🤔 「Vビームとプリマって何が違うの?」「どちらを選べば良いの?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。Vビームは赤ら顔や毛細血管拡張症、血管腫などの治療に用いられる医療用レーザー機器で、その後継機種としてVビームプリマが登場しています。
📋 両者は同じパルス色素レーザーの原理を用いていますが、搭載されている技術や治療性能には大きな進化が見られます。本記事では、VビームとVビームプリマの違いを詳しく解説し、それぞれの特徴や治療適応について医師の視点からわかりやすく説明します。どちらの機器が自分の症状に適しているのか、治療選択の参考にしてください。
📑 目次
- 📌 Vビームとは?基本的な仕組みと特徴
- 🚀 Vビームプリマとは?進化したポイント
- ⚖️ VビームとVビームプリマの違いを徹底比較
- 🎯 VビームとVビームプリマの治療対象の違い
- ✨ 治療効果と痛みの違い
- ⏰ ダウンタイムと副作用の違い
- 💰 費用相場と保険適用の違い
- 🤷♀️ どちらを選ぶべき?症状別の選び方
- 📋 Vビーム・Vビームプリマ治療の流れ
- ⚠️ 治療を受ける際の注意点
- 👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
- ❓ よくある質問
- 📚 参考文献
📌 Vビームとは?基本的な仕組みと特徴
このセクションでは、Vビームの基本的な仕組みと従来機器の特徴について詳しく解説します。
Vビームは、アメリカのキャンデラ社が開発したパルス色素レーザー(PDL:Pulsed Dye Laser)の一種です。波長595nmのレーザー光を照射し、血液中のヘモグロビンに選択的に吸収させることで、異常な血管を破壊・凝固させる治療機器として世界中で使用されてきました。
🦠 Vビームの基本原理
Vビームが採用しているパルス色素レーザーは、特定の波長の光が特定の色素に吸収される「選択的光熱融解理論」に基づいています。波長595nmの光は血液中の酸化ヘモグロビンに効率よく吸収され、熱エネルギーに変換されます。この熱によって血管壁が損傷を受け、異常な血管が縮小・消失していくのです。
この原理により、周囲の正常な組織へのダメージを最小限に抑えながら、ターゲットとなる血管のみを選択的に治療することが可能になっています。皮膚の表面から数mm程度の深さにある血管に対して効果を発揮し、赤ら顔や毛細血管拡張症などの治療に広く用いられています。
🔸 従来型Vビームの特徴
従来型のVビームには、以下のような特徴があります。まず、パルス幅(レーザー照射時間)は0.45〜40ミリ秒の範囲で調整可能であり、治療対象の血管の太さに応じて最適な設定を選択できます。
冷却システムとしてはダイナミッククーリングデバイス(DCD)が搭載されており、レーザー照射の直前に冷却ガスを噴射することで皮膚表面を保護し、痛みを軽減する仕組みになっています。スポットサイズは最大10mmまで対応しており、治療部位の広さに応じて効率的な照射が可能です。
従来型Vビームは多くの医療機関で導入され、赤ら顔や血管腫、酒さなどの血管性皮膚疾患の治療において高い実績を残してきました。しかし、技術の進歩に伴い、より高性能な後継機種であるVビームプリマが開発されることになります。
🚀 Vビームプリマとは?進化したポイント
このセクションでは、最新機種Vビームプリマの進化したポイントと拡大された治療適応について解説します。
Vビームプリマは、従来型Vビームの後継機種として開発された最新のパルス色素レーザー機器です。基本的な治療原理は同じながら、さまざまな技術的改良が加えられており、より幅広い症状に対して効果的な治療が可能になっています。
⚡ Vビームプリマの技術的進化
Vビームプリマでは、従来型と比較してパルス幅の調整範囲が大幅に拡大されています。従来型が0.45〜40ミリ秒であったのに対し、Vビームプリマでは0.45〜100ミリ秒まで設定可能となりました。この長いパルス幅は、より太い血管や深い位置にある血管の治療に効果を発揮します。
また、スポットサイズも最大15mmまで拡大されており、広範囲の治療をより効率的に行えるようになっています。これにより、治療時間の短縮と患者さんの負担軽減が実現しています。
❄️ 冷却システムの改良
Vビームプリマでは、冷却システムも大幅に改良されています。従来型のDCDに加えて、新たに連続冷却モードが追加されました。これにより、長時間の照射においても皮膚を効果的に冷却し続けることが可能となり、より安全で痛みの少ない治療が実現しています。
冷却効率の向上により、より高い出力でのレーザー照射が可能となり、これまで治療が難しかった深い位置にある血管や、太い血管に対しても効果的なアプローチができるようになりました。
🎯 治療適応の拡大
Vビームプリマの技術的進化により、治療適応も大幅に拡大しています。従来型で対応していた赤ら顔や毛細血管拡張症、血管腫などに加えて、ニキビ跡の赤みや肥厚性瘢痕、ケロイドの赤みなどの治療にも効果が期待できるようになりました。ニキビ跡の治療については「ニキビ跡の赤みを消す方法とは?原因と治療法を皮膚科医が解説」で詳しく解説しています。
さらに、パルス幅を長く設定することで、紫斑(しはん:皮下出血による紫色のあざ)が出にくくなるモードでの治療も可能となり、ダウンタイムを気にする患者さんにも適した治療が提供できるようになっています。
⚖️ VビームとVビームプリマの違いを徹底比較
このセクションでは、両機器の具体的な性能差を項目ごとに詳しく比較していきます。
ここでは、VビームとVビームプリマの具体的な違いについて、項目ごとに詳しく比較していきます。両者の性能差を理解することで、自分に適した治療機器を選ぶ際の参考になるでしょう。
📊 波長とパルス幅の違い
波長については、両者とも595nmで同一です。この波長は血液中のヘモグロビンに最も効率よく吸収される波長として選定されており、血管治療において最適とされています。
一方、パルス幅には大きな違いがあります。従来型Vビームでは0.45〜40ミリ秒の範囲で調整可能ですが、Vビームプリマでは0.45〜100ミリ秒まで対応しています。パルス幅が長くなることで、熱がゆっくりと血管に伝わり、周囲組織への熱損傷を抑えながらより深い血管や太い血管の治療が可能になります。
📌 短いパルス幅は細い血管に適しており、長いパルス幅は太い血管に適しているため、Vビームプリマではこの選択肢が広がったことで、より多様な血管性病変に対応できるようになりました。
📏 スポットサイズの違い
スポットサイズとは、レーザーが照射される範囲の直径のことです。従来型Vビームでは最大10mmのスポットサイズに対応していましたが、Vビームプリマでは最大15mmまで拡大されています。
スポットサイズが大きくなることで、一度に照射できる面積が広がり、治療効率が向上します。また、大きなスポットサイズを使用することで、レーザー光がより深くまで到達しやすくなるという特性もあります。これにより、深い位置にある血管に対してもより効果的な治療が可能となっています。
❄️ 冷却システムの違い
冷却システムの違いは、患者さんが感じる痛みや治療の安全性に直接関わる重要なポイントです。従来型Vビームでは、ダイナミッククーリングデバイス(DCD)による瞬間冷却方式を採用していました。これはレーザー照射の直前に冷却ガスを短時間噴射する方式です。
Vビームプリマでは、このDCDに加えて連続冷却モードが追加されています。連続冷却モードでは、レーザー照射中も継続的に皮膚を冷却し続けることができ、より長時間の照射や高出力での治療においても皮膚の熱損傷リスクを低減できます。
この冷却システムの改良により、Vビームプリマでは従来型よりも高いエネルギーでの照射が可能となり、これまで治療が困難であった症例にも対応できるようになっています。
⚡ エネルギー出力の違い
Vビームプリマでは、最大出力も従来型より向上しています。これは冷却システムの改良により、より安全に高出力での治療が可能になったためです。高い出力は、深い血管や太い血管の治療において効果を発揮します。
⚠️ ただし、高出力が常に良いというわけではありません。症状や部位に応じて適切な出力を選択することが重要であり、経験豊富な医師による診察と設定が必要です。

🎯 VビームとVビームプリマの治療対象の違い
このセクションでは、各機器で治療可能な疾患の範囲と保険適用について詳しく解説します。
両者は基本的に同じ血管性病変に対する治療に用いられますが、Vビームプリマでは技術的進化により治療できる範囲が広がっています。ここでは、それぞれの治療対象について詳しく解説します。
🔸 両者に共通する治療対象
VビームとVビームプリマの両方で治療可能な疾患には、以下のようなものがあります。
📌 赤ら顔(酒さ)は、顔面の毛細血管が拡張することで生じる赤みを特徴とする疾患です。両者ともに効果的な治療が可能ですが、Vビームプリマではより深い血管にもアプローチできます。
📌 毛細血管拡張症は、皮膚の表面近くに細い血管が透けて見える状態で、特に頬や鼻の周辺に多く見られます。単純性血管腫(ポートワイン母斑)は生まれつきの赤いあざで、顔面に生じることが多い疾患です。いちご状血管腫は乳児に多く見られる良性の血管腫瘍です。
これらの疾患に対しては、両者とも有効な治療効果が期待できますが、症状の程度や血管の深さ、太さによってどちらが適しているかは異なります。
✨ Vビームプリマで拡大された治療対象
Vビームプリマでは、技術的進化により以下のような症状にも効果的に対応できるようになりました。
📌 ニキビ跡の赤みは、炎症後紅斑と呼ばれ、ニキビの炎症によって毛細血管が拡張し残存した状態です。Vビームプリマの長いパルス幅を活用することで、効果的な治療が可能になっています。
📌 肥厚性瘢痕やケロイドの赤みについても、Vビームプリマでの治療効果が報告されています。これらの瘢痕組織には多くの血管が存在しており、レーザーによる血管破壊が瘢痕の改善に寄与すると考えられています。
また、太い血管や深い位置にある血管に対しても、Vビームプリマではより効果的な治療が可能です。従来型では治療が難しかった症例にも対応できる可能性が広がっています。
💰 保険適用となる疾患
VビームおよびVビームプリマによる治療は、一定の疾患に対して保険適用が認められています。単純性血管腫(ポートワイン母斑)、苺状血管腫、毛細血管拡張症については、医師の診断により保険診療として治療を受けることが可能です。
⚠️ 保険適用となる疾患であっても、治療回数や間隔には制限がある場合があります。また、美容目的での赤ら顔治療などは保険適用外となることが多いため、事前に医療機関で確認することをおすすめします。
✨ 治療効果と痛みの違い
このセクションでは、両機器の治療効果の違いと施術中の痛みレベルについて詳しく解説します。
VビームとVビームプリマでは、治療効果や施術中の痛みにも違いがあります。これらの違いを理解することは、治療を受ける際の心構えにも役立ちます。
📊 治療効果の違い
治療効果については、両者ともに血管性病変に対して高い効果を発揮しますが、Vビームプリマではより幅広い症例に対応できるようになっています。特に、従来型では効果が限定的であった太い血管や深い血管に対して、Vビームプリマではより確実な効果が期待できます。
また、Vビームプリマでは紫斑が出にくいモードでの治療も可能であり、効果を維持しながらダウンタイムを軽減した治療が選択できるようになっています。ただし、紫斑を出さないモードでは、紫斑が出るモードと比較して一回あたりの効果がやや弱くなる傾向があり、必要な治療回数が増える可能性があります。
💡 どちらの機器を使用しても、複数回の治療が必要なケースが多く、通常は3〜5回程度の治療で満足のいく結果が得られることが多いです。ただし、症状の程度や個人差により異なります。
😣 施術中の痛みの違い
施術中の痛みについては、Vビームプリマの方が軽減されている傾向があります。これは、改良された冷却システムにより皮膚が効果的に冷却されるためです。患者さんの多くは「輪ゴムでパチンと弾かれるような痛み」と表現されることが多いですが、Vビームプリマではこの痛みがより軽く感じられる傾向があります。
また、Vビームプリマでは長いパルス幅での照射が可能であり、エネルギーがゆっくりと血管に伝わるため、急激な熱による痛みが軽減されます。ただし、痛みの感じ方には個人差があるため、不安な方は事前に医師に相談し、必要に応じて表面麻酔を使用することも可能です。
📅 治療回数と間隔の違い
治療回数については、両者で大きな違いはなく、症状の程度によって3〜5回程度の治療が一般的です。ただし、Vビームプリマでは一度の治療でより深い部分までアプローチできるため、症例によっては治療回数が少なくて済む可能性もあります。
📌 治療間隔は、通常1〜2か月程度の間隔を空けて行います。これは、レーザー照射後の皮膚の回復と、破壊された血管が吸収されるのに必要な時間を確保するためです。
⏰ ダウンタイムと副作用の違い
このセクションでは、治療後の回復期間と起こりうる副作用について詳しく解説します。
レーザー治療を受ける際に気になるのが、ダウンタイム(回復期間)と副作用です。VビームとVビームプリマでは、この点においても違いがあります。
🩹 ダウンタイムの違い
従来型Vビームでの治療後は、照射部位に紫斑(しはん)が出現することが一般的です。紫斑とは、レーザーによって破壊された血管から漏れ出た血液が皮下に滞留することで生じる紫色のあざのような状態です。この紫斑は通常1〜2週間程度で自然に消失しますが、その間は化粧でカバーする必要があります。
Vビームプリマでは、長いパルス幅を使用した「ノンパープラモード」での治療が可能です。このモードでは紫斑が出にくく、ダウンタイムを大幅に軽減することができます。ただし、紫斑が出ないモードでは一回あたりの効果がやや弱くなるため、治療回数が増える可能性があります。
💡 患者さんの生活スタイルやご希望に応じて、効果重視で紫斑を許容するか、ダウンタイム軽減を優先するかを選択することができるのは、Vビームプリマの大きなメリットといえます。
⚠️ 副作用とリスク
両者に共通する副作用として、照射直後の一時的な赤みや腫れがあります。これらは通常数時間から数日で落ち着きます。また、まれに水疱(水ぶくれ)や色素沈着、色素脱失が生じることがありますが、適切な出力設定と熟練した医師による施術により、これらのリスクは最小限に抑えられます。
Vビームプリマでは改良された冷却システムにより、熱傷のリスクが軽減されています。また、長いパルス幅での照射が可能なため、エネルギーがゆっくりと血管に伝わり、周囲組織への熱損傷が抑えられます。
🚨 治療後は紫外線対策が重要です。照射部位は一時的に紫外線に対して敏感になっているため、日焼け止めの使用や帽子の着用などで紫外線を避けることが推奨されます。
🧴 治療後のケア
治療後のケアは両者で大きな違いはありません。📌 照射部位は清潔に保ち、過度な刺激を避けることが大切です。洗顔や入浴は当日から可能ですが、熱いお湯や長時間の入浴は避けた方がよいでしょう。
メイクについては、紫斑が出ている場合でも翌日から可能なことが多いですが、強くこすったり刺激の強い化粧品を使用したりすることは避けてください。保湿剤を使用して肌のバリア機能を維持することも重要です。
💰 費用相場と保険適用の違い
このセクションでは、治療にかかる費用と保険適用の条件について詳しく解説します。
治療を検討する際に重要な費用面についても、VビームとVビームプリマの違いを確認しておきましょう。
🏥 保険診療の場合
単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症などの保険適用疾患に対する治療は、VビームでもVビームプリマでも同様の保険点数が適用されます。保険診療では、照射面積に応じて費用が決まり、3割負担の場合、1回の治療で数千円から1万円程度の自己負担となることが一般的です。
⚠️ ただし、保険診療には照射回数の制限があり、また治療間隔も3か月以上空ける必要があるなどの規定があります。これらの制限については、治療を受ける医療機関で詳しく確認してください。
💸 自由診療の場合
美容目的での赤ら顔治療や、保険適用外の症状に対する治療は自由診療となります。自由診療の場合、医療機関によって費用設定が異なりますが、一般的にVビームプリマの方が最新機器であることから、やや高めの価格設定となっている場合があります。
📊 自由診療での費用相場は、1回あたり1万円〜3万円程度が一般的ですが、照射範囲や使用する機器、医療機関によって大きく異なります。複数回の治療が必要な場合は、セット料金やコース料金が設定されている医療機関もあるため、事前に確認することをおすすめします。
💡 費用対効果の考え方
機器の違いによる費用差よりも、治療回数の違いによるトータルコストを考慮することが重要です。Vビームプリマではダウンタイムを軽減するモードを選択すると治療回数が増える可能性がある一方、より深い血管にもアプローチできるため効率的な治療が可能な場合もあります。
最終的な費用は、症状の程度や希望する結果、ダウンタイムへの許容度などを総合的に考慮した治療計画によって決まります。初回のカウンセリングで医師と相談し、自分に合った治療プランを立てることが大切です。
🤷♀️ どちらを選ぶべき?症状別の選び方
このセクションでは、具体的な症状や希望に応じた機器選択のポイントを詳しく解説します。
VビームとVビームプリマのどちらを選ぶべきかは、症状の種類や程度、生活スタイル、希望するダウンタイムなどによって異なります。ここでは、症状別の選び方の目安を紹介します。
🔸 表在性の細い血管が目立つ場合
頬や鼻の周りに細い血管が透けて見える毛細血管拡張症や、軽度の赤ら顔の場合は、従来型VビームでもVビームプリマでも効果的な治療が可能です。この場合、費用面や通いやすさなどを考慮して選択しても問題ありません。
💡 ただし、ダウンタイムを最小限にしたい場合はVビームプリマのノンパープラモードが適しています。仕事の関係で紫斑が出ると困る方や、治療直後から人前に出る予定がある方には、Vビームプリマをおすすめします。
🔸 深い血管や太い血管がある場合
比較的太い血管が目立つ場合や、皮膚の深い部分にある血管が原因の赤みの場合は、Vビームプリマの方が効果的です。長いパルス幅と大きなスポットサイズを活用することで、従来型では届きにくかった血管にもアプローチできます。
🔍 また、他院で従来型Vビームによる治療を受けたが効果が不十分だったという場合も、Vビームプリマでの再治療を検討する価値があります。
🔸 単純性血管腫(ポートワイン母斑)の場合
単純性血管腫は、血管の深さや範囲が症例によって大きく異なります。浅い位置にある薄い病変であれば従来型Vビームでも十分な効果が得られますが、深い位置にある病変や、これまで治療を受けてきたが残存している病変については、Vビームプリマの方が効果的な可能性があります。
💰 単純性血管腫は保険適用となる疾患ですので、保険診療で治療を受けることが可能です。
🔸 ニキビ跡の赤みの場合
ニキビ跡の赤みに対しては、Vビームプリマが適しています。ニキビ跡の赤み(炎症後紅斑)は、真皮層まで達した炎症によって毛細血管が拡張し、持続している状態です。Vビームプリマの長いパルス幅を使用することで、効果的に治療することができます。
📖 ニキビ跡の治療にはさまざまな方法があり、レーザー治療との組み合わせについては「ニキビ跡はレーザー治療で改善できる?種類・効果・費用を医師が解説」も参考にしてください。
📋 Vビーム・Vビームプリマ治療の流れ
このセクションでは、実際の治療の流れと各ステップでのポイントを詳しく解説します。
実際に治療を受ける場合の一般的な流れを紹介します。両者で流れに大きな違いはありませんが、事前に把握しておくことで安心して治療を受けることができます。
💬 カウンセリング・診察
まず、医師によるカウンセリングと診察を受けます。症状の確認、治療歴の確認、希望する結果やダウンタイムへの許容度などをヒアリングし、最適な治療プランを提案します。
この段階で、VビームとVビームプリマのどちらが適しているか、予想される治療回数、費用の目安などについて説明を受けます。疑問点や不安なことがあれば、この時点で遠慮なく質問してください。
🧴 治療準備
治療当日は、メイクを落とし、照射部位を清潔にします。必要に応じて表面麻酔のクリームを塗布し、麻酔が効くまで20〜30分程度待機します。ただし、多くの場合は麻酔なしでも治療可能です。
🥽 目を保護するために専用のゴーグルまたはアイシールドを装着します。
⚡ レーザー照射
医師が症状に応じた出力やパルス幅を設定し、レーザーを照射していきます。照射時間は治療範囲によって異なりますが、顔全体で15〜30分程度が一般的です。照射中は冷却ガスによって皮膚が冷やされるため、冷たさを感じます。
痛みは「輪ゴムで弾かれるような感覚」と表現されることが多いですが、冷却システムにより軽減されています。痛みが強い場合は、出力の調整や休憩を挟むことも可能です。
🧊 治療後のケア
照射後は照射部位を冷却し、炎症を抑える処置を行います。必要に応じて軟膏を塗布することもあります。帰宅後の注意事項や次回の治療予定について説明を受け、終了となります。
💄 治療直後からメイクは可能ですが、紫斑が出ている場合はコンシーラーなどでカバーが必要になることがあります。紫外線対策は必ず行ってください。
⚠️ 治療を受ける際の注意点
このセクションでは、安全で効果的な治療を受けるための重要な注意点について詳しく解説します。
VビームおよびVビームプリマによる治療を受ける際には、いくつかの注意点があります。安全で効果的な治療のために、事前に確認しておきましょう。
🚫 治療を受けられない場合
以下のような方は、Vビーム・Vビームプリマによる治療を受けられない場合があります。
📌 妊娠中または妊娠の可能性がある方
📌 光線過敏症の方
📌 照射部位に感染症や炎症がある方
📌 ケロイド体質の方(症状による)
📌 日焼け直後の方
また、一部の薬剤を服用している方は治療ができない場合があります。現在服用中の薬がある方は、必ず事前に医師に伝えてください。
☀️ 治療前の準備
治療前には、照射部位の日焼けを避けることが重要です。日焼けした肌はメラニンが増加しており、レーザー光がメラニンにも吸収されてしまうため、熱傷のリスクが高まります。また、治療効果も低下する可能性があります。
📅 治療の2〜4週間前から日焼け止めを使用し、紫外線を避けるようにしてください。また、照射部位のムダ毛処理は必要に応じて行いますが、毛抜きやワックスは避け、カミソリや電気シェーバーを使用してください。
🏥 医療機関の選び方
Vビーム・Vビームプリマによる治療は、経験豊富な医師による適切な出力設定と照射技術が重要です。医療機関を選ぶ際は、以下のポイントを確認することをおすすめします。
✅ 血管治療の実績がある医療機関かどうか
✅ 使用している機器の種類(Vビームかプリマか)
✅ カウンセリングで十分な説明があるかどうか
✅ アフターケアの体制が整っているかどうか
また、保険適用の疾患については、保険診療に対応しているかどうかも重要なポイントです。
📊 期待できる効果と限界
Vビーム・Vビームプリマは血管性病変に対して高い効果を発揮しますが、すべての症状に100%効果があるわけではありません。症状の程度や個人差により、期待通りの効果が得られない場合もあります。
また、一度改善しても、生活習慣や体質によっては再び血管が拡張してくることがあります。根本的な原因(酒さの場合は刺激因子の回避など)への対処も併せて行うことで、より長期的な効果の維持が期待できます。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
💡 高桑康太医師(当院治療責任者)より
「当院では赤ら顔や毛細血管拡張症でお悩みの患者様が多くいらっしゃいます。最近の傾向として、ダウンタイムを気にされる方が増えており、紫斑が出にくいモードでの治療を希望される患者様の割合が以前と比べて増加しています。また、他院で従来型Vビームによる治療を受けたが改善が不十分だったという患者様が、Vビームプリマでの再治療を希望されて来院されるケースも見られます。患者様一人ひとりの症状や生活スタイル、ご希望に合わせて最適な治療プランをご提案していますので、お気軽にご相談ください。」
❓ よくある質問
一番の違いはパルス幅(レーザー照射時間)の調整範囲です。Vビームプリマでは最大100ミリ秒まで設定可能となり、太い血管や深い血管への治療効果が向上しています。また、冷却システムも改良され、痛みの軽減とダウンタイムの短縮が実現しています。
Vビームプリマには紫斑が出にくいノンパープラモードがありますが、完全に出ないわけではありません。また、紫斑を出さないモードでは一回あたりの効果がやや弱くなる傾向があり、治療回数が増える可能性があります。効果とダウンタイムのバランスを考慮して、医師と相談の上で治療モードを選択することをおすすめします。
痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの方は「輪ゴムで弾かれるような痛み」と表現されます。冷却システムにより痛みは軽減されており、多くの場合は麻酔なしでも治療可能です。Vビームプリマでは冷却システムが改良されているため、従来型よりも痛みが軽減されている傾向があります。
単純性血管腫(ポートワイン母斑)、苺状血管腫、毛細血管拡張症については保険適用が認められています。ただし、美容目的での赤ら顔治療などは保険適用外となります。保険適用の可否は症状によって異なりますので、医師の診察を受けて確認してください。
症状の程度や治療部位によって異なりますが、一般的には3〜5回程度の治療で満足のいく結果が得られることが多いです。治療間隔は1〜2か月程度が目安です。症状によってはより多くの回数が必要な場合もありますので、医師と相談の上で治療計画を立てることをおすすめします。
治療後すぐにメイクは可能です。ただし、紫斑が出ている場合はコンシーラーなどでカバーする必要があります。また、照射部位を強くこすったり、刺激の強い化粧品を使用したりすることは避けてください。紫外線対策として日焼け止めの使用は必須です。