顔や身体に現れる赤みは、多くの方にとって悩みの種です。鏡を見るたびに気になる赤ら顔、なかなか消えないニキビ跡の赤み、生まれつきの赤あざなど、赤みの原因はさまざまですが、これらの症状に対して高い効果を発揮する治療法として注目されているのがVビーム治療です。
本コラムでは、Vビームの仕組みや治療効果、保険適用となる疾患と自由診療の対象、治療の流れやダウンタイムまで、Vビーム治療について詳しく解説いたします。与野エリア(さいたま市中央区)にお住まいの方をはじめ、埼玉県内で赤みの治療をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。
目次
- Vビームとは|与野エリアからも通院しやすいVビーム治療の仕組み
- 対象疾患と症状|Vビームで治療できる赤みの種類
- 費用と保険適用について
- 治療の流れ・効果・副作用
- 与野エリアからのアクセス情報
- よくあるご質問
- まとめ
✨ 1. Vビームとは|与野エリアからも通院しやすいVビーム治療の仕組み
Vビームは、米国シネロン・キャンデラ社が開発した医療用レーザー機器です。正式には「パルス色素レーザー(PDL: Pulsed Dye Laser)」と呼ばれるカテゴリーに属し、波長595nmのレーザー光を照射することで、血管に起因するさまざまな赤みの症状を改善します。
💡 Vビームの原理
Vビームが赤みを改善できる秘密は、レーザー光が持つ「選択的光熱融解」という特性にあります。波長595nmのレーザー光は、血液中に含まれる赤い色素である「酸化ヘモグロビン」に選択的に吸収されるという性質を持っています。
❄️ 冷却システム(DCD)による安全性の向上
Vビームには、ダイナミッククーリングデバイス(DCD:Dynamic Cooling Device)と呼ばれる高性能な皮膚冷却システムが内蔵されています。これは、レーザー照射の直前にマイナス26度の冷却ガスを皮膚表面に吹き付けるシステムです。
🌟 コラーゲン生成促進効果
Vビームには、血管を破壊するだけでなく、美肌効果も期待できます。レーザー照射時の熱エネルギーは、血管周囲の組織にも影響を与え、真皮層にある線維芽細胞を刺激します。
🔧 VビームIIとVビームプリマの違い
現在、日本で主に使用されているのは「VビームII(Vビームパーフェクタ)」と「Vビームプリマ」の2機種です。どちらの機種でも十分な治療効果が期待できます。
🩺 2. 対象疾患と症状|Vビームで治療できる赤みの種類
Vビームは、血管に起因するさまざまな赤みの症状に対して効果を発揮します。治療対象となる主な症状と疾患について、詳しく解説いたします。
🔴 単純性血管腫(ポートワイン母斑)
単純性血管腫は、生まれつき存在する平坦な赤あざで、「ポートワイン母斑」とも呼ばれます。真皮内の毛細血管が異常に増殖・拡張することで形成され、明るいピンク色から濃い紫色までさまざまな色調を呈します。
🍓 乳児血管腫(いちご状血管腫)
乳児血管腫は、生後数週間以内に出現する赤あざで、その見た目がいちごのように赤く盛り上がることから「いちご状血管腫」とも呼ばれます。
🕷️ 毛細血管拡張症
毛細血管拡張症は、皮膚の表面近くにある毛細血管が異常に拡張し、赤い線状や網目状の模様として見える状態です。顔面、特に頬や鼻周りに好発し、いわゆる「赤ら顔」の原因の一つとなります。
🌹 酒さ(しゅさ)
酒さは、顔面中央部に持続的な赤みやほてり、ニキビのような丘疹や膿疱が生じる慢性の皮膚疾患です。30~50代に発症しやすく、女性に多い傾向があります。
💊 ニキビ・ニキビ跡の赤み
ニキビは、毛穴のつまりとアクネ菌の増殖によって生じる炎症性の皮膚疾患です。赤く腫れた炎症性のニキビ(赤ニキビ)や、炎症が治まった後も残る赤み(ざ瘡後紅斑)に対して、Vビームは効果的な治療法となります。
🔴 老人性血管腫(赤いほくろ)
老人性血管腫は、毛細血管が増殖してできる良性のできもので、「赤ほくろ」「チェリースポット」「ルビースポット」などとも呼ばれます。
💰 3. 費用と保険適用について
Vビーム治療は、厚生労働省から承認を受けた医療機器であり、特定の疾患に対しては健康保険が適用されます。一方で、美容目的や一部の症状は自由診療となります。
📋 保険適用となる疾患
現在、Vビームの保険適用が認められているのは以下の疾患です:
- 単純性血管腫
- 乳児血管腫(いちご状血管腫)
- 毛細血管拡張症
💴 保険診療の費用
保険適用の場合、治療費は照射面積によって決まります。3割負担の場合の目安:
- 10平方センチメートル以下:約6,500円
- 10平方センチメートルごとに約1,500円ずつ加算
- 上限(180平方センチメートル):約33,640円
🏥 自由診療の対象となる症状
保険適用となる3つの疾患以外の症状に対するVビーム治療は、自由診療(保険適用外)となります。
- 酒さ(赤ら顔)
- ニキビ・ニキビ跡の赤み
- 老人性血管腫(赤いほくろ)
- 小じわ・肌のハリ改善(Vビームフェイシャル)
💸 自由診療の費用
自由診療の費用はクリニックによって異なります。一般的な目安:
- 顔全体への照射:1回15,000円~50,000円程度
- 部分的な照射:5,000円~20,000円程度
- 複数回治療:コース料金を設定している場合もあり
⚡ 4. 治療の流れ・効果・副作用
Vビーム治療を受ける際の一般的な流れと、治療後の経過について説明いたします。
📋 治療の流れ
- 医師による診察:症状の確認、治療の適応判断、治療計画の説明
- 保険適用の確認:保険診療または自由診療の判定
- メイク・日焼け止めの除去:クレンジングや洗顔
- レーザー照射:冷却システムと同時に照射
😰 治療中の痛み
Vビーム照射時の痛みは、「輪ゴムでパチンと弾かれる程度」と表現されることが多いです。冷却システム(DCD)が搭載されているため、強い痛みを感じることは少なく、多くの方が麻酔なしで治療を受けられています。
⏰ ダウンタイムの目安
紫斑が出ない設定の場合:
- 赤み・腫れ:1~3日程度
- メイク:当日から可能
- 日常生活:特に制限なし
紫斑が出る設定の場合:
- 紫色の変化:1~2週間程度
- コンシーラーでのカバー:可能
- スケジュール調整:目立つ部位では考慮が必要
🎯 治療回数と効果の目安
Vビーム治療の効果は、疾患や症状の状態、個人差によって異なります。一般的な治療回数の目安:
- 単純性血管腫:5~15回程度
- 乳児血管腫:3~5回程度
- 酒さ・赤ら顔:3~5回程度
- ニキビ跡の赤み:3~5回程度
- 老人性血管腫:1~3回程度
⚠️ 主な副作用と対処法
Vビーム治療で起こりうる副作用:
- 赤み・腫れ:数時間から数日で治まる
- 紫斑(内出血):1~2週間程度で吸収
- 色素沈着:まれに発生、通常数か月で改善
🚗 5. 与野エリアからのアクセス情報
与野エリア(さいたま市中央区)にお住まいの方が、大宮でVビーム治療を受ける際のアクセス情報をご案内いたします。
🌸 与野エリアについて
与野は、2001年に浦和市・大宮市との合併によりさいたま市となった旧与野市の地域で、現在はさいたま市中央区として知られています。
与野エリアの特徴:
- JR埼京線の3駅(北与野駅、与野本町駅、南与野駅)
- 都心へのアクセス良好なベッドタウン
- 「バラのまち」として知られる
🚃 与野から大宮へのアクセス
電車でのアクセス:
- 与野本町駅から大宮駅:JR埼京線で約4~5分
- 北与野駅から大宮駅:JR埼京線で約2~3分
- 運賃:片道170円程度
- 便利さ:通勤・通学の途中や買い物のついでにも立ち寄りやすい
🚙 車でのアクセス
お車をご利用の場合:
- 所要時間:約10~15分程度
- 利用道路:新大宮バイパスや国道17号線
- 駐車場:大宮駅周辺にコインパーキング多数あり
🏥 通院しやすい立地の重要性
Vビーム治療は、多くの場合複数回の通院が必要です。与野エリアからも通院しやすいVビーム治療を受けることで、継続的な治療が可能になり、より良い治療効果を期待できます。

❓ 6. よくあるご質問
Vビーム治療についてよくお寄せいただくご質問にお答えいたします。
A1. 輪ゴムでパチンと弾かれる程度の痛みを感じる方が多いです。Vビームには冷却システムが搭載されているため、強い痛みを感じることは少なく、多くの方が麻酔なしで治療を受けられています。痛みに不安がある方には、塗る麻酔やテープ麻酔を併用することも可能です。
A2. 基本的に治療当日からメイクは可能です。ただし、治療部位を強くこすらないよう、優しく化粧品を塗布してください。紫斑(内出血)が出た場合は、コンシーラーなどでカバーすることができます。
A3. 過度の日焼けをしている場合は、治療を延期することがあります。日焼けした皮膚にレーザーを照射すると、メラニン色素にも反応してしまい、やけどや色素沈着のリスクが高まるためです。治療前後は紫外線対策を徹底してください。
A4. はい、赤ちゃんでも治療を受けることができます。乳児血管腫(いちご状血管腫)や単純性血管腫は、皮膚が薄い乳幼児期のほうが治療効果が高いとされており、早期からの治療が推奨されています。一般的に、首がすわる生後3~5か月頃から治療を開始することが多いです。
A5. 疾患や症状の程度によりますが、多くの場合、1回の治療で完全に赤みが消えることはありません。複数回の治療を繰り返すことで、徐々に改善していきます。老人性血管腫(赤いほくろ)のような小さな病変であれば、1回で目立たなくなることもあります。
A6. Vビーム治療で破壊された血管は、そのまま閉塞・吸収されます。そのため、一度消えた赤みが同じ場所に再発することは基本的にありません。ただし、別の部位に新たな血管病変ができることはあります。また、酒さなどの慢性疾患では、症状が再燃する可能性があります。
A7. 単純性血管腫、乳児血管腫(いちご状血管腫)、毛細血管拡張症と診断された場合は、保険適用で治療を受けることができます。その他の症状(酒さ、ニキビ跡の赤み、老人性血管腫など)は自由診療となります。保険診療の場合は、3か月以上の間隔をあけて治療を受ける必要があります。
A8. 治療後の赤み・腫れ、紫斑(内出血)などは一般的な反応であり、通常は1~2週間程度で改善します。まれに、色素沈着や色素脱失、瘢痕形成などが起こる可能性があります。適切な出力設定と治療後のケアにより、リスクは最小限に抑えられます。
A9. Vビームは血管をターゲットとした色素レーザーで、赤みの治療に特化しています。一方、シミやそばかすの治療に使用されるQスイッチレーザーはメラニン色素をターゲットとしています。症状に応じて適切なレーザーを選択することが重要です。
A10. 妊娠中または妊娠の可能性がある方は、Vビーム治療をお受けいただけません。出産後、授乳が終わってから治療をご検討ください。
📝 7. まとめ
Vビームは、血管に起因するさまざまな赤みの症状に対して高い効果を発揮するレーザー治療です。波長595nmのレーザー光が血液中のヘモグロビンに選択的に吸収されることで、異常に拡張・増殖した血管を破壊し、赤みを改善します。
治療対象となる主な症状には、以下があります:
- 単純性血管腫
- 乳児血管腫(いちご状血管腫)
- 毛細血管拡張症
- 酒さ(赤ら顔)
- ニキビ跡の赤み
- 老人性血管腫(赤いほくろ)
このうち、単純性血管腫、乳児血管腫、毛細血管拡張症は保険適用で治療を受けることができます。
Vビームには冷却システム(DCD)が搭載されており、やけどなどの副作用リスクを軽減しながら、安全に治療を行うことができます。治療中の痛みは「輪ゴムで弾かれる程度」と表現されることが多く、多くの方が麻酔なしで治療を受けられています。
治療回数は疾患や症状によって異なりますが、複数回の治療を繰り返すことで徐々に改善していきます。治療効果を最大限に引き出すためには、紫外線対策を徹底し、適切なアフターケアを行うことが重要です。
与野エリア(さいたま市中央区)にお住まいの方は、JR埼京線で約4~5分と大宮駅へのアクセスが良好です。複数回の通院が必要なVビーム治療において、与野エリアからも通院しやすいVビーム治療を提供するクリニックを選ぶことは、治療を継続する上で重要なポイントとなります。
肌の赤みでお悩みの方は、まずは専門医による診察を受け、ご自身の症状に適した治療法をご相談ください。Vビーム治療により、長年の悩みが改善され、より快適な日常生活を送れるようになる方も少なくありません。
📚 参考文献
- 厚生労働省 – 医療機器の承認について
- 日本皮膚科学会 – 血管腫・血管奇形の診療ガイドライン
- 日本皮膚科学会 アザとホクロQ&A
- 持田ヘルスケア株式会社 酒さ(しゅさ)とは?赤ら顔の症状や原因、治療方法について
- さいたま市 中央区の歴史
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
医師・当院治療責任者
Vビームの最大の特徴は、血管に含まれるヘモグロビンだけをターゲットにした選択性の高さです。冷却システムと組み合わせることで、正常な皮膚組織への影響を最小限に抑えながら、効果的な治療が可能になりました。特に乳幼児の血管腫治療においては、早期介入により将来の瘢痕形成を予防できる非常に有効な治療法と考えています。