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cica成分とは?肌への効果・副作用・使い方を徹底解説

「cica(シカ)」という言葉を、ドラッグストアやコスメショップで目にする機会が増えています。特に敏感肌や肌荒れに悩む方に注目されているcica成分ですが、「実際にどんな成分なのか」「肌にどんな効果があるのか」を正確に理解している方は意外と少ないかもしれません。もともとは医療の現場で使われてきた成分が、スキンケアの世界でも広く活用されるようになった背景には、その高い安全性と多彩な肌への働きがあります。この記事では、cica成分の正体から具体的な効果、副作用の可能性、そして上手な使い方まで、医療的な観点を踏まえながら丁寧に解説していきます。


目次

  1. cica成分とは何か?その正体と由来
  2. cica成分に含まれる主な有効成分
  3. cica成分の肌への主な効果
  4. cica成分が特に向いている肌タイプ
  5. cica成分の副作用と注意点
  6. cica成分の正しい使い方・取り入れ方
  7. cica成分と他のスキンケア成分との相性
  8. cica成分を含む製品の選び方
  9. 医療機関でのcica成分の活用
  10. まとめ

この記事のポイント

cica成分(ツボクサエキス)は、バリア機能強化・抗炎症・コラーゲン産生促進・保湿など多彩な効果を持ち、敏感肌や乾燥肌に適した安全性の高い成分。セリ科アレルギーへの注意とパッチテストが必要で、皮膚疾患の治療は専門医の処方薬を優先すること。

🎯 1. cica成分とは何か?その正体と由来

「cica」という名前は、ラテン語で「傷の修復」を意味する言葉が語源とされています。スキンケア業界では一般的にツボクサ(学名:Centella asiatica)という植物から抽出されるエキスを指すことが多く、英語では「Centella Asiatica」の頭文字をとって「CICA」と表現されることもあります。

ツボクサはアジア、アフリカ、インドなどの熱帯・亜熱帯地域に自生するセリ科の多年草です。その歴史は非常に古く、アーユルヴェーダ(インドの伝統医学)や中国の伝統医学の世界では数千年前から薬草として使われてきた歴史があります。インドでは「ゴートゥコラ」、スリランカでは「ゴツコラ」とも呼ばれており、古くから傷の治癒や炎症の鎮静、神経系のサポートに用いられてきた植物です。

現代医学においても、ツボクサエキスは皮膚科学の分野で研究が進められており、特に創傷治癒(傷の回復)やケロイドの治療、静脈不全の改善などに有効性が確認されています。フランスでは医薬品として承認された成分もあり、単なるコスメ成分にとどまらない歴史と実績を持っています。

スキンケア製品として日本でcicaが注目され始めたのは、韓国コスメブームの影響が大きいとされています。韓国では「シカクリーム」として知られる肌荒れケアアイテムが人気を集め、その流れが日本にも波及しました。現在では日本国内でも多くのブランドがcica配合のスキンケアアイテムを展開しており、ドラッグストアからデパートコスメまで幅広い価格帯で手に入るようになっています。

Q. cica成分(シカ成分)とはどのような成分ですか?

cica成分とは、セリ科の植物ツボクサ(学名:Centella asiatica)から抽出されるエキスです。アーユルヴェーダや中国伝統医学で数千年前から薬草として活用されてきた歴史を持ち、現代の皮膚科学でも創傷治癒やバリア機能強化への有効性が科学的に確認されている成分です。

📋 2. cica成分に含まれる主な有効成分

cica(ツボクサエキス)に含まれる有効成分は複数あり、それぞれが異なるメカニズムで肌に働きかけます。主な成分を詳しく見ていきましょう。

🦠 アジア酸(Asiatic acid)

アジア酸はツボクサに含まれる代表的な三テルペン系化合物のひとつです。コラーゲン合成を促進する働きがあることで知られており、皮膚の弾力性や強度の維持に関与します。また、抗炎症作用もあるとされており、肌の赤みや炎症を和らげる効果が期待されています。研究では、線維芽細胞(コラーゲンを産生する細胞)を活性化させる働きがあることが示されています。

👴 マデカス酸(Madecassic acid)

マデカス酸もツボクサを構成する三テルペン化合物のひとつで、アジア酸と同様にコラーゲン生成のサポートに関わります。特に注目されているのは、その強い抗酸化作用と抗炎症作用です。酸化ストレスから肌を保護し、炎症性サイトカインの産生を抑える働きがあると考えられています。ケロイドや肥厚性瘢痕の改善にも関与するとされており、医療分野での活用も進んでいます。

🔸 アジアチコシド(Asiaticoside)

アジアチコシドは、アジア酸に糖が結合したサポニン系の配糖体です。皮膚の細胞増殖を促進し、コラーゲンの合成を助ける働きがあります。また、肌のバリア機能を強化し、外部刺激から肌を守る役割も担っているとされています。フランスの医薬品「マデカソール」の主成分としても知られており、傷の治癒に使用される医薬品グレードの成分です。

💧 マデカソサイド(Madecassoside)

マデカソサイドはマデカス酸の配糖体であり、ツボクサエキスの中でも特に注目度の高い成分です。強力な抗炎症効果と皮膚修復促進効果を持ち、ニキビや日焼けによる炎症の沈静化にも効果的とされています。肌の保湿力を高める働きもあり、乾燥した肌の潤いを取り戻すサポートをします。一部の研究では、紫外線による肌ダメージの軽減にも寄与することが示されています。

これらの成分は単独で働くのではなく、互いに相乗効果を発揮しながら肌に作用します。製品によってどの成分が主に配合されているかは異なりますが、ツボクサエキス全体として見ると、これら複数の有効成分が組み合わさって効果を発揮するのがcicaの特徴です。

💊 3. cica成分の肌への主な効果

cica成分が肌に与える効果は多岐にわたります。科学的な研究や臨床データをもとに、主な効果をひとつひとつ見ていきましょう。

✨ 肌のバリア機能の強化

肌のバリア機能とは、外部からの刺激(細菌、紫外線、乾燥など)を防ぎながら、内部の水分が蒸散するのを防ぐ皮膚本来の機能です。cica成分に含まれるアジアチコシドやマデカソサイドは、肌の角質層を構成するセラミドやNMF(天然保湿因子)の産生をサポートし、バリア機能を強化すると考えられています。バリア機能が整うことで、外部刺激への耐性が高まり、肌荒れや乾燥を防ぐ効果が期待できます。

📌 炎症を和らげる効果(抗炎症作用)

cica成分の最も広く知られた効果のひとつが、抗炎症作用です。ニキビの炎症、アトピー性皮膚炎による赤み、日焼けによる肌の熱感など、さまざまな炎症状態に対してcicaは鎮静効果を発揮します。この作用は主にマデカス酸やマデカソサイドが炎症性サイトカイン(体内で炎症を引き起こす物質)の産生を抑えることで実現されます。ステロイドのような強力な作用はありませんが、継続的な使用で慢性的な肌の炎症を和らげる効果が期待できます。

▶️ コラーゲン産生の促進

アジア酸やマデカス酸は、皮膚の真皮層にある線維芽細胞を活性化し、コラーゲンの産生を促す働きがあります。コラーゲンは肌のハリや弾力を保つために欠かせないタンパク質であり、加齢とともに産生量が減少していきます。cica成分を継続的に使用することで、コラーゲン産生のサポートが期待でき、肌のハリ感の維持や小じわの軽減につながる可能性があります。これはシワ対策としても注目される点です。

🔹 傷や肌トラブルの回復促進

cica成分が医療の世界で長く使われてきた理由のひとつが、創傷治癒の促進効果です。皮膚の細胞増殖を促し、傷口の修復をサポートする働きがあります。軽度の傷跡や術後ケア、ニキビ跡の改善にも効果が期待されており、医療機関でも術後の肌ケアとして活用されることがあります。

📍 保湿効果

cica成分自体にも保湿効果があります。特にマデカソサイドは皮膚の水分保持能力を高める働きがあるとされており、乾燥肌の改善に役立ちます。また、バリア機能が強化されることで水分の蒸散が防がれ、結果的に肌の潤いが長時間保たれやすくなります。

💫 抗酸化作用

cica成分に含まれる三テルペン化合物は、活性酸素(フリーラジカル)を除去する抗酸化作用も持ちます。紫外線や環境汚染によって発生した活性酸素は肌細胞を傷つけ、老化や色素沈着の原因となります。cica成分のもつ抗酸化力によって、これらのダメージを軽減する効果が期待できます。

Q. cica成分に含まれる主な有効成分は何ですか?

cica成分の主な有効成分は、アジア酸・マデカス酸・アジアチコシド・マデカソサイドの4種類です。アジア酸とマデカス酸はコラーゲン産生促進と抗炎症作用を持ち、アジアチコシドはバリア機能強化、マデカソサイドは強力な抗炎症・保湿効果を発揮します。これらが相乗効果で肌に働きかけます。

🏥 4. cica成分が特に向いている肌タイプ

cica成分はさまざまな肌タイプに対応していますが、特に効果を実感しやすい肌タイプや肌悩みがあります。

🦠 敏感肌・肌荒れしやすい肌

cica成分は刺激が少なく、肌への負担が軽いことで知られています。バリア機能を強化しながら炎症を和らげる働きがあるため、ちょっとした刺激にも反応してしまう敏感肌の方に特に向いています。アルコールフリー、香料フリーのcica製品を選べば、さらにリスクを低減できます。

👴 アトピー性皮膚炎や乾燥性皮膚炎がある肌

アトピー性皮膚炎などの慢性的な炎症性皮膚疾患では、バリア機能の低下と慢性的な炎症が繰り返されます。cica成分はこの両方に働きかけるため、症状の安定を補助する役割が期待できます。ただし、疾患の治療はあくまでも皮膚科医の処方薬が中心となり、cicaスキンケアはあくまでもサポート的な位置づけです。

🔸 ニキビ肌・ニキビ跡が気になる肌

ニキビによる炎症の鎮静や、ニキビ跡の回復促進にcicaは有効とされています。特にニキビ跡の赤みや色素沈着が気になる方には、cicaの抗炎症作用と細胞修復促進効果が助けになる可能性があります。ただし、ノンコメドジェニック処方のcica製品を選ぶことが大切です。

💧 乾燥肌

cica成分の保湿効果とバリア機能強化効果は、乾燥肌にも嬉しい働きをもたらします。インナードライ(表面はべたつくが内部は乾燥している状態)の方にも適しており、肌本来の保水機能を整えるサポートが期待できます。

✨ エイジングケアを始めたい方

コラーゲン産生を促進する働きから、30代以降のエイジングケアの一環としてcicaを取り入れる方も増えています。肌のハリや弾力を維持したい方、小じわが気になり始めた方にもcica成分は適しています。

⚠️ 5. cica成分の副作用と注意点

cica成分は一般的に安全性が高いとされていますが、すべての人に副作用が出ないというわけではありません。使用前に知っておくべき注意点をしっかり確認しておきましょう。

📌 アレルギー反応の可能性

ツボクサエキスに対してアレルギーを持つ方では、接触性皮膚炎(かぶれ)が生じる可能性があります。症状としては、使用部位の赤み、かゆみ、腫れ、ヒリヒリ感などが挙げられます。初めてcica配合製品を使用する際は、パッチテスト(腕の内側など皮膚の柔らかい部分に少量塗布して48時間様子を見る)を行うことをおすすめします。

▶️ セリ科アレルギーとの交差反応

ツボクサはセリ科の植物です。セロリ、パセリ、フェンネルなどのセリ科の食物や植物に対してアレルギーがある方は、ツボクサエキスにも反応する可能性があります(交差反応)。セリ科アレルギーがある方は使用前に皮膚科医に相談することをおすすめします。

🔹 経口摂取時の注意

cica(ツボクサ)はサプリメントや食品としても流通しており、内服での利用も広がっています。しかし、スキンケアとして外用で使う場合とは異なり、経口摂取の場合は注意が必要です。研究では高用量のツボクサエキスの経口摂取が肝機能に影響を与える可能性が指摘されています。サプリメントとして摂取する際は、必ず適切な用量を守り、肝機能に不安がある方や妊娠中の方は使用前に医師に相談してください。

📍 製品によって配合成分が異なる点

市販の「cica配合」と謳う製品の中には、ツボクサエキスの配合量が非常に少なく、実際の効果が期待しにくいものも存在します。また、ツボクサエキス以外にもアルコール、香料、防腐剤など敏感肌に刺激となりうる成分が含まれている場合があります。製品を選ぶ際は成分表示を確認することが大切です。

💫 過剰な期待は禁物

cica成分はあくまでもスキンケアの補助的な役割を担う成分です。アトピー性皮膚炎やニキビなど、皮膚疾患の治療はあくまでも医師の診断と処方薬によるものが基本です。cica製品で症状が改善しない場合や、悪化する場合は使用を中断し、皮膚科医に相談することをおすすめします。

Q. cica成分の副作用や使用時の注意点を教えてください。

cica成分は一般的に安全性が高い一方、ツボクサはセリ科植物のため、セロリやパセリなどへのアレルギーがある方は交差反応が起きる可能性があります。初めて使用する際は腕の内側で48時間のパッチテストを行うことが推奨されます。異常を感じた場合は直ちに使用を中止し、皮膚科医に相談してください。

🔍 6. cica成分の正しい使い方・取り入れ方

cica成分の効果を最大限に引き出すためには、正しい使い方と適切なスキンケアルーティンへの組み込みが重要です。

🦠 スキンケアのステップでの位置づけ

cica成分は化粧水、美容液、クリームなど、さまざまな剤型の製品に配合されています。基本的なスキンケアのステップ(洗顔→化粧水→美容液→乳液・クリーム)の中で、自分の肌悩みに合わせた剤型のcica製品を選んで取り入れることができます。炎症やトラブルが出ている部分にはcica美容液をスポット使いするのも効果的です。

👴 適切な量と塗布方法

cicaクリームや美容液は、製品ごとに推奨使用量が異なります。一般的には適量を手のひらに取り、優しく顔全体になじませるか、気になる部分にのせるようにします。こすらず、押さえ込むようにして塗布することで、肌への余分な摩擦刺激を避けることができます。特に敏感肌や炎症がある肌には、刺激を最小限にする塗布方法を心がけましょう。

🔸 継続使用の重要性

cica成分の効果は、一度使っただけで劇的に表れるものではありません。バリア機能の修復やコラーゲン産生のサポートは時間をかけて進むため、最低でも4〜6週間は継続して使用することが推奨されます。毎日のスキンケアに無理なく組み込み、継続することが大切です。

💧 朝・夜の使用について

cica成分は朝・夜どちらの使用にも適しています。朝は外部刺激からのプロテクションとして、夜は就寝中の肌の修復サポートとして活用できます。朝使用する場合は、日焼け止めと組み合わせることで紫外線ダメージからの保護効果を高めることができます。夜はリッチなcicaクリームで集中的にケアするのもおすすめです。

✨ トラブルが起きている肌への使用

肌にトラブル(赤み、ニキビ、かぶれなど)が生じているときは、刺激を与えずにやさしくケアすることが最優先です。cica成分はその安全性の高さから、トラブル肌にも使いやすいとされていますが、傷が開いている状態や強い炎症がある場合は皮膚科を受診してから使用判断をしましょう。

📝 7. cica成分と他のスキンケア成分との相性

スキンケアを複数のアイテムで構成している方は、cica成分と他の成分との相性を知っておくことが重要です。

📌 ヒアルロン酸・セラミドとの組み合わせ

cica成分はヒアルロン酸やセラミドと非常に相性がよい組み合わせです。cica成分がバリア機能を整え、ヒアルロン酸が水分を引き込み、セラミドが水分を閉じ込めるという役割分担ができます。この組み合わせは、乾燥肌や敏感肌に特に有効です。

▶️ ナイアシンアミドとの組み合わせ

ナイアシンアミド(ビタミンB3)は毛穴の引き締め、美白効果、バリア機能強化など多彩な効果を持つ成分です。cica成分との組み合わせは相乗効果が期待でき、特に肌荒れ改善と美肌づくりを同時に目指す方に向いています。刺激が少なく、敏感肌にも比較的使いやすい組み合わせです。

🔹 レチノールとの組み合わせ

レチノール(ビタミンA誘導体)はエイジングケア成分として人気ですが、皮膚刺激が生じやすい成分でもあります。レチノール使用中に生じる乾燥や赤み、皮むけに対して、cicaの保湿・鎮静効果が助けになる場合があります。ただし、同じタイミングで重ねて使うよりも、例えばレチノールを使用した翌朝にcicaで肌を落ち着かせるというような使い分けが適切なケースもあります。

📍 ビタミンCとの組み合わせ

ビタミンC誘導体はコラーゲン産生促進と抗酸化作用を持つ人気のエイジングケア成分です。cicaとの組み合わせはコラーゲン産生の相乗効果が期待できる可能性があります。ただし、高濃度のビタミンC(アスコルビン酸)は酸性が強く、肌に刺激をもたらすことがあるため、敏感肌の方は慎重に使用しましょう。

💫 注意したい組み合わせ

高濃度の酸系成分(AHA・BHAなど)や、アルコール含有量の多い製品とcicaを同じタイミングで使用することは、敏感肌の方には刺激が強すぎる場合があります。また、複数の新しい成分を同時に導入すると、万が一肌トラブルが起きた際に原因特定が難しくなります。新しいcica製品を取り入れる際は、既存のルーティンに少しずつ加えていくことが安全です。

Q. 美容施術後にcica成分を使用しても問題ありませんか?

レーザー治療やピーリングなどの美容施術後は肌がデリケートな状態になるため、刺激が少なくバリア機能の回復をサポートするcica成分は適した選択肢の一つです。アイシークリニックでも施術後の肌状態に応じてcica配合アフターケア製品をご案内しています。ただし使用する製品は必ず担当医に確認してから取り入れることが重要です。

💡 8. cica成分を含む製品の選び方

市場には「cica配合」と謳う製品が数多く存在しますが、その質はさまざまです。効果的な製品を選ぶための基準を知っておきましょう。

🦠 成分表示の確認ポイント

製品パッケージや公式サイトの成分表示(全成分表示)を確認しましょう。「ツボクサエキス」「センテラアジアティカエキス」「アジアチコシド」「マデカソサイド」「マデカス酸」などの表記があることを確認します。成分表示は配合量の多い順に記載されるルール(国際ルール)があるため、ツボクサ関連成分が表示の前のほうに記載されているほど、配合量が多いと考えられます。

👴 肌質に合わせた剤型を選ぶ

cica製品には、化粧水、美容液、ジェル、クリーム、パックなど多様な剤型があります。乾燥が強い方や乾燥肌の方はクリームタイプが、脂性肌やニキビ肌の方はさっぱりとしたジェルや化粧水タイプが向いています。自分の肌質とライフスタイルに合わせた剤型を選びましょう。

🔸 敏感肌向けの配慮がある製品を選ぶ

敏感肌の方は、アルコールフリー(エタノール無添加)、無香料、無着色、パラベンフリーなどの表記がある製品を選ぶとリスクを減らせます。また、皮膚科医によるテスト済み、低刺激テスト済みなどの表示がある製品は安心して選びやすい指標となります。

💧 価格と品質のバランス

cica製品は高価なものから手頃なものまで幅広い価格帯があります。高価格だからといって必ずしも効果が高いわけではなく、重要なのは成分の質と配合量です。ツボクサエキスの濃度が記載されている製品や、有効成分(アジアチコシド、マデカソサイドなど)が明示されている製品は信頼度が高いと言えます。

✨ 信頼できるブランドの製品を選ぶ

医療機関とのコラボレーション製品や、皮膚科学の研究をもとに開発されたブランドの製品は、品質管理が厳格で安心して使えることが多いです。ドラッグストアの市販品でも、大手メーカーのものは品質基準が整っているため参考にしてみましょう。

✨ 9. 医療機関でのcica成分の活用

cica成分は一般のスキンケアとしてだけでなく、医療の現場でも活用されています。医療機関でのcica活用について知ることで、cica成分への理解が深まります。

📌 創傷治癒・術後ケアへの応用

ツボクサエキスに含まれるアジアチコシドは、傷の修復を促進する効果があることが複数の研究で示されています。医療機関では、術後の傷跡ケアや軽度の皮膚損傷に対してcica含有製品が補助的に使用されることがあります。また、一部の国ではアジアチコシドを主成分とした医薬品(マデカソールなど)が創傷治療や火傷後の皮膚再生に使用されており、医薬品グレードでの実績があります。

▶️ ケロイド・肥厚性瘢痕への取り組み

ケロイドや肥厚性瘢痕(傷跡が盛り上がる状態)に対しても、cica成分の活用が研究されています。コラーゲンの過剰産生を調整する働きがあるとされており、傷跡の平坦化に寄与する可能性が示唆されています。ただし、ケロイドの治療はステロイド注射、圧迫療法、レーザー治療など複合的なアプローチが必要であり、cica成分だけで治療できるものではありません。

🔹 美容医療後のスキンケアとして

美容クリニックでのレーザー治療、ピーリング、注射系施術などの後は、皮膚がデリケートな状態になります。こうした施術後のアフターケアとして、刺激が少なく肌修復をサポートするcica配合スキンケアが推奨されることがあります。施術後の赤みや乾燥、バリア機能の低下を補う役割としてcicaは非常に適した成分です。

アイシークリニック大宮院でも、施術後の肌状態や患者様の肌質に応じて、適切なアフターケア製品のご案内を行っています。特に敏感になっている施術後の肌に対して、刺激の少ないスキンケアを選ぶことは、治療効果を最大限に引き出すためにも大切なポイントです。肌荒れや施術後のケアでお悩みの方は、ぜひ専門医にご相談ください。

📍 アトピー性皮膚炎の補助ケアとして

アトピー性皮膚炎の治療においては、ステロイドや免疫抑制剤などの処方薬が主体となります。cica成分はその補助として、刺激を与えずに保湿とバリア機能のサポートを行う役割が期待されます。ただし、アトピー性皮膚炎は個人差が大きく、使用する製品を変える際は必ず主治医に相談することが重要です。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、施術後のアフターケアや敏感肌のサポートとしてcica成分を含むスキンケアを取り入れる患者様が増えており、バリア機能の回復や炎症の鎮静に実感を得られる方が多い印象です。ただし、セリ科アレルギーをお持ちの方や初めてお使いになる方はパッチテストを欠かさず行っていただき、症状に変化がある場合は自己判断で継続せず、お気軽に専門医にご相談ください。cica成分はあくまでもスキンケアをサポートする存在であり、皮膚疾患の治療と組み合わせることで、より健やかな肌状態へと導くことができると考えています。」

📌 よくある質問

cica成分(シカ成分)とは何ですか?

cica成分とは、ツボクサ(学名:Centella asiatica)という植物から抽出されるエキスのことです。アーユルヴェーダや中国の伝統医学で数千年前から薬草として使われてきた歴史があり、現代の皮膚科学でも創傷治癒やバリア機能強化への有効性が科学的に確認されています。

cica成分はどんな肌タイプに向いていますか?

敏感肌・乾燥肌・ニキビ肌・アトピー性皮膚炎の方に特に向いています。炎症を和らげる抗炎症作用と、肌のバリア機能を強化する働きを同時に持つため、刺激に弱い肌でも取り入れやすい成分です。ただし、アトピーなどの皮膚疾患の治療はあくまで医師の処方薬が主体となります。

cica成分に副作用はありますか?

一般的に安全性は高いですが、ツボクサはセリ科の植物のため、セロリやパセリなどセリ科アレルギーがある方は交差反応が起こる可能性があります。初めて使用する際は、腕の内側などでパッチテストを48時間行うことをおすすめします。異常を感じた場合は使用を中止し、皮膚科医に相談してください。

cica配合製品はどのように選べばよいですか?

成分表示で「ツボクサエキス」「アジアチコシド」「マデカソサイド」などの記載を確認し、表示の上位にあるものほど配合量が多いと判断できます。敏感肌の方はアルコールフリー・無香料の製品を選ぶとリスクを抑えられます。皮膚科医監修や低刺激テスト済みの表示も選ぶ際の目安になります。

美容施術後にcica成分を使っても大丈夫ですか?

レーザー治療やピーリングなどの施術後は肌がデリケートな状態になるため、刺激が少なくバリア機能の回復をサポートするcica成分は適した選択肢のひとつです。当院でも施術後の肌状態に応じたアフターケア製品をご案内しています。ただし、使用する製品は必ず担当医に確認してから取り入れることをおすすめします。

🎯 まとめ

cica成分(ツボクサエキス)は、数千年の歴史を持つ植物由来の成分であり、現代の皮膚科学においてもその有効性が科学的に裏付けられている信頼性の高い成分です。アジア酸、マデカス酸、アジアチコシド、マデカソサイドといった複数の有効成分が協働して、バリア機能の強化、炎症の鎮静、コラーゲン産生の促進、保湿、抗酸化などの多彩な効果をもたらします。

特に敏感肌、アトピー肌、ニキビ肌、乾燥肌の方に適しており、刺激が少ないことから幅広い年齢層・肌タイプに取り入れやすいのがcica成分の大きな魅力です。一方で、セリ科アレルギーのある方や初めて使用する際のアレルギー反応には注意が必要であり、使用前のパッチテストや皮膚科医への相談も重要です。

製品を選ぶ際は、ツボクサ関連成分が成分表示の上位にあること、無香料・アルコールフリーなど敏感肌への配慮があること、信頼できるブランドの製品であることを基準にするとよいでしょう。また、cica成分はあくまでもスキンケアをサポートする成分であり、皮膚疾患の治療は皮膚科医の診断と処方薬を優先することが大切です。

美容医療の現場でも、施術後のアフターケアや傷跡ケアとしてcica成分は広く活用されています。スキンケアに悩みを感じている方や、美容施術後の肌ケアについて疑問がある方は、ぜひ専門の医療機関に相談することをおすすめします。cica成分を正しく理解し、自分の肌に合った方法で取り入れることで、健やかで美しい肌づくりにつなげていきましょう。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – cica成分(ツボクサエキス)の抗炎症作用・バリア機能強化に関する皮膚科学的エビデンス、アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎などの皮膚疾患とスキンケア成分の関係性についての診療ガイドライン
  • PubMed – ツボクサエキス(Centella asiatica)の創傷治癒促進効果・コラーゲン産生促進・抗炎症作用・マデカソサイド・アジアチコシドに関する国際的な臨床研究および基礎研究論文
  • 日本形成外科学会 – ケロイド・肥厚性瘢痕の治療におけるcica成分の応用、術後創傷ケアへの活用、皮膚再生・傷跡治療に関する形成外科的観点からのガイドラインおよび情報

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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