はじめに
健康診断や血液検査で「ヘモグロビンが高い」と指摘されたことはありませんか?ヘモグロビンは、私たちの体の中で酸素を運ぶ重要な役割を担っているタンパク質です。通常、ヘモグロビンが低い(貧血)ことが問題視されることが多いですが、実はヘモグロビンが高すぎることも健康上のリスクを伴う可能性があります。
本記事では、ヘモグロビンが高くなる原因、それに伴う症状、そして適切な対処法について、医学的な観点から詳しく解説していきます。
ヘモグロビンとは?その役割を理解する
ヘモグロビンの基本的な働き
ヘモグロビン(Hemoglobin、Hb)は、赤血球の中に含まれる赤い色素タンパク質です。このヘモグロビンは、肺で酸素を受け取り、血液の流れに乗って全身の組織や臓器に酸素を届けるという、生命維持に欠かせない役割を担っています。
ヘモグロビンは、鉄を含む「ヘム」と呼ばれる部分と、「グロビン」というタンパク質から構成されています。この鉄の部分が酸素と結びつくことで、酸素を運搬することができるのです。
ヘモグロビンの正常値
ヘモグロビンの正常値は、性別や年齢によって異なります。一般的な基準値は以下の通りです:
成人の正常値
- 男性:13.0〜16.5 g/dL
- 女性:12.0〜14.5 g/dL
高値と判断される基準
- 男性:17.0 g/dL以上
- 女性:15.0 g/dL以上
ただし、これらの数値は検査機関や測定方法によって若干異なる場合があります。また、住んでいる地域の標高によっても基準値が変わることがあります。
ヘモグロビンが高くなる原因
ヘモグロビンが高くなる原因は、大きく分けて「生理的(正常な反応)」なものと「病的(病気が原因)」なものに分類されます。
生理的な原因
1. 高地での生活
標高の高い場所では空気中の酸素濃度が低いため、体は酸素不足を補おうとして赤血球とヘモグロビンを増やします。これは体の正常な適応反応であり、高地に住む人々によく見られる現象です。標高1,500メートル以上の地域に住んでいる方は、平地に住む方と比べてヘモグロビン値が高くなる傾向があります。
2. 喫煙
タバコを吸うと、煙に含まれる一酸化炭素が血液中に入り込みます。一酸化炭素はヘモグロビンと強く結びつくため、酸素を運ぶ能力が低下します。これを補おうとして、体はより多くのヘモグロビンを作り出そうとするため、喫煙者はヘモグロビン値が高くなりがちです。
喫煙による影響は禁煙後も一定期間続くことがあり、完全に正常値に戻るまでには数週間から数ヶ月かかることもあります。
3. 脱水状態
体内の水分が不足すると、血液中の液体成分(血漿)が減少します。その結果、血液が濃縮され、相対的にヘモグロビン濃度が高く測定されることがあります。これは「見かけ上の多血症」や「相対的多血症」と呼ばれます。
脱水は以下のような状況で起こりやすくなります:
- 激しい運動後
- 下痢や嘔吐が続いた時
- 十分な水分摂取ができていない時
- 利尿薬を服用している時
- 暑い環境での活動時
4. ストレスや緊張
慢性的なストレスや緊張状態が続くと、体がストレスに対応しようとして自律神経系が活性化されます。その結果、血液が濃縮されることがあり、ヘモグロビン値が一時的に上昇することがあります。
5. 激しい運動習慣
持久力を必要とするアスリートや、日常的に激しい運動をしている方は、酸素運搬能力を高めるために体が自然にヘモグロビンを増やすことがあります。これは「スポーツ貧血」の逆の現象とも言えます。
病的な原因
1. 真性多血症(真性赤血球増加症)
真性多血症は、骨髄で赤血球が異常に増えてしまう血液の病気です。原因は骨髄の造血幹細胞の遺伝子変異によるもので、赤血球だけでなく白血球や血小板も増えることがあります。
この病気は比較的まれで、10万人あたり約2〜3人の発症率とされています。中高年に多く見られ、特に60歳前後での発症が多いとされています。
真性多血症の特徴:
- 慢性的に進行する
- ヘモグロビン値が持続的に高い
- 顔面紅潮(顔が赤くなる)
- 頭痛やめまい
- 皮膚のかゆみ(特に入浴後)
- 脾臓の腫大
2. 二次性多血症(二次性赤血球増加症)
他の病気や状態が原因となって、赤血球が増えてしまう状態です。体が慢性的な酸素不足を感じることで、エリスロポエチン(赤血球を作るホルモン)が過剰に分泌され、結果としてヘモグロビンが増加します。
慢性的な肺の病気
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- 肺線維症
- 睡眠時無呼吸症候群
これらの病気では、肺での酸素の取り込みが十分にできないため、体が酸素不足を補おうとしてヘモグロビンを増やします。
心臓の病気
- 先天性心疾患(チアノーゼ型)
- 慢性心不全
心臓の構造的な問題や機能低下により、全身への酸素供給が不十分になると、代償的にヘモグロビンが増加します。
腎臓の病気
- 腎細胞がん
- 腎嚢胞
- 水腎症
腎臓はエリスロポエチンを産生する臓器です。腎臓の腫瘍や病変により、エリスロポエチンが過剰に作られることで、赤血球が増えすぎることがあります。
その他の腫瘍
- 肝臓がん
- 子宮筋腫
- 小脳血管芽腫
これらの腫瘍がエリスロポエチンや類似物質を産生することで、二次性多血症を引き起こすことがあります。
3. 相対的多血症(ストレス性多血症、偽性多血症)
赤血球の数は正常なのに、血漿量が減少することで、相対的にヘモグロビン濃度が高くなる状態です。「ゲスベック症候群」とも呼ばれます。
この状態は以下のような方に多く見られます:
- 中年男性
- 肥満傾向
- 高血圧
- 喫煙者
- ストレスの多い生活をしている方
- アルコールを多く摂取する方
4. 遺伝性疾患
まれですが、遺伝的な要因でヘモグロビンの酸素親和性が異常になったり、エリスロポエチンの調節機構に異常があったりすることで、ヘモグロビンが高くなることがあります。
ヘモグロビンが高いときの症状
ヘモグロビンが高い状態では、血液の粘度(ドロドロ度)が増すため、さまざまな症状が現れることがあります。ただし、軽度の上昇では無症状のことも多く、健康診断で初めて指摘されることもあります。
主な症状
頭痛・めまい
血液の流れが悪くなることで、脳への酸素供給が不安定になり、頭痛やめまいを感じることがあります。特に朝起きた時や、長時間同じ姿勢でいた後に症状が出やすい傾向があります。
顔面紅潮・皮膚の赤み
赤血球が増えることで、顔や手のひらなどが赤く見えることがあります。特に真性多血症では、顔色が異常に赤くなることが特徴的です。
視覚障害
目のかすみや視力の一時的な低下が起こることがあります。これは網膜の血管に血液がうっ滞することが原因です。
耳鳴り
血液の流れが悪くなることで、耳鳴りを感じることがあります。
かゆみ
特に真性多血症では、入浴後に全身のかゆみを感じることが多く見られます。これはヒスタミンという物質の放出が関係していると考えられています。
息切れ・呼吸困難
日常的な動作でも息切れを感じたり、呼吸が苦しく感じたりすることがあります。
疲労感・倦怠感
慢性的な疲れや体のだるさを感じることがあります。
手足のしびれ・痛み
血液循環が悪くなることで、手足にしびれや痛みを感じることがあります。
合併症のリスク
ヘモグロビンが高い状態が続くと、以下のような重大な合併症のリスクが高まります:
血栓症
血液がドロドロになることで、血管内で血の塊(血栓)ができやすくなります。血栓が血管を詰まらせると、以下のような病気を引き起こす可能性があります:
- 脳梗塞:脳の血管が詰まる
- 心筋梗塞:心臓の血管が詰まる
- 深部静脈血栓症:足の静脈に血栓ができる
- 肺塞栓症:肺の血管が詰まる
出血傾向
意外に思われるかもしれませんが、多血症では出血しやすくなることもあります。これは血小板の機能異常が関係しています。
高血圧
血液の粘度が増すことで、血圧が上昇しやすくなります。
痛風
真性多血症では、細胞の代謝が亢進することで、尿酸値が上昇し、痛風を発症することがあります。
診断・検査方法
ヘモグロビンが高いと指摘された場合、その原因を特定するために様々な検査が行われます。
基本的な血液検査
全血球計算(CBC)
赤血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値、白血球数、血小板数などを測定します。真性多血症では、赤血球だけでなく白血球や血小板も増えていることがあります。
赤血球容積(赤血球量測定)
実際の赤血球の総量を測定します。相対的多血症と真性多血症を区別するために重要な検査です。
血清エリスロポエチン値
エリスロポエチンの血中濃度を測定します。真性多血症では低値、二次性多血症では高値を示すことが多いです。
追加検査
原因を特定するために、以下のような検査が追加されることがあります:
酸素飽和度測定
血液中の酸素飽和度を測定し、肺や心臓の機能を評価します。
肺機能検査
肺の病気が疑われる場合に行います。肺活量や換気機能を評価します。
睡眠時無呼吸検査
睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合、睡眠中の呼吸状態を詳しく調べます。
画像検査
- 胸部X線・CT:肺の状態を評価
- 腹部超音波・CT・MRI:脾臓の大きさや腎臓の状態を評価
- 心エコー:心臓の構造と機能を評価
遺伝子検査
真性多血症が疑われる場合、JAK2遺伝子変異などの検査を行うことがあります。真性多血症の約95%でJAK2遺伝子変異が認められます。
骨髄検査
血液の病気が疑われる場合、骨髄液を採取して詳しく調べることがあります。
治療法と対処法
ヘモグロビンが高い場合の治療は、その原因によって大きく異なります。
生理的な原因への対処
禁煙
喫煙が原因の場合、禁煙が最も重要です。禁煙外来を利用したり、禁煙補助薬を使用したりすることで、成功率を高めることができます。禁煙後、数週間から数ヶ月でヘモグロビン値は正常化していきます。
水分摂取の改善
脱水が原因の場合、十分な水分摂取を心がけることで改善します。1日1.5〜2リットル程度の水分摂取を目安にしましょう。
ストレス管理
ストレスが関与している場合、以下のような対策が有効です:
- 十分な睡眠時間の確保
- 適度な運動
- リラクゼーション法の実践
- 趣味や余暇活動の充実
- 必要に応じてカウンセリングの利用
生活習慣の改善
肥満や過度のアルコール摂取が関与している場合:
- 適切な体重管理
- バランスの取れた食事
- アルコール摂取量の制限
- 定期的な運動習慣
病的な原因への治療
真性多血症の治療
瀉血療法(しゃけつりょうほう)
献血のように血液を体外に取り出すことで、赤血球の数を減らします。最も基本的で効果的な治療法です。通常、ヘマトクリット値が45%未満になるように調整します。
治療の頻度:
- 初期:週1〜2回程度
- 維持期:月1回程度
薬物療法
低用量アスピリン:血栓症の予防のために使用されます。
骨髄抑制剤:瀉血だけでは管理が難しい場合や、血栓症のリスクが高い場合に使用します。
- ヒドロキシウレア
- インターフェロンα
- ルキソリチニブ(新しい分子標的薬)
対症療法
- かゆみに対して:抗ヒスタミン薬
- 高尿酸血症に対して:尿酸降下薬
- 高血圧に対して:降圧薬
二次性多血症の治療
原因となっている基礎疾患の治療が最優先です。
慢性肺疾患への対応
- 禁煙
- 気管支拡張薬
- 在宅酸素療法
- 呼吸リハビリテーション
睡眠時無呼吸症候群への対応
- 減量
- CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)
- 口腔内装置
- 必要に応じて手術
腫瘍が原因の場合
- 外科的切除
- 放射線治療
- 化学療法
心臓疾患への対応
- 薬物療法
- 必要に応じて手術
相対的多血症への対応
基本的には生活習慣の改善が中心となります:
- 減量
- 禁煙
- アルコール制限
- ストレス管理
- 十分な水分摂取
必要に応じて、血栓予防のために抗血小板薬が処方されることもあります。
予防と日常生活での注意点
ヘモグロビンが高い状態を予防したり、改善したりするために、日常生活で以下のポイントに注意しましょう。
水分補給
こまめな水分摂取
血液の濃縮を防ぐために、1日1.5〜2リットル程度の水分を摂取しましょう。特に以下のタイミングで意識的に水分を取ることが大切です:
- 起床時
- 運動前後
- 入浴前後
- 就寝前
ただし、心臓や腎臓に病気がある方は、医師の指示に従って水分量を調整してください。
食事の工夫
バランスの良い食事
特定の栄養素を過剰に摂取したり制限したりするのではなく、バランスの良い食事を心がけることが重要です。
鉄分の過剰摂取に注意
真性多血症の方は、鉄分の多い食品(レバー、赤身肉、ほうれん草など)の過剰摂取は避けた方が良い場合があります。ただし、これは医師の指導のもとで行ってください。
塩分控えめ
高血圧の予防・改善のために、1日6g未満を目標に塩分を控えめにしましょう。
適度な運動
有酸素運動がおすすめ
ウォーキング、水泳、サイクリングなどの適度な有酸素運動は、血液循環を改善し、全身の健康維持に役立ちます。週に3〜5回、1回30分程度を目安にしましょう。
ただし、ヘモグロビン値が非常に高い場合や、既に血栓症のリスクがある場合は、運動を始める前に必ず医師に相談してください。
禁煙
喫煙はヘモグロビンを上昇させるだけでなく、血栓症のリスクも高めます。禁煙は最も重要な予防策の一つです。
適正体重の維持
肥満は相対的多血症のリスク因子です。BMI(体格指数)22程度を目安に、適正体重を維持しましょう。
ストレス管理
慢性的なストレスは様々な健康問題の原因となります。自分なりのストレス解消法を見つけ、心身のリラックスを心がけましょう。
定期的な健康診断
血液検査を含む定期的な健康診断を受け、ヘモグロビン値の変化を把握しておくことが大切です。異常が見つかった場合は、早期に適切な対応ができます。
脱水に注意が必要な状況
以下のような状況では特に脱水に注意が必要です:
- 夏場の暑い日
- 激しい運動をする時
- 下痢や嘔吐がある時
- 利尿薬を服用している時
- 発熱がある時
高地への旅行・移住
標高の高い場所への旅行や移住を計画している場合、既にヘモグロビンが高い方は事前に医師に相談することをおすすめします。

よくある質問(Q&A)
A: ヘモグロビン値が高すぎる場合(一般的に男性18.0g/dL以上、女性16.5g/dL以上)は、献血をお断りされることがあります。これは、多血症などの病気が隠れている可能性があるためです。ただし、真性多血症の治療としての瀉血は、医療機関で適切に管理されて行われます。献血可能な範囲については、日本赤十字社の基準を確認するか、献血会場でご相談ください。
A: ヘモグロビンが高いという理由だけで保険に加入できないわけではありませんが、原因や数値によっては、条件付きでの加入となったり、加入を制限されたりする場合があります。特に真性多血症などの診断がついている場合は、保険加入時に告知が必要です。詳しくは保険会社にご相談ください。
Q3: 一度検査でヘモグロビンが高かっただけで病院に行くべきですか?
A: 1回の検査で軽度に高い程度(基準値を少し超える程度)であれば、まずは生活習慣(水分摂取、喫煙など)を見直し、数週間後に再検査を受けることをおすすめします。しかし、明らかに高値の場合(男性18.0g/dL以上、女性16.5g/dL以上)や、頭痛・めまいなどの症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
Q4: ヘモグロビンが高いと献血が必要ですか?
A: 真性多血症など病的な原因がある場合は、治療として瀉血(血液を抜く処置)が必要になることがあります。しかし、これは医療機関で適切に管理されて行われる治療であり、一般的な献血とは異なります。生理的な原因で軽度に高い程度であれば、瀉血は通常必要ありません。
Q5: 子どもでもヘモグロビンが高くなることはありますか?
A: 子どもでもヘモグロビンが高くなることはあります。新生児は生理的に高値ですが、生後数ヶ月で正常化します。先天性心疾患や肺の病気、遺伝性の疾患などが原因となることもあります。お子さんのヘモグロビンが高いと指摘された場合は、小児科医に相談することをおすすめします。
Q6: 女性の方が基準値が低いのはなぜですか?
A: 女性は月経による定期的な血液の喪失があるため、男性に比べてヘモグロビン値が低めです。また、女性ホルモンの影響も関係しています。閉経後は男女差が小さくなる傾向があります。
Q7: ヘモグロビンが高いと運動してはいけませんか?
A: 適度な運動は血液循環を改善するため、一般的には推奨されます。ただし、ヘモグロビン値が非常に高い場合や、血栓症のリスクが高い場合は、激しい運動を控えるよう指示されることがあります。運動を始める前に、医師に相談することをおすすめします。
Q8: 薬でヘモグロビンが高くなることはありますか?
A: はい、一部の薬剤がヘモグロビン値を上昇させることがあります。例えば、エリスロポエチン製剤(腎性貧血の治療薬)、テストステロン製剤(男性ホルモン)、一部の利尿薬などです。服用している薬がある場合は、医師や薬剤師に確認しましょう。
Q9: ヘモグロビンが高いと頭痛がするのはなぜですか?
A: 血液の粘度が増すことで、脳への血流が悪くなったり、血管が拡張したりするためです。また、血液中の酸素運搬のバランスが崩れることも関係しています。頭痛が続く場合は、医療機関を受診してください。
Q10: 遺伝しますか?
A: 真性多血症などの一部の疾患には遺伝性の要素がありますが、多くの場合は後天的な要因によるものです。家族にヘモグロビンが高い方がいる場合は、定期的な健康診断を受けることをおすすめします。
まとめ
ヘモグロビンが高い状態には、様々な原因があります。喫煙や脱水などの生活習慣に関連するものから、真性多血症などの血液疾患、肺や心臓の病気による二次性のものまで、幅広い原因が考えられます。
重要なポイント:
- 原因の特定が重要:ヘモグロビンが高い原因によって対処法が大きく異なります
- 症状に注意:頭痛、めまい、顔面紅潮などの症状がある場合は早めの受診を
- 合併症のリスク:血栓症などの重大な合併症を予防するため、適切な管理が必要です
- 生活習慣の見直し:禁煙、適切な水分摂取、ストレス管理などが予防に有効です
- 定期的なフォロー:定期的な血液検査で数値の変化を把握しましょう
健康診断でヘモグロビンが高いと指摘された場合は、まずは医療機関を受診し、原因を明らかにすることが大切です。早期発見・早期対応により、多くの場合は適切に管理することができます。
参考文献
- 日本血液学会「造血器腫瘍診療ガイドライン」 https://www.jshem.or.jp/modules/guideline/
- 一般社団法人日本臨床検査医学会「臨床検査のガイドライン」 http://jslm.info/books/guideline.html
- 厚生労働省「e-ヘルスネット」赤血球・ヘモグロビンに関する情報 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
- 国立循環器病研究センター「循環器病情報サービス」 http://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/
- 日本赤十字社「献血基準について」 https://www.jrc.or.jp/donation/about/standard/
※本記事は医学的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療を行うものではありません。気になる症状がある場合は、必ず医療機関を受診してください。
監修者医師
高桑 康太 医師
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務