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春の乾燥肌に悩む方へ|原因と正しいスキンケア方法を徹底解説

「冬が終わったのに、なぜか肌の乾燥が続いている」「春になってから肌がかさつきやすくなった」と感じた経験はありませんか。実は、春は冬と並んで乾燥肌が悪化しやすい季節のひとつです。気温が上がり、暖かくなってくると、スキンケアを手抜きしてしまいがちですが、春特有の環境変化が肌に大きなダメージを与えていることがあります。このコラムでは、春に乾燥肌が起きやすい理由や、肌の状態を整えるためのスキンケアのポイントについて、医療的な観点からわかりやすく解説します。


目次

  1. 春に乾燥肌が起きやすい理由
  2. 春の肌トラブルに関わる主な要因
  3. 肌のバリア機能とは何か
  4. 春の乾燥肌に現れやすい症状
  5. 春のスキンケアで意識したいポイント
  6. 洗顔の仕方が乾燥肌に与える影響
  7. 保湿ケアの基本と選び方
  8. 紫外線対策と乾燥肌の関係
  9. 花粉と肌荒れの意外な関係
  10. 生活習慣と肌のうるおいの関係
  11. 乾燥肌が改善しない場合の対処法
  12. まとめ

この記事のポイント

春は寒暖差・紫外線増加・花粉飛散により乾燥肌が悪化しやすい。保湿・低刺激洗顔・3月からの紫外線対策が基本で、改善しない場合は皮膚科への受診が推奨される。

🎯 春に乾燥肌が起きやすい理由

多くの人が「乾燥肌といえば冬」というイメージを持っていると思います。たしかに冬は空気が乾燥し、気温が低くなることで肌の水分が失われやすくなります。しかし、春もまた乾燥肌になりやすい環境が揃っている季節です。

春の気候の特徴として、気温の寒暖差が大きいことが挙げられます。朝は冷え込んでいても昼間は20度を超えることもあり、この温度変化に対応しようとして体は自律神経を酷使します。その結果、皮脂の分泌バランスが崩れ、肌が不安定な状態になりやすくなります。

また、春は風が強い日が多く、外気に含まれる水分量が季節の変わり目に不安定になります。南からの湿った風が吹く日もあれば、乾燥した強風が吹き荒れる日もあり、肌はそのたびに外部環境に対応しなければなりません。こうした変動が積み重なると、肌表面のバリア機能が低下し、乾燥しやすくなるのです。

さらに、冬の間に受けた肌ダメージが春になっても回復しきれていないケースも多くあります。冬の乾燥や刺激によってバリア機能が弱まったまま春を迎えると、新たな環境変化に対応する力が不足してしまいます。

Q. 春に乾燥肌が悪化しやすい主な原因は何ですか?

春の乾燥肌は、朝晩の寒暖差による皮脂分泌の乱れ、3〜4月に急増する紫外線、花粉の飛散、そして冬のダメージによるバリア機能の低下が複合的に重なることで悪化しやすくなります。冬と並んで乾燥肌が起きやすい季節とされています。

📋 春の肌トラブルに関わる主な要因

春に乾燥肌やその他の肌トラブルが起きやすい背景には、いくつかの要因が複合的に絡み合っています。それぞれの要因を理解することで、適切なケアにつながります。

まず挙げられるのが、紫外線量の増加です。紫外線は春から急激に増え始め、3月から4月にかけて夏に近いレベルの紫外線が降り注ぐことがあります。紫外線は肌の表面にダメージを与えるだけでなく、皮膚の内部まで影響を及ぼし、肌の乾燥や炎症、さらには色素沈着の原因にもなります。冬の間にすっかり紫外線対策の習慣が抜け落ちてしまった状態で春を迎えると、肌は無防備な状態でダメージを受け続けることになります。

次に、花粉の影響があります。スギやヒノキなどの花粉が多く飛散する春は、花粉症の方だけでなく、肌への影響も無視できません。花粉が肌に付着すると、炎症反応が起きやすくなり、かゆみや赤みが生じることがあります。これにより肌のバリア機能がさらに低下し、乾燥が悪化するという悪循環に陥りやすくなります。

また、環境の変化によるストレスも重要な要因です。春は進学や就職、異動など生活環境が大きく変わる時期でもあります。こうした環境の変化はストレスとなり、自律神経のバランスを乱すことがあります。自律神経の乱れは皮脂分泌や肌の水分保持力に影響を及ぼすことが知られています。

💊 肌のバリア機能とは何か

乾燥肌を理解するうえで欠かせない概念が「バリア機能」です。肌の最も外側にある「角質層」は、わずか0.02ミリほどの薄い層ですが、外界からの刺激や細菌などの異物の侵入を防ぎ、体内の水分が蒸発するのを防ぐという重要な役割を担っています。

角質層は、角質細胞と細胞間脂質(セラミドなど)、そして天然保湿因子(NMF)によって構成されています。この構造が正常に機能しているとき、肌はうるおいを保ち、健康な状態を維持できます。ところが、乾燥や刺激、加齢などによって角質層の構造が乱れると、水分が外に逃げやすくなり、同時に外からの刺激も受けやすくなります。これが「バリア機能の低下」と呼ばれる状態です。

バリア機能が低下した肌は、少しの刺激でも炎症を起こしやすく、かゆみや赤み、ひどい場合には湿疹などの症状が出ることもあります。春の環境変化は、このバリア機能に対して複数の方向からダメージを与えるため、意識的なケアが必要になります。

バリア機能を守るためには、洗顔や保湿の方法、使用するスキンケア製品の成分など、日々のケアの積み重ねが大切です。また、健康的な生活習慣を維持することも、バリア機能の維持に深く関わっています。

Q. 肌のバリア機能が低下するとどうなりますか?

肌の角質層は厚さ約0.02ミリの薄い層ですが、バリア機能が低下すると体内の水分が蒸発しやすくなり、外からの刺激も受けやすくなります。その結果、かゆみ・赤み・湿疹などが起こりやすくなります。セラミドを含む保湿ケアで機能の維持が可能です。

🏥 春の乾燥肌に現れやすい症状

春の乾燥肌は、単純に「肌がかさつく」という症状だけにとどまりません。さまざまな形で肌に現れるため、自分の肌の状態をしっかり把握することが大切です。

最も一般的な症状は、肌のかさつきや粉ふきです。肌表面の水分が不足すると、古い角質がうまく剥がれずに積み重なり、白くふやけたような状態になることがあります。また、肌がつっぱる感じも乾燥のサインです。洗顔後や入浴後に特につっぱり感が強い場合は、皮脂や水分が必要以上に取り除かれている可能性があります。

かゆみも乾燥肌の代表的な症状のひとつです。バリア機能が低下すると、外からの刺激が神経に届きやすくなり、かゆみが生じやすくなります。特に春は花粉などのアレルゲンが飛散しているため、かゆみが重なって強く感じられることもあります。

また、インナードライと呼ばれる状態も注意が必要です。肌の表面はテカっていたり、皮脂が多く見えたりするのに、内側の水分が不足している状態です。皮脂は水分の蒸発を防ぐ役割もありますが、バリア機能が低下すると過剰に皮脂を分泌しようとすることがあります。そのため、オイリー肌だと思っていたのに実は乾燥肌だった、というケースも少なくありません。

さらに、春は肌の赤みや敏感肌の症状が出やすい季節でもあります。これは乾燥によるバリア機能の低下に加え、紫外線や花粉などの外部刺激が重なることで炎症が起きやすくなるためです。

⚠️ 春のスキンケアで意識したいポイント

春のスキンケアを考えるうえで最も重要なのは、「冬と同じケアを続けない」という意識です。季節が変わると気温や湿度、紫外線量が変化するため、同じスキンケアルーティンが必ずしも最適とは言えません。ここでは春のスキンケアで特に意識してほしいポイントを紹介します。

一つ目は、テクスチャーの見直しです。冬に使用していたこってりとした保湿クリームが、春になっても最適とは限りません。気温が上がるにつれて肌の状態も変化するため、乳液やジェルタイプなど、やや軽めのテクスチャーに切り替えることで肌への負担を減らせる場合があります。ただし、乾燥が続く場合は保湿力を優先しましょう。

二つ目は、重ね塗りの習慣です。保湿は一度に大量に塗るよりも、薄く重ねて塗る方が肌への浸透や保持に効果的です。化粧水で水分を補い、乳液や美容液でその水分を閉じ込め、必要に応じてクリームで仕上げるという手順を丁寧に行いましょう。

三つ目は、スキンケアのタイミングです。保湿ケアは洗顔や入浴後、できるだけ早いタイミングで行うことが理想的です。肌が濡れたままの状態は水分が蒸発しやすく、乾燥が進みやすいため、5分以内を目安に保湿ケアを行うようにしましょう。

四つ目は、敏感肌向け・低刺激処方の製品を選ぶことです。春は肌が敏感になりやすい時期なので、香料や色素が少ない、シンプルな成分構成の製品を選ぶことで、不要な刺激を避けることができます。

🔍 洗顔の仕方が乾燥肌に与える影響

洗顔は毎日行う基本的なスキンケアですが、方法を間違えると乾燥肌を悪化させる原因になります。正しい洗顔の方法を理解することが、乾燥肌対策の第一歩です。

まず、洗顔料の選び方が重要です。洗浄力が強すぎる洗顔料は、皮脂や汚れだけでなく、肌に必要な天然保湿因子や細胞間脂質まで洗い流してしまいます。乾燥肌の方は、アミノ酸系など比較的マイルドな洗浄成分を含む洗顔料を選ぶと、必要な潤いを保ちやすくなります。

次に、泡立ての丁寧さも大切です。洗顔料をしっかり泡立てることで、きめ細かい泡が汚れを包み込み、肌への摩擦を減らすことができます。泡立てネットやフォーマーを活用するのも一つの方法です。

洗い方も重要で、指の腹を使って優しく円を描くように洗い、ゴシゴシと強くこするのは禁物です。摩擦は角質層にダメージを与え、バリア機能を低下させる原因になります。特に春は肌が敏感になりやすいため、より丁寧に扱う必要があります。

お湯の温度にも気をつけましょう。熱すぎるお湯は必要な皮脂まで洗い流してしまいます。洗顔には体温に近いぬるま湯(32〜35度程度)が適しています。また、洗顔の回数についても注意が必要で、朝は水やぬるま湯だけで洗い流す程度にするのも、乾燥肌には有効な方法です。

洗顔後のタオルの扱いも見落としがちなポイントです。タオルでゴシゴシと拭くのではなく、やさしく押さえるように水分を吸い取るようにしましょう。

Q. 春の洗顔で乾燥肌を悪化させないコツは?

春の洗顔は、アミノ酸系などマイルドな洗顔料を十分に泡立て、指の腹で優しく洗うことが基本です。お湯は32〜35度のぬるま湯を使用し、タオルは押さえるように水分を拭き取ります。朝は水やぬるま湯のみで済ませるのも乾燥肌には有効な方法です。

📝 保湿ケアの基本と選び方

乾燥肌対策の中心となるのが保湿ケアです。正しい保湿ケアを行うことで、肌のバリア機能を整え、水分を逃がさない肌をつくることができます。

保湿成分には大きく分けて三種類あります。一つ目は「ヒュメクタント(humectant)」と呼ばれる成分で、空気中や皮膚の下層から水分を引き寄せる働きをします。ヒアルロン酸やグリセリン、アミノ酸類などが代表的な成分です。二つ目は「エモリエント(emollient)」と呼ばれる成分で、角質細胞の間を埋めて肌表面を滑らかに保つ働きをします。セラミドやスクワラン、植物オイルなどが該当します。三つ目は「オクルシブ(occlusive)」と呼ばれる成分で、肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。ワセリンや一部のシリコーン成分がこれにあたります。

乾燥肌のケアには、これらの成分をバランスよく含む製品を選ぶことが理想的です。特にセラミドはバリア機能の維持に深く関わる成分として注目されており、乾燥肌や敏感肌の方には積極的に取り入れることが推奨されます。

また、春の保湿ケアでは「水分補給」と「水分保持」の両方を意識することが大切です。化粧水などで十分に水分を補った後、乳液やクリームで蓋をする2ステップが基本です。肌の状態によっては美容液を加えることも効果的です。

製品を選ぶ際には、自分の肌質や症状に合ったものを選ぶことが重要です。敏感肌の傾向がある方は、アルコールや強い香料、色素が少ない処方の製品を選ぶと肌への刺激を抑えることができます。

💡 紫外線対策と乾燥肌の関係

紫外線対策は、シミやシワの予防というイメージが強いですが、乾燥肌の観点からも非常に重要なケアのひとつです。

紫外線には大きく分けてUVAとUVBの二種類があります。UVBは主に肌の表面に作用し、日焼けや炎症を引き起こします。一方、UVAは波長が長く、肌の深層にまで到達してコラーゲンやエラスチンを破壊し、肌の老化を促進します。どちらの紫外線も、肌内部の水分を蒸発させたり、角質層の構造を乱したりすることで乾燥肌の原因となります。

春は日差しが柔らかく感じられるため、紫外線のダメージを意識しにくいですが、実際には3月から4月にかけてUVBの量が急増します。春の晴れた日の紫外線量は、真夏に近いレベルになることもあります。

日焼け止めは春から使い始めることが大切です。毎日外出する際には日焼け止めを塗り、2〜3時間ごとに塗り直すのが理想的です。SPFとPAの値については、日常生活ではSPF30・PA++程度のものが肌への負担が少なく使いやすいとされています。屋外での活動が多い日はSPF50・PA++++程度のものを選ぶとよいでしょう。

日焼け止めを選ぶ際には、保湿成分が配合されているタイプを選ぶと、紫外線ケアと保湿ケアを同時に行えるため便利です。また、紫外線吸収剤が肌に合わない場合は、紫外線散乱剤を使用した製品を選ぶと刺激が少ないです。

日焼け止めだけでなく、帽子や日傘、UVカット機能のある衣類なども合わせて活用することで、紫外線ダメージをより効果的に防ぐことができます。

✨ 花粉と肌荒れの意外な関係

「花粉症は目や鼻の症状」というイメージが一般的ですが、花粉は肌にも大きな影響を与えます。花粉による肌荒れ、通称「花粉皮膚炎」は、春の肌トラブルとして近年注目を集めています。

花粉が肌に付着すると、肌はそれを異物として認識し、免疫反応が起きます。これにより炎症が生じ、かゆみや赤み、湿疹などの症状が現れることがあります。特にバリア機能が低下した乾燥肌では、花粉が肌の内部に侵入しやすくなるため、より強い反応が出ることがあります。

花粉皮膚炎の症状が出やすい部位としては、顔(特に目の周りや口の周り)、首、腕など、衣服に覆われていない露出部分が多いです。これらの部位は花粉が直接接触しやすいため、より注意が必要です。

花粉による肌への影響を軽減するためには、まず花粉が肌に付着する量を減らすことが重要です。外出時にはマスクや眼鏡を着用し、帰宅後はすぐに洗顔やシャワーで花粉を洗い流すようにしましょう。ただし、洗いすぎは逆に乾燥を招くため、必要以上に洗顔回数を増やさないようにすることも大切です。

また、保湿ケアによってバリア機能を整えておくことが、花粉の侵入を防ぐことにもつながります。バリア機能がしっかりしていれば、花粉が肌内部に入り込みにくくなります。花粉の季節には特に丁寧な保湿ケアを心がけましょう。

洗濯物の室内干しや空気清浄機の使用なども、室内への花粉の持ち込みを防ぐうえで有効な手段です。肌だけでなく、生活環境全体から花粉対策を行うことで、肌への影響を最小限に抑えることができます。

Q. 春の乾燥肌が改善しない場合はどうすべきですか?

セルフケアを続けても乾燥・かゆみ・赤みが改善しない場合は、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患が隠れている可能性があるため、皮膚科や美容皮膚科への受診が推奨されます。アイシークリニック大宮院では肌状態を丁寧に診察し、個人に合った治療やケアのご提案が可能です。

📌 生活習慣と肌のうるおいの関係

肌のうるおいは、スキンケア製品だけで補えるものではありません。日々の生活習慣が肌の状態に大きく影響します。春の乾燥肌を根本から改善するためには、生活習慣の見直しも欠かせません。

水分補給は、肌の乾燥対策として非常に基本的かつ重要なことです。体内の水分量が不足すると、肌にも十分な水分が行き届かなくなります。一日に1.5〜2リットル程度の水分を、こまめに摂取することが推奨されています。ただし、カフェインを多く含む飲料は利尿作用があるため、飲みすぎには注意が必要です。

食事の内容も肌に影響します。肌のバリア機能を維持するためには、セラミドの合成に関わる必須脂肪酸(オメガ3脂肪酸など)や、コラーゲンの生成に必要なビタミンC、細胞の酸化を防ぐビタミンE、タンパク質などをバランスよく摂取することが大切です。青魚、ナッツ類、緑黄色野菜、大豆製品などを積極的に取り入れるとよいでしょう。

睡眠も肌の健康に欠かせません。睡眠中は成長ホルモンが分泌され、細胞の修復と再生が行われます。睡眠が不足すると、この修復プロセスが十分に機能しなくなるため、肌荒れや乾燥が悪化しやすくなります。できるだけ規則正しい生活リズムを保ち、質の高い睡眠を確保することが肌のうるおいにつながります。

ストレス管理も肌に大きく関わります。ストレスがかかると、コルチゾールというホルモンが増加し、皮脂分泌の乱れや炎症が起きやすくなることが知られています。適度な運動、趣味の時間、深呼吸や瞑想など、自分に合ったストレス解消方法を見つけることも、肌の健康維持につながります。

また、タバコは肌の天敵と言われています。喫煙は血流を悪化させ、肌への栄養や酸素の供給を妨げるとともに、活性酸素を増やして肌の老化を促進します。乾燥肌の改善を目指す方には、禁煙を強く勧めます。

🎯 乾燥肌が改善しない場合の対処法

日々のスキンケアや生活習慣の見直しを行っても乾燥肌が改善しない場合や、症状がひどくなる場合には、皮膚科や美容皮膚科への受診を検討することをおすすめします。

乾燥肌と思っていた症状が、実はアトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎、脂漏性皮膚炎などの皮膚疾患である場合があります。これらの疾患は、適切な治療を受けなければ悪化することがあるため、自己判断でのケアには限界があります。特に、かゆみが強い、広範囲に赤みや湿疹が出ている、症状が繰り返す、といった場合は専門的な診察が必要です。

美容皮膚科では、乾燥肌や敏感肌に対して、肌の状態に合わせた保湿治療や処方薬の使用、さらにはレーザー治療や高濃度ビタミンC導入など、より専門的なアプローチが可能です。市販のスキンケア製品では対応できないレベルの乾燥や肌荒れに対しても、適切な治療を受けることで改善が期待できます。

アイシークリニック大宮院では、乾燥肌や肌荒れでお悩みの方に対して、肌の状態を丁寧に診察したうえで、個人に合ったスキンケアのアドバイスや医療的なアプローチをご提案しています。春の肌トラブルでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

また、市販の製品を選ぶ際に迷ったときも、皮膚科や美容皮膚科の医師や看護師に相談することで、自分の肌質や症状に合った製品を選ぶ助けになります。インターネットや口コミ情報だけに頼らず、専門家のアドバイスを活用することも大切です。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、春になっても肌の乾燥やかゆみが続くと感じてご来院される方が多く、冬のダメージが蓄積したままバリア機能が低下した状態で、紫外線や花粉といった春特有の刺激にさらされていることが原因となっているケースが非常に多く見受けられます。最近の傾向として、ご自身の肌質を「オイリー肌」と思い込んでいた方が実はインナードライであったというケースも少なくなく、正確な肌状態の把握と季節に合わせたケアの見直しが改善への近道です。セルフケアを丁寧に続けても症状が改善しない場合は、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患が隠れていることもありますので、どうぞお一人で悩まず、お気軽にご相談ください。」

📋 よくある質問

春でも乾燥肌になるのはなぜですか?

春は朝晩の寒暖差が大きく、強風や紫外線の増加、花粉の飛散など、複数の要因が重なることで肌のバリア機能が低下しやすい季節です。また、冬のダメージが回復しきれないまま春を迎えるケースも多く、冬と並んで乾燥肌が悪化しやすい時期とされています。

春の保湿ケアは冬と変えるべきですか?

はい、季節に合わせた見直しが推奨されます。気温が上がると肌状態も変化するため、冬のこってりしたクリームから、乳液やジェルタイプのやや軽めのテクスチャーへの切り替えも一つの選択肢です。ただし乾燥が続く場合は保湿力を優先し、化粧水・乳液・クリームの順に重ねて塗ることが大切です。

花粉は肌にも影響を与えるのですか?

はい、花粉が肌に付着すると異物として免疫反応が起き、かゆみ・赤み・湿疹などの「花粉皮膚炎」が起こることがあります。特にバリア機能が低下した乾燥肌では花粉が侵入しやすくなるため、外出時のマスク着用・帰宅後の洗顔・丁寧な保湿ケアでバリア機能を整えることが重要です。

紫外線対策はいつから始めればよいですか?

3月から始めることが推奨されます。春の日差しは穏やかに感じられますが、3〜4月にかけてUVBの量は急増し、真夏に近いレベルになることもあります。日常生活ではSPF30・PA++程度の日焼け止めを毎日使用し、屋外活動が多い日はSPF50・PA++++程度のものを選ぶとよいでしょう。

セルフケアを続けても乾燥肌が改善しない場合はどうすればよいですか?

スキンケアや生活習慣を見直しても改善しない場合や、かゆみ・赤みが強い場合は、皮膚科や美容皮膚科への受診をお勧めします。乾燥肌と思っていた症状がアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患である場合もあります。アイシークリニック大宮院では、肌の状態を丁寧に診察したうえで個人に合った治療やケアのご提案が可能です。

💊 まとめ

春は、紫外線の増加・花粉の飛散・寒暖差・気温や湿度の変動など、さまざまな環境の変化が重なることで、乾燥肌や肌トラブルが生じやすい季節です。冬の乾燥が落ち着いたからといってスキンケアを手抜きするのではなく、むしろ春特有の環境に合わせたケアを積極的に行うことが重要です。

洗顔は優しく丁寧に、保湿は化粧水から乳液・クリームの順に重ねて、紫外線対策は3月から始める、そして花粉の影響を最小限にするための工夫をする、といった基本的なスキンケアを実践することが、春の乾燥肌への第一歩となります。

さらに、スキンケアだけでなく、水分補給や栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠、ストレス管理といった生活習慣の面からも肌のうるおいを支えることが大切です。肌は内側から作られるものであり、日々の生活習慣が肌の状態に大きく影響することを意識しましょう。

それでも症状が改善しない場合や、かゆみ・赤みが強い場合には、早めに皮膚科や美容皮膚科を受診することをおすすめします。正しいケアと専門家のサポートで、春の乾燥肌を上手に乗り越えていきましょう。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 乾燥肌(ドライスキン)のバリア機能・角質層の構造・アトピー性皮膚炎との鑑別など、皮膚疾患に関する医学的根拠の参照
  • 厚生労働省 – 皮膚の健康管理・生活習慣と肌状態の関係・紫外線対策に関する公的な健康情報の参照
  • PubMed – セラミドによるバリア機能維持・保湿成分(ヒュメクタント・エモリエント・オクルシブ)の効果・花粉皮膚炎に関する国際的な医学文献の参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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