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肝斑は保険適用で治療できる?費用や治療法を詳しく解説

💬 「シミだと思って市販薬を塗り続けたのに、全然消えない…」
それ、もしかして肝斑(かんぱん)かもしれません。

頬や額にじわじわ広がる茶色いシミ——肝斑は、普通のシミと発症のメカニズムも、正しい治療法もまったく異なります。間違ったケアを続けると、悪化してしまうリスクも。

📌 この記事を読むと、こんなことがわかります:
✅ 肝斑と普通のシミの見分け方
保険が使える治療と使えない治療の違い
✅ 治療費の目安と選び方のポイント

「保険でどこまで治療できるの?」気になるお金の話も、ズバリ解説します。


目次

  1. 肝斑とは何か?シミとの違い
  2. 肝斑の原因と悪化させる要因
  3. 肝斑の治療は保険適用になるのか
  4. 保険適用で受けられる肝斑の治療法
  5. 自由診療で受けられる肝斑の治療法
  6. 保険適用と自由診療、どちらを選ぶべきか
  7. 肝斑治療の費用相場
  8. 肝斑治療を受ける際の注意点
  9. まとめ

💡 この記事のポイント

肝斑治療は、皮膚科処方のトラネキサム酸等の内服薬は保険適用になる場合があるが、レーザートーニングやハイドロキノン等は自由診療となる。アイシークリニックでは正確な診断のもと、両者を組み合わせた治療を提案している。

💡 肝斑とは何か?シミとの違い

肝斑とは、主に30〜50代の女性の顔に現れる、左右対称の薄茶色〜褐色のシミのことです。頬骨のあたりを中心として、額や口周り、鼻の下にも広がることがあります。「肝斑」という名前は、かつて肝臓の病気との関係が疑われていたことに由来しますが、実際には肝臓との直接的な関係はないことが現在ではわかっています。

一般的なシミ(老人性色素斑)と肝斑は見た目が似ていることから混同されやすいですが、発症のメカニズムや治療法は大きく異なります。老人性色素斑は加齢や紫外線によるダメージが主な原因で生じ、境界がはっきりした濃い茶色のシミとして現れます。一方、肝斑は境界がぼんやりしていて、左右対称に現れる点が特徴です。また、肝斑はホルモンバランスの影響を強く受けるため、レーザー治療との相性が一般的なシミとは異なります。

自己判断でシミだと思っていた場合でも、皮膚科や美容皮膚科で診察を受けると肝斑と診断されることがあります。適切な治療を行うためには、まず正確な診断を受けることが重要です。

Q. 肝斑とは何か?一般的なシミとの違いは?

肝斑は主に30〜50代女性の顔に現れる左右対称の薄茶色〜褐色のシミで、頬骨周辺に多く見られます。一般的なシミ(老人性色素斑)は境界がはっきりした濃い茶色で左右対称には現れませんが、肝斑は境界がぼんやりしている点が特徴です。発症メカニズムや適切な治療法も異なります。

📌 肝斑の原因と悪化させる要因

肝斑が発症する原因はまだ完全に解明されていませんが、複数の要因が複合的に関与していると考えられています。現在最も有力な原因として挙げられているのが、女性ホルモン(エストロゲン)との関係です。妊娠中や経口避妊薬(ピル)の服用中に肝斑が現れやすいことから、ホルモンバランスの変化がメラニン色素の生成を促進すると考えられています。更年期を迎えた女性に悪化が見られることもあり、ホルモンとの関係は深いとされています。

次に大きな要因となるのが紫外線です。紫外線を浴びると皮膚のメラノサイト(色素細胞)が活性化され、メラニン色素が過剰に産生されます。肝斑のある部位は特に紫外線の影響を受けやすく、夏場や日差しの強い日に症状が悪化しやすいとされています。

また、摩擦も肝斑の悪化に大きく関わっています。日常的な洗顔や化粧のときに肌を強くこすることで、メラノサイトが刺激されてメラニン色素が増加します。肝斑のある方は特に、洗顔や日々のスキンケアで摩擦を与えないよう心がけることが重要です。

さらに、ストレスや睡眠不足、不規則な生活習慣なども肝斑の悪化に影響することがあります。これはストレスがホルモンバランスを乱し、間接的にメラニン産生を促すためと考えられています。

肝斑を改善・悪化防止するためには、これらの要因をできる限り取り除くことが治療の基本となります。日焼け止めをこまめに塗ること、やさしい洗顔を心がけること、規則正しい生活を送ることが日常ケアのポイントです。

✨ 肝斑の治療は保険適用になるのか

肝斑の治療が保険適用になるかどうかは、治療の目的と方法によって異なります。大きく分けると、「保険適用が認められているもの」と「自由診療(保険適用外)になるもの」の2種類があります。

保険適用が認められているのは、主に内服薬や外用薬による治療です。具体的には、トラネキサム酸(内服薬)やハイドロキノン(外用薬)、ビタミンCやビタミンEなどが含まれます。ただし、保険が適用されるかどうかはどの薬を処方されるか、また医師がどのように処方するかによっても変わってきます。たとえばトラネキサム酸は、皮膚科での処方であれば保険適用になることがありますが、美容皮膚科での処方は自由診療になることが多いです。

一方、レーザー治療や光治療(IPL)、ケミカルピーリングなどは、基本的に美容目的と判断されるため自由診療となり、保険は適用されません。ただし、一部の医療機関では、病気の治療として認められる範囲で保険診療を行っているケースもあります。

肝斑の治療において重要なのは、「どこで受けるか」という点です。皮膚科(保険診療中心)と美容皮膚科(自由診療中心)では、提供できる治療の範囲や費用が大きく異なります。保険診療を希望する場合は皮膚科を受診し、より高度な美容的治療を希望する場合は美容皮膚科を受診するというのが一般的な選択肢です。

また、同じ医療機関内でも、保険診療の範囲で行う治療と自由診療の治療を組み合わせることが可能な場合もあります。ただし、混合診療(保険診療と自由診療を同日に行うこと)に関しては、日本の保険制度上の制限があるため、事前に医療機関に確認することをおすすめします

Q. 肝斑の治療で保険が適用される薬はどれか?

皮膚科で処方されるトラネキサム酸(内服薬)は、メラノサイトの活性化を抑えメラニン生成を抑制する効果があり、保険適用になるケースがあります。ビタミンCやビタミンEの内服薬も保険適用で処方されることがあります。ただし美容皮膚科での処方は自由診療となる場合が多く、受診先によって異なります。

🔍 保険適用で受けられる肝斑の治療法

肝斑の治療において、保険適用が認められているのは主に内服薬と外用薬による治療です。以下でそれぞれ詳しく説明します。

✅ トラネキサム酸(内服薬)

トラネキサム酸は、もともと止血薬や抗炎症薬として使われていた薬ですが、肝斑の改善にも効果があることが確認されています。メラノサイトの活性化を抑制し、メラニン色素の生成を抑える働きがあります。

皮膚科での処方であれば保険適用になることが多く、一般的には1日2〜3回服用します。効果が現れるまでには数週間から数ヶ月かかることがあり、継続的な服用が必要です。副作用としては、まれに胃腸症状(吐き気、腹痛など)が現れることがありますが、一般的には比較的安全性の高い薬とされています。

注意点として、トラネキサム酸は血栓を作りやすい作用があるため、血栓性疾患の既往歴がある方や、血栓リスクの高い方には処方が慎重に検討されます。服用前に必ず医師に相談してください。

📝 ビタミンC・ビタミンE(内服薬)

ビタミンCとビタミンEは、抗酸化作用を持つビタミンです。ビタミンCにはメラニン合成を抑制する効果があり、ビタミンEには抗酸化作用によって皮膚細胞を守る働きがあります。これらは保険適用で処方されることがあります。

ただし、サプリメントとして市販のものを購入しても同様の効果が期待できますが、医師の処方による内服薬の場合、適切な量と品質が保証されている点がメリットです。トラネキサム酸と併用して処方されることも多く、相乗効果が期待されています

🔸 外用薬(塗り薬)

外用薬として保険適用が認められているものには、ステロイド系の薬が含まれます。ただし、肝斑に対してステロイドを直接使用することは通常行われません。肝斑の治療で用いられる外用薬としては、シミへの美白効果が知られるハイドロキノンがありますが、これは一般的に自由診療として扱われることが多いです。

保険診療内での外用薬は、肝斑に伴う炎症や刺激を和らげることを目的として処方されることがあります。いずれにしても、どのような薬が保険適用になるかは医師の判断と処方内容によって異なるため、受診時に医師に確認するのが最も確実です

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💪 自由診療で受けられる肝斑の治療法

肝斑の治療において、より高い効果が期待できるのが自由診療による治療です。保険適用外となりますが、様々な最新治療を組み合わせることができます。

⚡ レーザートーニング

レーザートーニングは、Qスイッチヤグレーザーなどの低出力レーザーを肌全体に均一に照射する治療法です。通常のレーザー治療では肝斑が悪化するリスクがありますが、レーザートーニングは弱いエネルギーで複数回照射することで、肝斑を安全に改善することができます

メラニン色素を分解する効果があり、継続的な施術によって肝斑を徐々に薄くしていきます。1回の施術時間は短く、ダウンタイム(施術後の回復期間)もほとんどないため、忙しい方でも受けやすい治療法です。一般的に5〜10回程度の施術が推奨されており、月1〜2回のペースで通院することが多いです。

費用は医療機関によって異なりますが、1回あたり1万〜3万円程度が相場となっています。

🌟 ハイドロキノン外用

ハイドロキノンは美白成分として有名で、メラニン生成を阻害する効果があります。市販品(2%以下)は薬局でも購入できますが、医療機関では濃度の高いもの(4〜8%)を処方することができます。肝斑に対して高い効果を発揮するとされており、多くの美容皮膚科で処方されています。

使用上の注意点として、刺激感や皮膚炎を起こすことがあるため、使用前にパッチテストを行うことが推奨されます。また、高濃度のハイドロキノンは長期使用すると白斑が生じるリスクがあるため、医師の指示のもとで使用することが重要です。日中の使用時は日焼け止めをしっかりと塗ることも必要です。

💬 ビタミンC導入(イオン導入・エレクトロポレーション)

イオン導入やエレクトロポレーションは、電気の力を使って美容成分を皮膚の深層に送り込む治療法です。ビタミンCやトラネキサム酸などの美白成分を直接肌の深部に届けることができ、塗布するだけの場合と比べて吸収率が高まります

肌への刺激が少なく、ダウンタイムもほぼないため、肌が敏感な方や初めてのクリニック治療を受ける方にも向いている方法です。定期的な施術を続けることで肌の美白効果が期待できます。

✅ ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、酸性の薬液を肌に塗布し、古い角質を溶かして新しい肌への生まれ変わりを促す治療法です。グリコール酸やサリチル酸などが使用されます。肝斑の改善だけでなく、肌のくすみや毛穴の改善にも効果があります

ただし、ケミカルピーリングは肝斑に対して直接的に作用するというよりも、肌のターンオーバーを整えることで間接的に色素の排出を促す効果があります。単独での使用よりも、内服薬や外用薬との組み合わせで使われることが多いです。

📝 光治療(IPL)

IPL(Intense Pulsed Light)はレーザーとは異なる広帯域の光を使った治療法で、シミや赤みなど様々な肌トラブルに対応できます。肝斑への効果については意見が分かれており、適切な設定で行わないと悪化するリスクもあるため、肝斑に詳しい医師のもとで慎重に受ける必要があります

🔸 トラネキサム酸注射・点滴

トラネキサム酸を注射や点滴で直接体内に入れる方法もあります。内服薬よりも素早く効果が現れる場合があるとされており、美容皮膚科での自由診療として提供されていることがあります。内服薬との組み合わせで用いられることもあります。

Q. 肝斑に対してレーザートーニングが選ばれる理由は?

通常の高出力レーザーは肝斑のメラノサイトを刺激して症状を悪化させるリスクがあります。一方、レーザートーニングは低出力レーザーを肌全体に均一照射する方法で、肝斑を安全に改善できます。一般的に5〜10回の施術が推奨され、1回あたりの費用は1万〜3万円程度です。アイシークリニックでも実績ある治療法として提供しています。

🎯 保険適用と自由診療、どちらを選ぶべきか

保険適用の治療と自由診療の治療、どちらを選ぶかは、それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、自分の状態や希望に合わせて判断することが大切です。

保険適用の治療(主に内服薬・外用薬)のメリットは、費用の負担が少ない点です。健康保険が適用されるため、自己負担は3割程度となります。ただし、使用できる薬の種類や治療の選択肢が限られるため、効果が出るまでに時間がかかることがあります。また、保険適用の薬だけでは十分な効果を得られないケースもあります。

自由診療のメリットは、レーザー治療や高濃度の美白外用薬など、より高度で効果的な治療を受けられる点です。症状に合わせて複数の治療を組み合わせることも可能で、保険診療よりも治療の選択肢が広がります。一方で費用が高くなること、効果の個人差があることはデメリットといえます。

一般的な考え方として、まずは皮膚科を受診して保険適用の内服薬から始め、それで効果が不十分な場合に美容皮膚科での自由診療を検討するという流れが現実的です。また、内服薬(保険適用)と外用薬(自由診療)を並行して使うなど、両方をうまく組み合わせるアプローチもあります。

最終的には、担当医師と十分に話し合い、自分の症状の程度や生活環境、予算などを考慮したうえで最適な治療法を選ぶことが重要です

💡 肝斑治療の費用相場

肝斑の治療にかかる費用は、治療法や医療機関によって大きく異なります。ここでは、代表的な治療法ごとの費用相場を紹介します。ただし、以下はあくまでも目安であり、実際の費用は受診する医療機関や地域、個人の症状によって変わります。

⚡ 保険適用の内服薬

トラネキサム酸、ビタミンC、ビタミンEなどの内服薬を保険適用で処方してもらう場合、月々の薬代は数百円〜数千円程度になることが多いです。1ヶ月分の薬代として、3割負担の場合500〜2000円程度を目安に考えておくとよいでしょう。これに加えて、診察料(初診料・再診料)がかかります。

🌟 ハイドロキノン外用薬(自由診療)

美容皮膚科で処方される高濃度のハイドロキノンクリームは、1本あたり3000〜8000円程度が相場です。使用頻度や処方量によって月々の費用は異なりますが、月に3000〜8000円程度かかることが多いです。

💬 レーザートーニング(自由診療)

1回あたり10000〜30000円程度が相場とされています。顔全体に照射する場合と部分照射の場合で費用が異なります。推奨される5〜10回の施術を受ける場合、総額で50000〜300000円程度になることがあります。医療機関によってはコース料金を設定している場合もあり、まとめて受けることで割安になることもあります。

✅ ケミカルピーリング(自由診療)

1回あたり3000〜15000円程度が相場です。施術の種類(使用する薬液の種類や濃度)によって費用が異なります。複数回の施術が推奨されるため、継続して受ける場合は月に1〜2回のペースで通院するケースが多いです。

📝 イオン導入・エレクトロポレーション(自由診療)

1回あたり3000〜15000円程度が目安です。使用する成分や機器によって費用が変わります。

🔸 治療のトータルコストを考える

肝斑の治療は継続が必要なため、1回の費用だけでなく、トータルのコストを考えることが重要です。保険適用の内服薬は費用が安い反面、効果が現れるまで数ヶ月以上かかることもあります。自由診療のレーザー治療などは1回の費用は高いですが、効果が出やすいという側面もあります。

また、肝斑は再発しやすい性質があるため、治療後のメンテナンスにも費用がかかることを考慮しておく必要があります。クリニックへの相談時に、治療期間や総費用の目安を確認しておくと安心です。

Q. 肝斑治療中に日常生活で注意すべきことは?

肝斑治療中は3つの日常ケアが重要です。第一に、SPF30以上・PA+++以上の日焼け止めを毎日使用して紫外線を防ぐこと。第二に、洗顔やスキンケア時に肌を強くこすらず摩擦を避けること。第三に、十分な睡眠とバランスの良い食事でホルモンバランスを整えることです。これらを怠ると治療効果が低下し再発リスクが高まります。

📌 肝斑治療を受ける際の注意点

肝斑の治療を始める前に、いくつかの重要な注意点を押さえておくことが大切です。

⚡ 正確な診断を受けることが最優先

前述のとおり、肝斑は他のシミと見た目が似ているため、自己判断は禁物です。老人性色素斑、雀卵斑(そばかす)、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)など、様々なシミの種類があり、それぞれに適した治療法が異なります。特にADMは肝斑と非常に見分けにくく、治療法も異なるため、専門の医師による診断が不可欠です。

皮膚科や美容皮膚科で診察を受け、まず正確な診断をもらうことが治療の第一歩です。診断が誤っていると、治療効果が得られないばかりか、症状が悪化することもあります

🌟 通常のレーザー治療は肝斑に不向き

肝斑に対して、通常のフォトフェイシャルや高出力のレーザーを照射すると、かえって肝斑が悪化するリスクがあります。これは、強い熱や光の刺激によってメラノサイトが活性化されてしまうためです。

シミ治療を目的としたレーザー治療を受ける際は、必ず肝斑の有無を医師に確認してもらい、適切な治療法を選択することが重要です。肝斑がある場合に適したレーザー治療法(レーザートーニングなど)を選ぶよう注意してください

💬 日常生活での肌ケアを並行して行う

どんなに優れた治療を受けても、日常生活での肌ケアを怠ると肝斑が再発・悪化します。治療と並行して行うべき日常ケアのポイントを以下にまとめます。

まず紫外線対策は徹底的に行ってください。日焼け止め(SPF30以上、PA+++以上のもの)を毎日塗ること、曇りの日でも紫外線は降り注いでいるため、晴れた日だけでなく毎日の使用が基本です。帽子や日傘なども活用するとより効果的です。

次に、洗顔時の摩擦を避けることも重要です。ゴシゴシとこするような洗い方はメラノサイトを刺激し、肝斑を悪化させます。やさしく、泡を転がすようにして洗顔しましょう。メイク落としも同様に、優しく行うことを心がけてください。

ストレスの軽減や規則正しい生活も肝斑改善の助けになります。睡眠を十分に取り、バランスの良い食事を心がけることで、ホルモンバランスが整い、肌のターンオーバーが促進されます。

✅ 治療には時間がかかることを理解しておく

肝斑の治療は、一度で劇的に改善するものではありません。内服薬の効果が出るまでには数週間〜数ヶ月かかることがあり、レーザー治療も複数回の施術が必要です。焦らず、根気強く治療を続けることが大切です。

また、肝斑は再発しやすい性質があるため、治療で一度薄くなっても、紫外線や摩擦、ホルモンバランスの変化などにより再び現れることがあります。定期的なメンテナンスと継続的なスキンケアが、肝斑との長期的な付き合い方における重要なポイントです。

📝 妊娠中・授乳中の方は要注意

妊娠中や授乳中の方は、使用できる薬や受けられる治療が制限されます。ハイドロキノンなどの一部の外用薬は妊娠中の使用が推奨されていないため、受診時に必ず妊娠中・授乳中であることを医師に伝えてください。また、ピル(経口避妊薬)を服用している場合は、そのことも医師に伝えることが大切です。

🔸 信頼できる医療機関を選ぶ

肝斑の治療は、医師の専門知識と経験が治療成績に大きく影響します。実績のある皮膚科医や美容皮膚科医のいるクリニックを選ぶことが重要です。カウンセリング時に治療内容や期待できる効果、リスクについて丁寧に説明してくれる医療機関を選ぶようにしましょう。

また、料金についても事前に詳しく確認しておくことをおすすめします。複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較してみることも、自分に合った医療機関を見つける一つの方法です。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、「シミだと思っていたら肝斑だった」という方が多くいらっしゃいますが、肝斑は正確な診断のもとで適切な治療法を選ぶことが何より重要です。最近の傾向として、まず保険適用のトラネキサム酸内服から始め、効果を見ながらレーザートーニングなどの自由診療を組み合わせることで、着実に改善されている患者様が多くいらっしゃいます。肝斑は焦らず継続的に取り組むことが大切ですので、どうぞお一人で悩まず、お気軽にご相談ください。」

✨ よくある質問

肝斑の治療は保険適用になりますか?

治療法によって異なります。皮膚科で処方されるトラネキサム酸やビタミンC・Eなどの内服薬は保険適用になるケースがあります。一方、レーザートーニングや高濃度ハイドロキノン、ケミカルピーリングなどは美容目的と判断されるため、自由診療(保険適用外)となります。まずは皮膚科を受診し、医師に確認することをおすすめします。

肝斑と普通のシミはどう見分けるのですか?

肝斑は頬骨を中心に左右対称に現れ、境界がぼんやりしている薄茶色〜褐色のシミが特徴です。一方、老人性色素斑(一般的なシミ)は境界がはっきりした濃い茶色で、左右対称には現れません。見た目だけでの判断は難しいため、アイシークリニックでの専門医による正確な診断を受けることが大切です。

レーザー治療で肝斑は治せますか?

通常の高出力レーザーやフォトフェイシャルは、メラノサイトを刺激して肝斑を悪化させるリスクがあるため不向きです。肝斑には低出力で均一に照射する「レーザートーニング」が適しており、一般的に5〜10回程度の施術が推奨されています。必ず肝斑の治療経験が豊富な医師のもとで受けることが重要です。

肝斑治療にかかる費用はどのくらいですか?

保険適用の内服薬は3割負担で月々500〜2,000円程度が目安です。自由診療では、ハイドロキノン外用薬が1本3,000〜8,000円、レーザートーニングが1回10,000〜30,000円程度となっています。肝斑は複数回の治療が必要なため、トータルコストを事前に医師へ確認しておくと安心です。

肝斑治療中に日常生活で気をつけることはありますか?

主に3つのポイントがあります。①SPF30以上・PA+++以上の日焼け止めを毎日使用し、紫外線を徹底的に防ぐこと、②洗顔やスキンケア時に肌を強くこすらず摩擦を避けること、③十分な睡眠とバランスの良い食事でホルモンバランスを整えることです。治療効果を高め、再発を防ぐためにも日常ケアの継続が不可欠です。

🔍 まとめ

肝斑の治療は、保険適用となるものと自由診療となるものの両方があります。内服薬(トラネキサム酸、ビタミンC・Eなど)は皮膚科での処方により保険適用になることがある一方、レーザートーニングや高濃度ハイドロキノン、ケミカルピーリングなどの美容的治療は自由診療となります。

どちらの治療法を選ぶかは、自分の症状の程度や予算、求める効果などによって異なります。まずは皮膚科や美容皮膚科で正確な診断を受け、担当医師と相談しながら最適な治療プランを立てることが大切です。また、治療と並行して日焼け止めの徹底使用や摩擦を避けたスキンケアなど、日常的なセルフケアを継続することも、肝斑改善への近道です。

肝斑は慢性的な肌悩みのひとつですが、適切な治療と生活習慣の改善によって確実に改善することが可能です。「どうせシミだから」と諦めず、専門の医師に相談して一歩踏み出してみてください。肝斑でお悩みの方は、アイシークリニック大宮院へお気軽にご相談ください。患者さんの肌の状態に合わせた最適な治療法をご提案しています。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 肝斑の診断基準・治療ガイドラインおよびシミの種類(老人性色素斑・ADM等)との鑑別に関する情報
  • 厚生労働省 – トラネキサム酸・ハイドロキノン等の保険適用・医薬品承認に関する情報および保険診療と自由診療(混合診療)の制度的ルールに関する情報
  • PubMed – 肝斑(melasma)の発症メカニズム・治療法(レーザートーニング・トラネキサム酸・ハイドロキノン等)に関する国際的な臨床研究・エビデンス

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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