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手荒れがひどい時は皮膚科へ|受診の目安や治療法・セルフケアを解説

手荒れは多くの方が経験する身近な肌トラブルですが、症状がひどくなると日常生活に支障をきたすこともあります。かゆみや痛みが続く、ひび割れから出血する、市販薬を使っても改善しないといった場合は、皮膚科を受診することが大切です。本記事では、手荒れがひどい時の皮膚科受診の目安や、実際にどのような治療が行われるのか、また自宅でできるセルフケアや予防法まで詳しく解説します。手荒れでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。


目次

  1. 手荒れとは|原因とメカニズム
  2. 手荒れの種類と症状
  3. 皮膚科を受診すべき目安
  4. 皮膚科で行われる検査と診断
  5. 皮膚科での治療法
  6. 市販薬と処方薬の違い
  7. 自宅でできるセルフケア
  8. 手荒れを予防するための生活習慣
  9. 手荒れが治りにくい場合に考えられる病気
  10. よくある質問

🤲 手荒れとは|原因とメカニズム

手荒れは、医学的には「手湿疹」や「進行性指掌角皮症」と呼ばれる皮膚疾患です。手の皮膚は体の他の部位と比べて皮脂腺が少なく、外部からの刺激を受けやすい特徴があります。そのため、日常的な刺激や乾燥によって皮膚のバリア機能が低下し、炎症を起こしやすい状態になります。

🔍 手荒れの主な原因

手荒れの原因は多岐にわたりますが、主に以下のような要因が挙げられます。

  • 水仕事や洗剤の使用:食器洗いや洗濯、掃除などで水や洗剤に頻繁に触れることで、皮膚の表面にある皮脂膜が洗い流されてしまいます
  • アルコール消毒の頻繁な使用:アルコールには脱脂作用があるため、皮膚の油分を奪い乾燥を促進させます
  • 気温や湿度の低下:特に冬場は空気が乾燥し、皮膚からの水分蒸発が進みやすくなります
  • 職業的な要因:美容師、調理師、医療従事者、清掃業など、水や化学物質に触れる機会の多い職業

⚙️ 手荒れが起こるメカニズム

健康な皮膚の表面には、角質層と呼ばれる層があり、その表面は皮脂と汗が混ざってできた皮脂膜で覆われています。この皮脂膜と角質層がバリア機能を果たし、皮膚内部の水分を保持するとともに、外部からの刺激物質の侵入を防いでいます。

しかし、水仕事や洗剤の使用、アルコール消毒などによって皮脂膜が繰り返し除去されると、角質層の水分が蒸発しやすくなります。すると角質層が乾燥して硬くなり、ひび割れが生じます。さらに、バリア機能が低下した皮膚には刺激物質が侵入しやすくなり、炎症反応が起こります。これが手荒れの発症メカニズムです。

📋 手荒れの種類と症状

手荒れにはいくつかの種類があり、それぞれ症状や原因が異なります。適切な治療を受けるためにも、自分の手荒れがどのタイプに当てはまるのかを把握しておくことが重要です。

🏜️ 乾燥型手湿疹

乾燥型手湿疹は、最も一般的な手荒れのタイプです。皮膚の乾燥が主な原因で、指先や手のひらがカサカサになり、皮がむけたり、ひび割れが生じたりします。症状が進行すると、ひび割れから出血することもあります。

特に冬場に悪化しやすく、水仕事の頻度が高い方に多く見られます。初期の段階ではかゆみはあまりありませんが、症状が進行するとかゆみを伴うこともあります。

💧 湿潤型手湿疹

湿潤型手湿疹は、皮膚に小さな水疱ができ、ジュクジュクと湿った状態になるタイプです。かゆみが強く、掻きむしることで症状が悪化しやすい特徴があります。

アレルギー反応が関与していることが多く、特定の物質に触れた後に症状が現れることがあります。また、汗をかきやすい夏場に悪化することもあります。

🔥 進行性指掌角皮症

進行性指掌角皮症は、主に利き手の指先から始まり、徐々に手のひら全体に広がっていく手荒れです。皮膚が硬くなり、指紋が消失することもあります。

水仕事や紙、布などを頻繁に扱う方に多く見られ、主婦や美容師、事務職の方などに発症しやすいとされています。かゆみよりも乾燥感やつっぱり感が主な症状で、ひび割れによる痛みを伴うこともあります。

🚫 アレルギー性接触皮膚炎

アレルギー性接触皮膚炎は、特定の物質に対するアレルギー反応によって起こる手荒れです。

主なアレルゲンとしては以下が挙げられます:

  • ゴム手袋に含まれるラテックス
  • 金属(ニッケルやクロムなど)
  • 化粧品の成分
  • 植物(うるしなど)

原因物質に触れた部位に赤み、腫れ、水疱、かゆみなどの症状が現れます。原因物質を特定し、それを避けることが治療の基本となります。

⚡ 刺激性接触皮膚炎

刺激性接触皮膚炎は、アレルギー反応ではなく、刺激物質が直接皮膚を傷害することで起こる手荒れです。洗剤、溶剤、酸、アルカリなどの化学物質が原因となることが多く、誰にでも起こりうる症状です。

刺激物質に触れた直後から症状が現れることもあれば、繰り返し触れることで徐々に症状が現れることもあります。赤み、腫れ、ひりひり感、ひび割れなどの症状が特徴です。

高桑康太 医師・当院治療責任者

手荒れは種類によって治療法が大きく異なります。特にアレルギー性と刺激性の違い、また真菌感染症との鑑別は重要です。適切な診断のもとで治療を開始することで、症状の改善期間を大幅に短縮できる場合が多いため、症状が続く場合は早めの受診をお勧めします。

🏥 皮膚科を受診すべき目安

手荒れは軽度であればセルフケアで改善することも多いですが、以下のような症状がある場合は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

💊 市販薬を使っても改善しない

市販のハンドクリームや軟膏を1〜2週間使用しても症状が改善しない場合は、皮膚科を受診しましょう。市販薬では対応できない重度の炎症や、別の皮膚疾患が隠れている可能性があります。

🩸 ひび割れから出血する

皮膚のひび割れが深くなり、出血を伴う場合は受診が必要です。出血するほどのひび割れは、感染症のリスクが高まるだけでなく、治癒までに時間がかかることがあります。皮膚科では、傷の治癒を促進する治療や感染予防のための処置を受けることができます。

😣 強いかゆみや痛みがある

かゆみが強くて眠れない、痛みで日常生活に支障が出るといった場合は、早急に受診しましょう。強い症状は炎症が進行しているサインであり、適切な治療を受けないと症状が長期化することがあります。

💧 水疱やジュクジュクした症状がある

小さな水疱が多数できたり、皮膚がジュクジュクと湿った状態になったりしている場合は、湿潤型の手湿疹やアレルギー性皮膚炎の可能性があります。このような症状は市販薬だけでは改善しにくいため、皮膚科での診察が必要です。

📈 症状が手以外にも広がっている

手の症状が手首や腕、さらには体の他の部位にも広がっている場合は、単なる手荒れではなく、全身性の皮膚疾患やアレルギー疾患の可能性があります。早めに皮膚科を受診して、原因を特定することが重要です。

🔄 繰り返し症状が現れる

一度治っても、また同じ症状が繰り返し現れる場合は、根本的な原因が解決されていない可能性があります。皮膚科では、原因の特定や再発予防のためのアドバイスを受けることができます。

🔬 皮膚科で行われる検査と診断

皮膚科を受診すると、まず問診と視診によって症状の評価が行われます。必要に応じて、原因を特定するための検査が実施されることもあります。

📝 問診

問診では、以下の項目について詳しく聞かれます:

  • 症状がいつから始まったか
  • どのような症状があるか
  • 日常生活でどのような作業をしているか
  • 使用している洗剤や化粧品は何か
  • アレルギー歴や既往歴

受診の際は、普段使用しているハンドクリームや洗剤のパッケージを持参したり、症状の写真を撮っておくと、診察がスムーズに進むことがあります。

👀 視診

医師が直接皮膚の状態を観察し、症状のタイプや重症度を評価します。手荒れの種類によって皮膚の状態が異なるため、視診は診断において非常に重要です。

🩹 パッチテスト

アレルギー性接触皮膚炎が疑われる場合、パッチテスト(貼付試験)が行われることがあります。これは、アレルゲンの可能性がある物質を皮膚に貼り付け、48時間後と72時間後(場合によっては1週間後)に反応を確認する検査です。

検査で特定できるアレルゲン:

  • ゴム・ラテックス
  • 金属(ニッケル、クロムなど)
  • 香料・防腐剤
  • 薬剤成分

🦠 真菌検査

手荒れと似た症状を示す皮膚疾患に、手白癬(手の水虫)があります。手白癬は真菌(カビの一種)による感染症であり、治療法が手湿疹とは異なります。

鑑別が必要な場合は、皮膚の一部を採取して顕微鏡で真菌の有無を確認する検査が行われます。これにより、適切な治療法を選択することができます。

🩸 血液検査

アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患が疑われる場合、血液検査でIgE抗体の値や特異的IgE抗体を調べることがあります。これにより、アレルギー体質の有無や、特定のアレルゲンに対する感作の状態を確認することができます。

💊 皮膚科での治療法

皮膚科では、手荒れの種類や重症度に応じて、さまざまな治療が行われます。主に外用薬(塗り薬)による治療が中心となりますが、症状が重い場合は内服薬が処方されることもあります。

🧴 ステロイド外用薬

ステロイド外用薬は、手荒れの治療において最も広く使用される薬剤です。炎症を抑える効果が高く、かゆみや赤み、腫れなどの症状を速やかに改善することができます。

ステロイド外用薬の特徴:

  • 作用の強さによってランクが分かれている
  • 症状の重症度に応じて適切なものを選択
  • 手は皮膚が厚いため、比較的強めのものを使用
  • 医師の指示に従った適切な使用が重要

💧 保湿剤

保湿剤は、手荒れの治療および予防において欠かせない薬剤です。皮膚のバリア機能を補強し、水分の蒸発を防ぐ効果があります。

主な保湿剤の種類:

  • ヘパリン類似物質:保湿効果に加えて血行促進作用
  • 尿素:角質を柔らかくする作用
  • ワセリン:皮膚表面を覆って水分の蒸発を防ぐ

💊 抗ヒスタミン薬

かゆみが強い場合は、抗ヒスタミン薬の内服薬が処方されることがあります。かゆみを引き起こすヒスタミンという物質の働きを抑え、かゆみを軽減する効果があります。

かゆみを抑えることで、掻きむしりによる症状の悪化を防ぐことができます。特に夜間にかゆみで眠れない場合などに有効です。

🛡️ 免疫抑制外用薬

タクロリムス軟膏などの免疫抑制外用薬は、ステロイド外用薬とは異なる作用機序で炎症を抑える薬剤です。ステロイド外用薬の長期使用による副作用が心配される場合や、ステロイド外用薬で効果が不十分な場合に使用されることがあります。

🦠 抗真菌薬

手白癬(手の水虫)と診断された場合は、抗真菌薬による治療が行われます。外用の抗真菌薬を塗布するのが一般的ですが、症状が広範囲に及ぶ場合や外用薬で効果が不十分な場合は、内服の抗真菌薬が処方されることもあります。

⚖️ 市販薬と処方薬の違い

手荒れの治療には市販薬と処方薬の両方がありますが、それぞれに特徴があります。自分の症状に合った選択をするために、両者の違いを理解しておきましょう。

🔬 成分と効果の違い

市販薬の特徴:

  • 保湿成分やビタミン、弱いステロイドを配合
  • 軽度の手荒れには効果的
  • 中等度以上の症状には効果不十分な場合が多い

処方薬の特徴:

  • 市販薬よりも効果の高いステロイド外用薬
  • 医療用の保湿剤、抗ヒスタミン薬
  • 症状に応じた適切な強さの薬を処方

🩺 診断の有無

市販薬を使用する場合、自己判断で薬を選ぶことになります。しかし、手荒れに似た症状を示す皮膚疾患は多く、誤った自己診断で不適切な薬を使用し続けると、症状が悪化することがあります。

皮膚科を受診すれば、専門医による正確な診断を受けることができ、手白癬やアレルギー性皮膚炎など、手荒れとは異なる疾患の場合は、それに適した治療を受けることができます。

💰 費用の違い

  • 市販薬:購入しやすいが、継続使用で費用がかさむ
  • 処方薬:保険適用で費用を抑えられる、効果が高く治療期間短縮の可能性

💡 アドバイスの有無

皮膚科を受診すると、薬の処方だけでなく、日常生活での注意点やセルフケアの方法についてもアドバイスを受けることができます。原因となっている生活習慣の改善や、再発予防のための具体的な対策を知ることができるのは、処方薬を使用する大きなメリットです。

🏠 自宅でできるセルフケア

皮膚科での治療と並行して、自宅でのセルフケアを行うことで、手荒れの改善を促進し、再発を予防することができます。以下に、効果的なセルフケアの方法を紹介します。

🤲 こまめな保湿

手荒れの予防と改善において、保湿は最も重要なケアです。以下のタイミングで保湿剤を塗るようにしましょう:

  • 手を洗った後
  • 水仕事の後
  • 就寝前
  • 外出前
  • 気付いた時にいつでも

保湿剤を選ぶ際は、自分の肌質や症状に合ったものを選ぶことが大切です。香料や着色料などの添加物が少ない製品を選ぶと、刺激が少なく安心です。

🧤 手袋の着用

水仕事をする際は、ゴム手袋やビニール手袋を着用して、直接水や洗剤に触れないようにしましょう。ただし、以下の点に注意が必要です:

  • ゴム手袋の内側は蒸れやすい
  • 内側に綿手袋を着用する
  • 使用時間を短くする
  • 冬場は外出時に手袋を着用

🚿 手洗いの工夫

手を洗う際の注意点:

  • 熱いお湯ではなくぬるま湯を使用
  • 低刺激性の石鹸を選ぶ
  • 泡立ててから優しく洗う
  • 清潔なタオルで押さえるように拭く
  • 手洗い後はすぐに保湿

🌙 ナイトケア

就寝前に保湿剤をたっぷり塗り、綿の手袋を着用して眠る「ナイトケア」は、手荒れの改善に効果的です。睡眠中は皮膚の修復が活発に行われるため、この時間を利用して集中的にケアすることで、翌朝には皮膚がしっとりと柔らかくなっていることが期待できます。

💅 爪のケア

  • 爪を短く切り、掻きむしりを防ぐ
  • 爪周りにも保湿剤を塗布
  • やすりで爪先を滑らかにする

🌱 手荒れを予防するための生活習慣

手荒れは一度治っても、原因となる生活習慣を改善しなければ再発しやすい傾向があります。以下に、手荒れを予防するための生活習慣のポイントを紹介します。

⏰ 水仕事の時間を減らす

水仕事を減らす工夫:

  • 食器洗い機の活用
  • まとめ洗いの実践
  • 必ず手袋を着用
  • 作業後の保湿ケア

🧽 洗剤を見直す

使用している洗剤が手荒れの原因になっている可能性があります。以下の点を考慮して洗剤を選びましょう:

  • 界面活性剤の濃度が低い洗剤
  • 手肌に優しい成分を使用した洗剤
  • 適量を守った使用
  • 濃い濃度での使用を避ける

🧴 アルコール消毒の後は保湿を

感染症予防のためにアルコール消毒は欠かせませんが、消毒後は必ず保湿ケアを行いましょう。保湿成分が配合された手指消毒剤を選ぶのも一つの方法です。

💨 室内の湿度を保つ

冬場は暖房の使用によって室内の湿度が低下しやすくなります。以下の方法で湿度を保ちましょう:

  • 加湿器の使用
  • 濡れたタオルを干す
  • 室内の湿度を50〜60%程度に保つ

🍎 バランスの良い食事

皮膚の健康を維持するために重要な栄養素:

  • ビタミンA:緑黄色野菜、レバー
  • ビタミンB群:肉、魚、大豆製品
  • ビタミンC:果物、野菜
  • ビタミンE:ナッツ類、植物油
  • 亜鉛:魚、肉、種実類

😴 十分な睡眠

睡眠中は成長ホルモンが分泌され、皮膚の修復と再生が活発に行われます。十分な睡眠をとることで、皮膚のバリア機能を維持し、手荒れの予防と改善につながります。

😌 ストレス管理

ストレスは免疫機能やホルモンバランスに影響を与え、皮膚の状態を悪化させることがあります。以下の方法でストレスを管理しましょう:

  • 適度な運動
  • 趣味の時間
  • リラクゼーション
  • 規則正しい生活

🚨 手荒れが治りにくい場合に考えられる病気

適切な治療やセルフケアを行っても手荒れがなかなか治らない場合、他の皮膚疾患が隠れている可能性があります。以下に、手荒れと似た症状を示す代表的な疾患を紹介します。

🦶 手白癬(手の水虫)

手白癬は、白癬菌という真菌(カビ)によって引き起こされる感染症です。足の水虫と同じ原因菌によるもので、足から手に感染することが多いです。

手白癬の特徴:

  • 症状は手湿疹と似ている
  • 片手だけに症状が出ることが多い
  • 皮膚がカサカサになる、皮がむける
  • 小さな水疱ができることもある
  • 抗真菌薬でないと治らない

🔴 掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に膿疱(膿を持った水疱)が繰り返しできる慢性の皮膚疾患です。

関与する要因:

  • 喫煙
  • 金属アレルギー
  • 扁桃炎
  • 歯周病

膿疱は感染性ではなく、周囲にうつる心配はありません。治療には外用薬に加えて、内服薬や紫外線療法が用いられることがあります。

🌟 乾癬

乾癬は、皮膚の新陳代謝が異常に活発になることで、皮膚が厚くなり、銀白色のフケのようなものが付着する慢性の皮膚疾患です。手のひらに症状が現れることもあり、ひび割れや皮膚の硬化などの症状を引き起こします。

乾癬は自己免疫疾患の一種であり、治療には外用薬、内服薬、光線療法、生物学的製剤などが用いられます。

🌿 アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が慢性的に繰り返される皮膚疾患です。遺伝的な素因とアレルギー体質が関与しており、子どもの頃から症状がある方も多いですが、成人になってから発症することもあります。

アトピー性皮膚炎の特徴:

  • 手だけでなく顔や肘の内側、膝の裏側にも症状
  • 通常の手湿疹よりも治りにくい
  • 長期間にわたる治療が必要
  • 皮膚のバリア機能が弱く手荒れも起こしやすい

🕷️ 疥癬

疥癬は、ヒゼンダニという小さなダニが皮膚に寄生することで起こる感染症です。

疥癬の特徴:

  • 強いかゆみ(特に夜間)
  • 手の指の間や手首に症状が現れやすい
  • 接触によって感染
  • 家族内で感染が広がることがある
  • 殺ダニ効果のある薬での治療が必要
🕷️ 疥癬

❓ よくある質問

手荒れで皮膚科を受診する場合、どのような準備が必要ですか?

特別な準備は必要ありませんが、普段使用しているハンドクリームや洗剤の名前をメモしておくと診察がスムーズです。また、症状がひどい時の写真があれば持参すると、医師が症状の経過を把握しやすくなります。お薬手帳をお持ちの場合は、持参してください。

皮膚科で処方されるステロイド外用薬は安全ですか?

医師の指示に従って正しく使用すれば、ステロイド外用薬は安全で効果的な治療薬です。長期間の使用や過剰な使用を避け、症状が改善したら徐々に使用頻度を減らすことが重要です。不安な点があれば、遠慮なく担当医に相談してください。

手荒れはどのくらいの期間で治りますか?

手荒れの治癒期間は、症状の重症度や原因、治療への反応によって異なります。軽度の手荒れであれば1〜2週間で改善することもありますが、慢性化した手荒れの場合は数か月かかることもあります。原因となる刺激を避け、適切な治療とセルフケアを継続することが早期改善への鍵となります。

手荒れがあるときのハンドクリームの選び方を教えてください。

手荒れがあるときは、香料や着色料などの添加物が少ない低刺激性のハンドクリームを選びましょう。セラミド、ヘパリン類似物質、尿素、ワセリンなどの保湿成分が配合されているものがおすすめです。かゆみや赤みがある場合は、抗炎症成分が配合されたものを選ぶとよいでしょう。症状が重い場合は、皮膚科で処方される保湿剤を使用するのが効果的です。

子どもの手荒れも皮膚科で診てもらえますか?

はい、子どもの手荒れも皮膚科で診察を受けることができます。子どもは皮膚が薄くデリケートなため、大人とは異なる配慮が必要な場合があります。小児皮膚科を標榜している医療機関や、子どもの診療経験が豊富な皮膚科を選ぶと安心です。

手荒れとアトピー性皮膚炎の違いは何ですか?

手荒れは主に外的刺激によって起こる局所的な皮膚トラブルです。一方、アトピー性皮膚炎は遺伝的な素因とアレルギー体質が関与する全身性の皮膚疾患で、手だけでなく顔や肘の内側、膝の裏側などにも症状が現れることが多いです。アトピー性皮膚炎の方は皮膚のバリア機能が弱いため、手荒れも起こしやすい傾向があります。


参考文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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