楽しいお酒の席の翌日、ズキズキと痛む頭痛に悩まされた経験はありませんか。二日酔いの頭痛は日常生活や仕事に支障をきたすことも多く、少しでも早く解消したいと考える方がほとんどでしょう。しかし、二日酔いの状態で薬を服用する際には、胃腸への負担やアルコールとの相互作用など、注意すべきポイントがあります。この記事では、二日酔いの頭痛に効果的な薬の選び方から、正しい服用タイミング、さらには薬以外の対処法まで、医療の観点から詳しく解説します。
目次
- 二日酔いで頭痛が起こるメカニズム
- 二日酔いの頭痛に使える市販薬の種類
- 頭痛薬を選ぶときのポイント
- 二日酔い時に薬を飲むベストなタイミング
- 二日酔いのときに避けるべき薬
- 薬以外の二日酔い頭痛の対処法
- 二日酔いを予防するための飲み方
- こんな症状があれば医療機関を受診
- よくある質問
🧠 二日酔いで頭痛が起こるメカニズム
二日酔いの頭痛を効果的に治療するためには、まずなぜ頭痛が起こるのかを理解することが大切です。二日酔いの頭痛には複数の原因が関与しており、それぞれのメカニズムを知ることで、適切な対処法を選ぶことができます。
⚗️ アセトアルデヒドによる影響
アルコールは体内に入ると、肝臓でアセトアルデヒドという物質に分解されます。このアセトアルデヒドは有害物質であり、通常はさらに分解されて無害な酢酸となり、最終的に水と二酸化炭素になって体外に排出されます。しかし、大量のアルコールを摂取すると、アセトアルデヒドの分解が追いつかなくなり、体内に蓄積してしまいます。
アセトアルデヒドは血管を拡張させる作用があり、脳の血管が拡張することで周囲の神経を刺激し、ズキズキとした拍動性の頭痛を引き起こします。また、アセトアルデヒドには直接的な毒性もあり、吐き気や倦怠感などの二日酔い症状の主な原因となっています。
💧 脱水による影響
アルコールには利尿作用があり、飲酒量以上の水分が尿として排出されることがあります。ビールを1リットル飲むと、約1.1リットルの尿が排出されるとも言われています。この脱水状態は、血液の粘度を上昇させ、脳への酸素供給を低下させます。
また、脱水によって脳の髄膜が収縮し、頭蓋骨との間で引っ張られることで痛みが生じます。脱水による頭痛は、締め付けられるような鈍い痛みとして感じられることが多いです。
🍬 低血糖による影響
アルコールは肝臓での糖新生を抑制する作用があります。糖新生とは、肝臓が糖以外の物質からブドウ糖を作り出す働きのことです。この機能が抑制されると、血糖値が低下しやすくなります。
脳はブドウ糖を主なエネルギー源としているため、低血糖状態になると頭痛や倦怠感、集中力の低下などの症状が現れます。特に空腹状態での飲酒や、つまみをあまり食べずに飲酒した場合に、低血糖による頭痛が起こりやすくなります。
🔥 炎症反応による影響
アルコールとその代謝産物は、体内で炎症を引き起こすサイトカインという物質の産生を促進します。この炎症反応は全身に影響を及ぼし、頭痛だけでなく筋肉痛や関節痛などの症状も引き起こします。
炎症による頭痛は、体の免疫反応の一部として起こるものであり、抗炎症作用のある薬が効果を発揮する理由の一つとなっています。
💊 二日酔いの頭痛に使える市販薬の種類
二日酔いの頭痛に対して、ドラッグストアなどで購入できる市販薬にはさまざまな種類があります。それぞれの特徴を理解して、自分の症状や体質に合った薬を選ぶことが重要です。
🟡 アセトアミノフェン(カロナールなど)
アセトアミノフェンは、脳の中枢神経に作用して痛みを抑える薬です。市販薬としてはタイレノールA、ラックルなどの商品名で販売されています。医療用医薬品ではカロナールとして広く知られています。
アセトアミノフェンの最大の利点は、胃腸への刺激が少ないことです。二日酔いの状態では胃粘膜がアルコールによってダメージを受けていることが多いため、胃に優しい薬を選ぶことは重要なポイントとなります。また、抗炎症作用は弱いものの、解熱鎮痛作用は十分にあり、二日酔いの頭痛に対して効果が期待できます。
ただし、アセトアミノフェンは肝臓で代謝されるため、アルコールを摂取した後の肝臓に負担をかける可能性があります。特に大量飲酒後や、慢性的に飲酒習慣がある方は注意が必要です。用量を守って服用し、過度な使用は避けましょう。
🔵 イブプロフェン(イブA錠など)
イブプロフェンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の一種で、イブA錠、イブクイック頭痛薬、ナロンエースなどの商品名で販売されています。鎮痛作用に加えて抗炎症作用もあるため、炎症反応が関与する二日酔いの頭痛に効果的です。
イブプロフェンは比較的即効性があり、服用後30分から1時間程度で効果が現れ始めます。また、作用時間も4〜6時間程度持続するため、日中の活動に支障をきたしている場合に適しています。
一方で、イブプロフェンをはじめとするNSAIDsは胃粘膜を保護するプロスタグランジンの産生を抑制するため、胃腸障害を起こしやすいという欠点があります。空腹時の服用は避け、何か食べてから服用するか、胃薬と一緒に服用することをお勧めします。
🟠 ロキソプロフェン(ロキソニンSなど)
ロキソプロフェンもNSAIDsの一種で、市販薬としてはロキソニンS、ロキソニンSプラス、ロキソニンSプレミアムなどが販売されています。医療機関で処方されるロキソニンと同じ成分であり、高い鎮痛効果が期待できます。
ロキソプロフェンはプロドラッグと呼ばれる形態をとっており、体内に吸収されてから活性化されるため、胃への直接的な刺激はイブプロフェンよりもやや少ないとされています。しかし、全身に吸収された後のプロスタグランジン抑制作用は同様にあるため、胃腸障害のリスクは依然として存在します。
効果の発現は早く、服用後15〜30分程度で効き始めることが多いです。強い頭痛に悩まされている場合には選択肢の一つとなりますが、胃の状態が悪い場合は注意が必要です。
🔴 アスピリン(バファリンAなど)
アスピリン(アセチルサリチル酸)は古くから使われている鎮痛薬で、バファリンA、ケロリンなどの商品名で販売されています。抗炎症作用と鎮痛作用を併せ持ち、二日酔いの頭痛にも効果があります。
しかし、アスピリンは胃粘膜への刺激が強く、胃痛や胃潰瘍のリスクがあります。二日酔いの状態ではすでに胃がダメージを受けていることが多いため、アスピリンの使用はあまりお勧めできません。また、アスピリンには血液凝固を抑制する作用があるため、出血傾向がある方や、胃潰瘍の既往がある方は使用を避けるべきです。
🟣 複合鎮痛薬
複数の成分を組み合わせた複合鎮痛薬も多く販売されています。例えば、イブプロフェンにカフェインを加えたものや、アセトアミノフェンにカフェインとエテンザミドを配合したものなどがあります。
カフェインには血管収縮作用があり、拡張した脳血管を収縮させることで頭痛を和らげる効果があります。また、カフェインには鎮痛薬の効果を増強する作用もあるとされています。
ただし、カフェインには利尿作用もあるため、脱水状態を悪化させる可能性があります。複合鎮痛薬を使用する場合は、十分な水分補給を心がけることが大切です。
✅ 頭痛薬を選ぶときのポイント
二日酔いの頭痛に対して頭痛薬を選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮する必要があります。単に痛みを抑えるだけでなく、二日酔い特有の状況を踏まえた選択が重要です。
🔍 胃への負担を考慮する
二日酔いの状態では、アルコールによって胃粘膜がダメージを受けていることがほとんどです。吐き気や胃もたれ、胃痛などの症状がある場合は特に、胃に優しい薬を選ぶことが重要です。
- 胃への負担が少ない薬:アセトアミノフェンが第一選択
- NSAIDs使用時の注意点:胃薬併用、食後服用
- 最近では胃粘膜保護成分配合の製品も販売
🫀 肝臓への負担を考慮する
アルコールの代謝は主に肝臓で行われるため、飲酒後の肝臓は通常よりも負担がかかっている状態です。薬の多くも肝臓で代謝されるため、二日酔いの状態で薬を服用すると、肝臓にさらなる負担をかけることになります。
- 用量を必ず守る:特にアセトアミノフェンは過量摂取で肝毒性
- アルコールが完全に抜けてから服用することが望ましい
- 慢性的な飲酒習慣がある方は特に注意
⏰ 即効性と持続時間を考慮する
頭痛の程度や、いつまでに症状を改善したいかによって、適切な薬は異なります。
- 即効性重視:ロキソプロフェン(15-30分)、イブプロフェン(30-60分)
- 胃への優しさ重視:アセトアミノフェン(効果発現はやや遅め)
🤢 他の症状との兼ね合いを考慮する
二日酔いでは頭痛以外にも、吐き気、胃もたれ、倦怠感、筋肉痛など、さまざまな症状が現れることがあります。
- 頭痛と吐き気:頭痛薬+吐き気止めの検討
- 複数薬剤使用時:成分の重複や相互作用に注意
- 不安な場合は薬剤師に相談
⏰ 二日酔い時に薬を飲むベストなタイミング
二日酔いの頭痛に対して薬を服用する際、タイミングは非常に重要です。適切なタイミングで服用することで、効果を最大限に引き出し、副作用のリスクを最小限に抑えることができます。
🚫 アルコールが抜けてから服用する
最も重要なのは、体内のアルコールがある程度代謝されてから薬を服用することです。アルコールと鎮痛薬を同時に摂取すると、薬の効果が変化したり、副作用が強まったりする可能性があります。
- アルコール代謝速度:ビール中瓶1本(500ml)で約2〜3時間
- 飲酒量が多いほど代謝時間は長期化
- 朝起きて頭痛を感じた場合:前夜の飲酒終了から十分な時間経過を確認
🍞 何か食べてから服用する
空腹時に頭痛薬を服用すると、胃粘膜への刺激が強くなり、胃痛や胃潰瘍のリスクが高まります。特にNSAIDs(イブプロフェン、ロキソプロフェン、アスピリンなど)は、空腹時の服用を避けるべきです。
- 消化に良い軽食:クラッカー、トースト、おかゆ
- アセトアミノフェンの場合:軽い食事または十分な水分摂取
- 食欲がない場合でも少しでも口にすることが重要
💧 水分を十分に取ってから服用する
脱水状態で薬を服用すると、薬の吸収や代謝に影響を及ぼす可能性があります。また、脱水自体が頭痛の原因となっていることも多いため、薬を服用する前にまず水分補給を行うことが重要です。
- 服用時の水分量:コップ1杯(200ml程度)以上
- 水分補給により薬の効果向上と脱水改善の両方を期待
⚡ 我慢しすぎない
頭痛を長時間我慢していると、痛みが慢性化したり、より強くなったりすることがあります。また、痛みによるストレスで他の症状が悪化することもあります。
- 早めの対処が効果的
- ただし適切なタイミング(アルコール代謝後)での服用を徹底
⚠️ 二日酔いのときに避けるべき薬
二日酔いの状態では、特定の薬の使用を避けたほうがよい場合があります。アルコールとの相互作用や、二日酔い特有の体の状態を考慮して、適切な判断をすることが大切です。
🔴 アスピリンは胃への刺激が強い
アスピリンは胃粘膜への刺激が強く、胃痛や胃潰瘍を引き起こすリスクがあります。二日酔いの状態ではすでに胃がダメージを受けていることが多いため、アスピリンの使用は避けたほうが無難です。
- 血小板凝集抑制作用による出血時間延長
- アルコールとの併用で出血傾向がさらに強まる可能性
⚠️ アセトアミノフェンの過量摂取に注意
アセトアミノフェンは胃に優しい薬ですが、過量摂取すると重篤な肝障害を引き起こす危険性があります。特に、慢性的にアルコールを摂取している人では、アセトアミノフェンによる肝障害のリスクが高まることが知られています。
- 1日の最大摂取量:通常4000mg以下
- 複合鎮痛薬使用時:成分の重複に注意
- 風邪薬や他の鎮痛薬との併用時は成分表示を確認
💤 睡眠薬や抗不安薬との併用は危険
二日酔いの倦怠感や不眠を改善しようと、睡眠薬や抗不安薬を服用することは非常に危険です。
- アルコールと中枢神経抑制薬の相互作用
- 過度の鎮静、呼吸抑制、昏睡状態のリスク
- 体内にアルコールが残っている状態では絶対に避ける
- 必要な場合は必ず医師に相談
💊 胃薬の選択にも注意
二日酔いの胃もたれや吐き気に対して胃薬を使用することがありますが、胃薬にもさまざまな種類があり、二日酔いの状態に適したものとそうでないものがあります。
- 制酸薬:胃酸過多には効果的だが、アルコール性胃粘膜障害には限定的
- 胃粘膜保護薬や消化機能改善薬のほうが適している場合もあり
- アルミニウム・マグネシウム含有薬:他の薬の吸収に影響
- 鎮痛薬との併用時は服用時間をずらすなどの配慮が必要
🌿 薬以外の二日酔い頭痛の対処法
二日酔いの頭痛に対しては、薬以外にもさまざまな対処法があります。これらの方法を組み合わせることで、より効果的に症状を改善することができます。
💧 十分な水分補給
二日酔いの主な原因の一つは脱水です。水分をしっかり補給することで、脱水による頭痛を改善し、アセトアルデヒドなどの有害物質の排出を促進することができます。
- 水:基本的な水分補給
- スポーツドリンクや経口補水液:電解質補給も同時に可能
- カフェイン飲料:血管収縮作用で頭痛緩和、ただし利尿作用に注意
- 糖分過多の飲料は避ける
🍚 適切な栄養補給
二日酔いの状態では、低血糖になっていることがあります。消化に良い食事を摂ることで、血糖値を安定させ、体力の回復を促すことができます。
- 消化に良い食品:おかゆ、うどん、トースト、バナナ、卵
- バナナ:カリウム補給に適している
- しじみの味噌汁:オルニチンが肝臓機能をサポート
😴 十分な休息
二日酔いの回復には、休息が不可欠です。体がアルコールとその代謝産物を処理するには時間がかかるため、無理をせずに体を休めることが大切です。
- 静かで暗い部屋での休息
- 光や音の刺激を避ける
- 横になって体を休める
🧊 冷やす・温める
頭痛のタイプによって、冷やすべきか温めるべきかが異なります。
- 血管拡張による拍動性頭痛:冷たいタオルや保冷剤をこめかみ・額に
- 筋緊張性頭痛・肩こり:ホットタオルを首・肩に
🤸 軽いストレッチ
激しい運動は避けるべきですが、軽いストレッチは血行を促進し、筋肉の緊張をほぐす効果があります。
- 首や肩のストレッチ
- 深呼吸
- 頭痛がひどい場合は休息を優先
🌬️ 新鮮な空気を吸う
部屋の換気を行い、新鮮な空気を吸うことで、気分がリフレッシュされることがあります。
- 窓を開けて換気
- 体調が許せば短時間の散歩
🛡️ 二日酔いを予防するための飲み方
二日酔いの頭痛に悩まされないためには、そもそも二日酔いにならないような飲み方を心がけることが最も効果的です。以下のポイントを意識することで、二日酔いのリスクを軽減することができます。
📏 適量を守る
二日酔いを予防する最も確実な方法は、飲酒量を適量に抑えることです。厚生労働省の指針では、1日あたりの純アルコール摂取量の目安として約20g程度が示されています。
- ビール中瓶1本(500ml)
- 日本酒1合(180ml)
- ワイングラス2杯(200ml)
- ウイスキーダブル1杯(60ml)
ただし、アルコールの分解能力には個人差があるため、自分にとっての適量を把握することが重要です。顔が赤くなりやすい人や、少量でも酔いやすい人は、アセトアルデヒドの分解酵素の働きが弱い可能性があり、より少ない量で二日酔いになりやすい傾向があります。
🍽️ 空腹で飲まない
空腹状態でアルコールを摂取すると、アルコールの吸収が早まり、血中アルコール濃度が急激に上昇します。これにより、酔いが回りやすくなるだけでなく、胃粘膜へのダメージも大きくなります。
- 飲酒前の軽食摂取
- おつまみを食べながらゆっくり飲む
- 脂質やたんぱく質を含む食品:アルコール吸収を遅らせる効果
💧 水を一緒に飲む
アルコールと一緒に水やソフトドリンクを飲むことで、脱水を予防し、アルコールの濃度を薄めることができます。
- お酒1杯に対して水1杯を目安
- こまめに水分を取る
- 就寝前にコップ1〜2杯の水:睡眠中の脱水予防
⏰ ゆっくり飲む
短時間で大量のアルコールを摂取すると、肝臓での代謝が追いつかず、血中アルコール濃度が急激に上昇します。また、アセトアルデヒドの蓄積も起こりやすくなります。
- 時間をかけてゆっくり飲む
- 会話を楽しみながらペースを抑える
- 肝臓がアルコールを処理する時間を確保
🍷 種類を混ぜすぎない
異なる種類のお酒を次々と飲むと、飲酒量の把握が難しくなり、結果として飲みすぎてしまうことがあります。
- 色の濃いお酒:ウイスキー、赤ワイン、日本酒(コンジナー多い)
- 色の薄いお酒:ウォッカ、白ワイン、焼酎(コンジナー少ない)
💤 十分な睡眠を取る
アルコールの代謝には時間がかかるため、飲酒後は十分な睡眠時間を確保することが重要です。睡眠中も肝臓はアルコールの代謝を続けており、十分な睡眠を取ることで、体がアルコールを処理する時間を確保できます。
- 飲酒後の十分な睡眠時間確保
- アルコールは睡眠の質を低下させることに注意
- 寝つきは良くても熟睡感が得られない場合がある
🏥 こんな症状があれば医療機関を受診
通常の二日酔いは、時間の経過とともに自然に回復します。しかし、以下のような症状がある場合は、単なる二日酔いではない可能性があり、医療機関を受診することをお勧めします。
🧠 激しい頭痛や意識障害
- 今までに経験したことのないような激しい頭痛
- 意識がもうろうとする
- 言葉がうまく出てこない
- 脳出血や脳梗塞などの深刻な病気の可能性
- 高血圧や糖尿病などの基礎疾患がある方は特に注意
🤢 激しい腹痛や嘔吐
- 激しい腹痛が続く
- 嘔吐が止まらない
- 嘔吐物に血が混じっている:消化管出血の可能性
- 急性膵炎や胃潰瘍などの可能性
- 早急な受診が必要
🌡️ 発熱や黄疸
- 高熱を伴う
- 皮膚や目が黄色くなる黄疸
- 肝障害や感染症の可能性
- 緊急性が高いため、すぐに医療機関を受診
⏱️ 症状が24時間以上続く
- 通常、二日酔いの症状は24時間以内に改善
- 症状が24時間以上続く場合
- 時間の経過とともに悪化する場合
- 他の原因が隠れている可能性があるため受診推奨
🍺 頻繁な二日酔い
- 頻繁に二日酔いになる:飲酒量が多すぎる可能性
- アルコール依存症の初期段階では自覚がないまま飲酒量が増加
- 飲酒習慣について心配がある場合は医療機関に相談

❓ よくある質問
胃への負担を考慮すると、アセトアミノフェン(タイレノールAなど)がお勧めです。ただし、強い頭痛の場合はイブプロフェンやロキソプロフェンも効果的ですが、胃が荒れている場合は食後に服用するか、胃薬を併用してください。
体内のアルコールがある程度代謝されてから服用することが重要です。また、空腹時は避け、軽い食事や水分を取ってから服用してください。朝起きて頭痛がある場合、水分補給と軽食の後に服用するのがお勧めです。
飲酒前の頭痛薬服用は推奨されません。アルコールと鎮痛薬を同時に摂取すると、胃腸障害のリスクが高まり、薬の効果や代謝にも影響を与える可能性があります。二日酔い予防には、適量を守り、水分を十分に取りながらゆっくり飲むことが効果的です。
二日酔いの頭痛は、アセトアルデヒドによる血管拡張、脱水、低血糖、炎症反応など複数の要因が重なって起こります。ズキズキとした拍動性の痛みが特徴で、吐き気や倦怠感を伴うことが多いです。通常は飲酒後数時間から翌朝に発症し、24時間以内に改善します。
コーヒーに含まれるカフェインには血管収縮作用があり、拡張した脳血管を収縮させて頭痛を和らげる効果があります。ただし、カフェインには利尿作用もあるため、脱水を悪化させる可能性があります。コーヒーを飲む場合は、水も一緒に摂取することをお勧めします。
📚 参考文献
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「アルコールの吸収と分解」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「アルコールの作用」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「飲酒のガイドライン」
- 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)「医薬品に関するQ&A」
- 日本薬学会「くすりの知識」
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
二日酔いの頭痛は単一の原因ではなく、脱水、血管拡張、低血糖、炎症反応など複数の要因が組み合わさって発症します。そのため、薬物治療と併せて水分補給や栄養摂取なども重要になってきます。特にアセトアルデヒドの影響は個人差が大きいため、自分の体質に合わせた対処法を見つけることが大切です。