⚡ 皮膚の下のしこり、自分で潰していませんか?
「潰したら治った!」と思っても、それは大きな勘違いかもしれません。
粉瘤は袋(嚢胞)ごと取り除かなければ根本的には治らない疾患。自己処置をすると、感染・炎症・悪化など深刻なリスクが伴います。
🚨 この記事を読まないと…
❌ 自己処置で悪化・感染のリスク
❌ 何度も再発を繰り返す
❌ 放置で炎症がどんどんひどくなる
✅ この記事でわかること
📌 粉瘤を潰してはいけない本当の理由
📌 なぜ再発するのかの仕組み
📌 日帰りで終わる正しい治療法
💬 こんな方に読んでほしい
「しこりを自分で潰してみたけど、また膨らんできた…😨」
「手術って痛い?怖い…でもこのままにしておくのも不安😟」
目次
- 粉瘤とはどんな病気か
- 粉瘤を潰したら治ったように見える理由
- 粉瘤を自分で潰してはいけない理由
- 潰した後に起こりやすいトラブル
- 粉瘤が再発する仕組み
- 炎症性粉瘤とは?放置の危険性
- 粉瘤の正しい治療法
- 手術が怖い方へ:くり抜き法(へそ抜き法)について
- 粉瘤の治療後のケアと注意点
- 粉瘤かどうか確かめるセルフチェック
- アイシークリニック大宮院での粉瘤治療
- まとめ
この記事のポイント
粉瘤は「袋(嚢胞壁)」を外科的に完全摘出しない限り再発し、自己処置は感染・炎症悪化のリスクがある。アイシークリニック大宮院では切開法・くり抜き法で日帰り治療が可能。
💡 粉瘤とはどんな病気か
粉瘤(ふんりゅう)は、医学的には「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」と呼ばれる良性の皮膚疾患です。皮膚の表面にある表皮細胞が、何らかの原因で皮膚の内側へ入り込み、そこで袋状の構造(嚢胞)を形成します。この袋の中には、古い角質や皮脂が蓄積されており、時間とともに大きくなっていきます。
粉瘤の大きさは数ミリから数センチにまで及ぶことがあり、体のあらゆる部位に発生します。特に発生しやすい部位としては、顔(耳の前後、鼻の周辺、頬など)、頭部、首、背中、臀部などが挙げられます。外見上は皮膚が少し盛り上がったドーム型のしこりとして現れ、中央部分に黒い点(開口部)が見られることがあります。この黒い点が、粉瘤を見分けるひとつの目安になっています。
粉瘤ができる原因は完全には解明されていませんが、毛穴の詰まり、外傷による表皮細胞の埋入、ウイルス感染(ヒトパピローマウイルスなど)が関係していると考えられています。また、体質的に粉瘤ができやすい方もおり、複数の粉瘤を同時に持つケースも珍しくありません。
粉瘤そのものは良性疾患ですが、感染を起こすと赤く腫れ上がり、強い痛みを伴います。また、まれではありますが悪性化するケースも報告されているため、適切な治療を受けることが大切です。
Q. 粉瘤を潰しても治らないのはなぜですか?
粉瘤の本質は内容物ではなく、角質や皮脂を産生し続ける「袋(嚢胞壁)」にあります。内容物を搾り出しても袋は皮膚の中に残り、そこから再び角質が蓄積されるため、必ず再発します。根治には外科手術で袋ごと完全摘出することが唯一の方法です。
📌 粉瘤を潰したら治ったように見える理由
粉瘤を自分で潰したり、強く押し出したりすると、中から白っぽいドロドロした内容物が出てきます。臭いが強いことも多く、これが出切った後はしこりが小さくなり「治った」と感じる方がいます。なぜそのように感じるのでしょうか。
粉瘤の内容物は、主に角質(ケラチン)と皮脂が混ざり合ったものです。この内容物を外に出すことで、一時的に膨らみが解消されるため、見た目や触感が改善したように感じられます。腫れや違和感が減り、「これで終わった」と思ってしまうのは自然なことかもしれません。
しかし、ここが大きな落とし穴です。粉瘤の本質は内容物ではなく、内容物を産生し続ける「袋(嚢胞壁)」にあります。内容物を出しただけでは、この袋は皮膚の中に残ったままです。袋が残っている限り、再び角質や皮脂が蓄積され、粉瘤は必ず再発します。
また、炎症を起こして赤く腫れていた粉瘤の場合、内容物が出ることで炎症が一時的に落ち着くこともあります。これも「治った」と誤解する原因のひとつです。炎症が収まったように見えても、袋が残っていれば根本解決にはなっていません。
✨ 粉瘤を自分で潰してはいけない理由
粉瘤を自分で潰すことは、医療機関では強く推奨されていません。その理由はいくつかあります。
まず最も大きな問題は、感染リスクです。皮膚の表面には常在菌が多数存在しており、自己処置によって細菌が傷口から侵入しやすくなります。特に粉瘤の内容物は細菌が繁殖しやすい環境であり、感染が起きると粉瘤の周囲が急速に赤く腫れ上がり、強い痛みや発熱を伴う「炎症性粉瘤」の状態になります。重症化すると、蜂窩織炎(ほうかしきえん)と呼ばれる広範囲の皮膚感染症に発展するリスクもあります。
次に、傷跡(瘢痕)の問題があります。清潔でない器具や爪で皮膚を傷つけると、不必要に大きな傷口ができてしまいます。適切な処置なしに皮膚を傷つけると、ケロイドや肥厚性瘢痕として残るリスクが高まります。特に顔や首など目立つ部位では、審美的な問題にもつながります。
また、袋が破れるリスクもあります。粉瘤を強く押したり潰したりすると、皮膚の内側で袋が破裂することがあります。袋の内容物が周囲の組織に広がると、強い炎症反応を引き起こし、治療がより困難になります。袋が破れた状態で炎症が起きると、後から正規の手術を行う際に袋を完全に除去することが難しくなり、再発リスクが上がります。
さらに、診断の難しさも考慮する必要があります。皮膚のしこりが必ずしも粉瘤であるとは限りません。脂肪腫(良性の脂肪組織のかたまり)、石灰化上皮腫、皮膚線維腫、さらには悪性腫瘍の可能性もあります。自己判断で処置を行うことは、重大な疾患を見逃すリスクにもつながります。
Q. 粉瘤を自分で潰すとどんなリスクがありますか?
粉瘤を自己処置で潰すと、皮膚の常在菌が傷口から侵入して感染が起き、赤く腫れて強い痛みを伴う炎症性粉瘤に発展するリスクがあります。さらに袋が皮膚内で破裂すると周囲組織と癒着し、後の手術が困難になるうえ、ケロイドなどの傷跡が残る危険性もあります。
🔍 潰した後に起こりやすいトラブル
粉瘤を自分で潰した後に起こりやすいトラブルについて、具体的に説明します。
一つ目は、化膿です。自己処置後に細菌感染が起きると、傷口から膿が出てきます。膿が止まらない場合は、切開して排膿する処置が必要になることがあります。この段階では医療機関での対応が不可欠です。
二つ目は、腫れと痛みの悪化です。感染が広がると、粉瘤があった部位だけでなく、周囲の皮膚や組織にも炎症が及びます。圧迫感、拍動性の痛み(ズキズキとした痛み)が出現し、日常生活に支障をきたすこともあります。
三つ目は、瘢痕(傷跡)の形成です。適切な処置なしに皮膚を傷つけることで、正常な傷の治癒過程が乱れます。特に、コラーゲンが過剰に産生されることでケロイドや肥厚性瘢痕が生じやすくなります。体質によってはこれが非常に目立つ形で残ることもあります。
四つ目は、手術が難しくなることです。粉瘤の内側の袋が破れたり、炎症が繰り返されたりすると、袋と周囲の組織が癒着してしまいます。この状態では、袋を完全に取り除く手術が技術的に難しくなり、手術の侵襲が大きくなる可能性があります。
五つ目は、再発のリスク増大です。上述のとおり、袋が残っている限り粉瘤は再発します。さらに、袋が破れて周囲に内容物が漏れ出している場合、複数の場所から再発する可能性もあります。
💪 粉瘤が再発する仕組み
粉瘤が再発する仕組みを理解するためには、粉瘤の構造について少し詳しく知る必要があります。
粉瘤の嚢胞壁は、皮膚の表皮と同様の細胞(重層扁平上皮)でできています。この細胞は、皮膚表面の細胞と同じように角質を産生する性質を持っています。つまり、袋の内壁が常に角質を作り続けており、それが内側に蓄積されていくことで粉瘤が形成・拡大します。
内容物を搾り出しても、袋の壁自体は残っています。壁が残っている限り、そこから新たな角質が産生され、再び内容物が蓄積していきます。これが粉瘤が再発する根本的なメカニズムです。
粉瘤を根治するためには、この袋(嚢胞壁)を完全に取り除くことが不可欠です。袋を取り除かない限り、何度内容物を出しても必ず再発します。これが「粉瘤を潰しても根本的には治らない」と言われる理由です。
なお、炎症を繰り返した粉瘤では、袋の壁が周囲の組織と強く癒着していることがあります。このような状態になると、手術で袋を完全に摘出することが難しくなり、再発のリスクが高まります。炎症を起こす前の段階で適切な治療を受けることが重要だと言えます。
🎯 炎症性粉瘤とは?放置の危険性
炎症性粉瘤は、粉瘤に細菌感染が起きた状態を指します。自己処置によって感染が起きる場合もありますが、粉瘤の内側の袋が自然に小さな亀裂を起こし、内容物が周囲の組織に漏れ出すことで感染が起きることもあります。
炎症性粉瘤の症状は明確です。もともとあったしこりが突然赤く腫れ上がり、触ると熱感があり、強い圧痛(押すと痛い)を感じます。次第に皮膚が薄くなり、中から膿が出てくることもあります。発熱や倦怠感を伴う場合は、感染が全身に及んでいる可能性があり、緊急の対応が必要です。
炎症性粉瘤を放置すると、感染が周囲の組織に広がり、蜂窩織炎や膿瘍(のうよう)へと発展することがあります。蜂窩織炎は皮膚および皮下組織の広範囲に及ぶ感染症であり、抗生剤の全身投与が必要になるケースも少なくありません。さらに悪化すると、敗血症(菌が血液中に入り込む状態)に至る可能性もあり、命に関わる事態になりかねません。
炎症性粉瘤の治療は、まず炎症を鎮めることが優先されます。膿が溜まっている場合は切開して排膿し、抗生剤を投与して感染をコントロールします。炎症が落ち着いた後、改めて粉瘤の袋を摘出する手術を行います。炎症が起きているときに手術を行うことは難しく、また感染リスクも高いため、炎症期と摘出期を分けて治療するのが一般的です。
炎症が起きると治療が複数回に分かれてしまうだけでなく、手術の難易度も上がります。粉瘤と診断されたら、炎症を起こす前の段階で専門医に相談することを強くおすすめします。
Q. 炎症性粉瘤はすぐに摘出手術できますか?
炎症性粉瘤は、感染が起きている状態では即座に袋の摘出手術を行うことは難しく、まず切開排膿と抗生剤投与で炎症を鎮める処置が優先されます。炎症が落ち着いた後、改めて嚢胞壁を摘出する手術を行うのが一般的な治療の流れです。アイシークリニック大宮院では炎症性粉瘤にも対応しています。

💡 粉瘤の正しい治療法
粉瘤を根本的に治す方法は、外科的手術によって嚢胞(袋)を完全に摘出することです。現在、粉瘤の治療に用いられる主な術式には、「切開法」と「くり抜き法(トレパン法・へそ抜き法)」の2種類があります。
切開法は、粉瘤の上の皮膚を紡錘形(ラグビーボール型)に切開し、袋ごと摘出する手術です。確実に袋を摘出できるため、再発のリスクが低いとされています。ただし、切開した部分を縫い合わせる必要があるため、ある程度の傷跡が残ります。大きな粉瘤や炎症を繰り返した粉瘤に対しては、この切開法が選択されることが多いです。
くり抜き法(トレパン法)は、粉瘤の中央にある開口部(へそ)またはその周囲を、特殊な円形の刃物(トレパン)で小さく切開し、そこから袋を取り出す方法です。傷口が小さく、縫合が不要か最小限で済むため、傷跡が目立ちにくいというメリットがあります。ただし、すべての粉瘤に適用できるわけではなく、袋が破れている場合や炎症を繰り返している場合には、完全な摘出が難しくなることもあります。
どちらの術式が適しているかは、粉瘤の大きさ、部位、炎症の有無、既往歴などによって異なります。専門医が状態を診察した上で、最適な治療法を提案します。
手術は局所麻酔を用いて行われるため、処置中の痛みは最小限に抑えられます。手術の時間は、粉瘤の大きさや状態にもよりますが、小さなものであれば10〜30分程度で完了することが多いです。日帰り手術が可能であり、手術当日に帰宅できます。
手術後は摘出した組織を病理検査に提出し、悪性の所見がないかどうかを確認します。粉瘤はほとんどの場合良性ですが、まれに悪性の変化を伴うことがあるため、病理検査は重要なプロセスです。
📌 手術が怖い方へ:くり抜き法(へそ抜き法)について
「手術」と聞くと、痛そう、怖い、傷跡が心配、と思う方も多いかもしれません。特に、顔など目立つ部位にできた粉瘤については、治療後の傷跡を気にされる方が少なくありません。そのような方にとって、くり抜き法は選択肢のひとつとなります。
くり抜き法では、直径2〜4mm程度の小さな穴から袋を取り出します。この小さな穴は縫合しないか、1〜2針程度の縫合で閉じることができます。傷の大きさが小さいため、治癒後の瘢痕が目立ちにくいというのが最大のメリットです。
手術当日の流れを簡単にご説明すると、まず局所麻酔の注射を行います。麻酔が効いた後、トレパンと呼ばれる器具で小さな穴を開け、中の内容物を取り出してから袋を摘出します。最後に傷口を処置して終了です。麻酔の注射の際には少しチクッとする感覚がありますが、麻酔が効いた後は術中に痛みを感じることはほとんどありません。
術後は多少の腫れや内出血が生じることがありますが、数日から1週間程度で落ち着くのが一般的です。傷の状態によって異なりますが、抜糸が必要な場合は術後1〜2週間程度で行います。
ただし、くり抜き法にはいくつかの制限もあります。大きすぎる粉瘤、炎症を繰り返して周囲と癒着している粉瘤、袋が薄くて破れやすい粉瘤などには適用が難しい場合があります。担当医が診察の上で判断しますので、まずは相談してみることをおすすめします。
✨ 粉瘤の治療後のケアと注意点
粉瘤の手術を受けた後は、適切なアフターケアを行うことで治癒を促し、合併症のリスクを最小限に抑えることができます。
術後のケアとして基本的なことは、傷口を清潔に保つことです。担当医の指示に従って、傷口の消毒や軟膏の塗布を行います。近年では、傷口を乾燥させずに湿潤環境を保つ湿潤療法(モイストヒーリング)が取り入れられることも多くなっています。
術後に気をつけたい点としては、以下のことが挙げられます。まず、傷口が完全に閉じるまでは入浴時に傷口を濡らさないように注意が必要です。シャワーは当日から可能な場合が多いですが、傷口に直接水が当たらないようにします。湯船への入浴は、傷口が閉じるまで控えることが一般的です。
また、手術後は激しい運動や飲酒を控えることが推奨されます。これらは血流を増加させ、腫れや出血のリスクを高める可能性があります。担当医に確認しながら、徐々に日常生活に戻っていくようにしましょう。
傷口の回復は個人差がありますが、皮膚が完全に閉じるまでには通常1〜2週間程度かかります。その後も傷跡は少しずつ改善していき、数ヶ月から1年程度で目立たなくなることが多いです。傷跡が気になる場合は、UVカット対策や、場合によっては瘢痕治療(外用薬、注射など)を行うこともあります。
術後しばらく経過した後に、傷口が赤くなる、腫れてくる、痛みが増すといった症状が現れた場合は、感染の可能性があります。このような場合は早めに受診することが大切です。
また、粉瘤は手術で摘出した後でも、体の別の部位に新たな粉瘤ができることがあります。これは再発ではなく、新たな粉瘤の形成です。体質的に粉瘤ができやすい方は、定期的に皮膚の状態を確認し、気になるしこりができた場合は早めに受診する習慣をつけると良いでしょう。
Q. 粉瘤のくり抜き法とはどのような治療ですか?
くり抜き法(トレパン法)は、直径2〜4mm程度の小さな穴を粉瘤の開口部に開け、そこから袋を取り出す術式です。縫合が最小限で済むため傷跡が目立ちにくく、局所麻酔による日帰り手術が可能です。ただし、大きな粉瘤や炎症を繰り返した粉瘤には適用できない場合があり、専門医が診察のうえ判断します。
🔍 粉瘤かどうか確かめるセルフチェック

皮膚のしこりが粉瘤かどうかを完全に自己判断することはできませんが、以下の特徴が当てはまる場合は粉瘤の可能性があります。気になる症状がある場合は、必ず専門医に診てもらうことをおすすめします。
粉瘤の特徴的な所見のひとつは、皮膚の上に柔らかいドーム型のしこりがあり、皮膚と一緒に動くことです。しこりを触ると弾力があり、周囲の組織との境界がある程度わかります。
次に、しこりの中央(頂点付近)に黒い点が見えることがあります。これは粉瘤の開口部(毛穴が詰まったもの)であり、粉瘤に特徴的な所見です。ただし、すべての粉瘤にこの黒い点があるわけではありません。
また、しこりを押すと臭いのある白っぽいドロドロした内容物が出てくることがあります。これが粉瘤の内容物です。ただし、強く押すことで感染や袋の破裂を引き起こすリスクがあるため、確認のために押すことは避けてください。
さらに、しこりが数週間から数ヶ月かけてゆっくりと大きくなってきた場合も、粉瘤の可能性があります。粉瘤は急激に大きくなることは少なく、時間をかけて少しずつ成長するのが典型的です。
一方、以下のような場合は粉瘤以外の疾患の可能性があるため、特に早めの受診が必要です。しこりが急速に大きくなる、触ると硬い、周囲と固着している(動かない)、出血を伴う、しこりの表面が潰瘍状になっているといった場合は、悪性腫瘍など別の疾患の可能性を排除するために、専門医の診察を受けることが重要です。
皮膚のしこりは見た目だけでは判断が難しいことが多く、専門医の触診や画像検査、場合によっては組織検査によって診断が確定します。「たぶん粉瘤だろう」と自己判断して放置したり、自己処置したりすることは避けるようにしましょう。
💪 アイシークリニック大宮院での粉瘤治療
アイシークリニック大宮院では、粉瘤をはじめとする皮膚の良性腫瘍に対する外科的治療を行っています。患者さんひとりひとりの状態をしっかりと診察した上で、最適な治療法をご提案します。
粉瘤の治療において、当院では状態に応じて切開法またはくり抜き法(トレパン法)を選択しています。どちらの方法も局所麻酔を使用して行うため、処置中の痛みは最小限です。日帰りでの手術が可能であり、お仕事や日常生活への影響を極力少なくするよう配慮しています。
炎症を起こして赤く腫れている状態の粉瘤(炎症性粉瘤)にも対応しており、まず炎症を落ち着かせる処置を行い、その後に袋の摘出手術を行う流れで治療を進めます。急に腫れてきて困っている方も、お気軽にご相談ください。
また、顔など目立つ部位の粉瘤については、傷跡をできるだけ目立たなくする治療法を検討します。術後の傷跡ケアについても丁寧にご説明しますので、安心して治療を受けていただくことができます。
「しこりが気になっているけれど、粉瘤かどうかわからない」「以前に潰したことがあって、また腫れてきた」「できれば傷跡を残したくない」など、お悩みやご不安をお持ちの方は、ぜひアイシークリニック大宮院にご相談ください。診察の上で現在の状態をわかりやすくご説明し、最善の治療方針をご提案します。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「一度潰したら治ったと思っていたのに、また腫れてきた」というご相談を多くいただきます。粉瘤は袋(嚢胞壁)ごと取り除かない限り必ず再発し、自己処置によって炎症が悪化すると治療がより複雑になってしまうため、気になるしこりに気づいた段階で早めにご相談いただくことが大切です。くり抜き法をはじめ、患者さんの状態やご希望に合わせた治療法をご提案できますので、傷跡や手術への不安もどうぞ遠慮なくお聞かせください。」
🎯 よくある質問
自分で潰しても根本的には治りません。粉瘤の内容物を出しても、内容物を作り続ける「袋(嚢胞壁)」が皮膚の中に残るため、必ず再発します。また、自己処置は感染リスクを高め、炎症性粉瘤に発展する危険性もあるため、医療機関での治療をおすすめします。
手術は局所麻酔を使用するため、処置中の痛みは最小限です。傷跡については、小さな穴から袋を摘出する「くり抜き法(トレパン法)」を選択することで、目立ちにくくすることが可能です。粉瘤の大きさや状態によって適切な術式が異なるため、診察の上でご提案します。
炎症が起きている状態では、すぐに袋の摘出手術を行うことは難しく、感染リスクも高まります。まず切開して膿を出し、抗生剤で炎症を鎮めた後に、改めて袋を摘出する手術を行うのが一般的です。アイシークリニック大宮院では炎症性粉瘤にも対応しています。
完全な自己判断は難しいですが、皮膚と一緒に動く柔らかいドーム型のしこりで、中央に黒い点がある場合は粉瘤の可能性があります。ただし、脂肪腫や悪性腫瘍など別の疾患の場合もあるため、自己判断で処置せず、専門医の診察を受けることが重要です。
日帰り手術が可能で、術後も通常の日常生活は概ね送ることができます。ただし、傷口が閉じるまでの1〜2週間は傷口を濡らさないよう注意が必要です。また、激しい運動や飲酒は腫れや出血のリスクがあるため、担当医の指示に従いながら徐々に通常の生活に戻ることをおすすめします。
💡 まとめ
粉瘤を潰すと一時的に症状が改善したように感じることがありますが、それは根本的な治癒ではありません。粉瘤の本質は内容物を産生し続ける「袋(嚢胞壁)」にあり、この袋が残っている限り必ず再発します。さらに、自己処置によって感染が起き、炎症性粉瘤に発展するリスクも非常に高くなります。
粉瘤を根本的に治療する唯一の方法は、外科的手術によって袋ごと完全に摘出することです。局所麻酔を用いた日帰り手術であり、適切な医療機関で行えば安全に治療を受けることができます。傷跡が心配な方は、小さな穴から袋を摘出するくり抜き法(トレパン法)という選択肢もあります。
また、炎症を起こす前の早い段階で治療を受けることが、治療の負担を最小限にするためにも重要です。炎症が繰り返されると手術が難しくなるだけでなく、再発リスクも高まります。
皮膚のしこりが気になる方、粉瘤を自分で潰してしまった方、繰り返し再発している方は、ぜひ早めに専門医に相談することをおすすめします。正しい治療を受けることで、粉瘤の悩みから解放されることができます。アイシークリニック大宮院では、粉瘤に関するご相談を随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 粉瘤(表皮嚢腫)の定義・診断基準・治療方針に関する皮膚科専門学会の公式ガイドラインおよび診療情報
- 日本形成外科学会 – 粉瘤の外科的治療法(切開法・くり抜き法)や術後ケア、瘢痕・ケロイド対応に関する形成外科専門学会の情報
- PubMed – 表皮嚢腫(粉瘤)の病態・再発メカニズム・炎症性粉瘤の治療・蜂窩織炎リスクに関する国際的な医学文献・エビデンス
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務