なります。原因となっている成分を特定して避けることが根本的な解決策になります。
👴 水ぶくれ(口唇ヘルペス)
唇の周囲に小さな水ぶくれが複数集まって現れた場合、口唇ヘルペスの可能性があります。ヘルペスウイルス(単純疱疹ウイルス1型)によって引き起こされるもので、初めはピリピリ・チクチクとした違和感や痛みから始まります。疲労や免疫力の低下をきっかけに再発しやすく、感染力があるため他者への接触に注意が必要です。ヘルペスと判断した場合は皮膚科・内科への受診をおすすめします。
Q. 唇荒れを悪化させる日常の癖にはどんなものがある?
唇を舌で舐める行為は一時的に潤いを与えるように感じるが、唾液中の消化酵素が皮膚を刺激し乾燥を悪化させる。また、むけかけた皮を引っ張ると健康な皮膚まで剥がれて傷・炎症の原因になる。口呼吸の習慣も唇を常に乾いた外気にさらすため、乾燥を促進する要因となる。
🏥 4. 日常的なセルフケアの方法
唇荒れを改善・予防するためには、毎日の丁寧なセルフケアが基本になります。以下に効果的なケア方法を紹介します。
🔸 こまめなリップクリームの使用
唇の保湿は1日数回、意識的に行うことが大切です。特に朝起きた直後、食事の後、外出前後、就寝前のタイミングでリップクリームを塗る習慣をつけましょう。唇の乾燥を感じる前に予防的に塗ることが、乾燥・皮むけの防止につながります。
💧 夜のリップパック
就寝前に厚めにリップクリームや保湿力の高いバームを塗り、一晩おくことで集中的な保湿ケアができます。ラップで軽く覆う方法もありますが、誤って飲み込まないよう注意が必要です。朝起きたときに唇がしっとりしている感覚があれば効果が出ています。
✨ 唇のピーリング・スクラブケア(週1〜2回程度)
古くなった角質がたまると、保湿クリームの浸透が妨げられることがあります。市販の唇用スクラブや、砂糖と少量のオイルを混ぜたものを使ってやさしくマッサージすることで、不要な角質を落とすことができます。ただし、やりすぎると摩擦による炎症を起こすため、週1〜2回程度にとどめ、力を入れずにやさしく行うことが大切です。また、唇が荒れてひび割れや出血がある状態では絶対に行わないようにしてください。
📌 室内の加湿
特に冬場や乾燥した室内では、加湿器を使って湿度を40〜60%に保つことが唇の乾燥予防に効果的です。加湿器がない場合は、濡れタオルを部屋に干すだけでも一定の効果が期待できます。
▶️ 唇のUVケア
日中は紫外線防止効果のあるリップクリームを使用するか、UVカット成分が入ったリップコスメを選ぶようにしましょう。顔の日焼け止めケアと同様に、唇のUVケアも習慣化することが大切です。
⚠️ 5. リップケアアイテムの正しい選び方・使い方
リップクリームはドラッグストアに行けば数えきれないほどの種類が並んでいます。自分の状態に合ったアイテムを選ぶことが、ケアの効果を高める鍵となります。
🔹 保湿成分に注目する
リップクリームを選ぶ際は、保湿成分が含まれているものを選ぶのが基本です。ヒアルロン酸、セラミド、シアバター、ホホバオイル、スクワランなどは代表的な保湿成分です。これらは水分を引き寄せたり、油膜を形成して水分蒸発を防いだりする働きがあります。
📍 無香料・無着色のシンプルなものが安心
敏感な唇には、香料・着色料・防腐剤などの添加物が少ないシンプルな処方のリップクリームがおすすめです。フレーバーや甘い香りがついているリップクリームは使い心地がよい一方、それらの成分が刺激になるケースもあります。まずは無香料・無着色のベーシックなタイプから試してみるのが安全です。
💫 薬用リップクリームの活用
乾燥が強い場合や口角炎がある場合は、ビタミンE(トコフェロール)や尿素を配合した薬用(医薬部外品・医薬品)のリップクリームが有効なこともあります。薬局で「薬用リップ」として販売されているものも多く、普通のリップクリームよりも有効成分の配合量が異なります。
🦠 使い方のポイント
リップクリームを塗るときは、唇の縦の溝(唇紋)に沿って横方向に塗るのが基本です。強くこすると摩擦になるため、やさしく滑らせるように塗りましょう。また、スティックタイプのリップクリームは直接口に触れるため、清潔に保つことも重要です。使い回しを避け、定期的に新しいものに替えることをおすすめします。
Q. 唇荒れ改善に役立つ栄養素と食品は?
粘膜の健康維持にはビタミンB2(レバー・納豆・卵)とビタミンB6(鶏肉・バナナ・じゃがいも)が重要で、不足すると口角炎や唇荒れを引き起こしやすい。さらに亜鉛(牡蠣・牛肉)は粘膜の新陳代謝を促進し、鉄分(ほうれん草・レバー)の不足も粘膜の荒れにつながるため、バランスよく摂取することが大切だ。
🔍 6. 食生活・生活習慣の見直しポイント
唇の健康は、外側からのケアだけでなく、内側からのアプローチも同様に大切です。食生活や生活習慣を見直すことで、唇荒れの改善・予防につながります。
👴 ビタミンB群を積極的に摂る
粘膜の健康維持に欠かせないビタミンB2(リボフラビン)は、口角炎や唇荒れの予防に重要な栄養素です。レバー、納豆、牛乳、卵、ほうれん草、アーモンドなどに多く含まれています。同じくビタミンB6も皮膚・粘膜の代謝を助ける働きがあり、鶏肉、サーモン、バナナ、じゃがいもなどに豊富に含まれています。
🔸 亜鉛・鉄分の摂取
亜鉛は皮膚や粘膜の新陳代謝を促進し、免疫機能を高める働きがあります。牡蠣、牛肉、豆腐、ごまなどに多く含まれます。また、鉄分不足も粘膜の荒れにつながることがあります。ほうれん草、ひじき、小松菜、レバーなど鉄分を含む食品をバランスよく摂ることが大切です。
💧 水分補給を意識する
1日の目安として2リットル程度の水分摂取が推奨されています(活動量・季節によって異なります)。水やお茶など糖分の少ない飲み物を中心に、こまめに水分補給を行いましょう。コーヒーやアルコールは利尿作用があるため、それらを摂取した際は追加で水を飲む意識を持つことが大切です。
✨ 十分な睡眠と休息
睡眠中は身体の修復・再生が行われます。1日7〜8時間を目安に良質な睡眠をとることで、唇を含む皮膚・粘膜のターンオーバーが正常に機能します。睡眠前のスマートフォン操作を減らし、寝室の環境(温度・湿度・光)を整えることも睡眠の質向上に役立ちます。
📌 ストレスマネジメント
慢性的なストレスは免疫力の低下につながり、唇荒れやヘルペスの再発を引き起こしやすくします。適度な運動・入浴・趣味の時間など、自分なりのストレス発散方法を見つけることが大切です。
▶️ 口呼吸の改善

口呼吸が習慣になっている方は、鼻呼吸を意識するよう努めることで唇の乾燥を防ぐことができます。就寝中の口呼吸が気になる方は、鼻腔通気を改善するテープや口閉じテープなどを活用する方法もあります。鼻詰まりが原因で口呼吸になっている場合は、耳鼻咽喉科への相談も検討してみてください。
📝 7. やってはいけないNGケア
良かれと思ってやっていることが、逆に唇荒れを悪化させている場合があります。以下のNGケアに心当たりはないか、確認してみましょう。
🔹 唇を舌で舐める
前述のとおり、唇が乾燥したときに舌で舐めると一瞬は潤ったように感じますが、唾液が蒸発する際に唇の水分も一緒に奪われます。さらに、唾液に含まれるアミラーゼなどの消化酵素が唇の皮膚を刺激し、荒れを悪化させます。この癖は意識して直すことが必要です。
📍 皮をむいたり引っ張ったりする
むけかけた皮を引っ張ってしまうと、まだ剥がれる準備ができていない健康な皮膚まで一緒に剥がれてしまい、傷になります。傷から炎症が起き、かえって荒れがひどくなる悪循環を引き起こします。むけかけた皮が気になる場合は、リップクリームを塗って潤してから、清潔なコットンなどでそっと取り除くか、そのままにしておきましょう。
💫 ティッシュや布で強くこする
リップメイクを落とすときにティッシュや布で強くこすると、摩擦ダメージが唇を傷つけます。リップメイクを落とす際は、クレンジングオイルやリップリムーバーをコットンにとり、やさしく押さえるようにして落とすのが正解です。
🦠 荒れているときにスクラブを使う
唇が炎症を起こしていたり、ひび割れや出血がある状態でのスクラブケアは厳禁です。スクラブの粒子が傷口に入り込み、炎症をさらに悪化させる原因になります。スクラブケアは唇が回復してから、予防的な目的で行うようにしましょう。
👴 市販のステロイド薬を自己判断で使い続ける
唇周辺の炎症に対してステロイド配合の市販薬を使うケースがありますが、唇荒れの原因によってはステロイドが適切でない場合もあります。特に口唇ヘルペスにステロイドを使うと症状が悪化することがあるため、自己判断での長期使用は避け、改善しない場合は医師に相談することをおすすめします。
🔸 リップクリームの塗りすぎ(依存状態)
「リップクリームをやめると乾燥が悪化する」「塗らないと不安」という感覚がある場合、リップクリームへの依存状態になっているかもしれません。唇の皮膚は本来、ある程度自力で保湿する力を持っていますが、常に外から油分を補給し続けることで自前の機能が低下するとも言われています。必要以上に塗り続けることは避け、適切な回数にとどめることが大切です。
Q. 唇荒れでクリニックに相談すべき症状は?
数週間リップケアを続けても改善しない場合や、唇の腫れ・強い赤み・口角炎が続く場合、水ぶくれが繰り返し現れる場合(口唇ヘルペスの疑い)は専門家への相談が必要だ。アイシークリニックでは唇のトラブルに関するご相談を承っており、原因を丁寧に確認したうえで適切なアプローチをご説明している。
💡 8. 唇荒れが改善しないときはどうする?
セルフケアを続けても唇荒れが改善しない場合、または以下のような症状がある場合は、皮膚科や美容クリニックへの相談を検討することをおすすめします。
💧 受診を検討すべき症状・状況
数週間以上リップケアを続けても改善しない場合、唇の腫れや強い赤みが続く場合、水ぶくれが繰り返し現れる場合(口唇ヘルペスの疑い)、口角の炎症が治らない場合、特定のリップ製品を使ったときに症状が悪化する場合などは、専門家の診察を受けることが大切です。また、唇の色の変化(白くなる・茶色くなるなど)が気になる場合も、放置せずに受診することをおすすめします。
✨ 皮膚科での診察・治療
皮膚科では、唇荒れの原因を診察し、必要に応じてパッチテスト(アレルゲン特定検査)を行ったり、外用薬(保湿薬・抗炎症薬・抗ウイルス薬など)を処方したりします。慢性的な口唇炎や接触性口唇炎、口唇ヘルペスなどは適切な治療を受けることで改善が期待できます。自己判断での対処が難しいと感じたときは、早めに受診することが最善策です。
📌 美容クリニックでの相談
唇の乾燥・くすみ・ハリ不足など、見た目の改善を希望する場合は美容クリニックへの相談という選択肢もあります。唇の保湿や色改善を目的としたレーザー治療やヒアルロン酸注射、美容点滴(ビタミン補充)などのメニューを扱うクリニックもあります。ただし、炎症や感染症がある状態での施術はできないため、まずは皮膚科で炎症を落ち着かせてから美容的なアプローチを検討するのが適切です。
▶️ 内科・婦人科への相談
栄養不足や貧血、ホルモンバランスの乱れが唇荒れの根本原因になっていることもあります。血液検査でビタミンB群・鉄・亜鉛などの数値を確認することで、栄養状態の客観的な把握ができます。内科や婦人科でのサプリメント指導や栄養指導を受けることも、慢性的な唇荒れの改善に役立つことがあります。
🔹 アイシークリニック大宮院でのご相談について
アイシークリニック大宮院では、唇のトラブルや皮膚の悩みに関するご相談を承っています。美容的な視点から唇のコンディションを整えるためのアプローチについても、専門のスタッフが丁寧にご説明いたします。「セルフケアを続けているのに改善しない」「見た目をもっとよくしたい」とお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「リップクリームをこまめに塗っているのに改善しない」とご来院される20代の患者様が多く、詳しく伺うと舌なめずりの癖や栄養バランスの乱れ、口呼吸など、複合的な要因が絡み合っているケースが少なくありません。唇は皮脂腺がなく非常にデリケートな部位ですので、外からの保湿ケアと合わせて、ビタミンB群や亜鉛などの内側からのアプローチも非常に重要です。セルフケアを続けても数週間以上改善が見られない場合や、水ぶくれ・強い赤みといった症状がある場合は、原因を正しく見極めたうえで適切な対処が必要ですので、どうぞお気軽にご相談ください。」
✨ よくある質問
リップクリームだけでは改善しない場合、舌なめずりの癖や口呼吸、ビタミンB群・亜鉛などの栄養不足、睡眠不足といった複合的な要因が絡んでいる可能性があります。外側からの保湿ケアと並行して、食生活の見直しや生活習慣の改善など、内側からのアプローチも合わせて行うことが大切です。
むけかけた皮を無理に引っ張ると、まだ剥がれる準備ができていない健康な皮膚まで一緒に剥がれてしまい、傷になります。その傷から炎症が起き、さらに荒れが悪化するという悪循環に陥ります。気になる場合はリップクリームで潤してから、清潔なコットンでそっと取り除くようにしましょう。
粘膜の健康維持に重要なビタミンB2(レバー・納豆・卵など)、ビタミンB6(鶏肉・バナナなど)、亜鉛(牡蠣・牛肉など)、鉄分(ほうれん草・レバーなど)が唇荒れの改善に役立ちます。20代は食生活が乱れやすいため、これらの栄養素を意識的に摂ることが大切です。
唇の周囲に小さな水ぶくれが複数現れた場合、口唇ヘルペスの疑いがあります。ヘルペスウイルスによるもので感染力があるため、他者への接触に注意が必要です。自己判断でのケアは症状を悪化させる恐れがあるため、早めに皮膚科を受診し、抗ウイルス薬などの適切な治療を受けることをおすすめします。
はい、アイシークリニック大宮院では唇のトラブルや皮膚の悩みに関するご相談を承っています。数週間以上セルフケアを続けても改善しない場合や、唇の腫れ・強い赤み・口角炎が続く場合は、専門スタッフが原因を丁寧に確認し、適切なアプローチについてご説明いたします。お気軽にご相談ください。
📌 まとめ
20代の唇荒れは、乾燥した環境・紫外線・栄養不足・睡眠不足・ストレス・コスメの刺激・日常の癖など、さまざまな要因が重なって引き起こされます。唇は皮脂腺がなく皮膚が非常に薄いという構造的特性から、とても荒れやすい部位であることを理解したうえで、外側と内側の両面からアプローチするケアを習慣化することが大切です。
日常的なリップクリームによる保湿ケア、バランスのよい食事でのビタミンB群・亜鉛・鉄分の補給、十分な水分摂取と睡眠、紫外線対策など、基本的なことを継続することが唇の健康維持への近道です。また、舌で舐める・皮をむくといった悪化させる癖や行動を意識的に改めることも重要なポイントです。
セルフケアを続けても改善が見られない場合や、口唇ヘルペスや接触性口唇炎など特定の病態が疑われる場合は、皮膚科や専門クリニックへの相談をためらわないようにしましょう。唇は毎日目に入る場所であり、見た目の印象にも大きく影響します。正しい知識とケアを身につけて、健やかな唇をキープしていきましょう。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 口唇炎・口角炎・接触性皮膚炎・口唇ヘルペスなど唇荒れに関連する皮膚疾患の診断基準や治療方針に関する情報
- 厚生労働省 – ビタミンB群・亜鉛・鉄分など唇荒れに関連する栄養素の食事摂取基準や栄養不足対策に関する公式情報
- 国立感染症研究所 – 口唇ヘルペス(単純疱疹ウイルス1型)の感染経路・症状・再発リスクおよび注意事項に関する情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務