「脇汗パットをつけているのに、シャツに汗染みができてしまう」「パットがずれて全然意味がない」そんな悩みを抱えていませんか?脇汗パットは手軽に使えるアイテムとして広く知られていますが、汗の量が多い方や、服の素材によっては十分な効果を発揮できないことがあります。このコラムでは、脇汗パットが意味ないと感じてしまう理由を詳しく掘り下げながら、多汗症の基礎知識や、より根本的な解決策について丁寧に解説していきます。
目次
- 脇汗パットとはどんなアイテムか
- 脇汗パットが意味ないと感じる主な理由
- 脇汗パットの種類と特徴の違い
- 脇汗が多い原因を理解しよう
- 多汗症とはどんな状態か
- 脇汗パット以外のセルフケア方法
- 医療機関で行われる脇汗治療の種類
- ミラドライ(miraDry)とはどんな治療か
- 治療を検討する際のポイント
- まとめ
この記事のポイント
脇汗パットは汗量過多・ズレ・素材相性などで効果不足になりやすく、多汗症には根本治療が必要。ミラドライは1〜2回で長期的な発汗・臭い改善が期待でき、アイシークリニックでは症状に合わせた治療を提供している。
🎯 脇汗パットとはどんなアイテムか
脇汗パットとは、衣服の脇の部分に直接貼り付けたり、縫い付けたりすることで、脇から出る汗を吸収し、衣服への汗染みや汗による色落ちを防ぐためのアイテムです。ドラッグストアやコンビニ、通販サイトなどで気軽に購入でき、数百円程度から手に入るため、多くの方が一度は使ったことがあるのではないでしょうか。
脇汗パットには、衣類に直接貼るタイプのものと、インナーシャツに最初から縫い込まれているタイプのものがあります。素材は主に綿や不織布が使われており、汗を吸収して衣服に汗が染み出るのを防ぐ仕組みです。夏場だけでなく、緊張しやすい場面(面接やプレゼンなど)に備えてパットを使う方も多くいます。
一見すると便利なアイテムのように思えますが、実際に使ってみると「思ったほど効果がなかった」「すぐに汗で飽和してしまった」という声も少なくありません。では、なぜ脇汗パットは効果を感じにくいケースがあるのでしょうか。次のセクションで詳しく見ていきましょう。
Q. 脇汗パットが効果を発揮できない主な理由は?
脇汗パットが意味ないと感じる主な理由は、①汗量がパットの吸収限界を超える、②活動中にズレて汗染みを防げない、③薄手・化学繊維の衣服との密着性が低い、④使い方が誤っているなどが挙げられます。特に多汗症の方には一時的な応急処置にすぎません。
📋 脇汗パットが意味ないと感じる主な理由
脇汗パットを使っているにもかかわらず「意味がない」と感じてしまう理由には、いくつかの共通したパターンがあります。以下にそれぞれの原因を詳しく解説します。
まず一つ目の理由として、汗の量がパットの吸収量を超えているケースが挙げられます。一般的な脇汗パットが吸収できる汗の量には限界があります。軽度の発汗には対応できますが、多汗症のように大量の汗をかく場合は、パットがすぐに飽和状態になり、衣服へ汗が漏れ出してしまいます。特に夏場や緊張する場面では、想定以上の発汗量になることも多く、パット一枚では太刀打ちできないことがあります。
二つ目は、パットのズレや位置のずれです。活動中に体を動かすと、粘着式のパットがズレてしまうことがあります。脇の動きは意外と大きく、腕を上げ下げするたびにパットの位置がずれ、本来保護したい部分からはみ出してしまうことがあります。パットが正しい位置に貼れていないと、当然ながら汗染みを防ぐ効果は大幅に落ちてしまいます。
三つ目は、衣服の素材との相性の問題です。薄手のシャツや化学繊維の衣服では、パットと衣服の間に密着性が生まれにくく、汗が脇から直接服に伝わってしまうことがあります。また、白いシャツなどは特に汗染みが目立ちやすく、パットだけでは対応が難しいこともあります。
四つ目は、貼り方や使い方の問題です。パットを衣服側ではなく肌に直接貼るタイプのものを、正しい向きで使えていないケースもあります。製品によって使い方が異なるため、説明書をよく読まずに使用すると本来の効果が出ないことがあります。
五つ目は、脇汗以外の部位からの発汗への対応ができない点です。脇汗パットは文字通り「脇」の汗を吸収するためのものです。背中や胸元、おでこなどからの発汗には対応できないため、総合的な汗対策としては不十分になる場合があります。
このように、脇汗パットにはさまざまな限界があり、それが「意味ない」と感じさせる原因になっています。あくまでも一時的・補助的なアイテムとして捉え、より根本的な対策を考えることが重要です。
💊 脇汗パットの種類と特徴の違い
脇汗パットにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴と適した使用シーンがあります。自分に合った種類を選ぶことで、より効果を感じやすくなることもありますが、同時にどの種類にも限界があることを理解しておくことが大切です。
衣類貼付タイプは、衣服の脇の内側に粘着面で貼り付けて使うタイプです。最もポピュラーなタイプで、さまざまなサイズや厚みの製品があります。着脱のたびに新しいものを使うため、清潔さは保てますが、コストがかかる点と、ズレやすい点がデメリットです。
肌貼付タイプは、直接肌に貼り付けることで汗を吸収するタイプです。衣類貼付タイプよりもズレにくい反面、肌への密着感から肌荒れや赤みが出る方もいます。敏感肌の方は使用前にパッチテストを行うことが推奨されます。
インナーシャツ一体型は、最初から脇部分に吸水素材が縫い込まれているインナーシャツです。ズレる心配がなく、繰り返し洗って使えるため経済的ですが、洗い替えが必要なため複数枚用意する必要があります。また、発汗量が多い場合は素材が追いつかないこともあります。
防水素材タイプは、吸水だけでなく防水加工が施されたタイプで、汗が衣服の表面に染み出るのを防ぐ効果があります。ただし、汗そのものを少なくするわけではないため、根本的な解決策にはなりません。
これらのどのタイプも、共通して言えるのは「汗をなくす効果はない」という点です。汗を吸収・ブロックすることしかできないため、発汗量が多い方には限界があります。
Q. 多汗症の診断基準はどのようなものですか?
多汗症(原発性)の診断基準は「明らかな原因なく6か月以上、局所的な過剰発汗が続くこと」が前提で、さらに両側対称の発汗・週1回以上の多汗エピソード・25歳以前の発症・家族歴・睡眠中の発汗消失・日常生活への支障、のうち2項目以上を満たす場合とされています。

🏥 脇汗が多い原因を理解しよう
脇汗が多い原因を理解することは、適切な対策を取るうえで非常に重要です。汗をかくこと自体は、体温調節のために欠かせない正常な生理現象ですが、過剰な発汗には複数の原因が考えられます。
汗腺の種類について最初に理解しておきましょう。人間の皮膚には「エクリン腺」と「アポクリン腺」という二種類の汗腺があります。エクリン腺は全身に分布しており、体温調節のための汗を分泌します。アポクリン腺は脇の下、耳の中、乳輪周辺などに集中して分布しており、特有のにおい成分を含む汗を分泌します。脇汗の主な原因となるのはエクリン腺ですが、アポクリン腺からの分泌物が混じることで汗のにおいが生じることもあります。
発汗量が多くなる要因として、まず気温や運動量が挙げられます。これは誰にでも起こる自然な反応です。しかし、気温が低い室内でも大量の汗をかく場合は、別の要因が考えられます。
精神的ストレスや緊張も発汗を促す大きな要因です。交感神経が刺激されると、体温調節とは無関係に汗腺が活性化されます。これを「精神性発汗」と呼びます。特に脇の下は精神性発汗が起きやすい部位の一つであり、緊張する場面でだけ大量に汗をかくという方も多いです。
ホルモンバランスの変化も発汗に影響します。更年期障害では、ホルモンバランスの乱れによって大量の汗をかく「ホットフラッシュ」と呼ばれる症状が起こることがあります。また、甲状腺機能亢進症などの疾患でも発汗量が増加することがあります。
体質的な要因として、生まれつき汗腺の数が多かったり、汗腺の反応性が高い方もいます。こうした体質的な要因による多汗は、生活改善だけでは対処しにくいことが多く、医療的なアプローチが有効な場合があります。
食生活も発汗に影響します。辛い食べ物、カフェイン、アルコールなどは交感神経を刺激して発汗を促すことが知られています。食習慣を見直すことで、発汗量が多少改善することもあります。
⚠️ 多汗症とはどんな状態か
「多汗症」とは、体温調節に必要な量を大幅に超えた汗が分泌される状態を指します。日常生活に支障をきたすほどの発汗が続く場合には、医療的なケアを受けることが推奨されます。多汗症は珍しい疾患ではなく、日本人の約5〜10人に1人が何らかの多汗症の傾向を持つとも言われています。
多汗症には大きく分けて「原発性多汗症」と「続発性多汗症」の二種類があります。原発性多汗症は、特定の疾患が原因ではなく、体質的・神経系の異常によって起こる多汗症です。脇の下、手のひら、足の裏などの特定の部位に限定して症状が現れることが多く、特に日中の活動時に汗が増えるという特徴があります。続発性多汗症は、甲状腺疾患、糖尿病、感染症、薬の副作用などの基礎疾患や原因によって引き起こされる多汗症です。こちらは全身的な発汗が起きることが多く、原因となる疾患の治療が必要です。
原発性多汗症の診断基準としては、「明らかな原因なく6か月以上、局所的に過剰な発汗がある」ことに加え、以下の項目のうち2つ以上を満たすこととされています。両側性・対称性の発汗パターンがあること、週に1回以上の多汗エピソードがあること、25歳以前に発症していること、家族歴があること、睡眠中には発汗が止まること、日常生活に支障をきたしていること、などが挙げられます。
多汗症の方にとって、脇汗パットは一時しのぎにはなっても根本的な解決策にはなりません。「意味がない」と感じてしまうのは、そもそも多汗症という医療的な状態に対して、パットという補助的なアイテムを当てがっているからとも言えます。多汗症を疑う場合は、皮膚科や美容クリニックへの相談を検討することが大切です。
また、多汗症は身体的な不快感だけでなく、精神的・社会的な影響も大きい疾患です。汗染みを気にして人前で腕を上げられない、白いシャツが着られない、会議で緊張するとさらに汗が増えてしまうなど、生活の質(QOL)を著しく低下させることがあります。このような状態が続いている方は、ひとりで悩まずに専門家に相談することをお勧めします。
Q. ミラドライの効果と他治療との違いは何ですか?
ミラドライはマイクロ波で脇のエクリン腺・アポクリン腺を破壊する治療法で、1〜2回の施術で発汗量を約82〜90%減少させる効果が臨床データで報告されています。ボトックス注射が約6か月〜1年で効果が切れるのに対し、ミラドライは長期持続が期待でき、ワキガ改善にも同時に効果があります。
🔍 脇汗パット以外のセルフケア方法
脇汗パットだけでは不十分と感じている方のために、日常的に取り組めるセルフケア方法をご紹介します。これらの方法を組み合わせることで、脇汗の量や不快感を軽減できる可能性があります。ただし、多汗症の場合はセルフケアだけでは限界があるため、医療的な対処も視野に入れることをお勧めします。
制汗剤・デオドラント剤の活用は、最も手軽なセルフケアのひとつです。市販の制汗剤には、汗腺の出口を一時的にふさぐことで発汗を抑える成分(アルミニウム塩類など)が含まれているものがあります。ロールオンタイプやスプレータイプ、スティックタイプなどさまざまな形状があり、使い方や好みに合わせて選ぶことができます。特に、就寝前に清潔な肌に塗布することで効果が高まると言われています。ただし、塗りすぎや長期間の使用で肌荒れが生じる場合もあるため、注意が必要です。
衣服の選び方も重要です。通気性の高い天然素材(綿、麻など)の衣服を選ぶことで、蒸れを防ぎ、体感的な不快感を軽減できます。色の選択も重要で、グレーや濃い色の服は汗染みが目立ちにくい一方、白色は汗染みが目立ちやすい傾向があります。脇の部分にゆとりのあるデザインを選ぶことも、蒸れ防止に効果的です。
生活習慣の見直しも効果的です。カフェインやアルコール、辛い食べ物は交感神経を刺激して発汗を増やす可能性があります。これらを控えることで、発汗量が減ることがあります。また、適切な体重管理も重要で、体脂肪が多いと体温が上昇しやすく、発汗が増えることがあります。
ストレス管理も発汗コントロールに役立ちます。精神性発汗を抑えるために、深呼吸や瞑想、適度な運動などでストレスを解消することが助けになることがあります。緊張しやすい方は、リラクゼーション技法を取り入れることで、発汗のトリガーとなるストレス反応を和らげることができます。
ただし、これらのセルフケアはあくまでも発汗を「軽減」するものであり、多汗症そのものを治療するものではありません。セルフケアを試みても改善しない場合や、日常生活に大きな支障が出ている場合は、専門医への相談を強くお勧めします。
📝 医療機関で行われる脇汗治療の種類
脇汗パットやセルフケアで対応しきれない場合、医療機関での治療を検討することができます。現在、脇の多汗症や汗染み対策として、いくつかの医療的アプローチが確立されています。それぞれの特徴と効果について解説します。
塩化アルミニウム外用薬(処方薬)は、市販の制汗剤よりも高濃度のアルミニウム塩類を含む処方薬です。汗腺の出口を塞ぐことで発汗を抑制します。効果はある程度期待できますが、毎日もしくは定期的な使用が必要であり、皮膚への刺激が強いため肌荒れが出ることもあります。また、使用を中止すると効果がなくなるため、継続的な使用が前提となります。
ボトックス注射(ボツリヌストキシン注射)は、脇の下に少量のボツリヌストキシンを注射することで、汗腺に信号を送る神経の働きを一時的に抑制し、発汗を減少させる治療法です。効果は個人差がありますが、一般的に治療後数日から1週間ほどで効果が現れ、約6か月〜1年程度持続します。効果が切れたら再度注射が必要です。比較的手軽に受けられる治療として人気がありますが、継続的なコストがかかります。
イオントフォレーシスは、水を張った容器に手や足を浸し、微弱な電流を流すことで汗腺の機能を抑制する治療法です。主に手のひらや足の裏の多汗症に使われることが多く、脇の多汗症への応用も可能ですが、脇への使用は手足ほど一般的ではありません。副作用が少ない治療法ですが、週に数回の通院が必要で、効果の持続には継続的な治療が必要です。
内服薬(抗コリン薬)は、汗腺の働きを抑制する抗コリン薬を内服する治療法です。全身の発汗を抑える効果がありますが、口渇、便秘、尿閉などの副作用が出ることがあるため、長期的な使用には慎重な管理が必要です。他の治療法との組み合わせで使われることが多いです。
外科的手術(皮下組織掻爬法・切除法)は、脇の汗腺そのものを物理的に除去する手術です。永続的な効果が期待できますが、手術に伴うリスクや傷跡の問題があるため、他の治療法で効果が得られなかった場合の選択肢として考えられることが多いです。
そして近年注目されているのが、後のセクションで詳しく説明するミラドライ(miraDry)という治療法です。これらの治療法の中から、自分の症状や生活スタイル、希望に合ったものを医師と相談しながら選ぶことが大切です。
Q. 脇汗を抑えるために日常でできるセルフケアは?
脇汗を抑える日常的なセルフケアとして、就寝前に清潔な肌へ制汗剤を塗布する、通気性の高い綿・麻素材の衣服を選ぶ、カフェイン・アルコール・辛い食べ物を控える、深呼吸や瞑想でストレスを管理するといった方法が有効です。ただし多汗症の場合はセルフケアに限界があり、専門医への相談が推奨されます。
💡 ミラドライ(miraDry)とはどんな治療か

ミラドライ(miraDry)は、マイクロ波(電磁波)を用いて脇の汗腺を破壊する医療機器を使った治療法です。アメリカのFDA(食品医薬品局)や日本の厚生労働省でも承認されており、安全性と有効性が認められた治療として多くの医療機関で提供されています。
ミラドライの仕組みについて説明します。皮膚の表面にマイクロ波エネルギーを照射することで、皮膚の深部にあるエクリン腺とアポクリン腺を選択的に破壊します。汗腺は一度破壊されると再生しないため、効果が長期間持続するという特徴があります。照射中は皮膚表面を冷却しながら行うため、表皮へのダメージを最小限に抑えながら深部の汗腺に作用することができます。
治療の流れについては、まずカウンセリングで症状の確認と治療方針の説明が行われます。治療当日は、脇に局所麻酔を施したあと、専用のハンドピースを使って脇全体に均一にマイクロ波を照射します。治療時間は両脇合わせておよそ1時間前後が目安です。治療後は一時的な腫れや痛み、違和感が生じることがありますが、多くの場合は数日から数週間で落ち着きます。
ミラドライの効果として、発汗量の大幅な減少が期待できます。臨床データでは、1回の治療で約82〜90%の発汗量の減少が報告されています。さらに、アポクリン腺も同時に作用するため、脇のにおい(ワキガ)の改善にも効果があります。ボトックス注射とは異なり、繰り返し治療を受ける必要がなく、1〜2回の治療で長期的な効果が得られる点が大きな特徴です。
注意点としては、治療後に一時的な副作用(腫れ、赤み、しびれ、硬結感など)が生じることがあります。ほとんどは時間の経過とともに改善しますが、治療前にしっかりと医師から説明を受け、理解したうえで治療を受けることが大切です。また、ミラドライは脇の汗腺を破壊する治療であるため、全身の体温調節機能に影響を与えないかという点を心配される方もいますが、脇の汗腺は全身の汗腺の約2%に過ぎず、体温調節機能への影響はほとんどないとされています。
脇汗パットで「意味がない」と感じているほど発汗量が多い方や、多汗症の診断を受けている方にとって、ミラドライは根本的な解決策として非常に有力な選択肢のひとつです。
✨ 治療を検討する際のポイント
脇汗に悩んでいる方が医療機関での治療を検討する際には、いくつかの重要なポイントを押さえておくことが大切です。治療を受ける前にしっかりと情報を集め、自分の状態に合った選択をするために、以下のポイントを参考にしてください。
自分の症状が多汗症かどうかを確認することが最初のステップです。脇汗の量が多い、パットを使っても追いつかない、日常生活に支障が出ているという場合は、多汗症の可能性があります。まずは皮膚科や美容クリニックを受診し、医師に診てもらうことをお勧めします。問診や視診によって、原発性多汗症か続発性多汗症かを判断し、適切な治療方針を立ててもらえます。
どの治療法が自分に合っているかを医師と相談することが重要です。治療法によって、効果の持続期間、副作用のリスク、費用、通院の頻度などが大きく異なります。例えば、ボトックス注射は手軽で即効性がある一方で定期的な通院が必要です。ミラドライは長期的な効果が期待できますが、費用が高くなる傾向があります。自分のライフスタイルや予算に合わせて選択することが大切です。
信頼できる医療機関を選ぶことも欠かせません。美容クリニックや皮膚科によって、提供している治療メニューや医師の経験、使用している機器の質などが異なります。実績や口コミを確認したり、カウンセリングで医師の対応を確認したりすることで、安心して治療を受けられるクリニックを選びましょう。
費用について事前に確認することも大切です。多汗症の治療は保険適用になるものとそうでないものがあります。原発性多汗症の重症例については、塩化アルミニウム外用薬の処方や、一部のボトックス治療に保険が適用される場合があります。一方、ミラドライは自由診療(保険適用外)となるため、費用は全額自己負担となります。治療前に費用についてしっかりと確認し、納得したうえで治療を受けるようにしましょう。
治療後のアフターケアについても事前に確認しておきましょう。特にミラドライのような処置を受けた後は、一定期間の安静や生活上の注意事項がある場合があります。仕事や日常生活への影響を最小限にするために、治療のタイミングや準備についても医師に相談することをお勧めします。
精神的なサポートの重要性も忘れないでください。多汗症は身体的な問題であると同時に、精神的なストレスを引き起こすことがあります。医師に症状だけでなく、日常生活での困りごとや精神的な影響についても率直に伝えることで、より包括的なケアを受けることができます。
アイシークリニック大宮院では、脇汗や多汗症のお悩みに対して、カウンセリングから治療まで丁寧に対応しています。脇汗パットでは限界を感じている方、日常生活での発汗に悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、脇汗パットで長年悩まれたのちに来院される患者様が多く、「もっと早く相談すればよかった」とおっしゃる声を多く聞きます。多汗症は体質だからと諦めてしまいがちですが、ミラドライをはじめとした医療的アプローチによって生活の質が大きく改善するケースは少なくありませんので、日常生活に支障を感じていらっしゃる方はぜひ一度ご相談ください。患者様一人ひとりの症状やライフスタイルに合わせた治療法をご提案できるよう、丁寧なカウンセリングを心がけています。」
📌 よくある質問
主な原因として、①汗の量がパットの吸収限界を超えている、②活動中にパットがズレてしまう、③衣服の素材との相性が悪い、④使い方が正しくない、などが挙げられます。特に多汗症の方は発汗量が多いため、パットはあくまでも一時的な応急処置にすぎず、根本的な解決策にはなりません。
「明らかな原因なく6か月以上、局所的に過剰な発汗が続いている」場合が目安です。加えて、週1回以上の多汗エピソードがある、25歳以前に発症した、家族歴がある、日常生活に支障が出ているなどの項目に複数当てはまる場合は多汗症の可能性があります。正確な診断には皮膚科や美容クリニックへの受診をお勧めします。
最大の違いは効果の持続期間です。ボトックス注射は約6か月〜1年で効果が切れるため定期的な通院が必要ですが、ミラドライはマイクロ波で汗腺を破壊するため、1〜2回の治療で長期的な効果が期待できます。また、ミラドライは脇のにおい(ワキガ)改善にも同時に効果があるという特徴があります。
以下のセルフケアが効果的です。①就寝前に制汗剤を清潔な肌に塗布する、②通気性の高い綿・麻素材の衣服を選ぶ、③カフェイン・アルコール・辛い食べ物を控える、④深呼吸や瞑想でストレスを管理する、などが挙げられます。ただし多汗症の場合はセルフケアだけでは限界があるため、専門医への相談も検討してください。
ミラドライはアメリカのFDAおよび日本の厚生労働省に承認された治療法であり、安全性が認められています。脇の汗腺は全身の汗腺の約2%にすぎないため、体温調節機能への影響はほとんどないとされています。治療後に一時的な腫れや赤みが生じることがありますが、多くは数週間で改善します。アイシークリニックでは治療前に丁寧なカウンセリングを行っていますので、不安な点はお気軽にご相談ください。
🎯 まとめ
脇汗パットは手軽に使えるアイテムである一方、汗の量がパットの吸収量を超える場合や、ズレの問題、衣服との相性の問題などから「意味がない」と感じてしまうことが少なくありません。特に、多汗症の傾向がある方にとっては、脇汗パットはあくまでも応急処置にすぎず、根本的な解決策にはなりません。
脇汗が多い原因には、精神的ストレスや体質的な要因、ホルモンバランスの変化など、さまざまなものがあります。多汗症の疑いがある場合は、専門の医療機関に相談することで、自分の状態に合った治療を受けることができます。
医療的な治療としては、塩化アルミニウム外用薬、ボトックス注射、イオントフォレーシス、内服薬、外科的手術、そしてミラドライなどの選択肢があります。特にミラドライは、1〜2回の治療で長期的な発汗抑制効果とにおい改善効果が期待できる治療法として注目されています。
脇汗の悩みは、精神的・社会的な影響も大きく、生活の質に深く関わる問題です。「パットで我慢するしかない」とあきらめずに、専門家への相談を通じて自分に合った解決策を見つけることが大切です。アイシークリニック大宮院では、脇汗や多汗症のお悩みに対して専門的なアドバイスと治療を提供していますので、お気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 原発性局所多汗症の診断基準・治療ガイドラインに関する情報(多汗症の定義、診断基準、治療法の選択肢について)
- 厚生労働省 – 多汗症・発汗異常に関する医療情報(ボトックス注射や治療薬の保険適用基準、医療機関受診の目安について)
- PubMed – ミラドライ(miraDry)による多汗症治療の臨床データ・有効性および安全性に関する査読済み研究論文(発汗量約82〜90%減少の根拠となる臨床エビデンスについて)
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務