💦 座っているとおしりが汗でべたつく…気づいたらズボンに汗ジミができていた…そんな経験ありませんか?
おしりの汗って、人に相談しにくいけど実はめちゃくちゃ多い悩みなんです。放置すると蒸れ・かぶれ・においの悪化につながることも😰
💡 この記事を読むとわかること
- ✅ おしりに汗をかく本当の原因
- ✅ 今日からできる具体的な対策
- ✅ 病院に行くべき危険なサイン
🚨 読まないと損!おしりの汗を「ただの汗」と思って放置すると、多汗症・甲状腺疾患などの重大な疾患のサインを見逃す可能性があります。
目次
- そもそも汗はなぜかくの?汗の基本的なしくみ
- おしりに汗をかきやすい理由・体の構造的な背景
- おしりの汗を増やす主な原因
- おしりの汗に関連する疾患・注意すべき症状
- 日常生活でできるおしりの汗対策
- 医療機関での治療・受診の目安
- まとめ
この記事のポイント
おしりに汗をかく主な原因は皮下脂肪による蓄熱、座位による密閉環境、汗腺の分布特性で、多汗症や甲状腺疾患などの基礎疾患が関与することもある。日常対策は通気性素材の選択・こまめな清潔維持・長時間座位の回避が有効で、改善しない場合はアイシークリニックを含む医療機関への受診が推奨される。
💡 そもそも汗はなぜかくの?汗の基本的なしくみ
おしりの汗について理解を深めるためには、まず汗そのものがどのようなしくみで分泌されるのかを把握しておくことが大切です。
汗は皮膚に存在する「汗腺(かんせん)」と呼ばれる器官から分泌されます。汗腺には大きく分けて「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります。
✅ エクリン腺
エクリン腺は全身のほぼあらゆる場所に分布しており、成人では200万〜400万個以上存在するといわれています。分泌される汗は無色・無臭で、主に体温調節の役割を担っています。暑いときや運動をしたときに分泌が増えるのは、体温を下げるための生理的な反応です。また、精神的な緊張やストレスによっても分泌が促される「精神性発汗」と呼ばれる働きもあります。
📝 アポクリン腺
アポクリン腺は脇の下・外耳道・乳輪・外陰部・肛門周囲などの特定の部位にのみ存在します。エクリン腺とは異なり、タンパク質・脂質・鉄分などを含む粘度の高い汗を分泌します。アポクリン腺の汗自体は無臭ですが、皮膚表面の細菌によって分解されることで独特のにおいが生じます。腋臭症(えきしゅうしょう)、いわゆるわきが体質の方は、このアポクリン腺の活動が活発な状態です。
汗の分泌は自律神経(特に交感神経)によってコントロールされており、脳からの指令が汗腺に伝わることで発汗が起こります。通常は体温の上昇や精神的な刺激によって発汗が促されますが、何らかの原因でこのコントロールが乱れると、必要以上に汗をかく状態になることがあります。
Q. おしりに汗をかきやすい体の構造的な理由は?
おしりは皮下脂肪が多く熱がこもりやすい部位です。座位では椅子との間に密閉環境が生まれ、汗が蒸発しにくくなります。さらにエクリン腺とアポクリン腺の両方が分布しているため、他の部位と比べて汗をかきやすい構造的特徴があります。
📌 おしりに汗をかきやすい理由・体の構造的な背景
「なぜおしりはとくに汗をかきやすいのか」と疑問に思う方も多いでしょう。これにはいくつかの体の構造的な要因が関係しています。
🔸 皮下脂肪が多く、熱がこもりやすい
おしりは体の中でも皮下脂肪が多い部位の一つです。脂肪は熱を保持しやすい性質があるため、おしりの部分は他の部位と比べて熱がこもりやすくなっています。体温調節のために汗腺がより活発に働く結果、汗の量が増えやすいのです。
⚡ 座位による圧迫と密閉環境
日常生活の中で人は多くの時間を座って過ごしますが、座っている間、おしりは椅子や床との間で圧迫された状態になっています。空気が通りにくく、湿気が逃げにくい密閉された環境が形成されるため、汗をかいても蒸発しにくく、べたつきや湿潤感が生じやすくなります。これは特に長時間デスクワークをしている方や、通勤・移動で長時間座り続けることが多い方に起こりやすい状況です。
🌟 汗腺の分布密度
おしりにはエクリン腺が比較的多く分布しています。加えて、肛門周囲にはアポクリン腺も存在するため、両方の汗腺から汗が分泌されます。こうした汗腺の分布の特徴も、おしりが汗をかきやすい理由の一つです。
💬 衣類・下着による蒸れ
おしりの部分は衣類と肌が密着しています。素材によっては通気性が低く、汗が蒸発しにくい状態が続きます。また、ぴったりとしたボトムスや化学繊維の下着はとくに蒸れやすく、汗の問題を悪化させることがあります。
Q. おしりの汗を増やす生活習慣上の原因は何ですか?
おしりの汗を増やす生活習慣上の原因には、気温の高さ・長時間の座位・精神的ストレス・肥満・辛い食べ物やアルコール・カフェインの過剰摂取などが挙げられます。また、通気性の低い化学繊維の下着やボトムスの着用も蒸れを悪化させる一因となります。
✨ おしりの汗を増やす主な原因
おしりの汗が特に多く感じられる場合、以下のような原因が考えられます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
✅ 1. 気温・室温の高さ
最も基本的な原因は環境の温度です。夏場や暖房が効いた室内では、体温調節のために発汗が促されます。おしりの汗も例外ではなく、気温・室温が高くなるほど汗の量が増加します。季節の変わり目や急激な気温の変化も発汗を促す要因になります。
📝 2. 運動・身体活動
ウォーキングやジョギング、スポーツなど体を動かすと、体温が上昇して発汗が促進されます。おしりの筋肉(大臀筋など)は体の中でも大きな筋肉群であり、運動時には多くのエネルギーを消費して熱を生み出します。その結果、おしり周辺の発汗量が増えることがあります。
🔸 3. 精神的ストレス・緊張
精神的なストレスや不安・緊張は、自律神経を介してエクリン腺を刺激し、発汗を促します。これを「精神性発汗」と呼びます。緊張した場面や不安を感じる状況では、手のひらや足の裏だけでなく、おしりにも汗をかきやすくなります。日頃からストレスをため込みやすい方は、慢性的におしりの汗が多くなることがあります。
⚡ 4. 肥満・体重増加
体重が増えると体表面積に対して熱を放散する効率が低下し、体温が上昇しやすくなります。また、皮下脂肪が増えることで断熱効果が高まり、さらに体内に熱がこもりやすくなります。その結果、発汗量が増加し、おしりのような脂肪が多い部位では特に汗をかきやすくなります。また、肥満の方は座っているときに体重がかかる面積が大きくなるため、通気性がさらに悪化しやすい傾向があります。
🌟 5. ホルモンバランスの変化
女性の場合、月経周期・妊娠・産後・更年期など、ホルモンバランスが変動する時期に発汗が増えることがあります。とくに更年期に入ると、エストロゲンの分泌量が急激に低下することで自律神経が乱れ、ほてりや発汗(ホットフラッシュ)が起こりやすくなります。このような症状はおしりにも影響することがあります。男性の場合も、加齢に伴うテストステロンの低下が自律神経に影響を与え、発汗異常を引き起こすことがあります。
💬 6. 食事・飲み物の影響
辛い食べ物・アルコール・カフェインを多く含む飲み物(コーヒー・紅茶など)は、交感神経を刺激したり体温を上昇させたりすることで発汗を促します。また、食事をすることで体が消化活動を行うと体温がわずかに上がる「食事誘発性体熱産生(DIT)」という現象が起こりますが、この際にも汗が増えることがあります。食後におしりに汗をかきやすいという方は、この影響が考えられます。
✅ 7. 衣類・素材の選択
ポリエステルやナイロンなどの化学繊維は通気性が低く、汗が蒸発しにくい素材です。おしりに密着する下着やボトムスにこうした素材を使用していると、汗が逃げ場をなくして蒸れやすくなります。一方で、綿や竹繊維・メッシュ素材など通気性・吸湿性の高い素材は、汗を吸収・発散しやすく快適さを保ちやすい傾向があります。
📝 8. 長時間の座位
デスクワークや長距離移動など、同じ姿勢で座り続けることは、おしり周辺の血行を悪化させると同時に、熱がこもりやすい環境を作り出します。長時間座り続けると、おしりの部分は椅子との接触によって温度が上がり、汗をかきやすくなります。立ち上がったときにズボンに汗ジミができている、という経験がある方は、この状態が起きていると考えられます。

🔍 おしりの汗に関連する疾患・注意すべき症状
おしりに汗をかくこと自体は生理的な現象ですが、汗の量が異常に多い場合や、特定の症状を伴う場合には、背景に疾患が隠れている可能性があります。以下のような状態には注意が必要です。
🔸 多汗症(たかんしょう)
多汗症とは、体温調節に必要な量を超えた過剰な発汗が起こる状態です。日常生活に支障が出るほど汗をかく場合、多汗症と診断されることがあります。多汗症には原因となる疾患がある「続発性多汗症」と、特定の疾患が認められない「原発性多汗症」があります。原発性多汗症では、手のひら・足の裏・脇の下・頭部・顔面などに多く見られますが、おしりや股間を含む部位に生じることもあります。
多汗症の診断基準には「6か月以上、明らかな原因なく過剰な発汗が認められる」「両側性かつ左右対称」「睡眠中は発汗が止まる」「25歳以前に発症している」「家族歴がある」「日常生活に支障をきたしている」などが含まれます。これらに当てはまる場合は医療機関への受診が勧められます。
⚡ 続発性多汗症(基礎疾患による発汗)
何らかの基礎疾患が原因で過剰な発汗が生じる場合を続発性多汗症といいます。関連する疾患としては以下のものが挙げられます。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される状態で、全身の代謝が亢進し、体温上昇・発汗増加・動悸・体重減少などの症状が現れます。糖尿病では、自律神経障害によって発汗のコントロールが乱れることがあります。褐色細胞腫はアドレナリンを産生する腫瘍で、過剰な発汗・高血圧・頭痛などを引き起こすことがあります。感染症・悪性腫瘍では、夜間の過剰な発汗(寝汗)が見られることがあります。更年期障害でも、ホルモンバランスの乱れにより全身の発汗が増えることがあります。
🌟 腋臭症(えきしゅうしょう)・アポクリン臭
肛門周囲にはアポクリン腺が存在するため、おしり周辺の汗は独特のにおいを伴いやすい傾向があります。アポクリン腺から分泌された汗が皮膚表面の細菌によって分解される際に独特のにおいが生じます。においが気になる場合は、こうしたアポクリン腺の働きが関与している可能性があります。
💬 接触性皮膚炎・あせも
おしりに汗をかいたまま放置したり、蒸れた状態が続いたりすると、皮膚のバリア機能が低下し、接触性皮膚炎(かぶれ)やあせもが生じやすくなります。あせもは汗管が詰まることで汗が皮膚内に溜まり、炎症が起きる状態で、かゆみや小さなブツブツを伴います。おしりのかゆみや発疹が続く場合は、皮膚科への受診が必要です。
✅ 毛嚢炎・おでき
汗による蒸れは細菌が繁殖しやすい環境を作り出すため、毛穴が細菌感染する「毛嚢炎」や、さらに深部に炎症が及ぶ「おでき(せつ)」が生じることがあります。おしりに痛みを伴う赤いしこりや膨らみがある場合は、これらが疑われます。放置すると炎症が広がることがあるため、早めに皮膚科を受診することが大切です。
📝 痔(じ)との関連
痔(痔核・痔瘻・裂肛など)があると、肛門周辺の皮膚が刺激を受けやすくなり、かゆみや不快感が増すことがあります。汗による蒸れが症状を悪化させる場合もあるため、おしり周辺に不快感や出血がある場合は消化器外科や肛門科を受診することをお勧めします。
Q. おしりの汗が多い場合に疑われる疾患は?
おしりの汗が著しく多い場合、原発性または続発性の多汗症が疑われます。続発性多汗症では、甲状腺機能亢進症・糖尿病・褐色細胞腫・更年期障害などの基礎疾患が原因となることがあります。体重減少・動悸・夜間の過剰な発汗を伴う場合は、早めに内科や皮膚科を受診することが推奨されます。
💪 日常生活でできるおしりの汗対策
おしりの汗による不快感を軽減するために、日常生活の中で実践できる対策をご紹介します。
🔸 1. 通気性の高い下着・衣類を選ぶ
下着はコットン(綿)や竹繊維など、吸湿性・通気性に優れた素材を選ぶようにしましょう。近年では汗をすばやく吸収・拡散する機能性素材も多数販売されています。ぴったりしすぎる下着やボトムスは蒸れを悪化させるため、適度なゆとりのあるものを選ぶことも大切です。季節に応じてメッシュ素材のものを活用するのも一つの方法です。
⚡ 2. こまめなシャワー・清潔を保つ
汗をそのままにしておくと、細菌の繁殖やにおいの原因になります。夏場や運動後などは特に、シャワーや入浴でこまめに清潔を保つことが大切です。洗浄の際は刺激の少ない石けんを使用し、やさしく洗い流しましょう。ゴシゴシと強く洗いすぎると皮膚のバリア機能を傷つけることがあるため注意が必要です。
🌟 3. ウェットシートやタオルでこまめに拭く

外出先や職場で汗をかいた場合は、トイレなどでウェットシートや清潔なタオルを使ってこまめに拭くと、不快感を軽減できます。デリケートな部位に使用するものは、アルコール不使用・低刺激のものを選ぶと皮膚への負担が少なくなります。
💬 4. 長時間の座位を避け、適度に立ち上がる
デスクワークや長時間の移動の際は、30〜60分に一度は立ち上がって体を動かすようにしましょう。立ち上がることでおしり周辺の空気が入れ替わり、蒸れが解消されます。また、血行改善にもつながるため、汗をかきにくくする効果も期待できます。
✅ 5. 椅子の素材・クッションを工夫する
通気性の低い椅子やクッションを使用していると、おしりの蒸れが悪化します。メッシュ素材の椅子や通気性を考慮したクッションを使用することで、座っているときの蒸れを軽減できます。冷感素材のシートクッションも夏場には有効です。
📝 6. 食生活・生活習慣の見直し
辛い食べ物・アルコール・カフェインの過剰摂取は発汗を促進するため、これらを控えることでおしりの汗を減らせる可能性があります。また、肥満が原因で発汗が増えている場合は、食事管理と適度な運動による体重コントロールも有効です。ただし、急激なダイエットは体調を崩すことがあるため、無理のない範囲で進めることが重要です。
🔸 7. ストレス管理
精神性発汗が原因の場合は、ストレスの軽減が根本的な対策となります。十分な睡眠・適度な運動・リラクゼーション(ヨガ・深呼吸・趣味の活動など)を取り入れて、自律神経のバランスを整えることが大切です。ストレスが慢性化している場合は、専門家への相談も検討しましょう。
⚡ 8. デオドラント・制汗剤の活用
市販の制汗剤にはロールオンタイプ・スプレータイプ・クリームタイプなどさまざまな種類があります。おしりへの使用を想定した製品もありますので、肌に優しい成分のものを選ぶとよいでしょう。ただし、敏感肌の方やかゆみ・炎症がある場合には使用前に皮膚科へ相談することをお勧めします。
Q. おしりの多汗症に対して医療機関ではどんな治療がありますか?
医療機関では、多汗症の重症度や部位に応じて複数の治療法が選択されます。主な治療法は、塩化アルミニウム外用療法・ボツリヌス毒素注射・抗コリン薬の内服などです。アイシークリニックでもこれらの治療に対応しており、一人で悩まずに相談することが改善への第一歩となります。
🎯 医療機関での治療・受診の目安
日常的なケアで改善が見られない場合や、汗の量が日常生活に影響するほど多い場合は、医療機関への受診を検討することが大切です。ここでは、受診の目安と医療機関で行われる主な治療法について解説します。
🌟 こんな場合は受診を検討しましょう
日常生活の対策を行っても汗の量が改善しない場合は受診を検討してください。汗のせいで衣服が汗ジミになり、生活や仕事に支障が生じる場合も該当します。汗と同時に体重減少・動悸・手の震えなどが見られる場合は甲状腺疾患の可能性があります。夜間に過剰な発汗(寝汗)が続く場合も注意が必要です。おしり周辺に皮膚症状(かゆみ・発疹・腫れ・痛み)がある場合や、においが強くなり社会生活に影響が出ている場合も受診の対象です。更年期症状(ほてり・イライラ・不眠など)が同時に現れている場合も医療機関に相談することをお勧めします。
💬 受診科の選択
皮膚症状(かぶれ・あせも・毛嚢炎など)が主な場合は皮膚科へ。多汗症が疑われる場合も皮膚科が主な窓口となります。更年期症状が疑われる場合は婦人科・産婦人科または更年期外来へ。甲状腺疾患や全身性疾患が疑われる場合は内科または内分泌科へ。肛門周囲の症状(痔・痛み・出血など)が主な場合は消化器外科または肛門科への受診が適しています。また、多汗症の専門的な治療を行うクリニックでは、美容皮膚科や自由診療クリニックが対応しているケースもあります。
✅ 多汗症の主な治療法
多汗症の治療はその重症度・部位・患者さんのライフスタイルに応じて選択されます。主な治療法には以下のものがあります。
塩化アルミニウム外用療法は、塩化アルミニウムを含む外用薬を患部に塗布することで汗腺の働きを抑制する方法です。比較的副作用が少なく、多汗症の第一選択治療として用いられることが多い方法です。おしりや股間など皮膚が薄くデリケートな部位では刺激感が生じる場合があるため、医師の指示のもとで使用することが重要です。
ボツリヌス毒素(ボトックス)注射は、汗腺の神経信号を遮断することで発汗を抑制する治療法です。脇の下での使用が最も一般的ですが、手のひら・足の裏・顔面など他の部位にも適用されることがあります。効果の持続期間は数ヶ月程度で、定期的な施術が必要です。おしり周辺への使用は適応に応じて専門医が判断します。
抗コリン薬(内服薬)は、発汗を促す神経伝達物質(アセチルコリン)の働きを阻害することで全身の発汗を抑制します。効果が広範囲に及ぶため、特定の部位にとどまらず全身の多汗症に対応できます。口の渇き・便秘・尿閉などの副作用が現れる場合があるため、医師の処方のもとで使用します。
ミラドライ(マイクロ波治療)は主に脇の下の汗腺を標的としたマイクロ波による治療法ですが、アポクリン腺のある部位には応用が検討されることもあります。レーザー治療も一部の施設で行われており、汗腺の機能を低下させることで発汗を抑制します。
精神的な要因が強い場合は、抗不安薬・抗うつ薬が補助的に用いられることもあります。また、認知行動療法などの心理的アプローチが有効なケースもあります。
📝 においが気になる場合の治療
アポクリン腺の活動が活発でにおいが強い場合(腋臭症に類する状態)は、脇の下と同様に、ボツリヌス毒素注射や外科的なアポクリン腺の除去・破壊を行う治療が選択肢となることがあります。ただし、肛門周囲は非常にデリケートな部位であるため、治療の適応は専門医が慎重に判断する必要があります。においの悩みについても一人で抱え込まず、まず医療機関に相談することをお勧めします。
🔸 基礎疾患がある場合の治療
甲状腺機能亢進症・糖尿病・更年期障害などの基礎疾患が発汗の原因となっている場合は、まず基礎疾患の治療を優先することが大切です。基礎疾患が適切にコントロールされることで、発汗の問題も改善することが多くあります。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「おしりの汗は人に相談しにくいデリケートなお悩みですが、当院では同様のご相談を多くいただいており、決して珍しいことではありません。最近の傾向として、テレワークの普及による長時間座位の増加や、夏場の気温上昇に伴い、おしりの蒸れや多汗を訴えて来院される方が増えております。生活習慣の見直しで改善するケースも多い一方、多汗症や背景にある疾患が関与している場合は適切な治療で症状をコントロールできますので、一人で抱え込まずにお気軽にご相談ください。」
💡 よくある質問
おしりは皮下脂肪が多く熱がこもりやすい部位です。また、座っているときに椅子との間で密閉環境が生まれ、汗が蒸発しにくくなります。さらにエクリン腺とアポクリン腺の両方が分布しているため、他の部位と比べて汗をかきやすい構造になっています。
通気性の高いコットン素材の下着を選ぶ、30〜60分に一度は立ち上がって蒸れを解消する、こまめにシャワーで清潔を保つなどが有効です。また、辛い食べ物やアルコール・カフェインを控えること、ストレス管理を心がけることも発汗を抑えるうえで効果的です。
汗の量が著しく多い場合、多汗症や甲状腺機能亢進症・糖尿病・褐色細胞腫などの基礎疾患が関与している可能性があります。体重減少・動悸・夜間の過剰な発汗などの症状を伴う場合は、早めに内科や皮膚科を受診されることをお勧めします。
肛門周囲にはアポクリン腺が存在し、タンパク質や脂質を含む汗を分泌します。このアポクリン腺の汗が皮膚表面の細菌によって分解されることで、独特のにおいが生じます。においが気になる場合は、こまめな清潔ケアが基本ですが、改善しない場合はクリニックへのご相談をお勧めします。
はい、アイシークリニック大宮院ではおしりの汗に関するご相談を承っております。多汗症の治療には塩化アルミニウム外用療法やボツリヌス毒素注射・抗コリン薬など複数の選択肢があります。一人で抱え込まず、まずはお気軽にご来院ください。
📌 まとめ
おしりに汗をかく理由には、皮下脂肪の多さや座位による密閉環境、汗腺の分布、衣類の素材など、体の構造・生活習慣に関わるさまざまな要因があります。気温・運動・ストレス・ホルモンバランスの変化・食事内容なども発汗に影響を与えます。多くの場合は生理的な現象として捉えられますが、汗の量が著しく多い場合や日常生活への支障がある場合は、多汗症や背景にある疾患が関与している可能性も考えられます。
日常生活では、通気性の良い素材の下着や衣類を選ぶこと、長時間の座位を避けてこまめに立ち上がること、清潔を保つこと、食生活やストレス管理を見直すことが有効です。これらのセルフケアを行っても改善が見られない場合や、皮膚症状・においなどの悩みが日常生活に影響している場合は、一人で抱え込まずに皮膚科や内科、専門クリニックへの相談をお勧めします。
おしりの汗は人に話しにくいデリケートな悩みですが、医療の現場では日常的に対応している問題です。アイシークリニック大宮院でも、汗に関するお悩みについてご相談を承っております。症状が気になる方は、ぜひお気軽にご来院ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 多汗症の診断基準・治療法(塩化アルミニウム外用療法、ボツリヌス毒素注射、抗コリン薬など)および腋臭症に関する診療ガイドラインの参照
- 厚生労働省 – 発汗に関連する基礎疾患(甲状腺機能亢進症・糖尿病・更年期障害など)の概要や生活習慣改善に関する公式健康情報の参照
- PubMed – 原発性多汗症・続発性多汗症の疫学・診断基準・治療エビデンスに関する国際的な学術文献の参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務