「ピーリングって保険使えないの?」と思ったことはありませんか?
くすみ・ニキビ跡・毛穴の開き…肌の悩みはつきないのに、クリニックに行ったら全額自費と言われてびっくりしたという方も多いはず。
この記事を読めば、「なぜ保険が使えないのか」「費用はいくらかかるのか」「自分の肌悩みに効果はあるのか」がまるっとわかります。読まずにクリニックへ行くと、料金や効果のギャップで後悔することも…まず3分だけ読んでみてください!
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目次
- ケミカルピーリングとはどのような治療か
- 日本の保険診療の仕組みと適用条件
- ケミカルピーリングが保険適用外となる主な理由
- 美容目的と医療目的の違い
- 保険適用外でも受ける価値はあるのか
- ケミカルピーリングで改善が期待できる肌の悩み
- 使用される主な薬剤の種類と特徴
- 治療の流れとダウンタイムについて
- 費用の目安と通院回数
- ケミカルピーリングを受ける前に知っておきたいこと
- まとめ
この記事のポイント
ケミカルピーリングが保険適用外な理由は、くすみや毛穴改善など美容目的に分類され、疾患治療を対象とする保険診療の要件を満たさないためです。1回5,000〜20,000円の全額自費負担となりますが、アイシークリニックでは肌状態に合わせた治療プランを提案しています。
💡 ケミカルピーリングとはどのような治療か
ケミカルピーリングは、酸性の薬剤を皮膚に塗布することで、古くなった角質や表皮の一部を化学的に剥離させ、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促す治療法です。医療機関や美容クリニックで行われるほか、一部のエステサロンでも実施されていますが、使用できる薬剤の種類や濃度には医療機関とエステでは明確な違いがあります。
「ピーリング」という言葉自体は「皮を剥く」という意味を持つ英語の「peel」に由来しており、皮膚の表面を整えることで、くすみや色素沈着の改善、毛穴の引き締め、ニキビや肌荒れの改善などを目的として行われます。
医療機関で使用されるケミカルピーリングの代表的な薬剤としては、グリコール酸(AHA:アルファヒドロキシ酸)、サリチル酸(BHA:ベータヒドロキシ酸)、乳酸、トリクロロ酢酸(TCA)などがあります。これらの薬剤は濃度や作用の深さが異なるため、肌の状態や目的に応じて使い分けられます。
治療の歴史は古く、古代エジプトでも乳酸を含む乳製品を使った美肌習慣が存在したとされています。現代の医療的なケミカルピーリングは、1990年代ごろから欧米を中心に普及し始め、日本でも美容医療の発展とともに広く取り入れられるようになりました。
Q. ケミカルピーリングが保険適用外になる理由は?
ケミカルピーリングは「美容目的の治療」に分類されるため保険適用外です。日本の健康保険制度は病気やけがの治療を対象としており、くすみや毛穴の開きは生命・健康に直接影響しないと判断されます。また、薬剤の種類や濃度が多様で標準的な治療プロトコルが確立していないことも、保険認可が難しい理由の一つです。
📌 日本の保険診療の仕組みと適用条件
ケミカルピーリングが保険適用外である理由を理解するためには、まず日本の医療保険制度の仕組みを知っておく必要があります。
日本の健康保険(公的医療保険)は、疾患の診断・治療・予防を目的とした医療行為に対して適用されます。つまり、体の機能や健康を損なう病気やけがに対する治療が保険診療の対象となります。具体的には、以下の条件を満たすことが保険適用の前提となっています。
まず、厚生労働省が定める「保険点数」が設定されており、その診療行為が医学的に必要であると認められている必要があります。次に、科学的根拠(エビデンス)に基づいた有効性と安全性が認められていることが求められます。そして、その治療が疾患そのものを対象としていることが条件となります。
保険診療では、患者は医療費の一部(通常1〜3割)を自己負担し、残りを保険組合や国が負担します。一方で、保険適用外の治療(自由診療)は、医療機関が費用を独自に設定し、患者が全額を負担する形となります。
このような保険診療の仕組みは、限られた医療財源を有効に活用し、すべての国民が平等に必要な医療を受けられるようにするためのものです。そのため、医学的な必要性が低いと判断される治療や、美容を目的とした施術については、原則として保険の対象外となります。
✨ ケミカルピーリングが保険適用外となる主な理由
ケミカルピーリングが保険適用外とされている理由は複数ありますが、最も根本的な理由は「美容を目的とした治療」として分類されているからです。ここでは、その具体的な理由をいくつかの観点から詳しく説明します。
一つ目の理由は、治療の目的が「疾患の治療」に該当しないとされていることです。日本の保険制度では、医療行為の目的が「病気やけがの治療・予防」であることが保険適用の大前提です。ケミカルピーリングが対象とするくすみ、毛穴の開き、乾燥などは、生命や健康に直接的な支障をきたすものではないと判断されています。そのため、「生活の質(QOL)の向上を目的とした美容医療」として位置づけられ、保険の対象外となっています。
二つ目の理由は、標準的な治療プロトコルが確立していないという点です。保険診療が認められるためには、治療の有効性・安全性・再現性が十分に証明された科学的根拠(エビデンス)が必要です。ケミカルピーリングは使用する薬剤の種類・濃度・塗布時間・施術回数などが施術者によって異なり、統一された治療プロトコルが整備されていないため、保険診療の認可を得にくい状況にあります。
三つ目の理由は、ニキビ(尋常性痤瘡)の治療においても、ケミカルピーリングよりも保険適用が認められている薬物療法が優先されるからです。ニキビは医学的な皮膚疾患であり、抗生物質や外用薬による治療は保険の対象となります。一方で、同じニキビの治療であっても、ケミカルピーリングによるアプローチは「補助的・美容的な施術」とみなされるため、保険が使えません。
四つ目の理由として、医療費の適正化という社会的背景も挙げられます。少子高齢化が進む日本では、医療費の総額が増加しており、保険財源には限りがあります。そのため、生命や健康への直接的な影響が少ない美容医療については、保険適用の対象外とすることで、財源を真に必要な治療に集中させる方針が取られています。
Q. ケミカルピーリングで改善が期待できる肌悩みは?
ケミカルピーリングはニキビ・ニキビ跡、肌のくすみ、毛穴の開きや黒ずみ、表皮の浅い部分の色素沈着やシミ、肌のキメの乱れや乾燥など幅広い肌悩みに対応します。ただし、真皮層の深いシミや肝斑には別の治療が適している場合もあるため、アイシークリニックでは医師が肌状態を評価したうえで最適な施術プランを提案しています。
🔍 美容目的と医療目的の違い
「美容目的」と「医療目的」の違いは、一見わかりにくいように思えますが、保険診療を判断するうえで非常に重要な基準となります。
医療目的の治療とは、疾患によって失われた身体機能の回復や、疾患の進行を防ぐこと、または生命を脅かす状態を改善することを目的とした治療です。たとえば、熱傷(やけど)による瘢痕(傷跡)の治療や、皮膚疾患としての重度のニキビに対する薬物療法などがこれに該当します。
一方で美容目的の治療とは、外見の改善や整容を主目的とした施術であり、医学的な必要性よりも患者の主観的な満足度や審美的な価値観に基づいています。シミやくすみの改善、毛穴の引き締め、肌のトーンアップなどを目指すケミカルピーリングは、この美容目的の分類に含まれます。
ただし、すべての皮膚科的な治療が明確に「医療目的」か「美容目的」かに分かれるわけではなく、グレーゾーンに位置するケースもあります。たとえば、ニキビ跡の色素沈着(炎症後色素沈着)は、皮膚科的な疾患の後遺症という側面もありますが、保険診療ではカバーされないことが一般的です。このような場合には、皮膚科医との相談のうえで、自費診療によるケミカルピーリングを検討することになります。
また、「医師が行う治療だから保険が使えるはず」と誤解されることもありますが、医師が提供する治療であっても、その目的が美容である場合には保険は適用されません。保険適用の可否を決めるのは、「誰が行うか」ではなく「何のために行うか」という治療の目的にあります。
💪 保険適用外でも受ける価値はあるのか
保険が使えないと知ると、「それでも受ける意味があるの?」と感じる方もいるかもしれません。しかし、ケミカルピーリングには、保険適用の有無にかかわらず、多くの方にとって実感できるメリットがあります。
まず、ケミカルピーリングは肌のターンオーバーを促進し、古い角質を取り除くことで、スキンケア製品の浸透率を高める効果が期待できます。普段のスキンケアだけでは届きにくい角質層にアプローチできるのが、ケミカルピーリングの特徴の一つです。
次に、肌の質感の改善という観点からも評価が高い治療です。毛穴の詰まりや凹凸感、ザラつきなど、日常のケアでは改善しにくい肌悩みに対して、定期的なピーリングを続けることで変化を実感する方が多くいます。
さらに、ケミカルピーリングはダウンタイムが比較的短く、施術時間も短いため、忙しい方でも取り入れやすい治療です。レーザー治療と比べると刺激が穏やかなケースが多く、初めての美容医療として選ばれることもあります。
一方で、保険適用外であるため費用は全額自己負担となります。効果を実感するためには複数回の通院が必要になることが多く、総費用がある程度かかることは理解しておく必要があります。このため、治療を始める前にクリニックでしっかりカウンセリングを受け、自分の肌の状態や目的に合った治療かどうかを確認することが大切です。

🎯 ケミカルピーリングで改善が期待できる肌の悩み
ケミカルピーリングはさまざまな肌の悩みに対応できる治療ですが、特に効果が期待しやすい症状や肌の状態があります。以下に代表的なものをご紹介します。
まず、ニキビ(尋常性痤瘡)とニキビ跡です。ケミカルピーリングは毛穴の詰まりを解消し、皮脂の過剰な分泌を抑える働きがあるため、ニキビの予防・改善に役立ちます。また、ニキビが治った後に残る赤みや色素沈着(ニキビ跡)に対しても、ターンオーバーを促進することで改善が期待できます。
次に、肌のくすみです。加齢や紫外線ダメージ、乾燥などによって蓄積した古い角質が肌の表面に残ると、くすみの原因になります。ケミカルピーリングで角質を除去することで、明るく透明感のある肌の印象へと改善が期待できます。
毛穴の開きや黒ずみも、ケミカルピーリングで改善が期待できる悩みの一つです。皮脂や古い角質が毛穴に詰まることで引き起こされる黒ずみや毛穴の目立ちに対して、薬剤が毛穴の内部まで働きかけ、すっきりとした肌感をもたらします。
色素沈着・シミにも一定の効果が期待されます。特にメラニン色素が表皮の浅い部分に沈着している場合には、ケミカルピーリングによってその部分の角質を除去することで、シミや色むらが薄くなる効果が期待できます。ただし、真皮層の深い部分に沈着しているシミ(肝斑など)には別のアプローチが必要なこともあります。
また、肌のキメの乱れや乾燥が気になる方にも適しています。ターンオーバーが正常化されることで、肌のキメが整い、保湿機能が向上することが期待されます。
Q. ケミカルピーリングの費用と通院回数の目安は?
ケミカルピーリングは保険適用外のため全額自己負担となり、1回あたりの費用は5,000円〜20,000円程度が目安です。使用薬剤の種類・濃度や施術範囲により変動します。効果を実感するには2〜4週間に1回のペースで5〜10回程度が一般的です。アイシークリニックではカウンセリング時に無理のない治療プランを個別に提案しています。
💡 使用される主な薬剤の種類と特徴
ケミカルピーリングで使用される薬剤にはいくつかの種類があり、それぞれ作用機序や適した肌の悩み、刺激の程度が異なります。クリニックでは患者の肌質や目的に応じて薬剤を選択します。
グリコール酸(Glycolic Acid)は、サトウキビなどに含まれるAHA(アルファヒドロキシ酸)の一種で、分子が小さく皮膚への浸透力が高いのが特徴です。角質層の細胞同士の結合をゆるめることで、古い角質を除去する効果があります。くすみや色素沈着、ニキビ跡の改善に広く用いられています。
サリチル酸(Salicylic Acid)は、BHA(ベータヒドロキシ酸)に分類される薬剤で、脂溶性のため皮脂に溶け込んで毛穴の内部まで届きやすい特性があります。皮脂の多いニキビ肌や、毛穴の詰まりが気になる方に適しています。また、抗炎症作用もあるため、ニキビの炎症を抑える効果も期待できます。
乳酸(Lactic Acid)は、牛乳などに含まれるAHAの一種で、グリコール酸に比べて分子が大きく、刺激が比較的マイルドです。角質の除去に加え、保湿効果も期待できるため、乾燥が気になる方や敏感肌の方への使用も相談しやすい薬剤の一つです。
トリクロロ酢酸(TCA)は、より深い層まで作用する薬剤で、中程度から深度の深いピーリングに使用されます。深いシワや瘢痕の改善に用いられることがありますが、その分ダウンタイムも長くなる場合があります。高い技術が必要なため、経験豊富な医師のもとで行われます。
フェノールは、最も深い層まで作用するピーリング薬剤で、深いシワや皮膚の著しいダメージに使用されることがあります。効果が高い一方でリスクも伴うため、実施できる医療機関は限られています。
📌 治療の流れとダウンタイムについて
ケミカルピーリングを初めて受ける方は、当日の流れがどのようなものか気になることと思います。一般的な施術の流れをご説明します。
最初のステップはカウンセリングです。医師や専門スタッフが肌の状態を確認し、現在の悩みや目標、アレルギーや既往歴などを聴取します。使用する薬剤の種類や濃度、施術回数の目安について説明を受け、不明点があればこの段階で確認します。
次に洗顔・クレンジングを行います。施術前に、メイクや皮脂などの汚れをしっかりと落とします。これにより薬剤が均一に浸透しやすくなります。
続いて薬剤の塗布です。専用のブラシやガーゼ、スポンジなどを使って、選択された薬剤を顔全体または気になる部分に塗布します。薬剤が皮膚に作用している間、わずかなピリピリ感や温感が生じることがあります。塗布時間は薬剤の種類や濃度によって異なりますが、数分程度が一般的です。
薬剤を一定時間置いた後、中和剤または大量の水で洗い流します。この中和・洗浄の工程がしっかり行われることで、薬剤の作用が適切に停止します。
施術後には保湿・ケアが行われます。化粧水や保湿クリームなどで肌を整え、必要に応じて鎮静マスクを使用することもあります。施術当日から紫外線対策が重要となるため、日焼け止めの使用について指導を受けます。
ダウンタイムについては、使用する薬剤の種類と濃度によって大きく異なります。一般的なグリコール酸やサリチル酸を用いた表在性ピーリングでは、施術後に軽い赤みやつっぱり感が出ることがありますが、多くの場合は数時間〜1日程度で落ち着きます。皮むけも起こる場合がありますが、薄いフケのようなものが数日間見られる程度であることが多いです。
より深い層に作用するTCAやフェノールを用いた中深度・深層ピーリングでは、赤みや腫れ、皮むけが数日〜数週間続くことがあり、その間はメイクができないことも考慮が必要です。これらは特殊なケースであり、一般的なクリニックで行われる表在性ピーリングとは異なります。
Q. エステと医療機関のピーリングの違いは何ですか?
最大の違いは使用できる薬剤の濃度です。法律上、エステサロンでは使用できる薬剤の濃度に制限があります。一方、アイシークリニックなどの医療機関では医師の管理のもと高濃度の薬剤を使用できるため、より高い効果が期待できます。ただし皮膚への負担も大きくなるため、適切な医学的管理のもとで施術を受けることが安全です。
✨ 費用の目安と通院回数
ケミカルピーリングは保険適用外であるため、費用はクリニックによって異なります。一般的な目安として、1回あたりの施術費用は5,000円〜20,000円程度が多く見られますが、使用する薬剤の種類や濃度、施術する範囲(顔全体か部分的かなど)によっても変動します。
また、初回はカウンセリング料や検査費用が別途かかる場合もあります。複数回のコースプランを用意しているクリニックでは、単回よりも割安な設定になっていることもあるため、継続して受ける予定がある場合はコースの内容をよく確認することをおすすめします。
効果を実感するための推奨通院回数は、個人の肌質や目的によって異なりますが、一般的には2〜4週間に1回のペースで、5〜10回程度を1クールとするケースが多く見られます。肌の状態が改善してきたら、施術間隔を広げてメンテナンス目的で続けるというスタイルも一般的です。
費用を考える際には、単に1回あたりの価格だけでなく、トータルの治療費用と期待できる効果のバランスをしっかりと把握することが重要です。カウンセリング時に医師やスタッフに詳しく確認し、無理のない計画を立てることが大切です。
🔍 ケミカルピーリングを受ける前に知っておきたいこと

ケミカルピーリングを受けることを検討している方に、事前に知っておいていただきたいポイントをいくつか紹介します。
まず、施術前後の紫外線対策が非常に重要です。ケミカルピーリングで古い角質が取り除かれた後の肌は、紫外線のダメージを受けやすい状態になっています。施術前後はしっかりと日焼け止めを使用し、帽子や日傘などでの物理的な紫外線対策も心がけてください。特に紫外線の強い季節(春〜夏)に施術を行う場合は、より一層の注意が必要です。
次に、施術後のスキンケアについてです。ピーリング後の肌はバリア機能が一時的に低下しているため、刺激の強いスキンケア製品(強い洗浄力のクレンザー、スクラブ洗顔、高濃度のビタミンC製品など)の使用は控えることをお勧めします。保湿をしっかり行い、肌のバリア機能の回復を助けることが大切です。
また、施術を受けられない場合があることも知っておいてください。妊娠中・授乳中の方、使用する薬剤に対してアレルギーがある方、施術部位にウイルス感染(ヘルペスなど)や炎症・傷がある方、極端に乾燥・敏感な肌状態の方、ケロイド体質の方などは、施術前に必ず医師に相談が必要です。
エステサロンと医療機関の違いについても理解しておくことが大切です。エステサロンでも「ピーリング」と呼ばれるメニューが提供されていますが、法律上、エステで使用できる薬剤の濃度には制限があります。医療機関では医師の管理のもと、より高い濃度の薬剤を使用できるため、効果もより高い場合があります。ただし、それだけ皮膚への負担もあるため、適切な医学的管理のもとで施術を受けることが安全です。
クリニック選びのポイントとしては、皮膚科専門医または美容皮膚科の専門医が在籍しているか、カウンセリングで肌の状態をしっかりと評価してもらえるか、施術後のアフターフォローが充実しているか、などを確認することをおすすめします。料金の安さだけで選ぶのではなく、医師の経験や実績、クリニックの安全管理体制なども重視しましょう。
さらに、ケミカルピーリングはあくまでも肌の状態を改善するための治療であり、一度受けただけで永続的な効果が得られるものではありません。スキンケアや生活習慣の改善と組み合わせながら、継続的に肌のコンディションを整えていくという考え方が大切です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「保険が使えると思っていた」とおっしゃる患者様が少なくなく、まずは保険診療と自費診療の違いをていねいにご説明することを大切にしています。ケミカルピーリングは美容目的に分類されるため保険適用外となりますが、ニキビや毛穴の詰まり、くすみといったお悩みに対して、日常のスキンケアでは届きにくい層にアプローチできる有効な治療です。費用面の不安も含め、お一人おひとりの肌状態やライフスタイルに合った無理のない治療プランをご提案しておりますので、どうぞ気軽にご相談ください。」
💪 よくある質問
ケミカルピーリングは「美容を目的とした治療」に分類されるため、保険適用外となります。日本の健康保険制度は、病気やけがの治療を対象としており、くすみや毛穴の開きなど生命・健康に直接影響しない悩みへのアプローチは保険の対象外です。また、薬剤の種類や濃度が多様で標準的な治療プロトコルが確立していないことも理由の一つです。
保険適用外のため全額自己負担となり、1回あたりの目安は5,000円〜20,000円程度です。使用する薬剤の種類・濃度や施術範囲によって変動します。効果を実感するには2〜4週間に1回のペースで5〜10回程度が一般的なため、トータルの費用も考慮したうえで、カウンセリング時に無理のないプランを相談することをおすすめします。
ニキビ・ニキビ跡、肌のくすみ、毛穴の開きや黒ずみ、色素沈着・シミ(表皮の浅い部分)、肌のキメの乱れや乾燥など、さまざまな肌悩みへのアプローチが期待できます。ただし、真皮層の深いシミや肝斑など、症状によっては別の治療法が適している場合もあるため、医師への相談が大切です。
使用する薬剤によって異なります。一般的なグリコール酸やサリチル酸を用いた表在性ピーリングでは、軽い赤みやつっぱり感が数時間〜1日程度で落ち着くことが多く、薄い皮むけが数日間見られる場合もあります。TCAなどを用いた深いピーリングでは赤みや腫れが数週間続く場合もあり、事前に医師から詳しく説明を受けることが重要です。
最大の違いは使用できる薬剤の濃度です。法律上、エステサロンで使用できる薬剤には濃度制限があります。一方、アイシークリニックなどの医療機関では医師の管理のもと、より高濃度の薬剤を使用できるため、効果が高くなる場合があります。ただし、その分皮膚への負担も大きくなるため、適切な医学的管理のもとで施術を受けることが安全です。
🎯 まとめ
ケミカルピーリングが保険適用外となる主な理由は、「美容を目的とした治療」として分類されており、疾患の治療を対象とする保険診療の枠組みには該当しないためです。日本の健康保険制度は、医学的に必要な疾患の治療を対象としており、生命や健康に直接的な影響を与えないとされる美容医療は、原則として保険の対象外となっています。
また、ケミカルピーリングは使用する薬剤の種類や濃度、施術方法が多様であり、標準化された治療プロトコルが確立しにくいという事情も、保険適用の障壁となっています。さらに、医療財源の適正配分という観点からも、美容目的の治療には公的保険が適用されないことは自然な流れといえます。
一方で、ケミカルピーリングはニキビ・ニキビ跡・くすみ・毛穴の開きなど、多くの肌の悩みに対して有効なアプローチとして広く用いられており、定期的に受けることで肌の質感改善を実感できる方も多くいます。費用は全額自己負担となりますが、自分の肌状態に合った治療を受けることで、スキンケアだけでは難しい変化を実感できる可能性があります。
治療を検討される場合は、まず信頼できるクリニックでカウンセリングを受け、自分の肌の状態や悩みに応じた最適な治療法について、医師とよく相談したうえで判断されることをおすすめします。アイシークリニック大宮院では、患者一人ひとりの肌状態をしっかりと評価したうえで、適切な施術プランをご提案しています。肌のお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 厚生労働省 – 日本の公的医療保険制度の仕組み・適用条件・自由診療との違いに関する公式説明。記事中の「保険診療の仕組みと適用条件」「保険適用外となる理由」セクションの根拠として参照。
- 日本皮膚科学会 – 尋常性痤瘡(ニキビ)の診療ガイドラインを含む皮膚科学的治療の標準プロトコルに関する情報。記事中のニキビ治療における薬物療法と保険適用の優先性、ケミカルピーリングの位置づけに関するセクションの根拠として参照。
- PubMed – グリコール酸・サリチル酸・乳酸・TCAなどを用いたケミカルピーリングの有効性・安全性・作用機序に関する国際的な医学文献。記事中の薬剤の種類と特徴、改善が期待できる肌悩みに関するセクションの科学的根拠として参照。
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務