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ワキガのセルフチェック方法|自分で確認できる10の項目と対処法

「自分がワキガかもしれない」と気になっている方は少なくありません。周囲の反応が気になったり、衣服の黄ばみが目立ったりすると、不安になることもあるでしょう。ワキガは自分では気づきにくい症状ですが、いくつかのポイントをチェックすることで、ある程度の判断が可能です。この記事では、アイシークリニック大宮院の専門的な知見をもとに、ワキガのセルフチェック方法や原因、効果的な対処法について詳しく解説します。一人で悩まず、まずは自分の状態を正しく把握することから始めましょう。


目次

  1. ワキガとは?基本的な知識と特徴
  2. ワキガのセルフチェック方法10項目
  3. ワキガの原因とメカニズム
  4. ワキガと体臭の違い
  5. ワキガの程度による分類
  6. 自分でできるワキガ対策
  7. 医療機関での治療法
  8. ワキガ治療を受けるタイミング
  9. よくある質問
  10. 参考文献

🔍 ワキガとは?基本的な知識と特徴

ワキガ(腋臭症)とは、脇の下から発生する特有の強い臭いのことを指します。医学的には「腋臭症(えきしゅうしょう)」と呼ばれ、アポクリン汗腺から分泌される汗が皮膚の常在菌によって分解されることで発生する体臭です。

👃 ワキガの臭いの特徴

ワキガの臭いは、一般的な汗臭さとは異なる特有の臭いがあります。よく表現される臭いとしては、以下があります。

  • 玉ねぎやネギのような臭い
  • スパイシーな臭い
  • 鉛筆の芯のような臭い
  • チーズや発酵食品のような臭い

これらの臭いは、アポクリン汗腺から分泌される汗に含まれるタンパク質や脂質が、皮膚表面の細菌によって分解される際に生じる揮発性の化学物質によるものです。

📅 ワキガの発症時期

ワキガは思春期に発症することが多いとされています。これは、アポクリン汗腺が性ホルモンの影響を受けて活発化するためです。多くの場合、10代前半から20代前半にかけて症状が現れ始めます。

ただし、個人差があり、成人してから症状が強くなるケースや、出産後や更年期にホルモンバランスの変化によって臭いが強くなるケースもあります。

📊 日本人のワキガの割合

日本人におけるワキガの割合は約10〜15%程度とされています。これは欧米人と比較するとかなり低い数値です。欧米人では70〜90%がワキガ体質であるとされており、文化的にもワキガに対する認識が異なります。

日本ではワキガの割合が少数派であるため、臭いに対する意識が高く、悩みを抱える方も多い傾向にあります。

✅ ワキガのセルフチェック方法10項目

自分がワキガかどうかを判断するために、以下の10項目をチェックしてみましょう。これらの項目に多く当てはまる場合は、ワキガの可能性が高いと考えられます。ただし、最終的な診断は医療機関で行うことをおすすめします。

1️⃣ 耳垢が湿っている

耳垢の状態は、ワキガの可能性を判断する上で最も信頼性の高い指標の一つです。耳垢には「湿型(ベタベタタイプ)」と「乾型(カサカサタイプ)」の2種類があります。

湿型の耳垢を持つ人は、アポクリン汗腺が発達している傾向があり、ワキガの可能性が高いとされています。日本人の約16%が湿型耳垢を持っていると言われており、この割合はワキガの割合とほぼ一致します。

耳垢が黄色っぽくネバネバしている場合は、ワキガ体質である可能性があります。

2️⃣ 衣服の脇部分が黄ばむ

白いシャツやTシャツの脇の部分が黄色く変色する場合、ワキガの可能性があります。アポクリン汗腺から分泌される汗には、リポフスチンという色素成分が含まれており、これが衣服に付着して黄ばみの原因となります。

通常の汗による黄ばみは洗濯で比較的落ちやすいですが、ワキガによる黄ばみは頑固で落ちにくい特徴があります。また、黄ばみの範囲が広く、濃い黄色やオレンジ色に近い場合は、より強いワキガの可能性があります。

高桑康太
医師・当院治療責任者

ワキガのセルフチェックにおいて、耳垢の状態と衣服の黄ばみは特に重要な指標です。これらは遺伝的要因と直接関係しており、比較的客観的な判断ができます。ただし、セルフチェックはあくまでも目安であり、正確な診断は医師による診察が必要です。気になる症状がある場合は、一人で悩まず専門医にご相談ください。

3️⃣ 脇毛が濃い、または多い

脇毛の量や濃さも、ワキガの指標の一つです。アポクリン汗腺は毛根に付随して存在するため、脇毛が多い人はアポクリン汗腺の数も多い傾向にあります。

特に、脇毛が太くてしっかりしている場合や、毛穴から複数の毛が生えている場合は、ワキガの可能性が高まります。女性の場合は脇毛を処理していることが多いため判断が難しいですが、処理前の状態を思い出してチェックしてみてください。

4️⃣ 家族にワキガの人がいる

ワキガは遺伝的要因が強く関係しています。以下のような確率でワキガになると考えられています:

  • 両親のどちらかがワキガ:子供の発症率約50%
  • 両親ともにワキガ:子供の発症率約80%

家族にワキガの人がいる場合は、自分自身もワキガ体質である可能性を考慮する必要があります。ただし、遺伝的にワキガ体質を持っていても、臭いの程度には個人差があります。

5️⃣ 汗をかきやすい

脇に汗をかきやすい体質の人は、ワキガの臭いも強くなりやすい傾向があります。特に、緊張したときやストレスを感じたときに脇汗が大量に出る場合は注意が必要です。

汗をかくこと自体は正常な生理現象ですが、アポクリン汗腺からの汗が多いと、細菌による分解が進みやすくなり、臭いが強くなります。また、多汗症を併発している場合は、ワキガの臭いがより広範囲に拡散しやすくなります。

6️⃣ 脇の下の皮膚が茶色っぽい

脇の下の皮膚が他の部位と比べて茶色っぽく色素沈着している場合、ワキガの可能性があります。これは、アポクリン汗腺から分泌される汗に含まれる色素や、常在菌の活動によって生じることがあります。

ただし、制汗剤の使用や摩擦による色素沈着もあるため、この項目だけでワキガと判断することは難しいです。他の項目と合わせて総合的に判断することが大切です。

7️⃣ 制汗剤やデオドラントの効果が薄い

市販の制汗剤やデオドラント製品を使用しても、臭いが抑えられない場合はワキガの可能性があります。一般的な制汗剤は、エクリン汗腺からの汗を抑えることを主な目的としており、アポクリン汗腺からの汗に対しては効果が限定的なことがあります。

何度塗り直しても数時間で臭いが戻ってしまう場合や、制汗剤の香りと混ざって不快な臭いになる場合は、より強力な対策が必要かもしれません。

8️⃣ 運動後や入浴後に脇から特有の臭いがする

運動をした後や入浴後に、脇から独特の臭いを感じる場合はワキガの可能性があります。入浴直後は皮膚が清潔な状態にもかかわらず臭いを感じる場合は、アポクリン汗腺からの分泌物の影響が考えられます。

運動後は体温が上昇し、汗腺の活動が活発になるため、ワキガ体質の人は臭いが強くなりやすいです。自分の臭いは慣れてしまって感じにくいため、入浴後のタオルや着替えた後の衣服の臭いをチェックしてみてください。

9️⃣ 他人から臭いを指摘されたことがある

家族や親しい友人から体臭について指摘されたことがある場合は、ワキガの可能性を真剣に考える必要があります。自分の臭いには慣れてしまい、気づきにくいものです。他者からの指摘は客観的な情報として重要です。

ただし、指摘された状況や時期によっては、一時的な体調不良や食事の影響である可能性もあります。繰り返し指摘を受ける場合は、医療機関での相談をおすすめします。

🔟 脇を抑えたティッシュやガーゼに臭いが残る

清潔なティッシュやガーゼで脇を軽く押さえ、その臭いを確認する方法も有効です。入浴後しばらく経ってから、または軽く汗をかいた状態で試してみてください。

ティッシュに黄色い汚れが付着し、特有の臭いがする場合は、ワキガの可能性が高いと言えます。この方法は自分の臭いを客観的に確認できる簡便な方法ですが、判断に迷う場合は第三者に臭いを確認してもらうか、医療機関を受診することをおすすめします。

⚙️ ワキガの原因とメカニズム

ワキガの原因を正しく理解することで、適切な対策を取ることができます。ここでは、ワキガが発生するメカニズムについて詳しく解説します。

💧 アポクリン汗腺の働き

人間の体には、エクリン汗腺とアポクリン汗腺という2種類の汗腺があります。

  • エクリン汗腺:全身に分布し、主に体温調節のための汗を分泌。99%が水分で、ほとんど臭いがない
  • アポクリン汗腺:脇の下、耳の中、乳輪周辺、陰部など限られた部位に存在し、タンパク質、脂質、アンモニアなどを含む粘り気のある汗を分泌

アポクリン汗腺から分泌される汗自体には強い臭いはありませんが、皮膚表面の常在菌がこれらの成分を分解することで、特有の臭いが発生します。ワキガ体質の人は、このアポクリン汗腺の数が多かったり、大きかったりする傾向があります。

🦠 皮膚常在菌の役割

皮膚には多くの常在菌が存在し、これらの細菌がワキガの臭いの発生に重要な役割を果たしています。脇の下に多く存在するコリネバクテリウム属やスタフィロコッカス属などの細菌が、アポクリン汗腺から分泌された汗に含まれるタンパク質や脂質を分解します。

この分解過程で、3-メチル-2-ヘキセン酸や硫黄化合物などの揮発性物質が生成され、これがワキガ特有の臭いの原因となります。常在菌の種類や量は個人によって異なり、これがワキガの臭いの個人差にも影響しています。

🧬 遺伝的要因

ワキガは遺伝的要因が強く関係する体質です。アポクリン汗腺の数や大きさは遺伝的に決まっており、ワキガ体質は優性遺伝すると考えられています。

ABCC11という遺伝子がワキガと耳垢の型を決定することが明らかになっており、この遺伝子の特定の変異を持つ人は湿型耳垢とワキガ体質を持つ傾向があります。日本人を含む東アジア人はこの遺伝子変異を持たない人が多いため、ワキガの割合が低くなっています。

🔄 ホルモンバランスの影響

アポクリン汗腺は性ホルモンの影響を強く受けます。思春期になると性ホルモンの分泌が増加し、アポクリン汗腺が活発化するため、この時期にワキガの症状が現れ始めることが多いです。

女性の場合、以下のような時期に臭いが変化することがあります:

  • 月経周期(生理前や排卵期に臭いが強くなることがある)
  • 妊娠中や出産後
  • 更年期

🍽️ 生活習慣による影響

ワキガ体質は生まれつきのものですが、臭いの強さは生活習慣によっても影響を受けます

臭いを強くする要因:

  • 肉類や脂っこい食事の過剰摂取
  • 香辛料を多く含む食事
  • ストレスや睡眠不足
  • 過度の飲酒、喫煙

臭いを軽減する要因:

  • バランスの良い食事
  • 適度な運動
  • 十分な睡眠
  • ストレス管理

🔍 ワキガと体臭の違い

「自分はワキガなのか、それとも単なる体臭が強いだけなのか」と悩む方も多いでしょう。ワキガと一般的な体臭には明確な違いがあります。

🌬️ 臭いの質の違い

一般的な汗臭さ:

  • 主にエクリン汗腺からの汗が原因
  • 酸っぱいような臭いが特徴
  • 「汗臭い」と表現される

ワキガの臭い:

  • アポクリン汗腺由来の独特な臭い
  • 玉ねぎやスパイスのような刺激的な臭い
  • 鉛筆の芯やチーズのような臭い

⏰ 臭いの持続性

一般的な汗臭さは、入浴やシャワーで体を清潔にすれば比較的早く解消されます。また、制汗剤やデオドラント製品である程度コントロールできることが多いです。

しかし、ワキガの臭いは入浴後も比較的早く再発し、市販の制汗剤では十分に抑えられないことがあります。清潔にしていても臭いが気になる場合は、ワキガの可能性を考える必要があります。

📍 臭いの発生部位

一般的な体臭は全身から発生する可能性がありますが、ワキガの臭いは主に脇の下から発生します。これは、アポクリン汗腺が脇の下に集中して存在するためです。

脇以外にも、以下の部位から同様の臭いがする場合もあります:

  • 耳の後ろ
  • 乳輪周辺
  • 陰部(すそわきがなど)

📊 ワキガの程度による分類

ワキガには程度の差があり、軽度から重度まで分類されます。自分のワキガの程度を把握することで、適切な対策を選択できます。

🟢 軽度のワキガ

軽度のワキガは、直接脇に鼻を近づけたときにのみ臭いを感じる程度です。

特徴:

  • 日常生活では周囲の人に気づかれることは少ない
  • 市販の制汗剤やデオドラント製品で十分に対処可能
  • 衣服の黄ばみも軽度で、洗濯で比較的落ちやすい
  • 生活習慣の改善やセルフケアで症状をコントロール可能

🟡 中等度のワキガ

中等度のワキガは、近くにいる人が臭いに気づく可能性がある程度です。

特徴:

  • 密接した距離や密閉された空間では臭いが感じられる
  • 市販の制汗剤では効果が不十分なことが多い
  • こまめな対策が必要
  • 衣服の黄ばみも目立ち、特に夏場や汗をかいた後に臭いが強くなる
  • 医療機関での治療を検討することを推奨

🔴 重度のワキガ

重度のワキガは、離れた距離からでも臭いが感じられる程度です。

特徴:

  • 日常生活に支障をきたすことがある
  • 対人関係や社会生活に影響を及ぼすこともある
  • 衣服の黄ばみは著しく、洗濯しても落ちにくい
  • 市販の制汗剤ではほとんど効果がない
  • 医療機関での積極的な治療が推奨される

🏠 自分でできるワキガ対策

医療機関を受診する前に、まずは自分でできる対策を試してみましょう。適切なセルフケアで、ワキガの臭いを軽減できる可能性があります。

🚿 脇を清潔に保つ

ワキガ対策の基本は、脇を清潔に保つことです。

清潔ケアのポイント:

  • 朝晩の入浴やシャワーで脇を丁寧に洗浄
  • 殺菌成分を含む石鹸やボディソープの使用
  • 過度に洗いすぎないよう注意(皮膚のバリア機能低下を防ぐ)
  • 外出先では汗拭きシートを活用
  • こまめに脇を清潔に保つ習慣づけ

💊 適切な制汗剤の選択と使用

ワキガには、一般的なデオドラント製品よりも、制汗・殺菌効果の高い製品を選ぶことが重要です。

効果的な成分:

  • 塩化アルミニウム:汗腺を一時的に塞いで発汗を抑制
  • 殺菌成分(イソプロピルメチルフェノールなど):臭いの原因となる細菌の繁殖を抑制

使用のポイント:

  • 入浴後の清潔な肌に塗布
  • 完全に乾いてから衣服を着用
  • 夜寝る前に塗布すると汗腺に成分が浸透しやすく、翌日の効果が高まる

✂️ 脇毛の処理

脇毛を処理することで、臭いを軽減できる場合があります。

脇毛処理のメリット:

  • 汗や皮脂が付着しにくくなる
  • 細菌が繁殖しにくい環境になる
  • 清潔を保ちやすくなる
  • 制汗剤の効果が高まる

ただし、カミソリでの処理は肌を傷つける可能性があるため、肌に優しい方法を選ぶようにしましょう。

👕 通気性の良い衣服の選択

衣服の素材選びも重要です。

推奨される素材:

  • 綿や麻などの天然素材:通気性が良く、汗を吸収して外に逃がしてくれる

避けたい素材:

  • ポリエステルなどの化学繊維:通気性が悪く、汗がこもりやすい

その他の工夫:

  • 脇汗パッドの使用で衣服への汗染みを防止
  • 色の濃い服や柄物の服で汗染みを目立ちにくくする

🍽️ 食事内容の見直し

食事内容を見直すことで、ワキガの臭いを軽減できる可能性があります。

臭いを強くする食べ物:

  • 肉類や脂っこい食事
  • ニンニク、玉ねぎ
  • 香辛料
  • アルコール
  • カフェインの過剰摂取

推奨される食事:

  • 野菜や果物を多く含むバランスの良い食事
  • 海藻類
  • 十分な水分摂取

😌 ストレス管理

ストレスや緊張はアポクリン汗腺を刺激し、発汗を促進します。そのため、ストレス管理もワキガ対策として重要です。

ストレス軽減の方法:

  • 十分な睡眠
  • 適度な運動
  • リラックスできる時間の確保
  • 趣味や娯楽の時間を持つ
  • 深呼吸や瞑想などのリラクゼーション

また、ワキガを過度に気にしすぎることがストレスとなり、悪循環に陥ることもあります。できるだけリラックスした気持ちで過ごすことが大切です。

🏥 医療機関での治療法

セルフケアで十分な効果が得られない場合は、医療機関での治療を検討しましょう。アイシークリニック大宮院では、患者様の症状や希望に合わせた様々な治療法を提供しています。

💊 外用薬による治療

医療機関では、市販品よりも高濃度の塩化アルミニウム液などの外用薬を処方してもらえます。

特徴:

  • 汗腺の出口を塞いで発汗を抑制
  • 軽度から中等度のワキガに効果的
  • 使用方法や頻度は医師の指示に従う
  • 保険適用となる場合もある

💉 ボトックス注射

ボツリヌストキシン(ボトックス)を脇に注射する治療法です。

特徴:

  • 神経と汗腺の間の情報伝達を阻害し、発汗を抑制
  • 施術時間:約10〜15分程度
  • 効果持続期間:3〜6ヶ月程度
  • 切開を伴わない比較的手軽な治療法
  • ダウンタイムがほとんどない
  • 重度の多汗症には保険適用となる場合がある

🌊 ミラドライ

マイクロ波を照射してアポクリン汗腺とエクリン汗腺を破壊する治療法です。

特徴:

  • 切開を必要としない非侵襲的な治療
  • 一度破壊された汗腺は再生しないため、長期的な効果が期待できる
  • 施術時間:両脇で約60分程度
  • 局所麻酔下で実施
  • ワキガと多汗症の両方に効果
  • 施術後は腫れや痛みが数日から1週間程度続く場合がある
  • 日常生活への影響は比較的少ない

✂️ 剪除法(せんじょほう)

脇の下を切開し、皮下のアポクリン汗腺を直接目で確認しながら取り除く手術です。

特徴:

  • 最も確実にアポクリン汗腺を除去できる方法
  • 重度のワキガに対して高い効果が期待できる
  • 手術時間:片脇約30〜60分程度
  • 両脇同時に行うことも可能
  • 術後は数日間の安静と、1〜2週間程度のダウンタイムが必要
  • 傷跡が残る可能性があるが、経験豊富な医師による施術で目立ちにくくできる
  • 保険適用が認められている治療法

🔧 その他の手術法

剪除法以外にも、様々な手術法があります。

吸引法:

  • 小さな切開から管を挿入し、汗腺を吸引
  • 傷跡が小さいのがメリット

超音波法:

  • 超音波で汗腺を破壊してから吸引
  • 組織へのダメージを抑えられる

それぞれの方法にメリット・デメリットがあり、患者様の症状や希望、ライフスタイルに合わせて最適な治療法を選択することが重要です。

⏰ ワキガ治療を受けるタイミング

ワキガ治療を受けるべきか迷っている方も多いでしょう。以下のような場合は、医療機関への相談をおすすめします。

😰 日常生活に支障が出ている場合

臭いが気になって人と会うのが億劫になったり、仕事や学校生活に支障が出ている場合は、早めに治療を検討することをおすすめします。

ワキガによる精神的なストレスは、生活の質を大きく低下させることがあります。適切な治療を受けることで、自信を取り戻し、より充実した生活を送ることができるようになります。

🛡️ セルフケアで効果が得られない場合

制汗剤や生活習慣の改善など、セルフケアを十分に試しても臭いが軽減されない場合は、医療機関での治療が必要かもしれません。

中等度以上のワキガは、セルフケアだけでは十分にコントロールできないことが多いです。専門医による診断と適切な治療を受けることで、効果的に臭いを軽減できます。

📅 思春期を過ぎてから

ワキガの根本的な治療(手術など)を検討する場合は、思春期が終わってから行うことが一般的です。

思春期はまだアポクリン汗腺が発達途中であり、早期に治療を行っても再発する可能性があるためです。

手術の適応時期:

  • 女性:16歳以降
  • 男性:18歳以降

ただし、症状が重い場合や精神的な負担が大きい場合は、ボトックス注射などの一時的な治療から始めることも選択肢の一つです。

💬 まずは相談から

治療を受けるかどうか迷っている場合は、まずは医療機関で相談することをおすすめします。

アイシークリニック大宮院では、患者様の症状や悩みをしっかりとお伺いし、最適な治療法をご提案いたします。相談したからといって必ず治療を受ける必要はありません。

自分の状態を正確に把握し、治療の選択肢を知ることで、より良い判断ができるようになります。一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

💬 まずは相談から

❓ よくある質問

ワキガは自然に治ることはありますか?

ワキガは遺伝的・体質的な要因によるものであり、自然に完治することは基本的にありません。ただし、加齢によってアポクリン汗腺の活動が低下し、臭いが軽減することはあります。また、生活習慣の改善やセルフケアによって臭いを軽減することは可能です。根本的な改善を希望する場合は、医療機関での治療をおすすめします。

ワキガは他人にうつりますか?

ワキガは感染症ではないため、他人にうつることはありません。ワキガはアポクリン汗腺の数や大きさなど、遺伝的・体質的な要因によって決まります。同じ空間にいたり、衣服を共有したりしてもワキガがうつることはありませんのでご安心ください。

自分の臭いに気づけないのはなぜですか?

人間の嗅覚には「順応」という特性があり、同じ臭いに継続的にさらされると、その臭いを感じにくくなります。自分の体臭は常に嗅いでいるため、脳がその臭いを「正常」と認識して意識から排除してしまいます。そのため、他人の体臭には敏感でも、自分の体臭には気づきにくいのです。客観的な判断のために、信頼できる家族や友人に確認してもらうか、医療機関で相談することをおすすめします。

ワキガ治療は保険適用になりますか?

ワキガ治療の中で、剪除法による手術は保険適用が認められています。また、重度の多汗症に対するボトックス注射も保険適用となる場合があります。一方、ミラドライやその他の治療法は基本的に自由診療となります。保険適用の可否は症状の程度や治療法によって異なりますので、詳しくは医療機関でご相談ください。

ワキガ手術後に再発することはありますか?

適切な手術であれば、ワキガが完全に再発することは稀です。ただし、アポクリン汗腺を100%除去することは難しいため、わずかな臭いが残る可能性はあります。また、思春期前に手術を受けた場合は、残存した汗腺が成長して臭いが戻ることもあります。再発のリスクを最小限に抑えるためには、経験豊富な医師による手術を受けることと、適切な時期に治療を行うことが重要です。


📚 参考文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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