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ストレートネックを改善する枕の選び方|正しい高さと素材を医師が解説

「朝起きると首や肩が痛い」「スマホを見ていると首がつらい」「頭痛や目の疲れがなかなか取れない」このような症状に心当たりがある方は、ストレートネックが原因かもしれません。ストレートネックは現代人に非常に多い症状で、スマートフォンやパソコンの長時間使用が大きな要因となっています。そして、ストレートネックの改善には毎日使う枕の選び方が非常に重要です。適切な枕を使用することで首への負担を軽減し、症状の改善につなげることができます。本記事では、アイシークリニック大宮院の医師監修のもと、ストレートネックを改善するための枕の選び方、正しい高さや素材の選定ポイント、さらに枕以外にできる対策まで詳しく解説します。


目次

  1. ストレートネックとは?首の構造と症状の関係
  2. ストレートネックの主な原因
  3. ストレートネック改善に枕が重要な理由
  4. ストレートネック改善に適した枕の選び方
  5. 枕の高さの正しい決め方
  6. ストレートネックに適した枕の素材
  7. 避けるべき枕の特徴
  8. ストレートネック改善のための正しい寝姿勢
  9. 枕以外のストレートネック改善法
  10. ストレートネックで病院を受診すべき目安
  11. 当院での診療傾向【医師コメント】
  12. よくある質問

🎯 ストレートネックとは?首の構造と症状の関係

ストレートネックとは、本来緩やかなカーブを描いている首の骨(頸椎)がまっすぐになってしまった状態を指します。正常な頸椎は、横から見ると約30〜40度の前弯カーブを描いています。このカーブは頭の重さを効率よく支え、衝撃を吸収するという重要な役割を果たしています。

🔸 正常な首のカーブの役割

人間の頭は約4〜6kgの重さがあり、これはボウリングの球に相当します。正常な頸椎の前弯カーブは、この重い頭を効率よく支えるためのクッションの役割を果たしています。📌 カーブがあることで、首や肩の筋肉にかかる負担が分散され、長時間頭を支えていても疲れにくい構造になっているのです。

⚠️ ストレートネックになるとどうなるか

頸椎のカーブが失われてストレートネックになると、頭の重さが首や肩の筋肉に直接かかるようになります。特に頭が前に出た姿勢では、首にかかる負担は通常の2〜3倍にもなるといわれています。例えば、スマートフォンを見るために首を30度前に傾けると、首にかかる負担は約18kgにもなるという研究結果があります。

🔸 ストレートネックの主な症状

ストレートネックによって引き起こされる症状は多岐にわたります。代表的な症状として、以下が挙げられます:

  • 📌 首や肩のこり・痛み
  • 📌 慢性的な頭痛
  • 📌 目の疲れ
  • 📌 めまい
  • 📌 手のしびれ
  • 📌 睡眠障害

これらの症状は日常生活に大きな支障をきたすことがあり、放置すると悪化する可能性があります。首こりや肩こりは最も一般的な症状で、特に首の後ろ側や肩甲骨周辺に痛みやだるさを感じることが多いです。頭痛は後頭部から始まり、こめかみや目の奥に広がることがあります。また、首の神経が圧迫されることで、腕や手にしびれや痛みが生じることもあります。

📋 ストレートネックの主な原因

ストレートネックは現代社会において非常に増加している症状です。その背景には、私たちの生活習慣の変化が大きく関係しています。

📱 スマートフォンやパソコンの長時間使用

ストレートネックの最大の原因は、スマートフォンやパソコンの長時間使用です。画面を見る際に無意識に首を前に突き出す姿勢をとることで、頸椎に大きな負担がかかります。特にスマートフォンは手元で操作するため、首を下に向けた姿勢が長時間続きやすく、ストレートネックを引き起こしやすいといえます。1日の平均スマートフォン使用時間は年々増加しており、それに伴ってストレートネックの患者数も増加傾向にあります。

💻 デスクワークによる姿勢の悪化

長時間のデスクワークも大きな原因の一つです。パソコン作業中は画面に集中するあまり、知らず知らずのうちに頭が前に出てしまいがちです。また、モニターの位置が低すぎたり、椅子の高さが合っていないと、首に負担がかかる姿勢が習慣化してしまいます。

🛏️ 不適切な枕の使用

毎日6〜8時間使用する枕が体に合っていないと、睡眠中に首に負担をかけ続けることになります。枕が高すぎると首が不自然に前に曲がり、低すぎると後ろに反りすぎてしまいます。どちらの場合も頸椎の正常なカーブを維持できず、ストレートネックを悪化させる原因となります。

🏃‍♂️ 運動不足による筋力低下

首や肩周りの筋力が低下すると、頭を正しい位置に保つことが難しくなります。特に背中の筋肉(僧帽筋や菱形筋)が弱くなると、肩が前に丸まり、それに伴って首も前に出やすくなります。現代人は運動不足になりやすく、これがストレートネックの増加に拍車をかけています。

👴 加齢による変化

加齢に伴い、椎間板(背骨と背骨の間のクッション)の水分量が減少し、クッション性が低下します。また、筋力の低下や姿勢の崩れも進みやすくなるため、高齢になるほどストレートネックのリスクは高まります。


👴 加齢による変化

💡 ストレートネック改善に枕が重要な理由

ストレートネックの改善において、枕は非常に重要な役割を果たします。私たちは人生の約3分の1を睡眠に費やしており、その間ずっと枕を使用しています。つまり、枕は最も長時間使用する健康グッズといっても過言ではありません。

💧 睡眠中の首の負担軽減

適切な枕を使用することで、睡眠中に首の筋肉を休ませ、頸椎を正しい位置に保つことができます。日中にストレートネックによる負担を受けた首も、睡眠中に正しい姿勢を維持できれば回復が促進されます。逆に、合わない枕を使い続けると、睡眠中も首に負担をかけ続けることになり、症状が悪化してしまいます。

✨ 頸椎の自然なカーブの維持

理想的な枕は、仰向けで寝たときに頸椎の自然なS字カーブを維持できるものです。首の後ろ側の隙間を適切に埋めることで、首の筋肉がリラックスした状態で眠ることができます。これにより、ストレートネックで失われたカーブを少しずつ取り戻すことが期待できます。

🩸 血行促進と筋肉の回復

首に負担がかからない姿勢で眠ることで、首や肩周りの血行が良くなります。血行が良くなると、日中に蓄積した疲労物質の排出が促進され、筋肉の回復が早まります。また、十分な酸素と栄養が供給されることで、筋肉や組織の修復が効率よく行われます

🔍 ストレートネック改善に適した枕の選び方

ストレートネックを改善するためには、自分の体に合った枕を選ぶことが重要です。ここでは、枕選びで押さえるべきポイントを詳しく解説します。

📌 首のカーブをサポートする形状

ストレートネック改善に適した枕は、首のカーブをしっかりサポートできる形状のものです。首の後ろ側(後頭部と肩の間)には自然な隙間があり、この隙間を適切に埋めることが重要です。✅ 首元が盛り上がった波形の枕や、首の部分にロール状のサポートがついた枕は、この隙間を効果的に埋めることができます。ただし、すべての人にこのタイプが合うわけではないため、実際に試してみることが大切です。

🔸 後頭部を適度に支える高さ

枕の中央部分は、後頭部を適度に支える高さが必要です。後頭部が沈みすぎると首が反りすぎてしまい、高すぎると首が前に曲がってしまいます。仰向けで寝たときに、顔が天井に向いてまっすぐになる(やや顎が引けている程度の)高さが理想的です。

⚡ 横向き寝にも対応できる構造

人は睡眠中に平均20〜30回の寝返りを打つといわれています。そのため、仰向けだけでなく横向きで寝たときにも快適な枕を選ぶことが重要です。横向きで寝る場合は、肩幅の分だけ枕を高くする必要があります。📌 枕の両サイドが中央よりも高くなっているタイプや、高さ調整ができるタイプを選ぶと、さまざまな寝姿勢に対応できます。

✨ 適度な硬さと反発力

枕の硬さは、頭と首をしっかり支えつつ、圧迫感を感じない程度が理想です。柔らかすぎる枕は頭が沈みすぎて首のサポートが不十分になり、硬すぎる枕は血行を妨げて寝心地が悪くなります。適度な反発力があり、寝返りを打ちやすい枕を選びましょう。

💧 通気性と衛生面

枕は毎日長時間使用するものなので、通気性が良く衛生的に保てるものを選ぶことも大切です。汗や湿気がこもりにくい素材で、洗えるタイプや防ダニ加工が施されたものがおすすめです。快適な睡眠環境を維持することで、質の良い睡眠をとることができます。

📝 枕の高さの正しい決め方

枕選びで最も重要なのが高さです。適切な高さは人によって異なり、体格や寝姿勢、マットレスの硬さなどによって変わります。

🔸 仰向け寝の場合の適切な高さ

仰向けで寝る場合、理想的な枕の高さは首の後ろの隙間を埋め、頸椎の自然なカーブを維持できる高さです。具体的には、顔の角度が床に対して約5度下向き(やや顎を引いた状態)になる高さが目安です。目線が天井に向いて真上を見ている状態は枕が低すぎ、逆に顎が上がって天井の後ろ側を見るような状態は枕が高すぎるサインです。一般的に、男性は3〜5cm程度、女性は2〜4cm程度が目安とされていますが、個人差があるため実際に試して確認することが大切です。

📌 横向き寝の場合の適切な高さ

横向きで寝る場合は、仰向けよりも高い枕が必要です。肩幅の分だけマットレスから頭が浮くため、その隙間を埋める高さが必要になります。横向きで寝たときに、首から背骨にかけてのラインがまっすぐになる高さが理想的です。首が上に曲がっていたり下に曲がっていたりする場合は、枕の高さが合っていません。

✅ 体格による高さの違い

体格によって適切な枕の高さは異なります。肩幅が広い人や筋肉質な人は、高めの枕が必要になることが多いです。一方、体が小さい人や華奢な人は、低めの枕の方が合うことが多いです。また、後頭部の出っ張り具合によっても適切な高さは変わります。後頭部が平らな人は高めの枕、後頭部が出っ張っている人は低めの枕が合う傾向があります。

🔸 マットレスとの相性

枕の高さは、使用するマットレスや敷布団の硬さによっても変わります。柔らかいマットレスは体が沈み込むため、比較的低めの枕で十分なことが多いです。逆に硬いマットレスは体が沈み込まないため、首と床の隙間が大きくなり、高めの枕が必要になることがあります。新しい枕を選ぶ際は、普段使っている寝具との相性も考慮しましょう。

⚙️ 高さ調整機能付き枕の活用

適切な高さを見つけるのが難しい場合は、高さ調整機能付きの枕を選ぶことをおすすめします。中材を出し入れできるタイプや、複数のシートを重ねて高さを調整できるタイプなど、さまざまな製品があります。これらを活用すれば、自分に最適な高さを少しずつ調整しながら見つけることができます。

💊 ストレートネックに適した枕の素材

枕の素材は、サポート力、耐久性、通気性、価格などに影響します。ストレートネック改善に適した主な素材をご紹介します。

🔸 高反発ウレタンフォーム

高反発ウレタンフォームは、しっかりとした反発力で頭と首を支えてくれる素材です。沈み込みすぎず、寝返りが打ちやすいのが特徴です。形状記憶性があるため、使用後も元の形に戻りやすく、長期間使用してもヘタりにくいという利点があります。ストレートネックの方には比較的おすすめの素材です。

⚠️ 低反発ウレタンフォーム

低反発ウレタンフォームは、体温と圧力で柔らかくなり、頭や首の形に合わせてフィットする素材です。圧力を分散してくれるため、特定の部分に負担が集中しにくいのが利点です。ただし、沈み込みが大きいため、ストレートネックの方には首のサポートが不十分になる場合があります。また、気温によって硬さが変わりやすく、夏は柔らかく、冬は硬くなる傾向があります。

🌿 ラテックス(天然ゴム)

ラテックスは天然ゴムを原料とした素材で、適度な弾力性と反発力を併せ持っています。頭をしっかり支えつつ、適度に沈み込んでフィットするため、快適な寝心地が得られます。通気性が良く、抗菌性もあるため衛生的に使用できます。ただし、ゴムアレルギーのある方は使用できません

⚡ パイプ素材

パイプ素材は、小さなストローのようなプラスチック製のパーツを詰めた枕です。中材の量を調整することで高さを自由に変えられるのが最大の特徴です。通気性に優れ、洗えるため衛生的に保てます。価格も比較的手頃で、ストレートネック改善の入門枕として適しています。ただし、パイプ同士がこすれる音が気になる方もいます。

🌾 そばがら

そばがらは日本で古くから使われている伝統的な枕素材です。通気性が非常に良く、夏でも涼しく使えます。硬めでしっかり頭を支えてくれますが、音が気になる場合があります。天然素材のため、定期的な天日干しが必要で、そばアレルギーのある方は使用できません

🔸 ファイバー素材

ファイバー素材は、ポリエチレンなどの樹脂を網目状に成形した素材です。通気性が抜群で、丸洗いが可能なため衛生的に使用できます。適度な硬さと反発力があり、寝返りが打ちやすいのが特徴です。へたりにくく長持ちしますが、音が気になる場合があります。

⚠️ 避けるべき枕の特徴

ストレートネックを改善するためには、避けるべき枕の特徴も知っておくことが大切です。以下のような枕は、症状を悪化させる可能性があります。

🚨 高すぎる枕

高すぎる枕は、首を前に曲げた状態で眠ることになり、ストレートネックを悪化させる大きな原因となります。日中スマートフォンを見るときのような姿勢を、睡眠中も続けることになってしまいます。また、気道が圧迫されていびきや睡眠時無呼吸症候群の原因になることもあります。

⚠️ 柔らかすぎる枕

柔らかすぎる枕は、頭が沈み込みすぎて首が不自然な角度になってしまいます。首のサポートが不十分になり、筋肉が緊張した状態が続くことで、朝起きたときに首こりや肩こりを感じることがあります。また、寝返りが打ちにくくなり、同じ姿勢が続くことで血行不良を引き起こす可能性もあります。

🔸 へたった枕

長期間使用してへたってしまった枕は、本来のサポート力を失っています。新品のときは適切な高さだったとしても、へたることで低くなりすぎたり、形が崩れて首を適切にサポートできなくなったりします。📌 枕は消耗品であり、定期的に交換することが大切です。一般的に、枕の寿命は2〜3年程度といわれています。

📏 サイズが小さい枕

枕のサイズが小さすぎると、寝返りを打ったときに頭が枕から落ちてしまいます。すると首に急激な負担がかかり、寝違えの原因になることがあります。枕の幅は、寝返りを打っても頭が落ちない程度の余裕が必要で、一般的に60cm以上が推奨されています。

🚫 枕なしで寝る

ストレートネックの人が枕なしで寝ることは、基本的におすすめできません。枕なしだと後頭部が低くなりすぎて首が反り返り、頸椎に負担がかかります。また、横向きで寝るときは肩幅の分だけ首が傾くため、大きな負担となります。ただし、非常に低い枕が合う方もいるため、自分に合った高さを見つけることが重要です。

🛏️ ストレートネック改善のための正しい寝姿勢

適切な枕を選んでも、寝姿勢が悪いと効果が半減してしまいます。ストレートネック改善に効果的な寝姿勢について解説します。

✨ 仰向け寝の正しい姿勢

仰向け寝は、首や背骨への負担が最も少ない寝姿勢です。正しい仰向け寝の姿勢は、首の後ろの隙間を枕でしっかり埋め、顔がやや顎を引いた状態で天井を向いている状態です。📌 肩は枕に乗せず、マットレスにつけておきます。腕は体の横に自然に置くか、お腹の上に軽く乗せます。膝の下にクッションを入れると、腰への負担も軽減できます。

🔸 横向き寝の正しい姿勢

横向き寝をする場合は、首から背骨にかけてのラインがまっすぐになるようにします。枕の高さは肩幅に合わせて調整し、首が上下どちらにも傾かないようにします。📌 下になる肩を少し前に出し、腕は体の前で楽な位置に置きます。膝を軽く曲げ、両膝の間にクッションを挟むと、腰や骨盤への負担が軽減されます。

🚨 うつ伏せ寝を避ける理由

うつ伏せ寝は、首を左右どちらかに大きくひねった状態で眠ることになるため、ストレートネックの方には最も避けるべき寝姿勢です。首の筋肉や関節に大きな負担がかかり、症状を悪化させる原因となります。また、腰にも負担がかかりやすいため、腰痛の原因にもなります。うつ伏せ寝が習慣になっている方は、横向き寝から始めて徐々に仰向け寝に移行することをおすすめします。

🔄 寝返りの重要性

睡眠中の寝返りは、同じ姿勢による血行不良や筋肉の疲労を防ぐために重要です。適度に寝返りを打つことで、体の一部分に負担が集中することを避けられます。寝返りが打ちやすい環境を整えるためには、適度な硬さのマットレスと、頭が落ちない大きさの枕を選ぶことが大切です。

🏥 枕以外のストレートネック改善法

枕を見直すことは重要ですが、ストレートネックの改善には日中の対策も欠かせません。枕以外にできる改善法をご紹介します。

🔸 姿勢の改善

日中の姿勢を意識することは、ストレートネック改善の基本です。デスクワーク中は、モニターの位置を目の高さに合わせ、頭が前に出ないように注意します。スマートフォンを使用する際は、画面を目の高さまで持ち上げるようにしましょう。また、定期的に姿勢をチェックし、猫背になっていないか確認する習慣をつけることが大切です。

💪 ストレッチの実践

首や肩のストレッチは、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進する効果があります。簡単にできるストレッチとして以下があります:

  • ✅ 首をゆっくり前後左右に傾ける
  • ✅ 首を回す
  • ✅ 肩をすくめて下ろす

1日数回、特にデスクワークの合間や就寝前に行うと効果的です。ただし、痛みがある場合は無理せず、痛くない範囲で行ってください。

🔸 首と肩の筋力強化

首や肩周りの筋力を強化することで、正しい姿勢を維持しやすくなります。タオルを使った首の等尺性運動(タオルを額に当てて頭を前に押しながらタオルで抵抗をかける)や、肩甲骨を寄せる運動などが効果的です。無理のない範囲で継続することが大切です。

💻 デスク環境の見直し

長時間のデスクワークがストレートネックの原因となっている場合、デスク環境を見直すことが重要です。

  • 📌 椅子の高さは、足が床にしっかりつき、膝が90度に曲がる高さに調整
  • 📌 モニターは目の高さに合わせ、画面との距離は40〜70cm程度を確保
  • 📌 キーボードやマウスの位置も、肩が上がらない楽な位置に配置

🏃‍♂️ 適度な運動習慣

全身の運動は、血行を促進し、筋力を維持するために重要です。ウォーキングや水泳などの有酸素運動は、全身の血流を良くし、筋肉の緊張をほぐす効果があります。特に水泳は、首や肩への負担が少なく、全身の筋肉をバランスよく使えるためおすすめです。

📱 スマートフォンの使用時間を減らす

スマートフォンの長時間使用は、ストレートネックの大きな原因です。使用時間を意識的に減らすことが改善への近道となります。スマートフォンの使用時間を管理するアプリを活用したり、就寝前のスマートフォン使用を控えたりすることで、首への負担を減らすことができます。

また、睡眠の質を向上させるために、関連記事:冬に眠いのは病気?過眠症状の原因と対策を医師が詳しく解説も参考にしてください。

🚨 ストレートネックで病院を受診すべき目安

多くのストレートネックは、枕の見直しや生活習慣の改善で症状が軽減します。しかし、以下のような症状がある場合は、医療機関を受診することをおすすめします。

⚠️ 受診が推奨されるケース

以下の症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう:

  • 🚨 首や肩の痛みが数週間以上続く場合
  • 🚨 手や腕にしびれや脱力感がある場合
  • 🚨 頭痛がひどく日常生活に支障がある場合
  • 🚨 めまいや吐き気を伴う場合
  • 🚨 症状が急激に悪化した場合

これらの症状は、頸椎椎間板ヘルニアや頸椎症など、より深刻な疾患の可能性もあるため、適切な診断を受けることが重要です。

🏥 受診する診療科

ストレートネックの症状で受診する場合、整形外科が第一選択となります。整形外科では、レントゲンやMRIなどの画像検査で頸椎の状態を詳しく確認し、適切な治療法を提案してもらえます。また、ペインクリニックや脳神経外科でも対応してもらえる場合があります。症状に応じて適切な診療科を選択しましょう。寒暖差や季節の変わり目で体調を崩しやすい方は、静電気が痛い原因と対策|冬の不快なバチッを防ぐ方法を医師が解説の記事も参考にしてください。

💊 治療法の選択肢

医療機関での治療法として以下があります:

  • 📌 薬物療法(消炎鎮痛剤や筋弛緩剤)
  • 📌 理学療法(牽引療法やマッサージ、温熱療法)
  • 📌 装具療法(頸椎カラーの装着)
  • 📌 注射療法(ブロック注射)

症状の程度や原因に応じて、最適な治療法が選択されます。重症例では手術が検討されることもありますが、まれなケースです。

さらに体調管理に関する情報として、偏頭痛と天気の関係とは?気圧変化による頭痛の予防法を医師が解説の記事もご参照ください。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

💡 高桑康太医師(当院治療責任者)より

「当院にお越しになる患者さんの中にも、慢性的な肩こりや首の痛み、頭痛を訴える方が増えている印象があります。特にデスクワークが中心の方や、スマートフォンを長時間使用される方に多く見られます。」

「首や肩の不調は、睡眠の質にも大きく影響することがあり、適切な枕選びと日中の姿勢改善を組み合わせることで症状が軽減するケースが少なくありません。症状が長引く場合や、手のしびれなどを伴う場合は、自己判断せずに医療機関を受診されることをおすすめします。」

「当院でも、患者さん一人ひとりの症状や生活習慣に合わせたアドバイスを心がけております。」

❓ よくある質問

ストレートネックは枕で治りますか?

適切な枕を使用することでストレートネックの症状を軽減し、頸椎の自然なカーブを取り戻す助けになります。ただし、枕だけで完全に治るわけではなく、日中の姿勢改善やストレッチなども併せて行うことが重要です。症状が重い場合は医療機関の受診をおすすめします。

ストレートネックに高い枕と低い枕、どちらがいいですか?

ストレートネックの方には、高すぎる枕は避けるべきです。高すぎる枕は首を前に曲げた状態で眠ることになり、症状を悪化させます。ただし、低すぎても首が反りすぎてしまうため、首の隙間を適切に埋め、顔がやや顎を引いた状態で天井を向く程度の高さが理想的です。

ストレートネックにタオル枕は効果がありますか?

タオルを丸めて首の下に敷く「タオル枕」は、一時的に首のカーブをサポートする方法として知られています。バスタオルを筒状に丸めて首の下に敷くことで、首のカーブを支えることができます。ただし、高さの調整が難しく、寝返りで崩れやすいため、長期的な使用には専用の枕を選ぶことをおすすめします。

枕を変えてからどのくらいで効果を実感できますか?

適切な枕に変えてから効果を実感するまでの期間は個人差があります。朝起きたときの首や肩のこりが軽減するなどの変化は数日から1〜2週間程度で感じられることが多いです。ただし、ストレートネック自体の改善には数ヶ月以上かかることもあり、継続的な使用と日中の姿勢改善を併せて行うことが大切です。

ストレートネック専用枕は普通の枕と何が違いますか?

ストレートネック専用枕は、首のカーブをサポートする設計になっていることが多いです。首元が盛り上がった形状や、中央がくぼんで首と後頭部を別々に支える構造などが特徴です。また、高さ調整機能がついているものも多く、自分に合った高さを見つけやすいという利点があります。ただし、専用枕でなくても自分に合った高さと硬さの枕であれば効果が期待できます。

横向き寝が多い場合、どのような枕を選べばいいですか?

横向き寝が多い方は、肩幅を考慮した枕選びが重要です。横向きで寝たときに首から背骨にかけてのラインがまっすぐになる高さの枕を選びましょう。枕の両サイドが中央よりも高くなっているタイプや、高さ調整ができるタイプがおすすめです。仰向けと横向きの両方に対応できる枕を選ぶと、寝返りを打っても快適に眠れます。


参考文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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