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ミラドライで死亡事故?真相と安全性を医師が徹底解説|アイシークリニック大宮院

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「ミラドライで死亡事故があったと聞いて不安」「ミラドライの治療を検討しているけれど、安全性は大丈夫なのか」──このような疑問や心配を抱えている方も少なくないでしょう。

インターネット上では「ミラドライ 死亡」というキーワードで検索される方も多く、ミラドライ治療を検討するにあたって、安全性への懸念を持つのは当然のことです。

本記事では、ミラドライの死亡事例に関する医学的な事実を正確にお伝えするとともに、ミラドライ治療の適正使用と安全性、そして信頼できるクリニックを選ぶためのポイントについて、アイシークリニック大宮院が詳しく解説いたします。

結論から申し上げますと、報告されている死亡事例は厚生労働省が承認した「腋窩(ワキ)」への治療ではなく、承認されていない「陰部」への適応外使用によって発生したものです。腋窩への正規の使用においては、国内外を通じて死亡例の報告はなく、適切に使用されれば安全性が確立されている治療法といえます。


目次

  1. ミラドライとは?治療の基本的な仕組みと効果
  2. ミラドライの死亡事例の真相|何が起きたのか
  3. なぜ適応外部位への使用で死亡事故が起きたのか
  4. フルニエ壊疽とは?死因となった感染症について
  5. 医学会・学会からの注意喚起と適正使用の重要性
  6. 腋窩(ワキ)へのミラドライ治療の安全性
  7. ミラドライの一般的な副作用とダウンタイム
  8. 安全なミラドライ治療を受けるためのクリニック選び
  9. 原発性腋窩多汗症とワキガの正しい理解
  10. アイシークリニック大宮院のミラドライ治療の特徴
  11. よくある質問
  12. まとめ

🏥 ミラドライとは?治療の基本的な仕組みと効果

ミラドライは、マイクロ波(電磁波)を用いてワキの汗腺を破壊し、多汗症やワキガの症状を改善する医療機器です。

2018年6月に厚生労働省から「重度の原発性腋窩多汗症」の治療機器として正式に薬事承認を取得しており、国内で腋窩多汗症治療の薬事承認を受けた唯一の機器となっています。

また、米国FDA(アメリカ食品医薬品局)では、腋窩多汗症、腋臭症(ワキガ)、腋毛の減毛の適応で承認を取得しています。

ミラドライの治療メカニズムについて詳しく知りたい方は、ミラドライの仕組みと原理を徹底解説もご覧ください。

⚙️ ミラドライの治療メカニズム

ミラドライは、電子レンジと同じ原理のマイクロ波(5.8GHz)を利用した治療機器です。

マイクロ波には水分子に選択的に吸収されて熱を発生させる性質があり、この特性を活かして汗腺を破壊します。

治療では、皮膚の表面からマイクロ波を照射し、汗腺が多く分布する真皮深層から皮下組織浅層をターゲットとして約60~70℃に加熱することで、汗やニオイの原因となる汗腺を焼灼・凝固させます。

ワキには以下の2種類の汗腺が存在します:

  • エクリン汗腺:主に体温調節のための発汗を担い、多汗症の原因となる
  • アポクリン汗腺:分泌される汗に含まれる脂肪酸が皮膚の常在菌によって分解され、ワキガ特有のニオイが発生

ミラドライはこの両方の汗腺に同時に作用するため、多汗症とワキガの両方を一度の治療で改善することが期待できます。

📊 ミラドライの特徴と効果

ミラドライの最大の特徴は「切らない治療」であることです。

従来のワキガ手術では皮膚を切開して汗腺を除去する必要がありましたが、ミラドライは皮膚の外側からマイクロ波を照射するため、傷跡が残りません。

また、一度破壊された汗腺は再生しないため、効果は半永久的に持続するとされています。

一般的に、1回の治療で約70~80%の汗腺が破壊され、汗の量やニオイが施術前の約2~3割程度にまで減少することが期待できます。

治療の特徴:

  • 施術時間:両ワキで約60分程度
  • 効果の実感:治療直後から
  • 効果の安定:施術後数週間から数ヶ月
  • 日常復帰:施術翌日から可能(個人差あり)

ミラドライの効果について詳しく知りたい方は、ミラドライの効果はいつから実感できる?持続期間と経過を医師が解説もご参考ください。

⚠️ ミラドライの死亡事例の真相|何が起きたのか

ミラドライに関連する死亡事例が報告されていることは事実です。

2022年5月に、東京医科歯科大学の法医学分野の研究グループが、医学誌「Legal Medicine」に症例報告として論文を発表しました。この事例について、正確な事実を理解することが重要です。

📋 死亡事例の概要

報告された症例によると、特に既往症のない健康な20代の女性が、体臭の改善を目的として美容クリニックでミラドライ治療を受けました。

しかし、この治療は厚生労働省が承認した「腋窩(ワキ)」ではなく、「会陰部、外陰部、肛門周囲」という適応外の部位に対して行われたものでした。

治療後の経過:

  • 治療後:持続的な発熱、激しい痛み、治療部位からの出血
  • 全身状態の急速な悪化
  • 治療から6日目:死亡

死後の解剖により、治療部位の皮膚および血液からA群レンサ球菌(溶血性レンサ球菌)が検出されました。

死因は、トキシックショック様症候群を合併したフルニエ壊疽(壊死性筋膜炎の一種)に続発した敗血症性ショック、播種性血管内凝固症候群(DIC)、多臓器不全と診断されました。

高桑康太
医師・当院治療責任者

この死亡事例で最も重要なポイントは、承認された腋窩ではなく、安全性が確立されていない陰部への適応外使用によって発生したということです。医療機器は承認された条件でのみ安全に使用できるものであり、適応外使用は予期しない重篤な合併症を引き起こすリスクがあります。当院では適正使用を徹底しており、承認された腋窩への治療のみを行っています。

🔍 重要な事実:適応外使用による事故

この死亡事例で最も重要なのは、ミラドライが承認された適応部位である「腋窩(ワキ)」ではなく、安全性が確立されていない「陰部」への適応外使用によって発生したという点です。

ミラドライは厚生労働省から「重度の原発性腋窩多汗症」の治療機器として承認されていますが、陰部への使用は承認されておらず、効果や安全性に関するデータも存在しません。

なお、この事例は現在も係争中であり、医学会・団体の発表では「ミラドライの施術が死因に直接関わったかは現時点で定かではない」とされています。

しかし、大阪みなと中央病院美容医療センター長の細川亙氏は、患者が生存中に撮影された会陰部の写真を確認した結果、マイクロ波照射部位にIII度熱傷が発生していたと考えられ、照射を原因とする事故であることは明らかと指摘しています。

🧬 なぜ適応外部位への使用で死亡事故が起きたのか

ミラドライは腋窩(ワキ)への使用を前提として開発・設計された医療機器です。

腋窩と陰部では、皮膚の構造、血流、組織の厚さ、細菌叢などが大きく異なるため、腋窩で安全に使用できる条件が陰部には当てはまりません。

🔬 陰部の解剖学的特性

会陰部や外陰部、肛門周囲は、腋窩と比較して以下の特徴があります:

  • 皮膚が薄い:熱損傷を受けやすい
  • 血管や神経が豊富:出血や神経損傷のリスクが高い
  • 多様な細菌叢が存在:腸内細菌を含む感染リスクの高い環境
  • 皮膚バリア機能:損傷時の細菌侵入リスクが非常に高い

ミラドライによるマイクロ波照射で皮膚にIII度熱傷(全層熱傷)が生じた場合、細菌が容易に体内に侵入し、急速に重篤な感染症を引き起こす可能性があります。

⚠️ 適応外使用のリスク

医療機器の薬事承認は、特定の使用条件(対象部位、対象疾患、使用方法など)における安全性と有効性が臨床試験で確認された場合にのみ与えられます

承認された条件以外での使用(適応外使用)は、予期しない重大な副作用や合併症を引き起こすリスクがあります。

美容医療の分野では、以下のような適応外使用が行われていましたが、これらは全て安全性が確立されていません:

  • スソワキガ(陰部のワキガ)への使用
  • チチガ(乳輪周囲のワキガ)への使用

2023年1月に日本皮膚科学会をはじめとする国内7つの医学会・団体が共同で注意喚起の声明を発表し、適正使用の徹底を呼びかけています。

🦠 フルニエ壊疽とは?死因となった感染症について

死亡事例の直接的な死因となったフルニエ壊疽について解説します。

フルニエ壊疽は、会陰部や性器周囲に発生する壊死性筋膜炎の一種であり、緊急の治療を要する極めて重篤な感染症です。

🔴 フルニエ壊疽の特徴

フルニエ壊疽は、好気性菌と嫌気性菌の混合感染によって引き起こされることが多く、皮膚から侵入した細菌が皮下組織の筋膜に沿って急速に広がります。

症状と進行:

  • 皮膚の壊死
  • 組織からの悪臭を伴う膿の排出
  • 高熱
  • 敗血症性ショック
  • 多臓器不全

致死率は20~40%と非常に高い疾患です。

フルニエ壊疽の原因菌:

  • A群レンサ球菌(化膿レンサ球菌)
  • 黄色ブドウ球菌
  • 大腸菌
  • クロストリジウム属菌

これらの細菌は、皮膚の損傷部位から体内に侵入し、急速に増殖して毒素を産生します。今回の死亡事例では、ミラドライ治療による熱傷で皮膚バリアが破壊され、A群レンサ球菌が侵入したと考えられています。

📊 フルニエ壊疽のリスク因子

フルニエ壊疽の発症リスクを高める因子として、以下が知られています:

  • 糖尿病
  • アルコール依存症
  • 免疫不全状態
  • 悪性腫瘍
  • 慢性腎臓病
  • 会陰部の外傷や手術
  • 尿路感染症
  • 肛門周囲膿瘍

今回の事例では、被害者は特に基礎疾患のない健康な若年女性でしたが、陰部への不適切な医療行為によって皮膚損傷が生じたことが発症の原因となりました。

📢 医学会・学会からの注意喚起と適正使用の重要性

この死亡事例を受けて、2023年1月に日本国内の主要な医学会・団体が共同で「医療機器承認を受けたmiraDry®の適正使用に関する注意喚起」を発表しました。

この声明には、以下の学会・団体が名を連ねています:

  • 日本皮膚科学会
  • 日本形成外科学会
  • 日本美容外科学会(JSAPS)
  • 日本美容外科学会(JSAS)
  • 日本美容皮膚科学会

📋 学会声明の内容

学会声明では、ミラドライが重度の原発性腋窩多汗症の治療にのみ使用されるべき高度管理医療機器であることが強調されています。

重要なポイント:

  • 適応部位:腋窩(ワキ)のみ
  • 適応外使用:陰部、乳輪周囲などへの使用は推奨されない
  • 安全性:適応外部位では有効性や安全性が確立されていない
  • リスク:重大な副作用や合併症の可能性

また、ミラドライの使用が禁忌とされている患者として、以下が挙げられています:

  • ペースメーカーなどの電子機器を体内に埋め込んでいる方
  • 腋窩部に金属製インプラントやタトゥーを入れている方
  • 治療部位に悪性腫瘍や皮膚悪性腫瘍がある方

これらの条件に該当する方がミラドライ治療を受けた場合、重大な事故や副作用のリスクがあります。

👨‍⚕️ 医療従事者への呼びかけ

学会声明は医療従事者に対しても、ミラドライの適正使用を改めて確認するよう求めています:

  • 医療機器の添付文書に記載された使用方法の遵守
  • 禁忌事項、注意事項の確認
  • 承認された適応以外での使用の禁止
  • 適切なインフォームドコンセントの実施
  • 治療のリスクと利益についての十分な説明

✅ 腋窩(ワキ)へのミラドライ治療の安全性

ここで改めて強調すべきことは、厚生労働省が承認した適応部位である腋窩(ワキ)へのミラドライ治療においては、これまでに死亡例の報告はないということです。

腋窩への使用に関しては、国内外で多数の臨床データが蓄積されており、適切に使用されれば安全性が確立されている治療法です。

📈 腋窩治療の安全性データ

ミラドライの治療実績:

  • 開始年:2009年頃から米国で使用開始
  • 普及状況:現在では世界40カ国以上で使用
  • 治療実績:累計20万症例以上
  • 国内実績:15,000例以上の治療

腋窩への正規使用において重篤な合併症の報告は極めて稀です。厚生労働省の薬事承認およびFDAの承認を取得していることは、一定の安全性と有効性が確認されていることの証です。

🔬 腋窩治療における安全性の理由

ミラドライが腋窩への使用において高い安全性を示す理由:

  1. 皮膚の構造:腋窩の皮膚は陰部と比較して厚みがあり、熱エネルギーに対する耐性が高い
  2. 冷却システム:「ハイドロセラミック・クーリング」という独自の冷却システムが搭載されており、皮膚表面を冷却しながらマイクロ波を照射
  3. 選択的作用:マイクロ波は水分を多く含む汗腺に選択的に吸収されるため、周囲の組織や神経への影響が最小限
  4. 感染リスク:腋窩は陰部と比較して細菌叢の病原性が低く、重篤な感染症のリスクが極めて低い

適切な術後ケアと感染予防措置が行われていれば、感染に関連した重篤な合併症はほとんど報告されていません

💊 ミラドライの一般的な副作用とダウンタイム

腋窩への正規のミラドライ治療においても、一定の副作用やダウンタイムは存在します。これらは治療に伴う一般的な反応であり、多くの場合は一時的なもので、適切なケアにより軽減・回復します。

🔄 一般的な副作用

ミラドライ治療後に見られる一般的な副作用:

よく見られる症状

  • 治療部位の腫れ
  • 赤み
  • 痛み
  • 内出血
  • 皮膚のつっぱり感
  • しびれ
  • むくみ

症状の経過

  • ピーク:施術当日の夜から翌日にかけて
  • 改善:1週間程度で日常生活に支障がない程度まで改善
  • 腫れや内出血:1~2週間で治まることがほとんど
  • しこりや硬結:3~6ヶ月程度で徐々に軽減

稀に見られる副作用

  • 軽度の火傷
  • 色素沈着
  • 皮膚の硬化
  • 一時的な脱毛
  • 一時的な神経障害(しびれ、感覚異常)

海外ではごく稀に一時的な神経障害の報告もありますが、これらも数週間から数ヶ月で回復するケースがほとんどです。現状、適切なミラドライ治療を行った上で、一生後遺症が残るような重篤な副作用は確認されていません

ミラドライの副作用について詳しく知りたい方は、ポテンツァの副作用とリスクを詳しく解説も参考になります。

📅 ダウンタイムと術後の過ごし方

ミラドライのダウンタイムは個人差がありますが、一般的に以下のような経過をたどります:

施術直後

  • 麻酔が効いているため痛みはほとんどなし
  • 数時間後に麻酔が切れるとズキズキした痛みや腫れが出現

術後ケア

  • 施術当日:入浴を避け、シャワー浴にとどめる
  • アイスパックで患部を冷やしながら安静に過ごす
  • 翌日から:入浴も可能
  • デスクワークなどの一般的な業務:翌日から復帰可能(個人差あり)

注意事項

  • 激しい運動:1週間程度控える
  • 重いものを持つ動作:1週間程度控える
  • 痛みや腫れが気になる場合:処方された鎮痛剤を適切に服用
  • こまめなアイシング:症状軽減に効果的

🏥 安全なミラドライ治療を受けるためのクリニック選び

ミラドライ治療を検討される際には、クリニック選びが非常に重要です。

同じミラドライ機器を使用していても、医師の技術や経験、クリニックの体制によって、治療効果や安全性に大きな差が生じることがあります。

🏆 ミラドライ公式認定医の在籍

「ミラドライ公式認定医」は、ミラドライの開発元である米国Miramar Labs社が認定する資格であり、ミラドライに関する高度な専門知識と豊富な施術実績を有する医師にのみ与えられます。

公式認定医による施術のメリット:

  • 適切な照射範囲の設定
  • 最適な照射出力の調整
  • 安全な麻酔方法の実施
  • 治療効果の最大化
  • 副作用リスクの最小化

クリニックを選ぶ際には、ミラドライ公式認定医が在籍しているかどうかを確認することをお勧めします。

✅ 適正使用の徹底

最も重要なのは、そのクリニックがミラドライの適正使用を徹底しているかどうかです。

確認すべきポイント:

  • 厚生労働省が承認した腋窩への使用のみを実施
  • 陰部や乳輪周囲などの適応外部位への使用を行っていない
  • 治療対象部位についてカウンセリング時に明確な説明

適応外使用を提案するクリニックは避けるべきでしょう。

🗣️ 十分なカウンセリングとインフォームドコンセント

信頼できるクリニックでは、治療前に十分なカウンセリングの時間を設け、以下の内容について丁寧に説明します:

聞き取り内容

  • 患者の症状詳細
  • 治療への希望・要望
  • 既往歴・アレルギー歴

説明内容

  • 治療のメリット・デメリット
  • 起こりうるリスクや副作用
  • 治療効果の見込み
  • ダウンタイム
  • 費用
  • 術後のフォロー体制

疑問や不安が解消されるまで説明を受けることが大切です。

📊 豊富な治療実績と専門性

ミラドライ治療の経験が豊富なクリニックの特徴:

  • 様々な患者の症例に対応してきた実績
  • 個々の患者の状態に応じた最適な治療計画の立案
  • 形成外科や皮膚科の専門医が在籍
  • 万が一の合併症に対する適切な対応体制

🔄 術後フォロー体制

治療後のフォローアップ体制も重要なチェックポイントです:

確認すべき内容

  • 術後に問題が生じた場合の相談・受診体制
  • 経過観察のための再診スケジュール
  • アフターケアの充実度
  • 緊急時の対応方法

アフターケアが充実しているクリニックでは、患者が安心して治療を受けることができます。

📚 原発性腋窩多汗症とワキガの正しい理解

ミラドライ治療を検討される方の多くは、原発性腋窩多汗症やワキガ(腋臭症)に悩んでいらっしゃいます。これらの疾患について正しく理解することは、適切な治療選択のために重要です。

多汗症の詳しい情報については、多汗症のセルフチェック方法多汗症の治療は保険適用される?の記事もご参考ください。

💧 原発性腋窩多汗症とは

原発性腋窩多汗症は、特定の原因疾患がないにもかかわらず、腋窩(ワキ)から過剰な発汗が認められる疾患です。

有病率

  • 日本皮膚科学会の「原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版」によると
  • 本邦における有病率:約5.9%(約531万人)
  • 決して珍しい疾患ではない

しかし、多くの患者が「恥ずかしい」「相談しにくい」という理由から適切な治療を受けずにいるのが実情です。

診断基準

局所的に過剰な発汗が明らかな原因がないまま6ヶ月以上続き、以下の項目のうち2つ以上に該当する場合に多汗症と診断されます:

  • 最初に症状が出たのが25歳以下
  • 左右対称に発汗する
  • 睡眠中は発汗が止まる
  • 週に1回以上過剰な発汗のエピソードがある
  • 日常生活に支障を来す
  • 家族歴がある

👃 ワキガ(腋臭症)とは

ワキガ(腋臭症)は、アポクリン汗腺から分泌される汗に含まれる脂肪酸やタンパク質が、皮膚の常在菌によって分解されることで独特のニオイが発生する状態を指します。

遺伝的要因

  • 両親ともにワキガ体質:約80%の確率で遺伝
  • 片親がワキガ体質:約50%の確率で遺伝

ワキガの遺伝について詳しく知りたい方は、ワキガの原因は遺伝?遺伝する確率や体質改善の方法を医師が解説もご覧ください。

人種差

興味深いことに、ワキガの有病率には人種差があります:

  • 日本人を含む黄色人種:約10%程度
  • 白人や黒人:ほとんどの人が多少なりともワキガを持っている

このため、欧米ではワキガは生理的な現象として捉えられることが多く、日本ほど治療対象として認識されていない背景があります。

🩺 治療の選択肢

原発性腋窩多汗症やワキガの治療法:

外用剤

  • 塩化アルミニウム製剤
  • 抗コリン薬外用剤

注射治療

物理療法

  • イオントフォレーシス

手術

  • 剪除法
  • 皮弁法

エネルギーデバイス治療

  • ミラドライ

日本皮膚科学会のガイドラインでは、症状の重症度や患者の希望に応じて治療法を選択することが推奨されています。

ミラドライの特徴

  • 手術と比較:身体への負担が少ない、ダウンタイムが短い
  • ボツリヌス毒素注射と比較:効果の持続期間が長い

各治療法にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、専門医と相談の上、自分に合った治療法を選択することが重要です。

ワキガ治療の詳しい比較については、ワキガ治療法を徹底比較もご参考ください。

🌟 アイシークリニック大宮院のミラドライ治療の特徴

アイシークリニック大宮院では、ミラドライ治療において安全性と効果を両立させるための様々な取り組みを行っています。

✅ 適正使用の徹底

当院では、厚生労働省が承認した腋窩(ワキ)への使用のみを行っており、陰部や乳輪周囲などの適応外部位への使用は一切行っておりません

患者様の安全を最優先に考え、医療機器の適正使用を徹底しています。

⚡ 最大出力×広範囲照射

ミラドライの治療効果は、照射の出力と照射範囲に大きく左右されます。

当院の照射方針:

  • 最大出力×広範囲での照射
  • 患者様一人ひとりのワキの形状に合わせたテンプレート選択
  • 汗腺の分布に合わせた適切な照射
  • 有毛部をしっかりとカバーする広範囲照射

💉 麻酔法の工夫

ミラドライ治療では施術前に局所麻酔を行いますが、当院では以下の工夫を行っています:

個別調整

  • 麻酔薬の濃度調整(患者様の皮膚の厚さに応じて)
  • 注入量の最適化(ワキの面積に応じて)
  • 痛みの最小限化
  • 神経損傷などのリスク軽減

日本人の体格や皮膚の特性に合わせた麻酔法を採用することで、副作用を抑えながら高い治療効果を目指しています。

🤝 万全の術後サポート

当院では、治療後のフォローアップを重視しています:

相談体制

  • 術後の痛みや腫れなどの症状が気になる場合、いつでもご相談可能
  • 経験豊富なスタッフによる丁寧な対応

体験者によるアドバイス

  • スタッフの中にはミラドライ治療の体験者も在籍
  • 実際の体験に基づいたアドバイス提供
  • 「痛いの?」「腫れるの?」といった疑問に丁寧にお答え

患者様が安心して治療を受けられる環境を整えています。

🤝 万全の術後サポート

❓ よくある質問

ミラドライで死亡事故があったと聞きましたが、本当に安全ですか?

報告されている死亡事例は、厚生労働省が承認した腋窩(ワキ)への使用ではなく、承認されていない陰部への適応外使用によって発生したものです。腋窩への正規の使用においては、国内外を通じて死亡例の報告はありません。ミラドライは2018年に厚生労働省から薬事承認を取得しており、適切に使用されれば安全性が確立されている治療法です。
当院では、承認された適応部位である腋窩への使用のみを行っており、適応外使用は一切行っておりませんのでご安心ください。

ミラドライの副作用にはどのようなものがありますか?

ミラドライ治療後に見られる一般的な副作用としては、治療部位の腫れ、赤み、痛み、内出血、皮膚のつっぱり感、しびれ、むくみなどがあります。これらの症状のピークは施術当日から翌日にかけてであり、多くの方は1週間程度で日常生活に支障がない程度まで改善します。
稀な副作用として、軽度の火傷、色素沈着、皮膚の硬化、一時的な神経障害などが報告されていますが、いずれも数週間から数ヶ月で回復するケースがほとんどです。適切な治療を行った上で、一生続くような重篤な後遺症は確認されていません。

ミラドライの効果はどのくらい持続しますか?

ミラドライで破壊された汗腺は再生しないため、効果は半永久的に持続するとされています。一般的に、1回の治療で約70~80%の汗腺が破壊され、汗の量やニオイが施術前の約2~3割程度にまで減少することが期待できます。
ただし、100%の汗腺を破壊することはできないため、一部の汗腺が残ることがあり、施術後に「思ったほど効果がない」と感じる方もいらっしゃいます。そのような場合は、追加照射を検討することも可能です。

ミラドライ治療後、いつから仕事に復帰できますか?

ほとんどの方は、施術翌日から日常生活やデスクワークなどの業務に復帰できます。ただし、施術後1週間程度は激しい運動や重いものを持つ動作、長時間の入浴などは控えることが推奨されています。
腫れや痛みの程度には個人差がありますので、大事な予定やイベントがある場合は、余裕を持ったスケジュールで治療を計画されることをお勧めします。

ミラドライは何回受ける必要がありますか?

基本的には1回の治療で十分な効果が得られる方が多いです。当院では、1回の治療で最大限の効果を引き出すため、最大出力×広範囲での照射を行っています。
ただし、症状の程度や患者様のご希望によっては、追加照射(2回目の治療)を行うことも可能です。追加照射を希望される場合は、最初の治療から3ヶ月以上の間隔を空けて行います。

ミラドライはワキガにも効果がありますか?

はい、ミラドライは多汗症だけでなく、ワキガ(腋臭症)にも効果があります。ワキには多汗症の原因となるエクリン汗腺と、ワキガの原因となるアポクリン汗腺の2種類の汗腺がありますが、ミラドライはこの両方の汗腺を同時に破壊することができます。
なお、日本での薬事承認は「重度の原発性腋窩多汗症」を対象としていますが、米国FDAでは腋臭症(ワキガ)も適応として承認されています。

ミラドライが受けられない人はいますか?

以下に該当する方は、ミラドライ治療を受けることができません。ペースメーカーなどの電子機器を体内に埋め込んでいる方、腋窩部に金属製のインプラントやタトゥーを入れている方、治療部位に悪性腫瘍や皮膚疾患がある方、妊娠中または授乳中の方、局所麻酔にアレルギーがある方などです。
また、医師が「治療リスクが高い」と判断した場合も施術をお断りする場合があります。治療が可能かどうかは、事前のカウンセリングで確認させていただきます。

📝 まとめ

本記事では、「ミラドライ 死亡」というキーワードに関連して、ミラドライの死亡事例の真相と安全性について詳しく解説しました。

報告されている死亡事例は、厚生労働省が承認した腋窩(ワキ)への使用ではなく、承認されていない陰部への適応外使用によって発生したものであり、この点を正しく理解することが非常に重要です。

重要なポイント

  • 腋窩への正規使用:国内外を通じて死亡例の報告はない
  • 安全性の確立:適切に使用されれば安全性が確立されている
  • 薬事承認:2018年に厚生労働省から承認取得、米国FDAも承認
  • 治療実績:世界40カ国以上で累計20万症例以上

ただし、どのような医療行為にも一定のリスクは存在します。ミラドライ治療を安全に受けるためには、適正使用を徹底し、十分な経験と専門性を持つクリニックを選ぶことが重要です。

治療前には、メリットだけでなくリスクや副作用についても十分に説明を受け、納得した上で治療を受けることをお勧めします。

アイシークリニック大宮院では、ミラドライ治療において安全性と効果を両立させるための取り組みを行っています。

ワキ汗やワキガでお悩みの方、ミラドライ治療を検討されている方は、ぜひ一度当院の無料カウンセリングにお越しください。専門のスタッフが、患者様一人ひとりの症状やご希望に合わせて、最適な治療プランをご提案いたします。


📚 参考文献

👉 ミラドライ治療について詳しくはこちら|アイシークリニック大宮院

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監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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