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ダニによる湿疹:症状写真で見る特徴と対処法【医療コラム】

はじめに

「最近、体に赤いぶつぶつができて、かゆみが止まらない」「朝起きたら、腕や足に虫刺されのような跡がたくさんある」——このような症状に悩まされている方は、もしかしたらダニによる湿疹かもしれません。

ダニは私たちの生活空間に常に存在する微小な生物ですが、その種類や生態によって、さまざまな皮膚症状を引き起こします。本記事では、ダニによる湿疹の症状を写真で確認できる特徴とともに詳しく解説し、正しい対処法や予防策についてお伝えします。


1. ダニによる湿疹の基礎知識

1-1. ダニとは

ダニは節足動物門クモ綱ダニ目に属する微小な生物で、その大きさは種類によって異なりますが、多くは0.2~0.5mm程度で肉眼では見えにくいものがほとんどです。日本の家屋内には数十種類のダニが生息しており、その中でも人間に皮膚症状を引き起こすものがあります。

1-2. 皮膚症状を引き起こすダニの種類

家庭内で皮膚症状を引き起こす主なダニは以下の通りです:

ツメダニ

  • 体長:0.3~0.8mm
  • 特徴:他のダニやチャタテムシを捕食する肉食性
  • 活動時期:6~9月(梅雨から夏にかけて)に多い
  • 症状:刺されてから数時間後に強いかゆみと発赤が出現

イエダニ

  • 体長:0.6~1.0mm
  • 特徴:ネズミなどに寄生し、吸血する
  • 活動時期:5~9月に多い
  • 症状:刺された直後から強いかゆみと赤い腫れが出現

マダニ

  • 体長:3~8mm(吸血後は10mm以上になることも)
  • 特徴:屋外に生息し、野生動物や人に吸血する
  • 活動時期:春から秋にかけて活発
  • 症状:吸血部位に硬結ができ、感染症を媒介する危険性もある

ヒョウヒダニ(チリダニ)

  • 体長:0.2~0.4mm
  • 特徴:人のフケや皮膚片を食べる
  • 症状:刺すことはないが、死骸や糞がアレルギー性湿疹の原因となる

1-3. ダニによる皮膚症状のメカニズム

ダニによる皮膚症状は、大きく分けて2つのメカニズムで発生します。

直接的な刺咬による症状 ツメダニやイエダニ、マダニなどは、皮膚を刺したり咬んだりする際に唾液を注入します。この唾液に含まれる酵素やタンパク質が、アレルギー反応を引き起こし、かゆみや発赤、腫れなどの症状が現れます。

アレルギー反応による症状 ヒョウヒダニのように直接刺すことはないダニでも、その死骸や糞に含まれるアレルゲンが皮膚に付着したり吸入されたりすることで、アレルギー性の湿疹やアトピー性皮膚炎を悪化させることがあります。


2. ダニによる湿疹の症状:写真で見る特徴

ダニによる湿疹は、ダニの種類によって症状の出方が異なります。以下では、それぞれの特徴的な症状を、写真で見た場合の視覚的特徴とともに詳しく解説します。

2-1. ツメダニによる湿疹

視覚的特徴

  • 赤い丘疹:直径2~5mm程度の赤い盛り上がり
  • 中心部の点状痕:刺咬部位に小さな点状の痕が見られることがある
  • 群がりパターン:2~3箇所が数センチの間隔で並んで出現することが多い
  • 好発部位:腕の内側、太もも、腹部、わき腹など、衣服で覆われた柔らかい部分

時間経過による変化

  • 刺されてから8~24時間後に症状が出現
  • 初期:わずかな赤み
  • 1~2日後:赤みが増し、中心部が盛り上がる
  • 3~7日:かゆみのピーク、掻破による二次的な傷が生じることも
  • 1~2週間:徐々に色素沈着を残しながら改善

2-2. イエダニによる湿疹

視覚的特徴

  • 鮮明な赤い腫れ:ツメダニより赤みが強く、腫れも顕著
  • 中心の刺し口:明瞭な刺し口が見られることがある
  • 水疱形成:掻破により水疱ができることがある
  • 好発部位:腕、足、首、胸など、比較的露出している部分にも出現

イエダニ刺症の特徴的なパターン イエダニによる症状は、ネズミの活動時期や生息場所と関連します。特に古い家屋や、天井裏にネズミが住み着いている場合に多発します。刺された直後から強いかゆみを感じるのが特徴です。

2-3. マダニによる症状

視覚的特徴

  • 吸着したダニ本体:皮膚に黒っぽいイボ状のものが付着している(吸血中のマダニ)
  • 硬結:刺咬部位に硬いしこり(肉芽腫)ができる
  • 紅斑:刺咬部位を中心に赤い円形の発疹が広がることがある
  • 好発部位:足首、膝裏、太もも、腕、脇の下など

マダニの特殊性 マダニは他のダニと異なり、数日間にわたって皮膚に食いついたまま吸血を続けます。無理に引き抜こうとすると、ダニの口器が皮膚内に残り、感染症のリスクが高まるため、医療機関での処置が必要です。

2-4. アレルギー性湿疹(ダニアレルギー)

視覚的特徴

  • 広範囲の発疹:顔、首、肘の内側、膝裏など広い範囲に出現
  • 乾燥とざらつき:皮膚が乾燥し、ざらざらとした質感
  • 掻破痕:慢性的なかゆみによる引っ掻き傷
  • 色素沈着:長期化すると皮膚が黒ずむ
  • 苔癬化:繰り返し掻くことで皮膚が厚く硬くなる

ダニアレルギーの全身症状 ダニアレルギーは皮膚症状だけでなく、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなど、アレルギー性鼻炎や結膜炎の症状を伴うことがあります。

2-5. 症状を写真で見分けるポイント

ダニによる湿疹を写真で確認する際のチェックポイントは以下の通りです:

  1. 発症のタイミング:朝起きた時に新しい発疹がある
  2. 分布パターン:衣服で覆われた部分に集中している
  3. 数と配置:2~3個が近接して並んでいる
  4. 形状:中心に点状の痕がある赤い丘疹
  5. 季節性:梅雨から夏にかけて悪化する

3. ダニによる湿疹と他の皮膚疾患の違い

3-1. 蚊やノミの刺され跡との違い

蚊の刺され跡

  • すぐに膨らんでかゆくなる
  • 露出部位に多い
  • 屋外での活動後に出現
  • 数時間~1日程度で症状が軽減

ノミの刺され跡

  • 足首から膝下に集中
  • 直径1~2cmの赤い発疹
  • 強いかゆみが1週間以上続く
  • ペットを飼っている家庭に多い

ダニの刺され跡

  • 衣服で覆われた部分に多い
  • 朝起きた時に気づくことが多い
  • かゆみが数日~1週間以上続く
  • 季節性がある(梅雨~夏に多い)

3-2. じんましんとの違い

じんましん

  • 数時間以内に出現し、24時間以内に消失
  • 境界明瞭な膨疹(ぷっくりとした腫れ)
  • 強いかゆみ
  • 全身のどこにでも出現
  • 食べ物や薬が原因のことが多い

ダニによる湿疹

  • 発疹が数日~2週間持続
  • 固定した位置に出現
  • 特定の部位に集中
  • 環境要因が関与

3-3. アトピー性皮膚炎との関係

アトピー性皮膚炎とダニアレルギーは密接な関係があります。ダニアレルギーはアトピー性皮膚炎の悪化因子の一つであり、約70~80%のアトピー性皮膚炎患者がダニアレルゲンに対する感作が認められています。

アトピー性皮膚炎の特徴

  • 乳幼児期から症状が始まることが多い
  • 顔、首、肘窩、膝窩などに好発
  • 慢性的に繰り返す
  • 強い乾燥とかゆみ
  • 家族歴がある

4. ダニによる湿疹の診断

4-1. 医療機関での診断プロセス

問診

  • いつから症状が出たか
  • どこに出たか
  • 生活環境(住居、ペットの有無)
  • 季節性はあるか
  • 家族にも同様の症状があるか

視診

  • 発疹の形状、大きさ、色
  • 分布パターン
  • 刺し口の有無
  • 掻破痕の有無

検査 必要に応じて以下の検査を行います:

  1. 皮膚スクラッチテスト:アレルゲンを皮膚に塗布し、反応を見る
  2. 血液検査(特異的IgE抗体検査):ダニに対するアレルギー抗体の有無を調べる
  3. パッチテスト:遅延型アレルギーの有無を確認
  4. ダーモスコピー:皮膚の拡大観察

4-2. 自宅でのチェック方法

医療機関を受診する前に、以下の点をチェックしておくと診断の助けになります:

  • 症状が出現した日時を記録
  • 発疹の写真を撮影(日付入り)
  • 就寝場所、寝具の状態を確認
  • 家族にも同様の症状があるか確認
  • 最近の住環境の変化(引っ越し、模様替えなど)を思い出す

5. ダニによる湿疹の治療法

5-1. 対症療法

外用薬

  1. ステロイド外用薬
    • 炎症を抑え、かゆみを軽減
    • 強さは症状に応じて選択(ストロング、ミディアム、ウィークなど)
    • 顔には弱いステロイドを使用
    • 医師の指示に従い、適切な期間使用する
  2. 抗ヒスタミン薬含有軟膏
    • かゆみを抑える効果
    • ステロイドと併用することもある
  3. 保湿剤
    • 皮膚のバリア機能を回復
    • 乾燥を防ぎ、二次感染を予防

内服薬

  1. 抗ヒスタミン薬
    • かゆみを抑える
    • 第二世代抗ヒスタミン薬は眠気が少ない
    • 就寝前に服用すると、夜間のかゆみを軽減
  2. 抗アレルギー薬
    • アレルギー反応を抑制
    • 予防的に使用することもある
  3. 抗生物質
    • 掻破による二次感染がある場合に使用

5-2. アレルギー免疫療法

ダニアレルギーに対しては、根本的な治療として免疫療法(アレルゲン免疫療法)があります。

舌下免疫療法

  • ダニアレルゲンを含む錠剤を舌の下に置き、体を慣らしていく
  • 3~5年の長期治療が必要
  • 約80%の患者で症状の改善が見られる
  • 12歳以上から治療可能(製剤によって異なる)

注意点

  • 即効性はない
  • 定期的な通院が必要
  • まれにアナフィラキシーなどの副作用がある

5-3. マダニ刺症の特殊な治療

マダニが食いついている場合は、無理に引き抜かず、必ず医療機関を受診してください。

医療機関での処置

  1. ピンセットでダニの口器ごと慎重に除去
  2. 刺咬部位の消毒
  3. 必要に応じて抗生物質の投与
  4. 感染症の潜伏期間(2~3週間)の経過観察

マダニ媒介感染症の監視 マダニは重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、日本紅斑熱、ライム病などの感染症を媒介するため、刺された後は以下の症状に注意が必要です:

  • 発熱
  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 発疹
  • 倦怠感

これらの症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診してください。


6. ダニ対策と予防法

6-1. 寝具の管理

こまめな洗濯

  • シーツ、枕カバー:週1回以上洗濯
  • 布団カバー:2週間に1回洗濯
  • 洗濯水温:55℃以上でダニは死滅
  • 乾燥機を使用すると効果的

布団の天日干しと掃除機がけ

  • 週1回、両面を3時間以上天日干し
  • 干した後は掃除機で表面のダニの死骸や糞を除去
  • 布団専用掃除機を使用するとより効果的
  • 叩くのは逆効果(ダニの死骸が舞い上がる)

ダニ対策寝具の活用

  • 防ダニシーツやカバーを使用
  • 織り目の細かい生地(高密度織物)を選ぶ
  • 定期的な交換が重要

6-2. 室内環境の整備

温度と湿度の管理

  • ダニは温度25~28℃、湿度60~80%で繁殖しやすい
  • エアコンや除湿機で湿度を50%以下に保つ
  • 特に梅雨時期は徹底した湿度管理を

こまめな掃除

  • 週2回以上の掃除機がけ
  • カーペット、ソファ、ぬいぐるみなども掃除
  • 掃除機は1㎡あたり20秒以上かける
  • HEPAフィルター付き掃除機が効果的

換気

  • 毎日、窓を開けて換気
  • 押入れやクローゼットも定期的に開放
  • 空気の流れを作ることが重要

6-3. カーペット・畳・ソファの対策

カーペット

  • できれば使用を避け、フローリングにする
  • 使用する場合は定期的に洗濯できるものを選ぶ
  • ダニ忌避剤を使用する

  • 年1回は畳を上げて、下の板を掃除・乾燥
  • 畳表の掃除は目に沿って行う
  • 防ダニ加工の畳を選ぶ

ソファ

  • 革製やビニール製の方がダニが住みにくい
  • 布製の場合は専用クリーナーで定期的に掃除
  • カバーは定期的に洗濯

6-4. ペットの管理(イエダニ対策)

イエダニはネズミに寄生するため、ネズミ対策が重要です。

ネズミの駆除

  • 専門業者に依頼
  • 侵入経路の遮断
  • 食料の管理(密閉容器に保管)

ペットのダニ対策

  • 定期的なシャンプー
  • ノミ・ダニ駆除薬の使用
  • ペットの寝床の清潔保持

6-5. アウトドアでのマダニ対策

服装

  • 長袖、長ズボンを着用
  • 明るい色の服(ダニが見つけやすい)
  • シャツの裾はズボンに入れる
  • 足首までのブーツや長靴を履く

虫除けスプレーの使用

  • ディート(DEET)やイカリジン含有のものが効果的
  • 肌だけでなく、服にもスプレー
  • 2~3時間おきに塗り直す

帰宅後のチェック

  • 全身をくまなくチェック
  • 特に膝裏、脇の下、股間、頭皮を念入りに
  • 衣服は屋外で脱ぎ、すぐに洗濯
  • シャワーで体を洗う

7. ダニによる湿疹のよくある質問

Q1. ダニに刺されやすい人とそうでない人がいるのはなぜですか?

A. ダニの刺されやすさには個人差があり、以下の要因が関係しています:

体温が高い人:ダニは温かい場所を好む
汗をかきやすい人:湿度と二酸化炭素に引き寄せられる
皮膚が柔らかい人:子どもや女性が刺されやすい傾向
アレルギー体質:刺されると症状が強く出やすい

また、同じ環境にいても症状の出方が違うのは、個人の免疫反応の違いによるものです。

Q2. 市販薬で治療できますか?

A. 軽度の症状であれば、市販のかゆみ止めやステロイド外用薬で対応できることもあります。ただし、以下の場合は医療機関を受診してください:

症状が1週間以上続く
かゆみが非常に強い
広範囲に発疹が広がっている
水疱や膿ができている
発熱などの全身症状がある
マダニが食いついている

Q3. 家族の中で自分だけが刺されるのはなぜですか?

A. これは「刺されやすさ」と「症状の出やすさ」の両方が関係しています。実際には家族全員が刺されていても、アレルギー反応の個人差により、一部の人にしか症状が出ないことがあります。ただし、ダニは確実に存在しているため、症状のない家族も含めて環境対策を行うことが重要です。

Q4. 新築の家でもダニはいますか?

A. はい、新築でもダニは侵入します。引っ越しの際の荷物、家具、衣類などとともに持ち込まれることが多く、条件が整えば繁殖します。新築でも予防対策は必要です。

Q5. ダニ対策グッズは効果がありますか?

A. ダニ対策グッズには様々なものがありますが、効果は製品によって異なります:

効果が期待できるもの

  • 防ダニ布団カバー(高密度織物)
  • ダニ捕獲シート(粘着式)
  • 布団乾燥機(高温処理)
  • HEPA フィルター付き掃除機

効果が不確実なもの

  • ダニ忌避剤(一時的な効果)
  • 超音波式ダニ除去機
  • 一部のダニ捕獲グッズ

基本的な清掃と湿度管理を徹底した上で、補助的にグッズを使用するのが効果的です。

Q6. ペットからダニがうつることはありますか?

A. ペットに付着したダニが人に移ることはあります。特に以下のケースに注意:

  • 散歩から帰ったペットの毛にマダニが付いている
  • ペットの寝床にダニが繁殖している
  • ペットに寄生したノミが人を刺すことがある

ペットのダニ・ノミ対策も併せて行うことが重要です。

Q7. 一度ダニ駆除をすれば、もう大丈夫ですか?

A. 残念ながら、ダニは完全に除去することは困難で、継続的な対策が必要です。ダニは外部から常に侵入してくるため、日常的な清掃や環境管理を習慣化することが大切です。季節の変わり目や梅雨時期には特に念入りな対策を行いましょう。


8. こんな症状があったらすぐに受診を

以下の症状がある場合は、速やかに医療機関(皮膚科)を受診してください:

8-1. 緊急性の高い症状

  • 発熱、頭痛、筋肉痛:マダニ媒介感染症の可能性
  • 呼吸困難、蕁麻疹、めまい:アナフィラキシーの可能性
  • 強い痛み、腫れの急激な拡大:二次感染の可能性
  • 全身に発疹が広がる:重症化のサイン

8-2. 早めの受診が望ましい症状

  • かゆみが1週間以上続く
  • 掻きすぎて傷ができている
  • 水疱や膿ができている
  • 夜も眠れないほどのかゆみ
  • 市販薬を使用しても改善しない
  • 同じ場所に繰り返し発疹ができる

8-3. 小児の場合

子どもは症状を正確に伝えられないことがあるため、以下の様子が見られたら受診を検討してください:

  • 頻繁に体を掻いている
  • 不機嫌で落ち着きがない
  • 夜泣きが増えた
  • 皮膚に引っ掻き傷が多い
  • 食欲が低下している

9. まとめ:ダニによる湿疹の適切な対処が大切

ダニによる湿疹は、適切な診断と治療、そして環境対策によって改善できる皮膚疾患です。本記事のポイントをまとめます:

重要ポイント

  1. 早期発見:症状の写真的特徴を知り、早期に気づくことが大切
  2. 正確な診断:自己判断せず、医療機関で正確な診断を受ける
  3. 適切な治療:症状に応じた外用薬・内服薬を使用
  4. 環境対策:清掃、湿度管理、寝具の手入れを徹底
  5. 予防の継続:一度対策をしても、継続することが重要
  6. アウトドア対策:マダニ対策を忘れずに

生活習慣の改善で予防を

ダニによる湿疹の予防は、日々の生活習慣の中で実践できます:

  • 週1回以上の寝具の洗濯
  • 湿度50%以下の室内環境維持
  • こまめな換気と掃除
  • 整理整頓でダニの住処を減らす
  • 季節の変わり目の念入りな対策

医療機関との連携

症状が続く場合や悪化する場合は、躊躇せず医療機関を受診しましょう。

ダニによる湿疹は決して珍しい疾患ではなく、適切な対処で改善できます。本記事が、皆様の健康な生活の一助となれば幸いです。気になる症状がある方は、ぜひお早めにご相談ください。


参考文献

  1. 厚生労働省「ダニ媒介感染症」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164495.html
  2. 国立感染症研究所「ダニ媒介感染症」https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ta/tick-borne.html
  3. 日本アレルギー学会「アレルギー総合ガイドライン」
  4. 日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」
  5. 環境省「室内空気汚染ガイドライン」
  6. 日本小児アレルギー学会「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」
  7. 日本ダニ学会編「ダニと健康被害」
  8. 東京都健康安全研究センター「家庭のダニ対策」https://www.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/lb_iyaku/kenkou/d_taisa/

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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