鏡を見るたびに頬や鼻の赤みが気になる、人前に出ると顔が赤くなってしまう——そんな「赤ら顔」の悩みを抱えている方は少なくありません。赤ら顔は見た目の問題だけでなく、自信の低下やストレスの原因にもなりやすい症状です。「どんな化粧水を選べばいいのかわからない」「スキンケアで本当に改善するの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
赤ら顔の改善には、原因に合わせた適切なスキンケアが重要です。化粧水選びひとつで肌の状態は大きく変わる可能性がありますが、間違った製品を選んでしまうと症状を悪化させてしまうこともあります。本記事では、アイシークリニック大宮院の医師監修のもと、赤ら顔に悩む方に向けて、おすすめの化粧水の選び方から効果的なスキンケア方法、さらには皮膚科での治療法まで詳しく解説します。正しい知識を身につけて、赤みのない健やかな肌を目指しましょう。
📋 目次
- 📌 赤ら顔とは?症状と原因を理解する
- 🔍 赤ら顔の主な原因と種類
- 💊 赤ら顔におすすめの化粧水の選び方
- ✨ 赤ら顔ケアにおすすめの成分
- ⚠️ 赤ら顔を悪化させるNGな化粧水・成分
- 💡 化粧水以外のスキンケアポイント
- 🏃 赤ら顔を改善する生活習慣
- 🏥 皮膚科で受けられる赤ら顔の治療法
- ❓ 赤ら顔のスキンケアQ&A
🎯 赤ら顔とは?症状と原因を理解する
このセクションでは、赤ら顔の基本的な症状と発生メカニズムを解説します。
赤ら顔とは、顔の皮膚が慢性的に赤みを帯びている状態を指します。医学的には「酒さ(しゅさ)」「毛細血管拡張症」「脂漏性皮膚炎」など、さまざまな疾患が関係していることがあります。一時的な赤みではなく、長期間にわたって顔の赤みが続く場合は、何らかの原因によって皮膚のバリア機能が低下していたり、毛細血管が拡張していたりする可能性があります。
赤ら顔の症状は人によってさまざまです。📌 頬全体がほんのり赤い程度の軽度なものから、📌 鼻や額まで広がる中等度、さらには📌 毛細血管が目立つ重度のものまであります。また、赤みだけでなく、ほてり感やヒリヒリとした刺激感、かゆみを伴うこともあります。これらの症状は、温度変化や紫外線、ストレス、特定の食品などによって悪化することが知られています。
💡 重要ポイント:赤ら顔を改善するためには、まず自分の赤ら顔がどのような原因で起こっているのかを把握することが大切です。原因によって適切なケア方法は異なりますので、以下で詳しく見ていきましょう。
🔍 赤ら顔の主な原因と種類
赤ら顔の原因別に、症状の特徴とケアのポイントを詳しく解説します。
赤ら顔には複数の原因があり、それぞれに特徴的な症状があります。自分の赤ら顔のタイプを知ることで、より効果的なスキンケアを選ぶことができます。
🔸 毛細血管拡張による赤ら顔
皮膚の表面近くにある毛細血管が拡張することで、血管が透けて見え、顔が赤く見える状態です。もともと皮膚が薄い方や、加齢によって皮膚が薄くなった方に多く見られます。また、寒暖差が激しい環境で生活している方や、長期間にわたってステロイド外用薬を使用していた方にも起こりやすい症状です。頬や鼻の周りに細かい血管が網目状に見えることもあります。
⚠️ 注意:このタイプの赤ら顔は、温度変化や飲酒、香辛料の摂取などで悪化しやすいのが特徴です。化粧水選びでは、血管を刺激しない穏やかな処方のものを選ぶことが重要になります。
🦠 皮膚の炎症による赤ら顔
敏感肌や乾燥肌の方に多く見られるタイプで、肌のバリア機能が低下することで慢性的な炎症が起こり、赤みが生じます。ニキビや脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎などの炎症性皮膚疾患が原因となることもあります。
このタイプは、かゆみやヒリヒリ感を伴うことが多く、スキンケア製品や化粧品によっては刺激を感じやすいのが特徴です。炎症を鎮め、バリア機能を回復させる成分を含む化粧水を選ぶことが大切です。ニキビ跡による赤みでお悩みの方は、「ニキビ跡の赤みを消す方法とは?原因と治療法を皮膚科医が解説」も参考にしてください。
🍷 酒さ(しゅさ)による赤ら顔
酒さは、顔面に慢性的な赤み、ほてり、毛細血管拡張が見られる皮膚疾患です。30〜50代の女性に多く発症し、原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因や免疫異常、皮膚に常在するデモデックス(顔ダニ)の関与などが考えられています。
🚨 緊急度高!酒さは進行すると、ニキビのようなブツブツ(丘疹・膿疱)が現れることもあり、放置すると鼻が赤く腫れる「酒さ鼻(rhinophyma)」に進行することもあります。このタイプの赤ら顔は、スキンケアだけでの改善は難しく、皮膚科での治療が必要になることが多いです。
💧 脂漏性皮膚炎による赤ら顔
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い部位(鼻の周り、眉間、額など)に赤みやかゆみ、フケのような皮膚の剥がれが生じる疾患です。皮膚に常在するマラセチア菌が関与していると考えられており、ストレスや睡眠不足、季節の変わり目に悪化しやすいのが特徴です。
このタイプは、油分の多いスキンケア製品を避け、抗炎症作用のある成分を含む化粧水を選ぶことが効果的です。症状が強い場合は皮膚科での治療が必要になります。
🌡️ 寒暖差や緊張による一過性の赤ら顔
寒い場所から暖かい場所に移動したときや、緊張・興奮したときに顔が赤くなるタイプです。これは自律神経の働きによって血管が拡張するために起こる生理的な反応ですが、頻繁に繰り返されると毛細血管が慢性的に拡張し、赤ら顔が定着してしまうことがあります。寒暖差による症状でお悩みの方は、「寒暖差アレルギーの症状とは?原因や対策・治療法まで医師が詳しく解説」も参考になるでしょう。
このタイプは、肌のバリア機能を高めて外部刺激から守ることと、自律神経を整える生活習慣の改善が効果的です。

💊 赤ら顔におすすめの化粧水の選び方
赤ら顔改善のための化粧水選びの重要ポイントを5つの視点から詳しく解説します。
赤ら顔を改善するためには、自分の肌状態や原因に合った化粧水を選ぶことが重要です。ここでは、赤ら顔の方が化粧水を選ぶ際のポイントを詳しく解説します。
✨ 低刺激性・敏感肌用を選ぶ
赤ら顔の方の多くは、肌が敏感になっている状態です。そのため、化粧水は低刺激性のものを選ぶことが基本になります。具体的には、以下の表示があるものを探してみましょう。
📌 「敏感肌用」「低刺激処方」「無添加」「パッチテスト済み」「アレルギーテスト済み」「スティンギングテスト済み」などの表示がある製品は、刺激を抑えた処方になっていることが多いです。特にスティンギングテストは、敏感肌の方を対象に刺激感をテストしたものなので、参考になります。
⚠️ 注意!これらの表示があっても、すべての人に刺激がないとは限りません。新しい化粧水を使う際は、まず腕の内側などでパッチテストを行い、赤みやかゆみが出ないことを確認してから顔に使用するようにしましょう。
💧 保湿力の高いものを選ぶ
赤ら顔の方は、肌のバリア機能が低下していることが多いです。バリア機能が低下すると、外部からの刺激を受けやすくなり、炎症や赤みが生じやすくなります。バリア機能を回復させるためには、十分な保湿が欠かせません。
保湿力の高い化粧水を選ぶ際は、📌 セラミド、📌 ヒアルロン酸、📌 グリセリン、📌 アミノ酸などの保湿成分が配合されているものを選びましょう。特にセラミドは、肌の角質層に存在する天然の保湿成分であり、バリア機能を高める効果が期待できます。
💡 ポイント:保湿力が高くてもベタつきが強い製品は、脂漏性皮膚炎タイプの赤ら顔の方には向かないことがあります。自分の肌質に合ったテクスチャーの製品を選ぶことも大切です。
🌿 抗炎症成分配合のものを選ぶ
赤ら顔は皮膚の炎症が関係していることが多いため、抗炎症作用のある成分が配合された化粧水を選ぶと効果的です。医薬部外品として認められている抗炎症成分には、📌 グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)、📌 アラントイン、📌 トラネキサム酸などがあります。
これらの成分は、赤みや炎症を鎮める効果が期待でき、敏感肌用化粧水や赤み対策化粧水に多く配合されています。特にグリチルリチン酸ジカリウムは、甘草(カンゾウ)由来の成分で、抗炎症作用が穏やかで刺激が少ないため、敏感肌の方にも使いやすいです。
🚫 アルコールフリーを選ぶ
化粧水に配合されることの多いエタノール(アルコール)は、清涼感を与えたり、肌への浸透を高めたりする効果がありますが、赤ら顔の方には刺激になることがあります。アルコールは揮発する際に肌の水分も一緒に奪ってしまうため、乾燥を招きやすいというデメリットもあります。
赤ら顔の方は、「アルコールフリー」「エタノールフリー」と表示された化粧水を選ぶのがおすすめです。成分表示で「エタノール」「変性アルコール」などが上位に記載されている製品は避けるようにしましょう。
🌸 香料・着色料フリーを選ぶ
香料や着色料は、肌への刺激になる可能性があります。特に合成香料は、アレルギー反応を引き起こすことがあるため、赤ら顔で敏感になっている肌には避けたほうが無難です。
📌 「無香料」「無着色」と表示された製品を選びましょう。ただし、「無香料」であっても、原料由来の香りがある場合があります。気になる方は、テスターで確認してから購入することをおすすめします。
✨ 赤ら顔ケアにおすすめの成分
赤ら顔改善に効果的な主要成分7つの作用メカニズムと選び方を詳しく解説します。
赤ら顔の改善に効果が期待できる成分について、詳しく解説します。化粧水を選ぶ際の参考にしてください。
🛡️ セラミド
セラミドは、皮膚の角質層に存在する細胞間脂質の主成分です。角質細胞同士をつなぎとめ、肌のバリア機能を担う重要な役割を果たしています。セラミドが不足すると、肌のバリア機能が低下し、外部刺激を受けやすくなって赤みや炎症が生じやすくなります。
化粧水に配合されるセラミドには、📌 ヒト型セラミド(セラミドNP、セラミドAP、セラミドEOPなど)、📌 植物性セラミド、📌 合成セラミドなどがあります。中でもヒト型セラミドは、人の肌に存在するセラミドと同じ構造を持つため、肌なじみが良く、効果が高いとされています。
🌿 グリチルリチン酸ジカリウム
グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)は、甘草(カンゾウ)の根から抽出される成分です。抗炎症作用があり、肌の赤みやかゆみを鎮める効果が期待できます。医薬部外品の有効成分として認められており、敏感肌用化粧品や赤み対策化粧品に広く使用されています。
💡 ポイント:刺激が少なく、長期間使用しても副作用が出にくいため、毎日のスキンケアに取り入れやすい成分です。
⚡ トラネキサム酸
トラネキサム酸は、もともと止血剤や抗炎症剤として医療現場で使用されてきた成分です。美白有効成分としても知られていますが、抗炎症作用もあり、赤みの軽減に効果が期待できます。
トラネキサム酸は、肌の炎症を引き起こすプラスミンという物質の働きを抑制することで、炎症や赤みを軽減します。敏感肌の方でも使いやすい成分です。
🔸 ナイアシンアミド
ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)は、ビタミンB3の一種で、肌のバリア機能を強化する効果が期待できます。また、セラミドの産生を促進する作用があり、肌の保湿力を高めます。
さらに、ナイアシンアミドには抗炎症作用もあり、赤みや肌荒れの改善に効果的です。美白効果やシワ改善効果も認められている多機能な成分で、赤ら顔ケアにおすすめです。
🌱 アラントイン
アラントインは、コンフリーという植物から抽出される成分で、抗炎症作用と組織修復作用があります。肌の炎症を鎮め、傷んだ肌の回復を促す効果が期待できます。
⭐ 安全性:刺激が非常に少なく、赤ちゃん用の製品にも使用されるほど安全性が高い成分です。敏感肌の方や、肌荒れしやすい方に適しています。
🩸 ビタミンK
ビタミンKは、血液凝固に関わるビタミンですが、スキンケアにおいては血行を促進し、赤みやクマを軽減する効果が期待できます。毛細血管の拡張による赤ら顔に対して、血管を引き締める作用があるとされています。
化粧品成分としてはフィロキノン(ビタミンK1)が使用されることが多いです。赤ら顔対策専用の化粧品に配合されていることがあります。
🌺 植物エキス
赤ら顔ケアに効果的な植物エキスも数多くあります。📌 カミツレエキス(カモミール)、📌 アロエベラエキス、📌 緑茶エキス、📌 センチフォリアバラ花エキスなどは、抗炎症作用や鎮静作用があり、赤みを落ち着かせる効果が期待できます。
⚠️ 注意!植物エキスは天然成分であるがゆえに、アレルギー反応を起こす可能性もあります。特に花粉症やアレルギー体質の方は、新しい製品を使う際は注意が必要です。
⚠️ 赤ら顔を悪化させるNGな化粧水・成分
赤ら顔の方が絶対に避けるべき6つの要注意成分を詳しく解説します。
赤ら顔の方が避けるべき化粧水や成分についても知っておきましょう。刺激の強い成分を使用すると、赤みが悪化してしまうことがあります。
🚫 高濃度のビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は美白や毛穴ケアに効果的な成分ですが、高濃度で配合されている場合は刺激になることがあります。特にアスコルビン酸(ピュアビタミンC)は酸性が強く、敏感肌の方には刺激が強すぎることがあります。
💡 ポイント:ビタミンC誘導体を使用したい場合は、低濃度のものから始めるか、刺激の少ないAPPS(アプレシエ)などの誘導体を選ぶようにしましょう。
🚨 レチノール(ビタミンA)
レチノールはエイジングケアに効果的な成分ですが、使い始めは赤みや皮むけ(A反応)が起こることがあります。赤ら顔の方がレチノール製品を使用すると、症状が悪化する可能性があるため、避けるか低濃度から慎重に始めることをおすすめします。
⚡ AHA・BHA(ピーリング成分)
グリコール酸やサリチル酸などのピーリング成分は、角質を溶かして肌のターンオーバーを促進する効果がありますが、赤ら顔の方には刺激が強すぎることがあります。これらの成分は、肌のバリア機能を一時的に低下させるため、敏感になっている肌には向きません。
🍺 エタノール(アルコール)
先述の通り、エタノールは揮発時に肌の水分を奪い、乾燥を招く可能性があります。また、血管を拡張させる作用もあるため、赤ら顔を悪化させることがあります。さっぱりとした使用感を出すために化粧水に配合されることが多いですが、赤ら顔の方は避けるのが無難です。
❄️ メントール・カンフル
清涼感を与えるメントールやカンフルは、夏用の化粧水や毛穴ケア製品に配合されることがありますが、これらは血管を拡張させる作用があり、赤ら顔を悪化させる可能性があります。スーッとする使用感の製品は避けましょう。
🌈 合成香料・着色料
合成香料や着色料は、アレルギー反応や刺激を引き起こす可能性があります。製品の見た目や香りを良くするために添加されていますが、スキンケア効果には関係ないため、赤ら顔の方は無香料・無着色の製品を選ぶのがベストです。
💡 化粧水以外のスキンケアポイント
化粧水と合わせて行うべき5つのスキンケアステップで、赤ら顔の改善効果を最大化しましょう。
赤ら顔を改善するためには、化粧水だけでなく、スキンケア全体を見直すことが大切です。洗顔から保湿、日焼け止めまで、ポイントを押さえましょう。
🧴 洗顔は優しく丁寧に
洗顔は毎日のスキンケアの基本ですが、赤ら顔の方は特に注意が必要です。ゴシゴシこすったり、熱いお湯で洗ったりすると、肌への刺激となり赤みが悪化します。
📌 洗顔料は、低刺激性のものを選び、たっぷりの泡を作ってから優しく洗いましょう。
📌 すすぎはぬるま湯(32〜35℃程度)で行い
📌 タオルで拭くときも押さえるようにして水分を取り、こすらないようにしましょう。
また、洗顔のしすぎにも注意が必要です。1日2回(朝晩)の洗顔で十分です。朝は洗顔料を使わずにぬるま湯だけで洗うのも、肌への負担を減らす方法のひとつです。
✋ 化粧水の正しいつけ方
化粧水をつける際も、肌への刺激を最小限に抑えることが大切です。コットンでパッティングすると摩擦になることがあるため、赤ら顔の方は手のひらで優しくなじませる方法がおすすめです。
✅ 化粧水を手のひらに取り、両手で軽く温めてから顔全体に優しく押さえるようになじませます。
✅ 何度かに分けて少量ずつ重ねづけすると、より効果的に保湿できます。
✅ パッティングや叩き込みは避け、ハンドプレスで優しく浸透させましょう。
🧴 乳液・クリームでしっかり保湿
化粧水だけでは保湿は完了しません。化粧水で水分を補給したら、乳液やクリームで油分を補い、水分の蒸発を防ぐことが重要です。特に乾燥しやすい季節や、エアコンの効いた室内では、しっかりとした保湿が必要です。
乳液やクリームも、化粧水と同様に低刺激性のものを選びましょう。セラミドやスクワランなどが配合されたものは、バリア機能を高める効果が期待できます。脂漏性皮膚炎タイプの方は、軽めのテクスチャーのジェルタイプなどを選ぶと良いでしょう。
☀️ 日焼け止めは必須
紫外線は赤ら顔を悪化させる大きな要因のひとつです。紫外線を浴びると、肌に炎症が起こり、血管が拡張して赤みが増してしまいます。また、紫外線は肌のバリア機能を低下させ、敏感肌を悪化させる原因にもなります。
🚨 重要!赤ら顔の方は、毎日の日焼け止めが欠かせません。SPF30〜50、PA+++程度の日焼け止めを選び、外出しない日でも塗る習慣をつけましょう。紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)の日焼け止めは、紫外線散乱剤のみを使用しているため、敏感肌の方にも使いやすいです。
💄 メイクアップの工夫
赤ら顔を目立たなくするために、メイクの工夫も有効です。グリーン系のコントロールカラーは、赤みを打ち消す効果があり、ベースメイクの前に使用することで自然に赤みをカバーできます。
ファンデーションは、カバー力がありつつも肌に負担の少ないミネラルファンデーションなどを選ぶと良いでしょう。厚塗りは毛穴を詰まらせたり、肌への負担になったりするため、薄く均一に塗ることを心がけてください。
🏃 赤ら顔を改善する生活習慣
内側からのアプローチで赤ら顔を根本改善!6つの生活習慣改善法をご紹介します。
スキンケアだけでなく、生活習慣の見直しも赤ら顔の改善には重要です。内側からのケアと外側からのケア、両方からアプローチすることで、より効果的に赤ら顔を改善できます。
🍎 食生活の改善
赤ら顔を悪化させる食品には注意が必要です。🔸 辛い食べ物、🔸 熱い飲み物、🔸 アルコール、🔸 カフェインなどは、血管を拡張させて赤みを増してしまうことがあります。これらの摂取は控えめにしましょう。
一方、📌 ビタミンB群(特にビタミンB2、B6)は皮脂分泌をコントロールし、肌の健康を維持するのに役立ちます。📌 ビタミンCは抗酸化作用があり、炎症を抑える効果が期待できます。野菜、果物、魚、大豆製品などをバランスよく摂取することを心がけましょう。
😴 十分な睡眠をとる
睡眠不足は、肌のターンオーバーを乱し、バリア機能を低下させます。また、自律神経のバランスが崩れることで、血管の収縮・拡張がうまくコントロールできなくなり、赤ら顔が悪化することがあります。
🌙 理想的な睡眠:1日7〜8時間の質の良い睡眠を心がけましょう。寝る前のスマートフォンやパソコンの使用は控え、リラックスした状態で就寝することが大切です。
😌 ストレス管理
ストレスは自律神経のバランスを乱し、血管の拡張を引き起こします。また、ストレスによって肌のバリア機能が低下したり、炎症が起こりやすくなったりすることもあります。
✅ 適度な運動
✅ 趣味の時間
✅ リラクゼーション
など、自分なりのストレス解消法を見つけることが大切です。深呼吸やヨガ、瞑想なども、自律神経を整えるのに効果的です。
🌡️ 温度差を避ける
急激な温度変化は、血管の急激な拡張・収縮を引き起こし、赤ら顔を悪化させます。冬場の暖房の効いた室内から外に出るとき、夏場のエアコンの効いた室内から外に出るときなどは注意が必要です。
📌 室内の温度は適度に保ち
📌 外出時はマフラーやストールで顔を保護する
など、温度差の影響を最小限に抑える工夫をしましょう。熱いお風呂やサウナも、血管を拡張させるため控えめにすることをおすすめします。
🚭 禁煙・節酒
喫煙は血管を収縮させた後に拡張させ、肌への血流を悪化させます。また、タバコに含まれる有害物質は肌の老化を促進し、バリア機能を低下させます。赤ら顔の改善のためには、禁煙が強く推奨されます。
アルコールは血管を拡張させる作用があり、飲酒後に顔が赤くなるのはそのためです。日常的な飲酒は赤ら顔を悪化させる可能性があるため、飲酒量は控えめにしましょう。
🏥 皮膚科で受けられる赤ら顔の治療法
市販ケアで改善しない赤ら顔のための医療治療法6選を詳しく解説します。
スキンケアや生活習慣の改善だけでは赤ら顔が改善しない場合や、症状が重い場合は、皮膚科での治療が必要になることがあります。ここでは、皮膚科で受けられる赤ら顔の治療法について解説します。
💊 外用薬による治療
赤ら顔の原因に応じて、さまざまな外用薬が処方されます。📌 酒さに対しては、メトロニダゾール外用薬やアゼライン酸外用薬が使用されることがあります。📌 脂漏性皮膚炎に対しては、抗真菌薬やステロイド外用薬(短期間)が処方されることがあります。
保険診療で処方される塗り薬には、📌 ヘパリン類似物質(ヒルドイド)や📌 ワセリンなどの保湿剤、📌 抗炎症作用のある非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)外用薬などがあります。症状や原因に応じて、医師が適切な薬を選択します。
💉 内服薬による治療
症状が強い場合や、外用薬だけでは効果が不十分な場合は、内服薬が併用されることがあります。📌 酒さに対しては、テトラサイクリン系の抗生物質が使用されることがあります。これは抗菌作用というよりも、抗炎症作用を目的として処方されます。
また、📌 抗ヒスタミン薬がかゆみを伴う赤ら顔に処方されることもあります。📌 漢方薬では、桂枝茯苓丸や当帰芍薬散など、血流を改善する作用のあるものが使用されることがあります。
⚡ レーザー治療
毛細血管拡張による赤ら顔に対しては、レーザー治療が効果的です。📌 色素レーザー(ダイレーザー、Vビームなど)は、赤い血管に選択的に吸収されるため、周囲の組織にダメージを与えずに血管を収縮・閉塞させることができます。
⚠️ 注意:レーザー治療は自由診療となることが多く、複数回の治療が必要になることもあります。費用や治療回数については、医師とよく相談して決めましょう。レーザー治療については「ニキビ跡はレーザー治療で改善できる?種類・効果・費用を医師が解説」でも詳しく解説しています。
💡 IPL(光治療)
IPL(Intense Pulsed Light)は、広い波長の光を照射することで、赤みやシミ、毛穴の開きなど複数の肌悩みに同時にアプローチできる治療法です。赤ら顔に対しては、拡張した毛細血管を収縮させる効果が期待できます。
💡 メリット:レーザーに比べてダウンタイムが短く、肌への負担も少ないのが特徴です。複数回の治療で徐々に効果が現れます。
🔬 イオン導入・エレクトロポレーション
イオン導入は、微弱な電流を用いて美容成分を肌の奥まで浸透させる治療法です。ビタミンCやトラネキサム酸などの抗炎症成分を効率的に肌に届けることができます。
エレクトロポレーションは、電気パルスによって一時的に細胞膜に穴を開け、より大きな分子の成分も肌深部に浸透させることができる治療法です。ヒアルロン酸やグロースファクターなど、通常は浸透しにくい成分も届けることができます。
🩺 皮膚科を受診する目安
以下のような症状がある場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。
🚨 市販のスキンケア製品を使っても改善しない場合
🚨 赤みだけでなくブツブツ(丘疹・膿疱)がある場合
🚨 かゆみやヒリヒリ感が強い場合
🚨 赤みが徐々にひどくなっている場合
🚨 顔だけでなく他の部位にも症状がある場合
は、早めに医療機関を受診しましょう。
💡 ポイント:自己判断でスキンケアを続けていると、症状が悪化したり、治療が遅れたりすることがあります。気になる症状があれば、皮膚科専門医に相談することをおすすめします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
🩺 高桑康太医師(当院治療責任者)より
「当院でも赤ら顔に関するご相談は増加傾向にあり、特に20〜40代の女性からの受診が目立ちます。患者様のお話を伺うと、SNSなどで『赤ら顔には〇〇が効く』という情報を見て、自己判断で刺激の強い成分を使用し、かえって症状を悪化させてしまったというケースが少なくありません。赤ら顔の原因は酒さ、脂漏性皮膚炎、敏感肌など多岐にわたり、原因によって適切な治療法も異なります。まずは正確な診断を受けることが改善への第一歩です。当院では、患者様一人ひとりの肌状態を丁寧に診察し、症状に合った治療法やスキンケアのアドバイスを行っております。市販の化粧水で改善しない場合や、赤みが気になって日常生活に支障がある場合は、お気軽にご相談ください。」
❓ 赤ら顔のスキンケアQ&A
軽度の赤ら顔であれば、市販の敏感肌用化粧水でも効果が期待できます。セラミドやグリチルリチン酸ジカリウムなどの保湿・抗炎症成分が配合されたものを選びましょう。ただし、酒さや脂漏性皮膚炎など皮膚疾患が原因の場合は、市販品だけでの改善は難しいことが多いため、皮膚科を受診することをおすすめします。
化粧水は赤ら顔改善のための重要なステップですが、それだけで完全に治すのは難しい場合があります。洗顔、乳液やクリームによる保湿、日焼け止めなどスキンケア全体を見直すとともに、食生活や睡眠、ストレス管理などの生活習慣の改善も併せて行うことで、より効果的に赤ら顔を改善できます。
赤ら顔の原因や症状の程度によって異なりますが、スキンケアの見直しで効果を実感するまでには、一般的に2〜3ヶ月程度かかることが多いです。肌のターンオーバー周期が約28日であることを考えると、最低でも1〜2ヶ月は継続して様子を見ることをおすすめします。皮膚科での治療を併用する場合は、より早く効果が現れることもあります。
敏感肌用と表示されていても、すべての方に合うとは限りません。また、赤みの原因が酒さや脂漏性皮膚炎などの皮膚疾患である場合、化粧水だけでは改善が難しいことがあります。使用している製品の成分を確認し、刺激になりうる成分が含まれていないかチェックしてみてください。改善が見られない場合は、皮膚科を受診して原因を特定することをおすすめします。
赤ら顔とニキビが併発している場合は、低刺激性でありながら、毛穴詰まりを起こしにくいノンコメドジェニック処方の化粧水を選ぶのがおすすめです。抗炎症成分(グリチルリチン酸ジカリウムなど)が配合されたものは、赤みとニキビの両方にアプローチできます。油分の多い製品は避け、さっぱりとしたテクスチャーのものを選びましょう。
赤ら顔の方は、手のひらで優しくなじませる方法がおすすめです。コットンでパッティングすると、摩擦が刺激となって赤みが増してしまうことがあります。化粧水を手のひらに取り、両手で軽く温めてから、顔全体に優しく押さえるようになじませましょう。ハンドプレスで浸透させることで、肌への刺激を最小限に抑えられます。
📖 参考文献
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務