「一つの毛穴から複数の毛が生えている」と気づいて、不思議に思ったり、どう対処すればいいか悩んだりしている方は少なくありません。毛穴をよく観察してみると、1本だけでなく2本、3本と毛が束になって出ているケースがあります。これは一体なぜ起きるのでしょうか。また、そのまま放置しても問題ないのか、何か特別なケアが必要なのかも気になるところです。この記事では、一つの毛穴から複数の毛が生える仕組みや原因、日常的なケアの注意点、脱毛との関係について詳しく解説します。正しい知識を持って、肌や毛穴のトラブルを防ぎましょう。
目次
- 毛穴と毛の基本的な仕組み
- 一つの毛穴から複数の毛が生えるのはなぜ?
- 複数毛が生えやすい部位はどこ?
- 放置するとどうなる?リスクと注意点
- 自己処理の際に気をつけること
- 毛穴ケアで大切なポイント
- 医療脱毛と複数毛の関係
- クリニックに相談するタイミング
- まとめ
この記事のポイント
一つの毛穴から複数の毛が生えるのは、毛包群という生まれつきの構造が主な原因で多くは異常ではないが、毛抜きによる毛包ダメージや埋没毛のリスクもあり、炎症時は皮膚科受診、根本改善には医療脱毛が有効。
🎯 毛穴と毛の基本的な仕組み
まず、毛穴と毛の基本的な構造について理解しておきましょう。私たちの皮膚の表面には無数の毛穴が存在しており、それぞれの毛穴の奥には「毛包(もうほう)」と呼ばれる袋状の組織があります。毛はこの毛包の中にある「毛乳頭」という部分で作られ、毛穴を通って皮膚の外へ伸びていきます。
毛包は単独で存在するものと、複数の毛包が集まってひとつのグループを形成しているものがあります。後者を「毛包群(もうほうぐん)」または「複合毛包」と呼びます。毛包群では、複数の毛包がひとつの毛穴の出口(毛孔)を共有するように配置されているため、皮膚の表面から見ると「一つの穴から複数の毛が出ている」ように見えるのです。
また、毛穴の周囲には皮脂腺があり、皮脂を分泌することで肌の潤いを保っています。この皮脂腺も毛包と密接に関係しており、皮脂の分泌量や毛穴の状態は複数毛が生えるかどうかにも影響を与えることがあります。
人間の体の毛は部位によって性質が異なります。太くて硬い毛(終毛)と、細くて柔らかい産毛(軟毛)では毛包の構造も異なり、複数の毛が生える頻度も変わってきます。体のどの部位に注目しているかによっても、複数毛の見え方や発生しやすさが変わってくることを覚えておきましょう。
Q. 一つの毛穴から複数の毛が生えるのはなぜですか?
主な原因は「毛包群」という生まれつきの構造で、複数の毛包がひとつの毛穴の出口を共有するため、皮膚表面から見ると複数の毛が一か所から出ているように見えます。眉毛・頭皮・ひげエリアで特に多く見られ、多くは異常ではありません。
📋 一つの毛穴から複数の毛が生えるのはなぜ?
一つの毛穴から複数の毛が生える理由には、いくつかの異なるメカニズムがあります。それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。
🦠 もともとの体の仕組み(多毛性毛包)
先ほど説明した通り、毛包群という構造がもともと体に備わっている場合があります。これは異常ではなく、生まれつきの特徴です。眉毛や頭皮、ひげの生えるエリアなどでは、毛包群が比較的多く見られます。この場合、一つの毛穴出口から2〜3本、場合によってはそれ以上の毛が生えることがあります。これは体の正常な構造のバリエーションのひとつであり、特にケアが必要というわけではありません。
👴 毛の成長サイクルのずれ
毛には「成長期」「退行期」「休止期」というサイクルがあります。通常、一つの毛包では一本の毛が成長しているはずですが、このサイクルが何らかの理由でずれると、複数の毛が同じ毛穴から出ているように見えることがあります。例えば、古い毛がまだ残っている状態で新しい毛が生えてきた場合、一時的に複数本が同じ毛穴から出ているように観察されることがあります。
🔸 毛抜きや自己処理による影響
毛抜きで毛を引き抜く習慣がある方に特に多く見られる原因です。毛を無理に引き抜くと、毛包が傷ついたり変形したりすることがあります。傷ついた毛包が修復される過程で毛包が分裂することがあり、それによって一つの毛穴から複数の毛が生えるようになることがあります。これを「毛包の分裂」と呼ぶことがあります。また、毛抜きを繰り返すことで毛の生え方が変化し、本来まっすぐ生えるはずの毛が曲がって成長したり、皮膚の下で折れ曲がったりするケースもあります。
💧 埋没毛(埋もれ毛)との混同
「一つの毛穴から複数の毛が生えている」と思って確認してみたら、実は「埋没毛(まいぼつもう)」だったというケースもあります。埋没毛とは、毛が皮膚の下で成長してしまい、表面に出てこられなくなった状態です。自己処理後や毛穴が詰まっている場合に起きやすく、皮膚の下で毛がとぐろを巻いているように見えることがあります。一見すると複数の毛が集まっているように見えますが、これは別の毛ではなく、一本の毛が皮膚の下で折れ曲がっているものです。
✨ ホルモンバランスの変化
ホルモンバランスの変化も毛の性質に影響を与えることがあります。特に男性ホルモン(アンドロゲン)の影響を強く受ける部位では、毛が太くなったり、毛包の状態が変化したりすることがあります。これが複数の毛が生えるように見える一因になることもあります。思春期、妊娠、更年期など、ホルモンバランスが大きく変動する時期に毛の状態が変わることは珍しくありません。
💊 複数毛が生えやすい部位はどこ?
一つの毛穴から複数の毛が生えやすい部位には、ある程度の傾向があります。どの部位で特に見られやすいのかを知っておくと、日常的なケアにも役立てやすくなります。
📌 眉毛・まつ毛エリア
眉毛は複数毛が生えやすい代表的な部位のひとつです。毛包群が集まりやすい構造を持っており、一つの毛穴から2〜3本生えているケースも珍しくありません。まつ毛も同様に、複数本が同じ根元から生えているように見えることがあります。これは多くの場合、生まれつきの体の特徴であり、問題のある状態ではありません。
▶️ 頭皮
頭皮は毛包群が特に多く見られる部位です。健康な頭皮では、一つの毛穴から2〜4本程度の毛が生えていることが多く、これは正常な状態です。ただし、頭皮の状態が悪化したり、特定の疾患があったりする場合は毛の生え方に変化が出ることもあります。
🔹 ひげエリア(男性)
男性のひげが生える部位でも、一つの毛穴から複数の毛が生えるケースが見られます。特に毛が密生している顎や口周りでは、毛包群によって複数本が束になって生えることがあります。ひげ剃りの際に複数の毛が同時に引っかかることで、肌への摩擦や刺激が増すことがあるため、丁寧な処理が必要です。
📍 脚・ひざ下
脚は自己処理をする機会が多い部位のため、毛抜きや電気シェーバーの使用によって毛包が変形し、複数の毛が生えるようになることがあります。特にひざ下は毛が比較的太く、処理の際に毛包にダメージを与えやすいエリアです。
💫 ビキニライン・VIOエリア
ビキニラインやVIOエリア(陰部周辺)は皮膚が薄く、摩擦や刺激を受けやすい部位です。自己処理を繰り返すうちに毛包にダメージが蓄積し、複数毛が生じやすくなることがあります。また、この部位は皮膚が密着することで蒸れやすく、毛穴が詰まりやすい環境でもあります。埋没毛が生じやすい部位でもあり、複数毛と混同されることもあります。
🦠 わきの下
わきの下も毛が太く、自己処理の頻度が高い部位です。毛抜きを使ってケアしている方では、毛包のダメージが蓄積して複数毛が生えやすくなることがあります。
Q. 毛抜きを使うと複数毛が増えることはありますか?
毛抜きで繰り返し毛を引き抜くと、毛包が傷ついて変形し、修復の過程で毛包が分裂することがあります。その結果、一つの毛穴から複数の毛が生えやすくなります。また、埋没毛や毛包炎の原因にもなるため、毛抜きの使用は可能な限り控えることが推奨されます。
🏥 放置するとどうなる?リスクと注意点
一つの毛穴から複数の毛が生えている場合、そのまま放置しても問題ないケースと、何らかの対処が必要なケースがあります。それぞれの状況を確認してみましょう。
👴 放置しても問題ないケース
もともとの毛包群によって複数の毛が生えている場合は、特に問題はありません。皮膚に炎症もなく、見た目が気になる以外の症状がなければ、特別なケアをしなくても大丈夫です。頭皮や眉毛エリアでの複数毛は多くの場合これに該当します。
🔸 毛穴詰まりや炎症のリスク
一方で、複数の毛が一つの毛穴から生えている状態が続くと、毛穴が詰まりやすくなることがあります。複数の毛が密集することで、周囲の古い角質や皮脂が毛穴内にたまりやすくなり、毛穴詰まり(コメド)の原因になることがあります。特に皮脂分泌が多い部位では、毛穴詰まりが炎症を起こし、ニキビやフォリキュライティス(毛包炎)につながることがあります。
💧 毛包炎(フォリキュライティス)
毛包炎とは、毛包に細菌や真菌が感染して炎症が起きた状態です。毛穴に複数の毛が生えていると、毛穴が通常より広がっていたり、毛穴周辺の皮膚の状態が変化していたりすることがあります。そこに汗や皮脂がたまると、細菌が繁殖しやすい環境が生まれます。毛包炎になると、毛穴の周辺が赤くなり、小さな膿を持つことがあります。かゆみや痛みを伴うこともあるため、放置せず皮膚科で診てもらうことが大切です。
✨ 埋没毛による皮膚トラブル
埋没毛が生じている場合は特に注意が必要です。皮膚の下で毛が成長し続けると、周囲の組織に刺激を与え、炎症や色素沈着(黒ずみ)の原因になることがあります。また、無理に毛を取り出そうとして皮膚を傷つけると、傷跡が残る可能性があります。埋没毛は自己処理で解決しようとすると悪化するケースが多いため、気になる場合はクリニックに相談することをお勧めします。
⚠️ 自己処理の際に気をつけること
複数の毛が生えている毛穴を自己処理する際には、いくつかの重要な注意点があります。間違ったケアを続けると、肌トラブルを悪化させてしまうことがあります。
📌 毛抜きの使用は最小限に
毛抜きで毛を引き抜く行為は、毛包にダメージを与える主な原因のひとつです。特に複数の毛が生えている箇所を毛抜きで処理しようとすると、複数の毛を一度に引き抜くことになり、毛包への負担が大きくなります。毛抜きの使用は可能な限り控え、どうしても使用する場合は毛の生えている方向に沿って丁寧に抜くようにしましょう。無理に引っ張ると皮膚を傷つけ、毛包炎や埋没毛の原因になります。
▶️ カミソリ・シェーバーの使い方
カミソリは皮膚への摩擦を最小限にするため、必ず清潔な刃を使用し、シェービングジェルやクリームを使って滑りを良くしてから処理しましょう。古い刃を使い続けると皮膚を傷つけるリスクが高まります。また、毛の逆目(逆方向)に剃るのは避け、毛の流れに沿って処理することで、埋没毛の発生リスクを下げることができます。
🔹 処理後のアフターケア
自己処理後は皮膚が刺激を受けた状態になっています。処理後は清潔な水で皮膚を洗い流し、保湿ケアをしっかり行うことが大切です。保湿不足の状態では皮膚のバリア機能が低下し、毛穴が詰まりやすくなったり、細菌が繁殖しやすくなったりします。保湿剤はアルコールや香料が少ない、肌への刺激が少ないものを選ぶと良いでしょう。
📍 ピンセットや針で毛を取り出そうとしない
埋没毛や毛穴に詰まった複数の毛をピンセットや針で無理に取り出そうとするのは非常に危険です。皮膚を傷つけると、傷口から細菌が侵入して感染を起こすリスクがあります。また、傷跡が残ったり、炎症後に色素沈着が起きたりすることもあります。このような処置が必要な場合は、必ず皮膚科やクリニックで適切な処置を受けるようにしてください。
Q. 複数毛を放置すると肌トラブルになりますか?
複数の毛が密集すると毛穴が詰まりやすくなり、皮脂や角質が蓄積してニキビや毛包炎(フォリキュライティス)につながることがあります。毛穴周辺の赤みや痛み、膿などの症状がある場合は、自己処置は避けて皮膚科を受診することが重要です。
🔍 毛穴ケアで大切なポイント
複数の毛が生えている毛穴のトラブルを防ぐには、日常的な毛穴ケアが重要です。肌の状態を整えることで、毛穴詰まりや炎症のリスクを下げることができます。
💫 適切な洗顔・洗体
毛穴を清潔に保つためには、適切な洗顔・洗体が基本です。洗浄力が強すぎる製品を使うと、皮膚の必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥やバリア機能の低下につながります。泡をよく立てて、こすらずに優しく洗うことを心がけましょう。顔以外の体の部位でも、ボディウォッシュや石けんを泡立てて使い、摩擦を最小限にすることが大切です。
🦠 保湿を忘れずに
保湿は毛穴ケアにおいて非常に重要です。皮膚が乾燥すると毛穴周辺の角質が厚くなり、毛穴が詰まりやすくなります。特に自己処理後は必ず保湿ケアを行い、肌のバリア機能を保護するようにしましょう。顔だけでなく、体の部位にもボディローションやクリームで保湿することをお勧めします。
👴 角質ケアの適切な頻度
古い角質が毛穴を詰まらせることがあるため、適度な角質ケアも効果的です。ただし、スクラブやピーリングなどの角質ケアを過度に行うと、逆に皮膚を傷つけてしまいます。週に1〜2回程度、肌への刺激が少ない方法で行うのが目安です。自分の肌質に合ったケア方法を選ぶようにしましょう。
🔸 生活習慣の見直し
睡眠不足やストレス、食生活の乱れはホルモンバランスや皮脂分泌に影響を与え、毛穴の状態を悪化させることがあります。バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動など、基本的な生活習慣を整えることが毛穴ケアにも役立ちます。
📝 医療脱毛と複数毛の関係

「複数の毛が生えている毛穴に医療脱毛は効果があるのか?」「脱毛によって毛穴の状態は変わるのか?」という疑問を持つ方も多いです。医療脱毛と複数毛の関係について詳しく解説します。
💧 医療脱毛の仕組み
医療脱毛では、レーザーまたは光(IPL)を使って毛包の根元にある「毛乳頭」にダメージを与え、毛の再生を抑制します。毛の黒色素(メラニン)に反応するエネルギーを照射することで、毛包を選択的にターゲットにします。
✨ 複数毛への効果
一つの毛穴から複数の毛が生えている場合、それぞれの毛には別々の毛包(毛乳頭)があります。医療脱毛では、照射されたエネルギーがメラニンを通じて各毛包に届くため、複数の毛に対してもある程度の効果が期待できます。ただし、複数の毛包が密集しているため、すべての毛包に均等にエネルギーが届くかどうかは、毛の色、太さ、毛包の深さなどによって異なります。
また、複数の毛が生えている毛穴は、一般的に毛が1本生えている毛穴と比べて、完全な脱毛に至るまでに複数回の施術が必要になるケースがあります。毛の成長サイクルの観点からも、すべての毛が同じタイミングで成長期にあるわけではないため、定期的な施術を重ねることが重要です。
📌 脱毛後の毛穴の変化
医療脱毛を行うと、処理された毛の数が減っていくにつれて、毛穴の見た目も変化していきます。複数の毛が生えていた毛穴から毛が少なくなると、毛穴への刺激が減り、毛穴周辺の皮膚の状態が改善されることがあります。自己処理による繰り返しのダメージが減ることで、肌のコンディションが全体的に改善することも多く見られます。
▶️ 脱毛前後のケアの重要性
医療脱毛を受ける前後は、皮膚のケアが特に重要です。施術前は肌を清潔に保ち、保湿ケアを徹底することで、施術の効果が出やすくなります。施術後は皮膚が一時的に敏感な状態になるため、紫外線対策や保湿ケアをしっかり行うことが大切です。また、施術後に発赤やほてりが出た場合は、冷却して炎症を抑えるようにしましょう。
🔹 カウンセリングで事前に相談を
複数の毛が生えている毛穴に対して脱毛を希望する場合、事前のカウンセリングで担当スタッフや医師にその状態を伝えることが大切です。毛の状態に合わせた照射方法や出力を調整してもらうことで、より適切な施術が受けられます。また、埋没毛がある場合や、毛穴周辺に炎症がある場合は、脱毛を始める前に皮膚の状態を整えることが必要になることもあります。
Q. 複数毛がある毛穴に医療脱毛は有効ですか?
医療脱毛は毛包の根元にある毛乳頭にダメージを与えるため、複数毛にも効果が期待できます。ただし毛包が密集しているため、通常より施術回数が必要になるケースがあります。アイシークリニックでは事前カウンセリングで毛や肌の状態を確認し、最適な施術プランを提案しています。
💡 クリニックに相談するタイミング
一つの毛穴から複数の毛が生えているからといって、必ずしも医療機関を受診する必要があるわけではありません。しかし、以下のような症状がある場合は、皮膚科や医療脱毛クリニックへの相談を検討してみてください。
📍 炎症や化膿がある場合
複数の毛が生えている毛穴の周辺が赤くなっている、痛みがある、膿が出ているといった症状がある場合は、毛包炎などの感染症が疑われます。このような場合は自己判断で処置しようとせず、皮膚科を受診して適切な治療(抗菌薬の外用・内服など)を受けることが重要です。
💫 埋没毛が繰り返し発生する場合
自己処理をするたびに埋没毛が生じてしまい、皮膚の状態が改善しないという場合も、クリニックへの相談をお勧めします。埋没毛は自己処理方法の見直しである程度予防できますが、肌質や毛の性質によっては繰り返しやすい方もいます。そのような場合は医療脱毛を行うことで、埋没毛の根本的な解消が期待できます。
🦠 色素沈着・黒ずみが気になる場合
自己処理を繰り返したり、毛穴トラブルが続いたりすることで、毛穴周辺に色素沈着(黒ずみ)が生じることがあります。この状態が気になる場合は、皮膚科や美容皮膚科で相談することで、適切なケアや治療法を提案してもらえます。
👴 自己処理に限界を感じた場合
複数の毛が生えているため自己処理が難しい、処理しても短期間で生えてきてしまうといった悩みがある場合は、医療脱毛を検討する良いタイミングです。医療脱毛は、繰り返しの自己処理による肌ダメージを防ぎながら、根本的に毛の量を減らすことができる方法です。
🔸 医療脱毛を検討している場合
「複数毛があるけれど医療脱毛を受けられる?」「どんな施術が自分に合っている?」といった疑問がある場合も、気軽にクリニックのカウンセリングを利用してみてください。専門のスタッフや医師が毛や肌の状態を確認した上で、最適な施術プランを提案してくれます。アイシークリニック大宮院でも、このようなお悩みに丁寧に対応しています。複数毛があることで脱毛を諦める必要はありませんので、まずは相談してみることをお勧めします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「毛穴から複数の毛が生えているが、これは異常なのか」とご相談いただくケースが少なくありません。多くの場合は毛包群という生まれつきの構造によるものであり、過度にご心配いただく必要はございませんが、繰り返しの自己処理によって毛包炎や埋没毛が生じているケースも見受けられますので、炎症や黒ずみなどのトラブルがある場合はお早めにご相談ください。一人ひとりの毛や肌の状態に合わせて適切なケア方法や施術プランをご提案できますので、どうぞお気軽にお声がけください。」
✨ よくある質問
多くの場合、異常ではありません。「毛包群」と呼ばれる、複数の毛包がひとつの毛穴の出口を共有する生まれつきの構造によるものが主な原因です。眉毛や頭皮、ひげエリアでは特に見られやすく、体の正常な構造のバリエーションのひとつです。ただし、炎症や化膿を伴う場合は皮膚科への相談をおすすめします。
はい、可能性があります。毛抜きで毛を繰り返し引き抜くと、毛包が傷ついたり変形したりすることがあります。修復の過程で毛包が分裂し、一つの毛穴から複数の毛が生えるようになるケースがあります。また、埋没毛や毛包炎の原因にもなるため、毛抜きの使用はできる限り控えることをおすすめします。
効果は期待できますが、通常より施術回数が必要になるケースがあります。医療脱毛は毛包の根元にある毛乳頭にダメージを与える方法のため、複数の毛包それぞれに作用します。ただし、毛包が密集しているため、すべてに均等にエネルギーが届くかは毛の色や太さ、深さによって異なります。事前のカウンセリングで状態をご確認ください。
場合によってはリスクがあります。複数の毛が密集することで毛穴が詰まりやすくなり、皮脂や角質が蓄積してニキビや毛包炎(フォリキュライティス)につながることがあります。毛穴周辺が赤くなる、痛みがある、膿が出るといった症状がある場合は、自己判断で処置せず皮膚科を受診することが大切です。
主に3点を意識してください。①毛抜きの使用を最小限にし、どうしても使う場合は毛の生えている方向に沿って丁寧に行う。②カミソリは清潔な刃とシェービングジェルを使い、毛の流れに沿って剃る。③処理後は必ず保湿ケアを行い、肌のバリア機能を守る。埋没毛をピンセットや針で無理に取り出そうとすることは感染リスクがあるため避けてください。
📌 まとめ
一つの毛穴から複数の毛が生える現象は、もともとの毛包群の構造によるものや、毛の成長サイクルのずれ、毛抜きなどの自己処理によるダメージ、埋没毛との混同など、さまざまな原因が考えられます。体の部位によっても見られやすいエリアが異なり、眉毛や頭皮、ひげエリアでは生まれつきの特徴として複数毛が生えやすい傾向があります。
複数の毛が生えていること自体は、多くの場合問題のない現象ですが、毛穴詰まりや毛包炎のリスクが高まることがあるため、日常的なケアには注意が必要です。自己処理を行う場合は毛抜きの使用を最小限にし、処理後の保湿ケアを怠らないようにしましょう。炎症や化膿の症状がある場合や、埋没毛が繰り返し生じる場合は、自己判断で対処しようとせず、専門のクリニックに相談することが大切です。
医療脱毛は、複数の毛が生えている毛穴に対しても効果が期待できる方法のひとつです。繰り返しの自己処理による肌への負担を減らし、毛穴トラブルを根本的に改善したいという方にとっては有力な選択肢になります。まずはカウンセリングで現在の毛や肌の状態を確認し、自分に合ったケア方法や施術プランを見つけることが、健やかな肌への第一歩です。毛穴や毛のお悩みは一人で抱え込まず、専門家に相談することで、より適切な解決策が見つかるでしょう。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 毛包炎(フォリキュライティス)の診断・治療基準、毛包構造に関する皮膚科学的知見、埋没毛や毛穴トラブルへの対処法についての参照
- 厚生労働省 – 医療脱毛(レーザー脱毛)に関する医療機器・施術の安全性基準、および皮膚への影響に関する行政的見解の参照
- PubMed – 毛包群(compound follicle)の構造・発生メカニズム、毛周期(ヘアサイクル)、毛包炎の病態、レーザー脱毛の有効性に関する査読済み学術論文の参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務