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ケミカルピーリングとは?効果・種類・施術の流れから注意点まで徹底解説

🔬 ケミカルピーリングとは

ケミカルピーリングとは、皮膚に酸性の薬剤を塗布し、古い角質や表皮を化学的に剥離させることで、肌の再生を促す治療法です。「ケミカル(chemical)」は化学的、「ピーリング(peeling)」は剥がすという意味で、文字通り「化学的に皮膚を剥がす」施術を指します。

日本皮膚科学会は、ケミカルピーリングを「皮膚に化学薬品を塗り、皮膚を剥がすことによって起こりうる現象や効果を利用して行う治療」と定義しています。また、同学会のガイドラインでは、ケミカルピーリングは「皮膚科診療技術を十分に修得した皮膚科専門医ないしそれと同等の技術・知識を有する医師の十分な管理下に行われるべき行為」とされており、医療行為として位置づけられています。

2000年には厚生省(現・厚生労働省)から「ケミカルピーリングは業として行われれば医業に該当する」との見解が示され、医師のみが行える医療行為であることが明確化されました。

🏛️ ケミカルピーリングの歴史

ケミカルピーリングの歴史は古く、古代エジプト時代にまで遡ります。クレオパトラが発酵乳(乳酸を含む)で入浴していたという伝承があり、これが最も古いピーリングの記録とされています。

近代的なケミカルピーリングは、1990年代にアメリカを中心に発展し、日本にも導入されました。当初は施術によるトラブルも報告されましたが、2001年に日本皮膚科学会がガイドラインを策定し、2008年には第3版として改訂。現在では安全性と有効性が確立された治療法として広く普及しています。

🔄 肌のターンオーバーの仕組み

ケミカルピーリングの効果を理解するためには、まず肌の構造とターンオーバーについて知っておく必要があります。

🧬 皮膚の構造

私たちの皮膚は、外側から以下の3層構造になっています:

  • 表皮
  • 真皮
  • 皮下組織

表皮はさらに4つの層に分かれており、表面から順に以下のように構成されています:

  1. 角質層(かくしつそう)
  2. 顆粒層(かりゅうそう)
  3. 有棘層(ゆうきょくそう)
  4. 基底層(きていそう)

表皮の厚さは約0.1~0.3mmと非常に薄く、顔の表皮は0.07~0.2mm程度です。

🔄 ターンオーバーとは

ターンオーバーとは、皮膚の細胞が生まれ変わるサイクルのことです。表皮の最も深い部分にある基底層で新しい細胞が生まれ、徐々に上層へと押し上げられながら成熟し、最終的に角質層に到達した後、垢として剥がれ落ちます。

健康な若い肌の場合、このサイクルは約28日間とされています。基底層で生まれた細胞が角質細胞になるまでに約14日、角質細胞が剥がれ落ちるまでにさらに約14日かかります。

⏰ 年齢によるターンオーバーの変化

ターンオーバーの周期は、年齢とともに長くなっていきます。

年代ターンオーバー周期の目安
20代約28日
30~40代約45日
50~60代約55日~75日
60代以降約75日~100日

年齢を重ねると、基底層で新しい細胞を生み出す力が低下し、古い角質が剥がれ落ちるために必要なタンパク質の働きも弱まります。その結果、古い角質が肌表面に蓄積し、くすみやシミ、肌のごわつきといったトラブルが起こりやすくなります。

⚠️ ターンオーバーが乱れる原因

ターンオーバーは年齢以外にも、以下のような要因で乱れることがあります:

  • 紫外線:肌へのダメージを与え、防御反応としてターンオーバーを加速
  • 乾燥:角質層のバリア機能が低下し、外部刺激を受けやすい状態に
  • 睡眠不足:成長ホルモンの分泌が妨げられ、新陳代謝が低下
  • ストレス:自律神経のバランスを崩し、血流を悪化
  • 偏った食生活:肌の新陳代謝に必要な栄養素が不足
  • 喫煙・過度の飲酒:血流を悪化させ、肌の新陳代謝に悪影響
高桑康太 医師・当院治療責任者

ケミカルピーリングは、医学的根拠に基づいた安全で効果的な治療法です。当院では患者様一人ひとりの肌質や悩みに合わせて最適な薬剤を選択し、安全性を最優先に施術を行っています。正しい知識のもとで適切に施術を受けることで、多くの肌トラブルの改善が期待できます。

✨ ケミカルピーリングの効果

ケミカルピーリングは、乱れたターンオーバーを正常化させることで、さまざまな肌トラブルの改善が期待できます。

🎯 ニキビ・ニキビ跡の改善

ケミカルピーリングが最も効果を発揮するとされているのが、ニキビ治療です。

ニキビは、毛穴に皮脂や古い角質が詰まり、アクネ菌が増殖することで発生します。ケミカルピーリングは、毛穴に詰まった角栓を除去し、皮脂の排出をスムーズにすることで、ニキビの発生を予防します。また、グリコール酸にはアクネ菌を殺菌する作用があるため、炎症性のニキビにも効果があります。

ニキビ跡(赤み、色素沈着)についても、ターンオーバーを促進することで、徐々に改善が期待できます。日本皮膚科学会のガイドラインでは、以下の回数が目安とされています:

  • 中等度のニキビ:6回程度
  • 重度のニキビ:10回程度

🌟 シミ・くすみの改善

紫外線を浴びると、肌を守るためにメラニンが生成されます。通常、メラニンはターンオーバーによって排出されますが、ターンオーバーが乱れていると、メラニンが肌に蓄積してシミやくすみの原因となります。

ケミカルピーリングでターンオーバーを正常化すると、メラニンの排出が促進され、シミやくすみが改善されます。特に、以下のような症状に効果が期待できます:

  • 日焼けによる軽度のシミ
  • 炎症後色素沈着(ニキビ跡の茶色いシミなど)

ただし、肝斑(かんぱん)については、ケミカルピーリングによる刺激で悪化する可能性もあるため、医師の判断のもとで慎重に行う必要があります。

🔍 毛穴の開き・黒ずみの改善

毛穴の開きや黒ずみは、古い角質や皮脂が毛穴に詰まることで目立ちやすくなります。ケミカルピーリングは、以下の効果により毛穴を目立ちにくくします:

  • 毛穴に詰まった角栓の除去
  • 過剰な皮脂分泌のコントロール

特に、脂溶性のサリチル酸は、皮脂と馴染みやすく毛穴の奥まで浸透するため、毛穴トラブルに効果的とされています。

📈 小じわ・肌のハリの改善

ケミカルピーリングは、表皮だけでなく、真皮層にも働きかけることで、コラーゲンの生成を促進します。コラーゲンは肌の弾力やハリを保つために重要な成分であり、その生成が促されることで、小じわの改善や肌のハリアップが期待できます。

ただし、深いシワや真皮の弾力線維の変性を伴うシワには効果が限定的です。ケミカルピーリングは主に「小じわ」に対して効果があるとされています。

🥚 肌質の改善

ケミカルピーリングによって古い角質が除去されると、以下の効果が期待できます:

  • 肌表面が滑らかになり、透明感が向上
  • 角質層の水分保持力が高まり、肌のキメが整う

施術後は、まるで「卵の殻をむいたようなツルンとした肌」になるという表現がよく使われます。

💊 ケミカルピーリングの種類と特徴

ケミカルピーリングに使用される薬剤には複数の種類があり、それぞれ特徴や適応が異なります。医療機関では、患者さんの肌の状態や悩みに応じて、最適な薬剤が選択されます。

🌱 グリコール酸(AHA)

グリコール酸は、サトウキビなどの植物に含まれるα-ヒドロキシ酸(AHA)の一種で、日本で最も一般的に使用されるピーリング剤です。「フルーツ酸ピーリング」「AHAピーリング」とも呼ばれます。

特徴:

  • 分子量が非常に小さく、皮膚への浸透性が高い
  • 角質層から表皮の最下層である基底層まで作用
  • 細胞同士の結合を弱めることで角質を剥離
  • アクネ菌を殺菌する作用もある

主な効果:

  • ニキビ・ニキビ跡の改善
  • 肌のくすみ改善
  • 毛穴の黒ずみ改善
  • 肌のハリや弾力向上

施術頻度:2週間に1回程度が推奨

🌿 サリチル酸マクロゴール(BHA)

サリチル酸は、柳の木から抽出されるβ-ヒドロキシ酸(BHA)で、強力な角質溶解作用を持ちます。従来のサリチル酸ピーリングは、皮膚の深くまで浸透しすぎて痛みや炎症を起こしやすいという問題がありました。

そこで日本で開発されたのが「サリチル酸マクロゴール」です。サリチル酸をマクロゴール(ポリエチレングリコール)という基剤に溶かすことで、薬剤が角質層にとどまり、深部への浸透を防ぎます。これにより、高い効果を維持しながら、副作用を大幅に軽減することに成功しました。

特徴:

  • 角質層のみに作用するため安全性が高い
  • 施術後の赤みや皮むけがほとんどない
  • 脂溶性で皮脂と馴染みやすく毛穴の詰まりに効果的
  • 抗炎症作用がある

施術頻度:1ヶ月に1回程度

🥛 乳酸ピーリング

乳酸は、グリコール酸と同じAHAの一種ですが、分子量がグリコール酸よりも大きいため、皮膚への浸透が浅く、角質層の表層部にとどまります。そのため、効果はマイルドですが、肌への刺激も少なく、敏感肌の方や初めてピーリングを受ける方に適しています。

特徴:

  • 美白作用がある
  • 角質層のセラミド生成を促進
  • 肌のバリア機能を向上
  • 敏感肌にも適応可能

グリコール酸ピーリングで角質を除去した後に、乳酸ピーリングで美白ケアを行う「ダブルピーリング」も効果的な方法として知られています。

⚗️ トリクロロ酢酸(TCA)

トリクロロ酢酸は、強力な剥離効果を持つ薬剤で、皮膚の真皮層まで浸透します。深いシワやニキビ跡のクレーター、傷跡の治療に用いられることがあります。

ただし、効果が高い分、リスクも伴います。特に日本人を含むアジア人は、白色人種と比較して色素沈着が起こりやすいため、医師による慎重な判断と管理が必要です。

🌹 マッサージピール(コラーゲンピール)について

近年注目を集めているのが、「マッサージピール」と呼ばれる新しいタイプのケミカルピーリングです。

💎 マッサージピールとは

マッサージピールは、イタリアで開発された「PRX-T33」という薬剤を使用するピーリング治療です。従来のケミカルピーリングとは異なり、皮膚を剥離させずに真皮層に働きかけ、コラーゲンの生成を促進することから、「コラーゲンピール」とも呼ばれています。

PRX-T33の成分構成:

  • 高濃度のトリクロロ酢酸(TCA、33%)
  • 低濃度の過酸化水素
  • コウジ酸(美白成分)

通常、高濃度のトリクロロ酢酸は強い剥離作用を持ちますが、低濃度の過酸化水素と組み合わせることで、皮膚表面へのダメージを抑えながら、真皮深層にまで有効成分を届けることが可能になりました。この独自の配合は国際特許を取得しています。

✨ マッサージピールの効果

マッサージピールには、以下のような効果が期待できます:

  • 肌のハリ・弾力の向上:トリクロロ酢酸が真皮層の線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成を促進
  • 美白・くすみ改善:配合されているコウジ酸がメラニン生成を抑制し、シミやくすみを改善
  • 小じわ・たるみの改善:コラーゲン増生効果により、小じわや軽度のたるみの改善が期待

🎯 マッサージピールの特徴

従来のケミカルピーリングと比較して、以下のような特徴があります:

  • 皮むけが少ない:皮膚表面を傷つけずに深部に作用
  • 即効性:施術直後から肌のハリ感やツヤ、透明感を実感
  • ダウンタイムが少ない:施術後すぐにメイクが可能
  • 施術可能部位が広い:顔だけでなく、首、デコルテ、手の甲、腹部など全身に施術可能

推奨される施術回数:

  • 1~3週間に1回の頻度
  • 5回程度を1クールとして継続
  • その後は月1~2回程度のメンテナンス

🏥 医療機関とエステ・セルフケアの違い

ケミカルピーリングは、医療機関だけでなく、エステサロンや自宅でのセルフケアでも行うことができます。しかし、使用できる薬剤や効果には大きな違いがあります。

⚖️ 薬剤の濃度の違い

医療機関とエステ・セルフケアで使用できる薬剤の濃度には、法律による規制があります。

AHAピーリング(グリコール酸など)の基準:

  • エステなど:30%未満・pH3.0以上の薬剤のみ使用可能
  • 医療機関:30%以上・pH3.0以下の高濃度薬剤を使用可能

日本では、サリチル酸は化粧品への配合が0.2%までと規制されており、高濃度のサリチル酸マクロゴールピーリングは医療機関でのみ受けることができます。

📊 効果の違い

医療機関:

  • 高濃度の薬剤使用により明確な効果
  • 角質層の奥深くまで作用
  • 医師が肌の状態を診察し、最適な薬剤と濃度を選択
  • 個々の肌悩みに対して的確なアプローチが可能

エステ・自宅ケア:

  • 低濃度薬剤のためマイルドな効果
  • 肌表面のくすみやざらつきの改善には一定効果
  • ニキビやシミなどの根本的改善は困難

🛡️ 安全性の違い

医療機関:

  • 医師の管理下で施術
  • 万が一トラブルが生じても適切な治療が可能
  • 個人の肌質に応じた適切な判断

エステサロン:

  • 医療行為が法律で禁止されているため、トラブル時の治療不可
  • 一部では(違法ですが)高濃度薬剤使用によるトラブルも

自宅ケア:

  • 使用頻度や時間の誤りによる肌荒れのリスク
  • 「やりすぎ」による肌トラブルの可能性

📋 施術の流れ

医療機関でケミカルピーリングを受ける場合の一般的な流れをご紹介します。

👩‍⚕️ カウンセリング・診察

まず、医師によるカウンセリングと診察が行われます。確認事項は以下の通りです:

  • 現在の肌の状態
  • 気になる症状
  • 過去の治療歴
  • アレルギーの有無

適応と判断された場合は、使用する薬剤の種類や濃度、施術回数などの治療プランが提案されます。この段階で、施術のメリット・デメリット、注意点なども詳しく説明されますので、不明な点があれば遠慮なく質問しましょう。

🧼 クレンジング・洗顔

施術前に、以下をしっかりと除去します:

  • メイク
  • 肌の汚れ
  • 余分な皮脂

薬剤を均一に浸透させるために、クレンジングと洗顔は丁寧に行われます。

💊 薬剤の塗布

清潔になった肌に、選択されたピーリング剤を塗布します。薬剤の種類によって塗布方法や時間は異なりますが、一般的には5~10分程度肌に浸透させます。

薬剤別の特徴:

  • グリコール酸:施術中にヒリヒリ感やピリピリ感(薬剤が浸透している証拠)
  • サリチル酸マクロゴール:刺激が少なく、痛みをほとんど感じない
  • マッサージピール:薬剤をマッサージしながら浸透、温かい感覚やピリピリ感

🧽 中和・拭き取り

所定の時間が経過したら、薬剤を中和または拭き取ります:

  • グリコール酸:アルカリ性溶液で中和して作用を停止
  • サリチル酸マクロゴール:中和剤不要、拭き取りのみで作用停止

💧 洗顔・保湿

薬剤を完全に除去した後、以下の手順で施術終了です:

  1. 丁寧に洗顔
  2. 保湿剤の塗布
  3. 日焼け止めの塗布

施術時間:カウンセリングを除くと15~30分程度

施術後すぐにメイクをして帰宅できる場合がほとんどです(サリチル酸マクロゴールピーリングの場合は、施術後12時間程度メイクを控える必要がある場合があります)。

📅 施術頻度と回数の目安

ケミカルピーリングは、1回の施術でも肌の変化を感じることができますが、継続して受けることでより高い効果が得られます。

⏰ 推奨される施術頻度

施術頻度は、使用する薬剤や肌の状態によって異なります:

  • グリコール酸ピーリング:2週間に1回程度(効果が現れてきたら4週間、6週間に1回と間隔を調整)
  • サリチル酸マクロゴールピーリング:1ヶ月に1回程度
  • マッサージピール:1~3週間に1回程度、5回を1クールとして継続

📈 効果が現れるまでの回数

肌の悩みによって、効果を実感できるまでの回数は異なります:

  • くすみや肌のざらつき:1~2回で効果実感
  • 毛穴の開き・黒ずみ:3~5回程度
  • ニキビ・ニキビ跡:中等度で6回、重度で10回程度
  • シミ・色素沈着:5~10回以上の継続が必要な場合もあり

🔄 効果を維持するために

一定期間施術を受けて効果が出た後も、月に1回程度のメンテナンスを続けることで、効果を維持しやすくなります。また、日常的なスキンケア(保湿、紫外線対策)を怠らないことも重要です。

⏳ ダウンタイムと副作用

ケミカルピーリングは比較的ダウンタイムが少ない施術ですが、使用する薬剤や個人の肌質によって、一定の症状が現れることがあります。

🩹 一般的なダウンタイム

施術後に現れる可能性のある症状:

  • 赤み
  • ヒリヒリ感・ほてり
  • 乾燥
  • 薄皮がむける
  • 一時的なニキビの増悪

これらの症状は通常、2~3日で落ち着きます。サリチル酸マクロゴールピーリングは特にダウンタイムが少なく、施術後の赤みや皮むけがほとんど見られません。

敏感肌の方や、初めてピーリングを受ける方は、症状が強く出る場合があります。心配な症状がある場合は、施術を受けたクリニックに相談しましょう。

⚠️ 注意すべき副作用

稀ではありますが、以下のような副作用が起こる可能性があります:

  • 色素沈着:特にアジア人は起こりやすく、施術後の紫外線対策を怠ると、シミが濃くなる可能性
  • アレルギー反応:薬剤に対するアレルギーで、強い赤みや腫れ、かゆみが発生
  • 炎症・びらん:高濃度薬剤使用時や施術時間が長すぎた場合に発生する可能性

医療機関では医師が肌の状態を見ながら適切に調整するため、リスクは最小限に抑えられています。

🚫 施術を受けられない方(禁忌事項)

以下に該当する方は、ケミカルピーリングを受けられない場合があります。必ず施術前に医師に相談してください。

🦠 皮膚感染症

  • ヘルペス
  • とびひ
  • ウイルス性のいぼ

🩹 皮膚に損傷や炎症がある場合

  • 傷口がある
  • 日焼け直後
  • 脱毛・剃毛処理の直後

🤰 妊娠中または妊娠の可能性

妊娠中または妊娠の可能性がある方は、施術を控えることが推奨されています。

🧬 ケロイド体質

傷跡が盛り上がって残りやすいため、注意が必要です。

💊 特定の薬剤使用

  • イソトレチノイン(ニキビ治療薬)を内服中、または6ヶ月以内に使用していた場合:瘢痕化や治癒の遅延が起こる可能性

🌿 アレルギー

過去にピーリングでアレルギー反応を起こしたことがある方は、必ず事前に申告してください。

🩺 その他の皮膚疾患

以下の皮膚疾患がある方は、症状が悪化する可能性があるため、医師の判断が必要です:

  • 湿疹
  • 乾癬
  • 白斑
  • 酒皶(しゅさ)
  • 脂漏性皮膚炎

📝 施術前後の注意点

ケミカルピーリングの効果を最大限に引き出し、トラブルを防ぐために、施術前後には以下の点に注意してください。

⚠️ 施術前の注意点

施術の数日前から、以下を控えてください:

  • 顔剃りや脱毛
  • スクラブ洗顔
  • ピーリング効果のある化粧品の使用
  • パックやマッサージ(肌に刺激を与える行為)
  • 日焼け

角質にダメージを与えていると、薬剤が必要以上に深く浸透し、肌トラブルの原因となります。

🛡️ 施術後の注意点

☀️ 紫外線対策(最重要)

ケミカルピーリング後の肌は、角質層が薄くなりバリア機能が低下しているため、紫外線の影響を受けやすい状態です:

  • SPF30以上の日焼け止めを必ず使用
  • 外出時は帽子や日傘で肌を保護

💧 保湿の徹底

施術後の肌は乾燥しやすいため:

  • 化粧水、乳液、クリームでしっかり保湿
  • いつもより多めに保湿剤を使用

🚫 肌への刺激を避ける

施術後1週間程度は、以下を控えてください:

  • スクラブ洗顔
  • ピーリング効果のある化粧品
  • レチノール製品
  • ハイドロキノン
  • タオルで肌をゴシゴシこするなどの摩擦

🍷 その他の注意点

  • 過度な飲酒:血行促進により赤みやヒリヒリ感が強くなる可能性
  • 長時間の入浴:同様に血行促進による刺激増強のリスク

🔗 他の施術との併用

ケミカルピーリングは、他の美容医療と組み合わせることで、相乗効果が期待できます。

⚡ イオン導入との併用

イオン導入とは、微弱な電流を用いてビタミンCやトラネキサム酸などの美容成分を肌に浸透させる施術です。

ケミカルピーリング後は、古い角質が除去されて美容成分が吸収されやすい状態になっているため、イオン導入との併用は非常に効果的です。

おすすめの組み合わせ:

  • 美白やニキビ跡改善:ビタミンCイオン導入

🎯 ダーマペンとの併用

ダーマペンは、極細の針で肌に微細な穴を開け、自然治癒力を利用してコラーゲンの生成を促す施術です。

ケミカルピーリングと併用することで、薬剤がより深く浸透し、肌質改善効果が高まります。

人気の組み合わせ:

  • 「ベルベットスキン」:マッサージピール + ダーマペン(ハリ・ツヤの向上に効果的)

🔦 レーザー治療との併用

ケミカルピーリングは、レーザー治療やIPL(光治療)との併用も可能です。ピーリングで古い角質を除去してからレーザー治療を行うことで、レーザーの効果が高まるとされています。

ただし、施術の順序や間隔については、医師の指示に従ってください。

❌ 併用を避けるべき施術

マッサージピールを受ける場合、同日に以下の施術を行うことは避けてください:

  • 他のケミカルピーリング
  • アクアフェイシャル(水流を使ったピーリング)
  • レチノールイオン導入

推奨間隔:2週間以上空けることが推奨されています。

❌ 併用を避けるべき施術

❓ よくある質問

ケミカルピーリングについて、よく寄せられる質問にお答えします。

Q. 施術は痛いですか?

薬剤の種類や濃度、個人の肌質によって異なりますが、多くの場合、軽いヒリヒリ感やピリピリ感を感じる程度です。サリチル酸マクロゴールピーリングは特に刺激が少なく、痛みをほとんど感じません。痛みに敏感な方は、事前に医師に相談してください。

Q. 1回で効果はありますか?

1回の施術でも、くすみや肌のざらつきの改善、透明感の向上など、一定の効果を感じる方は多いです。ただし、ニキビやシミ、毛穴の開きなどの改善には、複数回の継続が必要です。

💄 Q. 施術後すぐにメイクできますか?

多くの場合、施術直後からメイクが可能です。ただし、サリチル酸マクロゴールピーリングの場合は、施術後12時間程度メイクを控えることが推奨される場合があります。詳しくは施術を受けるクリニックで確認してください。

🌸 Q. 敏感肌でも受けられますか?

敏感肌の方でも、薬剤の種類や濃度を調整することで施術を受けられる場合があります。乳酸ピーリングやサリチル酸マクロゴールピーリングは比較的刺激が少なく、敏感肌の方にも適しています。医師の診察を受けて、適切な治療法を相談してください。

🛒 Q. 市販のピーリング剤との違いは何ですか?

市販のピーリング剤は、医療機関で使用される薬剤と比較して濃度が低く設定されています。そのため、効果はマイルドで、根本的な肌悩みの改善は難しいとされています。明確な効果を求める場合は、医療機関でのケミカルピーリングをおすすめします。

📆 Q. どのくらいの間隔で通えばいいですか?

使用する薬剤によって異なります:

  • グリコール酸ピーリング:2週間に1回程度
  • サリチル酸マクロゴールピーリング:1ヶ月に1回程度

効果が現れてきたら、徐々に間隔を空けていきます。

☀️ Q. 日焼けしていても施術を受けられますか?

日焼け直後の肌は敏感になっているため、施術を避けることが推奨されます。また、施術後に日焼けをすると色素沈着のリスクが高まるため、施術前後ともに紫外線対策が重要です。

📌 まとめ

ケミカルピーリングは、酸性の薬剤を用いて古い角質を除去し、肌のターンオーバーを促進する美容医療です。日本皮膚科学会によってガイドラインが策定されており、医師の管理下で安全に行われる治療法として確立されています。

✅ 期待できる効果

  • ニキビ・ニキビ跡の改善
  • シミ・くすみの改善
  • 毛穴の開き・黒ずみの改善
  • 小じわ・肌のハリの改善
  • 肌質の改善(透明感、キメ)

🧪 主な薬剤の種類

  • グリコール酸(AHA)
  • サリチル酸マクロゴール(BHA)
  • 乳酸
  • マッサージピール(PRX-T33)

肌の状態や悩みに応じて最適な薬剤が選択されます。

🏥 医療機関での施術のメリット

  • 高濃度の薬剤使用により明確な効果が期待
  • 医師による適切な診断と治療
  • 万が一のトラブル時にも適切な治療が可能
  • 個々の肌質に合わせたオーダーメイド治療

🔑 成功の鍵

施術後は紫外線対策と保湿を徹底することで、効果を最大限に引き出し、トラブルを防ぐことができます。

肌のくすみやニキビ、毛穴の開きなどでお悩みの方は、ぜひ一度医師に相談してみてください。あなたの肌の状態に合った最適な治療法を、一緒に見つけていきましょう。


📚 参考文献

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