💭 こんな悩み、ありませんか?
「市販のクリームでワキガって本当に治るの?」「どれを選べばいいか全然わからない…」
この記事を読めば、市販クリームで「できること・できないこと」が丸わかりになります。読まずにドラッグストアで選ぶと、何千円も無駄にする可能性大!
「”最強デオドラント”って書いてあるクリームを試したけど、全然ニオイが消えなくて…お金の無駄だった」
なぜ市販品だけでは限界があるのか、医療機関との違いまで、根本からスッキリ理解できます!
🚨 読まないと損するポイント
- 📌 市販クリームで絶対に解決できない症状がある
- 📌 間違った選び方をすると肌荒れ・逆効果になるリスク
- 📌 本当に効く治療法はクリニックにある
目次
- ワキガとはどんな状態?臭いの原因を正しく理解する
- 市販のデオドラントクリームの種類と特徴
- クリームに含まれる主な有効成分と働き
- 市販クリームの選び方のポイント
- 正しい使い方と注意点
- 市販クリームで改善できる範囲・できない範囲
- 市販品と医療機関の治療はどう違う?
- クリニックでのワキガ治療について
- 市販品を使い続けても改善しないときのサイン
- まとめ
💡 この記事のポイント
市販のデオドラントクリームは制汗・抗菌・消臭で臭いを一時的に抑えられるが、アポクリン腺そのものには作用できず根本治療にはならない。中等度以上のワキガには、ミラドライや剪除法など医療機関での専門的治療が有効である。
💡 1. ワキガとはどんな状態?臭いの原因を正しく理解する
ワキガを正しくケアするためには、まず臭いがどのようなメカニズムで発生しているかを理解することが大切です。ワキガとは医学的に「腋臭症(えきしゅうしょう)」と呼ばれる状態で、わきの下から独特の強い臭いが生じる体質のことを指します。
人間の汗腺には大きく分けて2種類あります。一つはエクリン腺と呼ばれるもので、全身にくまなく分布しており、体温調節のためにほぼ無臭の汗を分泌します。もう一つがアポクリン腺で、わきの下・耳の中・へそ周辺・乳輪など限られた部位にのみ存在します。アポクリン腺から分泌される汗には、タンパク質・脂質・糖質・アンモニアなどが含まれており、これらの成分が皮膚に常在する細菌によって分解されることで、ワキガ特有の臭いが生まれます。
つまりワキガの臭いは「汗そのもの」ではなく、「汗が細菌によって分解されたときに生じる揮発性物質」によるものです。臭いの主成分としては、3-メチル-2-ヘキセン酸(3M2H)やアンドロステノン、ジアセチルなどが知られており、これらが複合的に絡み合って独特の臭気を形成します。
アポクリン腺の数や大きさは遺伝的に決まる部分が大きく、ワキガは体質・遺伝が強く関係する症状です。日本人の場合、アポクリン腺が活発な人は全体の10〜20%程度とされており、欧米では約80〜90%と大きな違いがあります。また、耳垢が湿っている(軟耳垢)方はアポクリン腺が多い傾向があることが知られており、ワキガの目安の一つとして知られています。
この仕組みを理解すると、市販のデオドラントクリームが「何に働きかけているのか」が見えてきます。市販品の多くは汗の量を抑えたり、細菌の繁殖を抑えたり、臭いを中和・マスキングしたりすることを目的としており、アポクリン腺そのものを減らすものではありません。
Q. ワキガの臭いはなぜ発生するのか?
ワキガの臭いは、アポクリン腺から分泌された汗が皮膚の常在菌によって分解されることで生じます。汗そのものではなく、分解の際に発生する3-メチル-2-ヘキセン酸などの揮発性物質が独特の臭気を形成します。アポクリン腺の数や大きさは遺伝的に決まるため、ワキガは体質・遺伝と深く関係しています。
📌 2. 市販のデオドラントクリームの種類と特徴
ドラッグストアやネット通販で購入できる市販のデオドラントクリームは、主にスプレー・スティック・ロールオン・クリームといったさまざまな剤形がありますが、ここでは「クリームタイプ」に焦点を当てて解説します。クリームタイプの製品は、液体タイプに比べて皮膚への密着性が高く、有効成分が長時間留まりやすいという特徴があります。また、乾燥しにくく肌に刺激を与えにくい製品が多いため、敏感肌の方でも使いやすい設計になっている製品も増えています。
市販のデオドラントクリームは、大きく以下のカテゴリに分類できます。
一つ目は「制汗剤成分配合型」です。汗の分泌を物理的に抑えることを主目的としており、アルミニウム塩(塩化アルミニウムや塩化アルミニウムヘキサヒドレート)などを含む製品が代表的です。これらの成分は汗腺の出口を一時的に塞ぐ作用があるとされています。
二つ目は「抗菌・殺菌成分配合型」です。臭いの原因となる皮膚常在菌の繁殖を抑えることを目的としており、イソプロピルメチルフェノール(IPMP)や塩化ベンザルコニウムなどの成分が使われることが多いです。
三つ目は「消臭・マスキング成分配合型」です。すでに発生した臭いを化学的に中和したり、香料でカバーしたりするタイプです。酸化亜鉛やミョウバン(硫酸アルミニウムカリウム)などがよく使われます。
四つ目は「複合型」です。上記の機能を複数組み合わせた製品で、市販品の多くはこのカテゴリに属します。制汗・抗菌・消臭を同時に行うことで、総合的な臭いケアを目指す製品です。
✨ 3. クリームに含まれる主な有効成分と働き
市販のデオドラントクリームに配合される主な成分について、それぞれの働きを詳しく見ていきましょう。
まず「塩化アルミニウム(塩化アルミニウムヘキサヒドレート)」は、制汗効果が最も高いとされる成分の一つです。汗腺の開口部に作用して汗の分泌を一時的に抑制します。高濃度(15〜25%)のものは医師の処方が必要なケースもありますが、市販品には5〜15%程度の濃度で配合されています。皮膚刺激が出やすい成分でもあるため、使用後に赤みやかゆみが出た場合は使用を中止する必要があります。
次に「ミョウバン(硫酸アルミニウムカリウム)」は、古くから制汗・消臭目的で使われてきた成分です。殺菌・収れん作用があり、皮膚常在菌の増殖を抑えながら汗の分泌も穏やかに抑える効果があります。刺激が比較的少なく、敏感肌の方にも使いやすい成分として知られています。
「イソプロピルメチルフェノール(IPMP)」は、広い抗菌スペクトルを持つ殺菌成分で、多くのデオドラント製品に配合されています。皮膚常在菌に対して効果的に働き、臭いの発生を根本から抑えることを目的としています。
「酸化亜鉛」は、消臭効果と抗菌効果を併せ持つ成分です。皮膚への刺激が少なく、肌荒れを防ぐ効果もあることから、敏感肌向けの製品に多く使われています。
「柿タンニン」や「緑茶エキス」といった植物由来成分も、消臭目的で配合されることがあります。これらは天然由来成分であるためマイルドな作用ですが、臭いの原因物質を吸着・中和する働きが期待されています。
「グリシン」「ラウロイルグルタミン酸ナトリウム」などのアミノ酸系成分は、皮膚常在菌の栄養源を断つことで間接的に臭いを抑える作用があります。肌にやさしい成分として近年注目されています。
Q. 市販デオドラントクリームの有効成分にはどんなものがあるか?
市販クリームの主な有効成分として、強力な制汗効果を持つ塩化アルミニウム、殺菌・収れん作用のあるミョウバン、広い抗菌スペクトルを持つイソプロピルメチルフェノール(IPMP)、消臭・抗菌効果を持つ酸化亜鉛などがあります。臭いが強い場合は塩化アルミニウムやIPMP配合製品、軽度ならミョウバンや酸化亜鉛配合のマイルドな製品が適しています。
🔍 4. 市販クリームの選び方のポイント
「最強」「強力」と謳われる市販クリームは数多くありますが、実際に効果を感じるためには、自分の症状や肌の状態に合った製品を選ぶことが重要です。以下のポイントを参考にしてみてください。
まず「臭いの強さ・汗の量に合わせた成分選び」が大切です。臭いが強い・汗の量が多いと感じる場合は、塩化アルミニウムを含む制汗成分が高濃度に配合された製品や、IPMPなどの抗菌成分を含む製品を選ぶとよいでしょう。一方、臭いが軽度であればミョウバンや酸化亜鉛配合のマイルドな製品でも十分な効果が得られる場合があります。
次に「肌質・敏感さを考慮すること」です。わきの下の皮膚はデリケートであり、特に制汗成分の強い製品は皮膚刺激を起こしやすい傾向があります。肌が敏感な方や、過去にデオドラントでかぶれた経験がある方は、低刺激・アルコールフリー・香料フリーの製品を選ぶことをおすすめします。パッチテストを行ってから使用することも有効です。
「持続時間の確認」も重要な選択基準です。外出が多い方や、日中も臭いをしっかりカバーしたい方には、24時間持続・48時間持続などを謳う製品が向いています。ただし、持続時間はあくまで目安であり、個人差があることを念頭に置いておきましょう。
「剤形と使い勝手」も見落としがちなポイントです。クリームタイプは皮膚への密着性が高い反面、塗布に手間がかかる場合があります。洋服に付着しやすい製品も存在するため、使用感のレビューなどを参考にして選ぶとよいでしょう。
また「医薬部外品か化粧品かを確認する」ことも製品選びの重要な観点です。日本では、デオドラント製品は「化粧品」と「医薬部外品」に分類されます。医薬部外品は厚生労働省が有効成分と配合量を審査した上で承認を与えており、一定の有効性が認められています。より確実な制汗・消臭効果を求めるなら、医薬部外品として承認された製品を選ぶのが賢明です。
💪 5. 正しい使い方と注意点
市販のデオドラントクリームも、正しい方法で使用することで効果を最大限に発揮できます。逆に間違った使い方をすると、効果が十分に得られないだけでなく、肌トラブルの原因になることもあります。
使用のタイミングについては、入浴後や清潔な状態で塗布することが基本です。汗や汚れが残った状態で塗ると、成分が皮膚にうまく作用しない場合があります。また、除毛・剃毛直後のデリケートな皮膚への使用は刺激が強くなる場合があるため、24〜48時間ほど空けてから使用するようにしましょう。
塗布量と塗布範囲については、製品の説明書に従うことが基本ですが、多く塗れば効果が高まるというわけではありません。適量を均一に塗布し、完全に乾燥させてから衣服を着るようにすると、衣服への付着を防ぐことができます。
塩化アルミニウムを含む制汗成分が強い製品については、使用頻度が多すぎると皮膚乾燥や刺激性皮膚炎を引き起こす可能性があります。製品の指示に従い、毎日使用するのではなく週に数回の使用から様子を見ることも一つの方法です。
使用中に赤み・かゆみ・湿疹・ただれなどの症状が現れた場合は、すぐに使用を中止してください。症状が続く場合は皮膚科を受診することをおすすめします。特に、アルコールや香料に対してアレルギー反応がある方は、無香料・アルコールフリーの製品を選ぶことが重要です。
また、デオドラントクリームだけに頼るのではなく、下着の素材選びや衣服の通気性を確保すること、日常的な清潔習慣(適切な頻度での入浴・着替え)を組み合わせることが、臭いケアの総合的な効果を高めることにつながります。通気性の良い天然素材(綿・麻など)の下着を選ぶと、蒸れを防いで細菌の繁殖を抑えやすくなります。
Q. 市販デオドラントクリームの正しい使い方は?
市販デオドラントクリームは、入浴後など皮膚が清潔な状態で塗布することが基本です。汗や汚れが残っていると成分が十分に作用しません。除毛・剃毛直後はデリケートなため24〜48時間空けてから使用してください。適量を均一に塗り、完全に乾燥させてから衣服を着ると衣服への付着を防げます。多量に塗っても効果は高まりません。
🎯 6. 市販クリームで改善できる範囲・できない範囲
市販のデオドラントクリームには一定の効果がありますが、正直に言うと「ワキガを根本的に治す」ことはできません。この点を正確に理解しておくことが、適切なケアを選択するうえで非常に重要です。
市販クリームで期待できる効果としては、まず「臭いの一時的な軽減」が挙げられます。抗菌成分が皮膚常在菌の繁殖を抑えることで、細菌による臭い物質の発生を減らすことができます。また、制汗成分が汗の量を一時的に抑えることで、臭いの発生源となる汗の分泌自体を減らすことも可能です。軽度から中程度のワキガ症状であれば、市販品の継続使用で日常生活に支障のないレベルまで改善できる方もいます。
一方で、市販クリームでは「アポクリン腺の数や活動性を変えること」はできません。ワキガの本質的な原因はアポクリン腺の過剰な活動にあり、この腺が皮下に存在する限り、製品の使用をやめれば臭いは戻ります。つまり市販品は「根本的な治療」ではなく、あくまでも「症状を一時的に抑えるケア」です。
また、重度のワキガ(腋臭症)の方には、市販品だけでは十分な効果が得られないことがほとんどです。強い臭いが継続している場合・他者に気づかれるほどの臭いがある場合・市販品を試しても改善しない場合は、市販クリームの限界を超えた状態と考えられます。このような場合は、医療機関での専門的な治療を検討することが適切です。
さらに、「使い続けることへのリスク」についても理解しておくことが大切です。強い制汗成分を含む製品を長期間使用し続けると、皮膚への刺激が蓄積して接触性皮膚炎を起こしたり、正常な皮膚バリア機能が低下したりすることがあります。製品のローテーションや、肌の状態を見ながら使用頻度を調整することが賢明です。
💡 7. 市販品と医療機関の治療はどう違う?
ワキガのケアを考えるとき、市販品と医療機関での治療では、アプローチの方法が根本的に異なります。それぞれのメリット・デメリットを比較して理解しておくと、自分に合った選択がしやすくなります。
市販品の最大のメリットは「手軽さとコスト」です。処方箋なしでいつでも購入でき、継続コストも比較的安価です。一方で、作用のメカニズムはあくまでも「一時的な臭い抑制」であり、根本的な解決にはなりません。毎日のケアが必要で、使用をやめると効果がなくなります。
医療機関での治療は、アポクリン腺そのものにアプローチする方法が中心となります。一度の治療または短期間の治療で長期的な効果が期待でき、根本的な改善を目指せることが最大の特徴です。ただし、治療費用は市販品に比べて高くなる場合が多く、施術によっては一定のダウンタイムが生じることもあります。
医療機関では専門医による診察のもと、症状の程度に合わせた治療法が選択されます。軽度であれば外用薬(処方薬)での保存療法、中等度以上であれば外科的治療や機器を使った治療が検討されます。医師による正確な診断を受けることで、自分の臭いが本当にワキガによるものなのか、あるいは多汗症や他の皮膚疾患によるものなのかを明確にすることもできます。
実際には、軽度の症状には市販品で対応しながら経過を見て、効果が不十分であれば医療機関を受診するという段階的なアプローチが合理的です。ただし、臭いが強くて日常生活や人間関係に影響している場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
Q. 医療機関でのワキガ治療にはどんな方法があるか?
医療機関では症状の程度に応じた複数の治療法があります。切開不要でマイクロ波により汗腺を破壊する「ミラドライ」、皮膚を小さく切開してアポクリン腺を直接取り除く「剪除法」、高濃度外用薬による保存療法などが代表的です。これらはアポクリン腺そのものにアプローチするため、一時的な臭い抑制にとどまる市販品と異なり、長期的な改善が期待できます。
📌 8. クリニックでのワキガ治療について
医療機関では、ワキガ(腋臭症)に対してさまざまな治療法が提供されています。代表的な治療法についてご説明します。
まず「外用薬(処方薬)による治療」があります。医療機関では、市販品よりも高濃度の塩化アルミニウム外用液などが処方されることがあります。また、抗コリン薬の外用薬(グリコピロニウム外用薬など)は、エクリン腺・アポクリン腺からの汗の分泌を神経伝達レベルで抑制する効果があり、保険適用または自由診療で提供されている場合があります。重度の多汗症を伴うワキガには特に有効な選択肢の一つです。
次に「ミラドライ(マイクロ波治療)」です。マイクロ波を皮膚の外側から照射して、アポクリン腺・エクリン腺を破壊する方法です。切開を伴わない非侵襲的な治療であり、ダウンタイムが比較的短いことが特徴です。1〜2回の治療で効果が期待でき、一度破壊された汗腺は再生しないため、長期的な効果が期待されています。アメリカFDAに承認された治療法でもあります。
「ビューホット」もマイクロ波を使用した治療法の一種で、汗腺を熱エネルギーで破壊します。日本国内でも普及している治療法です。
「剪除法(皮下組織剪除術)」は、皮膚を小さく切開してアポクリン腺を直接取り除く手術的治療法です。最も根本的な治療法の一つとして位置付けられており、効果は非常に高いとされています。ただし、外科的手術を伴うため一定のリスクと数日から数週間程度のダウンタイムが生じます。
「皮膚切除法」は、アポクリン腺が多く分布する皮膚そのものを切除する方法で、剪除法よりもより根治性が高い反面、ダウンタイムも長くなります。重度の腋臭症に対して選択されることがあります。
アイシークリニック大宮院では、ワキガ(腋臭症)の症状や程度に応じた適切な治療法をご提案しています。市販品を試しても改善しない場合や、臭いが強くて日常生活に支障をきたしている場合は、ぜひ一度ご相談ください。専門医による丁寧な診察のもと、最適な治療方法をご提案します。
✨ 9. 市販品を使い続けても改善しないときのサイン

市販のデオドラントクリームを使い続けていても、なかなか改善しないと感じている方もいるかもしれません。以下のようなサインが見られる場合は、医療機関を受診することを検討してください。
一つ目は「市販品を数種類試しても効果が実感できない場合」です。複数の製品を十分な期間試しても改善が見られない場合は、症状が市販品の効果の範囲を超えている可能性が高いです。
二つ目は「他人から臭いを指摘された場合」です。これは症状が中等度以上である客観的なサインです。自覚している以上に臭いが強い可能性があります。
三つ目は「衣服に黄色や黄褐色のシミが残る場合」です。アポクリン腺の分泌物に含まれる成分が衣服に付着すると、独特の着色(特にワキ部分)が生じることがあります。これはアポクリン腺の活動が活発である一つの証拠です。
四つ目は「精神的なストレスを強く感じている場合」です。臭いを過度に気にしてしまい、人前で腕を上げられない、服装に制限が生じる、対人関係に影響が出るなど、QOL(生活の質)が低下している場合は、早めに専門医に相談することが推奨されます。
五つ目は「市販品の使用で皮膚トラブルが出ている場合」です。強い制汗成分による接触性皮膚炎や、長期使用による皮膚荒れが生じている場合は、市販品の使用を続けることがかえって皮膚の状態を悪化させる可能性があります。
また、子どもや思春期のワキガについては、特に注意が必要です。思春期になってアポクリン腺が活発になることでワキガが目立ち始めるケースが多く、デリケートな時期でもあるため、精神的なダメージを最小限にするためにも早めの相談が重要です。
ワキガは病気というよりも体質・遺伝的な特性ですが、臭いの強さによっては日常生活に大きな影響を与えます。自分一人で悩まずに、専門家に相談することが解決への近道です。
「自分のワキガは本当に重度なのだろうか」「市販品で様子を見るべきか治療を受けるべきか」といった判断に迷う場合も、まずはクリニックでの診察を受けることで、客観的な評価と適切なアドバイスを得ることができます。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、市販のデオドラントクリームをしばらく使い続けた後に「なかなか改善しない」とご相談いただく患者様が多くいらっしゃいます。市販品は臭いを一時的に抑える効果はありますが、アポクリン腺そのものにはアプローチできないため、中等度以上のワキガには限界があることも事実です。臭いが気になって日常生活や人間関係に影響が出ていると感じていらっしゃる方は、ひとりで抱え込まずにぜひ早めにご相談ください。症状の程度を丁寧に診察した上で、最適な治療法をご一緒に考えていきます。」
🔍 よくある質問
市販のデオドラントクリームでワキガを根本的に治すことはできません。これらの製品は制汗・抗菌・消臭によって臭いを一時的に抑える効果はありますが、臭いの本質的な原因であるアポクリン腺そのものにはアプローチできません。使用をやめると臭いは戻るため、あくまでも一時的なケアとして位置づけることが重要です。
臭いが強い・汗が多い場合は、塩化アルミニウムやイソプロピルメチルフェノール(IPMP)を含む製品が効果的です。臭いが軽度であればミョウバンや酸化亜鉛配合のマイルドな製品でも十分な場合があります。また、より確実な効果を求めるなら、厚生労働省が有効性を認めた「医薬部外品」として承認された製品を選ぶことをおすすめします。
入浴後など清潔な状態で塗布することが基本です。汗や汚れが残っていると成分が十分に作用しません。また、除毛・剃毛直後は皮膚がデリケートなため、24〜48時間空けてから使用してください。塗布後は完全に乾かしてから衣服を着ると衣服への付着を防げます。多く塗っても効果は高まらず、適量を均一に塗ることが大切です。
以下のような場合は医療機関への相談を検討してください。複数の市販品を試しても改善しない場合、他人から臭いを指摘された場合、衣服にワキ部分の黄色いシミが残る場合、臭いが原因で日常生活や対人関係に影響が出ている場合、また市販品使用による皮膚トラブルが生じている場合です。アイシークリニック大宮院では専門医が丁寧に診察し、適切な治療法をご提案しています。
医療機関では症状の程度に応じて複数の治療法があります。切開不要で汗腺をマイクロ波で破壊する「ミラドライ」や「ビューホット」、皮膚を小さく切開してアポクリン腺を直接取り除く「剪除法」、さらに高濃度の外用薬による保存療法などが代表的です。これらはアポクリン腺そのものにアプローチするため、市販品と異なり長期的な改善が期待できます。アイシークリニック大宮院では症状に合わせた治療法をご提案しています。
💪 まとめ
ワキガ(腋臭症)は、アポクリン腺から分泌された汗が皮膚常在菌によって分解されることで生じる臭いが原因です。市販のデオドラントクリームには、制汗・抗菌・消臭といった複数の働きがあり、軽度から中程度の症状であれば一定の効果が期待できます。
製品を選ぶ際には、成分(塩化アルミニウム・ミョウバン・IPMPなど)の特徴を理解した上で、自分の症状の程度・肌質・使用シーンに合ったものを選ぶことが大切です。また、医薬部外品として承認されている製品を選ぶことも、有効性の面から重要なポイントです。
ただし、市販のクリームはあくまでも「一時的な臭い抑制」を目的としたものであり、アポクリン腺そのものを減らすことはできません。根本的な改善を目指すには、医療機関での治療が必要です。ミラドライなどのマイクロ波治療や剪除法などの外科的治療は、アポクリン腺そのものにアプローチする方法として高い効果が報告されています。
市販品を試しても効果が感じられない場合・臭いが強くて日常生活に影響が出ている場合・皮膚トラブルが起きている場合などは、ぜひ医療機関への相談を検討してください。アイシークリニック大宮院では、ワキガに関する悩みについて専門医が丁寧に診察し、症状に合わせた治療法をご提案しています。一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 腋臭症(ワキガ)の定義・原因・アポクリン腺の仕組み・治療法に関する皮膚科学的な根拠情報として参照
- 厚生労働省 – 医薬部外品と化粧品の分類・制汗剤成分の承認基準・有効成分の規制に関する情報として参照
- PubMed – 腋臭症の臭い主成分(3-メチル-2-ヘキセン酸等)・アポクリン腺の機能・ミラドライ等の治療効果に関する査読済み研究文献として参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務