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大宮の粉瘤手術おすすめクリニック10選!保険適用で安い&傷跡が綺麗な治療法も解説

「大宮駅の近くで体にできた『しこり』、これって粉瘤かも?」
「粉瘤だったらどの病院に行けばいいの?皮膚科?それとも形成外科?」
「手術は痛いのかな?傷跡は残る?保険は使えるの?」

このようなお悩みや疑問を抱えて、不安な気持ちで情報を探している方も多いのではないでしょうか。

この記事では、大宮エリアで粉瘤の治療・手術が受けられる、評判の良いおすすめクリニックを厳選してご紹介します。

後悔しないクリニックの選び方から、治療法の違い、保険適用の費用、アフターケアに至るまで、専門的な情報を分かりやすく徹底解説。あなたの不安を解消し、安心して治療への一歩を踏み出すお手伝いをします。

※この記事は、皮膚科・形成外科領域の知見を持つ専門家の監修のもと作成しています。粉瘤は良性の腫瘍ですが、自然に治ることはなく、放置すると炎症を起こし治療が複雑になることがあります。ご自身の判断で潰したりせず、できるだけ早く専門の医療機関を受診しましょう。特に顔や腕など、傷跡をきれいに治したい場合は「形成外科専門医」が在籍するクリニックを選ぶのがおすすめです。

※2025年07月現在の情報です。最新の情報や診療の詳細については、必ず各クリニックの公式サイトをご確認ください。

大宮の粉瘤治療におすすめのクリニック比較表

クリニックアイシークリニック
大宮院
おおみや形成・整形
クリニック
はなふさ皮膚科
大宮院
おすすめ
ポイント
形成外科専門医による
精密な日帰り手術
土日祝も診療
形成外科専門医が院長
できもの手術を専門的に行う
大宮駅直結でアクセス抜群
手術実績が非常に豊富
傷跡が小さい「くりぬき法」
を得意とする
主な治療法切開法、くりぬき法切開法、くりぬき法くりぬき法、切開法
保険適用
費用目安
(3割負担)
約5,000円~20,000円約5,000円~20,000円約5,000円~20,000円
アクセス大宮駅東口 徒歩1分大宮駅東口 徒歩3分大宮駅 徒歩3分
詳細詳細はこちら詳細はこちら詳細はこちら

大宮で粉瘤治療を受けるならどこがいい?後悔しないクリニックの選び方6つのポイント

大宮には数多くの皮膚科や形成外科がありますが、粉瘤治療で後悔しないためには、いくつかの重要なチェックポイントがあります。あなたに最適なクリニックを見つけるための6つのポイントを詳しく解説します。

①「皮膚科」と「形成外科」の違いを理解する

まず知っておきたいのが、「皮膚科」と「形成外科」の役割の違いです。

  • 皮膚科: 主に皮膚の病気全般を診断し、塗り薬や飲み薬で治療する専門家です。湿疹、ニキビ、アトピー性皮膚炎などが専門分野。小規模な粉瘤の切除に対応しているクリニックもありますが、手術を専門とはしていません。
  • 形成外科: 体の表面に生じたできもの、ケガ、やけど、あざ、先天的な変形などを、手術によって機能的かつ整容的(見た目を美しく)に治療する専門家です。傷跡をできるだけきれいに、目立たなく治す技術に長けているのが最大の特徴です。

【結論】
診断はどちらでも可能ですが、手術を受けるなら「形成外科」を標榜しているクリニックや、形成外科出身の医師が在籍するクリニックを選ぶことを強くおすすめします。特に顔や首、腕などの露出部にある粉瘤の場合は、形成外科での治療が安心です。

② 日本形成外科学会認定の「専門医」が在籍しているか

次に注目したいのが「専門医」の資格です。

「日本形成外科学会認定 形成外科専門医」とは、所定の研修を修了し、厳しい試験に合格した医師のみに与えられる資格です。これは、形成外科領域における高い技術力と豊富な知識を持つことの客観的な証明となります。

手術の質や傷跡の仕上がりにこだわるのであれば、この「形成外科専門医」が在籍しているかどうかは、クリニック選びの非常に重要な判断基準です。多くのクリニックでは、公式サイトの「医師紹介」ページに経歴や資格が記載されているので、事前にチェックしておきましょう。

③ 粉瘤の治療法(くりぬき法・切開法)を選べるか

粉瘤の手術には、主に「切開法」と「くりぬき法(へそ抜き法)」の2種類があります。

  • 切開法: 確実性が高く、大きな粉瘤にも対応できる。
  • くりぬき法: 傷跡が小さく、体への負担が少ない。

それぞれにメリット・デメリットがあり、粉瘤の大きさ、場所、炎症の有無などによって最適な方法は異なります。

両方の手術方法に対応しているクリニックであれば、患者さん一人ひとりの状態や希望に合わせて、最適な治療法を提案してもらえる可能性が高いです。カウンセリング時に、どちらの方法に対応しているか、自分の場合はどちらが適しているかをしっかり確認しましょう。

④ 保険適用で治療が受けられるか(「安い」費用で済むか)

「手術となると費用が高そう…」と心配されるかもしれませんが、ご安心ください。

粉瘤の診断および外科手術は、ほとんどの場合で健康保険が適用されます。保険が適用されれば、医療費の自己負担額は原則3割(年齢や所得によって異なります)となり、費用を大幅に抑えることができます。

ただし、一部の美容クリニックでは、審美性を追求する目的で自由診療のみとしている場合もあります。費用を安く抑えたい方は、カウンセリング予約時や受診時に、保険適用での治療が可能かどうかを必ず確認することが大切です。

⑤ 口コミや評判が良く、信頼できるか

実際にそのクリニックで治療を受けた人の声は、非常に参考になります。Googleマップや医療情報サイトの口コミをチェックして、クリニックの雰囲気や医師・スタッフの対応を確認しましょう。

  • 注目すべきポジティブな口コミ: 「説明が丁寧で分かりやすかった」「質問しやすい雰囲気だった」「スタッフが親切だった」
  • 悪い口コミの見方: 感情的な意見に惑わされず、「待ち時間が長い」「予約が取りにくい」といった客観的な情報を参考にしましょう。

一つの意見を鵜呑みにせず、複数の口コミを総合的に見て判断することが重要です。

⑥ 無理なく通える立地・診療時間か

粉瘤手術は日帰りが基本ですが、術後の経過観察や抜糸のために、少なくとも1〜2回は再訪する必要があります。

そのため、大宮駅からのアクセスはもちろん、ご自身の自宅や職場から無理なく通える場所にあるかは、意外と重要なポイントです。

また、平日は仕事や学校で忙しいという方も多いでしょう。土日や平日の夕方以降(18時や19時以降)も診療しているクリニックなら、ライフスタイルに合わせて通院計画を立てやすくなります。

大宮の粉瘤治療・手術におすすめのクリニック10選

ここからは、先述した選び方のポイントを踏まえ、大宮エリアで粉瘤治療におすすめのクリニックを10院、詳しくご紹介します。まずは特に評判の良い3院を詳細に、その後、選択肢となる7院をご紹介します。

アイシークリニック大宮院

出典元:アイシークリニック大宮院 公式サイト

大宮駅東口から徒歩1分という絶好のロケーションにあるクリニックです。形成外科専門医が在籍し、粉瘤をはじめとする皮膚のできものの日帰り手術を数多く手がけています。傷跡を最小限に抑える「くりぬき法」と、確実性の高い「切開法」の両方に対応。患者一人ひとりの症状や希望に応じて最適な治療法を提案してくれます。土日祝日も診療しているため、平日は忙しい方でも通いやすいのが大きな魅力です。

診療時間

 祝日
10:00~19:00(14:00-15:00休診)

クリニック情報

クリニック名アイシークリニック大宮院
診察料初診料・再診料(保険適用)
治療メニュー粉瘤手術(切開法、くりぬき法)
料金保険適用3割負担で約5,000円~20,000円 ※部位・サイズによる
支払い方法現金
住所埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画
アクセスJR「大宮駅」東口 徒歩1分
電話番号0120-561-118
予約公式サイトからWEB予約
公式サイトhttps://ic-clinic-omiya.com/

口コミ・評判の要約:
「駅から本当に近くて便利」「土日に手術してもらえるのがありがたい」「先生もスタッフも対応が丁寧で安心できた」といった高評価の口コミが多く見られます。

おおみや形成・整形クリニック

おおみや形成・整形クリニック

出典元:おおみや形成・整形クリニック 公式サイト

特徴(約200字):
大宮駅東口直結の「大宮門街」内にある、アクセス抜群のクリニックです。院長は日本形成外科学会専門医であり、できもの(粉瘤・脂肪腫など)の日帰り手術を専門的に行っています。傷跡が目立ちにくくなるよう、ミリ単位でのデザインや丁寧な縫合を心がけており、整容面(見た目)を重視する方におすすめです。形成外科のほか、整形外科やリハビリテーション科も併設しており、体の幅広い悩みに対応しています。

診療時間

 祝日
9:30~13:00
14:30~18:00

クリニック情報

クリニック名おおみや形成・整形クリニック
診察料初診料・再診料(保険適用)
治療メニュー粉瘤手術(切開法、くりぬき法)
料金保険適用3割負担で約5,000円~20,000円 ※部位・サイズによる
支払い方法現金、クレジットカード、電子マネー
住所埼玉県さいたま市大宮区大門町2-118 大宮門街WEST 4階
アクセスJR「大宮駅」東口 徒歩3分
電話番号048-788-1112
予約公式サイトからWEB予約
公式サイトhttps://omiya-keisei.com/

口コミ・評判の要約:
「駅直結で雨の日も濡れずに通える」「院内が新しくてとても清潔」「先生の説明が論理的で分かりやすかった」といった声が多く、利便性と信頼性の高さが評価されています。

はなふさ皮膚科 大宮院

はなふさ皮膚科 大宮院

出典元:はなふさ皮膚科 大宮院 公式サイト

特徴(約200字):
大宮駅近くで、皮膚腫瘍手術の実績が非常に豊富なクリニックです。特に傷跡が小さく、体への負担が少ない「くりぬき法」を得意としています。グループ全体で年間5,000件以上の手術実績を誇り、再発率の低減と傷跡の美しさを両立する高い技術力が魅力です。完全予約制で待ち時間が少なく、プライバシーに配慮された院内環境も整っています。女性医師も在籍しているため、デリケートな部位の相談もしやすい環境です。

診療時間

 祝日
10:00~13:00
14:30~18:00

クリニック情報

クリニック名はなふさ皮膚科 大宮院
診察料初診料・再診料(保険適用)
治療メニュー粉瘤手術(くりぬき法、切開法)
料金保険適用3割負担で約5,000円~20,000円 ※部位・サイズによる
支払い方法現金、クレジットカード
住所埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-1-1 JRE大宮西口ビル2F
アクセスJR「大宮駅」 徒歩3分
電話番号048-729-8712
予約公式サイトからWEB予約
公式サイトhttps://mitakabiyou.com/omiya

口コミ・評判の要約:
「くりぬき法で傷跡が本当に小さく済んだ」「予約制なので待ち時間がほとんどない」「スタッフの皆さんの対応がとても親切で安心できた」など、技術力とホスピタリティの両面で高い評価を得ています。

その他、大宮で粉瘤治療を相談できるクリニック

大宮西口皮フ科形成外科

大宮駅西口から徒歩3分、平日は夜19:30まで診療しており、仕事や学校帰りに通院しやすいのが大きな特徴です。院長は形成外科専門医で、粉瘤などの日帰り手術に力を入れています。丁寧なカウンセリングで患者の不安を取り除き、美容的な観点も踏まえた治療を提案してくれます。

クリニック情報詳細
クリニック名大宮西口皮フ科形成外科
料金目安保険適用3割負担で約5,000円~20,000円
支払い方法要確認
住所埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-1-12 NYビル4F

聖心美容クリニック 大宮院

美容外科として有名ですが、形成外科専門医が多数在籍しており、粉瘤の切除にも対応しています。特に見た目の美しさにこだわりたい方、プライバシーが守られた空間で治療を受けたい方におすすめです。自由診療がメインとなる可能性があるため、保険適用の可否は事前の確認が必須です。

クリニック情報詳細
クリニック名聖心美容クリニック 大宮院
料金目安要問い合わせ(自由診療の可能性あり)
支払い方法現金、クレジットカード、医療ローンなど
住所埼玉県さいたま市大宮区桜木町4-252 ユニオンビル7F

城本クリニック 大宮院

30年以上の歴史と実績を持つ美容クリニック。形成外科専門医や皮膚科医が在籍し、粉瘤のような皮膚腫瘍の除去手術も行っています。十分なカウンセリング時間を確保し、患者が納得した上で治療を進めることを重視しています。

クリニック情報詳細
クリニック名城本クリニック 大宮院
料金目安要問い合わせ(保険適用・自由診療ともに要確認)
支払い方法現金、クレジットカード、医療ローン
住所埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-2-12 藤ビル5F

共立美容外科 大宮院

全国展開する大手美容クリニック。粉瘤の除去手術にも対応しており、「くりぬき法」も選択肢の一つです。麻酔科専門医が在籍しているため、痛みに不安がある方でも安心して相談できる体制が整っています。

クリニック情報詳細
クリニック名共立美容外科 大宮院
料金目安要問い合わせ(保険適用・自由診療ともに要確認)
支払い方法現金、クレジットカード、医療ローン
住所埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-1-27 アモンビル6F

にっしん皮フ科・形成外科

日進駅近くのクリニックですが、大宮エリアからもアクセス可能です。皮膚科と形成外科を標榜し、地域医療に貢献しています。粉瘤などの日帰り手術に対応しており、経験豊富な医師による丁寧な治療が期待できます。

クリニック情報詳細
クリニック名にっしん皮フ科・形成外科
料金目安保険適用3割負担で約5,000円~20,000円
支払い方法要確認
住所埼玉県さいたま市北区日進町2-752-3 F-BOX 2階

肌クリニック大宮

一般皮膚科から美容皮膚科まで幅広く対応しており、粉瘤の診断や炎症時の処置(切開排膿)などを相談できます。根治手術については提携の形成外科を紹介するケースもあるため、初診時に手術まで対応可能か確認するとスムーズです。

クリニック情報詳細
クリニック名肌クリニック大宮
料金目安保険適用
支払い方法現金、クレジットカード
住所埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-4-17 アイダビル大宮桜木第一 5F

総合クリニック ドクターランド大宮

内科や小児科など複数の診療科を持つ大規模クリニック内の皮膚科です。土日祝も診療しており、家族での通院にも便利。粉瘤の診断や初期対応が可能ですが、手術については専門クリニックへの紹介となる場合があります。

クリニック情報詳細
クリニック名総合クリニック ドクターランド大宮
料金目安保険適用
支払い方法現金、クレジットカード、電子マネー
住所埼玉県さいたま市北区宮原町1-854-1 イトーヨーカドー大宮宮原店3F

大宮のクリニックでの粉瘤治療の流れ【予約からアフターケアまで】

実際にクリニックを受診する際の、予約から手術後のケアまでの一般的な流れを6つのステップで解説します。事前に流れを知っておくことで、安心して治療に臨むことができます。

STEP1:クリニックの予約

まずは気になるクリニックに予約を入れます。現在は、電話だけでなく、公式サイトから24時間いつでも予約できるWEB予約が主流です。希望の日時を選び、必要事項を入力します。その際に「粉瘤の相談」と伝えておくとスムーズです。

STEP2:医師による診察・診断

予約日に来院し、受付を済ませます。診察では、医師が問診(いつから気になりだしたか、痛みや腫れの有無など)を行い、患部を直接見たり触ったりして診断します。
より正確な診断のために、エコー(超音波)検査で皮膚の下の状態や粉瘤の大きさを確認することもあります。この段階で、粉瘤なのか、他の病気の可能性はないかを判断します。

STEP3:治療法の決定と手術日の予約

診断結果に基づき、医師から最適な治療法(切開法 or くりぬき法)や手術の流れ、リスク、費用について詳しい説明があります。ここで疑問や不安な点があれば、遠慮なく質問しましょう。
説明に納得し、治療を受けることに同意すれば、手術日を予約します。クリニックによっては、診察当日にそのまま手術が可能な場合もあります。

STEP4:手術当日

予約した日時に来院します。手術前に再度、内容の確認が行われます。
手術は局所麻酔で行われます。患部に麻酔の注射をしますが、チクッとする痛みはこの時だけです。麻酔がしっかりと効いたことを確認してから手術が始まるため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
手術時間は粉瘤の大きさや場所にもよりますが、通常15分~30分程度で終了します。

STEP5:術後の処置と注意点の説明

手術が終わると、傷口をきれいに処置し、ガーゼなどで保護します。感染予防のための抗生剤や、念のための痛み止めが処方されます。
看護師から、術後の注意点(当日の入浴や運動、飲酒の制限など)や、自宅での処置の方法について説明を受けます。

STEP6:抜糸・経過観察

切開法で縫合した場合、術後1週間~2週間後に抜糸のために再度来院します。くりぬき法では抜糸が不要な場合もあります。医師が傷の状態を確認し、問題がなければ治療は終了となります。傷跡が完全に落ち着くまでには数ヶ月かかりますが、日常生活に支障はありません。

そもそも粉瘤とは?大宮で治療を始める前に知っておきたい基礎知識

「このしこり、本当に粉瘤なのかな?」と不安に思う方のために、粉瘤の正体や原因、放置するリスクについて詳しく解説します。正しい知識を持つことが、適切な治療への第一歩です。

粉瘤(アテローム)の正体とできる原因

粉瘤(ふんりゅう)は「アテローム」とも呼ばれ、皮膚の下に袋状の構造物(嚢胞:のうほう)ができてしまう、良性の皮膚腫瘍の一種です。
本来、皮膚の表面から垢(角質)として剥がれ落ちるはずの老廃物や皮脂が、その袋の中に溜まっていくことで、ドーム状のしこりとして現れます。

原因は、毛穴の出口が何らかの理由で詰まり、皮膚が内側にめくれて袋を形成するためと考えられていますが、はっきりとは解明されていません。打撲などの外傷がきっかけになることもあります。体のどこにでもできる可能性があり、特に背中、顔、首、耳の後ろなどによく見られます。

ニキビや脂肪腫との見分け方【比較表】

粉瘤は、同じく皮膚にできる「ニキビ」や「脂肪腫」と間違われることがあります。主な違いを比較表で見てみましょう。

特徴粉瘤(アテローム)ニキビ脂肪腫
中央の黒い点あり(開口部)なしなし
内容物ドロドロで強い臭いあり皮脂、膿脂肪の塊(臭いなし)
硬さ弾力のある硬さ芯のある硬さゴムまりのような柔らかさ
大きさ数mm~10cm以上になることも数mm程度数cm~10cm以上になることも
自分で潰すと根本的な袋は残る治ることもあるが跡が残る潰せない

一番の見分け方は、しこりの中心に「黒い点(開口部)」が見えるかどうかです。これが粉瘤の特徴的なサインです。また、強く圧迫すると、この開口部から臭いのあるドロドロとした内容物が出てくることもあります。

粉瘤を放置する3つの危険なリスク

「痛くないし、良性なら放っておいてもいいかな?」と思うのは危険です。粉瘤を放置すると、以下のようなリスクがあります。

  1. リスク1:巨大化
    粉瘤は自然になくなることはなく、袋の中に老廃物が溜まり続けるため、時間とともに徐々に大きくなります。大きくなってから手術すると、その分、切開する範囲も広くなり、傷跡が大きくなる可能性があります。
  2. リスク2:炎症・化膿(炎症性粉瘤)
    袋の中に細菌が侵入すると、突然、赤くパンパンに腫れ上がり、強い痛みを伴う「炎症性粉瘤」になることがあります。この状態になると、すぐに袋を取り除く根治手術はできません。まずは皮膚を切開して膿を出す応急処置が必要となり、治療が長引いてしまいます。
  3. リスク3:稀にがん化
    極めて稀ですが、長年放置された巨大な粉瘤ががん化する(有棘細胞癌など)ケースも報告されています。「急に大きくなってきた」「じくじくして出血する」などの変化が見られた場合は、特に注意が必要です。

これらのリスクを避けるためにも、粉瘤は小さく、炎症を起こしていないうちに治療することが非常に重要です。

大宮のクリニックで受けられる粉瘤の治療法を徹底解説

粉瘤の唯一の根治治療は、原因となっている袋(嚢胞)を外科手術で完全に取り除くことです。ここでは、代表的な2つの手術方法「切開法」と「くりぬき法」について、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。

① 切開法|再発が少なく確実性が高い手術

切開法のイメージ
(画像は治療法のイメージです)

  • 手術方法:
    粉瘤の真上の皮膚を、しわの方向に沿って紡錘形(ラグビーボールのような形)に切開します。そして、粉瘤の袋を周囲の組織から丁寧に剥がし、袋を破かずに丸ごと取り出します。その後、切開した皮膚をきれいに縫い合わせます。
  • メリット:
    袋を直接見ながら取り除くため、取り残しが少なく、再発のリスクが最も低い確実な方法です。過去に炎症を起こして癒着している粉瘤や、サイズが大きい粉瘤にも対応できます。
  • デメリット:
    くりぬき法に比べて、傷跡が線状に残り、少し長くなる傾向があります。術後1〜2週間後に抜糸のための通院が必要です。

② くりぬき法(へそ抜き法)|傷跡が小さく目立ちにくい手術

くりぬき法のイメージ
(画像は治療法のイメージです)

  • 手術方法:
    「ディスポーザブルパンチ」という円筒状の特殊なメスを使い、粉瘤の中心(へそ)に直径数ミリの小さな丸い穴を開けます。その穴から内容物を絞り出した後、しぼんだ状態の袋をピンセットなどで慎重に抜き取ります。
  • メリット:
    傷跡が非常に小さく(数mm)、ニキビ跡のように治ることが多いため、見た目に優れています。手術時間も短く、抜糸が不要な場合もあります。顔や首など、目立つ場所の粉瘤に特に適しています。
  • デメリット:
    袋を直接見ずに抜き取るため、袋の一部が皮膚内に残ってしまう可能性がゼロではなく、その場合は再発することがあります。炎症が強い場合や、非常に大きな粉瘤には向かないことがあります。

切開法とくりぬき法、どちらを選ぶべき?

どちらの方法が適しているかは、粉瘤の「大きさ」「部位(場所)」「炎症の有無」や、患者さんの「傷跡に対する希望」などを考慮して、医師が総合的に判断します。

一般的には、

  • 顔や首などの目立つ場所にある、炎症のない小さな粉瘤くりぬき法
  • 背中やお尻などにある、大きな粉瘤や過去に炎症を起こしたもの切開法

が選択されることが多いです。カウンセリングの際に、自分の場合はどちらが合っているか、それぞれのメリット・デメリットをしっかり説明してもらいましょう。

大宮の粉瘤治療に関するよくある質問 Q&A

粉瘤治療に関して、多くの方が抱く疑問や不安にお答えします。ここで疑問を解消し、安心してクリニックを受診しましょう。

Q. 粉瘤の手術は痛いですか?

A. 手術中の痛みはほとんどありません。
手術の前に行う局所麻酔の注射の際に、チクッとした痛みを感じますが、これは数秒で終わります。麻酔がしっかり効いてからは、触られている感覚はあっても痛みは感じませんのでご安心ください。術後、麻酔が切れてから多少の痛みが出ることがありますが、処方される痛み止めで十分コントロールできる程度です。

Q. 粉瘤手術の費用はいくらですか?保険は適用されますか?

A. はい、ほとんどの場合で健康保険が適用されます。
自己負担が3割の場合、費用は粉瘤のある場所(露出部か非露出部か)や大きさによって異なります。手術費用だけの目安としては、おおよそ5,000円~20,000円程度です。これに加えて、初診料や再診料、検査料、薬剤費などが別途必要になります。

Q. 手術時間はどのくらいかかりますか?

A. 手術そのものは15分~30分程度で終わることがほとんどです。
粉瘤の大きさや部位、手術方法によって多少前後します。受付から診察、手術、会計までを含めたクリニックの滞在時間は、全体で1時間程度を見ておくとよいでしょう。

Q. 手術後に気をつけることはありますか?(運動・お風呂・仕事など)

A. 医師の指示に従うのが基本ですが、一般的には以下の点に注意が必要です。

  • 運動: 手術当日は血行が良くなる激しい運動は避けてください。
  • 飲酒: アルコールも血行を促進し、出血や腫れの原因になるため当日は控えましょう。
  • お風呂: 当日はシャワーのみとし、傷口を濡らさないようにするのが一般的です。翌日からはシャワーで傷口を洗い流せる場合が多いです。
  • 仕事: デスクワークなどの軽作業であれば、手術当日から問題なく復帰できることがほとんどです。

Q. 自分で潰すのは絶対にダメですか?

A. 絶対にやめてください。
自分で無理に潰しても、原因である袋が皮膚の中に残っているため100%再発します。それだけでなく、傷口から細菌が入り込んでひどい炎症を起こしたり、皮膚が傷ついて治りが悪くなり、結果的に傷跡が汚く残ってしまったりと、デメリットしかありません。

Q. 粉瘤は何科を受診すれば良いですか?

A. 「皮膚科」または「形成外科」を受診してください。
診断だけであれば皮膚科でも可能ですが、手術による根治治療を考えている場合、特に顔や首など目立つ場所の粉瘤で、傷跡をできるだけきれいに治したいと希望される方は、手術手技に優れ、傷跡を美しく仕上げることを専門とする「形成外科」「形成外科専門医」のいるクリニックを選ぶのが最もおすすめです。

Q. 大宮で女性医師に粉瘤を診てもらえますか?

A. はい、可能です。
今回ご紹介した「はなふさ皮膚科 大宮院」のように、女性医師が在籍しているクリニックがあります。デリケートな部位の粉瘤で男性医師には相談しにくい、という方は、事前にクリニックの公式サイトで医師のスケジュールを確認したり、予約時に女性医師を希望する旨を伝えたりすると良いでしょう。

まとめ|大宮で粉瘤に悩んだら、まずは専門医に相談しよう

この記事では、大宮で粉瘤治療ができるおすすめのクリニックや、後悔しない選び方、治療法について詳しく解説してきました。

最後に、大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 粉瘤は自然治癒せず、放置すると炎症や巨大化のリスクがあるため、早期受診が重要です。
  • 大宮でクリニックを選ぶ際は、「形成外科専門医の在籍」「保険適用の可否」「治療法(切開法・くりぬき法)の選択肢」「通いやすさ」をチェックしましょう。
  • 手術には確実性の高い「切開法」と、傷跡が目立ちにくい「くりぬき法」があり、症状や希望に応じて最適な方法を選びます。

体にできたしこりが気になっているなら、一人で悩まずに、まずは専門のクリニックで相談することから始めましょう。正確な診断を受けるだけでも、大きな安心につながります。

今回ご紹介した大宮のクリニックは、いずれも粉瘤治療の実績が豊富で信頼できるところばかりです。気になるクリニックが見つかったら、公式サイトから気軽にカウンセリングを予約してみてください。それが、あなたの不安を解消する確かな第一歩となるはずです。


▼大宮の粉瘤治療おすすめクリニックをもう一度チェック!▼

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年東京逓信病院勤務
  • 2012年東京警察病院勤務
  • 2012年東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年当院治療責任者就任

プロフィールを見る

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年東京逓信病院勤務
  • 2013年独立行政法人労働者健康安全機構横浜労災病院勤務
  • 2015年国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

プロフィールを見る

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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