浦和駅周辺にお住まいの方で、顔の赤みや火照りにお悩みの方は少なくありません。埼玉県南部に位置する浦和エリアは、夏の高温と冬の乾燥した空気が特徴的な気候であり、こうした寒暖差は赤ら顔の症状を悪化させる要因のひとつとして知られています。本記事では、浦和エリアの地域特性を踏まえながら、赤ら顔の原因や治療法について詳しく解説するとともに、浦和駅から電車で約7分という好アクセスのアイシークリニック大宮院への通院方法についてもご紹介します。赤ら顔でお悩みの方が正しい知識を身につけ、適切な治療につなげていただければ幸いです。
目次
- 浦和エリアの特徴と赤ら顔との関係
- 赤ら顔とは何か
- 赤ら顔の主な原因
- 赤ら顔のタイプ別分類
- 酒さ（しゅさ）について
- 毛細血管拡張症について
- 赤ら顔の治療法
- 日常生活で気をつけたいセルフケア
- 浦和エリアから大宮院へのアクセス
- 治療を検討される方へ
- 参考文献
1. 浦和エリアの特徴と赤ら顔との関係
浦和の地理的特性
浦和は、埼玉県さいたま市浦和区に位置し、埼玉県庁やさいたま市役所が置かれる県内行政の中心地です。江戸時代には中山道の宿場町「浦和宿」として栄え、明治初期に埼玉県庁が設置されて以降、150年以上にわたって県の中核を担ってきた歴史ある街です。
浦和駅には、JR京浜東北線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ラインの4路線が乗り入れており、東京駅まで約27分、新宿駅まで約28分、大宮駅までは約6〜7分と、首都圏各地へのアクセスが非常に良好です。駅周辺には浦和パルコやアトレ浦和、伊勢丹浦和店などの商業施設が充実し、一方で駅から少し離れると閑静な住宅街が広がっています。文教地区としても知られ、教育熱心な住民が多いことも特徴です。
埼玉県の気候と肌への影響
埼玉県の気候は太平洋側気候に属し、冬は北西の季節風が強く晴天の日が多い反面、空気が非常に乾燥します。夏は日中かなりの高温になり、熊谷市では2018年に国内最高気温の41.1℃を記録したことでも知られています。さいたま市の年間平均気温は約14.8℃、年間降水量は約1346mmとなっています。
こうした気候特性は、肌にとって厳しい環境といえます。冬場の乾燥した冷たい空気は肌のバリア機能を低下させ、毛細血管が拡張しやすい状態を作ります。また、夏場の高温と冷房の効いた室内との温度差は、血管の収縮・拡張を繰り返させ、赤ら顔の症状を悪化させる原因となりえます。
浦和エリアは埼玉県南部に位置するため、県北部ほど極端な気温にはなりませんが、それでも季節ごとの寒暖差は顕著です。特に冬場は、暖房の効いた室内と屋外との温度差が大きく、顔の血管に負担がかかりやすい環境といえるでしょう。
都市生活と肌ストレス
浦和は都心へのベッドタウンとしても発展してきた街であり、多くの住民が通勤・通学で毎日長時間電車に乗っています。満員電車での通勤ストレスや、空調の効いたオフィスと外気温との差、紫外線への日常的な曝露など、都市生活特有の肌ストレス要因も赤ら顔に影響を与える可能性があります。
また、浦和はサッカーの街としても知られ、浦和レッズの本拠地「浦和駒場スタジアム」があります。スポーツ観戦やジョギングなど屋外活動を楽しむ方も多いですが、長時間の紫外線曝露は肌へのダメージを蓄積させ、毛細血管拡張症のリスク因子となることが指摘されています。
2. 赤ら顔とは何か
赤ら顔の定義
赤ら顔とは、顔面に持続的な紅斑（赤み）がみられる状態を指します。一時的に顔が赤くなる「紅潮」とは異なり、赤みが長期間にわたって続くのが特徴です。医学的には、顔面の毛細血管が拡張して血流が増加し、皮膚表面から血管の赤みが透けて見える状態として理解されています。
赤ら顔は、頬や鼻、額、あごなど、顔の中心部に症状が現れやすい傾向があります。特に頬や小鼻の周辺は毛細血管が豊富に分布しているため、赤みが目立ちやすい部位です。症状の程度は個人差が大きく、うっすらと赤みがある程度の軽症から、明らかに血管が浮き出て見える重症まで様々です。
赤ら顔が与える影響
赤ら顔は命に関わる病気ではありませんが、外見上の悩みとして患者さんのQOL（生活の質）に大きな影響を与えることがあります。特に女性では、メイクで赤みをカバーしきれない、人前に出るのが恥ずかしい、といった悩みを抱える方が少なくありません。
また、「お酒を飲んでいないのに酔っているように見える」「常に緊張しているように見られる」といった誤解を受けることで、対人関係やビジネスシーンでストレスを感じる方もいらっしゃいます。赤ら顔は単なる美容上の問題ではなく、心理的な負担を伴う症状として適切な治療が求められます。
3. 赤ら顔の主な原因
赤ら顔を引き起こす原因は多岐にわたります。大きく分けて、外的要因によるものと、体質・疾患に起因するものの2つのカテゴリーに分類できます。
外的要因による赤ら顔
外的要因とは、生活環境や日常習慣によって引き起こされる赤ら顔の原因を指します。
肌への物理的刺激は、赤ら顔の代表的な原因のひとつです。洗顔時にゴシゴシと強くこする、タオルで顔を強く拭く、スクラブ入りの洗顔料を頻繁に使用するなど、日常的な摩擦の積み重ねが肌のバリア機能を低下させ、毛細血管の拡張を招きます。顔の角質層はわずか0.02ミリ程度と非常に薄いため、物理的な刺激には敏感です。
寒暖差も重要な要因です。冬場に暖房の効いた部屋と寒い屋外を行き来したり、熱いお風呂に入った後に冷たい外気に触れたりすると、血管の収縮と拡張が繰り返されます。この状態が長期間続くと、血管が拡張したまま戻らなくなることがあります。
紫外線も肌へのダメージを蓄積させる要因です。長期間にわたる紫外線曝露は、皮膚のコラーゲン線維を傷つけ、皮膚の萎縮（薄くなること）を引き起こします。皮膚が薄くなると、その下にある血管が透けて見えやすくなり、赤みが目立つようになります。
アルコールの摂取や香辛料の多い食事も、血管を拡張させて顔の赤みを強くする要因となります。これらは一時的な影響ですが、繰り返し摂取することで血管の拡張が慢性化する可能性があります。
体質・疾患に起因する赤ら顔
生まれつきの体質や皮膚疾患によって赤ら顔が生じることもあります。
肌が薄い人や色白の人は、もともと血管が透けて見えやすい体質です。遺伝的な要因も関係しており、家族に赤ら顔の人がいる場合は、同様の症状が出やすい傾向があります。
皮膚の炎症性疾患も赤ら顔の原因となります。ニキビやアトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎などの炎症が長期間続くと、炎症部位の血管新生（新しい血管ができること）が促進され、炎症が治まった後も赤みが残ることがあります。
酒さ（しゅさ）という慢性の炎症性皮膚疾患は、赤ら顔の重要な原因疾患です。原因は完全には解明されていませんが、遺伝的素因に環境要因が加わって発症すると考えられています。30〜50歳の中年以降に好発し、女性に多い傾向がありますが、重症例は男性に多いとされています。
ステロイド外用薬の長期使用も、毛細血管拡張を引き起こす原因となります。ステロイドには皮膚を薄くする作用があり、長期間塗り続けることで血管が目立ちやすくなります。
4. 赤ら顔のタイプ別分類
赤ら顔は、その原因や症状によっていくつかのタイプに分類できます。適切な治療を受けるためには、まず自分の赤ら顔がどのタイプに該当するのかを把握することが重要です。
敏感肌型赤ら顔
乾燥や外部刺激による肌のバリア機能低下が原因の赤ら顔です。肌が敏感になっており、わずかな刺激にも反応して赤くなりやすい状態です。紫外線や花粉、大気汚染、化粧品の成分など、様々な刺激が誘因となります。
このタイプでは、低刺激性のスキンケア製品を使用し、肌への摩擦を極力避けることが改善の第一歩となります。保湿をしっかり行い、肌のバリア機能を回復させることが重要です。
脂性肌型赤ら顔
皮脂の過剰分泌やニキビの炎症が原因で起こる赤ら顔です。脂漏性皮膚炎を伴うこともあります。皮脂が酸化して肌を刺激したり、ニキビの炎症が慢性化したりすることで赤みが生じます。
このタイプでは、適切な洗顔と皮脂コントロールが必要です。ただし、過度な洗顔は逆効果となるため、穏やかな洗浄と適切な保湿のバランスが大切です。
毛細血管拡張型赤ら顔
毛細血管が拡張して皮膚表面から透けて見える状態です。血管そのものが細い線として見える場合と、全体的にびまん性の赤みとして見える場合があります。寒暖差、紫外線、加齢、喫煙などが原因となります。
このタイプは、生活習慣の改善だけでは根本的な解決が難しく、レーザー治療などの医療的介入が効果的な場合が多いです。
酒さ関連型赤ら顔
酒さという皮膚疾患に伴う赤ら顔です。顔面の紅斑に加えて、毛細血管拡張、丘疹（ブツブツ）、膿疱などがみられることがあります。原因不明の慢性疾患であり、医療機関での適切な診断と治療が必要です。
5. 酒さ（しゅさ）について
酒さとは
酒さは、主に顔面（特に鼻・頬・額・あご）に紅斑、毛細血管の拡張、丘疹や膿疱などを特徴とする慢性的な炎症性皮膚疾患です。「赤ら顔」と呼ばれることもありますが、単なる赤ら顔とは異なり、れっきとした疾患として医療機関での診断と治療が必要です。
日本皮膚科学会の診断基準では、持続性の顔面紅斑（顔の中央部に3か月以上持続する紅斑で、他に原因がないもの）を必須所見とし、その他に毛細血管拡張、丘疹・膿疱、鼻瘤の形成などの主要所見がみられる場合に酒さと診断されます。
酒さの分類
酒さは臨床症状によって以下の4型に分類されます。
紅斑毛細血管拡張型は、顔の赤みと毛細血管拡張が主な症状です。顔面の紅潮や持続的な紅斑がみられ、血管が浮き出て見えることがあります。
丘疹膿疱型は、赤みに加えてニキビのようなブツブツ（丘疹）や膿を持った発疹（膿疱）がみられます。ニキビと似ていますが、面皰（コメド）がないことが鑑別点です。
鼻瘤型は、鼻が凸凹と肥大し、毛穴が目立つ状態です。組織の過形成によるもので、男性に多い傾向があります。
眼型は、眼の周りの腫れや結膜炎、角膜炎を生じるタイプです。眼科的な合併症に注意が必要です。
酒さの悪化因子
酒さの症状を悪化させる要因として、以下のものが知られています。
温度変化は代表的な悪化因子です。暑い環境や寒い環境、熱いお風呂、サウナ、冷たい風などが症状を誘発します。
香辛料の効いた食べ物やアルコール、熱い飲食物なども悪化因子となります。
精神的なストレスや激しい運動も、顔の紅潮を引き起こす原因となります。
紫外線曝露も酒さを悪化させる重要な因子です。日焼け止めの使用など、適切な遮光対策が必要です。
6. 毛細血管拡張症について
毛細血管拡張症とは
毛細血管拡張症は、皮膚の浅い層（真皮）にある毛細血管が拡張したまま元に戻らない状態が続き、肉眼的に赤みや細い血管そのものが見える状態を指します。
通常、毛細血管は周囲の環境に応じて拡張・収縮を繰り返しています。たとえば寒いときには収縮して体温を維持し、暑いときには拡張して熱を逃がします。しかし、毛細血管拡張症では、何らかの理由で血管の機能が障害され、拡張したまま戻らなくなっています。
湿疹やかぶれなどの皮膚炎症による一時的な赤みとは異なり、毛細血管拡張症は炎症を伴わないため、ステロイド外用薬などの抗炎症薬では改善しません。また、自然治癒することもありません。
毛細血管拡張症の見え方
毛細血管拡張症は、病変の見え方によっていくつかのタイプに分類されます。
単純型は、患部の盛り上がりがなく平坦で、赤色や青紫色の枝分かれがない血管が拡張している状態です。顔では特に鼻、頬の中央部、あごによく見られます。
樹枝状型は、同様に平坦ですが、血管が枝分かれして木の枝のように見える状態です。
クモ状型は、中心の血管から360度の全方向にクモの足のように血管が拡張している状態です。妊娠によるホルモンバランスの変化や肝臓疾患に伴って現れることがあります。
毛細血管拡張症の原因
毛細血管拡張症の原因は一つではなく、様々な要因が関係しています。特に加齢、喫煙、紫外線への慢性的な曝露、色白の肌質などが発症に関連があるとされています。
これらの要因がどのように毛細血管拡張症を引き起こすかについては、まだ完全には解明されていませんが、喫煙や紫外線が皮膚の線維成分やDNAにダメージを与え、皮膚の萎縮を引き起こすこと、血管壁自体が脆くなり拡張しやすくなること、毛細血管を増やしたり拡張させる物質が活性化されることなどが関係していると考えられています。
顔にみられる毛細血管拡張症は、しわ、たるみ、色素沈着などと同様に、皮膚の老化の特徴のひとつとも考えられています。
7. 赤ら顔の治療法
赤ら顔の治療法は、その原因や症状の程度によって異なります。ここでは、代表的な治療法について解説します。
外用薬による治療
酒さに対しては、メトロニダゾール外用薬（商品名：ロゼックスなど）が使用されることがあります。メトロニダゾールには抗炎症作用があり、酒さの丘疹や膿疱、紅斑に効果があるとされています。2023年に改訂された日本皮膚科学会の「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」でも推奨されている治療法です。
アゼライン酸外用薬も、酒さの治療に用いられることがあります。海外では広く使用されており、抗炎症作用と抗菌作用があります。
脂漏性皮膚炎が原因の赤ら顔では、原因となるマラセチア菌の繁殖を抑える抗真菌外用薬が処方されることがあります。
内服薬による治療
酒さの丘疹膿疱型に対しては、抗生物質の内服が行われることがあります。テトラサイクリン系の抗生物質（ドキシサイクリン、ミノサイクリンなど）が用いられ、抗菌作用だけでなく抗炎症作用によって症状を改善します。
漢方薬も赤ら顔の治療に用いられることがあります。東洋医学では、赤ら顔は「瘀血（おけつ）」という血流鬱滞の体質があると考えられており、血流を正常化する駆瘀血剤（たとえば桂枝茯苓丸など）が処方されることがあります。
レーザー治療
毛細血管拡張症や酒さに伴う赤ら顔に対しては、レーザー治療が効果的です。
Vビームレーザーは、血管病変の治療に用いられる色素レーザーの一種です。595nmの波長を持ち、血液中のヘモグロビン（赤い色素）に選択的に吸収されます。レーザーのエネルギーがヘモグロビンに吸収されると熱が発生し、その周囲の毛細血管を破壊または収縮させることで赤みを改善します。
Vビームレーザーによる毛細血管拡張症の治療は、一定の条件下で健康保険が適用されます。具体的には、「毛細血管拡張症」「単純性血管腫」「乳児血管腫（いちご状血管腫）」と診断された場合に保険適用となります。保険診療では3か月に1回の照射間隔が定められており、3〜5回程度の治療を行うことが多いです。
ただし、酒さに伴う赤ら顔やアトピー性皮膚炎に伴う赤ら顔、ニキビ跡の赤みなどは、通常保険適用外（自由診療）となります。
光治療（IPL）
IPL（Intense Pulsed Light）は、レーザーとは異なる広帯域の光を照射する治療法です。血管に反応する波長を含んでおり、赤ら顔の改善に効果があります。
IPLはVビームレーザーほど血管への作用が強くありませんが、ダウンタイム（治療後の赤みや腫れが続く期間）が短いというメリットがあります。また、赤みだけでなくシミなど他の肌トラブルにも同時にアプローチできるため、美肌効果も期待できます。
治療回数と期間
赤ら顔の治療は、1回で完了することはほとんどありません。Vビームレーザーの場合、毛細血管拡張症に対しては通常3〜5回程度の照射が必要で、効果が出にくいケースでは10回程度かかることもあります。
一般的に、拡張している血管が太いほど少ない回数で効果を実感しやすく、拡張血管が細く一様な赤みとしてみられる場合は、より多い回数が必要となる傾向があります。
保険診療の場合、3か月に1回の間隔で治療を行うため、治療完了まで1年前後かかることがあります。自由診療の場合は、症状に応じてより短い間隔で治療を行うことも可能です。
8. 日常生活で気をつけたいセルフケア
赤ら顔の症状を悪化させないためには、日常生活でのセルフケアも重要です。医療機関での治療と併せて、以下のポイントに気をつけましょう。
スキンケアの注意点
洗顔時は肌をこすらないことが大切です。たっぷりの泡を立てて、手のひらで優しく洗いましょう。拭き取りタイプのメイク落としは摩擦が大きいため、赤ら顔の方には不向きです。
すすぎには十分な量のぬるま湯を使用し、特にフェイスラインのすすぎ残しに注意しましょう。熱いお湯は血管を拡張させるため避けてください。
スキンケア製品は、「低刺激」「敏感肌用」などの表示があるものを選びましょう。香料やアルコールなどの刺激成分が含まれていない製品がおすすめです。
保湿は赤ら顔のケアにおいて非常に重要です。肌のバリア機能を維持するために、セラミドなどの保湿成分を含む製品を使用しましょう。ただし、ヒルドイドなどの保湿剤は血流を促進する作用があるため、赤ら顔の方には逆効果になることがあります。
紫外線対策
紫外線は赤ら顔を悪化させる重要な要因です。日焼け止めは毎日塗る習慣をつけましょう。SPF30以上、PA+++以上のものが推奨されます。
敏感肌の方は、紫外線吸収剤不使用（ノンケミカル）の日焼け止めを選ぶとよいでしょう。また、帽子や日傘なども活用して、物理的に紫外線を遮ることも大切です。
食事と生活習慣
アルコールや香辛料の効いた食事、熱い飲食物は血管を拡張させるため、赤ら顔の方は控えめにしたほうがよいでしょう。特に症状が気になる時期は、これらの摂取を避けることをおすすめします。
喫煙は皮膚の血流に悪影響を与え、毛細血管拡張症のリスク因子となります。禁煙は赤ら顔の改善だけでなく、全身の健康にも有益です。
ビタミンCの摂取は肌の健康維持に役立ちます。ビタミンCには抗酸化作用があり、紫外線ダメージから肌を守る効果が期待できます。
温度管理
急激な温度変化は血管の負担となります。冬場の外出時はマフラーなどで顔を保護し、冷たい風に直接さらされないようにしましょう。
熱いお風呂やサウナは血管を拡張させるため、赤ら顔の方は温度をやや低めに設定するか、長時間の入浴を避けることをおすすめします。
暖房や冷房が効いた室内と屋外との温度差が大きい場合は、体を少しずつ慣らしてから移動するとよいでしょう。
9. 浦和エリアから大宮院へのアクセス
浦和駅から大宮駅へ
浦和駅から大宮駅へは、JR京浜東北線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ラインのいずれかを利用して、乗り換えなしで約6〜7分でアクセスできます。日中は数分おきに電車が運行しており、待ち時間もほとんどありません。
運賃はIC乗車券利用で170円程度（2025年現在）と、経済的な負担も少なく通院できます。
浦和駅は複数の路線が乗り入れる主要駅であり、電車の本数も多いため、診療の予約時間に合わせて柔軟に通院計画を立てることができます。
周辺駅からのアクセス
浦和エリアには、JR浦和駅のほかにも複数の駅があります。
北浦和駅からは京浜東北線で大宮駅まで約10分です。南浦和駅からは京浜東北線で大宮駅まで約13分です。中浦和駅や武蔵浦和駅からは、埼京線で武蔵浦和駅から大宮駅まで約10分で到着します。
いずれの駅からも大宮駅へのアクセスは良好で、浦和エリア全体から通院しやすい立地といえます。
通院の利便性
大宮駅は埼玉県最大のターミナル駅であり、JR各線、東武野田線（東武アーバンパークライン）、埼玉新都市交通（ニューシャトル）が乗り入れています。駅周辺には商業施設も充実しているため、通院ついでに買い物を済ませることもできます。
浦和にお住まいの方にとって、大宮は生活圏内ともいえる距離です。定期的な通院が必要な赤ら顔の治療においても、負担を感じることなく継続できる環境といえるでしょう。
10. 治療を検討される方へ
医療機関を受診するタイミング
赤ら顔でお悩みの方は、以下のような場合に医療機関の受診をおすすめします。
市販の化粧品やスキンケアを試しても赤みが改善しない場合は、専門的な診断と治療が必要な可能性があります。自己判断でのケアを続けていると、症状が悪化したり、適切な治療の機会を逃したりすることがあります。
赤みに加えてブツブツ（丘疹）や膿を持った発疹（膿疱）がみられる場合は、酒さの可能性があります。酒さは適切な治療を行わないと進行することがあるため、早めの受診が望ましいです。
赤みが日常生活や対人関係に支障をきたしている場合も、医療機関への相談を検討してください。赤ら顔は治療によって改善できる症状です。一人で悩まず、専門家に相談することが解決への第一歩です。
診察から治療までの流れ
赤ら顔の治療は、まず医師による診察から始まります。問診や視診、必要に応じてダーモスコピー（拡大鏡）による観察などを行い、赤ら顔の原因を診断します。
診断結果に基づいて、最適な治療法が提案されます。毛細血管拡張症と診断された場合は保険適用でのレーザー治療が可能なこともありますが、酒さや美容目的の治療は自由診療となることが多いです。治療法や費用について、医師から十分な説明を受けた上で治療を開始することが大切です。
治療は1回で完了することはほとんどなく、複数回の通院が必要です。治療効果を最大限に引き出すためには、医師の指示に従って継続的に通院することが重要です。
治療にあたっての心構え
赤ら顔の治療は、根気強く続けることが大切です。レーザー治療の効果は徐々に現れるため、1〜2回の治療で劇的な変化を期待するのは現実的ではありません。
また、治療と並行して日常生活でのセルフケアも重要です。医療機関での治療だけでなく、紫外線対策や適切なスキンケア、生活習慣の見直しなど、自分でできる対策も併せて行うことで、より良い結果が期待できます。
赤ら顔は完全に消失させることが難しい場合もありますが、目立たなくすることは十分に可能です。「完璧に治す」ことにこだわりすぎず、「改善する」「コントロールする」という現実的な目標を持つことも大切です。
11. 参考文献
- 日本皮膚科学会 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023
- Mindsガイドラインライブラリ 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023
- MSDマニュアル プロフェッショナル版 酒さ
- 持田ヘルスケア スキンケア講座 酒さ（しゅさ）とは？赤ら顔の症状や原因、治療方法について
- 埼玉県公式サイト 土地・気象
- 熊谷地方気象台 埼玉県の気候の特徴
- 気象庁 埼玉県の気候変化
監修者医師
高桑 康太 医師
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
