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浦和エリアで粉瘤治療をお考えの方へ|症状・治療法と大宮院へのアクセスガイド

浦和エリアにお住まいで、皮膚にできた「しこり」や「できもの」にお悩みではありませんか。その症状、もしかすると粉瘤(ふんりゅう)かもしれません。粉瘤は皮膚科で最も多く診察される良性腫瘍のひとつであり、放置しても自然に治ることはありません。本記事では、浦和エリアの皆さまに向けて、粉瘤の症状や原因、治療法について詳しく解説するとともに、浦和から通いやすい立地にあるアイシークリニック大宮院の特徴やアクセス方法をご紹介いたします。


目次

  1. 粉瘤(アテローム)とはどのような病気か
  2. 粉瘤の症状と特徴
  3. 粉瘤ができやすい部位
  4. 粉瘤と間違えやすい疾患との見分け方
  5. 粉瘤を放置するとどうなるか
  6. 粉瘤の治療方法
  7. 粉瘤治療の費用について
  8. 浦和エリアの特徴と医療機関選びのポイント
  9. 浦和から大宮への交通アクセス
  10. アイシークリニック大宮院のご案内
  11. 浦和エリアの方へのメッセージ
  12. よくあるご質問
  13. 参考文献

1. 粉瘤(アテローム)とはどのような病気か

粉瘤は、皮膚の下に袋状の構造物(嚢腫)ができ、その中に本来であれば皮膚から剥がれ落ちるはずの垢(角質)や皮脂がたまってできる良性の腫瘍です。医学的には「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」や「アテローム」「アテローマ」とも呼ばれています。

一般的には「脂肪のかたまり」と誤解されることが多いのですが、実際には脂肪とは全く関係がありません。脂肪細胞が増殖してできる「脂肪腫」とは構造も原因も異なる、まったく別の疾患です。公益社団法人日本皮膚科学会によれば、アテロームは皮膚科医が最も診察する機会の多い皮膚腫瘍であるとされています。

粉瘤は全身のどこにでも発生する可能性がありますが、顔、首、背中、耳の後ろなどに特にできやすいとされています。年齢や性別を問わず発症しますが、統計的には男性が女性の約2倍の発生率であり、中年男性に多く見られる傾向があります。

粉瘤ができる仕組み

粉瘤ができる詳しい原因は、現代の医学においても完全には解明されていません。しかし、以下のようなメカニズムが関与していると考えられています。

皮膚の内側に袋状の構造物が形成されると、その袋の内壁は通常の皮膚(表皮)と同じ構造になっています。そのため、古くなった角質が剥がれ落ち、皮脂も分泌されますが、袋の出口は非常に狭いか閉じているため、これらの老廃物が外に排出されずに袋の中にたまり続けます。時間の経過とともに内容物は増えていき、しこりとして触れるようになります。

粉瘤の原因として考えられる要因

粉瘤の根本的な原因は不明なことが多いものの、以下のような要因が発症のきっかけになることがあります。

毛穴の詰まりや閉塞は、皮脂や角質が外に排出されない状態を作り出し、粉瘤の形成につながることがあります。また、打撲や外傷によって皮膚の一部が内側に入り込むことで袋状構造が形成されることもあります。

ヒトパピローマウイルス(HPV)などのウイルス感染も、特に手のひらや足の裏にできる粉瘤の原因として知られています。ニキビの痕に生じることもあり、皮膚への慢性的な刺激や炎症が発症リスクを高める可能性があります。

体質的に粉瘤ができやすい方もおり、複数の粉瘤が同時に、あるいは繰り返しできることがあります。


2. 粉瘤の症状と特徴

粉瘤の症状は、その状態によって大きく異なります。炎症を起こしていない通常の粉瘤と、炎症を起こした炎症性粉瘤では、症状の重さが大きく変わってきます。

通常の粉瘤の症状

通常の粉瘤は、皮膚の下にドーム状の盛り上がりとして現れます。触れると弾力性のあるしこりを感じ、皮膚と癒着して一緒に動きますが、その下の組織とは分離しているため、ある程度動かすことができます。

大きさは数ミリメートルから数センチメートルまでさまざまで、大きいものでは10センチメートル以上になることもあります。成長は非常にゆっくりですが、放置すると徐々に大きくなっていきます。

粉瘤の表面には、中央部分に黒い点のような「へそ」と呼ばれる開口部が見られることが多いのが特徴です。これは皮膚の外と腫瘍内部がつながっている部分であり、診断の重要な手がかりとなります。

通常の状態では痛みやかゆみはほとんどありません。そのため、気づかないまま長期間放置されることも少なくありません。

炎症性粉瘤の症状

粉瘤に細菌が侵入したり、袋が破れて内容物が周囲の組織に漏れ出したりすると、炎症を起こして「炎症性粉瘤」となります。

炎症性粉瘤になると、患部は赤く腫れ上がり、熱を持ちます。触れると強い痛みを感じ、内部には膿がたまることもあります。腫れが進行すると、袋が破裂して臭いのあるドロドロとした内容物が排出されることもあります。

粉瘤の内容物には独特の発酵したような臭いがあり、炎症を起こして内容物が排出されると、その臭いが周囲に広がることがあります。


3. 粉瘤ができやすい部位

粉瘤は全身のどこにでも発生する可能性がありますが、特に以下の部位にできやすいとされています。

顔面

顔は粉瘤が最もできやすい部位のひとつです。頬、額、こめかみ、眉毛の周辺などに発生します。顔にできた粉瘤は目立ちやすく、美容面での悩みにつながることも多いため、早期の治療が望まれます。

耳の周辺

耳たぶや耳の後ろは、粉瘤が非常にできやすい部位です。耳たぶにできた粉瘤はピアスの穴との関連が指摘されることもあります。耳の後ろは自分では見えにくいため、気づいたときにはかなり大きくなっていることがあります。

首は衣服との摩擦が多い部位であり、粉瘤ができやすい場所です。襟元が当たる部分に発生することも多く、服を着るときに違和感を覚えて気づくことがあります。

背中

背中は粉瘤が非常に多く発生する部位です。自分では見えない場所であるため、家族やパートナーに指摘されて初めて気づくケースが多いです。また、背中は皮脂腺が多いことも、粉瘤ができやすい理由のひとつと考えられています。

頭部

頭皮にできる粉瘤は「外毛根鞘性嚢腫(がいもうこんしょうせいのうしゅ)」と呼ばれるタイプが多いです。通常の粉瘤よりもやや硬い特徴があり、40~50代の女性に多く見られます。大きくなると毛根が損傷を受け、その部分の髪が生えなくなることもあります。

脇の下・胸部

脇の下や胸部にできる粉瘤は「多発性毛包嚢腫」であることがあります。このタイプは複数個が同時に発生することがあり、20~30個もの粉瘤ができることもあります。

陰部

中高年の男性の陰嚢(いんのう)に多数の小さな粉瘤ができることがあり、これは「多発性陰嚢粉瘤症」と呼ばれています。女性の場合は外陰部にできることがあり、「多発性陰唇粉瘤」と呼ばれます。


4. 粉瘤と間違えやすい疾患との見分け方

粉瘤は他の皮膚疾患と見た目が似ていることがあり、自己判断で別の疾患と間違えてしまうことがあります。正確な診断のためには医療機関を受診することが重要ですが、代表的な類似疾患との違いを知っておくと参考になります。

ニキビとの違い

ニキビは毛穴に皮脂が詰まり、アクネ菌が増殖して炎症を起こす疾患です。赤く腫れて膿がたまることがありますが、大きさは通常数ミリメートル程度で、適切なケアを行えば自然に治癒します。

一方、粉瘤は皮膚の下に袋状の構造物が形成される腫瘍であり、自然に治ることはありません。中央に黒い点(へそ)があることが多く、ニキビよりも深い位置にしこりを感じます。

脂肪腫との違い

脂肪腫は脂肪細胞が増殖してできる良性腫瘍で、皮膚の下に柔らかいしこりとして触れます。粉瘤と異なり、表面に黒い点(へそ)はなく、触れると皮膚の下で滑るように動く感触があります。

粉瘤は脂肪腫よりもやや硬く感じることが多く、炎症を起こすと赤く腫れて痛みを伴います。脂肪腫は通常、炎症を起こすことはありません。

イボとの違い

イボはウイルス感染によってできる皮膚の隆起で、表面がザラザラしていることが特徴です。粉瘤はイボとは異なり、表面は通常の皮膚と同様に滑らかで、内部に老廃物がたまった袋状の構造を持っています。

おでき(せつ)との違い

おでき(せつ)は毛包が細菌に感染して膿がたまったものです。粉瘤と似た症状を呈することがありますが、おできは細菌感染が原因であるため、抗生物質による治療で改善することがあります。粉瘤は抗生物質では根本的な治療にはなりません。


5. 粉瘤を放置するとどうなるか

粉瘤は良性腫瘍であり、すぐに命に関わるような疾患ではありません。しかし、放置することでさまざまな問題が生じる可能性があります。

徐々に大きくなる

粉瘤は自然に消えることはなく、袋の中に老廃物がたまり続けるため、時間の経過とともに徐々に大きくなっていきます。大きくなるほど手術の際の切開範囲が広がり、術後の傷跡も大きくなります。

炎症・感染のリスク

粉瘤の中央にある開口部(へそ)から細菌が侵入すると、炎症性粉瘤となります。また、粉瘤を圧迫したり、強くこすったりすることで袋が破れ、内容物が周囲の組織に漏れ出して炎症を起こすこともあります。

炎症を起こすと赤く腫れ上がり、強い痛みを伴います。膿がたまった場合は切開して排膿する処置が必要となり、炎症が落ち着いてから改めて手術を行う必要があるため、治療期間が長くなります。

傷跡が目立ちやすくなる

粉瘤が大きくなってから手術を行うと、切除範囲が広がるため、術後の傷跡が目立ちやすくなります。また、炎症を繰り返すと周囲の組織との癒着が生じ、手術が複雑になることもあります。

小さいうちに治療を受ければ、傷跡を最小限に抑えることができます。

まれに悪性化する可能性

極めてまれですが、粉瘤が長期間にわたって炎症や化膿を繰り返すと、袋の壁から皮膚癌(有棘細胞癌など)が発生することがあるという報告があります。特に中高年男性のおしりにできた粉瘤で悪性化のリスクが高いとされています。


6. 粉瘤の治療方法

粉瘤は薬では治すことができず、根本的な治療には手術が必要です。袋状の構造物を完全に取り除かない限り、再発する可能性があります。

炎症がない場合の治療

炎症を起こしていない粉瘤に対しては、主に2つの手術方法があります。

紡錘形切除術(従来法)

粉瘤の真上の皮膚を紡錘形(楕円形)に切開し、袋ごと完全に摘出する方法です。腫瘍を確実に取り除くことができるため、再発のリスクが低いのが特徴です。

切除後は皮膚を縫合するため、抜糸まで1~2週間程度かかります。傷跡は時間の経過とともに目立たなくなりますが、粉瘤の大きさに応じた切開線が残ります。

くりぬき法(へそ抜き法)

粉瘤の中央にある開口部(へそ)にトレパンと呼ばれる円筒状のメスで直径4ミリメートルほどの穴をあけ、そこから内容物を絞り出した後、袋を取り除く方法です。

切開が小さいため傷跡が目立ちにくく、手術時間も短いのがメリットです。ただし、粉瘤のサイズが大きい場合や、炎症を繰り返して周囲の組織との癒着が強い場合には適応になりません。

日本皮膚科学会によれば、くりぬき法は手のひらや足の裏の粉瘤には適応にならないとされています。また、切除手術に比べると完治までの日数が長くなる傾向があります。

炎症がある場合の治療

炎症を起こして赤く腫れ、痛みを伴う場合は、まず炎症を鎮める治療を行います。

軽度の炎症であれば抗生物質の内服で改善することがありますが、膿がたまっている場合は切開して排膿する処置が必要です。切開排膿後は傷を開いたままの状態で軟膏処置を継続し、傷が自然に閉じるのを待ちます。

炎症が落ち着いて傷が治った後、残っている袋を摘出する手術を行います。このように、炎症性粉瘤の治療は2段階になることが多く、治療期間が長くなります。

手術の流れ

粉瘤の手術は多くの場合、日帰りで行うことができます。局所麻酔を行うため、手術中の痛みはほとんどありません。手術時間は粉瘤の大きさや状態によって異なりますが、通常は5分から30分程度です。

手術後は処方された抗生物質を服用し、患部を清潔に保ちます。激しい運動や飲酒は数日間控えることが推奨されます。縫合した場合は1~2週間後に抜糸を行い、その後も経過観察のために通院することがあります。


7. 粉瘤治療の費用について

粉瘤の手術は健康保険が適用されます。ただし、美容目的での切除の場合は保険適用外となることがあります。

保険診療での費用の目安

粉瘤の手術費用は、粉瘤のできている部位(露出部か非露出部か)と大きさによって診療報酬が定められています。

露出部とは、頭、顔、首、肘から先、膝から先の部分を指します。それ以外の胸、腹、背中、上腕、大腿などは非露出部となります。

3割負担の場合の手術費用の目安は以下のとおりです。

露出部で2センチメートル未満の場合は約5,000円から6,000円程度、2センチメートル以上4センチメートル未満の場合は約11,000円から12,000円程度、4センチメートル以上の場合は約13,000円から14,000円程度です。

非露出部で3センチメートル未満の場合は約4,000円から5,000円程度、3センチメートル以上6センチメートル未満の場合は約10,000円から11,000円程度、6センチメートル以上の場合は約13,000円程度です。

上記は手術手技料のみの目安であり、実際の会計ではこれに初診料または再診料、処方箋料、病理組織検査費用(3,000円程度)などが加算されます。


8. 浦和エリアの特徴と医療機関選びのポイント

浦和は埼玉県さいたま市に位置し、県庁やさいたま市役所が置かれる行政の中心地です。文教都市としても知られ、埼玉県立浦和高等学校をはじめとする名門校が集まる教育環境に恵まれた地域です。

浦和の地域特性

浦和駅周辺は、伊勢丹浦和店や浦和パルコ、アトレ浦和などの大型商業施設が立ち並ぶ繁華街であると同時に、駅から少し離れると閑静な住宅街が広がっています。常盤、岸町、高砂などは高級住宅街として知られ、ファミリー層に人気のエリアです。

JR京浜東北線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ライン、上野東京ラインが乗り入れる浦和駅は、東京駅まで約25分、新宿駅まで約25分と都心へのアクセスも良好です。このため、東京都内に通勤する方が多く住む街でもあります。

また、浦和は「浦和レッズ」のホームタウンとしてサッカーが盛んな地域であり、埼玉サッカー発祥の地としても知られています。調神社や玉蔵院などの歴史ある社寺も点在し、伝統と現代が調和した街並みが魅力です。

浦和エリアの「浦和」がつく駅

浦和エリアには「浦和」の名を冠する駅が8つあります。浦和駅を中心に、東西南北の全方向に浦和と名のつく駅が揃っているのは、日本全国でも浦和だけです。

東浦和駅(JR武蔵野線)、西浦和駅(JR武蔵野線)、南浦和駅(JR京浜東北線・武蔵野線)、北浦和駅(JR京浜東北線)、中浦和駅(JR埼京線)、武蔵浦和駅(JR埼京線・武蔵野線)、浦和美園駅(埼玉高速鉄道)と、それぞれ異なる路線が乗り入れており、住む場所によって最寄り駅や利用する路線が変わってきます。

医療機関選びのポイント

粉瘤の治療を受ける医療機関を選ぶ際には、以下のポイントを参考にしてください。

まず、粉瘤の治療実績が豊富な医療機関を選ぶことが重要です。手術の技術や経験によって、傷跡の目立ちやすさや再発率が変わってくることがあります。

次に、アクセスの良さも大切な要素です。手術後は通院が必要になることが多いため、自宅や職場から通いやすい立地の医療機関を選ぶと負担が少なくなります。

また、診療時間や予約の取りやすさも確認しておくとよいでしょう。仕事や家事で忙しい方にとっては、土曜日や平日の夕方にも診療を行っている医療機関が便利です。


9. 浦和から大宮への交通アクセス

浦和エリアにお住まいの方がアイシークリニック大宮院を受診される場合、JR各線を利用した電車でのアクセスが便利です。

浦和駅から大宮駅へ

浦和駅と大宮駅の間は、JR宇都宮線(東北本線)、JR高崎線、JR京浜東北線、JR湘南新宿ラインの4路線で結ばれています。

JR宇都宮線・高崎線を利用した場合、浦和駅から大宮駅までの所要時間は約6分から7分です。運行本数も多く、日中でも数分おきに電車が発着しています。

JR京浜東北線を利用した場合は約9分から10分かかります。大宮駅は京浜東北線の始発・終着駅であるため、座って移動したい場合には京浜東北線を選ぶという選択肢もあります。

運賃は片道170円(ICカード利用の場合は168円)です。

各浦和駅からのアクセス

浦和エリアには複数の「浦和」と名のつく駅がありますが、いずれも大宮駅へのアクセスは良好です。

北浦和駅からは京浜東北線で大宮駅まで約7分です。南浦和駅からは京浜東北線で大宮駅まで約15分です。武蔵浦和駅からは埼京線で大宮駅まで約11分です。中浦和駅からは埼京線で大宮駅まで約14分です。

東浦和駅や西浦和駅からは、南浦和駅または武蔵浦和駅で乗り換えて大宮駅へ向かうことができます。

大宮駅の特徴

大宮駅は、JR各線のほか、東武野田線(東武アーバンパークライン)、埼玉新都市交通(ニューシャトル)が乗り入れる首都圏有数のターミナル駅です。東北新幹線、上越新幹線、北陸新幹線の停車駅でもあり、埼玉県内で最もにぎわいのある駅として知られています。

駅周辺には、そごう大宮店、ルミネ大宮、大宮高島屋、大宮マルイなどの大型商業施設が集まっています。2022年にオープンした複合施設「大宮門街」など、現在も発展を続けているエリアです。

また、武蔵一宮氷川神社や大宮公園、鉄道博物館など、観光スポットも充実しています。クリニックへの通院のついでに、買い物や観光を楽しむこともできます。


10. アイシークリニック大宮院のご案内

アイシークリニック大宮院は、JR大宮駅から徒歩圏内に位置し、浦和エリアからもアクセスしやすい立地にあります。粉瘤をはじめとする皮膚腫瘍の日帰り手術を専門的に行っており、患者さまの負担を最小限に抑えた治療を心がけています。

粉瘤治療の特徴

アイシークリニック大宮院では、粉瘤の状態に合わせて紡錘形切除術(従来法)とくりぬき法(へそ抜き法)の両方に対応しています。患者さまの粉瘤の大きさ、発生部位、炎症の有無などを総合的に判断し、最適な手術方法をご提案いたします。

傷跡をできるだけ目立たせないことを重視し、丁寧な縫合を行っています。また、局所麻酔の際には極細の針を使用するなど、痛みを軽減するための工夫をしています。

診療の流れ

初診では、まず医師による診察を行い、粉瘤の状態を確認します。必要に応じて超音波検査を行うこともあります。診断の結果、手術が必要と判断された場合は、手術の方法や流れ、費用などについて詳しくご説明いたします。

多くの場合、初診当日に手術を行うことが可能です。ただし、炎症が強い場合には、まず炎症を鎮める治療を行い、後日改めて手術を行うことがあります。

手術後は抜糸や経過観察のために通院していただく必要がありますが、日常生活への制限は最小限にとどめるよう配慮しています。

安心して治療を受けていただくために

粉瘤の治療に不安を感じている方も多いかと思います。アイシークリニック大宮院では、患者さまの不安や疑問に丁寧にお答えし、納得いただいた上で治療を進めることを大切にしています。

「本当に粉瘤かどうか分からない」「手術が必要かどうか知りたい」という段階でのご相談も歓迎しております。まずはお気軽にご来院ください。


11. 浦和エリアの方へのメッセージ

浦和は埼玉県を代表する住宅地であり、子育て世代からシニア世代まで幅広い年齢層の方が暮らす街です。文教都市として知られ、教育熱心なご家庭も多いことから、健康に対する意識の高い方が多い地域でもあります。

粉瘤は決して珍しい病気ではなく、多くの方が経験する可能性のある疾患です。「脂肪のかたまり」と思って放置している方も少なくありませんが、実際には粉瘤であることも多く、放置することで思わぬトラブルにつながることがあります。

皮膚の下にしこりやできものを感じたら、自己判断で放置せず、医療機関を受診して適切な診断を受けることをおすすめします。特に、以下のような症状がある場合は早めの受診をご検討ください。

しこりが徐々に大きくなってきている場合、赤く腫れて痛みがある場合、しこりを押すと臭いのある内容物が出る場合、顔や首など目立つ部位にできている場合などは、早めに専門医に相談することで、より良い治療結果が期待できます。

浦和から大宮までは電車でわずか約7分です。お仕事帰りや買い物のついでに受診していただくことも可能です。皮膚のできものでお悩みの方は、ぜひアイシークリニック大宮院にご相談ください。


12. よくあるご質問

Q. 粉瘤は自分で潰してもいいですか?

A. 粉瘤を自分で潰すことは絶対に避けてください。潰すことで一時的に内容物が出て小さくなることがありますが、袋自体は残っているため再び大きくなります。また、無理に潰すことで細菌感染を起こし、炎症性粉瘤になるリスクが高まります。

Q. 粉瘤は薬で治りますか?

A. 粉瘤は薬では治りません。炎症を起こしている場合には抗生物質で症状を和らげることができますが、根本的な治療にはなりません。完治のためには手術で袋を取り除く必要があります。

Q. 手術は痛いですか?

A. 手術は局所麻酔を行うため、手術中の痛みはほとんどありません。麻酔の注射の際にチクッとした痛みがありますが、当院では極細の針を使用するなど、痛みを軽減する工夫をしています。

Q. 手術後はすぐに日常生活に戻れますか?

A. 多くの場合、手術当日から日常生活に戻ることができます。ただし、手術当日の入浴や飲酒、激しい運動は控えていただきます。翌日以降はシャワー浴が可能で、徐々に通常の生活に戻っていただけます。

Q. 粉瘤は再発しますか?

A. 袋を完全に摘出できれば、同じ場所に再発する可能性は低くなります。ただし、体質的に粉瘤ができやすい方は、別の場所に新たな粉瘤ができることがあります。

Q. 粉瘤の手術には入院が必要ですか?

A. ほとんどの場合、粉瘤の手術は日帰りで行うことができます。巨大な粉瘤や特殊な部位の粉瘤の場合には、入院が必要になることもあります。

Q. 仕事を休む必要はありますか?

A. デスクワークなど体を動かさない仕事であれば、手術翌日から復帰可能な場合が多いです。肉体労働や汗をかく仕事の場合は、数日間は控えていただくことをおすすめします。


13. 参考文献

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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