「朝起きたら顔がパンパン」「夕方になると足がむくんで靴がきつい」このような経験はありませんか。むくみの原因はさまざまですが、塩分の摂りすぎが大きく関係していることをご存知でしょうか。日本人は世界的に見ても塩分摂取量が多い傾向にあり、むくみに悩む方が少なくありません。本記事では、塩分の摂りすぎでむくみが起こるメカニズムから、効果的な解消法、日常生活での予防策まで詳しく解説します。むくみを改善して快適な毎日を過ごすためのヒントをお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
- 塩分の摂りすぎでむくみが起こる仕組み
- むくみを引き起こす塩分量の目安
- 塩分の摂りすぎによるむくみの特徴と症状
- 塩分によるむくみを解消する方法
- むくみを予防するための塩分コントロール
- 塩分以外のむくみの原因
- 医療機関の受診が必要なむくみ
- よくある質問
- 参考文献
🧪 塩分の摂りすぎでむくみが起こる仕組み
塩分を摂りすぎるとなぜむくみが生じるのか、その仕組みを理解することは、むくみ対策の第一歩となります。ここでは、体内で塩分がどのように作用してむくみを引き起こすのかを詳しく見ていきましょう。
💧 塩分と水分の関係
塩分の主成分であるナトリウムは、体内の水分バランスを調整する重要な役割を担っています。私たちの体には、ナトリウム濃度を一定に保とうとする機能が備わっており、塩分を多く摂取すると体は水分を溜め込んでナトリウム濃度を薄めようとします。この現象が、むくみの直接的な原因となります。
具体的には、血液中のナトリウム濃度が上昇すると、脳の視床下部にある浸透圧受容器がこれを感知します。すると、抗利尿ホルモン(バソプレシン)の分泌が促進され、腎臓での水分再吸収が増加します。
同時に、喉の渇きを感じて水分を多く摂取するようになります。結果として、体内に水分が蓄積され、細胞間質に水分が溜まってむくみとなって現れるのです。
⚖️ 浸透圧のバランスと細胞間質液
人体の約60%は水分で構成されており、この水分は以下に分かれています:
- 細胞内液
- 細胞外液(血漿と細胞間質液に分類)
通常、これらの間には浸透圧のバランスが保たれていますが、塩分の過剰摂取によってこのバランスが崩れます。
ナトリウム濃度が上昇すると、浸透圧の作用により水分が血管内から細胞間質へと移動します。細胞間質液が増加すると、組織が膨張してむくみとして認識されるようになります。特に、重力の影響を受けやすい下肢や、皮膚が薄い顔面ではむくみが目立ちやすくなります。
🔄 腎臓の働きとナトリウム排泄
腎臓は体内のナトリウム量を調節する中心的な臓器です。健康な腎臓は過剰なナトリウムを尿として排泄する機能を持っていますが、塩分摂取量が多すぎると処理能力を超えてしまうことがあります。
また、腎機能が低下している場合は、ナトリウムの排泄能力が落ちているため、より少量の塩分でもむくみが生じやすくなります。
腎臓でのナトリウム排泄には、アルドステロンというホルモンが関与しています。塩分摂取量が増えると、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の働きが変化し、ナトリウムと水分の再吸収量が調整されます。しかし、この調節機構にも限界があり、慢性的な高塩分摂取は体内に水分を溜め込む原因となるのです。
📊 むくみを引き起こす塩分量の目安
むくみを予防するためには、適切な塩分摂取量を知ることが重要です。日本人の平均的な塩分摂取量と推奨される摂取量には大きな差があり、多くの方が知らず知らずのうちに塩分を摂りすぎている可能性があります。
🇯🇵 日本人の塩分摂取の現状
厚生労働省の調査によると、日本人の1日あたりの食塩摂取量は以下の通りです:
- 男性:約10.9g
- 女性:約9.3g
これは世界的に見ても高い水準であり、日本食に含まれる醤油、味噌、漬物などの塩蔵食品が主な原因とされています。また、外食やインスタント食品、加工食品の利用頻度が高い方は、さらに多くの塩分を摂取している傾向があります。
特に注意が必要なのは、塩分が多い食品を自覚なく食べているケースです。パンやハム、ソーセージ、チーズなどの加工食品には意外と多くの塩分が含まれています。また、調味料を多用する料理方法も塩分摂取量を増加させる要因となります。
📋 厚生労働省の推奨摂取量
厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、成人の1日あたりの食塩摂取目標量を以下のように設定しています:
- 男性:7.5g未満
- 女性:6.5g未満
ただし、高血圧の予防・改善のためには、さらに低い値である6g未満が望ましいとされています。
世界保健機関(WHO)のガイドラインでは、成人の1日あたりの食塩摂取量は5g未満を推奨しています。日本人の現状の摂取量がこれらの目標値を大きく上回っていることからも、減塩の重要性が分かります。むくみを予防するためには、まず自分の塩分摂取量を把握し、段階的に減らしていくことが効果的です。
⚠️ 塩分過多になりやすい食習慣
塩分過多になりやすい食習慣として、以下のようなものが挙げられます:
- 外食やテイクアウトを頻繁に利用する
- インスタント食品やレトルト食品をよく食べる
- 漬物や塩辛などの塩蔵品が好き
- 料理の味付けで醤油や塩を多用する
- ラーメンやうどんの汁を飲み干す習慣がある
さらに、見落としがちな塩分源として、パンやシリアル、調理済みサラダなどがあります。これらの食品は塩味を感じにくいものの、製造過程で塩分が添加されていることが多いです。栄養成分表示を確認して、食塩相当量をチェックする習慣をつけることが大切です。
🔍 塩分の摂りすぎによるむくみの特徴と症状
塩分の摂りすぎによるむくみには、いくつかの特徴的な症状があります。他の原因によるむくみと区別するためにも、これらの特徴を理解しておくことが重要です。
⏰ 塩分性むくみの現れ方
塩分の摂りすぎによるむくみは、通常、塩分を多く摂取した翌日や数時間後に現れることが多いです。顔、手足、足首などに生じやすく、押すとへこみが残る「圧痕性浮腫」の形態を取ることがあります。
典型的な症状には以下があります:
- 朝起きたときに顔がむくんでいる
- 夕方になると足がパンパンになる
- 体重の一時的な増加(1〜2kg)
塩分性むくみの特徴として、体重の一時的な増加が挙げられます。体内に水分が溜まることで、1〜2kgの体重増加が見られることもあります。ただし、これは脂肪の増加ではなく水分によるものであり、塩分摂取を控えることで数日以内に改善することが多いです。
📍 むくみが起こりやすい部位
塩分によるむくみは、重力の影響を受けやすい部位に生じやすい傾向があります:
- 日中:下肢、特に足首や足の甲
- 就寝時:顔や手
- まぶた:皮膚が薄く組織が柔らかいため目立ちやすい
これが、夕方に足がむくみ、朝に顔がむくむという典型的なパターンを生み出しています。
また、まぶたは皮膚が薄く組織が柔らかいため、むくみが目立ちやすい部位です。塩分を摂りすぎた翌朝に目が腫れぼったくなるのは、この部位の特性によるものです。指輪が抜けにくくなる、靴がきつく感じるなども塩分性むくみの一般的な症状として知られています。
😣 むくみに伴う不快症状
むくみそのものに加えて、さまざまな不快症状を伴うことがあります:
- 足のだるさや重さ
- 皮膚が引っ張られる感覚
- 衣服や靴が窮屈に感じる
- 喉の渇き
- 血圧の上昇に伴う頭痛や肩こり
塩分の過剰摂取は、むくみだけでなく喉の渇きも引き起こします。水分を多く摂取することでさらにむくみが悪化する悪循環に陥ることもあります。また、血圧の上昇を招くこともあり、頭痛や肩こりなどの症状が現れることもあります。
🩺 塩分によるむくみを解消する方法
塩分の摂りすぎでむくみが生じてしまった場合、いくつかの方法で解消を促すことができます。ここでは、効果的なむくみ解消法をご紹介します。
🍌 カリウムを積極的に摂取する
カリウムは、ナトリウムを体外に排出する作用があるミネラルです。カリウムを積極的に摂取することで、体内のナトリウムバランスを整え、むくみの解消を促すことができます。
カリウムが豊富な食品には以下があります:
- 果物:バナナ、アボカド、キウイ、メロン
- 野菜:ほうれん草、小松菜、かぼちゃ
- いも類:さつまいも、じゃがいも
- 豆類:納豆、枝豆
- 海藻類:わかめ、昆布
調理によってカリウムが失われることがあるため、生で食べられるものは生のまま、または茹で汁ごと摂取できる調理法を選ぶと効果的です。ただし、腎機能に問題がある方はカリウムの過剰摂取に注意が必要なため、医師に相談することをお勧めします。
💧 適度な水分摂取を心がける
むくんでいるときに水分を控えたくなるかもしれませんが、適度な水分摂取はむくみ解消に重要です。水分を十分に摂取することで、腎臓の機能が正常に働き、余分なナトリウムを尿として排出しやすくなります。
水分摂取のポイント:
- 一般的に1日あたり1.5〜2リットル程度が推奨
- 一度に大量に飲まず、こまめに少量ずつ摂取
- 白湯やハーブティーなど刺激の少ない飲み物を選ぶ
- カフェインやアルコールの過度な摂取は避ける
🏃♀️ 運動とマッサージで血行を促進する
適度な運動は、血液やリンパ液の循環を促進し、むくみの解消に効果的です。
おすすめの運動:
- ウォーキング
- 軽いジョギング
- 水泳
- 足首を回す運動
デスクワークが多い方は、1時間に1回は立ち上がって歩いたり、足首を回したりするなどの軽い運動を心がけましょう。
効果的なマッサージ方法:
- 足首から膝に向かってマッサージ
- 膝から太ももに向かってマッサージ
- 心臓に向かう方向で行う
- 入浴中や入浴後の体が温まっているときに実施
また、弾性ストッキングの着用も、下肢のむくみ予防・改善に役立ちます。
🛏️ 足を高くして休む
足のむくみには、足を高くして休むことが効果的です。横になるときにクッションや枕を使って足を心臓より高い位置に上げることで、重力を利用して下肢に溜まった水分を体幹に戻すことができます。
実践のポイント:
- 就寝時に足を少し高くして寝る
- 長時間同じ姿勢を避ける
- デスクワーク中は定期的に立ち上がる
- 座ったまま足首を動かす
🛁 入浴でリラックスする
入浴はむくみ解消に効果的な方法の一つです。温かいお湯につかることで血管が拡張し、血液循環が改善されます。また、水圧によって下肢に溜まった水分が上半身に押し戻される効果もあります。
推奨入浴法:
- 38〜40℃程度のぬるめのお湯
- 15〜20分程度の入浴時間
- 入浴中に足のマッサージを併用
- 入浴後のストレッチで効果アップ
ただし、心臓に疾患がある方や高血圧の方は、入浴方法について医師に相談することをお勧めします。
🎯 むくみを予防するための塩分コントロール
むくみを根本的に予防するためには、日常的な塩分摂取量のコントロールが重要です。急激な減塩は続きにくいため、無理のない範囲で少しずつ塩分を減らしていくことがポイントです。
👩🍳 調理時の減塩テクニック
家庭での調理時に実践できる減塩テクニックをご紹介します:
基本的な減塩方法:
- 塩や醤油などの調味料を計量して使用
- 目分量ではなく、実際の使用量を把握
- 調味料は食材にかけるのではなく、つけて食べる
味に深みを出す工夫:
- 酸味:レモン汁、お酢
- 香味野菜:生姜、にんにく、ねぎ
- スパイス:カレー粉、ハーブ類
- だし:昆布、かつお節でしっかりとったうま味
🍽️ 外食時の塩分対策
外食は一般的に塩分が多い傾向にあるため、いくつかの対策が必要です:
- 麺類:ラーメンやうどんなどのスープを飲み干さない
- 定食:漬物や味噌汁を残すか量を減らしてもらう
- 調味料:ドレッシングやソースは別添えにして量を調整
- メニュー選択:減塩メニューや栄養成分表示を確認
最近では、減塩メニューを提供する飲食店も増えています。栄養成分表示がある場合は、食塩相当量を確認してメニューを選ぶのも一つの方法です。
🛒 加工食品の選び方
加工食品を購入する際は、栄養成分表示を確認する習慣をつけましょう:
- 食塩相当量をチェック
- 同じ種類の食品でもメーカーや製品による違いを比較
- 減塩タイプの製品を選択
- 使用量には引き続き注意
最近は以下のような減塩タイプの製品が多く販売されています:
- 醤油、味噌、だしの素
- ハム、ソーセージ
- 各種調味料
ただし、減塩製品だからといって多く使っては意味がないため、使用量には引き続き注意が必要です。
📈 段階的な減塩のすすめ
急激に塩分を減らすと、味気なく感じてしまい長続きしません。段階的な減塩が効果的です:
減塩のステップ:
- 現在の塩分摂取量から1割程度減らす
- 2〜3週間かけて少しずつ減らしていく
- 慣れてきたらさらに減らしていく
味覚は3週間程度で変化するといわれています。最初は物足りなく感じても、続けているうちに素材本来の味を感じられるようになり、以前食べていたものが塩辛く感じるようになることもあります。家族で一緒に取り組むと、お互いに励まし合いながら続けられるでしょう。
🔍 塩分以外のむくみの原因
むくみは塩分の摂りすぎだけでなく、さまざまな原因で起こります。塩分を控えてもむくみが改善しない場合は、他の原因が隠れている可能性があります。
🏢 生活習慣に関連するむくみ
以下の生活習慣がむくみの原因となることがあります:
- 姿勢の問題:長時間の立ち仕事や座り仕事
- 運動不足:筋肉のポンプ機能の低下
- 睡眠不足:自律神経のバランスの乱れ
- ストレス:ホルモンバランスの乱れ
- 飲酒:翌朝の顔のむくみの原因
長時間の立ち仕事や座り仕事は、下肢のむくみを引き起こす代表的な原因です。同じ姿勢を続けることで、下肢の血液やリンパ液の循環が悪くなり、水分が溜まりやすくなります。
睡眠不足やストレスもむくみに関係しています。睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、体内の水分調節機能に影響を与えることがあります。
👩 女性特有のむくみ
女性は男性に比べてむくみが起こりやすい傾向があります:
- 月経前:プロゲステロンの影響で水分を溜め込みやすくなる
- 妊娠中:血液量の増加、ホルモンバランスの変化
- 更年期:エストロゲンの減少による血管機能の変化
月経前はプロゲステロンの影響で体内に水分を溜め込みやすくなり、むくみが生じることがあります。これは月経前症候群(PMS)の症状の一つとして知られています。
妊娠中もむくみが起こりやすい時期です。血液量の増加、ホルモンバランスの変化、子宮による静脈の圧迫などが原因として挙げられます。
💊 薬剤によるむくみ
一部の薬剤は副作用としてむくみを引き起こすことがあります:
- カルシウム拮抗薬などの降圧剤
- 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
- ステロイド剤
- ピオグリタゾンなどの糖尿病治療薬
- 一部の抗うつ薬
新しい薬を開始した後にむくみが出現した場合は、薬剤が原因の可能性を考慮する必要があります。ただし、自己判断で薬を中止することは危険なため、必ず医師に相談してください。
🏥 医療機関の受診が必要なむくみ
多くのむくみは生活習慣の改善で解消できますが、中には医療機関での診察が必要なケースもあります。以下のような症状がある場合は、早めに医師の診察を受けることをお勧めします。
⚠️ 注意が必要なむくみの症状
以下の症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください:
- 緊急性が高い症状:
- 急激なむくみの悪化
- 片足だけがむくんでいる(特に痛みや熱感を伴う場合)
- むくみとともに息苦しさを感じる
- 腎臓の問題が疑われる症状:
- 顔全体のむくみ + 尿量の減少
- 食欲不振や全身倦怠感を伴うむくみ
特に、片足のむくみに痛みや熱感を伴う場合は、深部静脈血栓症の可能性があり、緊急性が高い状態です。
🩺 むくみの原因となる疾患
むくみの原因となる主な疾患:
- 心疾患:心不全
- 腎疾患:慢性腎臓病、急性腎炎
- 肝疾患:肝硬変
- 内分泌疾患:甲状腺機能低下症
- 血管疾患:深部静脈血栓症
心不全では心臓のポンプ機能が低下し、静脈に血液がうっ滞してむくみが生じます。腎臓病では水分とナトリウムの排泄能力が低下し、体内に水分が溜まりやすくなります。
肝硬変ではアルブミンの産生が低下し、血液の浸透圧が下がることでむくみが生じます。甲状腺機能低下症では、ムチン多糖類が皮下に蓄積し、特有のむくみ(粘液水腫)が起こります。
🔬 むくみの検査と診断
医療機関でむくみの原因を調べる際の検査:
基本的な診察:
- 問診(発症時期、経過、随伴症状、既往歴、服用薬剤)
- 身体診察(むくみの性状、範囲、皮膚の状態)
必要に応じた検査:
- 血液検査:腎機能、肝機能、甲状腺機能、BNP、アルブミン値
- 尿検査:蛋白尿、血尿の有無
- 画像検査:心電図、胸部レントゲン、心エコー、腹部エコー
これらの検査結果を総合的に判断して、むくみの原因を特定し、適切な治療方針を決定します。

❓ よくある質問
塩分摂取を控えれば、通常は1〜3日程度でむくみが解消されることが多いです。十分な水分摂取とカリウムを含む食品の摂取、適度な運動を心がけることで、より早く解消される場合もあります。ただし、1週間以上むくみが続く場合は、塩分以外の原因が考えられるため、医療機関を受診することをお勧めします。
むくんでいるときでも、水分を極端に控える必要はありません。むしろ、適度な水分摂取は腎臓の機能を正常に保ち、余分なナトリウムを排出するのに役立ちます。ただし、一度に大量に飲むのではなく、こまめに少量ずつ摂取することが効果的です。心臓や腎臓に疾患がある方は、水分摂取量について医師の指示に従ってください。
カリウムを多く含む食品には、バナナ、アボカド、キウイ、メロンなどの果物、ほうれん草、小松菜、かぼちゃなどの野菜、さつまいも、じゃがいもなどのいも類、納豆、枝豆などの豆類、わかめ、昆布などの海藻類があります。これらの食品を積極的に摂取することで、体内のナトリウムバランスを整え、むくみの解消・予防に役立ちます。
減塩タイプの調味料は、通常の製品に比べて塩分が20〜50%程度カットされていますが、全く塩分がないわけではありません。減塩製品だからといって多く使っては効果が薄れてしまいます。減塩製品を使う場合も、使用量を意識し、計量して使用することをお勧めします。減塩製品と通常製品を併用しながら、徐々に薄味に慣れていくことが効果的です。
朝の顔のむくみは、前日の塩分摂取量が影響している可能性がありますが、それだけが原因とは限りません。就寝中は横になっているため、水分が顔に移動しやすくなります。また、睡眠不足、飲酒、月経前のホルモン変動なども朝のむくみに関係します。塩分を控えてもむくみが続く場合は、他の原因を検討する必要があります。
📚 参考文献
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
- 厚生労働省「国民健康・栄養調査」
- 日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン」
- 国立循環器病研究センター「循環器病について知る」
- 日本腎臓学会「腎臓病診療ガイドライン」
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
塩分の摂りすぎによるむくみは、体の正常な生理反応の結果です。特に日本人は醤油や味噌などの調味料を多用する食文化があるため、知らず知らずのうちに塩分過多になりがちです。適切な塩分制限と水分バランスの調整により、多くの方でむくみの改善が期待できます。