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Vビームレーザー治療とは?赤あざ・赤ら顔・ニキビ跡の赤みに効果的な最新治療法を解説

顔や体にできた「赤み」でお悩みではありませんか。生まれつきの赤あざ、長年悩んできた赤ら顔、なかなか消えないニキビ跡の赤み。こうした症状は、塗り薬や化粧品だけではなかなか改善が難しいものです。しかし近年、医療技術の進歩により「Vビーム」と呼ばれるレーザー治療が、肌の赤みに対する有効な治療法として注目を集めています。Vビームは厚生労働省の認可を受けた医療機器であり、一部の症状については健康保険が適用されることも大きな特徴です。本コラムでは、さいたま新都心エリアからもアクセスしやすい当院で行うVビーム治療について、その仕組みから効果、治療の流れまで詳しく解説いたします。

目次

  1. Vビームとは
  2. Vビームの原理と仕組み
  3. Vビームで治療できる症状
  4. 保険適用となる症状と費用
  5. 自費診療となる症状と費用
  6. 治療の流れ
  7. 治療回数と効果の目安
  8. ダウンタイムと副作用
  9. Vビーム治療を受けられない場合
  10. さいたま新都心エリアからのアクセス
  11. よくある質問
  12. まとめ

1. Vビームとは

Vビームは、米国シネロン・キャンデラ社が開発したパルス色素レーザー(PDL: Pulsed Dye Laser)の一種です。正式名称を「Vbeam」といい、現在は「VビームII(Vビームパーフェクタ)」や最新機種の「Vビームプリマ」などが医療現場で使用されています。

このレーザーは、波長595nmという特定の光を照射することで、血液中のヘモグロビン(赤血球に含まれる赤い色素)に選択的に反応し、異常に増えたり拡張したりした血管を破壊します。周囲の正常な皮膚組織へのダメージを最小限に抑えながら、赤みの原因となっている血管のみにアプローチできることが大きな特徴です。

日本においては厚生労働省の承認を受けた医療機器であり、単純性血管腫、乳児血管腫(いちご状血管腫)、毛細血管拡張症などの治療に対しては健康保険が適用されます。また、保険適用外の症状に対しても自費診療として治療を行うことができ、赤ら顔やニキビ跡の赤み、老人性血管腫、ケロイドの赤みなど、幅広い「肌の赤み」に効果が期待できます。

2. Vビームの原理と仕組み

選択的光熱融解理論

Vビームの作用原理は「選択的光熱融解理論」に基づいています。これは、特定の波長のレーザー光が特定の色素(ターゲット)にのみ吸収され、そのターゲットを選択的に破壊するという考え方です。

皮膚の赤みは、真皮(皮膚の深い層)にある毛細血管が異常に増殖したり、過度に拡張したりすることで起こります。血管内を流れる血液には赤血球が含まれており、赤血球の中にはヘモグロビンという赤い色素があります。

Vビームから照射される波長595nmのレーザー光は、このヘモグロビンに非常に吸収されやすい性質を持っています。レーザー光がヘモグロビンに吸収されると、そのエネルギーは熱に変換され、血管の内壁が熱破壊されます。その結果、異常な血管は閉塞し、徐々に体内に吸収されて消失していきます。

一方、メラニン色素(シミや肌の色を決める色素)には反応しにくいため、周囲の正常な皮膚組織への影響を最小限に抑えることができます。

ダイナミッククーリングデバイス(DCD)

Vビームには「ダイナミッククーリングデバイス(DCD)」と呼ばれる皮膚冷却システムが搭載されています。これは、レーザー照射の直前に冷却ガス(-26℃程度)を瞬間的に噴射し、皮膚表面を冷やすシステムです。

この冷却システムにより、表皮(皮膚の最も外側の層)を保護しながらレーザー照射を行うことができます。従来のパルス色素レーザーでは、照射時に発生する熱によってやけどを起こすリスクがありましたが、DCDの搭載によって安全性が大幅に向上しました。

また、冷却効果によって照射時の痛みも軽減されるため、多くの患者様が麻酔なしでも治療を受けることができます。

設定の調整機能

Vビームの大きな特徴の一つは、照射設定を細かく調整できることです。主な設定パラメータには以下の3つがあります。

出力(J/cm²)は、レーザーの照射パワーを示します。この数値が高いほど治療効果を実感しやすくなりますが、副作用(内出血や色素沈着など)が起こりやすくなります。

パルス幅(msec:ミリ秒)は、レーザーを照射する時間の長さを示します。血管の太さに応じて適切なパルス幅を設定することで、効果的な治療が可能になります。

スポット径(mm)は、一度に照射する範囲の大きさを示します。最新機種のVビームプリマでは最大15mmの大きなスポット径で照射できるため、広範囲の治療も効率的に行えます。

これらの設定を患者様一人ひとりの症状や肌の状態に合わせて調整することで、最適な治療効果とダウンタイムのバランスを実現します。

3. Vビームで治療できる症状

Vビームは様々な血管性病変や肌の赤みに対して効果が期待できます。ここでは、代表的な適応症状について詳しく解説します。

単純性血管腫(赤あざ・毛細血管奇形)

単純性血管腫は、生まれつき皮膚にある赤い平らな斑点(あざ)で、「ポートワイン血管腫」や「毛細血管奇形」とも呼ばれます。真皮内の毛細血管が何らかの原因で異常に拡張している状態で、自然に消えることはありません。

色は明るいピンクから濃い紫色まで様々で、顔面や頸部に好発しますが、四肢や体幹にも発生することがあります。放置すると加齢とともに色が濃くなったり、表面が盛り上がって結節状になったりすることがあるため、早期からの治療が推奨されています。

Vビームによるレーザー治療が第一選択とされており、保険適用で治療を受けることができます。特に小児は皮膚が薄く血管腫が浅い位置にあるため、治療によく反応します。早期に治療を開始するほど治療回数が少なく、効果も優れているとされています。

乳児血管腫(いちご状血管腫)

乳児血管腫は、生後数日から数週間で現れる赤い良性腫瘍で、見た目がいちごに似ていることから「いちご状血管腫」とも呼ばれます。未熟な毛細血管が異常に増殖することで発生し、女児に多く、日本人での発症頻度は約1%程度とされています。

生後1歳頃までは急速に増大(増殖期)し、その後大きさが変わらない時期(停滞期)を経て、5〜7歳頃までに多くは自然に消退していきます。しかし、消退後も皮膚のたるみ、色ムラ、毛細血管拡張、瘢痕などの後遺症が25〜68%程度残るといわれています。

以前は「自然に治るから様子を見ましょう」という方針が一般的でしたが、現在は早期からVビームによるレーザー治療を行うことで、後遺症のリスクを軽減できることがわかっています。特に顔面など目立つ部位や、眼瞼・口周り・気道など機能に影響を及ぼす部位にある場合は、早期の治療開始が重要です。

また、急速に増大する場合や皮下型の乳児血管腫には、プロプラノロール(商品名:ヘマンジオルシロップ)という内服薬による治療が第一選択となることもあり、Vビームと併用して治療を行うこともあります。

毛細血管拡張症

毛細血管拡張症は、真皮の浅い層にある毛細血管が拡張したまま元に戻らない状態で、肉眼で赤みや細い血管そのものが見える症状です。頬や鼻(特に小鼻の周り)によく見られ、網目状に赤く血管が透けて見えることが特徴です。

原因としては、遺伝的要因、紫外線の影響、気温差、加齢などが考えられています。湿疹やかぶれによる一時的な赤みとは異なり、ステロイド外用薬などの塗り薬では改善せず、自然に治癒することもありません。

Vビームによるレーザー治療は毛細血管拡張症に対して高い効果があり、保険適用で治療を受けることができます。頬の毛細血管拡張は比較的早期(1〜数回)で効果を実感できることが多いですが、鼻の毛細血管拡張は頬に比べて治療回数がかかる傾向があります。

酒さ・赤ら顔

酒さは、鼻や両頬、顎、額など顔の中心部に赤みやほてりが現れる慢性の皮膚疾患です。30〜50代に多く、特に女性に好発します。原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因、免疫異常、ニキビダニ(デモデックス)の増殖、紫外線、温度変化、ストレスなどが関与していると考えられています。

酒さは症状によって大きく4つのタイプに分けられます。紅斑毛細血管拡張型は顔の赤みと毛細血管の拡張が主な症状です。丘疹膿疱型はニキビのような赤い盛り上がりや膿をもったぶつぶつが現れます。鼻瘤型は鼻が赤く腫れ上がり、こぶ状になります。眼型は目やまぶたに症状が現れるタイプです。

酒さに対するVビーム治療は保険適用外(自費診療)となりますが、毛細血管拡張による赤みの改善に効果が期待できます。ただし、酒さは慢性疾患であり、レーザー治療だけでなく、外用薬(メトロニダゾール、イベルメクチンクリームなど)や内服薬(抗生物質など)と組み合わせた総合的な治療が必要です。

また、酒さの悪化因子(紫外線、寒暖差、刺激物、アルコールなど)を避け、適切なスキンケアを行うことも治療の重要な柱となります。

ニキビ跡の赤み

ニキビの炎症が治まった後に残る赤みは、医学的には「炎症後紅斑」と呼ばれます。ニキビによる炎症で毛細血管が新たに作られたり(血管新生)、既存の血管が拡張したりすることで生じます。

軽度の赤みであれば、肌のターンオーバー(新陳代謝)によって数ヶ月〜数年で徐々に薄くなっていきますが、炎症がひどかった場合や皮膚の深い部分までダメージを受けた場合は、なかなか消えずに残ってしまうことがあります。

Vビームは、赤みの原因となっている拡張した毛細血管を破壊することで、ニキビ跡の赤みを改善します。この治療は保険適用外(自費診療)となりますが、1ヶ月に1回程度の間隔で3〜5回以上の治療を行うことで、効果を実感できることが多いです。

なお、Vビームはニキビ跡の「赤み」には効果がありますが、茶色い「色素沈着」や「クレーター状の凹み」には他の治療法が適しています。

老人性血管腫

老人性血管腫は、毛細血管の増殖によってできる皮膚の良性腫瘍で、「チェリースポット」や「赤ほくろ」とも呼ばれます。「老人性」という名称がついていますが、20〜30代から発生することも珍しくありません。

1〜3mm程度の大きさで、鮮やかな赤色(チェリー色)をしています。顔、首、胸、背中、上肢、下肢など全身に発生し、最初は平坦ですが、次第に少し盛り上がることもあります。

老人性血管腫に対するVビーム治療は保険適用外(自費診療)となりますが、ほとんどの場合1〜2回の照射で目立たなくなります。

ケロイド・傷跡の赤み

ケロイドや肥厚性瘢痕は、傷が治る過程で過剰なコラーゲン産生が起こり、赤く盛り上がった状態になったものです。痛みやかゆみを伴うこともあり、整容的にも精神的にも大きな悩みとなることがあります。

Vビームは、ケロイドや肥厚性瘢痕の「赤み」を改善する効果があります。ケロイド内の血管を破壊することで、炎症を抑え、赤みを目立たなくすることができます。ただし、盛り上がり自体を完全に平らにすることは難しいため、ステロイド注射や圧迫療法など他の治療法と併用することが一般的です。

なお、ケロイドに対するVビーム治療は保険適用外(自費診療)となります。

4. 保険適用となる症状と費用

Vビーム治療が保険適用となるのは、医師により以下の3つの疾患と診断された場合です。

保険適用疾患は、単純性血管腫(毛細血管奇形)、乳児血管腫(いちご状血管腫)、毛細血管拡張症の3つです。

ただし、保険適用で治療を受けるには、厚生労働省で認可された機器(VビームII等)を使用すること、3ヶ月に1回の照射間隔を守ることという条件があります。

保険診療での費用は、照射面積によって決まります。10cm²以下の場合、3割負担で約6,510円、1割負担で約2,170円となります。それ以上の面積の場合は10cm²ごとに、3割負担で約1,500円、1割負担で約500円が加算されます。上限は180cm²までで、3割負担の場合の最大負担額は約33,640円です。

なお、上記費用の他に、初診料・再診料、処方箋料などが別途かかります。また、お住まいの自治体によっては、子どもの医療費助成制度が適用され、自己負担が無料または数百円程度になる場合もあります。

重要な注意点として、「酒さ・赤ら顔」「ニキビ跡の赤み」「老人性血管腫」「ステロイド長期使用による毛細血管拡張」などは、毛細血管拡張症に似た症状であっても保険適用外となります。保険適用になるかどうかは医師の診断によって決まりますので、まずは診察を受けて確認することをお勧めします。

5. 自費診療となる症状と費用

以下の症状に対するVビーム治療は、保険適用外の自費診療となります。

自費診療の対象となる主な症状は、酒さ・赤ら顔、ニキビ・ニキビ跡の赤み、老人性血管腫、ケロイド・傷跡の赤み、しわ・たるみ・くすみの改善(レーザーフェイシャル)などです。

自費診療の費用はクリニックによって異なりますが、照射部位や範囲によって設定されていることが一般的です。

自費診療のメリットとしては、保険診療のような3ヶ月間隔の制限がなく、1ヶ月程度の間隔で治療を受けられるため、より短期間での改善が期待できる点が挙げられます。また、保険適用疾患であっても、「より早く治したい」「3ヶ月も待てない」という場合には、自費診療を選択することも可能です。

6. 治療の流れ

Vビーム治療の一般的な流れについてご説明します。

診察・カウンセリング

まず、医師が症状を診察し、Vビームによる治療が適しているかどうかを判断します。その際、保険適用になる疾患かどうかの診断も行います。治療内容、期待できる効果、リスク、費用などについて十分に説明を受け、ご不明な点があれば遠慮なくご質問ください。

治療当日

治療当日は、メイクをされている場合は洗顔していただきます。照射部位を確認し、必要に応じてマーキングを行います。

痛みに対する対策として、Vビームには冷却システムが搭載されているため、多くの方は麻酔なしでも治療を受けることができます。ただし、痛みの感じ方には個人差があり、広範囲の治療や痛みに敏感な方は、麻酔クリームや麻酔テープを使用することも可能です。お子様の場合は、局所麻酔を使用することもあります。

レーザー照射

照射自体は数分〜20分程度で終了します(範囲や症状による)。照射時の痛みは「輪ゴムでパチンと弾かれる」ような感覚と表現されることが多いです。

照射後のケア

照射後は、照射部位を冷やすクーリングを10分程度行います。抗炎症作用のある外用薬を塗布する場合もあります。基本的にガーゼなどの貼付は必要なく、当日からメイクも可能です(ただし、強い刺激は避けてください)。

7. 治療回数と効果の目安

Vビーム治療は1回で完全に症状が消えることは少なく、複数回の治療が必要となるのが一般的です。疾患や症状の程度によって必要な回数は異なります。

単純性血管腫(赤あざ)の場合、5回以上の治療が目安です。色が薄いものや早期に治療を開始した場合は、より少ない回数で効果を実感できることもあります。

乳児血管腫(いちご状血管腫)の場合も5回以上の治療が目安です。増殖期には1〜2ヶ月ごとの照射、消退期には3ヶ月ごとの照射が推奨されます。

毛細血管拡張症の場合、3〜5回の治療が目安です。頬は比較的早く効果が出やすいですが、鼻は回数がかかる傾向があります。

酒さ・赤ら顔の場合、5〜10回の治療が目安で、4週間に1回程度の間隔で治療を行います。

ニキビ跡の赤みの場合も3〜5回の治療が目安で、1ヶ月に1回程度の間隔で治療を行います。

老人性血管腫の場合は、1〜2回で目立たなくなることがほとんどです。

効果を実感するタイミングは個人差がありますが、早ければ1回の照射で効果を感じられる方もいます。ただし、継続して治療を行うことでより確実な効果が得られますので、焦らず根気よく治療を続けることが大切です。

8. ダウンタイムと副作用

Vビーム治療後に起こりうる症状と、その持続期間についてご説明します。

一般的な経過

照射直後は、照射部位に赤みやほてりが生じることがあります。これは通常、数時間〜数日で落ち着きます。

内出血(紫斑)については、照射設定によって異なります。赤あざなどの治療で強めの設定で照射した場合は、内出血(青あざのような状態)が生じることがあります。これは1〜2週間で自然に消退します。毛細血管拡張症や赤ら顔など、弱めの設定で照射した場合は、内出血がほとんど生じないこともあります。

腫れについては、特に目の周りや頬など皮膚の薄い部位では腫れが生じやすい傾向があります。通常は数日〜1週間程度で治まります。

まれに起こりうる副作用

色素沈着として、照射後に一時的に茶色っぽい色素沈着が生じることがあります。数週間〜数ヶ月で自然に薄くなることがほとんどですが、紫外線対策を怠ると長引く原因となります。

色素脱失として、まれに照射部位の色が抜けて白くなることがあります。

水疱・かさぶたについては、出力が高い場合や皮膚が敏感な場合に、やけどのような水疱やかさぶたができることがあります。

瘢痕として、非常にまれですが、傷跡が残ることがあります。

アフターケアの注意点

治療後は、紫外線対策を徹底することが重要です。照射部位は紫外線の影響を受けやすくなっているため、日焼け止めの使用や帽子・日傘の着用を心がけてください。

また、照射部位を強くこすったり、刺激の強い化粧品を使用したりすることは避けてください。入浴、飲酒、激しい運動など血行が促進される行為は、赤みや腫れが強くなる可能性があるため、当日は控えめにすることをお勧めします。

9. Vビーム治療を受けられない場合

以下に該当する方は、Vビーム治療を受けられない、または慎重な判断が必要な場合があります。

妊娠中の方は、安全性が確立されていないため、原則として治療を控えていただいています。

日焼けをしている方や日焼けの予定がある方は、レーザーがメラニン色素にも反応してしまい、やけどや色素沈着のリスクが高まるため、日焼けが落ち着いてからの治療をお勧めします。

光線過敏症の方やてんかんの既往がある方は、光に対して過敏に反応する可能性があるため、治療を控えていただく場合があります。

ケロイド体質の方は、レーザー照射部位がケロイドになるリスクがあるため、慎重な判断が必要です。

特定の内服薬を服用中の方、特に光線過敏性を引き起こす薬剤や抗凝固薬を服用中の方は、事前に医師にお知らせください。

その他、皮膚に炎症がある場合や、近日中に他のレーザー治療を受けた方なども、治療をお控えいただく場合があります。ご不安な点がございましたら、診察時にご相談ください。

10. さいたま新都心エリアからのアクセス

アイシークリニック大宮院は、さいたま新都心エリアからも大変アクセスしやすい立地にございます。

さいたま新都心駅から大宮駅へは、JR京浜東北線またはJR宇都宮線・高崎線で1駅、所要時間わずか約3分です。電車は日中でも3〜4分間隔で運行しているため、待ち時間も少なく移動できます。

さいたま新都心はさいたまスーパーアリーナやショッピングモールなど大型施設が集まるエリアで、お買い物やイベントのついでに通院される方も多くいらっしゃいます。また、大宮駅は新幹線も停車するターミナル駅であり、埼玉県内はもちろん、東京都内や近県からのアクセスも良好です。

JR各線(京浜東北線、宇都宮線、高崎線、埼京線、川越線、湘南新宿ライン、上野東京ライン)に加え、東武アーバンパークライン(野田線)、ニューシャトルなど多くの路線が乗り入れており、幅広い地域からご来院いただけます。

お車でお越しの場合も、大宮駅周辺には多数のコインパーキングがございますのでご利用ください。

11. よくある質問

Q: Vビーム治療は痛いですか?

A: 「輪ゴムでパチンと弾かれる」程度の痛みと表現されることが多いです。Vビームには冷却システムが搭載されているため、従来のレーザーに比べて痛みは軽減されています。痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの方は麻酔なしでも治療を受けることができます。痛みが心配な方は、麻酔クリームや麻酔テープを使用することも可能ですので、お気軽にご相談ください。

Q: 治療後にメイクはできますか?

A: はい、基本的に治療当日からメイクは可能です。ただし、照射部位を強くこすったり、刺激の強い化粧品を使用したりすることは避けてください。内出血(紫斑)が生じた場合は、コンシーラーなどでカバーすることもできます。

Q: 治療後に日常生活の制限はありますか?

A: 特に大きな制限はありませんが、当日は激しい運動、長時間の入浴、飲酒など血行が促進される行為は控えめにすることをお勧めします。また、紫外線対策は必ず行ってください。

Q: 効果はいつ頃から実感できますか?

A: 症状や個人差によって異なりますが、早い方では1回の治療後から効果を実感されます。一般的には複数回の治療を重ねることで徐々に改善が見られます。内出血が生じた場合は、内出血が消えた後に赤みの改善を確認できます。

Q: 傷跡は残りますか?

A: Vビームは周囲の正常な皮膚へのダメージを最小限に抑えながら治療できるため、基本的に傷跡は残りません。ただし、非常にまれに色素沈着や色素脱失、瘢痕が生じる可能性はあります。

Q: 子どもでも治療を受けられますか?

A: はい、お子様でも治療を受けることができます。特に単純性血管腫や乳児血管腫は、早期に治療を開始した方が効果が高いとされています。小さなお子様の場合は、局所麻酔(クリームやテープ)を使用して痛みを軽減して治療を行います。

Q: 保険適用かどうかは、どうやって分かりますか?

A: 保険適用になるかどうかは、医師の診断によって決まります。診察時に症状を確認し、「単純性血管腫」「乳児血管腫」「毛細血管拡張症」のいずれかと診断された場合に保険適用となります。毛細血管拡張症に似た症状であっても、「酒さ」や「ステロイド使用による毛細血管拡張」などは保険適用外となりますので、まずは診察を受けてご確認ください。

Q: 1回の治療時間はどのくらいですか?

A: 照射する範囲や症状によって異なりますが、照射自体は数分〜20分程度です。麻酔クリームを使用する場合は、麻酔が効くまでの待ち時間(15〜30分程度)が追加でかかります。

Q: 治療回数や費用の目安を教えてください。

A: 症状によって異なりますが、一般的に3〜10回程度の治療が必要です。保険適用の場合は、3ヶ月に1回の間隔で治療を行い、3割負担で1回あたり約6,500円〜(照射面積による)となります。自費診療の場合の費用は部位や範囲によって異なりますので、詳しくはお問い合わせください。

12. まとめ

Vビームは、肌の赤みに対する有効なレーザー治療法です。血液中のヘモグロビンに選択的に反応し、異常に増えたり拡張したりした血管を破壊することで、様々な「赤み」を改善します。

Vビームで治療できる主な症状は、単純性血管腫(赤あざ)、乳児血管腫(いちご状血管腫)、毛細血管拡張症、酒さ・赤ら顔、ニキビ跡の赤み、老人性血管腫、ケロイド・傷跡の赤みなどです。

単純性血管腫、乳児血管腫、毛細血管拡張症は保険適用で治療を受けることができ、3割負担で1回あたり約6,500円〜となります。その他の症状は自費診療となります。

冷却システム(DCD)の搭載により、痛みや皮膚へのダメージが軽減されており、安全性の高い治療が可能です。ダウンタイムも比較的短く、日常生活への影響は最小限に抑えられます。

効果を実感するには複数回の治療が必要ですが、継続して治療を行うことで着実な改善が期待できます。特に先天性の赤あざや乳児血管腫は、早期に治療を開始することで、より少ない回数で高い効果が得られます。

肌の赤みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。当院では、患者様一人ひとりの症状や希望に合わせた最適な治療プランをご提案いたします。さいたま新都心エリアからもアクセス良好な大宮駅すぐの立地で、皆様のご来院をお待ちしております。


参考文献

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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