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ADMと肝斑の違いとは?見分け方・原因・治療法をわかりやすく解説

「ずっと肝斑だと思っていたらADMだった」――そんな誤診が、シミをさらに悪化させてしまうことがあります。

顔にできるシミと一口に言っても、その種類はさまざまです。なかでもADM(後天性真皮メラノサイトーシス)と肝斑(かんぱん)は、どちらも顔の中心部付近に現れやすいため、見た目だけでは区別がつきにくく、自己判断で誤ったケアをしてしまうケースが少なくありません。

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「シミが消えないからって、自分でレーザー美容器を使ってたら、逆に濃くなっちゃった…😢」

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それ、ADMと肝斑を間違えたセルフケアが原因かもしれません。
正しく見分けて、正しく治療することがとても大切なんです!

🚨 この記事を読まないと起こるリスク

  • ❌ 間違ったセルフケアでシミがさらに悪化・濃くなる
  • ❌ 誤ったレーザー照射で炎症後色素沈着を起こす
  • ❌ 合わないスキンケアを続けて時間とお金を無駄にする

✅ この記事でわかること

  • 📌 ADMと肝斑、見た目・原因・治療法のすべての違い
  • 📌 自分のシミがどちらか判断するチェックポイント
  • 📌 やってはいけないNGセルフケアと正しい対処法
  • 📌 クリニックで受けられる最新治療法と費用感

目次

  1. ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)とは
  2. 肝斑(かんぱん)とは
  3. ADMと肝斑の主な違い一覧
  4. ADMと肝斑の見分け方のポイント
  5. ADMと肝斑が混在するケースもある
  6. ADMの治療法
  7. 肝斑の治療法
  8. セルフケアで注意すべきこと
  9. クリニックで診断を受けることの大切さ
  10. まとめ

この記事のポイント

ADMは真皮に色素が存在する灰褐色のシミでレーザー治療が有効肝斑は表皮に色素が沈着する薄茶色のシミでトラネキサム酸内服が基本治療。両者は混在するケースもあり、誤治療でシミが悪化するリスクがあるため、自己判断を避けクリニックでの正確な診断が不可欠。

💡 ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)とは

ADMとは「Acquired Dermal Melanocytosis(後天性真皮メラノサイトーシス)」の略称で、皮膚の深い層である「真皮」にメラニン色素を持つ細胞(メラノサイト)が異常増殖することで生じるシミの一種です。日本人を含むアジア人に比較的多くみられ、女性に発症しやすい傾向があります。

ADMは先天性のものとは異なり、思春期以降に発症することがほとんどです。一般的には10代後半から30代にかけて現れはじめ、40代以降になると色が濃くなったり広がったりすることもあります。生まれつきある「太田母斑(おおたぼはん)」と似た性質を持つシミですが、ADMは後天的に発症する点が異なります。

✅ ADMの見た目の特徴

ADMのシミは灰褐色〜青みがかった茶色をしていることが多く、輪郭が比較的はっきりしています。形は楕円形や不規則な形で、両頬の高い部分(頬骨のあたり)、こめかみ、額などに左右対称に現れることが特徴的です。一か所にまとまって現れる場合もあれば、小さなシミが複数散らばるように現れる場合もあります。

シミの境界がくっきりしていて、周囲の正常な皮膚とのコントラストが比較的明瞭であることも、ADMを見分ける上でのひとつのポイントになります。また、肝斑と比べると皮膚の浅い層ではなく深い層(真皮)にメラニン色素が存在するため、皮膚の表面からみると色がやや青みがかって見えることがあります

📝 ADMの主な原因

ADMが発症する詳しいメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、いくつかの要因が関与していると考えられています。

まず紫外線の影響が挙げられます。長年の紫外線暴露が皮膚の深部にあるメラノサイトを刺激し、色素沈着を引き起こすと考えられています。次に、ホルモンバランスの変化です。女性ホルモンであるエストロゲンや黄体ホルモンがメラノサイトを活性化させる可能性が指摘されており、これがADMを女性に多く見られる原因のひとつとも言われています。さらに、遺伝的な素因も関与しているとされています。家族にADMや太田母斑がある場合、発症リスクが高まる可能性があります。

摩擦の影響も見逃せません。顔を強くこすったり、摩擦が多い生活習慣が続いたりすることで皮膚への刺激が蓄積され、メラノサイトが活性化されるリスクがあるとされています。

Q. ADMと肝斑の色調や境界の違いは?

ADMは灰褐色〜青みがかった茶色で、シミの輪郭がくっきりしている。肝斑は薄茶色〜茶褐色でぼんやりとした境界が特徴。ADMの青みは色素が真皮(深い層)にあるため、肝斑の茶色は表皮(浅い層)にメラニンが沈着しているためと説明される。

📌 肝斑(かんぱん)とは

肝斑は、30〜50代の女性に多く見られるシミの一種です。英語では「Melasma(メラズマ)」と呼ばれ、皮膚の表皮層にメラニン色素が過剰に沈着することで生じます。肝斑という名前は、肝臓の色(茶褐色)に似た色調のシミが現れることに由来しているとも言われています。

肝斑は日本人女性に非常に多いシミであり、女性の美容上の悩みの中でも上位を占めることが多い症状のひとつです。なお、男性にも稀に発症することはありますが、女性に比べてその頻度はずっと少ないです。

🔸 肝斑の見た目の特徴

肝斑のシミは、左右ほぼ対称に両頬に広がる薄茶色〜茶褐色のシミです。境界がはっきりとしていない(ぼんやりとしたグラデーションのような)ことが多く、地図のような形に広がるのが典型的な特徴です。両頬だけでなく、額や口周り、鼻の下あたりにも広がる場合があります。

肝斑は日光や紫外線の影響を受けやすく、夏場に色が濃くなり、冬場に薄くなるという季節的な変動が見られることもあります。また、ストレスや睡眠不足、ホルモン変動がある時期に悪化することもあるため、生活環境の変化とも密接に関係しています。

⚡ 肝斑の主な原因

肝斑の発症には複数の要因が絡み合っていると考えられています。

最大の原因のひとつとされているのが、女性ホルモンの影響です。エストロゲンや黄体ホルモンがメラノサイトを刺激し、メラニン色素の産生を促進させます。このため、妊娠中や経口避妊薬(ピル)の服用中に肝斑が現れたり悪化したりすることがよく知られています。また、更年期前後にホルモンバランスが崩れることで、肝斑が悪化するケースもあります。

次に紫外線の影響も大きく関与しています。紫外線を浴びることでメラノサイトが活性化し、メラニンの産生量が増えます。肝斑は特に紫外線に対して敏感に反応するため、日焼け止めの使用や日よけ対策が症状の悪化防止に重要とされています。

そのほかにも、摩擦や皮膚への刺激が肝斑を悪化させることが知られています。スキンケア時に皮膚を強くこすったり、洗顔をゴシゴシしたりすることが刺激となりメラニン産生を促してしまうことがあります。また、ストレスや睡眠不足、不規則な生活リズムも肝斑の悪化要因になることが指摘されています。

✨ ADMと肝斑の主な違い一覧

ADMと肝斑はどちらも顔に現れるシミで、見た目がよく似ているために混同されやすいです。しかし、色調・形・好発部位・原因・治療法などに明確な違いがあります。それぞれの違いを整理してみましょう。

色調については、ADMが灰褐色〜青みがかった茶色であるのに対して、肝斑は薄茶色〜茶褐色が典型的です。ADMのほうが若干青みがかった色調に見えることが多いのは、色素が皮膚の深い層(真皮)に存在するためです。肝斑は表皮に色素があるため、皮膚の表面から見るとより明るい茶色系の色調に見える傾向があります。

境界の明瞭さについては、ADMは境界が比較的はっきりしています。一方、肝斑は境界がぼんやりとしていて、周囲の皮膚となじむようなグラデーション状になっているケースが多いです。

好発年齢を比べると、ADMは10代後半〜30代に発症しはじめることが多いのに対して、肝斑は30〜50代の女性に多く見られます

好発部位については、ADMは頬骨周辺・こめかみ・額などに小さなシミが散在する形で現れることが多いです。肝斑は両頬に地図状に広がる大きなシミとして現れることが特徴的です。

色素の存在する皮膚の層という点では、ADMは真皮(皮膚の深い層)に色素が存在し、肝斑は表皮(皮膚の浅い層)に色素が存在します。この違いが治療法の選択に大きく影響します。

季節変動については、肝斑は夏に濃くなり冬に薄くなるという変動が見られることがありますが、ADMはこのような明確な季節変動を示すことは少ないです。

Q. 肝斑にレーザー治療を使ってよいですか?

肝斑に強いレーザーを照射すると炎症後色素沈着が起きてシミが悪化するリスクがある。低出力レーザーによるトーニング照射が取り入れられる場合もあるが、医師の慎重な判断が不可欠。自己判断での使用は避け、必ず専門医に相談することが推奨される。

🔍 ADMと肝斑の見分け方のポイント

ADMと肝斑は専門的な機器や皮膚科的な診察なしに完全に区別することは難しいですが、いくつかの観察ポイントが判断の参考になります。

🌟 色調で見分ける

色調はADMと肝斑を見分ける上で最も重要なポイントのひとつです。ADMのシミは青みや灰色みを帯びた茶色をしていることが多く、やや暗い色調に見えます。一方、肝斑は明るめの茶色〜茶褐色で、いわゆる「肌色に近い茶色」のシミが多いです。

ただし、混合タイプや肌の色によって見た目が異なることもあるため、色調だけで断定するのは難しいことも念頭に置いておきましょう。

💬 境界の状態で見分ける

ADMは比較的くっきりとした輪郭を持つことが多く、シミと正常な皮膚の境界がはっきりしています。これに対して肝斑は境界がぼんやりしており、周囲の皮膚と混じり合うような形で広がります。鏡でシミを観察したとき、輪郭がはっきりしているかどうかを確認することがひとつの手がかりになります。

✅ シミの形と広がり方で見分ける

ADMは比較的小さめのシミが複数散らばるように分布していることが多いです。一方、肝斑は広い範囲に地図状に広がることが特徴です。両頬にまたがるような広い面積のシミがある場合は肝斑の可能性が高く、比較的小さいシミが離れた場所に複数ある場合はADMの可能性を考えます。

📝 発症年齢・発症時期で見分ける

シミに気づいた年齢も参考になります。10代後半や20代という比較的若い時期にシミに気づいた場合はADMの可能性があります。一方、30代後半〜40代以降、特に妊娠・出産後や更年期の時期にシミが気になりはじめた場合は肝斑を疑うことが多いです。また、ピル(経口避妊薬)を服用しはじめてからシミが気になるようになった場合も、肝斑の可能性が考えられます

🔸 季節や体調との関連性で見分ける

肝斑は紫外線やホルモンバランスの変化に敏感で、夏になると色が濃くなり、冬には薄くなるという変動が見られることがあります。またストレスが続いたり、睡眠不足が続いたりした後にシミが濃くなったと感じる場合も肝斑の特徴と合致します。一方、ADMはこのような季節変動や体調との関連が明確でないことが多いです。

💪 ADMと肝斑が混在するケースもある

ADMと肝斑は別々に存在するだけでなく、同一人物の顔に両方が混在している場合も珍しくありません。特に30〜40代の女性では、若い頃から持っていたADMと、年齢とともに発症した肝斑が重なって現れることがあります。

このような混在ケースは、見た目からの判断が非常に難しく、自己判断はほぼ不可能です。一方を誤って他方の治療法で対応してしまうと、症状が改善しないだけでなく、逆に悪化させてしまうリスクもあります

特に注意したいのが、肝斑に対してレーザー治療を行うリスクです。肝斑は通常、強いレーザーを当てると炎症後色素沈着が起きてシミが悪化することがあります。一方ADMには適切なレーザー治療が有効です。このため、まず正確な診断を受けてから治療方針を決定することが非常に重要です。

Q. 肝斑の基本的な治療法は何ですか?

肝斑の代表的な治療はトラネキサム酸の内服で、メラニン産生を促すプロスタグランジンの合成を阻害する働きがある。保険適用で処方できる場合もある。外用薬としてはハイドロキノンやトレチノインが使用され、紫外線対策や摩擦を避けるスキンケアも治療と並行して重要とされる。

🎯 ADMの治療法

ADMは皮膚の深い層(真皮)に色素が存在するため、市販の美白クリームやビタミンC外用薬などのセルフケアではほとんど効果が期待できません。ADMの治療には、主にレーザーによるアプローチが有効とされています。

⚡ Qスイッチレーザー・ピコレーザー

ADMの治療において最も一般的に使用されるのが、Qスイッチレーザーやピコレーザーと呼ばれる種類のレーザーです。これらのレーザーは非常に短い時間(ナノ秒〜ピコ秒単位)に高出力のエネルギーを照射することで、真皮にあるメラニン色素の塊を破砕します。破砕された色素は体の免疫システムによって徐々に除去され、シミが薄くなっていきます。

使用されるレーザーの波長によって、ターゲットとするメラニンの深さや種類が異なります。ADMの治療には主に750nm〜1064nm程度の波長が使用されることが多く、医師がシミの状態を診て最適な波長や出力を選択します。

レーザー治療は通常、複数回のセッションが必要です。治療後には一時的に色素沈着(反応性色素沈着)が起きることがありますが、適切なアフターケアを行うことで徐々に改善されます。

🌟 トーニング照射

低出力でレーザーをくり返し照射するトーニングという施術も、ADMの治療に取り入れられることがあります。肌全体に均一に照射することでメラニンを少しずつ分解し、肌のトーンを整えながらシミを薄くする効果が期待できます。ダウンタイムが少ないというメリットがある一方、効果が出るまでに複数回の施術が必要です。

💬 内服薬・外用薬の補助的使用

レーザー治療と並行して、トラネキサム酸やビタミンCなどを内服することで相乗効果が期待できることがあります。これらはメラニン産生を抑制したり、炎症を鎮める働きがあるとされており、治療効果を高めたり、治療後の色素沈着を軽減させたりする目的で使用されることがあります。また、レーザー後のケアとして美白外用薬(ハイドロキノンなど)を用いることもあります

💡 肝斑の治療法

肝斑の治療は、ADMとは異なるアプローチが基本となります。肝斑は表皮に色素が存在し、かつ皮膚が炎症に対してとても敏感なため、強い刺激を加えるとかえって悪化することがあります。そのため、刺激を最小限に抑えながら治療することが原則です。

✅ 内服薬(トラネキサム酸)

肝斑の治療において、現在最も広く使用されているのがトラネキサム酸の内服です。トラネキサム酸は本来止血剤として開発された薬ですが、メラニン産生を促進するプロスタグランジンの合成を阻害する働きがあることが発見され、肝斑治療に応用されるようになりました保険適用で処方できることもあり、肝斑治療のファーストラインとして広く用いられています

トラネキサム酸の内服は、継続して服用することで徐々に肝斑が薄くなる効果が期待できます。ただし、効果が現れるまでに数ヶ月かかることがあるため、焦らず継続することが大切です。

📝 外用薬(ハイドロキノン・トレチノインなど)

外用薬としては、美白効果の高いハイドロキノンが肝斑治療に使われることがあります。ハイドロキノンはメラニン産生酵素(チロシナーゼ)を阻害することでメラニン産生を抑制し、色素沈着を改善する効果があります。また、細胞のターンオーバーを促進するトレチノイン(ビタミンA誘導体)と組み合わせて使用することで、より高い効果が期待できるとされています。

ただし、これらの外用薬は刺激が強いため、使用量や使用方法を医師の指示に従って正しく守ることが重要です。自己判断での使用は肌荒れや副作用のリスクがあります。

🔸 低出力レーザートーニング

肝斑のレーザー治療は非常に繊細な判断が必要ですが、低出力レーザーによるトーニング照射は肝斑の治療に取り入れられることがあります。このような照射は皮膚への刺激を最小限に抑えながら、表皮のメラニンを少しずつ分解することを目的としています。ただし、肝斑は強いレーザー照射に対して過剰反応を起こしやすいため、医師が慎重に出力と照射回数を管理することが不可欠です。

⚡ 生活習慣の改善とUVケア

肝斑の治療と並行して、日常生活でのケアも非常に重要です。特に紫外線対策は肝斑の悪化を防ぐ上で欠かせません。毎日の日焼け止めの使用、帽子や日傘の活用などのUVケアを徹底することが必要です。また、洗顔やスキンケア時の摩擦を避けること、十分な睡眠を確保することも肝斑の改善に役立ちます

Q. ADMと肝斑が同時に存在することはありますか?

ADMと肝斑が同一の顔に混在するケースは珍しくなく、特に30〜40代の女性では若い頃からあったADMに肝斑が重なることがある。混在ケースは自己判断がほぼ不可能で、誤った治療でシミが悪化するリスクもあるため、クリニックでの正確な診断を受けたうえで段階的な治療を行うことが重要とされる。

📌 セルフケアで注意すべきこと

ADMと肝斑はどちらも市販の化粧品や美白アイテムだけで完全に改善することは難しいシミです。しかし、日常のセルフケアを正しく行うことは、症状の悪化防止と治療効果を高める上で非常に重要な役割を果たします

🌟 紫外線対策を徹底する

ADMも肝斑も、紫外線によって悪化するリスクがあります。日焼け止めはSPFとPAの値が高いものを選び、外出の30分前には塗布するようにしましょう。また、日中は2〜3時間おきに塗り直すことが理想的です。曇りの日でも紫外線は届くため、天候に関係なく毎日使用することが大切です。帽子・日傘・UVカットのマスクなどの物理的な日よけ対策も並行して行うと効果的です。

💬 皮膚への摩擦を避ける

洗顔時やスキンケア時に皮膚を強くこすることは、色素沈着の悪化につながります。特に肝斑の方は摩擦に敏感なため、洗顔は泡をたっぷり立てて泡で洗うように心がけ、タオルで拭くときもやさしく押し当てるようにしましょう。スキンケア製品を塗布する際も、強くこすらずにやさしくなじませることが基本です。

✅ 自己判断でのレーザー機器の使用に注意する

近年、家庭用の美顔器や光治療機器が一般に普及していますが、ADMや肝斑のあるシミに対してこれらを使用することは慎重に考える必要があります特に肝斑に対して強い光刺激を与えると悪化するリスクがあるため、自己判断での使用は控えることを推奨します。使用を検討する場合は、まずクリニックで診断を受け、医師に相談してから判断することが安全です。

📝 美白成分を含む化粧品の活用

日常のスキンケアでは、ビタミンC誘導体・アルブチン・ナイアシンアミドなどの美白成分を含む化粧品を取り入れることがシミ予防・軽減に役立ちます。ただし、これらは医薬品ではないため、ADMや肝斑を根本的に改善する効果は限定的です。あくまで補助的なケアとして位置づけ、治療はクリニックで行うことが基本です。

✨ クリニックで診断を受けることの大切さ

ADMと肝斑の治療法はそれぞれ大きく異なるため、正確な診断なしに治療を開始することは非常にリスクが高いです。特に次のような状況の場合は、できるだけ早めにクリニックを受診することをお勧めします。

シミの種類がわからず、ずっとセルフケアを続けているがなかなか改善しないという方は多いです。また、美容クリニックや皮膚科でレーザー治療を受けたがシミが濃くなってしまったという方も、一度正確な診断を受けることが重要です。市販の美白クリームを長期間使っているが変化がないと感じている場合、あるいはシミの色や大きさが急に変化してきたと感じる場合も、専門家の診察が必要です。

クリニックではダーモスコープ(皮膚鏡)やUVランプ(ウッドランプ)などの専門的な機器を使用してシミの種類を詳しく診断することができます。また、必要に応じて複数のシミが混在していないかを見極め、最適な治療計画を提案してもらえます。

特にADMと肝斑が混在しているケースでは、それぞれに適した治療を段階的に行う必要があります。経験豊富な医師のもとで適切な治療を受けることが、シミを効果的かつ安全に改善するための最短ルートです。

また、クリニックによって取り扱っているレーザー機器や治療メニューが異なります。ADMや肝斑の治療実績が豊富なクリニックを選ぶことも、治療の効果と安全性を高める上で大切なポイントです。初診時に肌の状態を詳しく診察し、治療方針について丁寧に説明してくれるクリニックを選ぶようにしましょう。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、ADMと肝斑を混同したまま長期間セルフケアを続けてきたというご相談を多くいただいており、特に30〜40代の女性では両者が同時に存在するケースも珍しくありません。それぞれのシミの種類を正確に見極めることが適切な治療への第一歩であり、誤ったアプローチはかえってシミを悪化させるリスクがあるため、気になる症状があればまず専門的な診断を受けていただくことを強くお勧めします。お一人で悩まず、どうぞお気軽にご相談ください。」

🔍 よくある質問

ADMと肝斑は見た目だけで見分けられますか?

色調や境界の状態などで見分けるヒントはありますが、見た目だけで完全に区別することは難しいです。ADMは灰褐色〜青みがかった茶色でくっきりした輪郭が特徴、肝斑は薄茶色でぼんやりとした境界が特徴です。正確な診断にはダーモスコープなどを使ったクリニックでの専門的な診察が必要です。

肝斑にレーザー治療を受けても大丈夫ですか?

肝斑に強いレーザーを照射すると、炎症後色素沈着が起きてシミが悪化するリスクがあります。肝斑には低出力レーザーによるトーニング照射が取り入れられることがありますが、医師による慎重な判断が不可欠です。自己判断でのレーザー治療は避け、必ず専門医に相談してください。

ADMと肝斑が同時に存在することはありますか?

はい、同一の方の顔に両方が混在するケースは珍しくありません。特に30〜40代の女性では、若い頃からあったADMに肝斑が重なって現れることがあります。混在している場合は自己判断がほぼ不可能なため、アイシークリニックでは正確な診断のうえ、それぞれに適した治療を段階的にご提案しています。

肝斑の治療にはどのような方法がありますか?

肝斑の代表的な治療法は、トラネキサム酸の内服薬です。メラニン産生を抑制する働きがあり、保険適用で処方できる場合もあります。外用薬としてはハイドロキノンやトレチノインが使われることがあります。また、日焼け止めの徹底使用や摩擦を避けるスキンケアなど、日常生活でのケアも治療と並行して重要です。

セルフケアでADMや肝斑を改善できますか?

市販の美白化粧品だけでADMや肝斑を根本的に改善することは難しいです。特にADMは真皮の深い層に色素があるため、外用ケアの効果は非常に限定的です。ただし、紫外線対策の徹底や摩擦を避けるスキンケアは悪化防止に役立ちます。効果的な改善にはクリニックでの正確な診断と治療が必要です。

💪 まとめ

ADMと肝斑はどちらも顔に現れるシミですが、その原因・特徴・治療法は大きく異なります。ADMは真皮にメラノサイトが増殖することによる灰褐色〜青みがかったシミで、レーザー治療が有効です。肝斑は表皮のメラニン過剰沈着による薄茶色〜茶褐色のシミで、ホルモンバランスや紫外線と密接に関係しており、トラネキサム酸の内服や低刺激のケアが基本的なアプローチとなります。

両者が混在するケースも少なくなく、誤った治療をするとシミが悪化するリスクがあるため、自己判断での治療には十分な注意が必要です。「シミが気になるけれど、どの種類かわからない」「セルフケアをしているが効果が感じられない」という場合は、ぜひ一度専門のクリニックで診察を受けることをお勧めします

アイシークリニック大宮院では、一人ひとりの肌状態をしっかりと診察し、ADMや肝斑の種類・状態に応じた最適な治療プランをご提案しています。シミでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)および肝斑(メラズマ)の診断基準・治療ガイドラインに関する情報
  • PubMed – ADMと肝斑の病態・原因・レーザー治療効果に関する国際的な査読済み医学文献
  • 日本美容外科学会 – 肝斑・ADMに対するレーザートーニングやピコレーザーなどの美容医療的治療法に関する情報

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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