「飲む日焼け止め、実際どうなの?🤔」
サプリ感覚で飲むだけで紫外線対策できるなら、塗り忘れも怖くない…そう思って気になっている方、多いですよね。
でも、「効果なし」「危険」という声もあって、結局どっちが正しいの?と迷っていませんか?
この記事を読めば、飲む日焼け止めの成分・仕組み・本当の効果・安全性が医療的な視点でまるっとわかります。塗る日焼け止めとの正しい使い分けも解説するので、もう迷いません✨
⚠️ これを読まないと起きること
🔸 飲む日焼け止めだけを信じて、シミ・シワが増えてしまう
🔸 成分の危険性を知らずに飲み続けてしまう
🔸 塗る日焼け止めとの正しい組み合わせを知らず、損をする
💬 読むとわかること
✅ 飲む日焼け止めの成分・仕組みと科学的な根拠
✅ 塗る日焼け止めとの違いと正しい使い分け
✅ 向いている人・向いていない人の見極め方
✅ 医師が推奨する紫外線対策の正解
📌 この記事のポイント(医師監修)
飲む日焼け止めは抗酸化成分で紫外線ダメージを内側から軽減するサプリメントですが、塗る日焼け止めの代替にはなりません。当院でもSPF・PAのサンスクリーンを基本としたうえでの補助的活用を推奨しています。
目次
- 飲む日焼け止めとは?
- 飲む日焼け止めの主な成分
- 飲む日焼け止めの仕組みと効果
- 飲む日焼け止めと塗る日焼け止めの違い
- 飲む日焼け止めの安全性と注意点
- 飲む日焼け止めの正しい使い方・選び方
- 飲む日焼け止めだけでは不十分?紫外線対策の考え方
- 飲む日焼け止めが向いている人・向いていない人
- まとめ
💡 飲む日焼け止めとは?
飲む日焼け止めとは、紫外線による肌へのダメージを内側から軽減することを目的としたサプリメントのことを指します。一般的な「塗る日焼け止め」が皮膚の表面に膜を作って紫外線を物理的・化学的にブロックするのに対し、飲む日焼け止めは体の内部から抗酸化作用などのはたらきによって肌を守るアプローチをとります。
日本国内では医薬品としてではなく、あくまでも健康食品・サプリメントとして販売されています。そのため、「日焼け止め」という名称を使いながらも、医薬品のような効能・効果を標榜することは薬機法上認められていません。商品によっては「飲むUVカット」「インナーUVケア」などの表現が使われることもあります。
もともとは欧米で先行して広まり、「Heliocare(ヘリオケア)」などの商品名で知られるようになりました。日本でも2010年代以降から関心が高まり、現在ではドラッグストアやオンラインショップなど幅広い場所で購入できるようになっています。
なお、飲む日焼け止めはあくまでも「補助的なサンケア」という位置づけが基本です。後述するように、塗る日焼け止めの代わりにはならないという点を最初に押さえておくことが大切です。
Q. 飲む日焼け止めとはどのようなものですか?
飲む日焼け止めとは、抗酸化成分によって紫外線による肌ダメージを内側から軽減することを目的としたサプリメントです。日本では医薬品ではなく健康食品として販売されており、塗る日焼け止めの代替にはならず、あくまで補助的な紫外線対策として位置づけられています。
📌 飲む日焼け止めの主な成分
飲む日焼け止めに含まれる成分はさまざまですが、代表的なものをいくつかご紹介します。それぞれの成分が紫外線対策にどう関わるのかを理解することで、商品選びの参考にもなります。
✅ ポリポディウム・ロイコトモス(Fernblock)
中南米原産のシダ植物から抽出された成分で、飲む日焼け止めの成分としてもっとも研究実績が多いものの一つです。抗酸化作用・抗炎症作用を持ち、紫外線によって生じる活性酸素を中和するはたらきがあるとされています。ヘリオケアの主要成分としても知られており、複数の臨床研究でその有効性が検討されています。
紫外線によるDNAダメージの軽減、免疫抑制の防止、光老化の抑制などが期待されています。ただし、SPFのような明確な数値化はされておらず、効果の程度は個人差があります。
📝 アスタキサンチン
サーモンや甲殻類、ヘマトコッカスという微細藻類などに含まれる赤い色素成分です。カロテノイドの一種で、非常に強力な抗酸化作用を持つことで知られています。紫外線によって発生する活性酸素を除去することで、肌細胞へのダメージを軽減する効果が期待されています。
日本では比較的メジャーな抗酸化成分として、美肌サプリメントにも広く配合されています。飲む日焼け止めとしてはもちろん、シミ・しわの予防やエイジングケアとしても注目されています。
🔸 ルテイン・リコピン
ルテインはマリーゴールドなどに含まれるカロテノイドで、目の健康サポートで知られていますが、皮膚における抗酸化作用も報告されています。リコピンはトマトなどに豊富に含まれる赤い色素成分で、やはり強い抗酸化作用を持ちます。どちらも紫外線による酸化ストレスを軽減する成分として、飲む日焼け止めに配合されることがあります。
⚡ ビタミンC・ビタミンE
ビタミンCは水溶性の抗酸化ビタミンで、コラーゲンの合成を助けるとともに、紫外線による酸化ダメージを軽減するはたらきがあります。ビタミンEは脂溶性の抗酸化ビタミンで、細胞膜の酸化を防ぐ作用が知られています。この2つは互いに相乗効果を発揮することもわかっており、多くの飲む日焼け止め製品に組み合わせて配合されています。
🌟 β-カロテン
ニンジンやカボチャなどの野菜に多く含まれるオレンジ色の色素成分です。抗酸化作用を持ち、紫外線による肌ダメージの軽減に役立つとされています。ただし、過剰摂取した場合には皮膚が黄色みを帯びる「柑皮症(かんぴしょう)」が起こることがあるため、推奨量を守ることが大切です。
💬 ニコチンアミド(ナイアシンアミド)
ビタミンB3の一種であるニコチンアミドは、近年スキンケアの分野でも注目されている成分です。紫外線によるDNA修復をサポートする可能性があることが研究で示されており、皮膚がんのリスク低減を目的とした臨床研究でも使用されたことがあります。オーストラリアなどの研究グループによる報告が注目を集めています。
✨ 飲む日焼け止めの仕組みと効果
飲む日焼け止めがどのような仕組みで肌を守るのかを理解することは、正しく活用するために欠かせません。
紫外線が皮膚に当たると、まず「活性酸素」と呼ばれる不安定な分子が大量に発生します。この活性酸素が皮膚の細胞膜・DNA・タンパク質などを傷つけることで、日焼け(赤みや炎症)・色素沈着(シミ)・光老化(しわ・たるみ)・さらには皮膚がんのリスクにつながります。飲む日焼け止めに含まれる抗酸化成分は、この活性酸素を中和・除去することで、酸化ダメージを内側から軽減しようとするものです。
また、紫外線は免疫機能にも影響を与え、皮膚の免疫抑制を引き起こすことが知られています。ポリポディウム・ロイコトモスなどの成分は、この免疫抑制を緩和するはたらきも持つとされており、紫外線による総合的なダメージを軽減することが期待されています。
実際の効果については、いくつかの臨床研究が報告されています。たとえば、ポリポディウム・ロイコトモスを含む製品を服用した被験者では、紫外線による紅斑(赤み)の発生が軽減されたという結果が示された研究があります。また、シミの改善や色素沈着の予防効果を示したデータも一部存在します。
ただし、これらの研究の多くはサンプル数が少なく、長期的な効果については引き続き研究が必要とされています。現時点では「確実に効果がある」と断言できるほどのエビデンスの蓄積には至っておらず、「補助的な紫外線対策として一定の期待ができる可能性がある」という段階にとどまります。
Q. 飲む日焼け止めの主な成分と働きは何ですか?
飲む日焼け止めの代表的な成分には、シダ植物由来のポリポディウム・ロイコトモス、サーモン由来のアスタキサンチン、トマト由来のリコピン、ビタミンC・ビタミンEなどがあります。これらはいずれも抗酸化作用を持ち、紫外線が肌に当たった後に発生する活性酸素を中和し、酸化ダメージを軽減することが期待されています。
🔍 飲む日焼け止めと塗る日焼け止めの違い
飲む日焼け止めと塗る日焼け止めは、根本的に異なるアプローチで肌を守るものです。それぞれの特徴を整理します。
✅ 塗る日焼け止めのはたらき
塗る日焼け止めは、主に2つの方法で紫外線から肌を守ります。一つは「紫外線散乱剤」(酸化亜鉛・酸化チタンなど)で、紫外線を物理的に反射・散乱させる方法。もう一つは「紫外線吸収剤」(オキシベンゾン・アボベンゾンなど)で、紫外線を吸収してエネルギーを無害化する化学的な方法です。
SPF(Sun Protection Factor)・PA(Protection grade of UVA)といった数値で効果が定量化されており、日本の薬機法上では「医薬部外品」として効能効果が認められた製品も多く存在します。適切に塗布・塗り直しをすることで、紫外線を皮膚に届かせないという確実な防御効果が期待できます。
📝 飲む日焼け止めのはたらき
一方、飲む日焼け止めは紫外線そのものをブロックするものではありません。紫外線が皮膚に届いた「後」に起こる酸化ダメージや炎症反応を、抗酸化作用などによって軽減しようとするものです。そのため、SPFのような数値化はされておらず、「どの程度の紫外線カット効果があるか」を明確に示すことができません。
日本皮膚科学会をはじめとする医療機関は、飲む日焼け止めは塗る日焼け止めの代替にはならないと明確に述べています。飲む日焼け止めはあくまでも補助的な役割であり、塗るタイプとの併用が前提です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、飲む日焼け止めについて患者様からご質問をいただく機会が増えており、紫外線対策への関心の高まりを実感しています。飲む日焼け止めは抗酸化成分による補助的なサポートとして一定の意義が期待できますが、塗る日焼け止めの代替にはならない点をしっかりとご理解いただくことが最も大切です。まずは適切なSPF・PAのサンスクリーンを正しく使うことを土台としたうえで、飲む日焼け止めをプラスアルファの選択肢としてお取り入れいただくことをおすすめしており、ご不安な点や持病・服用中のお薬がある場合はお気軽にご相談ください。」
💪 よくある質問
なりません。飲む日焼け止めは紫外線そのものをブロックするものではなく、紫外線が肌に届いた後の酸化ダメージを抗酸化作用で軽減する補助的なものです。当院でも、まずSPF・PAのサンスクリーンを正しく使うことを基本とし、飲む日焼け止めはあくまでプラスアルファの対策としてお伝えしています。
代表的な成分として、シダ植物由来の「ポリポディウム・ロイコトモス」、サーモンなどに含まれる「アスタキサンチン」、抗酸化ビタミンである「ビタミンC・ビタミンE」、トマト由来の「リコピン」などが挙げられます。これらはいずれも抗酸化作用を持ち、紫外線による酸化ストレスの軽減が期待されています。
一般的に安全性は高いとされていますが、胃のむかつきや下痢などの消化器症状が起こる場合があります。また、β-カロテンの過剰摂取で皮膚が黄みを帯びる「柑皮症」が生じることもあります。妊娠中・授乳中の方や薬を服用中の方は、必ず事前に医師・薬剤師へご相談ください。
製品によって異なりますが、一般的には日光を浴びる30分〜1時間前の服用が推奨されています。また、即効性はなく継続摂取によって効果が蓄積されるため、紫外線が強い季節だけでなく年間を通じて取り入れることが望ましいとされています。必ず製品の用法・用量を守ってご使用ください。
妊娠中・授乳中の方、持病で投薬治療中の方、肝機能・腎機能に問題がある方、甲殻類などにアレルギーがある方は注意が必要です。また、皮膚がんの既往がある方や高リスクの方は、飲む日焼け止めに頼らず、皮膚科専門医の指導のもとで総合的な紫外線対策を行うことが重要です。当院でも個別にご相談を承っています。
🔸 両者の比較まとめ
塗る日焼け止めは即効性・確実性が高い反面、塗り忘れや塗り直し忘れ・汗や水での流れ落ちといった使用上の課題があります。また、敏感肌の方や赤ちゃんなど、肌への負担を気にする方にとっては成分選びが難しい場合もあります。
飲む日焼け止めは、手軽に取り入れられて塗り忘れがなく、全身に働きかけるという点でメリットがあります。ただし、効果の程度が不明確であること・規格が統一されていないことなどが課題です。両者のメリットを理解したうえで、上手に組み合わせることが紫外線対策の観点から望ましいといえます。
Q. 飲む日焼け止めに副作用や注意点はありますか?
飲む日焼け止めは一般的に安全性が高いとされますが、胃のむかつきや下痢などの消化器症状が起こる場合があります。β-カロテンの過剰摂取では皮膚が黄みを帯びる柑皮症が生じることもあります。妊娠中・授乳中の方や抗凝固薬などを服用中の方は、必ず事前に医師・薬剤師へ相談することが重要です。

🎯 飲む日焼け止めの安全性と注意点
飲む日焼け止めを取り入れる前に、安全性についての理解も欠かせません。
⚡ 基本的な安全性について
飲む日焼け止めに使用されている成分の多くは、食品由来のものや従来から使用されてきたビタミン類であり、一般的に安全性は高いと考えられています。ポリポディウム・ロイコトモスについても、複数の臨床試験で重篤な副作用の報告はほとんどなく、忍容性(副作用への耐え得る能力)は良好とされています。
ただし、サプリメントはあくまでも食品であり、医薬品ほど厳格な審査・管理が行われているわけではありません。製品によって品質・含有量・製造管理のレベルが異なることに注意が必要です。
🌟 考えられる副作用・リスク
一般的に報告されている副作用は軽度のものが多く、消化器症状(胃のむかつき・下痢・腹痛など)が代表的です。これらは服用量を調整したり、食後に服用することで改善する場合があります。
β-カロテンを多量に摂取すると、前述の柑皮症(皮膚の黄染)が起こることがあります。また、喫煙者においては、高用量のβ-カロテンの長期摂取が肺がんのリスクを高める可能性が一部の研究で示されており、喫煙習慣のある方は注意が必要です。
ビタミンAを含む製品では、妊娠中の過剰摂取が胎児に影響を及ぼす可能性が指摘されています。妊娠中・授乳中の方は、サプリメントの摂取前に必ず医師・薬剤師に相談してください。
💬 薬との飲み合わせ
抗凝固薬(ワルファリンなど)を服用している方は、ビタミンEやビタミンKなどの成分との相互作用に注意が必要です。また、免疫抑制剤・抗がん剤などを使用中の方も、抗酸化サプリメントが薬の作用に影響を与える場合があるため、自己判断での服用は避け、担当医に相談することをおすすめします。
✅ アレルギー反応に注意
植物由来成分や甲殻類・藻類由来成分にアレルギーを持つ方は、アレルギー反応が出る可能性があります。アスタキサンチンはえびやかにと近い生物(ヘマトコッカス藻)から抽出されることが多く、甲殻類アレルギーの方は原料を確認することが大切です。
📝 過信の危険性
もっとも注意すべきポイントの一つが、飲む日焼け止めに対する「過信」です。飲む日焼け止めを服用していれば塗る日焼け止めをしなくて大丈夫、という誤解は非常に危険です。前述のとおり、飲む日焼け止めは紫外線そのものをブロックするものではなく、あくまでも補助的なものです。塗るタイプの日焼け止めや帽子・UVカット衣類などのフィジカルな対策は引き続き必須です。
💡 飲む日焼け止めの正しい使い方・選び方
飲む日焼け止めを効果的に・安全に活用するためのポイントをまとめます。

🔸 服用のタイミング
製品によって異なりますが、一般的には日光を浴びる30分〜1時間前の服用が推奨されていることが多いです。ポリポディウム・ロイコトモスを含む製品では、外出前に服用することで効果を発揮しやすいとされています。製品の説明書をよく読み、指定された用法・用量を守ることが基本です。
⚡ 継続的な摂取が基本
飲む日焼け止めは即効性があるものではなく、継続的な摂取によって効果が蓄積されると考えられています。特にビタミン類や抗酸化成分は、体内に一定量が蓄積されることで本来の効果が発揮されます。紫外線が強い季節・時期に合わせて飲み始めるよりも、年間を通じて取り入れるほうが望ましいという考え方もあります。
🌟 製品を選ぶ際のポイント
飲む日焼け止めを選ぶ際には、以下の点を参考にするとよいでしょう。
まず、成分と含有量が明記されているかどうかを確認しましょう。ポリポディウム・ロイコトモスについては、臨床研究で使用された用量(1回240〜480mg程度)を参考に、製品の含有量を比較することが一つの目安になります。
次に、信頼性の高いメーカーの製品を選ぶことも重要です。GMP(Good Manufacturing Practice:適正製造規範)認定を取得した工場で製造されているかどうか、第三者機関による品質試験を実施しているかどうかが信頼性の一つの指標となります。
また、医療機関で取り扱われているサプリメントは、一般的に品質管理が厳しく行われているため、安心感という点でメリットがあります。皮膚科などの専門医療機関で相談しながら選ぶことも一つの方法です。
💬 過剰摂取に注意
「効果を高めたい」と思って用量を増やすことは避けてください。特に脂溶性のビタミン(ビタミンA・D・E・K)は体内に蓄積されやすく、過剰摂取によって健康被害が生じる可能性があります。水溶性のビタミンCなども、非常に大量に摂取すれば消化器症状などが起こることがあります。指定された用量を守ることが最も大切です。
Q. 飲む日焼け止めは塗る日焼け止めと併用すべきですか?
飲む日焼け止めは紫外線そのものをブロックするものではないため、塗る日焼け止めの代替にはなりません。アイシークリニックでも、まずSPF・PA値のあるサンスクリーンを正しく使用することを基本とし、飲む日焼け止めはあくまでプラスアルファの補助的対策として活用することを推奨しています。帽子やUVカット衣類との併用も有効です。
📌 飲む日焼け止めだけでは不十分?紫外線対策の考え方
飲む日焼け止めは便利で取り入れやすいですが、これだけで紫外線対策が十分であるとは言えません。ここでは、総合的な紫外線対策の考え方について整理します。
✅ 紫外線対策の基本:サンスクリーン(塗る日焼け止め)の適切な使用
日本皮膚科学会・世界保健機関(WHO)をはじめとする医療・保健機関は、紫外線対策の基本として適切な日焼け止め(サンスクリーン)の使用を推奨しています。SPF30以上のものを日常的に使用し、2〜3時間ごとに塗り直すことが一般的なガイドラインです。
日焼け止めを適切な量・頻度で使用することが、シミ・しわ・皮膚がんなどの予防に最も確実な方法とされています。顔だけでなく、首・手の甲・腕など露出している部位全体に塗ることも重要です。
📝 フィジカルな紫外線防御
帽子・サングラス・UVカット加工の衣類・日傘なども、紫外線を物理的に遮る効果的な手段です。特にUPF(Ultraviolet Protection Factor)50以上の衣類は、非常に高いUV防御効果を発揮します。日差しが強い時間帯(10時〜14時ごろ)は、できるだけ日陰に入るか屋内で過ごすことも有効です。
🔸 日常的な食事と生活習慣
食事から抗酸化成分を摂ることも、肌の内側からのケアにつながります。トマト・緑黄色野菜・ナッツ類・魚など、抗酸化成分を豊富に含む食品を日常的に取り入れることは、肌の健康維持に役立ちます。また、十分な睡眠・ストレス管理・禁煙なども、肌の紫外線耐性や回復力に影響します。
⚡ 飲む日焼け止めの役割
こうした基本的な紫外線対策をしっかり行ったうえで、さらに「プラスアルファ」の対策として飲む日焼け止めを活用するという位置づけが適切です。マリンスポーツや登山など、紫外線を大量に浴びる機会が多い方・日焼け止めを塗るのが難しい部位がある方・塗り直しが難しい状況が多い方などには、補助的な手段として取り入れる価値があるかもしれません。
✨ 飲む日焼け止めが向いている人・向いていない人
飲む日焼け止めが特に有用な場面や、逆に注意が必要なケースについてまとめます。
🌟 飲む日焼け止めが有用と考えられる場面・人
アウトドアスポーツや旅行など、長時間強い紫外線を浴びる機会が多い方にとっては、塗るタイプと組み合わせることで「ダブルの防御」を期待できます。
また、敏感肌や乾燥肌で塗る日焼け止めによる肌荒れが起きやすい方にとっては、成分負担を軽減しながら紫外線対策を補強する手段として有用かもしれません。
シミや色素沈着が気になる方・光老化(しわ・たるみ)の予防に積極的に取り組みたい方にとっても、抗酸化成分の継続摂取は肌の老化防止という観点から一定の意義があると考えられます。
光線過敏症(日光にさらされると皮膚が異常に反応する体質)の方には、ポリポディウム・ロイコトモスが補助的に用いられるケースがあります。ただし、これは必ず主治医の指示のもとで行う必要があります。
💬 飲む日焼け止めに注意が必要な人
妊娠中・授乳中の方は、含まれる成分の安全性が十分に確認されていないものもあるため、服用前に必ず医師に相談してください。
何らかの疾患で投薬治療中の方・免疫系の疾患を持つ方・肝機能や腎機能に問題がある方なども、サプリメントの摂取について医師への事前確認が必要です。
また、サプリメントに対してアレルギー体質がある方・過去に健康食品で副作用を経験した方も、少量から試して様子を見ることや、医師・薬剤師に相談してから始めることをおすすめします。
子どもへの使用については、用量設定がされていない製品がほとんどであり、医師に相談なく使用することは避けたほうが安心です。
✅ 飲む日焼け止めに頼りすぎてはいけない人
皮膚がんの既往がある方・皮膚がんのリスクが高い方(色白で紫外線に敏感・家族歴がある・免疫抑制剤を使用中など)は、飲む日焼け止めで安心せず、皮膚科専門医の指導のもとで徹底した紫外線対策を行うことが非常に重要です。
🔍 まとめ
飲む日焼け止めは、抗酸化成分を中心とした内側からのサンケアアプローチとして、紫外線によるダメージを補助的に軽減することが期待できるサプリメントです。ポリポディウム・ロイコトモスやアスタキサンチン・ビタミンC・ビタミンEなどの成分が紫外線による酸化ストレスや炎症を和らげるとされており、一定のエビデンスも蓄積されつつあります。
ただし、飲む日焼け止めは塗る日焼け止めの「代わり」にはなりません。紫外線対策の基本はあくまでも適切なSPF・PAのサンスクリーンを使用し、帽子や衣類などのフィジカルな防御を組み合わせることです。飲む日焼け止めはその「プラスアルファ」として活用するものと理解してください。
また、安全性については一般的に高いとされていますが、成分によっては過剰摂取や薬の飲み合わせ・アレルギーなどへの注意が必要です。特に持病がある方・妊娠中の方・薬を服用中の方は、必ず医師・薬剤師に相談してから使用しましょう。
紫外線対策は、日々の積み重ねが大切です。塗る・着る・飲むなど複数のアプローチを組み合わせながら、自分に合ったスキンケア習慣を無理なく続けていくことが、長期的な肌の健康と美しさにつながります。お肌の紫外線対策について不安なことや疑問がある場合は、皮膚科などの専門医に気軽に相談してみることをおすすめします。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 日焼け止め(サンスクリーン)の適切な使用方法・SPF/PAの解説、および飲む日焼け止めが塗るタイプの代替にならない旨の見解
- WHO(世界保健機関) – 紫外線(UV)が皮膚・健康に与える影響、サンスクリーン使用やフィジカルな紫外線防御に関する国際的ガイドライン
- PubMed – ポリポディウム・ロイコトモス(Fernblock)の抗酸化・抗炎症作用および紫外線ダメージ軽減効果に関する臨床研究論文群